ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 冨士眞奈美×館野晴彦 清純派から一変!「細うで繁盛記」で小姑役を快演…



出典:『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 冨士眞奈美×館野晴彦』の番組情報(EPGから引用)


[字]ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 冨士眞奈美×館野晴彦


清純派から一変!「細うで繁盛記」で小姑役を快演。突然の女優引退、脚本家との結婚、子育て、そして女優復帰。冨士眞奈美、自由に生きる飾らない女優人生に迫る!


詳細情報

番組内容

静岡県生まれ。男の子と野球で遊ぶ一方で、新聞記者だった父親の影響で幼い頃から読書に親しむ。高校3年生の時、劇団民藝のオーディションで落選するが、劇団民藝の推薦でNHKドラマのオーディションを受けることに。蝶々夫人の「ある晴れた日に」を原語で歌って審査員の目にとまり、18歳でドラマ「この瞳」主役でデビュー。NHK専属女優第一号に。当時の撮影の舞台裏や、ルームシェアをしていた大山のぶ代との青春を懐かしく語る。

番組内容2

清純派女優として注目され、モデルとしても活躍。順風満帆に見えたが、胸中では意外なことを考えていたという。1970年に「細うで繁盛記」で演じた憎まれ役が強烈な印象を残して評判になり、その後多くのドラマに出演。共演が多かった石立鉄男とのエピソードとは?1974年に結婚して女優を引退するが、1984年に離婚して復帰した。自身の半生のほか、俳人でもある冨士が俳句の魅力を語り、岸田今日子や吉行和子との交流秘話も明かす。

出演者

【ゲスト】冨士眞奈美(女優)

【インタビュアー】館野晴彦(編集者)

次回放送予定

次回1月25日(土)は、放送プロデューサーのデーブ・スペクターに、テレビ朝日アナウンサーの小松靖が迫る!お楽しみに!

番組概要

様々なジャンルで時代を切り開いてきたトップランナーたち。彼らはどのようにして“新たな時代の扉”を開いてきたのか?人間洞察のプロのインタビュアーによって、知られざる「裸の履歴書」が明かされる!!

番組ホームページ

<番組ホームページはこちら!>

www.bs-asahi.co.jp/interview/

制作

BS朝日、テレビ朝日映像



『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 冨士眞奈美×館野晴彦』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 冨士眞奈美×館野晴彦
  1. ホント
  2. 女優
  3. ハハハハ
  4. 本当
  5. 子供
  6. 自分
  7. ハハハ
  8. 芝居
  9. 面白
  10. アハハハ
  11. ペコ
  12. 吉行和子
  13. 自由
  14. 小説
  15. オペラ
  16. テレビ
  17. ドラマ
  18. 最初
  19. 大谷
  20. 俳句


『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 冨士眞奈美×館野晴彦』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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〈三丁目に店を構えて69年〉

〈多くの著名人に愛されてきた
飲み屋がある〉

〈彼女も常連の一人だ〉

(舘野)失礼しま~す。

こんにちは。
こんにちは。

舘野です。
よろしくお願い致します。

よろしくお願いします。
そのお花は?

お誕生日と伺いまして…。

あっ そうかもしれない。
ハハハハ…。

きれいな花ね。
ありがとうございます。

え~
どこで探してらしたんですか?

まあ きれいなこと。
きれいですよね。

花なんか頂くの
本当に久しぶりなの。

ホントですか?
ホントです。

お誕生日
今日は お花ですけれども

お誕生日に欲しいものって
何か 今 ございますか?

若さ? ハハハ…。 永遠ですね。

ああ きれいな…
でも きれいな色だわ。

ああ よかった。

こちらは 「どん底」という
有名な飲み屋さんですけど…。

そうですね。 もう
敗戦直後からのお店なので…。

私の18の時からのアジトです。

ああ そうなんですか。
うん。

でも そうそうたる方々…
三島由紀夫さんとか…。

色んな方が見えた。

青島さんとかハナ肇さんとかね。
うわ~。

アラン・ドロンも来たんですよ
地下なんか。

こちらに? ああ そうなんですか。

私 その地下でね
アコーディオンさんの…

女の人が
アコーディオン弾いてて

いつも ロシア民謡 歌ってたの。
へえ~。

『郵便馬車の馭者だった頃』。
あっ そうなんですか。

♬~「郵便馬車の馭者だった
俺は若くて 力持ち」

あっ それを
歌ってらっしゃったんですか?

うん。 今 私 こんな声に
なっちゃったんですけど

この夏から
ちょっと 気管支を患ったので

ちょっと
声が 吉行和子になっちゃった。

ハハハ…。
ハハハ…。 ホントはね

高くて 澄んだ いい声なのよ。

♬~

じゃあ ばあばも
ずっと元気でいなくちゃね。

そうだよ。 ばあばは
僕と ずっと一緒なんだよ。

ずっと? ハハハ…。

フフフ…。

翼は…。

〈女優 冨士眞奈美〉

〈デビューして64年が経つ〉

素敵な大人になるから。

お幾らですか?
550円です。

550円?

えっと…。

〈2019年公開の映画では

認知症を患う難しい役どころに
挑んだ〉

550円です。
はい。

これで お願いします。

触らないで!
やめて! 出てって!

もう おかしな事ばかりして!
いつも そうなんだから!

ばあば どうしたの?

あ~ 翼!

お母さんがね ばあばの物を
黙って持っていこうとするのよ。

〈当たり役といえば やはり
『細うで繁盛記』だろう〉

〈意地の悪い小姑役で
存在感を示した〉

〈人気を裏付けるように
70年代前半は

ホームドラマのオファーが
ひっきりなし〉

〈それが 突然の引退宣言〉

〈1974年 30代半ばで結婚し

主婦業に専念したのだ〉

〈女優復帰は10年後

離婚が きっかけだった〉

そうです。 そうそう そうそう。

〈表現者としての才能は
計り知れない〉

〈芝居はもちろん
小説や俳句にも

光り輝くものがある〉

〈プライベートでは

気の置けない女優仲間との時間を
楽しんできた〉

〈岸田今日子 吉行和子とは
海外旅行も一緒に行くほど〉

〈年を重ねて悠々自適〉

〈その生き方をのぞいてみたい〉

♬~

♬~

♬~

芝居のお話とかもしたんですか?

芝居の話は あんまりしなかった。
ハハハハ…。

麻雀の話?
一日一雀っていってね。

一雀? ハハハ…。

「天国」っていう麻雀屋と

「地獄」っていう
麻雀屋があったの。

アハハハ!

ホントに奥さんに向いてたと
思うんだけど…。

ハハハハ…。

「キンコーン」なんて
うちに入って

「鍵 どうしたの?」って言ったら

「どこかへ置いてきちゃった」とか
女の人のうちに。

そういう事が重なると
やっぱりね

身の危険を感じる。

家の鍵… 妻子がいるんだから。
そうですよね。

かもしれないと思って…。

テレビで見てるのが
一番楽しみで…。

大谷さんなんか大好きで…。
大好きなんですよね。

絶対…。

〈店に来て
冨士が必ず注文する酒がある〉

〈酎ハイの元祖ともいわれる
オリジナルカクテル〉

乾杯。
じゃあ 乾杯しましょう。

乾杯。
いただきます。

これは なんていうような
やつですか?

「どんカク」。
「どんカク」?

「どん底カクテル」っていって
その頃は50円だったの。

50円?
うん。 今はね

六百いくらですって。
アハハハ…。

これは 焼酎ですかね?

梅酒の焼酎割り。
おいしいです でもね。

飲んじゃいますね。
飲みやすい。 爽やかで。

うん。

昼間から酔っ払っちゃうなあ。

ハハハハ! お酒は
たくさん召し上がるんですか?

もうね うわばみ。

うわばみ… フフフフ…。

もう この頃 あんまり…
一生分 飲んじゃったけど。

あっ こんにちは。
こんにちは。

あっ いたの? 智さん。
はいはい。

あのね どん底のオーナーの
矢野智さんっていう…。

矢野です。
よろしくお願いします。

舘野さんっておっしゃるの。
編集者の舘野です。

よろしくお願いします。
ああ よろしく…。

今 お花もらっちゃったの。
ああ 本当?

もらっちゃったといえば
これ あなたにもらったのよ。

膝掛けに今 使ってるけど。

(矢野さん)そうそう… 覚えてる。
覚えてる?

もう 何十… 30年ぐらい前です?
もっと前よ。

この人ね
スペインのマドリードにも

「DONZOKO」って
お店を持ってるの。

へえ~。

スペイン国王とか 王女様も
いらっしゃったんですよ。

行くお店なんですか?
うん。

このコート 今 膝掛けにしてる。

これをね 送ってきてくれてね…。
優しいですね。

これ 「GRANADA」って
書いてあるのよ

「GRANADA」って。
で これね 今日 出るから

ここね 剥がれてたのを
縫ってきたの。

ちゃんと? そうなんですか?

あっ これも そうよ。
(矢野さん)そうそうそう…。

覚えてる 覚えてる。
マドリードから買ってきてくれたの。

もう 3人仲良しがいて

岸田今日子ちゃんと
吉行和子と…。

みんなに色分けして
買ってきてくれて。

ああ ちゃんと?
私のは派手~でね

肩まで引きずるようなものとか
そういうようなもの買ってきて。

吉行和子のは
暗い色で光ってるのね。

今日子ちゃんのは
地味~なの。

で ついに
今日子ちゃんがね

我慢しかねた
ようにね…。

アハハハ!
怒っちゃったの。

あの人は 自由な人だから。
自由な人。

でも 皆さん 自由ですね。
そうなの。

今は その自由な生活をされて

一人暮らしを
謳歌されてますもんね。

でも 声は出なくなるわ…。

この間まで 鎖骨を折って
ひっくり返ってたの。

お花にお水をやろうとした途端に

ベランダで転んで 鎖骨を折って。

3カ月 12週間…。

動けない感じですか?
うん。 動けなかった。

つらいですね それは。

痛かったですよ。
ああ~。

あの 転ぶの すごい…。
だから 杖ついてるんだけど。

杖は大事ですよね。
大事よ。 フラミンゴ。

フラミンゴね。
娘さんにプレゼントして頂いた。

そうなの。

娘は 怖くてね~。
ハハハハ!

怒られてさ。

「あなた そのまま朽ち果てちゃ
ダメよ」って怒るから

こうやって 今日も出てくるの
よろよろと。

こうやってね。

なんて言いながら
グイグイ飲んじゃうの。

ごゆっくり。
ありがとうございます。

お邪魔します。

〈静岡県三島の生まれで
6人きょうだいの3番目〉

〈眞奈美という名は
『万葉集』に由来するという〉

〈男の子に交じって
野球で遊ぶ一方

幼い頃から
読書に親しんだ〉

〈新聞記者だった父親の影響に
ほかならない〉

お父さんの やっぱり…
ジャーナリストであり

それから その 芸術家っていう
ところもあるという事を

やっぱり
血を引かれてるというか

影響を受けてる事がありますよね。
うん。 ありがたいなと思って。

父の古い本棚は もう

いっぱい そういう
その時々の…

小説とか
そういうのあったから

子供の頃から… うん。

そういう環境だったんですね。
そうなんです。

一番最初に読んだのは
小学校5年の時に

『転落の詩集』っていう
石川達三の小説 読んで。

小説って面白いなって思って
それで目覚めて。

その頃から もう
納戸にある小説とか

そういう… 『改造』とかね

『婦人公論』とか
親が読んでたので

そういうのを 月順に
全部取ってあったの それ読んで。

その頃の小説家って
久米正雄とか菊池寛とか

そういう 今で思うと
すごい人たちが

連載小説 書いてたの。

面白かったのよ。
で 子供の頃は…。

やってたのよ。

じゃあ 両方だったんですね。
そうなの。

スポーツも 文学も。
晴耕雨読で…。

やっぱり 子供…。

ハハハハ… そうですか。

だから 本を読むのが
ホントに娯楽で楽しかった。

もう 愛読は『野球少年』とかね
読んでた。 小説の…。

〈高校の音楽部で

オペラや演劇の魅力に
引き込まれた〉

〈教師からレコードを借り

オペラを
イタリア語で覚えたほどだ〉

〈芸能界と接点を持つのは
3年の時〉

〈劇団民藝のオーディションが
きっかけだった〉

女優さんになりましょう
なろうかな

なってもいいなと思ったのは

『アンネの日記』とか
ああいう事を

やった辺りですか?
そう。 大昔… 高校3年の時かな?

女優になろうなんて
考えた事もなくて

その頃の女優さんといえば…。

そういう特別に美しい人が
女優だったのよ。

で 私なんて
もう ごぼうみたいに…。

いや
そんな事ないですよ。

いやいや… これは
はっきり言いますけど

特別に美しい感じですよ。

ええっ!
目は確かですか?

目は確かですよ。
本当?

特別に美しい感じです。
全然…

もう ごぼうみたいで。
いや でも

周りの人でも
地元の人でも

評判の美人だったんじゃ
ないんですか?

ううん。
評判の美人じゃないわよ。

だって 私 小学生の頃

よくランドセルに馬ぐそ
入れられたりしてたんだもん。

本当ですか?
男の子にいじめられて。

それは かわいいから
いじめたんじゃないですか?

今思うと そうかもしれない…。
でしょ?

(2人)アハハハ!
でもね…

でも かわいくなかった。 ごぼう。
ええ~。

黒くて 細くて…
だって栄養失調なんだもん。

だから 女優になろうなんて
考えた事もなかったんだけど

その頃 『アンネの日記』読んで
感動してたので

痩せてるのなら誰にも負けないぞ
みたいなのが あったから。

そしたら 姉がさ

「そうよ。 やってごらんなさいよ」
って 姉が…

応募してくれたの。
そしたらね

どのぐらい…
何千人が集まったのか

その中の6人に選ばれて

それで東京に… 出てきて。

審査員が滝沢修先生とかね
そういう偉い方だった。

で 6人そろって

白根町の
野球会館っていうとこで

特訓 受けたんだけど

結局 私は 準アンネだったの。

その時 なったのは
三井美奈さんっていって

鎌倉令嬢で
とっても美しい人で

私 もう すぐ…
ファンレター書いちゃったの。

ハハハハ!
あっ ライバルだったのに?

そうそう… もうもう
そんなどころじゃないのよ。

フフッ 冨士さんらしいですね。
うん。

〈アンネ役を逃したあと

思いがけない知らせが届く〉

〈民藝の推薦で

NHKのドラマのオーディションを
受ける事になったのだ〉

NHKで内村直也先生…
脚本家で。

『えり子とともに』のような

テレビ版をヒットさせたい
っていうので

公募したんですよ。
そしたら民藝が…

私 なんにも
知らなかったのに

NHKに
推薦してくださったの。

それで
オーディション受けたんですよ。

それで 趣味はなんだい?
って 聞かれて

オペラですっつったら…
「オペラと野球です」。

そしたら 「オペラって 君は
何かオペラでも歌えるのかい?」

って言ったら 私ったら

そこにあったピアノに
寄りかかってね…。

『蝶々夫人』。 原語で。

へえ~!
そしたら

内村先生が
気に入ってくださって。

他のNHKの方は
多分 反対なさったと思うの。

田舎の子だから
なまりはあるし…。

そしたら 内村先生が
「僕は 彼女に当てて書くから」

っていうふうに
おっしゃってくださって

それで いきなり…。

芝居の「し」の字も知らないから
もう なんにも もう…。

「寝なさい」っていうシーンだと
ホントに寝ちゃって

プロデューサーが
始末書 書いたりしてたんですよ。

ホントに…。
あっ 「寝なさい」のシーンは

本当に芝居の経験がないから
寝てたんですか?

ただ寝てたら
そのうち寝ちゃったんですよ。

(2人)ハハハハ…。

〈1956年
ドラマ 『この瞳』に出演する〉

〈NHK専属女優 第1号となり

いきなりの主演デビュー〉

〈よくとし
芝居の基礎を身につけるため

俳優座養成所の門をたたいた〉

〈9期生で入り

3年間
みっちり稽古を積む事になる〉

〈ドラマの共演者には

のちに声優でブレークする

大山のぶ代がいた〉

ああ でも青春ですね それもまた。

そう。
それで 「ペコ」…

ペコ ペコって言ってた。

「私 顔の中央が
へっこんでるから

ペコって呼んで」って
ペコが言ったんですよ。

だから ペコ ペコって
呼んでたんですよ。

へえ~。
ちょっと あの人の方が…

まあ 5つぐらい上でしたね 年が。

だから お姉さんのように
リードしてくれて

色んな
自分の同級生のところに

ご飯どきになると
連れてってくれて

2人でご飯食べて。

お風呂もないから
銭湯 行ってたの。

それで
2人で流しっこしてたんだけど

私は ごぼうだから
痩せて真っ黒なの。

で あの人 白くて
こんなに ふくふくしてたから

「なんか 分が悪いわ」って言って。

「だって いつまで経っても
背中なんだもん」って

流してたの。

大きいからね。
そう。

帰りに 焼酎道場とかいうとこへ
寄ってね

ビールを飲んだりしてね

それで機嫌良く帰ってきてたの。

芝居のお話とかもしたんですか?

芝居の話は あんまりしなかった。
ハハハハ…。

麻雀。
麻雀の話?

一日一雀っていってね。
一雀?

ハハハ…。
麻雀。

俳優座の近くにね

「天国」っていう麻雀屋と

「地獄」っていう
麻雀屋があったの。

アハハハ!
そこで丼物とって

食べながら… 「地獄」で。

だって 研究発表なんていう時が
あるんですよ 1年 2年 3年。

俳優座って3年間通って…
養成所。

そうすると 着物着て
時間ギリギリ…。

麻布の公会堂で
公演があるっていうのに

時間ギリギリまで
「ロン」とかさ…

「チー」とか 「ロン」とか
やってたのね。

一雀ですね?
そう。 一日…。

そしたら 「ダメだよ 眞奈美。
首ぐらい そらなきゃ」って

男の子… 同級生の子が

首を こういうように
そってくれて。

「じっとしてろよ」
とか言ってね

産毛をそってくれたんです。
着物を着てたから。

それで… 卒業したの。
ハハハ… 卒業…。

〈ドラマに出ると

すぐさま
清純派として注目を浴びた〉

〈そこから 映画や舞台と
活躍の場は広がるばかり〉

〈美しい顔立ちから

化粧品の専属モデルにも
抜擢されている〉

〈高まる人気に

しかし 胸中は複雑だった〉

資生堂の専属にも
なったんですよ。

その時
初めて専属料っていうのをね

40万円もらって
ああ 嬉しいと思って

コロナっていうのを
買っちゃったんです 車。

へえ~ ああ いい話ですね。
トヨペットの。

コロナ買って
一軒家を借りて住んで

運転手さんも頼んだりして

なんか女優みたいと思って
喜んでたんだけど

その頃は まだ…
二枚目の役やってたのかな?

二枚目の時は あんまり…

清純派で。

う~ん…。

(一同 笑い)

ロケバスの中で
寝たりしてたのよ。

アハハハ!

気がついたらさ 蜷川さんが…

蜷川幸雄さんって大演出家。
はい。

あの方が まだね

ガードマンの殺されるその1
なんて役

やってらした事も
あったんですよ。

気がついたらね
蜷川さんの太ももの上で

ガーガー寝てたりして。
清純派が…。

そうなの 清純派が。

そんな事やってたんですよね。
だから 自分でも なんか

この役っていうの
似合わないなって…。

女優ってのは似合わないなって
思ってたのね。

ずーっと辞めたいと思って…

資生堂の専属だった頃ね

『花椿』っていう
雑誌があるんですけど。

あそこの編集部に行って

「私 本当は 父と同じで

編集者とか
記者になりたかったので

『花椿』の編集部に
入れてください」って言ったの。

言ったんですか?
うん。 言ったの。

そしたら 私が
あんまりしつこく言うもんで

本気だって事が
わかったらしくて

そしたら 編集部に
入れてくれる事になったの。

で 喜んでたら

父親が死んじゃったのよ
お酒を飲んで。

〈二十歳の時
父親が結核を患い急逝する〉

〈弟と妹は まだ小学生〉

〈家族を養うため

収入の多い女優を
続けざるを得なかった〉

父親が亡くなったために
私は働く事になって

それで 女優を続けたの。

そしたら
「ああ 女優っていい仕事なんだ」

その気になれば
いい仕事なんだと思って…

まだ弟妹がちいちゃかったの。

まだ 小学生だったから。
2人とも。

なるほど。
で 高校生の弟がいて。

で みんな その人たちを
学校へやって 大学出して…

っていうのを 女優で
まだ二十歳なのにできたのよ。

だから
ありがたい仕事だなと思って。

そこで改心すればいいのにさ

まだ飲んでたわね。
ハハハハ…!

〈冨士眞奈美は

代表作と呼べるドラマに出会う〉

〈『細うで繁盛記』だ〉

〈旅館に嫁いできた兄嫁をいびる
小姑役〉

〈憎らしさをにじませた伊豆弁で

強烈な印象を残した〉

『細うで繁盛記』とか そういう
どんどん大ヒットに恵まれてく…。

そうそう そうそう。
『細うで繁盛記』の台本には

花登先生 最初から
分厚い眼鏡をかけてるとか

そういう事は
書いてなかったんですね。

ただ
関西弁で書いてあったんですよ。

ただ 私は伊豆生まれだから

ちょうど 『細うで繁盛記』の舞台が
伊豆の旅館なので

もう 言葉のコーチまで
引き受けちゃって。

「そうじゃにゃーだ」とか

「おみゃーに食わせる飯は
にゃーだ」

とかって言ってたの。
はいはい ありましたね。

「犬に食わせる飯はあるけんど

おみゃーに食わせる飯は にゃー」
とかって…。

フフフ…。
そしたら それが

結構 当たっちゃったというか。

恥ずかしかったけど 最初。

だって 新珠さんが 「いいのよ
眞奈美ちゃん 何しても」

「蹴っても殴ってもいいのよ」って
言うから

喜んでやってたの。
やり続けて…。

でも すごい強烈な
キャラクターですけど

どこか愛すべきところがあって

すごい こう…

もう 日本的に
評判になったじゃないですか。

でも もう 失うものなんか
なんにもないから

女優をやるんなら やろうと思って
やったら

妙に それから
行かず後家とか出戻りとか

結構 来るようになっちゃったの。
色んな役が…。

〈憎まれ役が評判になると

そこから
出演オファーが引きも切らない〉

〈とりわけ 石立鉄男との
共演が多く

ホームコメディーに
冨士は

欠かせない存在に
なっていく〉

〈破天荒で知られる石立には

度々 迷惑を被っていたそうだ〉

いっぱいありますよね。
『雑居時代』 『パパと呼ばないで』。

『おひかえあそばせ』。
『おひかえあそばせ』。

『気になる嫁さん』。 名作ですね。

えっ 見てくださったんですか?

もう リアルタイムで
全部見てます。

うわ 嬉しい! 本当?

それで 小学校 行ったの?

小学校です。
(2人)ハハハハ…。

今 僕 もう好きで
DVD-BOXみたいなの買って…。

ええっ!? ありがとうございます。

もう ホント…
でもね 見ると

仕事で つらい事があって
真夜中 見ると

本当に 気持ちが
癒やされるんですよ。

で 昭和という時代が
もう ホントに

風景も感覚も
パッケージされてるし

みんなが こう
明日を信じて生きてきた

みたいなところもあるし…。

てっちゃんみたいなサラリーマンが
いたら 面白いもんね。

ねえ。 それで 失礼ですけど

よく見ると ハンサムで
でも くしゃくしゃな顔するし。

あと あれですね 石立さんは

結構 色々 こう
武勇伝がありますけど

冨士さんには 心を許して
すごく好きだったって

お話を聞いたんですけど。

そう。 てっちゃんね かわいい…

かわいい奴だったの 弟みたいに。

あのね あの人 遅くになって
28の時に お酒を覚えたんですよ。

杉浦直樹さんに教わってね。

だから すごく お酒を飲む具合が
わからないのね。

深酒しちゃうのね。 だから

ロケが結構離れた…

八王子とか ああいう所で…
多摩川べりとか ロケがあると

みんな 朝8時から待ってると

てっちゃん 来ないのよね
二日酔いで。

ベンツに乗っててね 環八で

あれ? あの運転席で寝てるの
てっちゃんみたいって言うの。

てっちゃんみたいって…。

環八で止めて…。
へえ~。

だから 運転していくの
危ないなと思ったんでしょうね。

なるほど。
…というような事もあったけど

ごく自然に
みんな仲良しで

ごく自然に
酔っ払ってたし

ごく自然に ホントに
セリフを言ってたから。

すごいですね。 集結してましたね。

楽しくて… 現場が楽しくて。

現場を出てくると すぐ忘れて
どん底へ来て 飲んでると。

〈仕事も順調だった 1974年〉

〈脚本家との結婚を機に
女優を引退する〉

〈家に入って 家庭を守ると
決めたのだ〉

〈そして 2年後 出産〉

結婚されて
少しお休みになるんですよね?

10年間は 丸々休みました。
それは どう… でも

すごいお忙しかったでしょうし
レギュラーも…。

忙しい盛りだった ホントに。

テレビのドラマだけでも

週に5~6本
出てたのかもしれない。

そのぐらい忙しかったんですけど。

あの… ちょっと
少しでもやりたいと思ったら…。

だからね…。

それも すごいですね。

よく言うように 居場所が
なくなっちゃうんじゃないかとか

そういうような事は…。
そんな事 考えもしなかったから。

子供はかわいかったし。

だから 親が 学校の送り迎えとか
お弁当作りとか

とにかく… だっこして寝て

おっぱいも
2年半ぐらい あげたかな。

でも あの時ね 結婚してからも
しばらくは飲んでたし

子供が7カ月頃も うんと飲んで

私だって ガソリン
入れなくちゃって思って。

「私だって」…。
おっぱいやりながら飲んでたの。

そしたら 子供の顔が
ワーッて赤くなってって

びっくりした事ある。

繋がっていったんですかね?
ここから入ったお酒が。

血液に乗って アルコールが
子供の顔に出てきちゃって。

子供の顔が赤くなって
えっ どうしたの? みたいな。

それで 反省して。
反省したんですか。

おっぱいやる時は飲まない。

〈酒の代わりに
不満のはけ口となったのが

執筆だった〉

〈愛に満たされない女たちを
見つめた作品は

いわゆる官能小説〉

〈その後
短編集として出版されている〉

〈夫と来客の会話が
エピソードの下敷きだ〉

ご自分の執筆も始まりますよね?
そう。

それは もう 前から やっぱり…。
前からね

女優になってからも すぐ

『東京新聞』の「ろくおんろくが」
なんていうのも…

なぜか注文が来て

ずっと 1週間にいっぺん
書いてたの。

企画書を取ったの
結構あったんですよ。

だから
10年間 女優を休んでる間は

それこそ お勝手で
子守しながら ずーっと

書きなぐってたんですよ
短編小説とか。

面白いんだもん。
小説って 勝手な事 書いて。

お酒飲みながらだから
それで おっぱいやりながら

酒飲みながら… 忙しいのよ。
ああ~。

だから… お客さんもいるし

書きなぐるっていう
感じだったけど…。

だから 勢いはあったんだと思う。
なるほど。

その 官能小説的な こう その…

男女の機微みたいなものが
あるじゃないですか。

そのテーマは もう
困らないんですか?

困らなかったの。 お客さんが…

だから 若いインタビュアーとか
若い編集者とか

入れ代わり立ち代わり
遊びに来るから

その人たちの話を
お台所で聞いて

みんな頂いて書いちゃう。
ああ~。

すごく面白かった。
そうか。

あの 中で お客さんが来た時に

いつも かつらをかぶってる人が
かつらを着け忘れて 出ていって

それで そのお父さんに
なりすましていたっていう

そのエピソードが
すごいなと思って。

ハハハハ…。
ああいうのを

どこか 色んなとこから
仕入れたり… 考えたり?

あの人 誰だっけ?
新聞記者だと思う。

だから そういう逸話が
いっぱい盛り込まれてるんで

ホントに楽しいんですよね。
ホントなのよ それ みんな。

うちの階段から
転げ落ちた人とかね。

リアルですよね。

〈夫を支えた結婚生活は
10年で終わりを迎える〉

(記者)これから先。
これから先?

え~とね 桜…。

ホントに。

そうです。 そうそう そうそう。

〈1984年
離婚して 女優に復帰した〉

離婚もされて また
完全復活していくわけですね?

だって 私ね 結構

家事とか そういうの好きなの
家にいるのが。

だから ご飯作ったり

人を うちで
待ってたりするの好き…

ホントに奥さんに向いてたと
思うんだけど

バカな男だなと思うの。
ハハハハ…。

相手が
六本木だとか原宿だとか行って

楽しい事してくるの。

朝帰りだと 朝 帰ってくる時に

小学校に行く娘とすれ違って
「あっ どこ行くの?」なんて。

酔っ払った父親に

「学校だよ!」なんて言って

私に言いつける。 アハハ。

そっか。
そうするとね

「キンコーン」なんて
うちに入って

「鍵 どうしたの?」って言ったら

「どこかへ置いてきちゃった」とか
女の人のうちに。

そういう事が重なると
やっぱりね 身の危険を感じる。

鍵をなくすっていうのはね…
ルールよ やっぱり。

家の鍵… 妻子がいるんだから。
そうですよね。

そしたら 怒って なんか
時計を投げたりして。

そのちょっと前ぐらいまでは
仲良くしてたから

娘がね かわいそうな…。

子供ってね
「子はかすがい」って言うけどね

かすがいになろうとするのよね。

だからね 3人で歩いて…

よく 神宮とか外苑って

あっちのほうに
散歩に行ってたんですけど

そうするとね 「わ~」なんて言って
ふざけて…。

「ちょっと…」って
言うんだけど 私はね。

だけど 子供は
かすがいになろうとして

危ないなと思ったんだと思う。

なんか かわいそうで そんな事で

じとじと我慢してたんだけど

やっぱり…。

かもしれないと思って…。

で 娘が8歳の時
別れたんですけど

2人… 親子2人になったら

なんだか もの悲しいなと
思ったんだけど

すぐ慣れて 自由…。
もう 自由が最高と思って。

私ね どうせ また
好きな人とかできたらね

すっごい尽くしちゃって
入れ込んじゃうから

そういう自分の性格が
わかってるから

全然 恋愛はしないし…。

恋愛は でも しないって言って
しなくできるものなんですか?

周りからも求められるでしょうし。
それは もう 急ブレーキよ。

急ブレーキ? ハハハハ…。

もう キーッて踏んでさ やめる。

〈女優 冨士眞奈美は
俳人の顔も持つ〉

〈20代で 俳句と出会って以来

日本語の奥深さに
魅せられてきた〉

〈今も

〈俳句仲間だった

岸田今日子と吉行和子とは

プライベートでも親しい間柄〉

〈海外旅行までしてしまうほどの
特別な存在だ〉

句会って どう…
行った事がないんですけど

どっか 決められた
お店かなんかに行って

お茶かなんか こう
たしなみながら…?

ホテルでやったりね…
う~んと…

ホテルの一室でやったり

日本風な居酒屋の一角を借りて
やったり。

お食事しながら 飲みながら。
ああ 楽しいですね。

楽しいの。
それで 来る人 決まってるから。

俳句の仲間って すごくいいのよ。

なんかね…。

感性を同じゅうしてるね
同志みたいな感じでね

すごくね いつも…

その人と 特別仲いいって
個人的な なんにもないんだけど

思い出すと にんまりするような
そういう仲間がいっぱいいて。

それで ああ これで
俳句をやってよかったなと思う。

最初はね あの…

「話の特集句会」って

この間 亡くなった
和田誠さんとか

主に… 矢崎泰久さんとか
いらっしゃったの。

永六輔さんとか。

私が最初にいたかな。
そして 今日子ちゃんが入って。

で 和子っぺも入ってきて

和子っぺは 「なんて楽しいの」
って言うんで

あの…
来るようになったんだけど

あの人の最初に作った俳句
っていうのがね…。

…っていう。
ハハハハ…。

それで大笑いしてね。

季語が入ってないじゃない
とかって

みんなで
いじめたんだけどね。

最初は びりっけつだったのが
負けず嫌いだからね

必ずやって来てね 作るの。
へえ~。

この頃は すごい。
トップ取ったりね

じゃんじゃん作って。
みんな 納得するような? へえ。

面白いのよ 色々。

ひと月 会わなかった間の事とか
話して…。

そうか その時に会えれば

普段 ベタベタ会わなくても
全然 交流は…。

ああ 普段 全然。

吉行和子だって 月に
1回か2回ぐらいじゃない?

電話をかけてくるの。

すると
必ず 吉行和子はね

「今 新聞のラテ欄を見たけど

野球やってないわね」って
言ってね

電話かけてくるの。
ハハハハ…。

ちゃんとね スポーツコーナーがあると
かけてこないの。

ああ~ 見てらっしゃるから?
うん そう。

〈俳句の他に もう一つ

趣味として
夢中になっているのが

テレビのスポーツ中継だ〉

半端じゃないくらい
お好きなんですよね? もう…。

そうなんです。
スポーツ観戦が もう。

テレビで見てるのが
一番楽しみで…。

大谷さんなんか大好きで…。
大好きなんですよね。

その前は 松井さんだったけど。
ああ~。

長嶋さんは
ずっと好きなんだけど

ずっと… 野球のおかげで
人生 楽しかったなと思って。

絶対 年取ったらね

ピチピチ パチパチしてるね
若手のアスリートが

本当に 真剣にやってる
ライブのスポーツは楽しいわよ。

まあ そうですね。

大谷さんは
お会いしたんですか?

まだ お会いしてない…?
私ね お会いしたりって

そういうの
怖くてできないのよ。

神様みたいな人だから。

好きなスポーツ選手 野球選手は

どういうところで
好きになるんですか?

今となっては やっぱりね
テレビのご恩でね

クローズアップになったりすると

その人の考えてる事って
ちょっとわかるじゃないですか。

ああ~ 哲学とか?
精神かつ行動…。

この人は 三振してもいいから
振りたいと思ってるんだわとか

ちっとも 三振に
後悔はないんだわとかって

なんか 色々ね 自分なりに
でっちあげてね 楽しむの。

で 大谷さんは なんてったって
かわいいじゃない。

まあ そうですよね。
かっこいいし…。

ビジュアルもね。
そうよ。

あんなに… あんなかわいい人
ちょっといないわよ 日本中。

いないですよね。
でも 体 大きいですし…。

体 大きくて かっこよくて…。
筋肉もすごいし。

すごいし 足が長いし。
長いし。

あの人が走ってる姿が
一番好きよ。

ああ~ わかります。

ついに 日本人も ここまできたか
って感じですよね。

ホント。 フフフフ…。
ハハハハ…。

そういうふうに褒めてくださると
あなたの事 好きになっちゃう。

ありがとうございます。
いや でも

野球以外も お相撲とかも…。
お相撲も大好き。

子供の頃から見てたのは
じゃあ 野球とお相撲ですか?

野球とお相撲しか中継はないもの。
ああ そうか。

今は ラグビーとか好きですよ。
あっ ラグビーも?

…っていうのを 私が作ったの。

だってさ 本当にラグビーボールが
どこから出てくるか

わかんないじゃない
スクラムの時。

とんでもないとこから
ポロッと出てくる。

で 1点も入らなかった。 ハハハ。

1点も…。 ああ
賛同されなかったんですね?

とんでもないとこから
ポロッと出て…。

だから 「スクラムや
ポロリ出てきて 犬のフン」

って言ったら
誰も選んでくれないから…。

すると 面白いの。
そういうのが面白いの。

〈年を重ねても 好奇心は衰えず

近頃
スマートフォンも始めている〉

ラグビーとかね 大谷とかね

同じファンの
同じ年頃の人がいて

その人なんかも あの…

LINEっていうのを
送ってくるの。

私… スマホっていうのに
あんまり触った事ないんだけど

スマホを この頃 持たされて

「ラインぐらいしなきゃダメよ」

「電話 いちいちうるさいから」って
娘に言われて。

っていうのを作ったの。

Hって… 昔 ほら 間違えた時
「林」になった事があって

「H」の女子会っていうのを…。
間違えた時ですか。

それが…
元義妹も 旧姓「H」だから

それと 私の娘と3人で

ラインをやってるわけ。
グループですね はい。

義妹とラインのやりとりして…
夜中の12時頃ね

「今日の大谷くんは良かったわね」
とか

「なんてかわいいんでしょう」とか

「あの長い足…」とか
2人でラインをやり合って。

ラグビーも すぐラインが来て…。

アハハハ…!
イングランドの10番? よしって

テレビで じーっと見てて
イングランドの…。

やっぱり いい男なの。
いい男なんです?

義妹の… 妹さんも こう
チェックしてるわけですね?

チェックしてるの!

そういうのもいいですね。
うん。

〈娘も すでに独立した今

冨士眞奈美は

悠々自適な暮らしを
満喫している〉

一人暮らしを
謳歌されてますもんね。

もうホントに どうしてね
結婚みたいな事をしたんだろう…。

本当にね 一人って やっぱり

自分で考えて
自分が好きなものを食べて

好きな事をして
好きな時間にお風呂に入って…。

好きな時間に?
うん。

だって 3時だって4時だって
入ったって 誰も怒る人いないし。

裸で歩き回ったっていいしね。
もう…。

じゃあ そういう生活を謳歌…
満喫してる状態ですよね?

うん。 でも 時々

このまま朽ち果てて
いいのかしらって思う。

今 その自由な生活をされていて

今後は
こんな事やってみたいなとか

なんか…。

毎日毎日よ。 一日一日 ホントに。

だって だって いつ… もう…

「ご苦労さま お疲れさま」
なんてなるか

わからないじゃない。

毎日 元気で 目が覚めて…

私 まだね 朝 起きた時

「あっ 何 食べよう」と
思うから

まだ元気なんだと思う。

食欲があると
とっても嬉しいんだもん。

ああ そうか。

ヨーグルトとね ゆで卵と
ぶどうパンと野菜ジュース。

…というのが朝ご飯。
ああ 健康的。 エネルギッシュ。

それとね コンビニの塩さば。
塩さば?

うん。 それを買ってきて

家で焼き直して
こんがり 色目をつけて

上から おしょうゆを
ちょちょちょちょって垂らして…。

ああ おいしそうです。
それで食べるの。

ああ それはおいしそう。 へえ~。

そうか じゃあ
日々の中に 色んな事が

見つかってるんですね 色々ね。

ありがとうございました
長い時間。

楽しかったです。
あと ホントにおしゃべり。

のどが悪いし 声が悪いから

しゃべっちゃいけないよって
思って来たのにね…。

いや そんな事ないです。
止まんなくなっちゃう。

いや しゃべって頂かないと。
ありがとうございました。

何か
ご自分で好きな事をやる

もう 腹をくくるというか。

そして 何かに依存しない
自分の足で立つという事を

心掛けてらっしゃるせいか

話が もう 本当に
スパッと気持ちいいし

元気になるし

う~ん すごいなと
思いましたね。

〈冨士眞奈美が

今の気持ちを句に詠んだ〉

「ふるさとや

春泥を跳ぶ
我と影」

春泥っていうのは
春のぬかるみの道ですけども

田舎に帰ると 春泥を跳ぶ時…

その ただ今の自分を
実感するんですね。

ああ 私 いつの間に

こんなに
年取っちゃったのかしらって。

ホントに ふるさとに帰ると

のんびりするんですけれども
実感させられます。

「ふるさとや

春泥を跳ぶ 我と影」

〈年齢に
ふと気付くのも

ある意味 幸せ〉

〈充実の日々が
あってこそだ〉


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