グレーテルのかまど「プルーストのマドレーヌ」20世紀の傑作文学に描かれたフランスの定番スイーツと、記憶をたどる…


出典:『グレーテルのかまど「プルーストのマドレーヌ」20世紀の傑作文学』の番組情報(EPGから引用)


グレーテルのかまど「プルーストのマドレーヌ」[字]


口に運んだマドレーヌをきっかけに、幼い日の記憶がよみがえる…20世紀の傑作文学に描かれたフランスの定番スイーツと、記憶をたどる旅にでかけませんか?


番組内容

マルセル・プルーストの自伝的小説『失われた時を求めて』。主人公が紅茶に浸したマドレーヌの香りに触れた瞬間、過去の記憶がまざまざとよみがえる…。その描写は文学界に大きな衝撃を与え、フランスで「あなたのマドレーヌは?」といえば、記憶の“鍵”をたずねるフレーズとして定着しているほど。記憶を象徴するスイーツとなったマドレーヌにプルーストがこめた祈りとは?ヘンゼルも、香りにこだわってマドレーヌを作ります!

出演者

【出演】瀬戸康史,【声】キムラ緑子


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グレーテルのかまど「プルーストのマドレーヌ」20世紀の傑作文学
  1. マドレーヌ
  2. プルースト
  3. 記憶
  4. お菓子
  5. 物語
  6. 紅茶
  7. 帆立
  8. パリ
  9. 主人公
  10. 巡礼
  11. 本当
  12. イメージ
  13. コンブレー
  14. ミニャルディーズ
  15. 意味
  16. 一緒
  17. 小説
  18. 世紀
  19. 生地
  20. 登場


『グレーテルのかまど「プルーストのマドレーヌ」20世紀の傑作文学』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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20世紀を代表する傑作とうたわれる…

あるスイーツが
大切な役割を担って登場します。

それは みんな大好き!
フランスの国民的スイーツ…

ひとかけらのマドレーヌをきっかけに
記憶が まざまざとよみがえる長い物語。

作者のプルーストは なぜ 物語の鍵に
マドレーヌを使ったのでしょう。

お菓子がいざなう 記憶への旅路。

さあ ご一緒に。

光る石を たどれば行き着く
不思議な家に

あのお菓子の家のヘンゼルとグレーテルの
末裔が暮らしています。

彼らが振る舞う
おいしいお菓子の物語を

ご賞味あれ。

あの…
もしもし もしもし?

あの~ もしもしもし?
あの~ もしもし?

え~?
何をどうしているのでしょうか? それは。

かまど 今 工作中だって。
工作とは 何を工作しておるの?

何をって もう どっから どう見ても
タイムマシーンでしょ これ!

どっから どう見たら
タイムマシーンだよ それ!

お菓子じゃないのね?
そう。     なぜさ?

だってさ 姉ちゃんが
こんなこと言ってんだよ。

まあ 姉ちゃん 多分ね
過去とか 未来とかね

行きたいんじゃないかな?
どっか行きたくなっちゃったのかって?

まあまあ それも作り上げて

甘いもの 作ってあげれば
いいんじゃないですか?

やっと やっとなのね。
えっと…。

どうぞ。

ということで 今宵 ひもとくのは…

プルーストのマドレーヌ。

マルセル・プルーストの長編小説
「失われた時を求めて」。

舞台は 19世紀から20世紀にかけての
パリの社交界。

裕福な家庭で生まれ育った
主人公の半生を描いた物語で

そのモデルは
プルースト本人といわれます。

マドレーヌが登場するのは 物語の初め。

疲れて帰宅した主人公を気遣い
母が 温かい紅茶を飲むように勧めます。

そこに添えられていたのが

帆立て貝をかたどった
丸いマドレーヌでした。

何気なく口に運ぶと
その香りが 大きな衝撃を運んできます。

一体 何が起こっているのか
分からぬまま 主人公は戸惑います。

マドレーヌの香りが突然もたらした
強い幸福感。

やがて 子どもの頃 休暇を過ごした
コンブレーという街の情景が

鮮やかに よみがえってきました。

それは おばの家でのこと。

お茶に浸してマドレーヌを食べた
幸せな記憶でした。

長年 プルーストの研究を続けている
和田先生は

このシーンを とても重要だと語ります。

…というふうに出てきます。

それは やはり…

ある意味 哲学的な内容なんですが…

マドレーヌが鮮やかに呼び起こした
幸せな情景。

主人公の長い長い記憶の旅が

こうして ひとかけらのお菓子と共に
始まります。

確かに!
あ~ びっくりした!

ふとしたことがさ きっかけで
思い出すってこと あるよね。

そうなのよ。 それがさ かまどの場合もさ
まさしく マドレーヌなのよ。

うそ!        本当。
あっ そうなの?

子どもの頃ね
私 おばあちゃんとこに住んでたのね。

親戚のノリおじちゃんっていう
おじちゃんがいるんだけど

ノリおじちゃんが来る時に 必ず
マドレーヌを持ってきてくれてたの。

そうすると
それを 毎回楽しみにするじゃない。

その時に食べた
おばあちゃんの家の風景とか 匂いとか

全てが 後々ね

私が大人になってから食べた時に
ブワ~ッと いつも思い出してたから

「あっ このことか!」と思って。
なるほど。  すごくないですか?

じゃあさ かまどもさ
気合い入ってるわけでしょ? はい もう。

ちょっと 俺たちも作っちゃいますか?
早速。

じゃあね 普通のマドレーヌじゃなくて

ヘンゼルの記憶を呼び起こす
特別なマドレーヌ 作らない?

僕の記憶か…。       いいでしょ?
面白そう。           ねっ! 何で作る?

じゃあ 一緒にいきますよ。
(2人)せ~の!

さつまいも!

誰もが知ってるね もう これね。
そうだよね。

さつまいものマドレーヌを
作っちゃいますよ!

早速 キメテ お願いします!
はい。

懐かしい思い出を誘い出すマドレーヌを
作ります!

うれしいなぁ さつまいも!

フッ… 伝わってますよ。

あっ 顔に出てました?
本当に好きなんだね。

引き締めていこ。
フフ フフフ…。

よし いいですよ!
フフフ!

まず どうしますか?
ここで オキテ いきましょうか?

はい。

え~ 焼きいもってことだ。

そういうことですよ。
蒸すより 焼いた方が

断然 香りを引き出せますから。
分かりました。

まずは 洗いましょうか。
分かりました。

これ 水で サッと?
はい はい。

何かさ さつまいも好きって言うとさ

かわいいもの好きなんだねって
言われるんだけど

かわいくないよね? さつまいもって。
それ見るとね。

けど やっぱり かわいいイメージあるよね
さつまいも。 じゃがいもより。

まあ じゃがいもよりはあるか。
で かまど?

それね 1時間 火を通しますね。
ゆっくり火を通すことで

甘さが
なんと 最大限 引き出されますから。

楽しみですなぁ。
焼きいも~!

早く焼けないかな?
焼きいも~!

おお~?

あ~ いい香りする!
な~んと なんと。    いやいやいや~…。

ちょっと それ どうだろうか?
竹串なんか刺してみちゃったりして。

そうだね。
さあ どうだろう?

(2人)おお~!

すんなり いきました。
じゃあ ここから急ぎます。

焼きいもが あったかいうちに
皮をむいて下さい。

♬「タンタカタンタン タンタンタンタン
タンタカタンタンタン トゥ」

♬「タンタカタンタン タンタンタンタン
タ~ン」 遅いわ!

何で そんな遅いの?
えっ?

芋を あんま傷つけたくないから。
なるほど。 愛情ありすぎ…。

芋は友達だからさ。
アハハハハ! 芋友!

これを?
裏ごしですね。

幸せでしょうよ。 いい匂いするしね。
めっちゃくちゃ いい匂いしますね。

おお~ 大量に出来ましたよ。
後で 分けて使います。

これで 準備完了です!
よっしゃ!

パリ8区の このアパートで

プルーストは
小説の執筆を始めたといわれています。

「失われた時を求めて」が出版された当時
まだ無名の作家だったプルースト。

しかし
社交界のうわさ話や恋愛模様など

ブルジョワ生活のありのままを

マドレーヌをきっかけに
こまやかに回想する斬新な手法は

文学界に 大きな衝撃を与えます。

やがて
香りから記憶が呼び覚まされることを

プルースト現象と呼ぶようになります。

今も フランスでは 「過去の記憶を
呼び起こすものは何?」という意味で

こう問いかけます。

昔の記憶を呼び起こすものは 人それぞれ。

でも そんな力を持つものは全て
その人のマドレーヌなのです。

こちらは プルーストが足しげく通った
パリのホテル。

友人を部屋に招いては
お茶とおしゃべりを楽しみ

その会話を小説にしていきました。

今 このホテルには
サロン・プルーストというティーサロンが。

プルーストをイメージした店内。

使われている食器は…。

分かりますか?

金色のマドレーヌが
あしらわれているんです。

マドレーヌの甘い香りに誘われて
あなたも記憶を巡る旅に出てみませんか?

う~ん フランスの人たちにとって
マドレーヌは

プルーストとセットになって
記憶されてる感じなんだ。

ねえ。 「あなたにとって
マドレーヌは?」って言葉が…。

何か すごいおしゃれな感じだよね。
あるぐらいだからね。

じゃあ ボウルに さっき裏ごししたお芋
分けて使います。

これが生地でございます。
これが生地になるんだね。

ここで オキテ!
はい!

おっ! お芋に メープルシロップ。
この組み合わせ なかなかない。

さつまいもの風味を
際立てさせられる感がありますから。

邪魔しないんだね。
そういうことです。

あ~! もう これだけで食べたいな。

マドレーヌです。

あっ でも
かまども マドレーヌだったんだね。

でも これは ヘンゼルの記憶を
ウワ~ッと呼び起こすために

さつまいものマドレーヌ作ってんだから。
そうですよ。

だから かまども同時に一緒に食べたら
2人で ワ~ッだよ。

2人でね すごいことになるよね。
2人で ワ~ワ~言って。

かまど 1時間たったよ。
たちましたか。 じゃあ 続きいきましょう。

ゴムべらで まず もう一度 混ぜますか。
はい。

そしてね しぼり袋ありますから
そこにね…。

入れる?
入れてほしいね。

入れられるかな?
当たり前じゃないですか。 できますよ。

で マドレーヌの型が
冷蔵庫にありますから。

これ もう バターをぬってありますよ。

ぬって 冷やしてますでしょ?
かまど ありがと。

そこにね また 薄~く粉をつけて下さい。

粉をプププ…。

こんなもんでいいの?
うん。

で トコトントントンって
余分なの 取りました。

そこに生地を… ピュ~。

このぐらいだ!
そう。 半分ぐらいまで入れたら ストップ。

はい かまど!
できましたか?

そしたら さっき裏ごしした焼きいもね

ちょっとだけよ~。
あっ カトちゃん。

♬「ほわわ~ん」

こういうことでいいの?
♬「ほわわ わんわんわ わ~ん」

こんな感じ?
はい。 ちょっとずつのせて 押さえる。

その上から…。
更に 生地。

上にのせたやつを かくれるようにね。

これ こういうことでいいのかな?
はいはい いいんじゃないですか?

じゃあ…。  焼きましょうか。
180℃ 18分。

イチハチ イチハチ。
ヤ~ ヤ~。

しっかり焼けてくれ~!
ヤ~!

ちょっと一息 Tea Break!

パリのサロンを彩った
優雅なスイーツをご紹介!

「失われた時を求めて」の中で
幾度となく登場するのが

優雅なサロンのシーン。

会話を楽しみながら食べられていたのが

一口サイズのかわいいお菓子
ミニャルディーズです。

パート・ド・フリュイ
フィナンシェ マカロン などなど。

私たちが親しんでいるお菓子を
プルーストの時代にも食べていたのよ。

今 ここ日本にも…

ミニャルディーズ専門店が!

4センチほどの
手のひらにのる小さなお菓子。

最新のミニャルディーズは

チョコレートやクリーム
フルーツなどをあしらった

華やかなものが いっぱい!

小ぶりだからこそ
いろんな食感や香りが

口の中で からみ合うように
できているんですって。

わあ~ 来た来た!

一度に何種類も楽しめるのが
ミニャルディーズのだいご味!

紅茶とミニャルディーズで

あなたも エレガントなひとときを
過ごしてみては いかが?

ふう!

(オーブンの音)        かまど!
はい。

焼けたんじゃない?
そうだね ちょっと~。

いよっ! おお~!
うわっ 来た! ドド~ン!

これは… ほら!
うわ~!   見てよ!

いい香りもします。
しっかり焼けてますよ!

本当だ~。 おいしそう!
うわ~ もう…。

いいね! この時点で香りが…。
すごいね~!

型から出したい。
出しましょうよ。

斜めにして トントントントン。
そしたら 出るから。

あっ!
ほら 出た。 ツルリン。

生まれました。
ポロリン ポロリン。

おお~ すごい!
カポン ポン!

おいしそうよ~!
うわ~ すごいね やっぱり。

それをね 冷ましますよ 少し。
お芋の香りが引き立ちますから。

まだ食べない。
…にしてもさ かまど ほら!

やっぱり この形がさ
何とも言えない かわいさだよね。

だから もう ちょっと食べちゃいますよ。
だから 駄目だって。 冷やさなきゃ…。

(チャイム)
あっ! 姉ちゃん 帰ってきた。

よかった。 姉ちゃん お帰り!
お姉ちゃん よかった。

お帰り お帰り。 くそ~!
よく帰ってきてくれたわ 本当に。 お帰り。

思い出がよみがえるマドレーヌ 作ったよ。

貝殻の形に焼き上げた
ヘンゼル特製のマドレーヌ。

口の中いっぱいに
さつまいもの香りが広がります。

温かい紅茶と一緒に食べれば
忘れていた記憶が よみがえるかも。

ちょっとワクワク!

20世紀を代表する
世界的な傑作小説として知られる

「失われた時を求めて」。

中でも マドレーヌの登場するシーンは
有名なエピソードです。

実は 思い出を呼び起こすお菓子が
マドレーヌになったのには

紆余曲折がありました。

トーストのようなものであった。

その次には ビスコット。
甘くないラスクのようなもの。

そして 最後に マドレーヌに
たどりついたということが分かります。

そういう意味が
この物語にはあるわけですけれど

マドレーヌっていうものに…

試行錯誤の末に
マドレーヌを選んだプルースト。

そこには
一つの祈りも込められていました。

パリから110キロのところにある…

そう 主人公がマドレーヌを食べた
コンブレーの街です。

もともと
イリエという名の街でしたが

プルーストの生誕100年を記念して
イリエ・コンブレーと改めました。

イリエ・コンブレーは
おばが住んでいた街で

幼い頃 プルースト自身 家族と訪れ
休暇を過ごしていました。

この街は 聖ヤコブを祭る
スペインの聖地まで続く

巡礼の道にあります。

街のあちこちに描かれている帆立て貝。

イエス・キリストの弟子 聖ヤコブの
シンボルです。

巡礼者たちも
帆立て貝を身につけます。

帆立て貝の形をしたマドレーヌ。

プルーストは 巡礼のイメージを
このお菓子に重ね見ていました。

巡礼の道には 帆立て貝を彫って…

そういう意味があったんです。

ですから プルーストの小説の中に
出てくるマドレーヌは

帆立て貝の形だとされていますが

それは この巡礼のイメージを
そこに込めたからなんです。

記憶をたどる壮大な巡礼の物語。

長い旅路が無事でありますように。

プルーストは マドレーヌに
そんな祈りを込めたのかもしれませんね。

今日の「グレーテルのかまど」
いかがでしたか?

一口食べると
いろいろな記憶がよみがえってくる。

スイーツには そんな力もあるんですね。

今日作ったマドレーヌ

一体 どんなことを
思い出させてくれるんでしょう。

それでは また このキッチンで
お目にかかりましょう。

では ちょっと失礼して…。

よ~し では 頂きま~す!
どうぞ。

かまど~。
はい。

もう やっぱり かわいいね。
本当。 幸せでしょうよ。

頂きます。
どうぞ。

おお~!
おお~?

さつまいもだ!
怖い…。 びっくりした。

いや おいしいね。
きましたか?   うん。

やっぱね
このままでも おいしいんだけどさ

ちょっと 小説に出てたみたいにね

ちょっと 紅茶に浸してみようかな。
なるほど。

このくらいでいいのかな?

もう お好きでしょ それは。
好みでいいわよ。

さあ その…。
あっ!

ちょっと 大人っぽくなるというか
紅茶の香りが すごくいいですね。

はい マドレーヌ さつまいも 紅茶
いろんな香りが 押し寄せましたね?

いや でも さつまいもが やっぱ 一番
香りとしても味としても うん あります。

プルースト現象 きた?
きてますね。

あっ きてます きてます…。

あっ 小学3年生ぐらいかな?

僕は 3組だったんだ!

えっ かまどはさ…。
いや 待って待って待って!

それ 何 何?
それで終わらそうとしてる気?

もっと だから 記憶を… 教えてよ。
3組だったとか どうでもいいから。

出てこい!
何よ 絶対 3組じゃないでしょ。

出席番号は 8だったな!
いらないわ そんな情報!

いらない?
いいです。


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