ザ・ヒューマン「女ひとり ドイツ茶事行脚 半澤鶴子」ドイツで「アポなしの旅」をしながら、日本の懐石料理、お茶を…


出典:『ザ・ヒューマン「女ひとり ドイツ茶事行脚 半澤鶴子」』の番組情報(EPGから引用)


ザ・ヒューマン「女ひとり ドイツ茶事行脚 半澤鶴子」[字]


究極の一期一会を求めて、ドイツで「アポなしの旅」をしながら、日本の懐石料理、お茶を振舞う茶事行脚を行った半澤鶴子さん76歳。そこには想像を超える出会いが…。


詳細情報

番組内容

半澤さんは国内で茶事の達人として知られる。茶事とは懐石料理とお茶でもてなす茶道の正式な茶会のこと。時に修行のため「茶事行脚」を敢行。偶然出会う人に声かけし茶事を行う、行き当たりばったりの旅だ。去年の秋ドイツから茶事の依頼が来たのをきっかけに、言葉も全く通じないドイツでの茶事行脚を決心した。無謀とも言える1か月の旅路。実りの秋、美しい自然も満喫しながら、半澤さんは一期一会の奥深さを体感することに…。

出演者

【出演】茶事専門家…半澤鶴子,【語り】升毅


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ザ・ヒューマン「女ひとり ドイツ茶事行脚 半澤鶴子」ドイツで
  1. 茶事
  2. 半澤
  3. 出会
  4. ダンケ
  5. 本当
  6. ドイツ
  7. マリア
  8. お茶
  9. メスナー
  10. 感謝
  11. 時間
  12. 一緒
  13. 自分
  14. 自然
  15. 通訳
  16. 日本
  17. ハロー
  18. 一人
  19. 一服
  20. 今日


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それは 黒いほど深い森でした。

きれいだね こういう苔の…。

ドイツ シュヴァルツヴァルトの森に
作務衣姿の女性が一人。

いろんな種類の苔さんが
仲よく住んでる森なんだね。

生きとし生けるものの営みに
深い思いを寄せる この方

半澤鶴子さんです。

もつれ合って けんかしてないでしょ
枝々って。

上手によけながら
日に向かって伸びてってますよねえ。

半澤さんは
茶事の達人として知られています。

茶事とは 茶道における正式な茶会のこと。

懐石料理を振る舞い お茶を点てます。

季節を味わい 移ろう時に 心を澄ませる。

あっ 花吹雪や すごいすごい。

修業のため 時に茶事行脚に出ることも。

たまたま出会った人に声をかけ
自然の中でおもてなし。

あったかくて おいしい。
あったまるね。

今日一日を生かされてることが
すごい奇跡に思えるのね。

だから お人も いとおしいし
時間も いとおしいし。

そんな半澤さんに ドイツから
思いがけない話が舞い込みました。

半澤さんの茶事に
触れてみたいというのです。

こうして始まったドイツ茶事行脚。

ハロー。

異国の人々に 茶の湯の心は
どのように受け入れられるのか…。

そして 一期一会。

行き当たりばったりの旅の先に

どんな出会いが
待ち受けているのでしょうか。

♬~

日本から飛行機で12時間余り。

去年9月 半澤さんは

フランクフルトに
降り立ちました。

1か月に及ぶ
ドイツ茶事行脚の始まりです。

グーテン…。

うなぎがアールで 豆がボーネで

バターはブッターで 鴨肉はエンテ。

季節は 実りの秋。

行くさきざきで 大地の恵みと出会うのも
大きな楽しみの一つです。

わあ すごい。 ふ~ん。

見たことのないのばっかりだね。

どうやって食べたら おいしいですか?

(翻訳機の音)

スープ。

これ食べてみたいね
じゃあ これ買っていこうか。

これはこれと同じでしょ。
ねっ 同じでしょうね。

あっ これが分かんないね。 これ 何?

(通訳)ジュースなどにして飲むそうです。
ほう。

セロリの根っこ 食べたことないね。
こんなに大きくなって。

根っこ食べるんだねえ。

どこを見ても…

この大地の広大な豊かさっていうのが
何か美しいですね。

地球そのものの営みを感じますよね。

また そんなところでね
出会える人々って

どういう方々で どういう生活を
営んでらっしゃるかなあって。

…で どういうウェルカムで
迎えて下さるかなあっていう。

何か ワクワクしますね。

やって来たのは
フランスとの国境に程近い

シュヴァルツヴァルトの農村。

あっ 人がいらっしゃるね。 行ってみたい。

何だ? ここは。

ブドウだ。

いや~ 豊かね。

ドイツワインの原料となる
ブドウの収穫が

最盛期を迎えていました。

お~い。 あそこ 2人いらっしゃる。

ああ 作業してらっしゃるんだな
ブドウの収穫で。

何か 行って
一服差し上げられるといいねえ。

早速 出会いを求め
作業をしている人に声をかけます。

こんにちは あっ 「こんにちは」じゃなく
グーテンターク ハロー。

ハハハハ… ハロー。

日本のお茶 ティーセレモニー

お茶を一服差し上げたいために
ずっと ドイツを回ってます。

オッケー。

ポーランドから
出稼ぎに来ている人でした。

じゃあ 是非… 仕事が終わったら
じゃあ ちょっとね

一服だけ差し上げることが
時間が取れるかどうか聞いて下さる?

明日には帰国するため難しいと言います。

う~ん 残念 残念 残念…。

聞けば
今が この村の最も忙しい時期とのこと。

茶事の誘いを受けてくれる人は
見つかるのでしょうか?

ハロー。

ドイツの人ですか?
ここに住んでらっしゃる方?

言葉が通じなくても
臆することなく 声をかけていきます。

忙しい中 ウェルカムして頂いたので

日本のおもてなしのお茶を
差し上げたいんですけど どうですか?

少し時間ありますか?
時間があれば 時間のいい時に。

(通訳)ああ 時間ないんです。
皆 忙しいね。

夜でも何でもいいんだけど。

それでも半澤さん 食い下がります。

お~ 本当? 本当? 本当?

どうにか 茶会の誘いを
受け入れてもらえました。

あ~ ダンケ ダンケ ダンケ。

♬~

茶会の前日 半澤さんは
夜遅くまで準備にあたっていました。

作っていたのは
お茶の前に振る舞う半生菓子。

抹茶で 色づけし

若葉のほか イチョウや もみじの形に
あしらいました。

お茶席は ブドウ畑が一望できる
小高い場所を選びました。

何か 秋づいてきてる中での
のどかな こんな一日 いいじゃない。

仕事の合間に 農園の夫婦と息子

そして 一緒に働いている
ウクライナの女性たちが来てくれました。

おとうさん こちら。
おとうさん こちら。

お菓子を どうぞ。

<私が茶室を飛び出すのは
自然の声を身近に聴くためです>

<お茶は 自然と同化する文化。

音の気配の文化>

<ブドウ畑に渡ってくる
優しい風に抱かれながら

点てさせて頂きました>

その紙 頂いてあげて下さい。

「お味 どうでしたか?」って聞いてあげて。

とても おいしかったって…。

あまり食べたことない味だと。
でしょうね。

どうぞ。

甘いですか? 苦いですか?

ダンケ。

体に とてもいいです。

茶事とは ぜいたくな 時の紡ぎ合い。

ずっと街から ふっと ここに来た時に
とても感動しました。

この街のたたずまいと
優しい この丘っていうか

この豊かさに感動しました。

(通訳)彼は もう4代目で
息子が 5代目になる。

すばらしい。

それは 皆… 生きるっていうことは
皆 同じですよねえ。

ウクライナから来た女性たちは 20代半ば。

去年初めて働きに来たといいます。

あの~ ウクライナっていう国は
私 全然 知識がないんですけど

どういう国ですか?

(通訳)お父様は もう
9か月の時に 亡くならはったらしくて

ガンで亡くならはって…。

あの~ 一服一服 点てる時には

皆さんのたくさんの幸せが
ありますように

健康で いつまでも健やかで
お元気でいて下さるように

豊かな人生でありますように
祈りながら 点てさせて頂いてます。

感謝します。

ダンケ。 ダンケ。

♬~

(鐘の音)

ああ 教会の鐘が ちょうど鳴った。

♬~

旅の途上で出会った
神様の森の中でと名付けられた場所。

その名に引かれ
立ち寄ってみることにしました。

使える材料… ああ
これこそ なめこの種類なんだけどね。

やあ 素人は 手ぇ出せないよね。

こうやって きれいだね。

おおっ! 落っことして ごめんね。

ほら きれいですよ。

やあ ピ~と並んでる。

会話しながら
あんたたち 相談しながら…。

♬~

生きとし生けるものの息吹を
茶事の世界に すくい上げてきた

半澤さん。

その原点は
孤独な幼少時代に培われました。

2歳の頃 両親と生き別れ
養女に出された先は 瀬戸内の小さな島。

唯一の慰めは 豊かな自然の移ろいを
飽くことなく眺めることでした。

その後 一念発起し 調理師免許を取得。

40歳の時 茶事と出会い

自然との調和を尊ぶ世界観に
魅了されました。

命っていうものの知識は いつも
生で感じ取ってきたんじゃないのかなあ。

日ざしの移ろいの美しさを 葉っぱの中で
ボ~ッと 日がな一日見てると

ああ 一つとして 同じ色が 一日の中でも
同じ色がないんだっていうの

いろんな感動があった。
それが お茶に出会った時に

あっ この世界 似てるかもっていうのも
感触としてあって

ああ まさに
一瞬一瞬の時の移ろいをすくい取った

何か そこに構築したかった
何か 命そのものが

あるんじゃないかな
っていう感じ方がしてね

やり続けてはみてるんですけど
だから お抹茶が

緑の命っていうのは 神様の色だって
いつも思ってたのでね。

♬~

半澤さんの茶事行脚は
行き当たりばったり。

好奇心の赴くままに
新たな出会いを求めて旅を続けます。

あ スイスなのね。
こっちが もうフランスなのね。

美しい町並みだけれども
みんな そういう歴史を

背負っている人たちの
村であったり町であったりの姿を

見せて頂けたらなって
思ってますけどね。

この日訪れたのは
黒い森への門と呼ばれる

プフォルツハイム。

町を見下ろすことができる
小高い丘にやって来ました。

そこには この町の悲しい歴史が刻まれた
モニュメントがありました。

うわ~。

精密機械の製造で栄え

第二次世界大戦中は
ドイツ軍の重要拠点だった

プフォルツハイム。

イギリス空軍による無差別爆撃によって

僅か 20分で
町の8割が がれきと化し

2万近い市民が 命を落としました。

♬~

実際に空襲を体験した人に
会えることになりました。

メスナー ミヒャエルさんです。

よく… よく覚えていますか?

もし よろしかったらば 同じ平和を願って
一服 お茶事というものを

おもてなしさせて頂けることは
できますか?

話のお礼が どうしてもしたいと
繰り返しお願いし

茶事を受け入れてもらいました。

ドイツでは初めての本格的な茶事。

お茶だけでなく 懐石料理も振る舞います。

言葉も文化も違う異国の地で
心を通わせることはできるのか…。

茶事は メスナーさんの友人の自宅で
行うことになりました。

こんにちは。 おはようございます。

友人の妻は 偶然にも日本の方でした。

お邪魔しますね。
はい どうぞ。     すみません。

フランツ ベッカーさんです。

メスナーさんとは
地元のコーラス仲間で

20年近い つきあいだといいます。

ルッコラの種類… あ 本当だ。
ルッコラの花って こんななの。

葉っぱだけ いつもね あれして
花の咲くとこ知らないんだわ。

<お庭から 野菜を少し分けて頂きました>

しっかりしているから
ズッキーニって 火通りが早いじゃない。

だけど このぐらいだと
煮ても溶けないで

ちょっと いいんじゃないですかね。

<土から お人の口に近いこと。

それが一番と思います>

ああ これがね 畑の美しさね。

売ってるのだと大葉だけじゃない。

<旬の食材の出会いの妙を
いつも感じています。

季節のもの同士が ささやき合って
声が聞こえてきて

おのずと 献立は出来上がっていきます>

<私は 素材の命の力を引き出す
引き出し屋になりたいと思うています>

<素材の背中を
そっと押すだけで動き出します>

メスナーさんが
妻と一緒にやって来ました。

今日は よくいらっしゃいました。
よくいらっしゃいました。

今日 楽しんで下さい。

よくいらっしゃいました どうぞ。

よくいらっしゃいました。

今日は楽しんで下さいね。

牛肉のたたきは
大根で作った器に盛りつけ

冷たく召し上がってもらえるように
しました。

舌だけでなく 目でも楽しめる
こまやかな心遣いです。

大変お待たせしました。

ダンケシェーン。
ここ ちょっと ぬれてますね。

これをかけて召し上がって下さい。

お味 どうですか?

半澤先生 おいしかった。

そうですか。 ありがとうございます。
おいしい おいしい。

あっ この大根は食べる大根じゃないの。

たたきが あったまらないように
氷の代わりだった…。

言葉や文化の壁を
軽々と乗り越える茶事の力。

あの いわゆる
日本の懐石のフルコースです。

あと一つ出ます。

一区切りついた頃 メスナーさんが
思いがけない話を始めました。

メスナーさんには
忘れられない記憶がありました。

空襲の時 母とはぐれ
一人 取り残された炎の町。

ようやくたどりついた防空壕に
捜していた母の姿がありました。

70年以上過ぎても なお
脳裏に焼き付いて離れないという

真っ赤な朝日。

メスナーさんの告白のあと
お茶を点て始めました。

どうぞ。
ダンケ。 ダンケ。

どうぞ。 あったかいうちに どうぞ。

どうですか?

それはうれしいです。

そんなことないですよ。
どうぞ ごゆっくり。

こっちこそ感謝です。 もう感謝です。
もう ありがたいことです。

ご縁って不思議ね。
本当に ありがたいことでしたね。

では一番… 皆さん 順番でいいのかな。

茶事のあと 思いがけないプレゼントが
用意されていました。

♬~

半澤さんも また
戦争に翻弄された過去がありました。

去年の夏 訪れたのは ふるさと 広島。

2歳で 生き別れた母親が
亡くなったと知らされました。

更に そこで
思いがけない事実を告げられます。

2歳の時 母親と一緒に
自分も被爆したというのです。

混乱の中 母は面倒を見きれなくなり
自分を捨てたことも分かりました。

その後 預けられた先でも
やっかい者扱いされ

守ってくれる人は 誰もいませんでした。

以来 我が身一つを頼りに
生き抜いてきました。

生かされているってことは
奇跡中の奇跡なんじゃないかなってね

いつも思ってる。
だから もう ああだこうだはないのね。

今日一日を生かされてることが
すごい奇跡に思えるのね。

だから お人も いとおしいし
時間も いとおしいし 全ては恵みです。

恵みに感謝すれば
出会った人々人々に お一人お一人に

一服ずつ差し上げることぐらいしか
私は 表しようがないから

そういう旅をしてるんだと思いますよ。

戦後 母も苦労の多い人生を歩んできたと
人づてに聞きました。

せめて 一度ぐらいは
一緒に旅をしたかった。

今回 形見の着物を一枚持ってきました。

やっぱり 産んでくれたことを感謝して

一緒にドイツまでね
お母さん行きましょうかねと…

そんな思いでね 一枚だけ ちょっと。

1か月に及んだ ドイツ茶事行脚。

あのへん辺り ちょっと古そうなね。

旅の最後に訪れたのは

大地に根をはり 何代にもわたって
酪農を営んできた大家族です。

この日 半澤さんは
母の形見の着物を着て現れました。

グーテンターク。 ありがとう。
グーテンターク。

出迎えてくれたのは
マリア フェーレンバッハさん。

半澤さんは
大家族を育んできたマリアさんに

強く引かれ 茶事を申し出ました。

そう とっても とっても とっても。

マリアさんには
3人の子どもと 4人の孫がいます。

夫と共に酪農を営み
自給自足に近い暮らしをしてきました。

今回は 茶事を振る舞うだけでなく

マリアさんから 家庭の味も
教えてもらうことになりました。

お~ これは学びますね。

幼い頃 母と一緒に料理をすることに
憧れていた半澤さん。

よし。 あ 見せて 見せて 見せて…。

ナツメグって こんなに塊 見たことない。

ああ 実のまんまだ。

昨日 市場で売ってた。
これを削りながら使うんだ。

頂きます。

心が浮き立ち 自分の懐石料理に
なかなか集中できません。

おいしい。
塩加減が ちょうどいいです。

忘れたかな? 砂糖。

砂糖 忘れたか。

塩と… 塩と砂糖 忘れたか。

出会いに感謝し
その人の豊かな人生を願って

料理に心を尽くす 半澤さんの茶事。

この色を使ってみたかったんだけどねえ。

しかし この日は
ささいなトラブルも重なり

思うように進みません。

やむなく マリアさんの手料理で 先に
食事を始めてもらうことになりました。

そう? あら~ それは 大変。
ちょっと食べていって頂かなくちゃ。

心配したマリアさんが
盛りつけを買って出ました。

何品か 作るつもりが
この一品で 精いっぱい。

いや あのねえ おかあ様のね
ハンバーグを教わってることに

夢中になって
自分の仕事 忘れちゃった。

ドイツ最後の茶事は
時間切れの ほろ苦い一皿となりました。

夜9時過ぎ
ようやく 遅い茶事が始まりました。

もうね 一口だけしか 何か できなくて
ごめんなさい。

本当に 会いたいと思ってた
おかあさんに出会えて 感謝です。

本当に とても うれしかったです。
今日は ありがとうございました。

ありがとうございました。

半澤さんのもてなしに促されるように
マリアさんが 身の上話を始めました。

(通訳)本当は 3人 子どもじゃなくて
7人なんですよ。

あ~ そう。

♬~

マリアさんが
心の奥に ずっとしまい込んできた

我が子への思い。

3つずつ どうぞ
お好きなのを お取り下さい。

その悲しみに 半澤さんは寄り添い
お茶を点てます。

熱いから 気を付けてね。

ダンケ。
はい。

もし 熱いようだったら
お菓子を頂きながら どうぞ。

至らぬことも多かった 今回の茶事。

家族の優しさに包まれながら
最後まで やり遂げることができました。

♬~

明くる日。

半澤さんは 黒い森を臨む湖のほとりで
お茶を点てていました。

ドイツで出会った 忘れられない人たち。

再び会うことは かなわないでしょう。

心を尽くすことができたのか。

茶の心は 伝わったのか。

何なんでしょうね。

自分でも分からないけど
どうしても飲めなかったですね。

だけど それを残してはね
やり続けた意味がないからね。

資格がなかろうと何であろうと
飲み干すしかなかったです。

本当に 飲んで ごめんなさい。

生きてて ごめんなさいって感じぐらい
何か…

こんな大自然の すばらしさに対して

もともと
小さなものの存在ではあるけれど

命の尊さを思いながら 一服を

自分の欠点をさらけ出しながら

みんなに育てて頂いての
一服一服だったんだから

おいしく飲めばいいのにね。 無心にね。

飲めなかったです。

♬~

歩んでも歩んでも
なお はるかな茶の湯の道。

<ドイツの旅は
また ゼロの原点から始めればいいと

思わせてくれました>

<時も人も 一期一会。

今の今の瞬間を大切に生きろと。

また一歩ずつ 歩んでいきます>

♬~


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