又吉直樹のヘウレーカ!「ロボットと心は通わせられる?」ただの道具ではなく“意思疎通ができると感じる”ロボットや…


出典:『又吉直樹のヘウレーカ!「ロボットと心は通わせられる?」』の番組情報(EPGから引用)


又吉直樹のヘウレーカ!「ロボットと心は通わせられる?」[解][字]


人間にとって、ただの道具ではなく“意思疎通ができると感じる”ロボットやAIのことをエージェントと呼ぶ。気鋭の若手研究者たちを迎え、その開発の舞台裏に迫る。


番組内容

人間にとって、ただの道具ではなく“意思疎通ができると感じる”ロボットやAIのことをエージェントと呼ぶ。筑波大学システム情報系助教の大澤博隆さんは、このエージェントに“親近感”を持たせ、人とエージェントのコミュニケーション能力を高める研究を行っている。優れたパートナーとして人間の役に立ち、仲良く共存できる様なAIやAI搭載型ロボットの開発は可能なのか?!気鋭の若手研究者も招き、その舞台裏に迫る。

出演者

【司会】又吉直樹,【解説】筑波大学助教…大澤博隆,【ゲスト】慶應義塾大学大学院理工学研究科博士課程…大澤正彦,【語り】吉村崇


『又吉直樹のヘウレーカ!「ロボットと心は通わせられる?」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

又吉直樹のヘウレーカ!「ロボットと心は通わせられる?」ただの
  1. ドラ
  2. 研究
  3. エージェント
  4. ロボット
  5. コミュニケーション
  6. 実際
  7. 人間
  8. 擬人化
  9. 面白
  10. お願い
  11. ドララ
  12. 自分
  13. ハハハッ
  14. 結構
  15. 大澤
  16. 定義
  17. イス
  18. 効果
  19. 重要
  20. 理解


『又吉直樹のヘウレーカ!「ロボットと心は通わせられる?」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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♬~

お~い まったん!
今日は どこへ お出かけだい?

最新家電でも探しに来たのか!

(又吉)いろいろ ありますね。
(店員)そうなんです。

おお! はい。 こちらですね
今 面白い冷蔵庫がございまして。

こんにちは!

えっ? しゃべってる。      はい。
こっちの声を認識して 反応してくれる。

最近 よく見かけるよね! 実は これ
AIが搭載された「しゃべる家電」なんだ!

これなんですけども。
ちなみに こちらは…。

より実用的な機能になっておりまして

又吉さんが好きなメニューとかも
教えてくれるんですね。

ええ? ビールに合うおつまみ
教えて下さい。

(レンジ)「ビールに合う一品ですね」。
おお。

「豆板醤が効いた お酒によく合う一品に
イカのマヨ味噌焼きは どうかな?」。

なるほど。
はい。        すごい!

え~ 力が出る やつ。

「ごめんなさい。 もう一度 言って下さい」。

力が出るメニュー 教えて下さい。

「ごめんなさい。 もう一度 言って下さい」。

あるな~ こういうこと!

最新機器でも 人間のように コミュニケーションを
とることは まだまだ 難しいんだよなぁ。

いつか ロボットと心を通わせる時代が
やって来るのかな~?

今回は AI研究の最前線に
まったんが迫ります!

♬~
(テーマ音楽)

♬~

(大澤)こんにちは!
こんにちは。

私 筑波大学で…

…している大澤と
申します。
よろしくお願いします。

今回の先生は 大澤 博隆さん。

人間らしさを工学的に応用し 世の中の
役に立つAIやロボットを研究しているんだ!

突然で すいませんが 又吉さんの考える
「機械の人らしさ」って なんですか?

今 見せてもらったんですけど
やっぱり しゃべるっていうのと

なんか教えてくれるとか。
そういうことなんですかね。

あっ なるほど なるほど。 知らないことを
教えてくれるみたいなところに

人らしさを感じるっていう感じですかね。

今回 ちょっと「人らしさ」をキーワードにですね
いろいろと見ていこうかなと思うので

是非 よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

ということで やって来たのは 筑波大学。

こちらになります。
大澤先生の研究室へ お邪魔しま~す。

失礼しま~す。 こんにちは。

(一同)こんにちは~。
こんにちは。

♬~

おや? まったんが 何か見つけたぞ!

あれ? それ なんか動いてます?
あっ 動いてます。

なんですか それ?
これですね ちょっと動いてるんですよね。

動いてますよね。 尻尾が。 ハハハッ。
かわいいでしょ。 ハハハッ。

正直 怖いんですけど。
ハハハッ。

研究室の癒やしになればと思って
ちょっと買ったんですけど。

何ですか? これ。 これ あれですね。
クッション?

クッションですけれども 尻尾が付いてて。
クッションだけど 尻尾が動いてますよね。

そうですね。 ちょっと 動物っぽい感じの
動きをしてます。

それは何に反応して 動いてるんですか?

これは なでたりすることとか
あとは こう 置いておくと

しばらくして こう
さみしがったりみたいな感じの。

勝手に動いてくれたりっていう
感じですね。

顔のとこに当てると。

おお こわ!
アハハハッ。

この形で なんか 自然に動いていると
やっぱ 生き物のように見えて。 ちょっと。

ちょっと 怖くなって。
なるほど なるほど なるほど。

なんか こう まあ…

…我々は エージェントというかたちで
扱っています。

エージェントって 本来は
どういう意味でしたっけ?

本来は 代理人という意味で
コンピューターとかの用語では

なんか いろんなことを 自分で
自律的に処理してくれるような

ものっていうことでエージェントって
呼ぶことが多いんですね。

…して エージェントというかたちで
呼んでいます。

ここで言うエージェントとは…

♬~

つまり 先ほど まったんが怖いと感じた
コイツも エージェントってことなんだ。

確かに 生きてるみたいだもんねぇ。

不気味だっていうのも
まあ 一つ 理があって。

でも その なんか…

…っていうのが 我々の研究者の
目的ではあります。 でも その…

…っていう 一つの例として
擬人化っていうのをキーワードに

研究をしてるんですね。 なので ちょっと。

擬人化ってことは 人型ロボットでも
出てくるのかな?

擬人化…。 擬人化ですね。
人らしさを作るということで。

擬人化! ほぼ 炊飯器だけどな!

家電製品に 目とか 手をつけて。
ふんふん。

(炊飯器)
「どんな御飯が食べたいですか?」。

ハハハッ。 どんな御飯が食べたいですか?

おいしい御飯が食べたいです。
ハハハハッ。

「僕の口を開けて コメを入れて下さい」。

フフ。 なんか これは かわいらしいです。

さっきのリアルなクッションのほうが
戸惑うというか。

ああ なるほど。
これは もう いかにも
こういうのも付いてるし なんか 面白い。

うんうん。 こうやって 実際
擬人化をしてあげると…

…っていうのは あるんですね。
なので 実際 その 例えば

家電屋さんとかに置いてあるときに
例えば こういうのを付けておいて

例えば ここに この機能がある。
ああ ここかとか。

あるいは その 口を開けてね みたいに
直感的に理解ができるというのが

一つのメリットになってくるかなと
思いますね。

この「腕」や「目」が
実は スグレモノだった!

家電の機能を 直感的に
理解させてくれるんだ。

さらに この「目線」には 擬人感を高め

人間の注意をひきつける
効果があるという。

こちらは 2008年に行われた
プリンターの機能を教える実験。

♬~

「人型ロボット」が説明した場合と 擬人化した
「プリンター自身」が説明した場合で

「ユーザーが記憶できた機能の数」を
調べた。

結果は 人型ロボットが平均1.3個。
一方 擬人化プリンターは 2.3個。

見事 擬人化プリンターの勝利となった!

また 実験ではユーザーの視線も観察した。

すると 人型ロボットに比べ
擬人化プリンターのほうが

視線をそらすことなく ユーザーが
集中することが示されたんだ。

普通…

…っていうのは 一つ疑問点としてあって。
もっと…

…っていうことで 人間らしさを
ある特定の目的に使おうって 一つとして

家電の擬人化を始めたっていうところは
ありますね。

でも…

また変わってきますよね。    そうですね。
だから もちろん そういうのを

頑張っている人たちも
いるんですけれども…

…っていうのがあって。 そういうときに
でも 逆に言うと

どうやって そこに
たどりつくかっていうときに…

…っていう 一つのやり方として。 例えば
これは 完璧なロボットでは全然ないですし

操作も なんも できないですけど
でも 逆に ジェスチャーで

指示してくれることはできると。
その効果だけを 例えば

保つことはできるんじゃないかな
というのは 一つのアプローチですね。

完璧じゃないほうが でも何か落ち着くな。
ハハハッ! それは面白いですね すごく。

なんかね。 (炊飯器)「どんな御飯が
食べたいですか?」。

どんな御飯が食べたいのか。 ハハハッ。
懐かしさすら感じるような。 なんかね。

いいですよね。

口なんや。 なら 一回 彼が食べたものを
僕たちが食べ直してる。     アハハハッ。

そうですね。
彼の口に 彼の口に入ったものを

彼の口で 温められたものを。
食べれるという。

そこを考えちゃうと 結構
そう 難しいとこなんですよね。

あの 食品関係のものを擬人化するって
そういうリスクを伴います。

まあ そういう意味でも 実は 擬人化って
注意深く 設計しなきゃいけないなと

思うことはあります。
だから 口といっても あくまでも比喩で

本当の口ではないですよ みたいなことも
言わしたら いいかもしれない…。 ですね。

でも そうすると なんか どこまで
信じたらいいんだっていう

なんか 境目が曖昧になってくるので。

だから 重要なのは…

…っていうところだろう というのは
私の研究テーマの一つですね。

♬~

エージェントの特色を表す一つの例として
着ぐるみみたいなものがあって。

これ かわいいですか?
まあ かわいいですね。 アハハハッ。

中が 例えば おじさんが入っても
かわいいですかね?

ああ そういうことを
考え出すとね。  そうそうそう。

それは もちろん 中
おじさん入ってるかも
しれないってことは

大人なら知ってるわけですけど
そういうことを あえて
考えないんだっていう。

そういうのを演劇とか美学のほうの用語で
「不信の一時停止」っていうふうな

言い方をするんですけれども。
要するに…

まあ ありのままを受け取ろうという
形をとると。

で 僕らは その そういう意味で
中の知能とかだけではなくて…

そういうところに注目して
研究をしています。

じゃ 不信の? 何ですか? 一時停止。

それを 例えば 演劇でいうと
演劇として見てくれてる人に対して

突然 これは現実かもしれないって
思わせる演出があったときに

より強固に 観客と その演劇が
結びついたりするじゃないですか。

はいはい。
それも やりたくなるでしょ 正直。

そうですね。

実際 研究でも 例えば
画面の中にいるものが 突然 こう

飛び出してくるみたいな
現実に飛び出してくるみたいな研究は

やったことあるんですけども。

こちらは 2015年に大澤先生が作った
擬人化プリンター。

ユーザーは まず 愛きょうのある
エージェントとして認識する。

続いて 使い方を学ぼうとすると…。

複雑な操作は モニターの中にエージェントが
移動して 映像を使って説明するんだ。

最初に エージェントに抱いた親近感を
そのまま モニターの中へと

移動させることで ユーザーの理解度を
高める効果を狙っている。

コレは 面白いな~。

スクリーンの中で動いてたものが
突然 わっと出てくるので

すごい びっくりしますし。
例えば ここの中で動いてたものが

こっちだよって指してくれると すごい
中の話と外の話がつながるんですよね。

それは 楽しいですもんね。
ええ。

だから そこらへんの やっぱり
どうやって こう

人間の思い込みとかを うまく利用しつつ。
その中で 楽しいとか 面白いとか

興味深いというところを
作っていけるかということですよね。

♬~

人間とエージェントの深いコミュニケーションは
どうすれば 実現できるのか?

それを 別の角度から
検証しようとする若者がいる!

こちらになります。
はい。

実験用に主に使っております。
失礼します。

ほう ほう ほう。 これは 割とシンプルな。

ここで研究を進めているのは 大澤先生の
もとで エージェントの開発を学ぶ

色田 悠人さんだ!

(色田)お願いします。 早速なんですけど
ここに用意してあるペットボトルを

ちょっと このゴミ箱に
捨ててほしいんですけど。 はい。

ごく普通のゴミ箱に スマートフォンが
取り付けられている。

むむ 何やら 顔が出ているぞ!?

ちょっと捨てる前に こう 顔に ちょっと
見せる感じのことをしてもらえればと

思います。
あっ 見てる。

あれ 困ってますね。

なんだろう?
(色田)まあ そのまま
捨ててもらっても構わないですし。

ああ! なるほどね。

蓋 とってみましょうか 一回ね。

おお! まったん なかなか鋭いな!

これで どうかな?

う~ん。 まだ納得いってない。

♬~

これを とると?
さあ! 今度は どうだ?

おお いい顔 なった。

♬~

若干 こう 罪悪感じゃないですけど
何か あります。 捨てづらさみたいなのが。

なんかね。 なんか ちょっと こう
かわいそうな感じがしますよね。

そういうのを狙ってて。

実際 こう 分別しろとか
強制してるわけじゃないんですけど

このゴミ箱のリアクションから ちょっと
これじゃ まずいんだろうなみたいな

不機嫌そうな顔してると 申し訳ないな
みたいなこと そういう…

…と いいなという。 なるほどね。
これは めっちゃ効果あると思います。

ああ なるほど。 どうでしたか?

結構 顔があることで 主体的に
動いているようには 感じましたか?

はい。
なるほど なるほど。

このゴミ箱は
画面の表情を
変化させることで ゴミを…

色田さんは このエージェントを使って…

すると 予想もしていなかった
ある行動がみられたという。

ペットボトルに関する指示しか
出してないんですけど

関係ない お菓子のゴミとかを
ちょっと置いとくと…

そういう感じの人はいる。
なるほど。 なるほど。

ああ そう。
だから ふだん 不良っぽい人とかでも

なんか 遠足で 山行ったときだけ
ゴミ拾ったり

すれ違う人に
素直に挨拶できたりするみたいな。

あれって 山やから
山モードになってるみたいな。
ああ。

これが あることによって
みんな 山モードじゃないけど

ゴミに対して
ちゃんとしましょうっていう。

はいはい。 ていうのは 絶対に
有効やと思いますけどね。

そういう その 向社会的な行動って
よく言いますけれど

ほかの人を手助けしようとか なんか
いいことをやろうっていうことが

促されるっていうのは
一つの効果なのかなと。

そういうところをすくい上げられていくと
結構 まあ 面白いかなというふうには

思いますね。
ふんふん。 実は その そういうモードが

どういう時に保たれるかっていうのを
研究された方がいまして。

岐阜大の
寺田先生という方なんですけれども。

彼は ただのイスにですね
え~と イスが
こう 動くんですね。

動く。

擬人化エージェント研究に 一石を投じた
2005年の実験。

まず誰もいない部屋に「遠隔操作で動くイス」
を置き

何も知らない人に入ってもらう。

♬~

実験を行う者は 別室で映像を見ながら
イスを操作し

左のテーブルの前に座るよう 誘導する
というものだ。

こちらの女性は 見つめるだけで
なかなか 座ろうとしない。

まあ 怪しいもんねぇ。

一方 この男性は
興味を示して
近づいていく。

そして イスが「左側に座って
ほしがっている」のを
感じ取り

狙いどおりの位置に
座ってくれた!

結局…

イスが こう 動いていて そこに…

色田君の研究でも そういったことを
やっているという感じ…。

でも これ この顔が かわいいですね。
ああ ありがとうございます。

これは 彼がデザインしました。
この顔が かわいいのが 結構 重要やと

思ってて。 なんか 喜んでる顔も
うっとうしいやつだったら

喜ばせたくないってなるじゃないですか。

…かなという気はしてて。 今回は
たまたま ゴミ箱でやりましたけど

他のものにも使えるんじゃないかなと
いうことは思ってますね。

僕やったら なんか…

家のどこにおっても 「えっ? それで
いいんですか?」みたいな顔されてて

机の前に座ったら ようやく
「そうそう」みたいな顔になってくれたら。

僕自身もわかってるじゃないですか。
仕事せなあかんというのは

わかってるけど なんか 動機というか
きっかけみたいなものがほしくて

それの役割を すごく
担ってくれる可能性を感じますね。

…ということですね。

まったん ロボットに 優しく
励ましてもらいたいだなんて

何だか のび太くんみたいなこと
言ってるねぇ。

ということで お次は!

じゃあ 実際に その 後輩で…

…ので ちょっと そちらのほうの研究も
ご紹介したいなと思います。

よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

♬~

大澤 正彦さん よろしくお願いします。
(正彦)よろしくお願いします。

お願いします~。

ドラえもんを
つくることに
人生を捧げているという 大澤 正彦さん。

大澤 博隆先生も
学生時代に学んだ
同じ研究室の後輩なんだ。

あの ドラえもんの研究をされてるって
聞いたんですけど。

はい。 ドラえもんの研究をしてます。
へぇ~。

小さい時の 記憶ないぐらい
前からなんですけど

ドラえもんをつくりたいと
ずっと思っていて。

ネコ型ロボット。 で しゃべりますし

あれですね やっぱり
四次元ポケットですよね。

ポケットの中から いろんな道具を
出すっていう夢のような。

僕も大好きですけど。
フフ 大好きって言われるとうれしいです。

そうですよね。 今
おっしゃって下さったことを

僕も ずっと ちっちゃい時から考えて
だから つまり まとめると…

…ってことになると思うんですよね。
それって。

ドラえもんの頭って 硬いと思います?
やわらかいと思います?

うわ~! 確かに! なんとなく
やわらかいとは思ってましたけど。

でも 映画とかだと 最後のひみつ道具って
言って 石頭を使って活躍するんですよね。

でも アニメとかだと ぐにゃぐにゃに
曲がってる絵が描かれてたり。

ドラえもんの頭は 硬いのが
ドラえもんの定義なのか

やわらかいのが定義なのか みたいな。
結構 そうやって考えると

自分で自分勝手に ドラえもんの定義は
これですって言ってもいいんですけど

誰かが納得しない定義って いやだなと。
うんうん。

みんなが認めてくれる ドラえもんの
定義って なんだろうなって考えた結果

ああ「みんなが認めてくれること」が定義に
なるんじゃないかなって 僕は思って。

なるほど。
それから 結構 研究が進んでいきました。

すごいな~。
フフフッ。

みんなが認めてくれることが
ドラえもんの定義だと。
そう。

そういう背景で みんなで
つくるっていうことを取り組んだ結果

できあがってきたロボットが…。

はい。 こちらなんです。
う~ん!

どうですか? 感想をいうのが難しい。
ですよね。

やっぱり あのう ドラえもんっていうと
僕らは どうしても 青い色とかね。

ポケットがあってって思うんで。

だから これが どういうものなのかって
いうとこですね。

とてもいい感想をいただいたと思います。
なぜ こういうデザインなのかとか

今 いただいた感想が どういう意味なのか
っていうのを

実際 今日は この子と遊んでもらいながら
納得してもらえたら いいかなと思います。

わかりました。
はい。 実は このロボットの特技が

しりとりをすることなんです。
へぇ~。

今日は ちょっと 又吉さんに しりとりを
して頂きたいなと思ってます。

はい。
はい。       こんにちは~。

しりとり やりますか?

あれ? しりとりが特技って
言ってたくせに コイツ

「ドラ!」しか しゃべんないぞ?
一体 どういうことなんだ?

この子は 今は「ドラドラー」しか
しゃべらないんです。

まだ そこですか。
はい。 へへへッ。

ドラドラ。
はい。

なるほど。

このロボットには 幼稚園児15人が 実際に
しりとりをしたデータがインプットされている。

つまり しりとりに限っては
幼稚園児程度の自然なコミュニケーションが

可能なんだ。

♬~

でも このロボットが話せるのは
「ドラドラ」だけ。

実際の幼稚園児の言葉が プロの
声優によって「ドラドラ」に吹き替えられ

発話される仕組みなんだ。

でも コレで しりとりが
成立するのかなあ?

とりあえず やってみよう!

この子が 最初 「しりとり」に対応する
「ドラララ」みたいなことを言うと

「しりとりって言ったの?」って
聞いてほしいんです。 わかりました。

で そういう なんか確認するっていうのを
毎回 やってほしいんです。 わかりました。

あっ。
しりとりって言ったんですね?

(ロボット)「ドラ!」。

じゃあ りんご。

ゴリラって言ったんですかね?
「ドララ!」。

え~ ラッパ。

パンツって言ったんですね?
「ドラ!」。

おお しりとり できてるね~!

人間のほうが単語を推測していけば
思ったよりも ちゃんと続いていくんだね。

♬~

つみき。

あっ キツネって言ったんかな?
「ドラ!」。

え~ ねずみ。

ミミズって言ったの?
「ドラ! ドララ」。

ず?
「ドラ?」。

(笑い声)

ず~…。
「ドララ! ドララ! ドララー!」。

これ どういう? 待ってくれてんの?
待ってますね。

待ってくれてんの。 ごめんな。
「ドララ?」。

図工。

ん?

うさぎって言った?
お~!
「ドラ!」。

スゴイですね。 どんどん
わかるようになってきましたね。

「ぎ」か… 結構 追い込まれてんなぁ。
(笑い声)

「ぎ」 ムズいなぁ。

牛乳!

どっちだ? ウマ?
「ドラ!」。

え~ ママ。

マラドーナって言った?
(笑い声)

ええ? 「ドララ!」。
うそ~!

正解 すごい!  まったん いい笑顔だね。
本当に楽しそうだよ。

孤独な闘いのように思えてきた。
(笑い声)

いや すごい! さすがです。 上手でした。

ありがとう!
はい。 どうでした?

この子の言うこと わかりましたか?
なんか わかったような気がしましたね。

お~! よかったです。
マラドーナは理解してましたもんね。

理解というか マラドーナ言ってましたね。
いえ 実は あのときは

マントヒヒって言っていたんです。 ホントは。
マントヒヒって言ってたんですか?

はい。

マン… ドララララ。
マラドーナ。 マントヒヒ。

マラドーナのほうが 音
近かったような気しますけどね。

マントヒヒよりね。

こちらが
実際 ロボットに インプットされていた言葉。

まったんは マントヒヒの他にも
本当は 「ウシ」と言っていたものを

「ウマ」と 間違って解釈していた。

でも 大澤正彦さんが重視しているのは
正確に しりとりをすることではない。

♬~

多少は間違っても ロボットと楽しく
コミュニケーションが続いていくことが大事なんだ。

♬~

僕の相方が 今 ニューヨークに
住んでるんですけど

2年ぐらいたって 今 なんか

「英語は ハグと握手の
タイミングや」って

言い始めてるらしいんです。
(笑い声)

英語を覚えるの 諦めたんかなと
思うんですけど

でも 言わんとしてることは
わかるというか。

なんとなく ハグと握手のタイミングで
なんとなく コミュニケーションがとれるっていう。

ちょっと 相方と しゃべらしてみたいなと
思いましたけど。 それは見てみたいです。

合うかもしれないですね。
合いそうですね。

こう やっぱり 会話を続けていくときに
なんか その 実際に こう
何だろうな。

言っていることと 違うことを思っている
っていうことはよくあるんですけれども

それでも なんとなく
会話が続いてるように見えると。

僕ら 例えば 研究を真面目にやっていくと
音声認識を高めていこうっていうふうに

いきがちなんですけど 実は…

それに対して こう なんか
こうかな? って考えてあげるっていう…

…が 多分 いちばん大事で
そこを この 正彦くんの研究は

うまく使っているっていうところが
重要かなと思います。

ありがとうございます。 例えると 犬と
人のコミュニケーションに近いのかなと。

なるほど。
家に帰ってきたときに
ワンワン ワンワンって近寄ってきたら

あっ おかえりって言ってくれてるの?
ありがとう~!って。

でも だいたい あれって
おなかがすいてるって

ワンワン ワンワンって
来てるだけだったりするわけですよね。

でも おかえりって言ってくれるだろうな
って思って コミュニケーションをとってると

そう感じてくる。 なるほど。
でも 一方で 帰ってきたときに

まず 同居人から 「おなか すいた~」って
近寄ってこられたら

何 疲れてるのに!
って 怒ったりするじゃないですか。

だから そういう 曖昧性っていうのは
コミュニケーションで

もしかしたら いい側面も
あるんじゃないかなっていうのを

こういう研究から
探っているところですね。 なるほど。

なんか やっぱり コミュニケーションって
単独で成立してるわけじゃなくて…

だから 言葉の間違いが 多い友達とかと
しゃべるときに

全部に わざわざ 引っかかってたら
話 進まないんですよ。

例えば 「お疲れさまでした」って
言わなあかんとこで

「ごちそうさまでした」とか言うんですよ。
アハハハハッ。

それは「お疲れさまでしたやろ?」って
言わない。 もう。

これは こういうつもりで
言ったんやろなって 全部

感情と言葉の なんとなく リズムみたいな
やつで 読解していくというか。

って やってると 実は みんなから
ちょっと侮られてたり

バカにされてる その友達が
かなり哲学的なことを考えてたことが

判明したりするっていう。
すごい!

すっごい面白い発想やなとか
ってことが わかったりするから

こっちでも 歩み寄っていくというか
読み取ろうとしていくっていうのは

すごく重要なんじゃないかなっていう。
ほんとに すばらしい視点で。

例えば 市販のロボットとかが
置いてあって…

ハハハハ! 笑ってしまいそうですよね。
そうですよね。 ポンコツだな~って。

使えないな~って思うじゃないですか。

そういうときに それを しっかり…

そこよりも先に そういう間違いを
認めてあげる 許してあげるから

もっと深いコミュニケーションを
やってみませんか? っていうのが

こういうロボットをつくる中で
やりたいこと。

それをやるために 抽象的な
コミュニケーションっていうのを徹底していて

顔がなかったりとか するっていうのも
今 それを追求するために

今 こういう見た目にしてるんです。
う~ん。

「人間らしさ」にとって
重要と思える外見や言語を…

それが ロボットに対する
能動的なコミュニケーションを生み

あの青いネコ型ロボットに近づいていくのだと
大澤正彦さんは考えている。

手 下げてね。 そう。

うん。 わかるよ。

「ドララ!」。
なんで上げんの? 手。

ウフフフッ。
ウフフフッ。

…っていう効果を 1個1個
慎重に探ってる感じですね。

僕も それは なんか そんな気がしてて

いわゆる ドラえもんと同じように
色を塗っちゃうよりも

このほうが むしろ ドラえもん
やなぁっていう気がしますね。

ドラえもんにしては ここが違うっていう
ところを生まないっていうことで

ドラえもんらしさっていうのに
アプローチできるんじゃないかな

っていうのが 今の段階です。

すごく やっぱり テクノロジーとして
面白いのは…

…っていうことだと思んですね。

…っていうのは こうしたエージェントの
研究の面白いところで…

…みたいな使い方ができるのは
可能性 新しい可能性なのかな

っていうふうに考えています。

それに向けて 今 第一歩としては 魂が
乗り移るっていうデザインを考えてて。

おぉ!

そのデザインが こちら!

すでに愛着を持っている 実在のエージェントが
ワンタップで タブレットの中に乗り移る。

そして タブレットの中から
天気やニュースを教えてくれる。

外出するときは スマートフォンに入って
一緒に お出かけ。

もう なくてはならない
相棒のような存在に
なってしまうんだ!

♬~

まさに SF小説の世界ですよね。
フフフッ。 へぇ~!

実際に そういうことを
チャレンジすることができる

時代になってきたんじゃないかなと
思っているわけです。

♬~

やっぱり ドラえもんというと
その~ ひみつ道具。

四次元ポケットから出す
道具じゃないですか。

あれは どうするんですか?
最近 その質問に対する答えが

出てきたなって 自分で思っていて。

ある友人に言われた言葉が
きっかけだったんですけど

なんか 彼は ガンを光らせるスプレーを
研究している医学系の子で

その子に 「将来 自分が作った
ガンを光らせるスプレーを

大澤が完成させたドラえもんのポッケから
出す未来が来たらいいよね」って言われて。

あぁ それだぁ!って。 すごいなって。

…んですって思ってます。

わかった! その~
銀行の貸金庫みたいなところで

そこに みんな 自分が持ってる みんなで
使ったほうがいいものとか 発明品を

預けるんじゃないですか? いろんな人の
いろんなスペシャルな道具とか発明品が

ストックされてて それを それぞれの
四次元ポケットから出せるっていう。

あ~! 最高ですね それ!
はい。

それは まさに みんなで ドラえもんを
つくっていくっていうのにも合うし

いいんじゃないですかね。
そのアイデア もらっちゃおうかな。  (笑い声)

いろんな研究者に
そういうガンを光らせるスプレーとか

いつか 発明したい そういう研究テーマ
みたいなのを いっぱい もらって

それがリストになって いずれ
このドラえもんのポケットから

こういうものが取り出せるっていうのが
あるだけでも ワクワクしますよね。

それ いいですね! やりましょっか!

うん すごく いい気がします。
面白い。

ドラえもんっていうのが みんなを
つなげる接点になってるというか

みんなが こう こんなこと いいな
できたら いいなっていうのが

こう 集まってきて それに対して
いろんな人たちが作ったものがマッチして

それを こう 非常にいいタイミングで
出してくれるっていうのが。

うん あんな夢こんな夢 いっぱいあるけど
みんな みんな かなえてくれる

不思議なポッケが かなえてくれるやから。

この「ドラえもんをみんなで作ろう」プラス
四次元ポケットっていうのがあるから

それぞれのパフォーマンスとか モチベーションも
あがるっていう相乗効果でね。

そこは すごい 物語の力っていう感じが
やっぱ するんですけど

みんなが知っているっていう 物語を
持ってるっていうことの強みですよね。

たぶん。 ドラえもんも そうですし
鉄腕アトムも そうでしたけれども。

あれ!っていうふうに言うと
みんな アレだよねって 納得して

かつ みんな そこに行ける。

なんか これ じゃあ 僕は ここ 私は
ここっていうふうにできるっていうのが

ひとつの 強い物語を持っているっていう
ことの良さがあるのかなという。

♬~

おお こわ。        アハハハッ。
「おお こわ」。 「おお こわ」。

なんか これは かわいらしいですよ。

♬~

「ドラララ」。

「ドラ」。

きれいな色してますね。 手もかわいいし。

頭の形も すごく かわいい。
触っていいですか?

「ドラー」。

♬~

じゃあ最後にお聞きしたいんですけれども
ロボットやAI エージェントと

人は心を通わせられるかっていうことに
関しては 又吉さん いかがですか?

う~ん 心を通わせられるっていう…

う~ん ふうには思えそうです。
う~ん。

いや その 自分に対して どういう感情を
実際のところ 持ってるかっていうのは

知りようがないじゃないですか。
でも こっちが こう 頼ったり

愛することは 一方的に愛することは
とりあえずはできると思います。

僕は人間に対して
同じような感覚を持ってて。

それをいうと 怖がられるんですけど。
相手に好かれるかどうかなんて

永遠に知りえないから 自分にとっての
愛というのは 常に一方通行で

相手 相手が僕のことを好きであろうが
嫌いであろうが そんな重要じゃなくて

僕は 僕が それを
好きかどうかっていうのが

大事なんですって言ったら なんか 怖いね
とか言われるんですけど。     ハハハッ。

でも それは いけるんじゃないかなと
思います。               なるほど。

それを お互いに あっ 好きだと
思ってくれてるんだと

理解はしているみたいなことができるのは
人間のすばらしいところかなと思います。

そうですね。 で そこを 実は AIは まだ
そういう他人のモデルを持って

どうこうっていうところは
うまくは できてないんですけど

いちばん難しいのって 例えば
相手が思っている自分とか

お互いに思い返すみたいなところを こう
予測するのは まだ なかなか難しい。

でも 人間にとっても これは
難しい課題なんだろうなと思って。

だから 最初は 一方通行のところから
スタートしていって

お互いを理解しようとする
プロセスっていうのが まあ すごい魅力的で

そこを なんとか AIで再現できたら
カッコいいなとは思うんですが

なかなか でも まあ
一人でやることでもないですし

それこそ みんなで やっていくべき
ことかなというふうには思います。

そうですね。 楽しみですね。
これから どうなるか。

ありがとうございます。
そうですね。 僕自身も楽しみです。

♬~

寄ったほうがいいんじゃない。

♬~

(ロボット)「ドララ」。

♬~


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