ごごナマ「江戸ミステリー散歩~狐(きつね)・天狗(てんぐ)と出会う~」春の東京旅。妖怪文化研究の専門家が…


出典:『ごごナマ「江戸ミステリー散歩~狐(きつね)・天狗(てんぐ)と出会う~」』の番組情報(EPGから引用)


ごごナマ「江戸ミステリー散歩~狐(きつね)・天狗(てんぐ)と出会う~」[字]


少し変わった春の東京旅。妖怪文化研究の専門家が、江戸庶民が恐れあがめた狐(きつね)・天狗(てんぐ)にゆかりの土地を案内。人々の暮らしに寄り添った妖怪に迫ります。


番組内容

少し変わった春の東京散歩を楽しみませんか?案内してくれるのは妖怪文化研究のエキスパート国学院大学の飯倉義之さん。江戸時代の人々が恐れ、あがめた狐(きつね)・天狗(てんぐ)とゆかりの深い土地を訪ねます。“お稲荷さん”伝承が今も息づく王子で見えてくる江戸庶民の思いとは?修験道の霊山・高尾山では、火を操り人知を超えた力を持つ天狗(てんぐ)の正体に迫ります。後半は平野レミさんの「楽しく!カンタン料理」。

出演者

【MC】船越英一郎,美保純,阿部渉,【ゲスト】三遊亭円楽,平野レミ,【リポーター】金子貴俊,山崎怜奈,東貴博,加治まや,松村正代,【語り】冨永みーな


『ごごナマ「江戸ミステリー散歩~狐(きつね)・天狗(てんぐ)と出会う~」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

ごごナマ「江戸ミステリー散歩~狐(きつね)・天狗(てんぐ)と出会う
  1. 天狗
  2. 飯倉
  3. 松村
  4. 平野
  5. 船越
  6. 江戸
  7. 円楽
  8. 美保
  9. パン
  10. 阿部
  11. イメージ
  12. 山崎
  13. 妖怪
  14. 今日
  15. 金子
  16. お稲荷さん
  17. 王子
  18. 紹介
  19. 案内
  20. 稲荷神社


『ごごナマ「江戸ミステリー散歩~狐(きつね)・天狗(てんぐ)と出会う~」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

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他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。


船越≫引き続き2時からも
「ごごナマ」で

お楽しみいただきたいと思います。

新型コロナウイルスで

皆さんも大変な毎日を
お過ごしではないでしょうか。

純ちゃん
ちゃんと手洗いとかうがいとか。

美保≫ものすごいしてますよ。
入り口に置いてあるときは

絶対いっぱいやって

手首、除菌もやるし
手洗いもやってます。

円楽≫戻ってきたときと
出かけるときも

やったほうがいいんだって。

阿部≫予防には手洗いが
効果的だと

専門家もおっしゃっていました。

テレビをご覧の皆さんの中にも

家に籠もりがちという方
多いかと思います。

この番組おすすめしたいことが
あります。

松村≫「ごごナマ」では
専門家の皆さんから

さまざまな体操を
これまで教わってきました。

そんな体操の一部をご紹介します。
NHKの生活情報サイト

「らいふ」が見れますが

レミさんのお料理の下のほうを
見ますとこんなふうにあります。

この中で
山田いずみさんのチェアヨガ。

いすを使ったヨガですね。

リフレッシュするポーズを
今日はやってみたいと思います。

皆さん、背もたれのついたいすと
タオルを準備して行ってください。

今スタートしました。

肩周りが少しリラックスして

凝りもほぐれることかと思います。

NHKの生活情報サイト
「らいふ」では

「体操」と
検索していただきますと

さまざまな体操を
見ることができます。

こんなふうに
たくさん出てきますので

ぜひ参考にして
一緒にやってみてください。

では、「ごごナマ」2時台
今日のテーマはこちらです。

≫江戸の町に現れては消える
えたいの知れない

恐ろしい化け物たち。
しかし、どこか憎めない

親しみやすさも備えた
江戸の妖怪。

狐(きつね)が
そういわれる、ゆえんは

王子稲荷神社にありました。

≫この穴に、狐にまつわる
謎が秘められている?

その姿は、山伏になぞられ
修験道と深い関わりがありました。

江戸の人々が
天狗(てんぐ)をあがめた

驚きの理由とは!?

謎を解き明かしてくれるのは
飯倉義之さん。

専門は、民俗学と伝承文芸学です。

口伝えされてきた
日本各地の妖怪や幽霊の伝説から

庶民の暮らしぶりを
研究しています。

今日は、江戸庶民の暮らしに

寄り添った
妖怪たちの正体に迫ります!

松村≫今日のテーマ妖怪です。

お越しいただいているのは
妖怪文化研究の

エキスパート、飯倉義之さんです。
よろしくお願いします。

早速ですが
江戸と妖怪というのは

どんな関係があるんですか?

飯倉≫江戸時代はそれまでの
時代と比べますと

いく分平穏な時代が
長く続きました。

その中でさまざまな妖怪文化が
花開いたんですが

江戸の人たちっていうのは
自分たちの生活の中で起こる

不可解なこととか
それから説明がつかないことを

妖怪のせいにしたんです。

船越≫今ならいろんな科学で
解き明かせることが、当時はね。

なんでこんなことが
ということがありますからね。

円楽≫神隠しとかね。

平野≫実在はしなかったでしょ。
実在はしたんですか?

飯倉≫いろいろあると思います。
平野≫怖い!

松村≫今の東京にも

実は妖怪たちの片りんが
見られる場所が

いくつも存在するんです。

今日はそんな場所を飯倉さんに
案内していただいて

皆さんには散歩気分を
味わっていただきたいと思います。

船越≫妖怪散歩ですね。
松村≫江戸庶民に寄り添った

妖怪、紹介していきます。
まず、こちらです。

狐です。コンコン。

皆さん、狐のイメージというのは。

美保≫赤いはかまはいて
そのお面って感じ。

船越≫悪い感じで言えば
人を化かすですかね。

円楽≫でも俺のイメージは

お稲荷さん。
船越≫五穀豊じょうというね。

飯倉≫狐はおっしゃったとおり
人を化かすとか

人に取り付くというような
怖いイメージがありますが

稲荷神社の
神様のお使いであるという

神々しいイメージも
同時にありますね。

船越≫両方あるってことですね。

飯倉≫そして
江戸にはお稲荷さんが

たくさんありましたので
江戸人に身近な

しかし特別なイメージを
狐は持っていたと思います。

円楽≫江戸の名物に

必ず入ってくる。

「火事・喧嘩・伊勢屋・
稲荷に犬の糞」ってね。

犬もいっぱいいたし
野良犬もいて。

必ず、長屋があると、井戸と

それから不浄、ゴミ捨て場と

はばかりの間に
お稲荷さんをおいて

浄と不浄を分けるという
エゴ社会でした。

松村≫そんな商売繁盛の
シンボルの

お稲荷様ですが狐が商売繁盛の
シンボルだというのを

解き明かすために
飯倉さんが案内してくれました。

≫飯倉先生にまず案内されたのは
狐の聖地、東京・王子。

JR王子駅から徒歩5分の
王子稲荷神社です。

山崎≫今まで見た稲荷神社で
一番大きいですね。

金子≫先生
めっちゃ力強いですね。

ここは、もう欠かせないんですか。

山崎≫やる気が
みなぎってますから。

金子≫じゃあ行きましょうか。
飯倉≫心してかかってください。

≫江戸っ子たちが
こぞって参拝した、この神社は

関東一円のお稲荷さんの
総元締め。

飯倉≫ぜひ
見てもらいたいものがあるので

奥のほうに行きましょう。
金子≫分かりました。

≫境内を
奥へ奥へと進んでいきます。

山崎≫だいぶ奥に来ましたけど。

飯倉≫上に上ってもらいます。

山崎≫さらに?
金子≫ここ上るんですか。

飯倉≫こちらが見ていただきたい
場所になります。

金子≫こちらですか?

なんか、穴が開いてますね。

山崎≫穴ですね。

≫なんと、穴に祭壇。

油あげがお供えされた、ここは
お穴さまと呼ばれ

大切にされてきました。

宮司の八木さんに
不思議な穴のことを

教えていただきます。

山崎≫どんな意味が
あるんですか?

≫これは、王子稲荷の境内全域が
描かれた浮世絵。

確かに、神社のすぐ裏は
うっそうとした山。

中腹のこの辺りが、お穴さま。

狐の住みかです。

つまり王子は、狐がたくさん
生息する場所だったんです。

そもそも、なぜ狐を
ありがたがったのでしょうか?

飯倉≫田んぼや畑の周りには
その実りを食べようとして

ねずみとかウサギとか野鳥とか

そういう動物が集まりますよね。

それを狐は、取って食べてくれる。

金子≫なるほど。
山崎≫そういう意味なんだ。

≫狐は、作物を食い荒らす
野ねずみを退治してくれる

農民の味方でした。

そして、狐がお使いする
稲荷神社の神様は…。

八木≫お稲荷さん自身のご利益は
本来は農業の神様ですから。

山崎≫あ~、農業の神様。

≫諸説ありますが
たわわに実る稲穂と

狐の尻尾が、同じく黄金色。

似ていることから
狐が特別な存在になったとも

いわれています。

そして、油あげ。

狐の毛並みに似ていることから
お供えされるようになりました。

しかし、今、稲荷神社の
ご利益といえば商売繁盛のはず。

農業に商売も
なぜ加わったのでしょう?

貨幣経済が発達していくにつれ

農民たちも作物を売るなど
商売を始めました。

飯倉≫なので、商売を
新しく始めた農業をやってる人が

商売の繁盛のほうも
祈ろうといったときに

自分たちが、ずっと
五穀の繁栄をお願いしてきた…

山崎≫やっぱり人々の生活が
豊かになるにつれて、お稲荷様も

やらなきゃいけないこと
増えたんですね。

≫そんなお稲荷さんは
いまや全国に

3万社あるといわれています。

その中の1つ
東京・文京区にある澤蔵司稲荷。

その近くにある
おそば屋さんでは

昔から神棚に、お稲荷さんを
まつっています。

こうして、そばを
お供えするのが朝の日課。

実は、こちらの店のそばを
狐が僧侶に化け

食べにきたという逸話が…。

鰐渕≫これはちょっと
不思議なことだといって…

≫狐は、商売繁盛をもたらす
神秘的な力を持っていると

考えられていたのです。

平野≫怖いですね。

本当じゃないですね。
飯倉≫民話ですね。

松村≫もともとは
農業の神様だったのが

商売の神様として
あがめられるように

なったんですね。
そして、先ほども出ましたが

狐といいますと化けて
人をたぶらかすような一面が

あるということですね。
そんな浮世絵というのが

あるんです。

これ、お風呂に入っている
場面なんですけれども

真ん中の男の人。

女性に体を洗ってもらって
いい気分というところなんですが

女性、よく見てみますと
足の奥に…。

船越≫尻尾が。

松村≫これが狐ですね?先生。

なぜこんな絵が生まれたんですか。

飯倉≫これは、真ん中の男性が

お風呂に入れてもらって
こっちで湯茶や

お酒を勧められたりして
いい気分の

絵なんですが

温泉場とか湯屋ではなくて
実はこれ収穫が終わった後の

田んぼだっていうのが
分かるんですね。

こちらのほうに
はさって言いまして

収穫終わったあとの稲が
かかっていると思います。

こちらのドーム状のものがあって
ひしゃくが置いてあって

実は、肥だめです。

なので、一見いい感じで

楽しんでいるように見えますが
狐がいてそうなっていて

田んぼの中ということを考えると
目が覚めたら

勧められているごちそうは
おそらく馬のフンとか。

この人はお風呂に
入れられていると思って

肥だめにはめられているっていう
狐に化かされているっていう。

美保≫男はみんなばかなんだって。

松村≫どうしてこういう
人を化かすというイメージが

ついたんでしょうか。

飯倉≫狐は生態が不思議でして

例えば狐がえりっていう
狐は人から逃げるときに

振り返りながら逃げるんです。

また、狐は野生動物なんですが

村の中に侵入してきたりして
人里と野山とを往復したりする。

こういう動物は化かす化けるって
いわれやすい傾向があります。

船越≫よく狐は振り返るから
狐を追いかけていくうちに

ぼちゃんと落ちちゃってね。
恥ずかしいから

狐に化かされたんだって
言ったのが始まりだって

話もあります。

美保≫白塗りで、切れ長の目。

女性を感じるんですよね。
色っぽい、いい女のイメージ。

松村≫女性に
化けるっていうのはね。

美保≫みんなだまされたいって
思ってるんじゃないかって。

松村≫狐といいますと落語にも
出てくるんですよね。

円楽≫まさに「王子の狐」って
落語があって

ある男が、狐がふっと
化けるところを見かけちゃうの。

若い女に化けて
これは俺をだます気だな

よし、こっちが
だましてやれってんで

仲よくなって、その王子はね

昔から扇屋という有名な
料理屋があったんですよ。

卵焼きでも有名で
今でも卵焼きだけは

駅前で売っていますけど

そこで飲み食いをして

化けた狐のおじょうちゃんに
いっぱい飲ませて

酔わせちゃう。
向こうが金払うからって

逃げちゃうんですよ。
そうすると、ぱっと目を覚ますと

男がいない。
しっぽが生えている、狐だって

たたいちゃう。
狐はその先の

王子の穴に逃げ込むんです。

その男も悪いことしたな

たたりがあっちゃいけねえって

まんじゅうを買って
おわびにその穴の前に行くと

子狐がいるから
おっかさんどうした?

おっかさん今
傷だらけでうんうん

うなっているよって。
すまねえことしたな。

これ、おっかさんに
あげておくれ

お前も食べていいよって
まんじゅうをあげるんですよ。

おっかさん
今、男の人が謝りに来たよって。

これ、お土産だってさ。
おいしそうなおまんじゅうだ。

食べていいって。
やめときな。

馬のフンかもしれないって。
久しぶりに落語をやったな。

ずっとコロナでやってないからな。

飯倉≫狐はそれだけ江戸庶民と
近かったということですね。

関東は狐なんですけど
関西地方だと

これがたぬきになる
特徴もあります。

円楽≫だから、昔、上方行って

たぬきうどんと言ったら
きつねうどんが出てきて

きつねうどんって言ったら
たぬきうどんが出てきて。

揚げかつと両方。
両方のセットばっかりですよね。

松村≫では、狐の伝説が残る
稲荷神社

もう1つご案内しましょう。
≫王子に、もう1つ

大切な稲荷神社があると
先生が案内してくれたのは。

金子≫こちらは?
飯倉≫こちらは

装束稲荷神社といいまして
王子稲荷神社の摂社

関係するお社ということに
なります。

≫王子稲荷神社と線路を隔てた
反対側にある装束稲荷神社。

地元の方々が大切にしている
お稲荷さんです。

金子≫お社が真っ赤で
鮮やかですね。

山崎≫緑とコントラストが
いいですね。

≫境内の隅には
立派な榎(えのき)。

実は、大みそかになると
この木に狐が

集まってくるというお話が。

歌川広重が江戸時代に描いた

「王子装束ゑの木
大晦日(みそか)の狐火」。

星々がまたたく夜空の下
榎の周りに、狐たちがたくさん。

言い伝えでは、狐がここで
きちんとした装束を身にまとい

行列をなして王子稲荷神社に
お参りしたそう。

狐の周りにある炎は、狐火。

飯倉≫そして
この辺りの人たちは…。

≫王子では、地元の方々が
30年近く前から

狐の行列を始めました。

大みそかに、装束稲荷神社から
王子稲荷神社に向かい

参拝します。

お稲荷さんに
豊作や商売繁盛を祈りながら。

その願いは今も昔も変わりません。

松村≫大みそかにも

狐の行列を行うということで

本当に、身近なものとして
今でも人々に

息づいているのが狐なんですね。

美保≫お面は
どこで手に入れられますか。

飯倉≫あれは、大みそかに
王子に行きますと

あちこちで販売をしているので

行列に加わることもできます。
美保≫欲しい!買いたくなった!

松村≫では、もう1つ
江戸庶民の

暮らしに寄り添った妖怪を
ご紹介します。

続いては、こちらです。
天狗です。

鼻が見えていますかね。

美保≫鼻高い!

松村≫皆さんの中には
どんなイメージがありますかね。

船越≫いろんなパワーを
持っているっていうね。

円楽≫神様的なものかな。
信仰的な部分があるよね。

松村≫江戸の人々にとっては
どんな存在だったんですか?

飯倉≫天狗は
いろんな力を持っていて

例えば人を
神隠しにするとか

そんなような怖いイメージが
あったんですが

江戸の庶民には火伏の神の使い
火を防ぐ、火災を防ぐような

霊力をもった存在として
あがめられている側面もあります。

円楽≫秋葉神社って火伏のお札を
出すところがあるんですよ。

松村≫そんな火伏の神の使い
という天狗ですが

あがめられているゆえんの地へ
ご案内しましょう。

≫スカイツリーの眼下に広がる
墨田区の向島。

ここは、向島秋葉神社。

秋葉山に鎮座する神社です。

東≫立派な社殿ですね。

加治≫そうですね、真っ赤だ。

あれ、天狗のうちわじゃ
ないですか?

東≫本当だ。さい銭箱に。

へえー、ちょっと珍しいですよね。

天狗じゃなくて、天狗のうちわが。

飯倉≫天狗のしるしとしてですね。

≫天狗と関わりのある

向島秋葉神社。

御神像は、天狗の姿で
背中には炎が描かれています。

ここでは江戸っ子たちから
天狗が火伏の神の使いとして

あがめられてきました。

飯倉≫江戸は
「火事と喧嘩は江戸の華」

っていうふうに
火事は頻繁にありましたので。

火事が起きたときに
原因がよく分かっている火事は

いいんですけども
原因不明のこともありますよね。

特に今のように科学捜査が
あるわけじゃないですから

どこが火元かとか分からない。
≫これは江戸の町が再現された

ジオラマ。

江戸の町は木造の家屋が軒を連ね
かなりの人口密度でした。

火災も日常茶飯事。

原因不明の火事も相次ぎました。

飯倉≫…と考えたんです。

東≫なるほど。

飯倉≫実際に天狗に
さらわれた人の話なんかでも

天狗が今から、あの家は
悪いことをしている家だから

火をつけてみせるって言って
指でぴってやると

ぼっと燃え上がって
なんていうのを見たという

目撃談も。

≫天狗の怒りに触れ
火災が起きたと考えた

江戸の人々は
天狗に火を鎮めてもらおうと

秋葉神社に天狗を
まつったのです。

船越≫なるほどね。

平野≫天狗って
外国人じゃなかったんですかね。

飯倉≫天狗の歴史は長いので
いろんな説が出てますね。

平野≫羽が生えているのが
宇宙人みたいな感じだよね。

空から来たんじゃないかって。

船越≫それが始まりだっていう

説もありますよね。

「日本書紀」では
そんなふうに書いてある。

隕石だって。

松村≫いろんなところから
天狗っていうイメージが

湧いてきたんだと思いますが
今ご紹介した秋葉神社では

今でも火伏の行事が
行われているんですね。

こちらがその写真です。
お堂の中に火をたいている

お祭りですよね。
飯倉≫こちら

鎮火祭というお祭りでして

秋葉神社で11月の
17日18日に

毎年行われているお祭りです。
このときに

ご本殿の扉を開けまして

ご神体を拝むんですけど
ご神体の横には

神の使いである天狗の像が
安置されています。

それを拝むことができるんです。

先ほど映った

御神像の天狗は
お使いの天狗像なんですが

昭和41年にこの神社の
地面の下から

掘り出されたそうです。
松村≫なぜ地面に?

飯倉≫恐らく大切なものなので
震災や戦災のときに

燃えてしまわないように
地面の下に隠したんじゃないかと。

円楽≫江戸っ子は火事が出ると

床をあけて
器や絵なんかを埋めるんですよ。

のべ使うわけには行かないから。

それさえあれば食器があるって。

松村≫大事にしているものは
像のように埋めておいて。

平野≫その天狗は
何でできているの。

飯倉≫木造です。
平野≫じゃあ

燃えちゃいますもんね。
松村≫まだまだ天狗ゆかりの

地があります。
ご紹介しましょう。

≫舞台は八王子、高尾山。
古くから修験道の霊山として

知られています。
高尾山は、都心から電車で

およそ50分。
年間300万人もの登山客が

訪れる人気スポット。
飯倉≫こちらの大きな木。

これがもう
天狗と関わりのある木です。

東≫これ、杉ですよね。
飯倉≫こちら

天狗の腰掛杉といいまして
この木の枝に天狗様が腰掛けて

高尾山にお参りする人たちを
見守ってるというふうに

いわれています。
≫大きな杉の木のはるか上から

人々を見下ろす天狗。

天狗の背中には翼が生え
人間の頭上を

縦横無尽に駆け巡ります。

飯倉≫天狗は、山に来る人を
けがをしないようにとか

また、山を汚す人を怒ったりとか

そのために見張ってるんですね。

≫そう、天狗は厳しくも優しい
山の番人なのです。

参道の先に見えてきたのが
高尾山薬王院有喜寺。

744年に創建された薬王院は
修験道、山岳信仰の寺として

知られます。

飯倉≫見ていただきたいのが
大迫力の、こちらです。

加治≫すごい!

東≫やっぱ、ちょっと
天狗さんが脅かしてる雰囲気で

立ってますけど。
加治≫怖い感じで立ってますね。

≫早速、天狗を発見!

2体の天狗
どうやら、その姿に

違いがあるようです。

飯倉≫大天狗と小天狗の
2つの天狗像です。

大天狗は、ブロンズ像で
一緒の色だから

分かりづらいですけど

赤ら顔で鼻の高い男性…。

東≫いわゆる天狗ですよね。

加治≫私の知ってる天狗ですね。

飯倉≫小天狗といわれるのが
いわゆる、からす天狗ですね。

くちばしがあって、顔が青黒く

描かれることが多いです。

大天狗のほうが
いわゆる位の高い天狗。

僧正天狗というふうに
いわれまして、小天狗のほうは

まだまだ修行中の天狗
というようなイメージですね。

東≫じゃあ、いつか
大天狗になるってことですか?

飯倉≫頑張れば
なれるんじゃないかと思います。

東≫なれない人もいるんだ。

≫さあ、天狗とは何者か
謎をひもとく前に

まずは、お参りです。

薬王院のご本尊は、飯綱大権現。

戦国時代には、戦の守護神として
崇拝されてきました。

その両脇には
大天狗と小天狗の姿。

天狗は大権現の随身(ずいじん)。

いわば、使いとして
役割を担っているのです。

一方で、天狗には
どこか不気味で不思議な力が…。

飯倉≫例えば山の中で
突然姿が見えないのに

笑い声がしたり

お囃子の音が聞こえたりする。

これを天狗わらいとか
天狗ばやしっていったりします。

東≫天狗わらい…。

飯倉≫それから天狗は
人間をさらったりします。

東≫やっぱ悪いことするんだ。
人間をさらう…。

飯倉≫天狗かくしっていって
突然人が行方不明になってしまう。

特に小さい子どもが
行方不明になっちゃう。

≫山に住み、人知を超えた天狗は
人々に恐れられた

存在だったのです。

平野≫天狗の笑い声って
どんなの?

飯倉≫たぶん
わっはっはっはというような。

美保≫はっきりしてるね。

松村≫そして天狗がどうして
ああいった姿を

しているかというと
こちらを見比べていただくと

よいと思います。

一般的に知られている
大天狗の姿と

ちょっと似ているのが
山伏なんです。

天狗は山伏からきているという
説もあるんですよね。

飯倉≫天狗は山岳信仰、修験道と

結び付いて
イメージされてきました。

山で修行する修験者たちは

里の人間からすると
薬草の知識とか

お経を唱えられたり
山の中を神出鬼没に

歩いたりして、とんでもない力を
持っているというふうに

イメージされてきました。
それが天狗のイメージに

投影されているというふうに
考えられます。

松村≫ここで皆さんに問題です。
そんな人知を超えた力を持ち

恐れられている天狗ですが
ある弱点があります。

それは、何でしょうか。

船越≫ドラキュラの
にんにくみたいなことだよね。

円楽≫民話にあるやつでしょ。

飯倉≫そうですね。
ただ、食べ物です。

平野≫私、弱点って言ったから
マスクできないと思ったの。

円楽≫確かにそれはできない。

飯倉≫人ごみに来ないので…。

松村≫ヒントはやはり
食べ物ですね。

美保≫食べ物?
きな粉をかけられると、だめ。

松村≫食べるんじゃなくて
かけられると。

正解は飯倉さんに
教えていただきましょう。

飯倉≫正解は、生臭い魚。
特にサバが嫌いです。

平野≫どうして?

船越≫かどわかしに遭うと
サバ食ったって言えって

昔、子どもの頃ね。

天狗にさらわれたっていう時は。

飯倉≫本当におっしゃるとおりで
天狗にさらわれたときは

「サバ食った長吉やーい」
って騒ぐ

そうすると
サバを食ったやつなんか

いらないと
帰してくれるっていうことです。

松村≫どうして生臭い魚
サバが嫌いなんですか?

飯倉≫まず、妖怪全体が
臭いものを嫌うんですね。

節分のときは
やいかがしといって

ヒイラギとイワシの頭を

門にさす。

美保≫妖怪のほうが臭いじゃない。

飯倉≫そこは自分勝手なんだと
思います。

さらに、天狗は修験道と
関係がありますので

生臭いものを嫌って

肉食はしない
そういうのは汚れだと考えるので

けがれた子どもを
返してくれるだろうと

言われています。
円楽≫どうして鬼は豆なの?

飯倉≫いろいろあるんですが
豆だけじゃなくて

穀物全体がそうなんですが
すごい霊力を秘めているんですね。

松村≫円楽さん、やはり天狗も
落語に

登場するんですよね。
円楽≫亭主が

よく寝ているんだけど
なんかうなされているんです。

かみさんが
お前さん起きとくれ

変な夢見てるんじゃないかいって。
夢なんか見てないよ。

言えないのかい?

若い女の子とでも
見てたんじゃないかと

もめるんですよ。
大家さん呼んでくるからって

大家さんを呼んでくるんですよ。

女房には言えないけど
俺には言ってみろって。

言えないから
そんなに大家のことを

信用してるのかって。

言えないことでも
この大家なら言えるだろうって

御奉行様でも言えないんですよ。

じゃあ1つ縛ってしまえって

そこへ天狗が現れて
連れて行くんですよ。

天狗になら言えるでしょ。
見てないものは言えないよ。

そこで天狗が
ばーんと地上へ落とすわけ。

うなされて、ちょいとお前さん
なんだよ?

どんな夢見てたんだいって言うの。
元に戻るの。

松村≫これが「天狗裁き」。

円楽≫ちゃんとやると
俺、うまくできるんだよ。

しばらく休んでるから。

松村≫でも本当に
天狗もそうですし

狐もそれだけ人々に愛されてきた
妖怪だったわけですよね。

この春ゆかりの地を訪ねるのも

いいかもしれないですね。

円楽≫先生の前で失礼だけど

怪談話だとか
とにかく江戸っていうのは

怪奇妖気

それこそいろんなスポットが
ありますね。

飯倉≫江戸はさまざまな
神仏といわれるものもありますし

伝説、逸話。現在まで息づいて
それが残っている

場所でもありますので
ぜひそういったところを

散歩するのも楽しいかと思います。

松村≫実際に足を運んでみて

皆さんもぜひ行ってみてください。

阿部≫続きましては、レミさんの
お料理コーナーです。

≫レシピの数は無限大。

料理愛好家・レミさんの
楽しく!カンタン料理

始まるよ~!

船越≫レミさん、今日は何を
作っていただけるでしょうか。

平野≫今日ですね
ワンコインでできちゃう料理。

でも、すっごくおいしい。

使うものは、たった鶏が
100gでしょ。

ねぎをいっぱい使うの。
あとは、小麦粉と牛乳で

ホワイトソースとバター。
それだけ。

船越≫簡単。

平野≫まず最初に
ねぎを切ります。

まずは全部切っていきます。

どうして繊維を
断ち切っちゃうんでしょうか。

船越≫かみきりやすくするため?

平野≫ねぎだから中から
繊維が出てくるでしょ。

繊維を断ち切っちゃうの。
そうすると食べやすいよね。

船越≫両面焼くんだね。

平野≫あとは簡単で。

円楽≫きゅうりのときも
そういう切りしてたね。

平野≫じゃばら。
そしたら、これを

一口大に切るの。ちょんちょん…。
そうすると食べやすくなるのよ。

まずここにバター入れるでしょ。

船越≫最初から入れていいんだね。

平野≫そして鶏が白くなるまで
炒めちゃいますね。

たったこれだけだからね。

ねぎはしっかりと
炒めることによって

この子が人格が変わっちゃうの。

甘い子になっちゃうの。

最初このまま食べたら
辛くて食べられないけども。

そうしたら、ここに
ねぎを入れちゃいます。

ここで、辛い人が
甘くなるまで。

人間だって温めて

温かく接すると
優しい子になるのと同じように

子どもたちも
優しく甘くなるからね。

よく炒めるの。

優しくて、甘い子になるでしょ。

松村≫そんな
甘い子になったねぎが

こちらにあります。

平野≫ねぎが潰れるぐらいにね。

そしたら、ここに
ホワイトソースを入れます。

小麦粉も。

小麦粉の粉くささを取るように
炒めて。

船越≫小麦粉を絡めて炒めたら…。

平野≫ねぎはどろどろになって
原型がなくなるくらいになったら

めっちゃおいしくなっちゃう。

円楽≫そのまましょうゆでも
食えるね。

船越≫そしていよいよ牛乳。

平野≫ダマができないように
ダマしながらやっても

かまわないんだけど
ダマができたところで

ねぎだか鶏だか
分かんなくなっちゃうから平気。

船越≫そんなに神経質に
ならなくていいよっていうね。

平野≫このままね
ホワイトソースを

線をかける
3~4分このまま放置するの。

船越≫何か師匠に小話でも
聞きますか?

松村≫いきたいところでしたが
トロッとさせたものがこちらです。

平野≫これも牛乳が水分が飛んで
濃くなってるのね。

そうしたら
今日はたったこれだけよ。

船越≫オイスターソース。
平野≫これっぽっち。

松村≫小さじ2分の1。

平野≫塩はちょっとね。

たったこれだけで

おいしくなっちゃうの。すごく。

ワンコインで
これだけおいしくできるのは

ちょっとないと思うね。

たまねぎじゃなくて
ねぎがいいのよね。

長ねぎがいいの。

松村≫生クリームなんかも
使ってないですよね。

船越≫小麦粉と牛乳だけで
ホワイトソース作っちゃうからね。

平野≫ここにチーズ。
松村≫オーブントースターで

4分ほど焼いていきます。

阿部≫おすすめ番組です。

BSプレミアムで夜7時放送の
「パン旅。」です。

今夜から新シリーズが
スタートします。

パンが大好きな女優
木南晴夏さんが

各地の絶品パンを巡ります。
今日から来週の金曜まで

合わせて8回。
東京のおいしいパンを

ご紹介します。どうぞ。
木南≫皆さ~ん!

女優の木南晴夏です。
今年も「パン旅。」の季節が

やって来ましたよ。
阿部≫オリンピックイヤーを

迎えた今回のテーマは
「外国人から見た日本のパン」。

印象を聞いてみると…。

阿部≫世界から見ると
日本のパンは

不思議でいっぱいだそうです。

例えば、ケーキみたいな
日本の蒸しパン。

かたいパンが主流の海外では
珍しいそう。

阿部≫中に具が
たっぷり入っているのも

日本のパンの特徴なんです。

阿部≫こちら出ました
サバサンド。

ピンク色のソースの正体は…。

≫じゃんじゃか
じゃんじゃんじゃ~ん!

阿部≫ソースに刻んだ
しば漬けが入っているんです。

一体どんな味がするんでしょうか。

旅を盛り上げるのは
すてきな食いしん坊の皆さんです。

阿部≫パンの魅力がいっぱい

おなかいっぱいの2人旅です。

木南≫見てね~。

船越≫おいしそうですね。

阿部≫「パン旅。」の
放送は全8回ありまして

ゲストの皆さんを
ご紹介しましょう。

今夜は女優の美山加恋さんです。

18日は
エレナ アレジ 後藤さん。

19日は高橋みなみさん。
20日は寺島しのぶさんです。

「外国人から見た日本のパン」が
テーマなので

ゲストも国際派の皆さんです。

そして今夜、訪れるのは
東京の広尾と恵比寿です。

どんなパンが出てくるのか
少しだけお見せしましょう。

まずは広尾で見つけた
こちらのパン。

パーネ・トスカーナ。

阿部≫イタリアで愛されてきた
伝統あるパンで、小麦の香りが

口いっぱいに広がるそうです。

そして、恵比寿で見つけたのは
アメリカ西海岸のソウルフード

ブレッドボウル。

≫うわ~!
≫お~!

阿部≫おいしさの秘密は
使われている、こちらのパン。

すっぱまろやかな味が
するんだそうです。

スープとパンが奏でる
ハーモニーに舌鼓。

阿部≫ほかにも
おいしいパンが続々と登場します。

グラタンのほうは
どうでしょう?

船越≫もうちょい!

阿部≫久々にじーこまろさんから
イラストが届きました。

飯倉さんのお顔も。
松村≫天狗の笑い声も。

船越≫登場してますよ。
お面をかぶって。

阿部≫ありがとうございます。

平野≫やっちゃおうか、もう。

美保≫ガスバーナーとかが
あればね。

船越≫もうちょっとなんだよね。

平野≫生放送のだいご味ですよね。

そして、ここにパセリやって。

これ、おいしいんですよ。
そして黒こしょうね。

はい、できました。

「ねぎらいグラタン」の完成です。

美保≫ねぎと鶏肉だけだから。

平野≫このねぎと鶏肉がいいのよ
いいコンビでさ、最強だよ。

松村≫レミさんのお言葉です。

平野≫
「ネギいっぱいネギって買って

ふところ事情にネギらいを!!」。
美保≫ねぎ尽くし。

本当だ!やわらかい、ねぎ!

平野≫おいしいでしょ?
船越≫おいしい!

美保≫天狗が笑ってる!

船越≫
ねぎから

いろんなうまみが出るんだね。

平野≫だからねぎの人格を
尊重して、甘い子になるまで

どろどろになるまで
よーく混ぜるの。

平野≫原型がなくなるまでね。

飯倉≫江戸の人も
ねぎ大好きだったと思います。

美保≫1本で
これだけできるんだったら。

平野≫2本!
ねぎ2本で


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