天空のヒマラヤ部族 世界の屋根・ヒマラヤ山脈。標高4千m超の過酷な環境で今なお自給自足で暮らす幻の民がいた…


出典:『天空のヒマラヤ部族 決死の密着取材150日間 テレビ朝日開局60周年記念』の番組情報(EPGから引用)


天空のヒマラヤ部族 決死の密着取材150日間 テレビ朝日開局60周年記念[字]


世界の屋根・ヒマラヤ山脈。標高4千m超の過酷な環境で今なお自給自足で暮らす幻の民がいた…世界初となるその厳冬期・越冬の撮影に挑んだ総勢20名による命懸けの密着取材


◇おしらせ

☆番組ホームページ

 https://www.tv-asahi.co.jp/himalaya/

◇番組内容

神々が住むという世界の屋根ヒマラヤ山脈。地球規模の大自然が残る未開の地で今なお自給自足で暮らす世界一高い集落があった…その幻の民との出会いを求め標高4千mを越す過酷な環境に総勢20名のスタッフが命がけの取材に挑む。そこに辿り着くには困難の連続が…そして世界初となる秘境の厳冬期・越冬に密着!息を呑む壮大な大自然で四季を通じて長期の体当たり取材を敢行、世界一高い集落に暮らす人々に迫った150日間の記録

◇出演者

友寄隆英(テレビ朝日ディレクター)

大谷映芳(元テレビ朝日ディレクター。テレビ朝日局員時代に世界最難関K2の西陵ルートの世界初登頂に成功。)


『天空のヒマラヤ部族 決死の密着取材150日間 テレビ朝日開局60周年記念』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

天空のヒマラヤ部族 世界の屋根・ヒマラヤ山脈。標高4千m超の過酷
  1. ドルポ
  2. ヒマラヤ
  3. ナスD
  4. 標高
  5. 集落
  6. 取材班
  7. ティンギュー集落
  8. 家畜
  9. 今回
  10. 世界
  11. 断食
  12. 到着
  13. 目指
  14. 出会
  15. 村人
  16. ポクスンド湖
  17. 景色
  18. 自然
  19. チベット
  20. 時間


『天空のヒマラヤ部族 決死の密着取材150日間 テレビ朝日開局60周年記念』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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<ヒマラヤとは

古代サンスクリット語で
「雪の住まい」>

<地球上で8000メートルを
超える高峰は全て

ヒマラヤ山脈に集中しています>

<その中央部を占める国
ネパールは

実は、亜熱帯に位置する山岳国>

<そこには、計り知れないほど

多様な世界への入り口が
ありました>

<そのネパールの中で
今回、向かったのは…>

<ヒマラヤの奥地
ネパール北西部>

<アジア最後の秘境ともいわれる
ドルポ>

<この地域で…>

<私たち取材班は
2018年から

足掛け2年にわたって
ヒマラヤに出向き

厳しい冬のドルポを含めた
密着撮影を行いました>

<ヒマラヤに生きる
純粋なチベット文化を色濃く残す

最後の秘境>

<近年まで
外国人の入国を拒み続けた

ドルポ地方の厳冬期
そして越冬が

テレビカメラに収められたのは
今回が世界で初めて>

<大自然の中で

人々は、どのような暮らしを
しているのか?>

<我々は、この地に住むという
幻の民との出会いを求め

ヒマラヤへと旅立ったのです>

<『氷と雪に閉ざされた秘境の地

天空のヒマラヤ部族
決死の密着取材150日間』>

<取材班が、まず目指すのは
ヒマラヤ・ドルポにある幻の湖>

<足元は悪いですが

まるで、絵はがきのような
景色が続きます>

<美しいヒマラヤの紅葉>

<チベットに近い高地とはいえ
森には木々が多い>

<秋に花をつける
ヒマラヤヒザクラは

日本を始め、アジアの桜の原種と
いわれています>

<亜熱帯のジャングルから

万年雪に閉ざされた高山帯まで
控えるヒマラヤは

珍しい動植物の宝庫です>

<銀白色の体毛に覆われた
美しいサルで

旅の途中に出会うと
目的がかなうといわれています>

<ヒマラヤの高地にある
ドルポ地方は

長い間、他の世界とは
切り離されてきました>

<高い山に阻まれ

容易には
人が立ち入れなかったのです>

<危険と隣り合わせの
キャラバン>

<人も動物も
山腹に刻まれた小道を

慎重に歩かなければなりません>

<崩れそうな所が何カ所も…>

<鮮やかな青の清流

スリガド川に沿って歩く
今回の旅>

<どこまでも続く
つづら折りの山道>

<標高が増すにつれ
山は深山幽谷の趣に>

<通常、スタッフの朝食は

ジャガイモとインゲン豆の
ネパールカレー>

<一体、どんな湖が
待っているのでしょうか?>

<山深い景色が広がっていますが

富士山でいうと
ちょうど8合目付近の標高です>

<およそ170mの落差を誇る
ポクスンド滝です>

<険しい岩に切り裂かれた水は
幾筋もの糸となり

水煙を上げながら
下へと流れ落ちていきます>

<遠く離れていても
ごう音響く自然美です>

<切り立つ山肌に
とうとうと流れるこの水は

我々が目指す湖
ポクスンド湖が源です>

<滝を上り
水流をさかのぼっていくと…>

<見えました>

<ドゥネイ村から北上した
取材班は

5日がかりで
ヒマラヤ有数の場所に到着>

<そこは、世界一美しい湖と
呼ばれていました>

<真っ青な水をたたえた
ポクスンド湖です>

<ある詩人は

ヒマラヤの青き瞳と
呼んだといいます>

<この地域は、長年にわたり

外国人に対して
全域が閉鎖されていた事から

ネパールの中で

最もミステリアスな秘境の地と
いわれてきました>

<ヒマラヤの青き瞳
ポクスンド湖>

<まさに、地球の神秘>

<その湖のほとりにある村が
こちら>

<湖の東の端

富士山とほぼ同じ標高に位置する
リンモ村は

ヒマラヤにいくつかある
チベット族の村の一つです>

<村の人口は、およそ200人
67世帯が暮らしています>

<村の入り口には

チョルテンと呼ばれる
仏塔を兼ねた門が>

<この地には
仏教に滅ぼされたという

土着の宗教、ボン教が
いまだに生きていました>

<古代の宗教であるボン教は

かつてドルポとチベットで
広く信仰されていました>

<リンモ村で
3日間滞在したあと

今回の目的地である
ティンギュー村を目指します>

<静かな暮らしを守り続ける
山岳民族に出会うため

ここから1週間歩き
ドルポの秘境を目指すのです>

<目指す峠から下りてきた人々に
出会いました>

<ヒマラヤの標高
3000m以上で

ヤクは、よく目にします>

<標高が上がるにつれ

草木は消え
岩だらけの道が現れます>

<長い年月をかけて

動物たちが
踏みならしてきた道です>

大谷さん:えっ?
ナスD:バースデー。

大谷さん:おめでとう。
ナスD:ここで…。

<この辺りから景色が一変>

<ベージュ色と
灰褐色の世界になってきました>

ナスD:地層がはっきり出てるな
近くまで来ると。山に。

大谷さん:インド大陸が昔
ユーラシア大陸っていう…

それとぶつかって
ジワジワジワジワ…って

何千万年かけて
盛り上がって…。

こういう地層は
みんな、そうでしょ。

海の底だったみたいよ、これ。

<今、向かっているのは
バガ・ラ峠>

<ただ…>

<バガ・ラ峠の先には
さらに高く険しいヌマ・ラ峠>

<目指すティンギュー集落は
はるか先です>

<この夜、一行は

標高4100メートルの地点で
キャンプを張りました>

<日が傾き
気温は一気に下がります>

<ヤクのフンを集め
皆で暖をとる事に>

ナスD:燃料だもん
ヤクのうんこ。

<火が、安らぎと
笑顔を与えてくれました>

<そして、その夜…>

ナスD:うわあー!

ナスD:おいしい!
辺見さん:うめっ!

<翌朝>

<冬が
足早に近づいてきましたが

旅は、まだ始まったばかりです>

<休みなく8時間登り続け

標高5200m地点に
近づきました>

<標高5210m>

<ようやく到着>

<旅人に幸運をもたらす
タルチョーがはためいています>

<バガ・ラ峠の頂です>

ナスD:わあ、すごい!

<風に旗がなびく度

経文を1回
唱えた事になるといいます>

<ここからは
しばし下りの道>

<標高4630m、ダニガル>

<今夜は、ここでキャンプです>

<夕食は肉料理>

<厳しい一日を終え

ごちそうを食べて
英気を養うのです>

<こちらはヤク肉>

<一度、下ゆでして
調味料で味付け>

<ステーキ風に焼き上げました>

<明日も過酷な道中が
予想されます>

<その不安どおり…>

<卵も凍る寒さ>

スタッフ:アイス、アイス。

<スタートしてから10日目の
この日は

今回の旅で
最もつらい一日となりました>

<木々は少なく
荒涼とした風景が続きます>

<そして、小高い峠へ>

<峠の頂にたたずむ
ラプセを目指すと

眼前には、神々しいまでの

圧倒的な世界が
広がっていました>

<今日越えなければならない
ヌマ・ラ峠は

この峠の、さらに奥の奥>

<高度に慣れるためには

体を動かした方が
良いといいますが…>

<無理は禁物>

<体と相談しながら

自分自身の力で
生き残るしかありません>

ナスD:ここ、きつい。

やっと来た。

<細かい砂利が足元をすくう>

<滑り落ちれば
ひとたまりもありません>

ちょっとだけ待ちます。
ちょっとだけ待ちましょう。

<休みなしに10時間
歩き続けています>

スタッフ:ついに峠、峠。
おお!山が見える。

<標高5238m。
ヌマ・ラ峠です>

<ダウラギリとは

サンスクリット語で
白い山の意味>

<ただ、ここに来るまでに
かなりの時間を費やしました>

<一行は先を急ぎます>

<日暮れまでに

まだかなりの距離を
進まなくてはならないのです>

<峠を越えた取材班は

半日かけて
1000m低い所へ下り

トッキュー村に到着>

<温かな料理が
疲れた体に染み渡ります>

<今日は一日
ここで休養をとる事に>

<チベット人には
絶対欠かせない

こちらの飲み物も頂きました>

<高地生活で不足する栄養分も
補えるお茶>

<一日50杯飲む人もいるとか>

<断るまで
何杯も注いでくれます>

<こちらは
ヤク肉とじゃがいものカレー>

<スタートのドゥネイ村を
発ってから、12日目>

<ティンギュー集落までは
あと2日です>

<日々、寒さが増していく。
朝食は、持参したラーメン>

<再び、険しい山道を
歩き始めました>

<空気は薄く、周りの峰々から
激しい風も吹きすさびます>

<ついに、最後の峠
チョイ・ラに到着しました>

<この峠を苦労して
乗り越えてきた山の民や

その先祖が
そうしたように

一行は
ここで立ち止まり

今回の旅が
無事進んでいる事を

神々に感謝します>

<この峠から先が
奥ドルポと呼ばれています>

<深い谷を抜けると

今は人影もない
放牧場がありました>

<高度が下がってきたため

空気の暖かさを
感じる事ができます>

<今日は朝7時に発ち
午後の4時に居を構えました>

<かなりの距離を歩きました>

<皆、疲れ果てています>

<13日目の朝>

<油も凍ってしまいます>

パリパリ、パリパリ。

<峠を無事、越えれば
あとは目的の滞在地

ティンギュー集落まで
ひたすら下るだけ>

<ここから先は、最奥の集落
ティンギュー集落>

<天空の民たちの領域です>

<ドルポで最も奥にある
ティンギュー集落に到着>

<村の入り口には
チョルテンと呼ばれる

仏塔を兼ねた門が>

<上空から眺めた
ティンギュー集落は

砂を巻き上げる
乾燥した風が舞っていました>

<まもなく、雪に閉ざされる
厳しい冬がやってきます>

<ただ、実は、今回の訪問は

この集落に
荷物を置きに来ただけ>

<なんと取材班は
いったん日本へと帰り

冬に、またここを訪れ
村の密着取材を始めるのです>

<2019年1月>

<取材班は
厳冬のドルポを再訪するため

小型飛行機でドゥネイ集落へ>

<今回は
雲心月性の山の民が行う

世界でも類を見ない奇祭>

<さらに
年越しからお正月にかけてを

密着取材するのです>

<すでに、高度は4000m>

<希薄な空気と寒さがきつい>

<真冬のドルポは
周囲を氷に閉ざされ

孤立してしまいます>

<ヒマラヤは
かつて海の底でした>

<インド亜大陸をのせた
インドプレートが

ユーラシア大陸をのせた
アジアプレートの下に潜り込み

そして隆起が始まり
ヒマラヤ山脈が形成されました>

<かつては
海の底だった事を物語る

アンモナイトや
三葉虫の化石が…>

<雪の下は
幾重にも重なった氷の層>

<歩きづらい>

<一日中歩き
この日の滞在地に到着しました>

<出発の朝>

<ヒマラヤから吹き下ろす寒風が
骨身に染みる>

<この日の天候は最悪>

<この先へは、村の住民を伴い
進む事になりました>

<待ち受けるのは
5000mを超える山>

<深い谷を詰めて
奥ドルポへと向かうのです>

<取材班は難所を迎えました>

<しかも
荒れ狂うほどの猛吹雪>

<視界も遮られます>

<ヤクでも
簡単に登る事はできません>

<この過酷な地を、休みなしに
10時間歩き続けました>

<しかし
足を止めるわけにはいきません>

<秋にも訪れた
チョイ・ラの峠を越えなければ

再び、ティンギューの集落には
たどり着けないのです>

<5年ぶりだという大雪。
辺り一帯、雪景色>

<ここは、冬の旅のルート全体で
最も高い場所です>

<本当に、たどり着く事は
できるのでしょうか?>

<凍った川は滑りやすい>

<吹きだまりに足をとられ
なかなか前に進めません>

<雪はやみましたが、風が強く
雪煙を舞い上げます>

<荒々しい景色が続く中
思いがけず野生動物が…>

<ブルーシープです>

<ヤギやヒツジの原種
といわれますが

今では、その数も少なく

希少動物として
保護されています>

<出発から3日
道なき道を歩き続け…>

<外界からの侵入を拒み続けた
厳冬期の峠を越え…>

<ティンギュー集落に到着>

<この集落では、何世紀もの間
変わらない生活を送っています>

<年の瀬が迫っていました>

<ロサールと呼ばれる
チベットの暦の正月が近く

彼らは新年を迎える準備に
追われていました>

<仮面祭りは、ティンギューが
集落として成立した

400年以上前から
脈々と続く祭りです>

<祭りの朝を迎えました>

<村は一面の雪化粧>

<ドルポの既婚女性が
かぶっているのは

真ちゅうなどでできた
ティプゥと呼ばれる頭飾りです>

<400年以上続くといわれる
奇祭、仮面祭りが始まります>

<世界初となる映像です>

<400年以上続くといわれる
奇祭、仮面祭りが始まります>

<世界初となる映像です>

<祭りは
朝の10時から夕方まで

休みなしに続けられます>

<見物客は弁当を持参>

<パクレや
じゃがいもカレーなど様々>

<ポットにはバター茶です>

<躍動的な踊りは、それぞれ
宗教的なストーリーがあり

見るだけで功徳がある
ありがたいもの>

<村と寺の繁栄を祈るものです>

<祭りは
一番の盛り上がりを見せました>

<まもなく
クライマックス>

<幻の集落として
閉ざされてきたドルポには

ともすれば、その意味が

忘れ去られてしまいがちな
伝統文化が

暮らしの中に
生き続けているのです>

<祭りは終わり、村は再び
静寂に包まれました>

<ティンギュー集落で暮らす
ある一家を訪ねてみました>

<粗削りな石の家は
一見、堅固な城塞のようです>

<生活空間も
拝見させて頂きました>

<お世話になっている村人に
話を聞くと

独特の結婚形態を
編み出していました>

ナスD:あの青い人は

ヌルブさんと
どういう関係なんですか?

<兄弟で
一人の妻を共有するのです>

ナスD:すごいな。
なんか変わってるな。

なんか、だいぶ違うな。

<歓迎の駆けつけ三杯>

<おかわりするのが礼儀だそう>

<夏でも手を洗うと
ひび割れてしまうほど

乾燥が激しいため

ドルポの人々は
頻繁にバター茶を飲み

体に脂を補給して
乾燥から身を守っています>

<何杯も温かいバター茶を
振る舞ってくれました>

<さらに、2階には
もう一つ階段が>

<ほとんどの家が
3階建てになっていました>

ナスD:きれいだね。
うわあ、きれい。

<ここで目を見張るのが
金ぱくを貼った

高さ3メートルほどの弥勒菩薩>

<寺院には、今も
素晴らしい仏像や仏画>

<壁には、仏の世界を具象化した
見事な曼荼羅が>

<ここでしか見られないような
貴重な仏画も多いのですが

劣化が進んでおり

やがて姿を消す運命に
あるのでしょうか>

<子供たちは
冬でも元気いっぱい!>

ナスD:面白いな。

<出会った少女たちの澄んだ目と
明るく無垢な表情>

<ヒマラヤを愛する彼らの表情は
輝いていました>

ナスD:本当ですか?

<続いて、集落唯一の医者を
訪ねました>

<集落の医者を取材しました>

<アムチーと呼ばれ
医者であると同時に僧侶>

<隣の集落に住む
ソナム・ロティさんの

一人だけです>

<彼の医術は、僧侶だった
父親から受け継いだもの>

<治療には、自ら採取した
薬草や石、木の根などが用いられ

知識をもとに、あとは
経験と勘で調合するという>

<アムチーは、全て無償で
診察してくれるといいます>

<ティンギュー集落の集会にも
お邪魔しました>

<マニ車を回しながら
祈りをささげる

マニ・ダンの集まりです>

<回す事で
経典を読むのと同じ意味となる

マニ車を回しています>

<滑りを良くするために
付けられた貝に

穴が開くほど回せば
天国に行けるといいます>

<この風景も
絵に残していきます>

<その出来栄えに
皆、興味津々>

<ここで一度、お昼ご飯>

<ご厚意で分けて頂きました>

<ドルポの人々は朗らか>

<笑顔があふれていました>

<ティンギュー村の
大みそかです>

<慌ただしさはなく
静かに暮れようとしていました>

<地球上のどこにいようとも

物理的に刻まれる時間は
平等ですが

聖なる大地、ドルポでは

確実に豊かな時間が、ゆったり
とうとうと流れていました>

<9種類の具が入った

年越しに食べる
グトゥックと呼ばれるおかゆ>

<大豆、豆、コーン、大根
ヤク肉や乾燥チーズを入れ

味付けはシンプルに塩だけ>

<日本でいう年越しそば>

<無病息災、多幸を祈願し
頂きます>

<そして、お団子の中には…>

ナスD:おみくじだ。

<家の柱や門にツァンパの粉を>

<幸運を呼び込むという
まじないをすれば

一年の仕事の全てが終了>

<一体、どんなお正月を
迎えるのでしょう?>

<朝4時>

<最初に起きだしてくるのは
一家の主婦>

<家を守る女性が
その年、最初の水くみ>

<日本のお水取りのようなもの
なのでしょうか?>

<神々に
バターやツァンパをささげ

1年の幸福を祈ります>

<お酒や
ネパール風のギョーザ、モモなど

ごちそうも振る舞われました>

<ここは、標高4800m>

<厳冬期のドルポが
孤立する理由が

この景色にあります>

<集落で一番高い、この場所で
ルンタを張り

皆の1年間の幸運を祈ります>

<雪かきも大切な仕事>

<彼らにとっても、正月は

新しい年を迎え、心機一転する
重要な区切りです>

<そして
正月の準備の仕上げは、洗髪>

<乾燥しきっているせいもあり

彼らが髪を洗うのは
年に10回ほどだそう>

<集落の人々が集まり
歌い始めました>

<神にささげる祈りの歌が
山にこだまします>

<その祈りを
聞き入れるかのように

空には初日が
神々しく輝いていました>

<酒かすを入れた、チャングーと
呼ばれる正月料理です>

<縁起の良い幸運のバターに

ドルポでは貴重な
砂糖とツァンパ

ココナッツや干しぶどうなど

今日だけしか頂けない
ごちそうです>

<最初は神様へとお供え>

<年配の方から配られます>

<こちらは
米粉のドーナツ、セルロティ>

<お正月や結婚式など
お祝いの日のもの>

<おとそは
大麦から造った酒>

<いわゆる、お節料理>

<酒の入ったかゆを食べて
無病息災を祈ります>

<普段とは違う
けんらんたるお正月の裏で…>

<というのも…>

<ティンギュー村から
2時間ほど下ったところで

家畜の放牧が行われていました>

<冬の牧場です>

<厳しい冬の間
彼らは集落から離れ

草の豊かな場所を求めます>

<お正月などありません>

<彼らは、あと3カ月間

冬の牧草地で
家畜と共に暮らします>

<今年、記録的な大雪に
見舞われたため

さらに標高が低い牧草地へ
家畜を移動させます>

<すでに、10頭ほどの子ヤギが
死んでしまったそうです>

<この日は
ここでテントを張ります>

<皆、しょうすいしています>

<ドルポでは

時は気が遠くなるほど
ゆっくり流れています>

<寂しい冬です>

<一方、お正月を終えた
集落では…>

<ドルポの冬
放牧担当になった者は

お正月も関係なく
朝から家畜に

餌を食べさせなければ
なりません>

<この時期の餌は、枯れ草や根>

<1カ所の餌を
食べ尽くしてしまわぬよう

大人も子供も、一日中
家畜を追いながら歩き回ります>

<家畜のために草を求めて
さらに別の冬の放牧地へ>

<こうして、ひと冬に何度も
引っ越しをするのです>

<ヤクとヒツジ250頭
猛吹雪の大移動>

<集落の大切な仲間である
家畜たちを守るため…>

<村人たちは
雪が少しでも少ない平地へ

一日がかりで避難させました>

<厳しい自然を
共に乗り越えてきた親子は

互いに尊敬し合い
強い絆で結ばれています>

<ドルポの人々は
忍耐強く

この伝統的な生活を
続けています>

<どんなにつらくても
自然にあらがわず

代々続く考え方を守っていく>

<これが
この地に暮らす人々の生き方>

<ただ、大雪で家畜が死んだり

山から下りられず
亡くなった人もいるという>

<それでも

ヒマラヤを愛する彼らの表情は
明るかった>

<この地に生きる人々の定め>

<一方、集落に残った者は…>

<雪が降る中でも経を唱えます>

<マイナス18度>

<日が暮れるまで
読経は続きました>

<村の外れで
珍しい儀式があるそうです>

<神聖な儀式
ソージュンという断食です>

<500人の村人のうち
30人の有志が4日間断食>

<その間は
しゃべる事も禁止です>

<輪廻転生を信じて
現世での悪事をざんげし

自分の来世を
ひたすら祈るのです>

<断食の最終日、満月の夜>

<僧侶は
最後の祈りをささげます>

<4日間の断食を続けた彼らに
与えられるのは

ヨーグルト入りの湯>

<そして、初めて言葉を
交わす事が許されます>

<無事、断食を終えた彼らは
村人たちに祝福され

差し入れのかゆを
振る舞われます>

<幸せな来世を信じています>

<断食が明けると昼すぎから

村人が集まり
踊りが始まりました>

<皆一様に
晴れ晴れとした顔です>

<最後は
お供え物のおすそ分け>

<各家の貴重な食料となります>

<こうした伝統的な儀式が
今も大切に守られているのは

食べ物などの資源を
平等に分け合う

互助精神からでしょうか?>

<さらに
志願者が8日間の断食>

<今回は、50人の有志が
8日間にわたり

祈りの日々を送ります>

<暗闇の中、祈りの声だけが
谷にこだまします>

<8日間の断食、最終日>

<無事、断食を終えた彼らには
差し入れのかゆが…>

<さらに、村人たちに
労をたたえられ、ごちそうが…>

<皆で作っているのは
お供え物の、麦やお米の団子>

<大麦の団子はパクゴン
米の団子はデーゴンといいます>

<大きなおにぎり>

<これを皆で頂くのです>

<さらに夏、今度は、なんと

16日間の断食の儀式が
控えているという>

<厳しい自然に溶け込んで
生きている人々に

私たちは、心の疲れが
癒やされるのを感じました>

<そして、人間らしく生きるとは
という問いを

改めて、自らの心に
問いかけてもみたのでした>

<未知なるものには
情熱をかき立てられます>

<しかし、この地では
あるがままを受け入れ

ただ静ひつに
時が刻まれています>

<彼らは、これからも
毎年、この旅を続けるでしょう>

<この頂のかなたから見守る
先祖の魂と再び出会う日まで…>

<奥ドルポに
本格的な春が訪れました>

<ドルポは四季折々、我々に
様々な景色を見せてくれます>

<大麦の芽です>

<今、ドルポは

1年で最も美しい夏を
迎えようとしています>

<人々は、自然の中で労働し
神々に祈り

豊作を感謝して
暮らしています>

<全てが昔のままです>

<実は、この地に
120年前

たった一人で訪れた
日本人がいました>

<河口慧海>

<仏教の大蔵経を求め

チベット潜入を果たした
人物です>

<取材班は
一人でチベットへと向かった

その慧海の道のりを探るため

今度は、出発地点
ジョムソンへと飛びました>

<そして
ヒンドゥー教と仏教の聖地

ムクチナートへ>

<120年前、日本の僧侶
河口慧海が立ち寄った寺です>

<ここからは
慧海の日記を元に、北西へ>

<ケバ・ラの峠を越え
ドルポ地方へ入ります>

<出発から4日目のキャンプ地>

<目的の峠へ至るまでに

5000m以上の峠を
7つも越えなければなりません>

<この日は、最大の難関
ケバ・ラ峠>

<さらに、ニマ・ラ
そして、トゥジェ・ラと

5000m超えの
3つの峠を越えます>

<最初の出発から6日目>

<ケバ・ラ峠に到着>

<ここから
人が住める高地の中でも

最も高い天上の世界へ>

<その後も、ヒマラヤの峰々を
休む事なく歩き続け

着いたのは…>

<標高4110m
人口およそ300人

60世帯の山の民が暮らす
ツァルカ村です>

<峠を越えると、景色は一変し

珍しい高山植物に
満ちていました>

<こんな村人に出会いました>

<地面に、はいつくばり
何かを探しています>

<ここで
こんな村人に出会いました>

<地面に、はいつくばり
何かを探しています>

<地元でヤルツァ・グンブと
呼ばれている冬虫夏草です>

<冬虫夏草の菌が
生きた昆虫に取りつき

養分を吸い取って
成長したものです>

<中国では漢方薬
ネパールでは強壮剤として

高値で売れます>

<取材班が密着取材を行う
ティンギュー集落は

雪も解け
夏の気配が漂い始めていました>

<自然が優しい、短い夏です>

<峠に向かう途中
放牧する人々に遭遇>

<ドルポの人々は
雪から解放される夏の間

山で寝泊まりしながら
家畜の世話をします>

<男たちは
雪で道が閉ざされる前に

交易のために
チベットなどへ出掛けます>

<なので、テントを守るのは
女と子供たちが中心>

<家の財産とも言える
ヤギの世話>

<1日中、山にヤギを追い
十分に草を食べさせ

栄養をつけさすのです>

<家畜の世話が終わっても…>

<まき取りや水くみと

彼女たちの仕事は
日没まで続きます>

<短くも美しい夏のドルポ>

<しかし、放牧地をひと夏に
3回変えなければならないので

季節を楽しむ暇などありません>

<彼らが村に再び戻るのは
およそ3カ月後の9月>

<それでも、ドルポの人々は
口をそろえて

夏が一番好きだと言います>

<いよいよ
慧海がチベットへ抜けた

クン・ラの峠へ>

<今から120年前の7月4日
1人で、この峠に到達>

<それは、日本を発ってから
実に3年目の事でした>

<その後、取材班は
南へと歩を進め

今度は、夏のポクスンド湖を
目指しました>

<旅は、いよいよ
クライマックス>

<休みなく8時間>

<標高5360m地点に
近づきました>

<出発から20日。
雲の中に突入>

<ここからは下り>

<ガングダ・ラの南側は

尾根の頂から西へ
急斜面になっていました>

<しかも、表面の雪の下は
幾重にも重なった氷の層>

<日差しが強いため

日当たりの良い場所は
雪が解けていますが

日陰には氷>

<滑りやすく
危険この上ありません>

<目指すポクスンド湖へは
あとわずか>

<標高が下がるにつれ

雪は消え
岩だらけの道が現れます>

<長い年月をかけて、動物たちが
踏みならしてきた道です>

<1000年以上前に造られた
この小道は

石と木で支えられています>

<ただ、崩れそうな所が
何カ所も>

<そんな道を
1日がかりで歩き続け

ようやくポクスンド湖の
南側にある町に到着>

<この地に住む民から

神秘の湖としてあがめられている
ポクスンド湖>

<その湖面には
先祖のさまよえる魂が漂い

人をいざなうと信じる者も
いるそうです>

<足かけ2年にわたる

ヒマラヤ・ドルポに向かった
今回の密着旅>

<取材班は、様々な自然の姿を
体感しました>

<そして、おそらく

何十年、何百年と変わる事ない
その姿を

カメラに収めました>

<山々が色づく夏から秋>

<雪と氷に閉ざされ
完全に孤立する厳しい冬>

<自然の偉大さに抗う事なく
生きる大切さを学びました>

<我々は
こんとんとした現在から

少しでも心穏やかな未来へ>

<学びは尽きる事がありません>

<眼前に開けたのは

荒涼とした見慣れぬ世界でした>

<ここで一行は
番組のPR動画を収録するため

ナスDが行ける範囲で
その岩場の先端へと移動>

<長い長い命がけの旅でしたが
ドルポの民は間違いなく

優しく、たくましく
天空に息づいていました>

(川上祐介)20年ぶりだな。
(唐沢真佐人)21年ぶりです。

(川上)ひと言だけ言っておく。
調子にのるな!

は?
はぁ?

(宇都宮実桜)
不協和音って感じ。

(小寺順平)川上。 愛だよ 愛。

(加藤博行)どうして
祐介は刑事になったんだ?

(唐沢)真実を消すな。
必ず落とせ 兄貴。

(川上)必ず あなたを落とします。


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