プロフェッショナル 仕事の流儀「~コメディアン・萩本欽一~」80歳までの2年間を“笑い”に専念すると宣言した…


出典:『プロフェッショナル 仕事の流儀「~コメディアン・萩本欽一~」』の番組情報(EPGから引用)


プロフェッショナル 仕事の流儀「~コメディアン・萩本欽一~」[解][字]


80歳までの2年間を“笑い”に専念すると宣言した欽ちゃん。“老い”と闘いながら、理想の笑いを求めて新作コントに挑戦。希代のコメディアンの知られざる日々に密着。


番組内容

「視聴率100%男」と称されたTV界のレジェンド・萩本欽一(78)。去年、80歳までの2年間を“笑い”に専念すると宣言。無名の芸人や俳優を相手に、笑いの徹底指導を始めた。さらに、新たなコント作りにも挑戦。「昭和の奥ゆかしい笑いが欲しくなる、そんな時代が間違いなく来る」と語る萩本。太田光、香取慎吾が見た欽ちゃんとは?“老い”と闘いながら追い求める笑いとは?希代のコメディアンの知られざる日々を追う。

出演者

【出演】コメディアン…萩本欽一,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり


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プロフェッショナル 仕事の流儀「~コメディアン・萩本欽一~」
  1. 萩本
  2. 拍手
  3. タタンカ
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  13. ステージ
  14. タン
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  16. リハーサル
  17. 自分
  18. 手拍子
  19. 番組
  20. 面白


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(機械音声)「9階です」。

最初の取材交渉の日。

テレビ界のレジェンドは
気さくに迎えてくれた。

(取材者)どういうことです?

(取材者)ありがとうございます。

テレビ史に残る
数々の名番組を打ち立ててきた

希代のコメディアン。

(坂上)お母さ~ん。
あぁ…。

(坂上)お母さんですか?
萩本です。

バラエティー番組
「欽ドン!」の最高視聴率は…

民放各局のレギュラー番組で
高視聴率をたたき出し

1週間の合計視聴率は100%を超えた。

栄養なくても おいしきゃ いい。

その偉業と人柄で
今なお 多くの人に愛される。

それはないと思います。
(笑い)

今回 萩本に取材を申し込んだ理由。

それは…。

去年4月 萩本は
ライフワークだった大学での勉強をやめ

笑いの仕事に専念すると宣言したからだ。

(取材者)おはようございます。
おはようございます。

この日は 40年もの間 司会を務めてきた

あの番組の収録だった。

3時間半にも及ぶ長い収録。

大きな流れは頭に入っているが
出演者は誰かなど 詳細は知らないという。

萩本は 共に司会を務める香取慎吾と
リハーサルの様子をうかがう。

収録4時間前。

だが 萩本の「本番」は始まっていた。

何が笑いにつながるか

リハーサルを見ながら
あらゆるシミュレーションをする。

本番直前。

そう言いながらも 萩本は

お得意の「欽ちゃん走り」で
飛び出していった。

(歓声と拍手)

≪合格!

(笑い)

萩本が編み出したと言われる…

今や笑いの定番テクニックとなっている
素人いじりだが

萩本は 決して
相手のアラを探すようなことはしない。

更に 萩本は思いもよらない球を投げる。

狙ったのは 審査員の…

(福岡)このハカをされたら
笑ってしまって…。

(高い声で)「そうなんです!
私たちには まだありますから!」って。

(香取)「あの声でやってくれる?」って。

今この瞬間のために
ほんとにたくさんの犠牲のうえに

こういう結果が出てきたと思うので
ほんとにうれしいです。

(福岡 高い声で)
めちゃめちゃ面白かったです!

(笑いと拍手)

(香取)「カニでハカ」
おめでとうございま~す!

笑いあり 涙あり。

そこに 求め続ける理想がある。

(拍手)

萩本は 去年9月から
新たな挑戦を始めた。

その名も 「欽ちゃん公開オーディション」。

無名の芸人や俳優を相手に
月に2日ほど

萩本自ら 笑いの技術を徹底指導する。

仕事ではなく 萩本の個人的な思いから
この活動は始まった。

(拍手)

オーディションの内容は シンプルだ。

参加者は 萩本が与えたお題に即して
その役を演じる。

そして お金を払って見に来たお客を
笑わせる というものだ。

さっ 寄ってらっしゃい 見てらっしゃい!

お題は 「海の家の呼び込み」。

いらっしゃい いらっしゃい!
ギラギラ太陽 あつい体に

アイス氷は いかがですか?

あっ おにいさん 海に入りすぎて
体が冷えてるんじゃないですか?

どの参加者も
自分を面白く見せようとするが

笑いは起きない。

(女性)今なら ミルクをいっぱい
こうやって出してあげる!

すると 一人の少年がステージに上がった。

(笑い)

父親のすすめで
オーディションに参加したという小学生。

(萩本)なぜかって やっぱ
子どもっていうね… 自覚してるよ。

(笑い)

素直な受け答えに 萩本が何かを感じた。

楽しみに待ってるよ。

「はい さあ いかがですか?」。

ほら やってごらん。
冷たい氷 冷たい氷…。

(萩本)いや そうじゃないの。
「冷たい」じゃない 「冷たあ~い氷」。

「冷たあ~い」 いけ!
冷たあ~い氷。

(笑い)

(萩本)どうして
そんなに簡単にできるんだよ。

萩本が言うことを必死に真似る少年。

その姿が 笑いを誘う。

なんでそうなるの? 欽ちゃん。

萩本は言う。

人は おかしいから笑うのではない。

3週間後のことだった。

(拍手)

ブルーン!

はい!

ブルーン! ブルーン!

風 入れます?
暑いですね。

萩本が座り込んだ。

ちょっと あの 前がさ…。

前に あの…

だが 萩本 ここで ひと言。

(笑い)

♬「ソは ソーキソバのソ」

萩本は 舞台を降りない。

コメディアン 萩本の覚悟。

(笑い)

(拍手)

そこに笑いがあるかぎり もがく。

すっげえ くたびれちゃったよ。

今日の僕のスペシャルパフォーマンスの
準備が大詰めなもんですから…。

僕 今 舞台裏にいるんです。

しっかりやってくれると いいけど。
しっかりやってくれると いいけど。

しっかりやってくれると いいけど。

ピアノ協奏曲第1番っていうんだけどね。

この日 萩本さんに

修業時代の思い出の場所を
案内してもらった。

あとね…。

立ち寄ったのは
創業130年の定食屋さん。

萩本さんの思い出の味は
今は品書きにない アジフライ。

今日は特別に作ってもらった。

半世紀以上にわたって
テレビの世界で活躍してきた 萩本さん。

思えば 自分ほどテレビに向かない人間は
いなかったという。

萩本さんは 太平洋戦争中の1941年
東京で生まれた。

戦後 父親がカメラ製造の事業で失敗。

家には 借金取りが押しかけた。

忘れられない光景がある。

玄関で土下座する 母の姿だ。

すぐにお金を稼げる仕事は何だろう。

萩本さんが目を付けたのは コメディアン。

当時 喜劇映画や

テレビ ラジオに引っ張りだこだった。

しかし 大きな問題があった。

極端なあがり症だった。

それでも 高校卒業後

萩本さんは 浅草の劇場で
コメディアンの修業を始めた。

3か月目。

演出家から ついに言われた。

だけど 何の取り柄もない自分に
他に行く当てはない。

必死に修業を続けて3年。

チャンスが巡ってきた。

テレビコマーシャルへの出演依頼。

ところが 決まったセリフが言えず
重ねたNGは 19回。

コマーシャルは クビとなった。

25歳の時だった。

ある先輩とコンビを組むことになる。
7つ年上の…

コント55号を結成。

そして これを機に
萩本さんは開き直った。

(萩本)♬「ヤッホ ヤッホヤッホ
ヤッホヤッホ ヤッホッホ」

♬「ヤーッホ ヤーッホ ヤッホッホ!」
(拍手)

決まったセリフを言おうとするから
失敗する。

ならば 思いつくままのアドリブを生かし
常識外れのコントで勝負する。

(萩本)1 2 3 4 5…。

(笑い)

間もなく
劇場で話題となったコント55号に

テレビ出演の依頼が殺到した。

お茶の間の子どもたちは
くぎづけになった。

ワルオ!

33歳の時 初の冠番組
「欽ドン!」シリーズがスタート。

ハガキで寄せられた 素人が作ったコント。

ラジオの手法をテレビに持ち込んだ
萩本さんの企画だった。

その後 萩本さんは
民放各局でレギュラー番組を持ち

「視聴率100%男」の
異名をとった。

しかし 想像以上の成功に

戸惑う自分を感じていた。

人気絶頂のさなか 萩本さんは

レギュラー番組を降板することを決めた。

43歳だった。

それから 30年以上が過ぎた。

テレビを取り巻く環境は大きく変わった。

それでも いや こんな時代だからこそ
追い求めたい笑いがあった。

それにしても 欽ちゃんは
なぜそこまで 笑いにこだわるのだろう。

去年11月。

萩本は 自身がMCを務める

コント番組の打ち合わせに
臨んでいた。

(萩本)始め!
いらっしゃいませ 何にしますか?

萩本が考えた設定の中で
出演者がコントを演じる番組。

台本もリハーサルもなく
アドリブだけで笑いをつくる。

1個 買ってくれれば

嫁が帰ってくるんです!

(笑いと拍手)

(笑い声)

これまで お笑い芸人や俳優が
ステージに立ってきた番組。

今度の収録では

全く違うジャンルのプロを
入れてみたいという。

(笑い声)

そうしたら…。
いいですね。

ひと月後。

若者たちを指導するあの舞台に
一人のプロを招いた。

(拍手)

日本舞踊界で活躍する…

輔蔵さんには
コントをやるとは伝えていない。

顔がね こうやって すぐ締まるんだよ。

(笑い)

♬「チャンチャカ チャン
チャンチャカ チャン」

盆踊りっつうと
また踊り違うんだろうね。

萩本は 徐々に
コントの世界へと いざなっていく。

♬「タタリンカ パイ
ほれ タタンカ タタンカ」

♬「タンタタカタン それ」

架空の盆踊りをアドリブで踊らせる。

♬「タタンカ コン
ほう ピッ あっ ピッ」

♬「ピックリカッカ タリリ
タラリランラン」

(笑い)

♬「タタンカ タンカラリッキ
カンカカンカ カンカカン」

♬「ちょっとおいでよ 下仁田に」

(笑い)

一流のプロの美しい所作と芸の奥深さ。

萩本は そこに 新しい笑いが
起こるのではないかと考えていた。

(笑い)

(拍手)

いや~ 何ともいいね。

1月。

萩本は輔蔵さんを番組収録に呼び寄せた。

リハーサルはなしで
輔蔵さんとアドリブでコントに挑む。

(笑い)

本番。

(萩本)いや~ しかし…。

番組スタッフのミスで 輔蔵さんが
予定の場所にスタンバイしていなかった。

(輔蔵)ああ…。

ああっ!

(笑い)

すいません。

そっちじゃない こっちだよ こっち。

慌ててしまい 派手に転んだ輔蔵さん。

客には お笑い芸人のように見えた。

(笑い)

もはや客は 日舞のプロとして見ていない。

♬「タタンカ タン それ」

(手拍子)

♬「それそれそれ
大地に広がるネギ畑」

♬「ネギは…」
はい。

遅いもん ネギ。

♬「ネギ畑」 とかさ。

♬「食べたら ほらほらほらほら
身も心も笑顔がこぼれる」

はや~!
(まばらな拍手)

20分あまり続けたが 結局 観客からは
思うような笑いが起きなかった。

ありがとう。
≪どうもありがとうございました。

(拍手)

収録後。

最初 コケちゃったんだよ。

萩本は 落ち込む輔蔵さんに提案した。

翌日収録する番組の合間に もう一度
撮り直ししないかと持ちかけた。

萩本は反省していた。

もがく 78歳。

翌日。

萩本は考え続けていた。

収録直前。

ステージの階段を上がっている時だった。

前日の収録は5時間以上。

疲労はピークを迎えていた。

ああ…。

(拍手)

(笑い)

(拍手)

(笑い)

♬~

(拍手)

(笑い)

萩本は冒頭 輔蔵さんが
日本舞踊の師匠であることを

客に丁寧に伝えていった。

もう 今日 それやって頂ければ。

(笑いと拍手)

更に 日舞は素人の
ハライチ 澤部をステージに上げ

輔蔵さんと比較。

こういう感じ。 すり足といって…。

これこれこれ はいはい そのすり足で。

あっ そうです。

(笑い)

(笑い)

設定 完了。

(笑い)
(萩本)グーとパー。

♬「タタンカ タン タラケッカ
カカンカ カン それ」

♬「タッタリラリラ リララララン
ほら タリタタッタ」

(笑い)

♬「タタンカ タン タラケッケ
タタンカ タン はあ」

♬「タタンケ タンケテテン
タタンケテンテン」

♬「ターッタラタリリ タタリキよ」

(笑い)
ああ すいません。

♬「テテンカ テン…」

萩本は アドリブを重ねていく。

(笑い)

♬「タタンカ ティン」

ほら 新体操で…

(笑い)

♬「チャチャンカ チャン」

(手拍子)

グー チョキ パー!

(手拍子)

あの…

(笑い)

♬「チャチャンカ チャン」

(笑い)

(澤部)美しいですね。
いいですね 動きがある。

(笑い)

♬「チャチャンカ チャン」

(手拍子)

♬「タタンカ ランラランラン
ラリラリラ ほい」

グー チョキ パー!

♬「タラッタ タタタタ…」

(笑い)

(拍手)

(澤部)そうですね。

(笑い)

(笑い)

(澤部)師匠 ありがとうございました。

(笑い)

(萩本)ちょっと乗りすぎました。

(拍手)

♬~(主題歌)

♬~

♬~

コメディアン 萩本欽一。

萩本は どこまでも「欽ちゃん」だった。

(取材者)欽ちゃん お疲れさまでした。

プロフェッショナルとはね…。

面白くない仕事について
面白い仕事にしてしまう人。

(取材者)ありがとうございました。

ありがとう。 あぁ…。


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