NHKスペシャル 食の起源(3)「脂」~発見!人類を救う“命のアブラ”~ 「理想のアブラ」の鍵を握るのは…



出典:『NHKスペシャル 食の起源(3)「脂」~発見!人類を救う“命のアブラ”~』の番組情報(EPGから引用)


NHKスペシャル 食の起源(3)▽『脂』~発見!人類を救う“命のアブラ”~[字]


TOKIOと一緒に「健康で幸せな“理想の食”」を探る5回シリーズの第3回は「脂」。人類の生存に欠かせない“命のアブラ”が存在した!あなたはちゃんととっている?


詳細情報

番組内容

おいしいものにはつきものの「アブラ」。でもとりすぎると肥満や様々な病気の元、と思いきや、なんと「とらなければ生きていけない“命のアブラ”」が存在していた!それが人類の祖先を絶滅の危機から救い、大繁栄の原動力にもなったというのだ。ところが文明の発展につれて、人類が口にするアブラに大異変が。「理想のアブラ」の鍵を握るのは、ある“2つのアブラ”のバランス。壮大なスケールで人間とアブラの意外な因縁に迫る!

出演者

【司会】城島茂,国分太一,松岡昌宏,長瀬智也,近江友里恵,【出演】小芝風花,宮城大学食産業学部教授…石川伸一,【語り】中條誠子



『NHKスペシャル 食の起源(3)「脂」~発見!人類を救う“命のアブラ”~』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

NHKスペシャル 食の起源(3)「脂」~発見!人類を救う“命の
  1. オメガ
  2. アブラ
  3. 脂肪酸
  4. 祖先
  5. 人類
  6. バランス
  7. 割合
  8. 健康
  9. 動脈硬化
  10. 遺伝子
  11. 最近
  12. 白血球
  13. 今日
  14. 細胞
  15. 大事
  16. オメガ兄弟
  17. 一体
  18. 過剰
  19. 関係
  20. 牛肉


『NHKスペシャル 食の起源(3)「脂」~発見!人類を救う“命のアブラ”~』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

☆無料で民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから!

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。

↓NHK関連商品

こんばんは。
(一同)TOKIOです。

シリーズ「食の起源」。
今回のテーマは…。

(一同)アブラだよ!

おいしいものには付き物のアブラ
でも…。

最近 アブラにまつわる恐ろしい事実が
明らかになってきました。

今から3, 500年前の古代エジプト時代。

発掘された王族のミイラの体の中を

CTスキャンという装置で
のぞいたところ…。

なんと 現代病と思われていた
深刻な動脈硬化が

あちらこちらに!
へえ~。

そう アブラは とりすぎると
肥満は もちろん

全身に動脈硬化を招き

心筋梗塞や脳梗塞などで
命を奪う 怖~いもの。

はるか昔から 過剰なアブラは
健康の敵だったようです。

…かと思ったら なんと 世界には

そのアブラを
摂取カロリーの7割も食べているのに

健康そのものという
驚くべき人たちがいることも発見!

どうやら いろいろなアブラの中には

むしろ 健康によいアブラも
あるようなんです。

本当に…

その答えは 壮大な人類の進化の歴史に
秘められていました。

実は 私たちの命にも関わる
特別なアブラが存在していたんです。

貝にアブラ?

人類の進化を知れば
もう アブラで迷うことなし。

あなたを救う 命のアブラが
見えてきますよ。

食 それは
私たちを幸せにし 命を育むもの。

でも それが今 病の種となって
私たちを苦しめる。

(TOKIO)人類の進化から
その答えを探し出そう。

これ やっぱ…

揚げ物 大好きです。
すぐ 揚げ物 揚げ物ってなっちゃうので。

そんな時代 僕らにもあったよね。
懐かしいな。

今日はですね 早速
たくさん アブラをご用意しました。

アブラの乗ったお肉やお魚
食用の油。

これは 何かね 家とかにもありそうな。

何すか このスポイトに入ってんの。

これだけいっぱいある油ですが
その成分を調べてみると

実は どれも こんな子たちで
できているんですよ。

こんな子たち?

何か出てきました。
どれも 脂肪酸と呼ばれる

アブラの成分です。

例えば…

主に カロリーのもとになってるアブラで。
あらあら。

豚肉とか牛肉のアブラ それから
バターにも多く含まれています。

よく食べますよね。

これ とり過ぎると
肥満や生活習慣病のもとになってしまう。

…で ほかにもですね
オメガ5 オメガ7 オメガ9など

いろんな脂肪酸があるんですよ。
全部 違うんだ。

体にいいアブラとか 悪いアブラとか

最近
よく言うようになったじゃないですか。

正直 よく分かってないですよね。

オリーブオイルに
替えときゃいいみたいなとこあります。

でもね 聞きますよね そういうの。

今日は
その辺りを探っていきたいと思います。

私たちにとって 本当に理想のアブラが
何なのかというのが見えてきます。

知りたいですよ。

そこで主役となるのが 私たちの命に
欠かせない すごいアブラとして

今 大注目のオメガ3とオメガ6。

名付けて オメガ兄弟です。
オメガ兄弟?

今日は 人類の進化の歴史を遡って

オメガ兄弟の「愛と格闘の物語」を
見ていきます。

壮大なストーリーがあるんですね

ハンカチ用意しよう。

まずは 今 世界の研究者たちが注目する
オメガ兄弟のお兄さん

オメガ3脂肪酸を見ていきましょう。
お兄さんなんだね。

日本から
およそ9, 000キロ離れた…

ここに オメガ3脂肪酸のすごさを
教えてくれる

驚くべき人たちが暮らしています。

カナダか。

冬場は マイナス50度以下。

過酷な環境で
はるか昔から 狩猟生活を続けてきた

先住民族 イヌイットです。

何で ここで住もうと思ったんだろうね。

一体 何を食べているのか。

狩りについていってみると…。

あっ あれは?

アザラシ。
そう アザラシ。

皮を剥ぐと ピンク色の分厚い皮下脂肪が
現れました。

きれいだね。
きれいだわ。

全身を覆う この大量のアブラが

イヌイットの人たちにとって
何よりのごちそうです。

こちらは イヌイットの大好物…

干したトナカイの肉に

溶かしたクジラのアブラを
たっぷりつけて食べるのが

イヌイット流です。
ちょっと食べてみたいな これ。

彼らの伝統的な食生活は
とにかく アブラがたっぷり。

なんと 摂取カロリーの7割が
アブラなんです。             7割?

普通 そんなにアブラをとったら
血液はドロドロ

心臓病や動脈硬化も招いてしまいます。
絶対 太るでしょ。

でも イヌイットの人たちは
至って健康なのです。

でも そんな太ってないよね。
ねえ。

いいアブラなんじゃない? やっぱ。

一体 なぜなのか?

その謎を解明して
世界を驚かせた研究者がいます。

生理学者のヨーン・ダイヤベルグ博士です。

イヌイットが食べているアブラの成分を
徹底的に調べ

ついに 彼らの健康の鍵を握る
すごいアブラを見つけました。

それこそが オメガ兄弟の兄

オメガ3脂肪酸です。

へえ~。

なんと…

このオメガ3脂肪酸 最近の研究で

ただ者ではないことが
明らかになってきました。

実は 私たちの全身の細胞は
アブラの膜で覆われています。

オメガ3脂肪酸は
その大事な細胞膜の材料となる

特別なアブラの一つなんです。

重要なのが オメガ3脂肪酸が

こんな曲がった形をしていること。

そもそも 細胞膜は拡大すると

まっすぐな棒状の物質がくっつき合って
膜を形づくっています。

ここに
曲がったオメガ3脂肪酸が入り込むと

くっつき合う部分が少なくなります。

すると 摩擦が減って動きやすくなり

細胞膜が 柔軟に変形しやすくなるのです。

ほう なるほど。

実は 私たちの健康にとって
この細胞膜の柔軟性が とっても大事。

例えば
血液を全身に届ける血管の壁の細胞。

オメガ3脂肪酸が多いと
しなやかに伸縮でき

血流がよくなります。
アブラが柔らかくしてくれんだ。

更に その中を流れる赤血球も
通常は円盤のような形をしていますが…。

細い血管を通る際は

オメガ3のおかげで
柔らかく折れ曲がることができ

血液の流れが サラサラに。

オメガ3脂肪酸を
たっぷり とっていると

全身の細胞がしなやかになり

血液循環が 健やかに保たれます。

そのため 動脈硬化や心臓病などに
なりにくいと考えられるのです。

新しい命のもと
精子の細胞膜にも

オメガ3脂肪酸が
たくさん
含まれています。

これが不足すると
膜が硬くなって 形が崩れ

正常に受精できなくなってしまいます。

それは大事だね。

更に 私たちの脳。

その断面 黄緑色で
示された場所に

オメガ3脂肪酸が
密集しています。

知性など 高度な脳機能に
関わる部分です。

へえ~ そうなんだ。

そこでは 神経細胞がつながり合って
情報をやり取りしています。

オメガ3脂肪酸のおかげで 神経細胞は
柔軟に形を変えることができ

高度な情報ネットワークを生み出せると
考えられています。

まさに 私たちの体を
細胞レベルで健やかに保つ 命のアブラ

それが オメガ3脂肪酸なのです。

すごいな これは。

それこそ ナッツとかにも オメガ3が
含まれてるからっていうので

女性が 結構 食べてたりっていうのを
聞いたことがあって。

女子トークの会話で
オメガ3って出てくるの?

最近 でも よく聞くようになりました。
あっ そうなんだ。

でも 何か 注目されてるのは
知ってますよね

アマニ油とかにあったりとかするのかな?

うちの親とかも
何か 買ってきてやってます。

ちょっと皆さんに 今日は…

エゴマ油。
今日の一発目は アブラからですね。

本当だ。
えっ 本当だ。

これ お茶!?
あっ お茶なの?          何だ!

サラサラしてると思ったからさ。
だからだよ。

そっか すいません。
その小皿の方が エゴマ油です。

それ 言っといてよ~。
あっ ごめん ごめん。

頂きましょう。 頂きます。

あっ。 何か 抵抗感ないね 体が。
これ うまっ。

これなら スプーン一杯
毎日でも飲めそうな感じが。

アスパラが欲しいね。
ちょっと こうやって 塩をつけて。

先生…

そうですね。 私たちの体っていうのは

細胞が 大体
数十兆個あるって いわれてるんですが

その全ての細胞の柔らかさ 柔軟性に

このアブラは関係しています。

例えば 動脈硬化の予防であったり

認知症の予防に有効だっていう
研究成果っていうのは

報告されています。

逆のようなね イメージ。
そういうことですよね。

命のアブラ オメガ3脂肪酸

実は 最新の研究で
人類の進化と切っても切り離せない

特別なアブラであることが
分かってきました。

その深い関係は 6億年も前の

ある事件を
きっかけに始まったというんです。

さあ…

フフフフフ びっくり…。
行きますよ 今から。

移動時間 結構かかりますからね。
6億だからね。

来た 来た。

はい 行ってまいります。

おお うわ… こんなの初めてだ!

ここは 6億年前の海の中。

海底に生える藻に ご注目。

体の中に特別な遺伝子を持っていて

その働きで
自分の体に必要なオメガ3脂肪酸を

せっせと作り出していますよ。

出してんだ これが今。

このころの 私たちの祖先はというと…。

あ~ 来た 来た。 何だ これは。

こんな姿の生き物でした。

実は 私たちの祖先も
同じ遺伝子を持っていて

自分の体に必要な
オメガ3脂肪酸は

体の中で作り出すことができたんです。
なるほど。

ところが このあと 思わぬ展開が。

祖先が オメガ3脂肪酸を含む海藻などを
パクパク食べ始めました。

おっ おっ!
あっ すごい すごい。

おいしいね これ。
フフフフ すごい。

あっ いっぱい出てきたよ。

オメガ3が もうボッコボコ出てきた。

すると ある時 大事件が!

あれ?
消えちゃったね 何で?

何で? 何で? 何で?

食べてオメガ3脂肪酸が手に入るなら
自分で作る必要ないでしょと

遺伝子が消えてしまったんです。

そうなんだ。

貴重な遺伝子を失うという大事件のあと
私たちの祖先は どうなったのか?

時は およそ5億年前。

強い者が弱い者を食べる
弱肉強食時代の到来です。

当時 私たちの祖先は

こんな不気味な姿だったと
考えられています。

国分さんです。
あっ 俺だ。

もう あの遺伝子はないので

オメガ3脂肪酸を含むものを
せっせと食べなければ

体を維持できなくなっていました。

自分では作れないから
外から とらなきゃいけないんだね。

摂取しなきゃ駄目になっちゃったんだね。

そして 始まったのが

オメガ3脂肪酸の争奪戦です。

小さくて弱い生物は 海藻などを食べて

そこに含まれるオメガ3脂肪酸を
手に入れます。

それを ほかの更に大きな生物が食べて
オメガ3を一挙に ぶんどります。

こうして…

国分さんの祖先も うかうかしていると…。

ハハハハ…! 何か来た。
あれ? 城島さんだけ普通じゃん これ。

もっと大きな生き物が
食べようと迫ってきます。

逃げろ! 逃げろ!

ハハハハ…!
ぐんぐん逃げろ!

城島さん… やられた。

残念 食べられちゃいました。

あっ 喜んでる 喜んでる。

うれしいの?

そして 時代は 一気に現代へ。

今も 海の中では
マグロのような強い魚が

ほかの魚を たくさん食べて
たっぷりオメガ3脂肪酸を蓄えています。

でも…。

それを取って食べているのが
私たち人間。

誰よりも貪欲に
オメガ3脂肪酸を食べることで

健康を維持している生物なのです。

わあ~!
すごいね。

オメガ3が。 オメガ3だ。
食って食われて 食って食われて。

どうでした? 私の芝居。
そこ?

めちゃくちゃ面白かったです。
え~ 抜群です。

特に 青魚 イワシとかサンマとか
サバとか あと マグロなんかにも

いわゆる EPAとかDHAって
呼ばれる…。

聞いたことある。
ドコサヘキサエン酸ですね。

オメガ3脂肪酸なので
積極的にとると いいかなと思います。

そういうことなんだね。

人類と切っても切れない関係になった
オメガ3脂肪酸。

実は およそ7万年前
更なる大事件を引き起こします。

私たちの体のある部分に
オメガ3が

すごい大進化を
引き起こしたことが

分かってきたんです。

人類誕生の地 アフリカ大陸の
最南端にある ピナクルポイント。

岩壁に並ぶ洞窟では

およそ16万年前から
人類の祖先が 集団で暮らしていました。

ところが 最近 そんな祖先たちに

運命を分ける大事件が起きていたことが
明らかになりました。

事件を物語るのが
この辺りの地層から見つかった火山灰。

その成分を 詳しく分析した結果

なんと 9, 000キロも離れた
インドネシアのトバ火山から

噴き出したものであることが
分かったのです。

想像を絶する巨大噴火が起きたのは
およそ7万4, 000年前。

ばく大な噴出物が
地球の大気を 長期間 覆い尽くし

平均気温は 12度も低下。

火山の冬と呼ばれる 急激な寒冷化が
起きました。

その影響で
多くの動植物が死に追いやられ

アフリカ中に広がっていた
人類の祖先は

食糧難で絶滅の危機に追い込まれたと
考えられます。

そんな大ピンチの中
この海辺で暮らしていた祖先たちは

むしろ 大きな飛躍のチャンスを
つかんでいたという

驚きの事実が見えてきました。

火山灰を含む地層の上。

つまり
火山の冬よりあとの時代の地層から

祖先たちの食べ物の痕跡が
大量に見つかったのです。

へえ~。

これは…

これは…

クジラの肉を食べていた証拠と
見られています。

中でも 祖先たちが

大量に食べていたと見られるのが
貝です。

暮らしていた洞窟近くの海辺には

今も岩場に 大量のムール貝が。

巨大噴火の難を逃れた 海の生き物たちを
食料にして

祖先たちは 命をつないでいたのです。

これら 海の幸のどれにも
たっぷり含まれていたのが…

えっ そうなんだ。
意外だよね。

実は この時 命のアブラが

海辺の祖先に 思わぬ大躍進を
もたらした可能性が見えてきました。

まさに このころ

祖先たちに 高い知性が
芽生え始めたことを示すものが

次々に発掘されたのです。

巧妙に穴が開けられた 小さな貝殻。

ひもを通して 首飾りにしていたと
見られます。

これは 化粧に使っていたと思われる

赤い石を粉にした顔料。

すごい文化だな これは。
もうメークしてたんだね。

海辺の祖先たちに
高度な文化が花開いていたのです。

こうした知性の発達を
大きく促したと考えられるのが

海の幸を食べて
たっぷり 体に取り入れることができた

オメガ3脂肪酸です。

ほら オメガ3は 私たちの脳で

神経細胞を しなやかにする材料に
使われていましたよね。

大量のオメガ3を摂取したおかげで

祖先の脳では 神経細胞の
高度なネットワークが 急速に発達。

人類に 高い知性と文化を生み出す
原動力になったと考えられるのです。

命のアブラで 知性の大躍進を遂げた
海辺の祖先たちは

やがて この地を旅立ち
広い世界へと進出していきました。

私たちは その子孫だと
マレアンさんは考えています。

今もなお 私たちは 胎児の頃から

脳を育むために 大量のオメガ3脂肪酸を
必要としています。

へえ~。
胎児の頃から?

生まれたあとに与えられる母乳にも

母親の体に蓄えられた オメガ3脂肪酸が
たくさん溶け込んでいるのです。

すごいね 人間って。

一時は
存亡の危機に追い込まれた人類を

一気に飛躍へと導いた オメガ3脂肪酸。

そんな特別なアブラが

今も あなたの命と知性を
支え続けているのです。

すげえ。
すご~い。

だって 今となってはね オメガ3とかって
分かってるからいいけど

当時の人たちはね
それ 知る由もないですよね。

いや びっくりしました。
面白いですね 何か。
面白いよね。

それこそ 母乳にも含まれてたりとか。

こちら ご覧下さい。

その後 世界中に広がった人類ですが

実は 行くさきざきで
ムール貝のほかにも

オメガ3脂肪酸を多く含む
いろいろなものを食べてきたことが

分かっているんです。

いっぱいあるんすね。
いろんなものがありますよ。

ウナギも。
クルミだとか あと 昆虫 ネズミも。

これ 多分
あらゆる食べ物を食べていって…

そういうことっすよね。
面白いね。

ちょっと ちょっと~。

兄さんのことばかりで
弟の僕のこと 忘れないでよね。

ハハハハ。
来た 来た 来た 来た。

これ やっと出てきましたけど
兄弟なんですよね?

兄弟です オメガ6脂肪酸。
でも 何かさ 筋肉ない?

トレーニングとかにいいのかな?

ようやく出てきましたけれども

実は 弟のオメガ6脂肪酸も
お兄さんのオメガ3に負けないくらい

すごいアブラなんです。
おっ。

ただ この弟のオメガ6
ちょっと くせ者でして

このあと 大変な問題を
引き起こすことにもなるんですよ。

ええ~。
そうなんですか?

オメガ6脂肪酸 それは
私たちが 日頃 料理などによく使う

大豆油やコーン油など
いわゆる サラダ油に多く含まれています。

オメガ3脂肪酸と同じく

私たちの全身の細胞を覆う
細胞膜の材料となる

体に欠かせないアブラです。

最近の研究で
このオメガ6脂肪酸も また

体の中で とっても大事な働きを
していることが明らかになってきました。

この子も やっぱり いいんだよ。

それは ウイルスや病原菌などから
体を守る役割です。

あっ すごい大事。

あっ 悪そうな細菌が
体の中に入っていきましたよ 大変!

やめて。 ヘルプ ミー。

そんな時 大活躍するのが
オメガ6脂肪酸です。

悪者と戦う白血球に触れることで

「攻撃せよ!」と伝えます。

すると 白血球が
病原菌をやっつけ始めることが

分かってきたんです。

すごいな。

オメガ6脂肪酸は
いわば 体を守る防衛隊長だったんですね。

そういうことか
だから 強そうなんですね。

そんな頼もしい オメガ6脂肪酸は

揚げ物などによく使う
サラダ油のほかに

鶏肉 豚肉 牛肉のアブラにも

多く含まれています。

とても身近なアブラなんです。
もう 全部食べてるわ。

ところが 最新研究から

このオメガ6脂肪酸が
体の中で増えすぎると

大問題が起きることが分かってきました。
へえ~。

これは マウスの体内を

特殊な顕微鏡で捉えた映像です。

緑色に光っているのは 白血球です。

ここで 体の中のオメガ6脂肪酸の量を
一気に増やしてみます。

すると…。

血管の中に
白血球が どんどん集まってきましたよ。

オメガ6が増える前と比べると
このとおり。

やばいね。

すると 白血球が大暴走。

敵ではない自分の体の細胞まで

痛めつけてしまうんです。

そんなこと あんの。

実は そんな時にも役に立つのが
兄のオメガ3脂肪酸。

弟の過剰な攻撃指令にブレーキをかけ

白血球の暴走を鎮める働きも
しているんです。

めちゃくちゃ いいやつじゃん
オメガ3。

アクセルを踏むオメガ6と

ブレーキをかけるオメガ3。

この2つが
常に よいバランスを保っていることが

私たちの健康にとって
重要だったんです。

いや~
ちょっと そういうことだったんだ。

とっても大事な オメガ兄弟のバランス。

もし 崩れてしまうと
私たちの命にも関わることが

明らかになってきました。

福岡県久山町で
40歳以上の町民 3, 000人を対象に

血液中のオメガ3とオメガ6の割合を
詳しく調査したところ…。

心臓病による死亡リスクとの間に
驚きの関係が!

オメガ3と6の割合が
およそ1:1から1:2までの間は

リスクは低いまま。
ところが その割合を超えて

オメガ6の方が多くなると

急速にリスクが高まっていくことが
分かったのです。

1:2なんだ。

つまり 兄のオメガ3一人で抑えられる
弟のオメガ6は せいぜい2人まで。

それ以上 オメガ6が増えると
白血球の暴走などを招き

じわじわと体を痛めつけていく
可能性があるのです。

ここで問題となるのが 私たちが
日頃 口にするアブラのほとんどに

オメガ6脂肪酸が たくさん含まれている
という現実です。

その結果
現代人は 体の中のオメガ6が過剰に。

すると 白血球に
誤って大事な血管の壁まで攻撃させ

知らぬ間に動脈硬化を進めてしまう
危険性が高まります。

今や 日本人の4人に1人が

動脈硬化がもとで
心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こし

命を落としています。

その裏側には オメガ3と6の
バランスの崩壊という問題が

潜んでいると考えられるのです。

うわ~ 怖い。

オメガ3とオメガ6
てんびんが釣り合うのは1:2まで。

6とりすぎたら…。
6が どんどん増えていったら

こうなっちゃう。

今まで考えたことなかったでしょ。
全く なかったです。

ドレッシングとかにしても
付け加えれば付け加えるほど

おいしいって…。
なるよね。

足してたよね。

なかなか やっぱり おいしいので。

バランスをとるっていうのが。

研究によると
オメガ6からできる物質で

脳内の興奮作用というか
もっと食べたいという欲求を。

脳内麻薬的なものが。
脳内麻薬的なものが

生まれるというのが分かっていて。
6の中に。              6の方にですね。

お肉に オメガ6が入ってんのに
お肉炒めんのに 油使うからね。

そこで今回 城島さんと小芝さんに

ある日の食事の写真を

撮ってきて頂きました。

これ 朝ごはん。
なんて理想的な あなた これはもう。

お母さんとかが作ってくれたの?
母が作ってくれて。

日本の朝食ですよ これは。

揚げ物とか 結構 大好きで
ふだん そっちに偏っちゃうので

ちゃんと食べなさいって言って
作ってくれるんです。

涙出てくるな。
これ 100点じゃないの?

最高でしょ。

そう さけのアブラにはオメガ3脂肪酸が
とっても多いんです。

おかげで この食事全体の

オメガ3と6の割合は
およそ1:2。

理想的と見られます。

いつも ありがとう。

すばらしい。
癒やされたわ。          僕のも作って~。

何でや。
作らないよ。

そして 城島さん。
はい ロケ多いから

ある日の楽屋に置かれてたお弁当
ロケ弁とかね。

エビチリでしょ ロールキャベツと牛肉。

エビチリとか
恐らくサラダ油辺りかなと思うので

やっぱ ちょっと
オメガ6が1:6ぐらい。

オメガ6多め。

これで多めって言われると 俺ら…。
僕らのふだんの食生活がね。

最近の調査で 欧米型の食事が多い
10代から20代の日本人は

食事からとっている
オメガ3対オメガ6の割合が

1:10にまでなっているとも

いわれているんです。

えっ。
1対10?

もう こんな状態に。         でも ふだん
それこそ お弁当だったりとか

ちょっと 友達とも パッとファストフード
入ろうかってなっちゃうので

多分なってるんだろうなっていう
実感はあります。

どうなんだろうね。
それも何か健康に悪そうじゃない?

重ねるのも よくない?

う~ん 私たちの食生活って
一体 いつから こんなに

アブラのバランスが
おかしくなってしまったんでしょうかね?

実は今回 国分さんと長瀬さんが
その謎を解くカギを

意外な場所で見つけました。

2人が訪ねたのは 都内某所に
ひっそりとたたずむレストラン。

こんにちは お邪魔します。

どうぞ いらっしゃいませ!
本日は よろしくお願いします。

一体 何を食べさせてくれるのか?
と思ったら…。

立派な牛肉! 実はここ…

シェ。
スィ。               リフトアップ。

イエス。
シェフ ゴー!

うわ すごいブロックが。

用意されたのは どちらも
よい具合にアブラが乗った

2種類の牛肉 AとB。

実は どちらかが

理想的なアブラのバランスに
なっているというんです。

今日はお二人に アブラ身の部分だけを
食べ比べて頂きます。

おっ そうなんだ。
アブラ。

まずは Aの脂身。

頂きます。

では Bの脂身は?

何? これ。

何が違うんだ?

実は この2つの牛肉
牛が食べていたエサが違うんです。

Aは トウモロコシなど
穀物を食べて育った牛。

一方 Bは ほとんど牧草だけを食べて
育った牛なんですって。

この2つの脂身
食べた時の食感だけでなく

脂身に含まれるオメガ3と6の割合が
まるで違っているんです。

まず 穀物の多い人工的なエサで育った
牛のアブラ。

分析すると オメガ3の量 1に対して

オメガ6の量は8から10。

かなり オメガ6が多いことが

分かりました。

実は エサにしている
穀物などの植物の種には

オメガ6が 多く含まれているんです。

一方 牛本来の食べ物である
牧草で育った牛は

オメガ3と6の割合が

どれも およそ1:2。

まさに理想のバランスになっていました。

一体 なぜなんでしょう?

最新の研究で
興味深いことが分かってきました。

ほとんどの動物は その動物本来の
自然な食べ物を食べていると

体内のオメガ3と6の割合が
およそ1:2。

理想的なバランスに
保たれていることが

明らかになってきています。

メカニズムは
まだ よく分かっていませんが

それが自然の摂理のようなのです。

狩りをして
野生動物を食べていた頃の人類も

この自然の摂理にのっとり
理想的なアブラのバランスを

保っていたと考えられます。

この時代は よかったんだよね。

ところが あるころから
人類は 道を踏み外していきます。

それを物語るのが 3, 500年ほど前
古代エジプト時代の王族のミイラです。

およそ50体のミイラの体内を
詳しく調べたところ

半数から
これまで現代病と思われていた

動脈硬化が見つかったのです。

当時の祖先たちは 一体 どんな
アブラのとり方をしていたのか?

ちょっと のぞいてみましょう。

記録によれば 古代エジプトの王族は

まさに グルメの極み。

好物は アブラの乗った羊や

わざと太らせたガチョウの肝臓。

現代で言う フォアグラです。

そっか 王家だから
いいもん食ってたんだ。

問題は そのエサにありました。

本来は草を食べる羊や鳥に

オメガ6が多い麦などの穀物を
無理に食べさせていたのです。

その結果 家畜の体には

オメガ6脂肪酸が
過剰に蓄積されることに。

更に同じ頃 やはりオメガ6が多い

ゴマなどの植物の種を搾って

食用のアブラを人工的に作り始めたことも
分かっています。

それらをたくさん食べた王族たちの
体の中は

オメガ6が過剰となり

深刻な動脈硬化を招いたと
考えられるのです。

その後も人類は おいしさを求めて

ますます オメガ6が過剰な食生活に
突き進んでいきます。

おいしいアブラが
食を豊かにした一方で

私たちは知らぬ間に
自然の摂理から外れたアブラに

取り巻かれることに。

その 事の大きさに 私たちは今
ようやく気付き始めたばかりなのです。

へえ~。
すごいな これは。

ミイラから あんなデータが出てくるとは
びっくりですよね。

でも 現代だからこそ
それが分かったわけですよね。

でも オメガ3とか分かんなかったら
食べさせて 太らせて

いっぱい食べる部位を増やそうよっていう
考えになるのも分かりますしね。

王様になってしまって。
なるほど。

ヨーロッパなんかでは
肉を育てる時に穀物を使ってたのを

自然の牧草に戻していこうというのが
フランスなんかであって

おのずと牧草食べると
アブラの割合も よくなっていたという。

僕 福島に行った時に
ちょうど そういう

牛を育ててる人のところに
行ったんですけど

まさに これをやろうとしてるっていう。
戻そうと。

そりゃ そうでしょ。
だって 今までのノウハウを

ちょっと 一回
変えなきゃいけないってこと。

ほんの ちょっとの意識で。
そうそうそう 全然違うと思うよ。

今日は 皆さんに
オメガ3たっぷりの中トロ。

マグロ ご用意しました。

頂きます。

うまい。

体に なじむというか。
そうそう そうそうそう 分かる分かる。

おいしいです。
おいしいですか?   はい。 でも何か

お魚の脂は体にいいっていうのは
聞いてたので

オメガ3のことだったんだっていうのは。

大体 今ぐらいの中トロであれば…

そんなもんでいいんですか?
10貫ぐらい食べたかった。

人類とアブラとの深い関係は

まだまだ知らないことに
満ちあふれています。

つい最近も 日本人とアブラの
意外な結び付きが発見されました。

北海道礼文島で見つかった…

歯に残された
遺伝子の情報を読み解いたところ

彼らが アブラをたくさんとっても

どんどんエネルギーに替えられる

特別なタイプの遺伝子を持っていたことが
明らかになりました。

寒さ厳しい北海道で
彼らが食べていたのは

アブラをたっぷり蓄えた
トドやアシカなどでした。

その貴重なアブラを
無駄なく糧にして生きられるよう

遺伝子まで変化したとも
考えられています。

時を経て 飽食の現代。

私たちは今や とりすぎるほどに
さまざまなアブラに囲まれています。

でも その中に 今も昔も
私たちの命を支え続けるアブラがある。

その真実を知って アブラとの
新しい関係を築いていく時代に

私たちは生きているのです。

シリーズ「食の起源」
次回のテーマは「お酒」です!

飲みすぎで失敗したり

ガンや肝臓病などの
怖~い病気を招いたり。

実は 最新の調査で

お酒に適量はないという
驚きの事実も明らかに。

それでも ヒトは なぜ

お酒を飲まずに
いられないのでしょうか?

その本当の理由を
人類の進化に探ると

意外な事実が見えてきました。

なんと お酒は 人類の祖先が
生きるために欠かせない

栄養食だったというのです。

飲める人も飲めない人も びっくりの
お酒の真実。

どうぞ お楽しみに!


関連記事