クローズアップ現代+ 新型ウイルス・中国市民の不安・情報統制 習近平指導部は今・ネットで繰り広げられる「情報戦」…


出典:『クローズアップ現代+▽新型ウイルス・中国市民の不安・情報統制 習近平指導部は今』の番組情報(EPGから引用)


クローズアップ現代+▽新型ウイルス・中国市民の不安・情報統制 習近平指導部は今[字]


長期間の外出できない暮らし・倒産の危機に直面する店舗…中国の最前線をルポ▽ネットで繰り広げられる「情報戦」▽異例の全人代延期・決断の裏で何が?


番組内容

武漢は今どうなっているのか?電話で聞いてみると…▽国を挙げた感染拡大の抑え込み・市民は何をしているのか▽客が来ない…経営が立ちゆかなくなった店舗▽資金繰りの不安高まる中小企業▽習近平国家主席「今回の感染拡大は建国以来、最も抑え込むのが難しい重大な公衆衛生事件であり、中国にとって危機であると同時に大きな試練だ」・訪日の予定がある中で、中国のいまに迫る

出演者

【キャスター】武田真一,【ゲスト】防衛大学校学校長…国分良成,東京財団政策研究所主席研究員…柯隆,【語り】浅野真澄


『クローズアップ現代+▽新型ウイルス・中国市民の不安・情報統制 習近平指導部は今』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

クローズアップ現代+ 新型ウイルス・中国市民の不安・情報統制
  1. 中国
  2. 武田
  3. 問題
  4. 当局
  5. 国分
  6. 感染
  7. 経済
  8. 状況
  9. 感染者
  10. 今回
  11. 情報統制
  12. 先月
  13. 中小企業
  14. 延期
  15. 情報
  16. 対策
  17. 徹底
  18. 発表
  19. 訪日
  20. 柯隆


『クローズアップ現代+▽新型ウイルス・中国市民の不安・情報統制 習近平指導部は今』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

☆無料で民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから!

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。


武田≫中国は
新型コロナウイルスを

どう封じ込めようとしているのか。

見えてきたのは、先端技術や
監視システムを駆使した

徹底的な対策。

そして、情報統制。

政府にとって
不都合と思われる情報を

発信した市民が
消息を絶つ事態も…。

武田≫こうしたなか、中国政府は

湖北省以外の新たな感染者数が
激減していると発表。

武田≫しかし
強硬な感染の防止策は

経済や市民生活に
負の影響をもたらしています。

武田≫そして、きょう
習近平国家主席の訪日が

延期されることが決まりました。

≫路地を一つ一つ
封鎖しているようです。

武田≫8万を超える
感染者を出した中国で

一体何が起きているのか。
最前線を追いました。

≫湖北省・武漢の
4日前の映像です。

都市全体が封鎖されて
およそ1か月半。

人の気配はなく

消毒のための車両だけが
動いています。

撮影した女性です。

夫と2人の娘とともに

外出を制限された生活を
続けています。

先月には、同じ団地内で
死者が出たことが判明。

感染への恐怖は、依然として
高まり続けているといいます。

≫ネットで注文するという食料は

半月分をまとめ買いするように
なりました。

団地の入り口まで取りに行く
回数を極力減らすためです。

夫は仕事に出られず
収入は途絶えたまま。

節約のため、ベランダで
野菜作りを始めました。

≫武漢市内の人の移動の
度合いを示したグラフです。

感染の拡大が深刻になって以降

極端に人の動きが
減っていることが分かります。

中国は
武漢がある湖北省以外でも

人の動きを徹底して
制限してきました。

≫各地で集会や会食など

人が集まることを
厳しく取り締まってきました。

先端技術を使った

中国ならではの対策も
進められています。

≫当局は、感染者が出た
詳細な場所や日時を公表。

その情報を
地図上に示したアプリを

大手IT企業が開発し

感染のリスクがある場所を
避けることを可能にしました。

さらに、国民の移動履歴などの
個人情報を記録した

ビッグデータを使ったアプリも。

ID番号を入力すると
自分が過去に

感染者と接触した可能性が
あるかどうかが判定できます。

使用しているのは
当局が収集してきた

国民一人一人の
鉄道や飛行機の利用記録です。

過去に感染者と
同じ列車の車両に乗ったり

飛行機で近くの席に座ったり
したことが判明すると

濃厚接触者と判断され

自宅待機と保健当局への
連絡を求められるのです。

さらに、一部の地域では
地下鉄やタクシーに乗った際にも

QRコードで個人情報の登録を
求められるようになりました。

行動の監視の網を
広げようとしているのです。

≫強力に対策を
推し進めてきた中国。

4月末までには、基本的に
感染を抑えられるだろうと

自信を見せています。

≫中国ならではの封じ込め策。
その代償は、経済に及んでいます。

北京市内にある大型カラオケ店。

先月、ネット上に
倒産の情報が流れました。

≫運営会社にも
電話をしてみましたが…。

≫当局が

宴会やグループでの食事を
中止するよう求めたことで

営業ができない状態に
陥ったとみられています。

こうした状況に、経営体力の弱い
中小の事業者からは

悲痛な声が上がっています。

≫先月、中小企業1435社を
対象にした調査では

85%の企業が、この先3か月で
手元資金がなくなると回答。

資金繰りが急速に悪化しています。

≫状況を打開しようとする
中国政府は…。

≫上海市内にある飲食店。

おととい、当局の許可が出て
40日ぶりに営業を再開しました。

≫通常ならランチタイムは
いつも満席。

しかし、この日は1人の客も
訪れることはありませんでした。

≫中国に進出する日系企業です。

企業活動を再開したものの

感染予防に厳しい対策を
強いられています。

日本のIT企業向けに
電子製品を製造するこの会社。

先月15日に当局の許可を得て
製造を再開しました。

春節で帰省した
従業員の移動が制限され

戻ってこられないことなどから
いま働いているのは以前の3割。

復帰にあたっては
会社が費用を負担し

すべての従業員の
ウイルス検査を行っています。

当局から
1人でも感染者が出れば

工業団地全体を閉鎖すると
伝えられているからです。

≫従業員が職場に入る際にも
細心の注意を払っています。

以前は指紋認証でしたが

指での接触を避けるため
顔認証システムに変えました。

≫感染拡大が社会に
暗い影を落としている中国。

きょう開幕予定だった
国の最も重要な政治日程の1つ

全国人民代表大会も

延期されるなど

極めて異例の事態となっています。

中国がとった徹底した封じ込め策。
その効果と代償を深めます。

武田≫その中国の徹底した
封じ込め対策

感染症対策に詳しい専門家の
押谷仁さんは

このように指摘しています。
都市の封鎖、

感染者の
移動制限は

疫学的には効果的であった。
ただ、各国が

同様にできるかは別問題。

社会的な影響を

考慮する必要がある
ということです。

そして、きょう
こちらになりますけれども

習主席の訪日が

延期されるということが
発表になりました。

現代中国論が専門の

国分さん

まずこのことについて
お伺いしたいんですが

これはどういう
判断だったんでしょうか。

国分≫これは、率直に申し上げて
妥当な判断だ

というふうに思いますよね。

でも、もともと国賓としての

訪日に関しては
いろんな議論があって

懸案事項も
たくさんあったわけですね。

これが、とても

十分に解決できないというか
なかなか話ができない

という状況の中で

こういう今
事態が起こっているわけですから

そういう意味では
どういう形でこれを

延期するかというのが
議論だったと思うんですよね。

恐らく中国側は
もともとの問題が

中国側から来ていますので

そうすると、でも中国側も
あんまり責任にしたくないという

のもあったと思うんですよね。
そういうこともあり

どうも最近の中国の報道を見てい
ると

日本も相当
広がってきているという

報道が中国で
だいぶありましたけれども

そういうところを見ていると
日本側も大変だ

というところを出して
今回は中国側のメンツを

保とうとしたという部分が
相当あるかな

という感じはしますね。

武田≫日本側の状況も見ながら
タイミングを見計らってきた

というふうに…。
国分≫もちろん

そうだったと思います。
武田≫そしてVTRで

見てきました
まさに個人の行動まで把握して

徹底して管理するという
今回の手法ですね

このように湖北省以外の
ところでは

このように激減している
というふうに結果を誇っている

わけですけれども
こういった対応は

どういうふうに
ご覧になっていますか。

国分≫この数字そのもの
についてはなかなか議論が

あると思うんですけれども
中国で一番大事なことは

中国共産党の体制の維持
ということなんですよね。

同時に、つまり習近平体制を
どうにか

正当化しなければならない点が
あるわけですよね。

そういう点でいくと

やはり中国で
先ほどの映像に

たくさんありましたけれども
中国はいろんな最先端の技術を

今、たくさん
出しているんですよね。

でもその最先端の技術が
どうも人を管理するような

ところに
どんどん行っていると

最近の5Gもそうですけれども。

ですから、人を管理する部門が

異常に近代化しているんじゃない

こういう現象が
起こっているんじゃないかな

という感じがしますよね。

武田≫そしてもう一方

中国出身のエコノミストの柯隆さ

こういった状況
徹底した管理によって

封じ込めようという中国のやり方
その中で、中国の人たちは

かなり苦労も強いられている
わけですけれども

どういうふうに受け止めている
というふうに考えて

いらっしゃいますか。
柯≫押谷先生も

評価していただいたんですけれど

効果的な人の制限を実施している
ということを考えれば

私、政府としては
一生懸命やっているとは思います。

ただ、市民の目先から見ると
今までのいわゆる

国威を発揚するために

例えば、一帯一路の
プロジェクトをやって

アフリカだけ見ても
600億ドルの援助を

していたわけです。
一方中国

国内では
小さなウイルスに攻撃されて

こんなに国全体が大混乱に陥って
一体この国の実力は

どうなっているかというのが
当然そのギャップを

大きく感じるわけです。
もう一つが

今回の封じ込める
やり方にも

やや反省すべき点があって
人の流れを止めるのは

私はしかたがないことと
思いますが

同時にモノの流れも
止めてしまっていて

2つの弊害が出てきた。
1つが市民の生活が

直撃されているわけです。
2番目がVTRにもあったように

要するに従業員が
工場に復帰できない。

完全にフル稼働できない
ということなので

経済が直撃されていると。
武田≫材料もないし

モノも運べないということです。

柯≫現在もですね。

武田≫まさに
その点なんですけれども

柯隆さん
2週間前にも

この番組にご出演いただいて
中小企業が

心配なんだというふうに
おっしゃっていましたね。

まさにVTRでも
この心配が

現実になってきているようにも
見えるんですが

ここはいかがですか。
柯≫2週間前に申し上げたこと

いよいよ現実味を帯びてきた
わけですけれども

というのは
中国には中小企業の

信用保証制度がないがために
資金繰り

キャッシュフローに
問題が起きてきました。

このグラフにもあったように
8割の中小企業が

資金が
持たないわけです

3か月以上は。
これが1つ大きな問題。

もう一つが
中国のこの中小企業のほとんどが

民営企業なんです。
民営企業が

国有銀行からお金を借りれない。
ただ中国の金融市場に

お金がないわけじゃない。
なぜかというと

このお金がほとんど国有銀行に
国有企業に行っているわけです。

例えば今、世界の主要な
株式市場の株価が

みんな下がっている
わけですけれども

中国は下がってないんです
株価が。

ですから、いわゆる資金の
偏在が起きていて

中小企業はこれから
どうなるかというのが心配されま

す。
武田≫この中国ならではの

新型ウイルスの封じ込め策
もう一つ

大きな特徴があります。
それは情報統制です。

情報をめぐる政府と市民の
攻防の現場を追いました。

≫挙国一致を呼びかける
映像やスローガン。

いま国営放送で
繰り返し流されています。

ネット上には
それに呼応する国民の声も。

そんななか
武漢での情報統制を巡って

人々の間に不信感がわき起こる
出来事がありました。

医療現場で
感染の拡大を目の当たりにし

みずからも感染。
先月7日に亡くなった医師の

李文亮さん。

去年12月末の時点で

武漢でウイルスの反応が出た
患者の存在を知り

SNS上で感染拡大への警鐘を
鳴らしていました。

すると…。

≫李さんは、警察に呼び出され
ネット上に事実ではない情報を

発表し社会の秩序を乱したとして
訓戒処分を受けたというのです。

その後も当局による

情報統制とみられる動きが
続いています。

≫先週、当局から追われていると
訴える動画を投稿した

市民ジャーナリスト、李沢華さん。

先月中旬から
武漢に入っていました。

≫集団感染が発生したとされる
集合住宅や

遺体が運ばれてくる火葬場などを
取材し動画を投稿。

当局が、実際よりも

新型コロナウイルスの
被害状況の規模を小さく

発表しているのではないかと
指摘していました。

そして、先月26日。

≫この直後
当局とみられる人たちが

部屋に入ってきたところで
動画は終わっていました。

さらに、消息が途絶えた
ジャーナリストもいます。

≫強まる情報統制。

いま当局の取り締まりを
かいくぐって

言論の自由を訴える動きも
起きています。

…と政府の姿勢を非難する

この文書。

改革派の知識人らが賛同を表明し
これまでに500人以上が署名。

中国の一般のネット上では
見られなくなっていますが

規制をかいくぐって
拡散しています。

文書に署名をした1人
作家の野渡さんです。

≫新型ウイルスに揺れる中国。
今後どうなるのでしょうか。

武田≫こうした言論統制に対して

あらがう声
中国政府は、これ

どのように受け止めようとしてい
るのか。

そして、あるいは体制を
揺るがすようなことになるのか

国分さん
どういうふうに考えて…。

国分≫もちろん中国は改革開放を
やって

もう40年になるんですよね。
ますます習近平体制になってから

言論の統制をするように
なっていきましたよね。

やはり社会はだいぶ変わったのに
もちろん社会のことも

聞くじゃないということもあり
例えば、先ほど出てきた

李文亮氏も
批判されたけれども

結局今は英雄扱いに
なっているんですよね。

そういうことをせざるを得ないと。
ただ中国の場合は

どうしても
メディアというのは

宣伝が重視であって

事実報道、客観報道ではないと

そういうことがあるわけですね。
こういうことは

中国じゃないとできないわけで
日本ではとてもできないことだ

と思います。
やはり体制を

揺るがすかどうかと言われたら
それは簡単には体制というのは

先ほど申し上げたように
やはり管理体制がものすごい

集中していますので
ただやはり先ほど

柯隆さんも言われたように
経済、国交は1つのポイントにな

ると
思いますよね。

やはり中国にとっては
権力の正当性というのは

経済成長ですから。
武田≫あるいは

そこを突破口にして…。

国分≫ただ、中国では
組織化するとか

そういうことは全部つぶされてし
まっていますから今の状況の中で

なかなかできにくい状況にあると。

権力の中で

指導者の中で割れると

そういうことがあれば別ですけど

今のところはそこは
割らないようにしてますよね。

武田≫今後の中国
お二人

どこに注目していけば
いいのか

キーワードを
書いていただきました。

まず柯隆さんは。
柯≫私は重要なポイントは

延期されている全人代
いつ開かれるか。

それが今後
いわゆる今回のクライシスが

収束するという1つの
ベンチマークになる

だろうと思います。
武田≫これは国内に向けて

ということですね。
柯≫これはあえて言えば

国内に向けてのメッセージで
国際社会に向けたメッセージは

何かというと
習近平国家主席の訪日

いつになるのか
いつ発表されるか

重要なポイントになってきます。
武田≫全人代と習主席の訪日を

見ていけば
中国政府はどこをもって

収束に向かっている
というふうに判断しているかが

分かるということなんですね。
柯≫はい。

武田≫国分さんは。
国分≫私はもう少し広い意味で

今回の問題を
考えてみたいと思うんですね。

それは中国モデルの限界。
それは中国の経済成長というのが

中国型のある種の

一党支配の中で
初めて可能だったんだと

中国モデルを推奨するような
言い方をしていた時期が

あるんですけど

結局、それは国家資本主義
ということばを使いましたけど

ただ資本主義ということばを
使えるかどうかと

私は思うんですけど
結局それの

限界というか

結局成長が行き詰まって
しまったというのが

あるわけですよね。
やはり

改革開放をやって
何十年もやってきた

という中で
その党の独裁というか

党の一党支配というのを

これを変えて
いかなくちゃいけない。

つまり経済を変えていくと同時に

政治も改革して
いかなくちゃいけなかったんだけ

人々が非常に多元化し

多様化したにも関わらず

そこのところをきちんと
やってこなかったというつけが

だんだん回ってきている
という感じがするんですね。

ですから、今中国が抱えている
問題は

本当にたくさんあるんですね。
香港問題もあれば

あるいは経済の問題もあります。
それから、ウイグル族の問題とか

それ以外にも本当に
山積みの問題がかかってきている。

習近平体制は相当大変だと
思いますけど

その中に今
こういうコロナウイルスの

問題が出てきたと。
中国は本当に正念場に

来ているというふうに
思いますね。

ですから本当は
政治の改革というか

そこをやらなくちゃいけなかった
という感じがしますけどね。

武田≫そういった問題を今回の
コロナウイルスの問題が

図らずも…。
国分≫情報統制なんかを

見たときに
やはり中国の抱えている問題が

象徴的に出てきた
という感じがするわけです。

武田≫最後にひと言だけ。
柯隆さん、経済が生命線だと

おっしゃいましたけど
どういう見通しを持って

いらっしゃいますか。

はい おいで!
お? はい おいで!


関連記事