逆転人生「注目の着ぐるみ工場 “社員の輝き”で大躍進」海外からも受注するなど人気。一方で基本は残業や休日出勤なし…



出典:『逆転人生「注目の着ぐるみ工場 “社員の輝き”で大躍進」』の番組情報(EPGから引用)


逆転人生「注目の着ぐるみ工場 “社員の輝き”で大躍進」[字]


人気のゆるキャラが次々登場。大島美幸となわとび対決!主人公は着ぐるみ製作会社の社長。海外からも受注するなど人気。一方で基本は残業や休日出勤なし。働き方改革で注目


詳細情報

番組内容

逆転の舞台は宮崎市にある着ぐるみの製作会社。次々と人気キャラクターをてがけ、海外15か国からの注文も舞い込む。“女性を輝かせる職場゜として国から表彰されるなどワークライフバランスの取り組みでも注目されている。社長の加納ひろみさんはかつてシングルマザーとして仕事と家庭の両立に苦しんだ。その体験が経営者としての原点だと気づき、残業続きの職場を大胆に改革。労働時間が減っても生産性が落ちなかった理由は?

出演者

【司会】山里亮太,杉浦友紀,【ゲスト】加納ひろみ,【出演】スザンヌ,大島美幸,【解説】小室淑恵,【語り】寺瀬今日子



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逆転人生「注目の着ぐるみ工場 “社員の輝き”で大躍進」海外からも
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  20. ワークライフバランス


『逆転人生「注目の着ぐるみ工場 “社員の輝き”で大躍進」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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「逆転人生」 今日の主人公は?

え!? くまモン?
ではなく…。

くまモンと 深~い関係のこちらの女性。
加納ひろみさんです。

ハートで ラブ~!

くまモンだけではありません。

なんと台湾にも
加納さんを 強烈に慕うキャラクターが。

こちらのガオトントンは

今や子供から お年寄りまで
圧倒的な人気だそうです。

実は 加納さんは
着ぐるみを製作する会社の社長さん。

これまでに…

最近は 次世代の着ぐるみの
開発にも力を入れています。

こうして 手を握ると…

ほっぺを赤くして てれちゃうんです。

今や 海外15か国から
注文が入るほどの人気ぶり。

職場は忙しくて 大変だろうと思いきや…。

基本は 残業や休日出勤なし。

勤務時間も 社員が
決められるそうなんです。

社員は 全員女性で 半数は子育て中。

彼女たちの能力を
存分に引き出しているとして

国からも表彰されたんです。

以前は かなりブラックな職場。

無理な働き方のストレスで
社員たちに いじめが起きるほどでした。

かつては シングルマザーとして

仕事と子育ての両立に苦しんだ 加納さん。

その体験が 自分の原点だと気づくと

会社の働き方を
大胆に改革していったんです。

なるほどね。

♬~

本日の主人公 加納ひろみさんです。
どうぞ~。

あら?
ふるさと 宮崎から

みやざき犬の むぅちゃんを
連れてきてもらいました。

むぅちゃん。
よろしくお願いします。

いや 出会って2秒で癒やされちゃった。
むぅちゃん ほら ハグハグハグ。

えっ あっ いいかい? ハハハハハッ。

ありがとう むぅちゃん。

時間があったら 吉本興業に
1回 来てくれないかな?

今 元気ないんだ みんな いろいろ。

さあ 加納さんの会社は
魅力ある 着ぐるみの製作はもちろん

本日のテーマである ワークライフバランスへの
取り組みでも 注目されているんです。

こちら ご覧下さい。

正社員向けに ワークライフバランスの
希望と 実際の一致状況を聞いたところ

男女とも 半数余りが不一致。
一致してないって 答えているんですね。

今もって実現させるのは
なかなか難しいってことなんですね。

何か働き方改革っていう名の下にやってる
僕の周りで起きてることって

結局 その仕事を
家に持ち帰る人がいたりだとか

あまり解決してないっていうイメージが
すごく強くて

加納さんのところは 実現していると。

そうなんです。
したね。

さあ 加納さんは どんな道のりをたどって
どんな会社を作り上げたんでしょうか。

♬~

バブル景気の気配が漂い始めた 1986年。

この年 「男女雇用機会均等法」が施行され
女性の社会進出が一気に進んでいました。

20代だった私も 東京にある
外資系の会社で働いていました。

ひろみさん ちょっと いいですか?

どうした?

英語が得意だった私は
他の社員から頼られることも しばしば。

とにかく バリバリ働くことを
楽しんでいました。

その後 27歳で結婚。
妊娠を機に退職しましたが

子育てが落ち着いたら 働くつもりでした。

しかし そのタイミングは
予想外に早く訪れました。

当時の夫と 離婚してしまったんです。

7歳の長女と
2歳の長男を育てていくのに

養育費だけでは 心もとありませんでした。

おはようございます!

再就職先は
外資系のパソコンメーカー。

得意の英語を生かして 評価される
仕事をしようと 意気込んでいました。


ところがすぐに シングルマザーとして働くことの
厳しさを思い知らされたんです。

ひろみさん 保育園から電話です。

ああ ありますよね。

分かります? これ。
あります。

もしもし お電話代わりました。

分かりました。

あの~ ちょっと よろしいですか?

当時の会社では 育児のための
早退が認められていて

運良く 上司も女性でした。

早退させて頂いても
よろしいでしょうか?

いいわよ 行きなさい。
はい。

しかし 育児支援の制度を
不公平だと感じている社員も

少なからず いたようでした。

その後も
たびたび 子供は熱を出しました。

結構しょっちゅうあるんですね
そういうことが。

ひろみさん
また保育園から電話です。

ちょっと すいません。

そして ついに…。

認められる仕事をしたいし
できるはずなのに…

その現実が やるせなくて
しかたありませんでした。

次第に 私は 無理をして
残業をするようになりました。

実は この日 長女の小学校で
授業参観があったんです。

正直に言えば
帰してくれたと思うのですが…。

すいません 何でもないです。

(泣き声)

そら 悲しいわな。

授業参観 見に行けなくてごめんね。

何で来てくれなかったのよ。
お母さんの うそつき!

長男を保育園に迎えに行くのも
大抵 閉園時間ギリギリでした。

子供を 気の毒に思ったのか

保育士さんから
チクリと言われたこともありました。

お待たせしました。
遅くなって すいません。

このところ 毎日遅いですね。
ずっと待ってたんですよ。

すいません。

私は 精神的に追い詰められ
どんどん自分を見失っていきました。

そして 信じられない行動を
してしまったんです。

この日 長男が また発熱。

どうしよう
こないだも 休んだばっかりなのに。

その時
頭に思い浮かんだものがありました。

以前 医師から処方された座薬。

一時的にでも熱が下がれば
保育園に預けて 仕事に行ける。

(子供)やだよ~。

嫌がる息子を押さえて お尻に入れました。

まもなく 私は限界を感じ
外資系の会社を退職したんです。

その1年後 私は 子供を連れて
ふるさと 宮崎に引っ越しました。

実は 知り合いの男性から
会社を手伝ってほしいと

熱心に誘われていたんです。

彼は 「造形屋」という看板を掲げ

イベントなどに使う
立体物の製造を請け負っていました。

ここが うちの作業場です。
へえ~。

あっ これは
オペラの舞台セットの模型です。

あとは お祭りのみこしだとか
博物館の人形だとか…

まあ ぜいたくは言ってられないんで
頼まれれば 何でも作りますよ。

その後 彼と結婚し
新たな人生をスタートさせた私。

久しぶりに 未来に希望を感じていました。

突然 造形の受注が激減したんです。

夏祭りの会場で カレーに毒物が混入した
事件を受けて イベントが次々と中止に。

その後 アメリカ同時多発テロで
日本でも警戒感が広がり

催し物は 自粛ムードになったんです。

私たちは
会社の命運を あるものに懸けました。

この着ぐるみによって

人生が大きく
変わっていくことになるんです。

いや~ これは大変ですね。 加納さん。

一時的に 熱を下げるために
座薬を使ってたっていうのは

あれは 相当やっぱ追い込まれてたから
ああいう選択肢を。

いやあ もう最悪ですよね。
もう とにかく 会社 行かないと

もしかしたら 自分は
クビになっちゃうんじゃないかとか

やっぱり お金がなくなってしまったら
この子たち どうなるんだろうとか

どこから考えていいか
分からなくなってしまって

とにかく 今日は 会社に行こうと。

これ スザンヌさん 見てる時に
ずっとね そうなの 分かる 分かると。

もう うなずきが
止まらなくなっちゃったんですけど

私も シングルマザーで 子供のお熱とか

仕事についたばっかりの時に
電話が かかってきたりするんですよ。

でも いろんな人に謝るんだけど

はあ~ もうどうしようっていうふうに
なって ちょっと焦るけど

どうしようも できないっていう気持ちは
すっごい分かりました。

大島さんも あれですよね
お子さん産まれてから

すぐ仕事復帰された
イメージがあるんですけど。

すごい 体張る。
びっくりしました 私も。

結構ハードな現場も多いですけども
両立っていう点では どうですか?

いや いまだに両立できてるのかも
ちょっと分からないぐらいで

子供との一緒にいる時間が
やっぱ 仕事をしてると短い。

それって いいのかなとか
いまだに考えますし。

私 海外ロケに行っちゃって
おっぱい あげれなかった時も

海外で 搾ってたんですけど
おっぱいを 母乳を。

出さないと また出ないんで。

あ~ これ飲ませてあげれたのに…

もう泣いちゃいます。
分かる~。

思い出して 泣いちゃいます。

小室さん VTRで
特に気になったところってありますか?

やっぱり 同僚が
ああ早く帰れる人はいいよねっていう

育児してる人は
特別扱いだよねっていう

これが一番 実は今 企業でも ほんとに
よく起きていることなんですけれど

これ 何が原因かというと

会社側が ワークファミリーバランスっていうのを
やってしまっているんです。

これは何かというと
家庭を持っている人だけを配慮する。

分かりやすい育児の人だけ
何かしら配慮をすると

他の人も すごく それが腹が立つし

本人は 肩身が狭くなっちゃうし
どっちにも 実は いいことにならない。

いざ仕事という時に
いがみ合っちゃってますから

一枚岩になれないので
実は仕事の生産性も すごい低いんですね。

今の小室さんの ご指摘のポイント
こちらに まとめました。

そう ワークファミリーバランスは
子育てや介護など

家庭の事情がある人だけの支援と
言えますよね。

これに対して 社員全体の働き方を
考えるのが ワークライフバランス。

つまり ワークファミリーバランスを
やってることで

ワークライフバランスを やっちゃってる
気がする みたいな感じですね。

(小室)そうなんですよね。
なるほど なるほど。

これね 加納さん当時 気分を変えるために
逃げ場みたいなの あったんですか?

夜 子供たちが寝静まったあとに

ちょうど公団住宅に住んでいたんですけど
そのすぐ建物の前に

缶ビールとか お酒の
自販機があって 寒い中 夜中で

その前で プシュッと開けて 飲み干して
また帰ってくるみたいな。

今 考えれば…

へぇ~ 大島さん どうされてました?

私は その前 子供を産む前までは
悪口とか いっぱい言えてたんですよ。

でも 子供がいるから この子にいったら
嫌だからって 言わなくなったんですね。

じゃあ この行き場どうしようと。
この憤り どこに行くんだってなったら…

布を 下にたたきつけるっていう…

いや でもね 加納さん

VTRでは まだ会社の存続も
危ういという状況ですけども

このあと 何があったのか
教えて頂けますでしょうか。

はい 分かりました。

会社を畳むのは 思いとどまったものの
相変わらず 仕事はなく じり貧の状態。

そんな中
唯一 注文が入ったものがありました。

えっ 本当ですか?

1件 決まったよ!
よっしゃ~!

このころ 自治体や企業などが
PRのために

独自のキャラクターを
作り始めていたのです。

何とか収入を増やそうと 私たちは
本格的に着ぐるみの研究を始めました。

夫が こだわったのは「見た目」。

当時は デザイン画を
かわいらしく立体化することしか

考えていなかったんです。

確かに そう思っちゃいますからね 普通。

そんな ある日。

公園に 私たちが作った着ぐるみが
来ると聞き 訪ねてみました。

ところが…。

なんか怖い!

(泣き声)
怖くない怖くない 大丈夫。

見た目は かわいいはずなのに
なぜ 子供が泣いてしまうのか?

この難問を解決できたのは 私が
子育て中の母親だったからだと思います。

私が気付いたのは 子供に比べ
着ぐるみの目線が高いことでした。

当時の着ぐるみは
綿などを詰め込んで膨らませるため

胴体が曲がらず
かがめないものも多くありました。

この場合
子供を上から見下ろしてしまうのです。

そこで私は 柔らかく 形が崩れない
スポンジなどの素材を使って

胴体を作ることにしました。

更に 表面に貼る生地も 触り心地が
よいものに 変えることにしたのです。

私たちの当時の工夫が 一とおり詰まった
キャラクターが こちら。

かがむことが できるため
子供たちと同じ目線で触れ合えます。

そして 触り心地も…。

その他 構造にも工夫を凝らし
こんな動きも できるようになりました。

子供たちと コミュニケーションが
とれるようになったんです。

着ぐるみに 力を入れ始めて2年。

いわゆる 「ゆるキャラブーム」が
巻き起こります。

私たちは思い切って 会社の方針を変更。

着ぐるみの製造を
専門に請け負うことにしました。

ねらいは当たり
次々と注文が舞い込んだんです。

あ~ 届かない!
ちょっと あのはさみ取って!

も~う。
ああ ありがと。

☎         電話 鳴ってる。
えっ もう~。

夫婦だけでは
とても手が足りず 社員を募ることに。

失礼します。

求人広告を出すと
地元の主婦たちが 応募してくれました。

私は 工場長として
20人の社員を率いることになったんです。

着ぐるみの全体像を決める設計は
私たち夫婦の仕事。

発泡スチロールを削って頭部を作る造形。

表面に布を貼る 生地貼り。

胴体を作る縫製などの工程は
細かな指示をして

社員に任せることにしました。

じゃあ あなたは
生地を裁断するの お願いします。

分かりました。

それから内側のパーツを縫うの
お願いします。
はい。

それでも予想以上に 作業は遅れがち。

組み立てたあとに ミスが発覚し
一から作り直すことも しばしばでした。

皆さん
初めましてですもんね。

何とか納期に間に合わせようと
連日のように残業。

私は こんなやり方で
彼女たちに ハッパをかけました。

おにぎり食べて
もうひとふんばりしよう! ねっ。

ありがとうございます。
ありがとうございます。

しかし 私の自己満足の裏で
社員たちは 追い詰められていました。

下山直子さんも その一人です。

当時 2人の子育ての真っ最中。

この笑顔の陰で 仕事と育児の
板挟みになっていたんです。

しばらくすると
職場で 次々と問題が起きました。

チーム同士が いがみ合い
仕事を押しつけ合ったり…。

同僚の悪口を 聞こえよがしに言うなどの
いじめも起きたんです。

ようやく危機感を感じた私は

社員に 匿名のアンケート調査を行い
職場について問いました。

その結果は 惨憺たるものでした。

特に 仕事と私生活のバランスについて。

2年目以上の社員で
満足と答えた人が3割以下だったのです。

更に 自由記述欄には…。

「毎日帰りが遅いので 子供がかわいそう」。

「いつも食事を作ってやれない」。

「会話が少なくなった」。

一つ一つの言葉が
胸に突き刺さりました。

お母さんは いいよね
早く帰れる口実があるからさ。

シングルマザーだった時

仕事と家庭の両立に
さんざん 苦しんだはずでした。

そのことを忘れ 自分が社員を
追い詰めていたことに愕然としたんです。

せっかく技術を身につけた社員が
次々に退職。

会社は
完全に悪循環に陥ってしまいました。

なるほどね。

加納さん 何で自分が苦労してきたことを
忘れちゃったんですか?

いや でも あの その前に
ちょっと やっぱり悪い時期があって

仕事が 全然入ってこないところを
経験しているので

仕事を断るということが まず
できなかったっていうのもありますし

やっと 自分で
この仕事だと思える仕事に巡り合えて

仕事の中でも自分だけ盛り上がってたって
いうところも あったりして。

そして あのおにぎりプレッシャー。

もう そろそろ帰れるかなって時に

上司から
手作りのおにぎりが差し出される。

ラップに包んで
家で食べたいって思いますよね。

でも どうなんですか こうやってね
おにぎりを作ったりだとか

残業時間を増やした。
その中で 作業は はかどったんですか?

全然 はかどってなかったと思います。

結構 ミス多くて みんなが遅くまで
やってくれて帰ったあとに

今度一人で そのやり直しをして

次の朝までに ちゃんと間に合わせておく
ということもやってたので…

実際 作業効率のことを考えると
どうなんですか? 残業した場合って

どの程度作業効率が
はかどるのか はかどらないのか。

これ 実は衝撃なんですけれども
人間って

これ 厚生労働省のガイドラインに
きっちり載ってるんですが

朝 起きて たった13時間しか
集中力は もたないそうなんです。

だから 今日 例えば
6時とか5時に起きた人だとすると

今日の午後6時には 脳の集中が終了して
そこから先は

なんと 酒酔い運転と同じ
集中力しかないから

お酒を飲みに行ったほうがいいんです。
そういう時間帯は。

どうせだったら。
そう。

痛いですね。

突き刺さってる方々
いっぱいいると思いますけどね。

我々も あと数時間で
ベロベロになりますからね。 どうやら ええ。

続いて 突然なんですが…

(拍手)
大丈夫? 突然。

あのVTRにありましたけれど
加納さんのさまざまな構造上の工夫で

むぅちゃんは
複雑な動きができるんですね。

どれほどの運動能力があるか
縄跳びで検証します。

すご~い。

さあ 何回跳べるか競争しますね。
まずは むぅちゃんからです。

入るの?

じゃあ 柔軟してね。
手首 足首 結構…。

ヤシの木が ちょっと掛かりそう。
頑張れ!

(拍手)

むぅちゃん
大島みいたん困ってるよ これ。

さあ 大島さん。

私も やっぱり むぅちゃんよりは
着ぐるみも小さいので。

小さいというか 薄いので…

正直 もう やってやりますよ。

まいりましょう。
では 大島さん お願いします!

よ~し まず ここに入れるかどうかだよ。
そこなんですよね 意外と。

難しいですもんね 入りが。
いくよ。

はい。
お願いします。

ああっ。

あれ? 5回。
(拍手)

ということで…

いや 圧勝よ。
いや 難しいです。

1発目 間違って 高く跳んじゃって
ひざに負担がきました。

でも むぅちゃん 正直すごいと思う。

むぅちゃんが 20回を超えたあたりから
大島さんが 切ない顔してたんだよ。

いやいや いいよ いいよ…
いいんだよ いいんだよ。

いいんだよ ありがとね。

むぅちゃんの登場で
雰囲気 なごやかになりましたけども

VTRでは
この着ぐるみのウケはよくても

残業続きの社員さんの
不満が たまってる状況。

これ このあと どうしたんですか?

いろいろ ここから改革というか

職場環境を変えていこうっていう
取り組みをしていったんですけど。

夫から経営を任された私は
会議室で 社員と面談を始めました。

(ノック)
はい どうぞ。

彼女たちが 無理なく働けるには
どんな職場にすればいいのか。

一人一人の不満を詳しく聞いて
その答えを探そうとしたんです。

でも…。

働き方の不満は
プライベートな事情にも関わること。

ないと思うんですけど。

簡単には 本音を話してくれませんでした。

考えた末 私は面談のしかたを
変えることにしました。

じゃあ 行こうか。
はい。

時には 外のお店に誘ったり

会社の小部屋に
お茶や お菓子を用意したり

リラックスできる環境で
世間話のように語りかけました。

もう 子育ても大変でしょ。
そうなんですよ 寝る暇もないから。

最近 旦那の帰りが遅くて ちょっとぐらい
手伝ってほしいんですけど。

手伝ってくれないの?
全然ですよ 「めし 風呂」ですよ。

天気がいいと
工場の庭など 屋外で話すことも。

とにかく 経営者ではなく
一人の女性として向き合ったんです。

親御さんは 同居しているの?

いえ 足が悪いので あんまり頼れなくて。

ああ そっか 大変ねえ。

下山直子さんにも
大きな不満がありました。

それは 短時間の
中途半端な残業が多いこと。

下山さんの場合 1時間残業をすると
会社を出るのが 午後6時。

帰宅は 7時ごろになるため
必ずスーパーに立ち寄ります。

帰ると 子供が おなかをすかせているため
いつも お総菜に頼っていました。

あ~ なるほど そっか。

下山さんは もともと栄養士。

子供に手料理を作れないことが
ストレスでした。

休日出勤も続き
関わる時間も減っていたといいます。

私は 一人一人が さまざまな事情を
背負って働いていることを

改めて実感したんです。

私は 思い切った決断をしました。

今日から 残業をやめたいと思います。

更に 社員たちに
最も働きやすい時間帯を聞きました。

分かった。 あなたは?

短時間勤務から フルタイムまで

一人一人の希望に応じて
勤務のシフトを組むことにしたのです。

会社のリーダーとして
犯してしまった 大きな失敗。

それをきっかけに 自分の原点は

シングルマザー時代の苦労だと
思い知らされました。

そんな私だからこそ掲げられる
経営方針がある。

難しいことですよね
これ。

こうした働き方を進めると

当然 工場の生産性が落ちると
覚悟していました。

でも 「残業なし」という方針が
予想外の効果をもたらしたんです。

レイアウトの改良など 生産性を保つ
さまざまな工夫もしました。

その中でも 効果があったのが

細かな指示はせずに
思い切って社員に任せたことです。

自分で考えるようになったからか

作業スピードや精度が
どんどん上がっていきました。

社員たちの関係も 劇的に変わりました。

どうした?

例えば 勤務のあとに 急な用事が入って
困っている人がいると…。

気にしないで。

よしっ!

そして今 社員たちのアイデアで
着ぐるみが どんどん進化しています。

こちらのキャラクターには ある仕掛けが。

手を握ると…。

あらっ。
かわいい。

担当者は 照れている表情を表現しようと
工夫を重ねてきました。

ちなみに このシロクマ。

実は 私が原案を描いたんですが
こんな感じでした。

着ぐるみに 大事な見た目も

社員たちが
随分 かわいくしてくれたんです。

社員たちには わくわくしながら
楽しく働いてほしい。

そうすれば 着ぐるみに
命が吹き込まれると信じています。

時間をね もう早く帰るってことを
働き方改革で 決められたからといって

それをやると単純に作業できなくなるって
いうふうに ずっと思ってたんですけど。

「これやっといて」よりも
一緒に考えて 作りだすっていうのは

やっぱり 一体感も生まれますし
すごくいいなと思いました。

さっき 「お迎え行っとくよ」とかいう
チームワークが生まれて

信頼してる人と一緒に働けるって
更に うれしいじゃないですか。

すごい いい効果が
たくさん起こったなって思いました。

これ どうなんですか? いっても
最初に 思ってたことと真逆の方に

舵を切ったわけじゃないですか。
すぐに これで うまくいきました?

いやいやいや…

残業なしって言われても

残業したいわっていう人も
もちろん出てきたし。

もっと働きたいわっていう人には
どういうふうに言ってたんですか?

じゃあ その人は残業したいから
残業してちょうだいって言ってしまうと

方向性が もうバラバラに
なってしまうので そこは守ると。

あとは 副業をやっていいですよという
制度を きちんと整えたり

その他にも
アフターファイブの使い方を

会社も ちょっと
サポートしようっていうことで

アート助成金っていうんですけど
落語を見に行くとか

美術館に行くとか そういう時に
チケットを持ってくれば

会社が 1, 000円助成するみたいなことで

アフターファイブの使い方を応援したり。

なるほど。

加納さんは 労働時間が減っても
成果を落とさないために

さまざまな工夫をしていました。

そのうちの いくつかを
改めて ご紹介しましょう。

これって何か
逆打のように聞こえますけれど

入念に話して 理解を深めることで
製作のミスが減ったそうなんです。

そして フロアーの壁をなくすなどして

社員のコミュニケーションの機会を
活発化させました。

更に 社員のスケジュールを見える化し
みんなで共有しました。

プライベートが充実すると 心の余裕が
できて 助け合いが生まれました。

更に思い切って社員に任せる。
トップダウンにしない。

こういう工夫を されてきたんですよね。
なるほどねえ。

グーグルが出した論文で
生産性が高い職場に共通してるのは

心理的安全性の高さだったっていう
論文があって

こんなこと言ったら 笑われるかななんて
いうことを そう思わずに出せる職場。

こういう姿勢があったことによって
ああ 自分も求められてるなっていう

すごく 職場全体の心理的安全性が
高まったのかなって思いますね。

う~ん なるほどね。

あんまり信じてなかったんです。
周り みんな失敗してるから。

これを言われたら…

最後にですね
実は 社員の皆さんが こっそり

加納さんへのメッセージを
寄せて下さったので。

ほんとですか?
いくつか ご紹介しますね。

「感謝しています」。

そして 同じ会社で働く娘さんからも
頂いています。

ありがとうございます。 こちらこそ
ありがとうございますです ほんとに。

加納さん 今回のですね 私 録画したDVDを
弊社に ばらまきたいと思ってます。

お願いします。

社員が 「ウォーキング・デッド」のように
歩いてる時 あります…。

疲れが たまってますね。

着ぐるみを作る時 見た目や構造の他にも
大切にしていることがあります。

それは 中に入る人を
いかに楽にするか。

最も重い頭部は 強度が保てる
ギリギリまで削って 軽くします。

更に…。

熱中症対策をしようという
社員たちのアイデア。

保冷ベストの他 小さな送風機も
仕込むことにしました。

こうした工夫は
キャラクターたちの動きを助け

人気アップにも つながっています。

こちらは 台湾からの依頼で製作した…

イベントはもちろん 病院などにも出かけ
市民と触れ合っています。

日本よりも 暑さが厳しい台湾で
こうしてダンスも踊れちゃうんです。

めちゃくちゃ動けるもんな。
すごい ガオトントン踊ってる。

最近 仕事は順調だけど
社員たちのプライベートは どうなのか?

恒例のランチミーティングでも
私は いつも聞き耳を立てています。

こんな話が聞こえてくると
ほっとするけど

正直 まだまだ安心はしていません。

本当に 彼女たちに不満はないか?
まだ できることがあるんじゃないか?

仕事だけでなく
社員たちの人生に寄り添っていく。

それが 結果的に
会社を成長させると信じています。


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