美の壺「大地の祝福 信楽焼」朝ドラ「スカーレット」で注目、古信楽と山野草、たぬきの置物秘話、変幻自在の土から…



出典:『美の壺「大地の祝福 信楽焼」朝ドラ「スカーレット」で注目』の番組情報(EPGから引用)


美の壺「大地の祝福 信楽焼」[字]


朝ドラ「スカーレット」で注目の「信楽焼」の魅力を一挙ご紹介。古信楽と山野草、たぬきの置物秘話、変幻自在の土から生まれる独創的な器、お風呂から太陽の塔まで誕生!


詳細情報

番組内容

朝ドラ「スカーレット」でおなじみの信楽焼▽「たぬき」が守衛のバイトで草刈家に!?▽「冷え枯れた美」と茶人が絶賛した壺や甕(かめ)。江戸時代前期まで焼締(やきしめ)の技法で作られた古信楽(こしがらき)は信楽焼の真骨頂。見どころ満載!▽花人の川瀬敏郎さんが古信楽に花をいける▽陶芸家を魅了する変幻自在な信楽の土の秘密▽身も心も温まる信楽焼のお風呂も登場!?▽知られざる信楽焼の世界!<File.494>

出演者

【出演】草刈正雄,川瀬敏郎,【語り】木村多江




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美の壺「大地の祝福 信楽焼」朝ドラ「スカーレット」で注目、古信楽
  1. 信楽
  2. 信楽焼
  3. 原土
  4. 作品
  5. 自然釉
  6. 陶芸家
  7. 魅力
  8. 火色
  9. 古信楽
  10. 今日
  11. 大地
  12. コシ
  13. ツボ
  14. 一品
  15. 鉱物
  16. 自分
  17. 守衛
  18. 茶人
  19. 特徴
  20. 釉薬


『美の壺「大地の祝福 信楽焼」朝ドラ「スカーレット」で注目』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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≪ふ~ 着いた 着いた。 すんませ~ん!

は~い!

えっ?

今日から お世話になります たぬきです。

信楽から参りました。

よろしくお願いします。

しゃべった…。

あの… お世話になるって何が?

守衛のバイトって話で来たんですけど…。

守衛のバイト?

はい。 よく玄関に 僕ら 信楽焼のたぬき
いてるでしょ?

あっ あ~ 見る 見る。

福を呼ぶっていうか…ね。

えっ 何? あれ 仕事なの?

はい。 僕ら この仕事で食べてますねん。

へえ…。

信楽焼といえば たぬき。

でも それだけではないんです。

一見 素朴な壺の数々。

野趣あふれる たたずまいは
茶人たちに

「冷え枯れた美」と たたえられました。

さらに…。

よっしゃ。

変幻自在な土から生まれる
多種多様な作品。

知られざる信楽焼の世界へ ご案内します。

滋賀県甲賀市信楽町。

古くから焼き物の産地として栄えた
信楽町。

この地で信楽焼が生まれたのは
13世紀ごろと言われています。

江戸時代前期までに作られ
釉薬を使っていない信楽焼を

「古信楽」と呼びます。

こちらは「蹲」という名の小さな壺。

人が膝を抱え しゃがみ込んだような
愛嬌ある姿が特徴です。

こんな大きな壺も残っています。

いわゆる一般庶民のための生活道具を
作る窯として信楽焼は始まりました。

種もみを保存したり
水を入れる用途などに使われた古信楽。

この素朴な焼き物に美を見いだしたのが
室町時代の茶人たちです。

飾り気のない姿を「冷え枯れた美」とたたえ
茶道具として重宝しました。

茶人たちは どこに美しさを
見いだしたのでしょうか?

古信楽の最大の魅力と言われるのは
ほんのり赤い肌。

「火色」と呼ばれています。

釉薬を使わず高温で焼く
「焼締め」と呼ばれる技法によって

土に含まれる鉄分が
火を思わせる色を生み出します。

豪快な自然釉も魅力の一つ。

土と薪の灰に含まれる成分が反応し
ガラス質となって溶け出しました。

こちらの器には
白いプツプツとした模様が。

「蟹の目」と呼ばれ その名のとおり

蟹の目玉のような
かわいらしさが特徴です。

土に含まれる鉱物が溶け
自然の装飾として現れました。

信楽焼のような
こういう焼締めのものは

心で観るというふうに
よく言われるんですが

心で じっと観て
自分に訴えてくるような美しさ。

その辺のところが 信楽焼の
面白さなんじゃないかなと思います。

飾り気のない「すっぴん」が魅力の信楽焼。

今日 最初のツボは…

花人の川瀬敏郎さんです。

これまで数々の古信楽に
花を生けてきました。

信楽というのはね もう大地の下から
ずっと はうような花に見えるほど

すごく やっぱり器と花や何かが
一体感が より出て。

それぐらい信楽は一番…

まず向き合うのは 室町時代の大壺です。

火色 そして窯の中で灰がかぶり
黒く変化した部分のコントラスト。

冷え枯れた美しさを かもし出す
一品です。

生けるのは 野山から摘んできた草木。

熟れた ざくろに…。

赤いツタを添えて。

晩秋の気配が 壺から
あふれ出るかのような作品です。

続いて生けたのは 鬼桶という器。

大河のような自然釉の流れが

冬のしじまに りんと たたずむ
寒菊を包み込みます。

壁には「焼経」と呼ばれる掛け軸を。

平安時代のものといわれる お経。

金で装飾した料紙の一部に
焼けた跡があります。

その跡と鬼桶の自然釉の流れが
見事に調和した作品になりました。

小ぶりな蹲は壁掛けで。

命が尽きる寸前のすすきは 秋の終わり。

つばきは冬の訪れ。

季節の移ろいを
小さな壺が受け止めます。

同じ蹲も 置いて生ければ
全く異なる印象に。

安定感のある形が ぽつんと残った
赤い実の危うさを引き立てます。

蹲が演出する
ピンと張り詰めた冬の緊張感。

最後に川瀬さんの前に現れた
とっておきの一品。

うわ~ すごい力ある これは。

赤い肌を流れる 豪快な自然釉。

大きく張った肩の迫力。

力強さがみなぎる大甕です。

何か もう存在そのものと これの

自分という人間が向き合う
という感じですかね。

そして完成した作品。

夏 美しく咲き誇った蓮の花。

その枯れ姿を 琵琶湖を思わせる
ヨシが囲う水辺の風景。

命の終わりの 静ひつな空気が漂います。

自然のはかなさを包み込む大きな力。

その大甕は まさに大地そのものです。

先月まで守衛やってた
そば屋が改装してもうて

「たぬき いらへん」って
なってもうて。

あっ そう。 でも申し訳ないけど
うち バイト必要ないのよ。

何かの手違いやったんですね。
しゃあないです。

この写真…。

あ~ それ うちの家族です。

はあ すごい子だくさん…。

子ども14匹が信楽におりましてね。

はあ~ また しばらくは メシ抜きやな…。

(カラスの鳴き声)

滋賀県の面積の1/6を占める琵琶湖。

三百数十万年前 信楽も湖の一部でした。

この地域は 古琵琶湖層と呼ばれ

焼き物に適した
コシの強い土になりました。

信楽の土を愛する陶芸家の一人
澤 清嗣さんです。

信楽の土の特徴は 黒っぽく見える
「珪石」と

白い粒子状の「長石」と呼ばれる
鉱物が多く含まれていること。

焼くと さまざまな見どころとなって
現れるうえ

これらの鉱物が含まれると
コシのある土になります。

土は作る物に合わせて
数種類を調合します。

この日 澤さんが使うのは
ひときわ粘りけのある土です。

手にしたのは さびた のこぎり。

なんと 口元を大胆に破いた器です。

そして 1, 200度ほどの高温で
焼き締めます。

5日間続く 寝ずの作業。

のこぎりの溝に にじむ 自然釉の艶めき。

迫力ある裂け目から解き放たれる
大地のエネルギー。

今日 二つ目のツボは…

陶芸家に さまざまな ひらめきを与える
信楽の土。

その魅力を独特な方法で
引き出す人がいます。

陶芸家の古谷和也さんです。

使うのは原土。

原土とは 山から採れた
そのままの土のこと。

土質が粗く扱いづらいため
多くの場合は数種類の土を混ぜますが

古谷さんは あえて このまま使います。

まずは麺棒で原土を延ばし

成形した作品に直接 貼り付けていきます。

この黒い原土は粒子が粗く
野趣あふれる質感が気に入りました。

そして こちらの白い原土は
火色が美しく出るもの。

個性の異なる土を組み合わせることで
互いの魅力を引き出します。

まるで荒涼とした大地を思わせる
土 本来の姿。

白と火色。

同じ土を貼った部分でも 窯の中の
灰のかぶり具合で発色が分かれました。

土の存在感があふれる一品です。

陶芸家の尽きない探求心をかきたてる
魅惑の土です。

ほな 自分 帰ります。
お騒がせしました。

あ… ちょっと待って!
えっ 何ですか?

やっぱり うちで働いてもらおうかな。

週5日で1日8時間ぐらい。

え~ ほんまですか? おおきに!

ちなみに お給料ってのは…。
あ…。

ほにょほにょ…。
え?

ほにょほにょ…。

ふぇ~。
えへへへ…。

信楽焼といえば…。

やっぱり たぬき。

なぜ信楽は たぬきの町と
なったのでしょう?

きっかけの一人と言われているのが
窯元・狸庵の初代 藤原銕造。

大好きな たぬきの焼き物ばかりを
作っていました。

そんな折 信楽に昭和天皇が訪問。

銕造ら信楽の陶工は
たぬきに日の丸を持たせ歓迎します。

天皇は これに大変喜び

信楽は「たぬきの町」として
一躍 有名になったのです。

他にも「大物」と呼ばれる焼き物が
盛んに作られました。

中でも全国一の生産量を誇ったのが
火鉢です。

こちらは宮内省から用命を受けて作られた
「宮方火鉢」。

戦時中 銅製の火鉢が軍に供出され
その代用品が信楽で作られていたのです。

信楽は 大きな焼き物も小さな焼き物も
作ることができる

どんなものでも作ろうとする産地です。

信楽の土は コシが強くて
しかも窯の中で変形しにくいので

本当に大変 面白い土です。

こうした信楽の土の変幻自在さに
目をつけた人物が。

あの岡本太郎です。

大阪万博のシンボル「太陽の塔」の背面の
「黒い太陽」を

信楽の陶器工場で制作しました。

さまざまな人に認められた信楽の技。

今日 最後のツボは…

陶芸家の奥田文悟さんが作るのは
大物中の大物 お風呂です。

使うのは 240キロもの粘土。

大物相手は全力勝負です。

あかん 暑い。

最も重要なのは 縁の厚み。

せ~の!

大きな浴槽は3つに分けて作ります。

求められるのは 水をも漏らさぬ正確さ。

つなぎ目をミリ単位で合わせていきます。

5ミリないぐらいかな。 今の状態で。

つなぎ目は 手で丁寧に延ばしていきます。

そういうなんが やっぱり いいのかなと
僕は思ってますね。

窯までの移動は 軽トラックで。
こんな光景も信楽ならでは。

釉薬をかけ 窯で1週間ほど焼いて
完成です。

奥田さんの浴槽は 全国各地の旅館や
ホテルで 大勢の人を温めています。

人をぽかぽかと優しく包み込む
手仕事のぬくもり。

匠の技が生み出す 癒やしのひとときです。

あ~ やっぱり働くって気持ちええな。

ほんまに ありがとうございます!

あっ そう… それは良かったね。
うん。

まあ たぬきが来たから
僕にも福が来るかな。

ええ 期待しといてください。

♬~


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