ねほりんぱほりん「震災で家族が行方不明の人」知られざる9年間の思い・長い間、誰にも明かすことができずにいた本音…


出典:『ねほりんぱほりん「震災で家族が行方不明の人」知られざる9年間の思い』の番組情報(EPGから引用)


ねほりんぱほりん「震災で家族が行方不明の人」知られざる9年間の思い[解][字]


顔出しNGの人から赤裸々な話を聞き出すトーク番組を子ども番組伝統の人形劇で見せるスタジオショー。3/11、祈りの夜に放送するのは「震災で家族が行方不明の人」。


番組内容

東日本大震災。あれから9年となる今も2500人以上の行方がわからないまま。ゲストは、今もまだ家族が見つからないという2人の女性。残された家族のなかで生じる軋轢(あつれき)とは?大切な人が亡き者として扱われることに抱く違和感とは?そして、あの日から会えずにいる愛する人の存在を感じる瞬間とは?長い間、誰にも明かすことができずにいた本音をねほりはほり。

出演者

【出演】山里亮太,YOU,【語り】石澤典夫


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ねほりんぱほりん「震災で家族が行方不明の人」知られざる9年間
  1. 父親
  2. 自分
  3. 状態
  4. 母親
  5. 気持
  6. お母さん
  7. 旦那
  8. アキコ
  9. 家族
  10. 結構
  11. 写真
  12. カズコ
  13. 行方不明
  14. 震災
  15. お願い
  16. 今日
  17. 全部
  18. 地震
  19. 遺体
  20. 最近


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いつもと変わらない朝。

これが 最後の会話になろうとは。

東日本大震災で
いまだに行方不明の人の数です。

残された家族は あの日から 今も
大切な人に再会できずにいます。

9年間 家族は
どんな思いを胸に生きてきたのか。

顔出しでは言えない本音を…

本日のお客様がですね

「震災で家族が行方不明の人」
ということでございます。

そうか…。
まあ 今日の日もね 放送日が。

あっ そっかあ。 3月…。
11日ということで。

9年だもんね。
そうです。

これはね
忘れるわけには いかないことですから。

(玄関チャイム)

こんにちは。
ああ どうも。

こんにちは。         こんにちは。
お願いします。

失礼いたします。
お願いいたします。

ちょっと我々も今日 あの~

何分 こういう お話しさせてもらうのが
初めてなもんで

何か失礼があったら すいません なんか。
いえいえ こちらこそ。

(2人)よろしくお願いします。
お願いします。

父親が行方不明の
アキコさん。

9年間 周りからは
冷酷に見えるほど

父親への思いに
蓋をして生きてきた。

父親が行方不明の人…。
お父様が。 はい。

お父さんって どういう
お父さんでした?       どうでした?

結構あの~ 愉快な人で

子どもたちの間で
はやってるようなゲームでも

CMが流れ始めると
なんか 大の大人なのに

買いに行ったりとか したりして…。
(2人)へえ~。

仕事から帰ってきた時とか
私が「おかえり~」って言うと

「ただいま~。 ロバート・デ・ニーロだよ~」
とかって 入ってきたりとかして。

そうです。 結構 軟派な…。
(笑い声)

アキコさんが地震に遭ったのは
中学からの帰宅途中のことだった。

(地震の音)

慌てて学校に戻り…

その間 家族との連絡は?
携帯電話は持ってたんですけど

ちょっと電話が全然つながらなくて。
確かに。

母親が迎えに来てくれるまでは

ほんとに 外が どうなってるか
全然 分からない状態で

津波が来てるっていうことも
全然 知らなくて。

お母さんが じゃあ
迎えに来てくれたんですか?

そうですね。 ほとんど その二晩
歩き通しみたいな感じで。

二日後です。

ストッキングは
すごいビリビリに破れてて

全身なんか泥だらけみたいな状態の
母親を見て…

泥だらけの母親
二日ぶり やばいよね。

「えっ?」ってなるよね。
なりました。

山道を通ってくる最中に
父親の職場があったんですけど

その職場の建物が跡形もなくなってた
っていうことだけ 聞かされて。

うわ それを聞いた時どうでした?

いや ほんとに なんか平然と

あ じゃあ もう父親は
ダメだみたいな感じの事実だけ

認識した みたいな。
受け入れる。

その時の こう
気持ちっていうのは

悲しくて もうボロボロ泣いた
とかっていう感じじゃなく?

いや なんか
そもそも悲しいとか不安とか

全部 ストップした みたいな感じで。

例えると なんかこう 感情のメーターが
ゼロになったような感じですね。

40代くらいの おじさんとか
そういう方が ほんとに

すごい号泣してる方とかも
いらっしゃるのに

なんか 私みたいな小娘一人
なんか平然としてて。

あれ? なんか私だけ
浮いてるなっていう…。

うんうん うんうん。
周りの人の反応は どうでした?

心配をかけまいとして

この子は気丈に振る舞ってるんだっていう
認識を持たれてたみたいで。

震災後しばらくたったあとに
心配され過ぎたのか

親戚の方から 霊能力者さんを
なんか 紹介されたりとか。

なんか 最初 紹介された時は

震災とか津波で亡くなった方の霊を
自分に取りつかせて

「亡くなった方と会話ができますよ」
っていう紹介を されたんですね。

う~ん…。
で その話聞いて あれ?

なんかもう死んだ前提に
なってませんか みたいな。

父親とかも その話 横で聞いてたら…

みたいなことを言ったと思うんですけど。

キレイに 結構
ツッコミ入れます。

ただひたすら明るいお父ちゃんなんだ。

私は 父親っていうのは まあ
子どもみたいに たまに怒ったりとか

簡単なことで すねたりっていう

欠点とかもあっての父親っていう
感じだったんですけど

周りの人が なんか震災あとから

折に触れて
なんかこう父親の話する時に

すごくいい面ばっかり
誇張して話してくるっていうか

聖人君子みたいな話をされて。

すごく その 家族思いで 職務熱心で

津波に巻き込まれたのも

きっと他の人を助けようとして

巻き込まれたに違いない みたいな。

あれ? みたいな感じに思うことが多くて。

どんどんどんどん 美化されていく

みたいな感じがあって

ちょっと私それイヤだな~。

そうですね。 なんか…

パソコンのデータじゃないんですけど

父親っていう人が
なんか 本人がいないのをいいことに

勝手に いろんな人に
上書き保存されてくみたいな感じで。

いや ほんとに
すばらしい人なんだね

ほんとに いい人なんだねって
言うことが

相手に対して 慰めの言葉に
なってるのかな とかって

僕なんか思っちゃってる…。

けど 一概に
それが正解ではないってことよね。

そうですね。
ただ 周りの人は ほんとに

よかれと思って
言ってくれてるのが分かるから

否定できないっていうのも ありますし。

震災の直後って
テレビとかでも

絆とか感動とかっていうふうに
特集が すごい毎日のように流れてて

そういうステレオタイプの
すばらしい人みたいな感じに

私の父親も なんか
押し込められていくような感じがして

で ちょっと
反抗したというか。         なるほどね。

でも 自分の中にある
お父さんっていうのを

守りたいっていうのも
あるんですかね。
そうですね。

父親の原型が
なくなるっていうのが すごくイヤで

何の脚色も入れないために

できるだけ 父親のことは
考えないようにしたっていう感じですね。

はあ~!
なるほどね。

え? 今まで こうした話を
誰かにするってことは あったんすか?

いや なかったですね。
あ そう。

その当時って ほんとに
周りの人みんな被災してて

全員一人一人が
極限状態みたいな感じで

何言って相手を傷つけるかっていうのが
分かんない状態だったので

とにかく自分のことは
言わないようにしよう

みたいな感じで
やってたんですけど。           はあ~。

父親への思いに
蓋をした アキコさん。

しかし 同じ家で暮らす母は
全く逆だった。

お母さんは どうでした?
どうでした?

母親は ほんとに 父親を常に
思い出していたいっていうタイプの人で。

震災直後とかは もう家の全部の部屋に
父親の写真とかが飾られてて。

トイレの壁とかにも
写真が飾られてるぐらいでした。

へえ~。
そっか~。

とにかく受け止め方が違うっていうのは
うすうす感じてたんで

自分のことは言わないように
してたんですけど

まあ でもなんか 1回ちょっとミスして

いざこざになったっていうか。

震災のあった年に 家に
私と母しかいない状態で

母親は まあ 家の中とかに
父親の写真飾って

語りかけてるような時も
あったんですけど

まあ私は そういう時は
大体 同じ部屋にいても

とにかく ノータッチみたいな感じで
いたんですけど

あんまり私が何にも こう 言わないから

「あなたは悲しくないの?」って
聞かれたことがあって。

その時 私も 合わせればよかったのに

「あんまり悲しくない」って
言ってしまって。

そしたらまあ ちょっとあの
「出ていって。 ちょっと一人にしてくれ」

っていうことを言われて。

それは 言われた時
どうでした?

言われた瞬間 ほんとに
やってしまったっていう。

ほんとに 今まで
すごくうまく回ってたのを

自分が 思い切り踏み外した
みたいな感じで

頭真っ白みたいな感じになって。

はあ~ そっか。

今まで その 母親の気持ちも 曖昧にしか
理解してなかったところがあるので

母親のこと 知らなきゃと思って。
(2人)うん。

ほんとに最悪な話なんですけど

母親が日記をつけてるのを知ってて

あの日記 読んだら
いいんじゃないかな

って思って。

バレちゃうんじゃない? それは。

だから ほんとに 日記を見る時に
私 その当時 携帯持ってて

引き出し開けたら まず
日記のある状態で写真を撮って…。

読んだあと 写真と
照らし合わせながら
原状復帰をして

とにかく足がつかないように。
ハハハハ!

ちょっと…。

どんなこと書かれてました?
内容的には ほんとに あの~

私とか きょうだいの
子どもたちの とにかく心配が多くて

例えば 同じクラスの中でも
仮設住宅から通ってる子とか

被災すると 補助金とか
もらえるじゃないですか。

なんか それが原因で
いじめられてないか とか

あと 生活環境が変わって

ストレスを感じていないかっていう
内容とかがあって。

まあでも わたし的には
内容よりも なんか 文体?

全部 父親に語りかけるっていうか

生きてる人に宛てた手紙みたいな…。
なるほどね…。

感じになって。

「あなたなら アキコに
なんて声をかけますか?」

っていう一文が あったりすると

母親の中で
父親っていう人が まだ あの 生きてる。

生きてるのを信じてるんじゃなくて
もう父親が なんかこう

母親の中に もう確立されてる
みたいな雰囲気があって。

そっかあ。
そのお母さんの気持ちを知って

こう つきあい方って変わりました?

そうですね その 今までは なんかこう
うまいこと話題を避けられればいいや

みたいな感じのところ
だったんですけども

ほんとに徹底的に避けなきゃならない
っていうような感じに。

もう とにかく父親の話は
絶対 避けようみたいな。

そうだよねえ…。

そんなアキコさんに
去年の春 転機が訪れた。

最近は どうです?
うまくいってます?

そうですね。 あの 私 去年から父親と
同じ会社に就職することになって。

うわ~。
へえ~。

それは 何で お父さんと同じ就職先を
選んだんですか?

結構 地方なので 就職先が限られてた
っていうのも あるんですけど

そういえば 父親が勤めてたところが
あるなっていうことで まあ 選んで。

お母さんとかの反応は どうでした?

内定が決まった時とか報告したら
すごい 仏壇に手合わせて

とても喜んでくれて。
そうだね。

やってみて どうです?
お父さんと同じ仕事を。

あの 結構 私その…

父親がやってたのと同じ業務
やってるんですけど。

業務進める中で 結構 過去の資料を参考に
進めるっていうことが多くて

で 見ていったら
父親の名前で

作られてる文書とか あったりして。

なんか エクセル表とか
全部 開いたら

すごい 後の人が使いやすいように
なんか 吹き出しで

「ここは こう入れてください」とか

「こうすると 自動計算されます」っていう。

そうですね。 なんかもう
家に帰ったら パンツ一丁だった人が。

そうですね。
はあ~!

その話は お母さん

聞きたいんじゃないかしら。
した? お母さんに。

してないですね。
してないか~。

でも やっぱ まだ
お母さんに話すのは ちょっと怖い?

そうですね。
そうだよね~。

今 行方不明っていう状態で

母親が父親に対する認識とかも
全部 出来上がって

生活が うまいこと
回ってるところで…。

例えば 最近とかでも 遺骨が見つかった
とかっていうニュースを見る度に

例えば ほんとに
父親の遺骨とかが見つかって

もう生きてる可能性は もう絶対ゼロです
っていうような証拠が出てきた時に

今までこう 絶妙な関係で
うまいこと回ってたのが

一気に崩れた時の その反動が

どうなるのかなっていう
怖さはありますね。

それも あるねえ…。

アキコさんね 今日
話してみて いかがでした?

そうですね 自分の考え方
話せるっていうのは

多分9年で初めて
みたいなところが
あるので。

いろいろ
思い出してみると
なんか 結構 私

周りの友達とかも
もうあの 遺体が見つかって

お葬式とか出た時は
自分も悲しくなって泣いたりとかして

でも なんか 自分の父親だけは
悲しくならないっていうのがあって。

で もしかして それって
自己防衛じゃないですけど…。  そうよ。

それで なんか
せき止めてたのかなっていう。

そうなると なんかこう
9年間のツケみたいなのを

いつか払うことになるんじゃないかな
っていう怖さみたいなのも。

無理してた分の。
そうですね。

あの日の本来
受け止めるべきだった感情を

なんか 余すところなく

受け止めなきゃいけない日が

まあ 何かのきっかけで来るのか

まあ 一生 来ないで終わるのか
分かんないですけど

そういうのが あるのかな~っていう。

うわ~ そっか…。

行方不明者の家族の中には

アキコさんのお母さんのように

今も どこかで生きていると
信じ続ける人もいます。

その人たちも 人には言えない
悩みを抱えているようです。

(玄関チャイム)
失礼しま~す。

ああ どうも。
こんにちは~。
カズコと申します。

今日は よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

よろしくお願いいたします。
すいません なんか。

40代のカズコさん。
夫が今も行方不明です。

その日 カズコさんは
仕事が休みだった夫と

子どもの誕生日プレゼントの話をしながら

くつろいでいた時に地震が発生。

(地震の音)

夫は 親戚の安否を
確認するために家を飛び出した。

それが 最後の会話になった。

カズコさんは
子どもたちと…

ものすごい怖い気持ち
不安な気持ちと

大丈夫だよね まさか
大丈夫だよねっていう気持ちが

半分ずつ
混ざってるような状態で

一睡もできないで こう
次の日の朝になった時に

安否を知る方が現れて

どうやら
ちょっと旦那さんの方は

津波に巻き込まれちゃったみたいだ
っていうふうに。             う~ん…。

で とにかく もう
聞いた瞬間は 信じられない。

もうなんか
ウソだよねっていう気持ちしかなくて。

そうだよね~…。

そして 体育館には
次々と遺体が運ばれた。

体育館の中に こう
ビニールシートが敷いてあって

そこに 5~6人ぐらいの方が あの
寝かせられてた状態だったんですけども。

「どうぞ確認されてください」って
言われたんですけど

皆さんに掛かってる毛布をめくることが
どうしても できなくて

しばらくもう固まって立ってる状態で
そこを見かねた方が

「私が じゃあ お顔を見せましょうか」
ということで 言っていただいたんで

めくっていただいて…。

すごく衝撃的だったんですけど

見た ご遺体っていうのが
皆さん やっぱ もう泥にまみれてて

全身が こう 茶色に染まってたんですね。

そんな経験とか

普通に暮らしてたら
なかったことだもんね~。

ないですね。
次が旦那さんだったら どうしようって

毎回その緊張が
ものすごくて。

で 確認して
あっ この方は違うってなった時に

ハッと力が抜けて
その繰り返しですね。           ね~…。

それは 何か所ぐらい
回られたんですか?

回数は もう100以上は…。

数えたことないんですけど
考えると

そのぐらいは行ってたかな
っていうふうには思います。

旦那さんじゃなかった
よかったって思ってる自分と

逆に 今日も
何も分からなかったっていうふうに

ガッカリしてる自分っていう

相反してる自分っていうのが

常にいるような形でした。
そうね~。

家に戻っても食事もとれないし

夜になると 見た お名前も知らない方の
顔が ちょっと浮かんで

眠れなくなるっていう時もありました。
ああ~…。

その後 半年ほど たって…

身元不明の遺体が見つかった時のために

DNAを警察に提供し

連絡待ちの状態になった。

もしかしたら…

そう信じたいカズコさんは 次第に

周囲とのズレを
感じるように
なっていった。

親類の方たちは?

もう亡くなったっていうふうな前提で
お話しされてくる方が

やっぱ とても多かったので

微妙に思いの違いみたいなのがあって

親族の方から…

…っていう感じで言われて。

すごい悩んだんですけども

受け入れるような形になりました。

はあ~。
やっぱり私は嫁の立場なので。

はい。

そうして迎える葬儀っていうのは
つらいですよね。

そうですね。

な… 何をしてんのかなっていう
感じになるよね。

いざ その式場を見てみると
本人が見つかってないので

その棺も空っぽだし

なんか何を弔ってるのか
っていうのも分からない。

これもう 思い出の品とか そういうのは
もう じゃあ全部流されちゃいました?

はい。 遺影を作る時に写真ないですかって
言われたんですけど

手持ちで 何も持ってなくて
で 思い出したのが

自分の実家に 結婚式の時に撮った写真が
あったなと思って

それが 葬儀の当日 出来上がって
飾ってあるのを見たら

結婚式の時の白い着物が
加工で黒くされてるんですけど

自分の幸せな頃
家族がそろってる頃の写真が

こういうふうな形で
使われるなんていうのは

すごく自分ではショックで…。

いや~ でも葬儀…

じゃあ やんなくて よかったら

やりたくないですよね?
そうですね。

ねえ~ なんかでも やっぱ

親戚の方
東京なんかより多分… ねえ

色濃くきっと
おありになったりするしね。

お嫁さん的にはね
「ふんっ…!」っていうとこだよね。

そうですね~。

えっ その後 どうでした?

一つ困ったことがあって

一緒に住んでる
お姑さん なんですけども

お姑さんは もう完全に

もう亡くなったものだと思って
向き合ってたので。

おうちに小さい仏壇を置くんですけど

それに毎朝 お線香をあげて
手を合わせるっていうのを

ルーティーンにしてるんですけど 私はもう
それが どうしても できなくて

ちょっと 冷たい嫁だなあ なんて
思ってるかもしれないんですけど

ちょっと もう そこは
勘弁してくださいっていう。   そっか…。

カズコさんも そのお姑さんも
旦那さんのことを思っての行動だからね。

はい。
2人ともが。

まあね~。

これね あの いろんな時に
旦那さんのことを思い出すこととかも

ずっと あると思うんですけれども

夢の中に出てこられる
みたいなこととかも ありました?

う~ん。

あの~ 1つ
すごい印象に残ってる夢があって。

晴れた日の海沿いを
2人で歩いてるんですけど

そこが線路の上で
で 無人駅みたいなとこに着いて

座って こう何かを待ってる間に
旦那さんが

ちょっと たばこ吸ってきたいから
外に出てくるっていうので

席を離れて出ていくんですけど
それから待てど暮らせど帰ってこない。

で だんだん周りも日が暮れてきたし

どこに行っちゃったんだろうなあって
こう急に不安になったところで

パッと目が覚めるんですけど

号泣してるような状態で。

夢で乗り物が出てくる時って

よく向こうの世界に行く時に
出てくるって聞いてたんで

だから なんかちょっと
象徴的だなと思ったのと

その時に 私と一緒に すごい おっきな
カバンを残されていったんですけど

その荷物っていうのが
まあ 残された私と子どもたちとか

象徴してるのかなあと思って

余計にこう 思い出して 涙が
止まらないっていうことは ありました。

えっ 最近も出てきたりする~?

いや 最近は
出てこなくなったんですよ。

そのかわりに 家に現れる生き物を
なんか 旦那さんのように感じることが

多くなりました。
ああ~ はいはい。 例えば 蝶々とか。

はいはいはい。
パッと こう カーテン開けたら

バッタが張り付いてて えっと思って。

目線のちょうど同じ位置に
いるもんだから

家の中の様子を見たくて
なんかこう 姿を変えて来たのかなって

こう 思っちゃったりとか。

虫とか そういうのにも
限らないんですけど

例えば 子どもとかと
遊びに出かけて その帰り

今はもう私が まあ どこ行くにしても
運転してるんですけど

帰ってる夜道
知らない道だったりとかして

やっぱ ちょっと心細い時とか
あるんですけど そういう時

決まって必ず 前に ちょうどいいスピードで
走ってくれる車が来るんですね。

もしかしたら 旦那さんが
走りやすいように…。

導いてね~。
助けてくれてるのかな~って
感じることはあります。

…か ものすごく
ジェントルなストーカーか。

ハハハハハ!

そういう話って
家族とかにするんですか?

いや あの~ なんか 話 したら ちょっと
おかしい人って思われるかなと思って。

いや 思わないと思うけどな。
でも あれじゃない?

お子さんたちとは でき…。
いや それが意外と…。

意外と?
できなくて。

子どもたちも子どもたちで 父親は
もう帰ってこないっていうふうに

多分もう思ってるんだろうな
っていうのを

ちょっと自分で感じてたので。 はい。

あの子どもたちの成長のさ…
うちらの1年と違うもんね。

そうですね。
子どもたちも子どもたちで

ちゃんと忘れなきゃいけないことだったり
覚えてなきゃいけないことだったりを

多分 整理しながら成長してるから。
うん。

お母さんの そういうのは
ちょっと もしかしたら

「ん? ママ大丈夫?」って
なっちゃうかもしれないね…。
そっか。

引きずってるな~って なっちゃうと。
うん。

そういうのって
どうなんだろう?

いつか お話… フッて
できることかな~…。

どうですか 周りには
やっぱ 言えないですか?

周りには あの~
そうですね… はい。      そっか~。

今 震災のテレビなんかやっても
新しく こう 何かを始めたりとか

前を向いて こう一歩
踏み出してる方の お話なんかが

やっぱり多く取り上げられてて

そういう流れの中で
いまだに こう 受け止められなくて

待ってますっていう自分の気持ちは

やっぱり ちょっと
周りには すごく言いづらい。

そっか…。
そんな中でねえ このモグラたちに…。

アハハハッ。
すいません…。

いや なんか 顔出しだったら
もう話せないですね。

今回 ブタさんっていう形になったので
もう正直な気持ちが言えたと思うので

すごいスッキリした気持ちになってます。

そうなんだよな。 「前見て行こうよ」
なんていうのは

すごい耳ざわりがね よく聞こえるけど
そこが別に ひょっとしたら

たどりつかなきゃいけないとこでも
ないかもしれませんしね。

はい。
そうねえ。

ありがとうございます。
いいえ ありがとうございました。

ありがとうございます~。

(カエルD)
OKで~す。 はい どうぞこちらへ。

こういう待ち方でね
待っててあげるっていう人も

きっと たくさん
いると思うから… ねっ。

なんか スマトラ島の地震の時とかでも
なんか ニュースで7年ぶりぐらいに

家族帰ってきたとかいうニュース見て
こんな漫画みたいな話あるんだと思って。

だって マジでさ ほんとに
ガンッて 記憶喪失になってさ。

そう。 どっかでね なんか全く違う人間
として ひょっとして 暮らしてて

とかも ありますもんね。
マジでね。 真面目に考えたことあります。

すごい ひげボーボーになって いやあ
大変だったとか言って帰ってきたら…。

帰ってこないかな~
なんて思ったんですけど。

どうする? なんか逃亡とかしてたら。
どっかねえ 逃げてて。

レバノンとか。
ハハハハ! レバノン… ケースに入って。

ほんとに ある日
ひょっこりねっていうパターンも…。

まあ いつ帰ってきてもいいようにね

まあ とりあえず今は
自分の生活を頑張って。

うんうんうん。
それぞれのね 思い方があるよね~。


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