美の壺「春を待つ香り」和洋の春の香りをご案内。フランス流ブーケは香りの花束、香木の小片で感じる梅の香、里山に…


出典:『美の壺「春を待つ香り」和洋の春の香りをご案内』の番組情報(EPGから引用)


美の壺「春を待つ香り」[字]


ふとした瞬間、漂う香りに感じる春。和洋の春の香りをご案内。フランス流ブーケは香りの花束、香木の小片で感じる梅の香、里山に訪れる春の使者が放つ春の香りなどを紹介。


番組内容

ふとした瞬間、漂う「春の香り」の世界へご案内▽パリ出身のフラワーアーティストが作る春の庭のような豪華なブーケは香りで春を表現▽アールヌーボーの華麗な香水瓶▽世界で一つだけの香りを調合、春の移ろいを表現するアロマフレグランス▽香木の小片から梅を感じる日本独特の香り文化。その極意は“姿無くして梅を感じる”▽里山に春を告げる香りの使者は郷愁を誘ったり、思わずご飯が食べたくなったり…。<File499>

出演者

【出演】草刈正雄,シリル・ルヌー,井崎真奈美,負野和夫,成松幸恵,【語り】木村多江


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美の壺「春を待つ香り」和洋の春の香りをご案内。フランス流ブーケ
  1. イメージ
  2. 香木
  3. フキノトウ
  4. 沈香
  5. 今日
  6. 香料
  7. 調合
  8. お香
  9. シリル
  10. ツボ
  11. フキ
  12. 基調
  13. 季節
  14. 個性
  15. 香道
  16. 植物
  17. 表現
  18. 文化
  19. 毎年
  20. 目覚


『美の壺「春を待つ香り」和洋の春の香りをご案内』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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♬~

草刈さん 今日は ずいぶん
のんびりしてますね。

いや~ こうやって くつろいでる時が
至福の時ですよ。

あれ? 誰もいない。

あ~ いい香りだ。

長い冬が終わり 花々が目覚める頃。

そよ風が ほのかな香りを運んできます。

こんな時は心浮きたつ フローラルな
香水を 身にまといたいもの。

香木の奥ゆかしい香りにも春の気配が。

里山では自然の恵みが
みずみずしい姿を現します。

生命が輝きを放つ春。

心を躍らせる香りの世界に ご案内します。

色とりどりの花を束ねた 豪華なブーケ。

人々を魅了するのは
見た目だけではありません。

フランス・パリ出身の
フラワーアーティスト

シリル・ルヌーさん。
都内の市場で花を選んでいます。

シリルさん
しきりに花の香りを嗅いでいます。

色や形だけではなく 香りは
花を選ぶ重要なポイントなのだとか。

シリルさんが作り出す 春の香りとは…。

花をたっぷり束ね
一気に器に挿すのが シリル流。

今日 一つ目のツボ…

香りといえば香水。

香りを閉じ込める瓶にも
さまざまな春の花が登場します。

フランスでは 春を告げる花といわれる
スズラン。

アールヌーボーの巨匠
ルネ・ラリックの香水瓶です。

家族と過ごした森に咲くスズランが
モチーフだとか。

清らかで透明な香りを想像させます。

ラリックと同じ頃 活躍した
ガラス工芸作家 ドーム兄弟のもの。

けしの花のデザインが
どこか妖艶な雰囲気。

香水瓶は その中に秘められた
香りのイメージを豊かに広げます。

植物から抽出された
エッセンシャルオイルで

オーダーメードの香りを作ります。

およそ80種類の中から

今回は「春」をイメージした香りを
ブレンドしてもらいました。

香りは つけたては「トップノート」
少し経過したあとは「ミドルノート」

消える前は「ラストノート」と
3段階に変化します。

井崎さんは その変化に
春の時の流れを重ねるといいます。

最初に やはり
ひんやりとした早春の香りから

徐々に春らんまんの
お花が たくさん咲き乱れている香りに。

そして ラストは
徐々に ホワイトティーの新芽の香り

そして桜葉の香りというふうに
こう ゆっくりと移ろっていく。

トップノートは 早春のイメージ。

香料は「雪中花」と呼ばれ
雪解けの頃から姿を現す水仙。

冬の名残を感じさせるユズ。

アニスの香りは スパイシーで
個性があります。

アニスはですね この ちょっと
クールな感じがですね

これから咲いていくお花
桜の花冷えといったような

そういう清涼感を表現してくれます。

メインのミドルノートは
春らんまんの時をイメージしました。

華やかな季節感をピンクのハスの花と
白いバラの香りで演出。

そこに菩提樹の花の淡い香りを加えます。

ほのかなラストノートは 春の終わり。

花が散り 若葉が顔を出す頃です。

ムスクの香りに似た アンブレットシード。

ホワイトティーの爽やかな香りは
新芽のイメージです。

中南米原産のマメ科の植物
トンカビーンズ。

こんな姿ですが
意外なものと同じ香りです。

徐々に やっぱり桜も
花が はらはらと散って

桜葉になってくる季節でもありますので

過ぎゆく春というのをですね
香りで表してくれるかなと思います。

世界に一つしかない香りの完成。

移ろう春に酔いしれます。

しかし 誰か いたような…。

気のせいかな。

こっちだよ。

えっ 何? 近所の子?

違う。

しかし 何か どっかで見たような…。

毎年 春には来てるよ。

毎年って…。

フフフ。

日本には 香りを楽しむ
独自の文化があります。

京都にある 江戸時代創業のお香の専門店。

工房では 香りの原料を加工しています。

これは香りを放つ木材 香木です。

特に いいものに関しては
やっぱり加工の時に

多少なりとも 熱 加わったりしますと

ふわ~っと いい香りがしてくることも
あります。

漂ってくる香りを浴びながらといいますか
作業をしておりました。

お香は香木を基調に
花や実など植物由来のものから

動物由来のものまで
幅広い原料を調合して作ります。

日本人は生活の折々で
香を楽しんできました。

香料を加熱し 部屋の中に焚きしめる印香。

服や小物に忍ばせる匂袋。

用途に応じて使い分けます。

香を楽しむ文化が花開いたのは
平安時代。

貴族たちは「薫物」と呼ばれるお香を
それぞれ作り 個性を競いました。

薫物は香料を練り合わせ 丸めて作るもの。

今では「練香」と呼ばれます。

当時を知る貴重な資料が残されています。

香料の調合を記録した「薫物秘法」。

「梅花」と名付けられた
春の香りの調合も記されています。

材料を並べると
梅の実や枝は見当たりません。

ジャコウジカの分泌物や巻き貝の蓋。

梅を使わず 梅を感じさせるというのが
和の香りの醍醐味。

平安貴族が楽しんだ梅の香りとは
どんなものでしょう。

基調になってるのは 沈香の香り

それから麝香も多いということで

力強さと奥深さのある香りに
なってるかと思うんですけども

非常に ぜいたくな調合だなというのは
確かに感じましたね。

蜜を入れて練り上げます。

黒い炭の粉は
熱を伝えやすくするための工夫だとか。

練香は 昔ながらの空薫で鑑賞します。

温めた灰の上に載せると…。

部屋に香りが広がります。

華やかで刺激的な香り。

あとから 柔らかな甘い香りが
漂ってきます。

やはり丁子的な華やかさ
それから 白檀なんかの

割と 軽い甘さみたいなところも

しっかり沈香の基調の上に乗っかってる
感じがしましたので

その辺のところで 梅花というような
イメージを表現されたのかなと。

そういう香りなのかなという気がします。

みやびな香りが
梅満開の平安の春へと いざないます。

今日 二つ目のツボ…

こちらも京都。

創業は安土桃山時代
日本最古の香の専門店の香室です。

22代目当主 負野和夫さん。

香りを楽しむ文化の中で
発展してきたのが「香道」。

聞香炉に 灰とおこした炭を入れ
心を整えます。

灰の上に置いたのは 小さな香木のかけら。

香道では 沈香という香木の香りを
鑑賞します。

沈香は 東南アジア原産の
ジンチョウゲ科の木です。

虫食いや病気で木が傷んだ時
分泌される樹脂が 芳しい香りを放ちます。

産地や木の個性によって
香りは微妙に違います。

その違いを 季節の花や風景などに
見立てて 味わうことも。

今日は 春先に ふさわしい
沈香を聞きます。

香木を入れる袋のひもを
梅の花のように結んで 粋ですね。

使うのは 「外山の梅」と名付けられた沈香。

人里近い山に咲く 梅の花のイメージです。

香道では 香りを味覚のように表現します。

志野流の先代の家元は「外山の梅」を

「苦い 甘い 塩辛い」と評しました。

果たして負野さんは
どう感じるのでしょう?

温めた灰の上に載せた香木から

樹脂が じわりと溶け出し
ほのかに香ります。

…というふうに
私は感じて聞かせて頂いております。

それぞれの心に開く 春の花。

クイズ! 私は だ~れだ?
えっ。

こんなに
いい香りするんだから…。

妖…怪?

ブッブー!
えっ。

でも 毎年 春に来るって言うんだから…
あれ?

おじさんが これっくらいの頃は
一緒に遊んだのよ。

だけど おうちの中にばっかりいるから
気付かないのよ。

え? そうなの?

神奈川県鎌倉市に住む 成松幸恵さん。

自宅の庭で 小さな盆栽を育てています。

冬の間 眠っていた植物が
目覚め始める季節。

まずは鉢の植え替えを行います。

土を丁寧にほぐし 新しい根が
生えやすいよう 古い根を整理します。

春になって一斉に芽吹く時に
根を張るんですけど

木にとってみれば 根っこを伸ばせない
というのが すごいつらい。

「苦しいよ~」って言ってるような気が
するので

木にとっては 成長しやすい環境を
作ってあげるというのが

とても大切ですね。

成松さんには 目覚めを心待ちにしている
とっておきの鉢があります。

春本番には 枝いっぱいに
白い花をつけます。

今は まだ一つ 二つ
咲いたばかりですが…。

ちょっと うれしいです。

かすかに甘い香りがしてきましたね。

春の香りがしてきてます。

成松さんは この花の香りを嗅ぐと
兄と遊んだ子供の頃を思い出すのだとか。

ユキヤナギの香りは 幼い日への道しるべ。

ちっちゃな公園の片隅に ユキヤナギが
満開で咲いていたんですね。

ちょっと土ぼこりが たったところに

土の香りと甘い花の香りが
ふわっと漂ってきて

それが ふと香ると いつも…

私の中では してきます。

花の香りは とっても
優しいんですけれども 心躍る…

そんな香りがします。

今日 最後のツボ…

大分県竹田市。

伝統の郷土人形 姫だるまを
作り続ける家族がいます。

後藤明子さん。

姫だるまは 家内安全や商売繁盛を願い
新年に贈られる縁起物。

正月を過ぎれば 制作も一段落。
のんびり 絵付け作業ができます。

後藤さん一家には この時期
ある楽しみがあります。

何かを探しているようですが…。

あ~ 芽彩ちゃん! ここ見て見て。 3つ。

落ち葉の間から顔を出したフキノトウ。

あ~ これは すごいよ。 見っけた。
芽彩ちゃん 見っけた。

フキノトウは フキの花のつぼみのこと。

「フキノリド」という香り成分が
青臭いような独特の香りを放ちます。

いい香り。
匂ってごらん。

くさ~い。

収穫したフキノトウで
自慢のフキみそを作ります。

子供たちのお母さん 宗子さん。

この家に嫁いで フキみそ作りの楽しさを
知ったといいます。

上手にしてくれたから ほら。

フキノトウは 細かく刻むと
香りが さらに強くなります。

油で炒めて みそを入れて…。

あ~ ごはんが食べたい!

いただきます。

おいしそうやな。

さて 今年のお味は?

ん~!

野辺のごちそう フキノトウ。

この地では 全国に先駆けて
食べられるとか。

世の中が フキノトウのニュースとかが
いう時には

もう こっちは食べたよ エヘン!みたいな
そんな感じですね。

おいしかった?
おいしかった。 でも苦かった。

この記憶がね…

いい経験になっているなと思ってます。

香りが告げる 春の訪れ。

春本番は もう すぐそこ。

じゃあね!
どこ行くの?

春になったら 私が ここにいるって
思い出してね。

消えた。

どこ行っちゃったの?

この香りだ。

君だったんだね。

忘れてて ごめんね。


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