先人たちの底力 知恵泉「戦国の姫君 信長の妹・お市 愛と仕事に生きた美女」二人の戦国大名に嫁いだ女性の生き方を…


出典:『先人たちの底力 知恵泉「戦国の姫君 信長の妹・お市 愛と仕事に生きた美女」』の番組情報(EPGから引用)


先人たちの底力 知恵泉「戦国の姫君 信長の妹・お市 愛と仕事に生きた美女」[字]


戦国時代の女性は、政略結婚により受け身の人生を送ったといわれるが、実態は違う。戦国随一の美女と言われた「お市」信長の妹で二人の戦国大名に嫁いだ女性の生き方を探る


番組内容

戦国時代の女性は、政略結婚により受け身の人生を送ったといわれる。しかし…実態は違う。戦国随一の美女と言われ、浅井長政と柴田勝家と二人の戦国大名に嫁いだ「お市」。最初の夫・長政は兄・織田信長と争いに敗れ自刃、夫を欺き兄の命を救ったお市の判断のよりどころは?再婚相手の勝家は、信長のあと天下人となる豊臣秀吉との攻防で死を選び、お市も夫と運命をともにした。潔い女なのか、それともお家に縛られた“旧い女”か。

出演者

【出演】長野智子,光浦靖子,明治大学教授…清水克行,【司会】新井秀和


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先人たちの底力 知恵泉「戦国の姫君 信長の妹・お市 愛と仕事に
  1. 信長
  2. お市
  3. 実家
  4. 自分
  5. 政略結婚
  6. 浅井
  7. 長政
  8. 本当
  9. スパイ
  10. 女性
  11. 時代
  12. 織田家
  13. 浅井長政
  14. 仕事
  15. 情報
  16. 小谷城
  17. 人生
  18. 先生
  19. 長野
  20. イメージ


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「店と私と どっちが大切なの」って
迫られたら どうすればいいんだ?

大丈夫かな? 見られてないかな?

いないですね~。
どうしちゃった?

あっ 来た!
おっ?

あ~ びっくりした!
いや びっくりした こっちですよ。

ねえ 先生。
何ですか? その格好。

いや ちょっと近くに
新しい店が出来たもんですからね

どんな様子かなと思って
こっそり探りに行ってたんですよ。

スパイ? スパイしに?

スパイ。 そうですね。

かえって目立つじゃないですか それ。
えっ 目立ちます?

うん おかしいですよ。
最大限 隠れたつもりだったんですけど。

で? 新しい店の様子は
分かったんですか?

それがね 駄目だったんですよ。
あら。

向こうの店に
誰か忍び込ませることができれば

よかったのかもしれないんですけど。

先生 どうですかね?
何か いいアイデアないですかね?

あっ 政略結婚ね。 あっ でも
政略結婚は スパイなんですか?

スパイですよ スパイですよ。
いや… 仲悪い国同士が

仲よくしましょうねっていうことじゃ
ないんですか? 政略結婚って。

ええ それで結婚するんですけど
結婚したあとは 嫁いだお嫁さんは

実家に 逐一 情報を流すんですよ。
えっ!?

いうなれば スパイですよ。
それでいきましょう。

そんな方法があったと。
え~っ!?

じゃあ これは
政略結婚が 一体どういうものなのか

今夜 見ていくことにしましょうか。
いいと思います。

織田信長の妹にして

無双の美人とたたえられた お市。

近江の大名 浅井長政のもとへ
嫁ぐことになりました。

幸せな一生を送れるかと思いきや…。

待ち受けていたのは
波乱万丈 激動の人生でした。

なんと 兄と夫の間で戦が始まり

夫は戦いに敗れ 自害してしまいます。

兄 信長も
本能寺で家臣の明智光秀の謀反に遭い

お市の実家 織田家は 凋落の一途。

信長の後継者争いに お市も巻き込まれ

25歳も年上の柴田勝家へと
再び嫁ぐことに。

結局 再婚相手の勝家も 豊臣秀吉に敗れ
お市も 37年の人生を終えたのです。

そんなことから

お市は 男たちの野望に翻弄された
悲劇のヒロインと思われがちですが…。

実際は 戦国の姫君として

自分の立ち位置を見つめ

強い覚悟を持って
過酷な運命と向き合った女性でした。

現代にも通じる
一人の女性の生き方の知恵に迫ります。

お市の方の知恵を読み解くのは…

1980年代 民放の伝説のお笑い番組で
一躍 人気アナウンサーに。

しかし 夢だった報道分野でのキャリアを
目指し 会社を辞め 海外に留学。

現在は 報道キャスターとして
ニュースの最前線で活動しています。

バラエティーからニュースへ。

決断するまでには
さまざまな葛藤があったという長野さん。

戦国時代 愛と仕事の狭間に生きた
女性の心情を読み解きます。

こんばんは。
こんばんは。 お待ちしておりました。

いや~ 長野さん 今日はですね

戦国時代の政略結婚をテーマに
話していこうと思うんですけど。

いや~ ねえ だって 今と違って
死ぬか生きるかとか

取るか取られるかみたいな時代だからね。

比べちゃいけないんでしょうけど
それにしてもね…

…って思いますけどね。

時代は だいぶ違いますけれども

長野さんが 女性アナウンサーとして
仕事を始められた頃っていうのは

男性 女性の違いっていうのは?

私が ちょうど テレビ局に入ったのが
80年代なんですよ。

85年ぐらいって

男女雇用機会均等法の成立年なんですよ。

あ~ら~。
そうそう。

その 私の入ったテレビ局が
前倒しで 私たちの年から

女性アナウンサーを正社員にしたの。

えっ!?                   えっ!? 今まで
正社員じゃなかったことが びっくり。

いや だから 私たちが入る前までは
契約だったんですよ アナウンサーが。

やっぱり… 何て言うの?
契約社員だった頃の習慣みたいのが

まだ残ってて…

まさに お茶くみ。
そう。

表が… もらって こっち側に
男性アナウンサーの名前が全部並んでて

朝いらっしゃった時に
何々さんは コーヒー ブラック

何々さんは 日本茶。
で これを全部暗記して

男性アナウンサーが
何を欲しいって言う前に

お出ししなさいみたいな。
お~。

そういう世界。
今なら アウトですね。

アウトですね。
今なら アウト。   時代は変わったな~。

そうね。 だから そういった意味では

昔は そういうもんだったんだよね
っていうことはあるから

その戦国時代も
その時の事情が本当にあった。

日本だって たったの40年前の話?

そうですか~。 でも 先生 VTRでもね

お市は 強い存在だったというふうに
言ってましたけれども

実際のところ
どういう女性だったんですか?

そもそも 戦国の女性って

もちろん 虐げられてる一面っていうのは
あるんですけれども

ただ 我々がイメージするほど
弱い存在ではないんですよね。

例えば…

そうなんですか。

ですから
そんなに おしとやかなイメージは

絵面としてもないはずなんですよね。
じゃあ ドラマおかしいですよ。

今年の「大河」は
それで 片ひざ立ちになってます。

え~っ あっ なってましたね。
なってましたね。

帰蝶さんとか。
ええ。

そういう時代の女性の一人なんです
お市も。

へえ~。 そういう時代でね
お市が どんな人生を歩んだのか

今夜見ていこうと思うんですけれども
今日ご用意した特別メニューは

こちらです。
えっ?

梅干し。
梅干し。

なんですが 実は 名前が付いてまして
こういう梅干しなんです。

…ということなんですね。
はあ。

ちょっと分かりづらいですかね。
分かりづらい。

梅干しの味って どんな味でしたっけ?

ですよね。 酸っぱいですよね。

あ~。
えっ!?                 分かっちゃった。

さすが。 先生 さすが常連さん。

いや でもね 実は
この「愛妻」で「スパイ」というところがね

今日のポイントということなんですよ。

元亀元年 織田信長は
かねてより狙いを定めていた

越前 朝倉家を攻めるため 兵を進めます。

道中 妹 お市の嫁ぎ先
浅井家の領地を悠々と通り過ぎ

朝倉勢が陣を張る

敦賀の天筒山城 金ヶ崎城を攻め落とし

いよいよ
本拠地へと進もうとするやさきのこと。

殿 お市様より
陣中見舞いが届きました。

おっ 気が利いてるじゃないか。

何じゃ これは?

中身は豆のようじゃ…。

お市が これを…。

小豆の入った麻の袋。

奇妙なことに
両側が ひもで結わえてあります。

撤退じゃ! すぐさま兵を退け!

家臣があっけにとられる中
信長は瞬時に退却を決断します。

この陣中見舞い
実は お市からの暗号だったのです。

前は 朝倉 後ろは浅井に絞められて
お兄様は 袋の ネ ズ ミ。

なんと 浅井長政が裏切って
後方から攻めてくるというのです。

間に挟まれてしまえば 絶体絶命。

信長は お市からのメッセージを読み解き
危機一髪 脱出できたのです。

でも お市は
浅井長政の妻でもあるわけで…

どうなっているんでしょう?

さあ ここで 1つ目の知恵です。

これより数年前のこと。

お市は 浅井長政の正室として
輿入れしました。

夫婦仲はよく 子どもにも恵まれ
幸せだったと伝えられます。

でも この2人
実は政略結婚だったのです。

この時代 政略結婚は当たり前。

信長自身も 妻 濃姫とは政略結婚でした。

信長の姉妹や娘たちも 次々と政略結婚。

有力者のもとに嫁いでいきました。

例えば 武田信玄に対しては

信長の養女が 勝頼の正室になっています。

これで 信玄対策は
ひとまず安心。

信長の長女は

徳川家康の長男
信康の正室になりました。

家康との同盟は これで万全。

そして 今夜の主人公 妹のお市は

北近江の浅井長政のもとへ。

無双の美人とうたわれた妹を
長政に嫁がせるには

信長の深~い戦略がありました。

当時 信長と敵対していたのが
美濃の斎藤龍興。

そして 南近江の六角義賢。

浅井長政は
その両者と敵対していたのです。

ぜひ 同盟を結びたい。

一方 浅井長政は
人物としても優れていました。

15歳で初陣を飾るなど

武力 知略 共に備えた逸材だったのです。

織田信長殿の力を借りて
浅井も大きく羽ばたくぞ。

…と言ったかどうかは ともかく
台頭する戦国大名の信長と組むことで

更なる飛躍を図ります。

こうして…

政略結婚が執り行われ 同盟が締結。

このあと 信長は すぐに美濃攻略に成功。

続いて 長政と共に 六角氏を撃破。

信長は 上洛を果たし
天下取りに 大きく前進。

浅井の所領も
とりあえず安泰となりました。

政略結婚は 両家にとって
期待どおりの成果をあげたのです。

織田と浅井を取り結んだ当事者のお市も
鼻高々。

…という感じ。

あれ? 織田家だけなんですか?

イエス…

妻が優先するのは 嫁ぎ先ではなく
実家の利益だったんです。

例えるなら 外交官のような存在。

信長国の大使館が

出先の
浅井国に出来たようなイメージです。

大使館の役割は

両国の友好親善を深めると同時に

情報を集める。

いうなれば スパイ活動です。

もちろん お市ひとりに
担わせるのではなく

諜報活動を助けるための
チームが

織田家から
同行していました。

例えば
「最近 米の値段が高いと思ったら

殿様が米を買い集めているようだ」
と聞けば

「近々 戦の予定でもあるのかな?」
と推測できます。

あるいは 「殿様の息子たちが
仲が悪いらしい」となれば

「ゆくゆくは
お家騒動が起きる可能性がある」

と警戒しておけるでしょう。

こうして集めた情報を
実家の信長のもとに送るのです。

…と思うのは
私たちが現代人だから。

戦国時代の女性について研究している
田端泰子さんによれば…。

実家に
浅井家の動静を知らせるっていうのは

もともと
実家から送り込まれた人だから

それは どこの戦国大名でも
ありうることだとは思っていたと

思いますけれども。

ということは
浅井家としても これは想定の範囲内。

逆に
利用することもできるわけで

例えば 信長の場合

濃姫は 父親である あの斎藤道三に
情報を送っていますから

わざと
嘘を妻に教えることによって

道三を混乱させたりもしていたようです。

まさに 戦国時代は
スパイが暗躍する情報戦争。

情報を集めるには 接待に賄賂。
何かと お金がかかります。

外交機密費のようなお金も
実家から支給されていました。

一体 いくらくらいあったのか
こんな資料が参考になります。

お市の妹 お犬の場合

政略結婚する時 信長は ひとつきに
124貫与えたという記録があります。

1貫 8万円が目安とされるので

月額…

恐らく
お市にも 同じような金額が与えられ

活動資金になっていたことでしょう。

さてさて 話は最初に戻って
信長に届けられた豆袋。

夫 浅井長政が裏切るという情報を
つかんだ お市は

すかさず 実家のボスである信長に
警告を発したのでした。

浅井国にバレないように
暗号化したのです。

知らせを受け取った信長は
僅かな供だけを連れて

いちもくさんに逃げ 命からがら
京都へ たどりつくことができたのです。

「金ヶ崎の退き口」として知られる
信長の負け戦。

撤退の判断が少しでも遅れていれば
歴史は全く変わっていたかもしれません。

お市の機転が 信長の命を救ったのでした。

外交官だったということで。

だから いろんな仕事をやってたのか
っていう感じですけれども。

いや びっくりしました。
実家の方が大事っていう前提のもとに

自分が住む家 それで家族ができて
子どもができて

でも ずっと実家?

っていうか ちょっと心のバランスが
ちょっと分かんないな。

う~ん…。
…と思って。

いや~ 私 最初 政略結婚って
モノじゃないんだからって言ったけど

モノどころか すごいミッション背負った
働く女性だったってこと?

ねえ。 だって 機密費みたいなのも
持ってたんですね。

で しかも そのスパイされる方も
承知の上っていうのが 面白いなと…。

そうですね ええ。

ちょっと整理できないわ。
お互いに 本音話せないじゃないですかね。

そうです。 一つには 「愛」っていうのは
やっぱり 近代の産物なんで

個人と個人とで恋愛っていうのは
やっぱり 割と最近のものなんですよね。

基本的には…

その上で…

はあ~。         それは
男の血筋がメインだっていうようなのは

割と 歴史が新しいんです。 もともとは…

なので 嫁いだあとも
夫のモノになるんじゃなくて

半分 体は実家のモノと。
うん。

だから…

それぐらい やっぱり 女性っていうのは
独立してたんですね。 結婚したあとも。

(長野 光浦)へえ~。
私が よく分かんないのは

そのできた子どもですよ。
はいはい。

できた子どもは
まあ 生まれた家を守るわけですよね。

子どもができると
話が ところが変わるんですよ。

母になると 今度は その子どものために

その家を守るっていう意識に
変わってくるんです。

今度は 実家の利害ではなくて
その家を続けていくっていう。

でもですよ
半ば 仕事のような目的を持って

2人で暮らしていたとしても

ずっと 一緒にいると ちょっと
好きになっちゃうみたいなことも。

情がわくと思いますよ。

立場は立場として。

じゃ つらいね。 それで 実家の方にも
情報やらなきゃいけないし

こっちの旦那様も
ちょっと好きになってきちゃったし。

板挟み。 そういうこと ある?

全くない。 アハハハ…。

板挟みな感じね~。
ええ そういうことですね。

VTRにあった小豆の話なんですけど
あれは 本当なんですか?

ハハッ! あれね 歴史ファンの夢を
壊しちゃうようで申し訳ないんですけど

あれは 江戸時代ぐらいの物語の中に
出てくる話なんですよ。

あっ やっぱり嘘!? 嘘!?

なので 本当かどうかは
ちょっと分からないんです。

私も だって あれ見てさ
戦の最中に あれ来て

そこまで思うかなって…。
私も すごい高度な暗号だなと…。

普通 見て
「あっ 変わったラッピングだな」。

ポイッて。
あれは ちょっと できすぎた話なんです。

ただ ありうる話です 話としては。
フィクションであるけれども

あの時代の常識としては

もっとストレートな形で
やってたかもしれないですよね。

そういうのを踏まえたエピソードだと
思います。

ここではね お市は
利害の不一致といいますか

そこで 何を優先するかっていうところを
問われたわけなんですけれども

長野さんは ニュースキャスターとして

何か 利害の不一致みたいなところで
思い悩まれることっていうのは

ないんですか?
利害の不一致というか

例えば えん罪事件を
私 よく取材してきたんですけれども

例えば 局の偉い人とか
一部の方でも そうなんですけども

「いや やっぱり
警察とか検察が 逮捕 起訴したり

裁判所が有罪ってしたものに対して

それが違うって言ってくのは
どうなのかな」っていう。

いわゆる
アドバイスっていうのがある時に

あっ でも 絶対
自分そうじゃないよなと思ってるから

やり続けた方がいいのかとか
その辺の狭間で すごく自分で悩んだり

話し合ったりすることは ありますね。

そういう人を…

何しろ とにかく 現場に行って
証拠を集めたりとか

「どうなの?」っていう人に納得してもらう
ようなものを集めるしかない。

うわっ すごい。
それをやりますよね。

でも 最終的に
それで本当に裁判所でも無罪になって

っていうふうなことになると
それ 本当にやりがいがあるなと思う。

あ~ ちょっと これ 興味深い話ですね。

そしてね
お市の波乱の人生なんですけれども

まだまだ これだけではなかったと
いうことでね

次は どんなことが起こるのか
ご覧頂きましょう。

命からがら逃げてきた織田信長。
怒り心頭です。

でも 長政にも言い分はありました。

だって…

そうなんです。 信長が攻撃した朝倉氏。

実は 古くから
浅井氏と同盟関係にありました。

ですから お市が長政に嫁いだ時
信長は 「朝倉と戦う前には

ちゃんと 浅井に相談するから」と
言っていたのに

反故にして
勝手に攻め込んだのです。

怒りの収まらない信長は

3か月とたたぬうちに
徳川家康と共に 近江に攻め込みます。

迎え撃つ浅井・朝倉勢と激突しました。

世に言う 姉川の戦いです。

序盤は 浅井・朝倉勢の猛攻を受け

苦戦を強いられた信長勢でしたが

手薄になった側面から反撃して 形勢逆転。

朝倉は退却。

浅井を 小谷城へと追い込みました。

小谷城は険しい山にある天然の要害。

さすがの信長も攻めあぐねます。

3年にも及ぶ攻防の末 ついに信長は
5万の大軍で 小谷城を包囲しました。

秀吉率いる精鋭部隊が
急な斜面を登り 奇襲に成功。

小谷城に終わりの時が迫ります。

落城が迫る中 長政は お市と3人の娘を
信長のもとに帰そうとします。

私も長政様と一緒に死にます。

お前は生きて…

長政様…。

心ならずも
3人の娘と共に城を後にした お市。

夫 長政は自刃し…

命の瀬戸際から なんとか生きて戻った
お市と3人の娘。

小谷城の戦いのあと
織田家の親戚のもとに預けられ

ひっそりと過ごしていました。

お市にとって 心残りは
夫 長政の最期の願いだった

菩提を弔うことができないことでした。

信長が 決して許さなかったのです。

そればかりか
信長は こんな仕打ちをしたといいます。

宴の席で 長政の頭蓋骨に
漆と金ぱくを塗り

どくろ杯にして
皆の前にさらしたというのです。

ほかにも 比叡山延暦寺の焼き討ちなど

次第に 残虐非道な行為が
目立つようになった 信長。

織田家のためと信じて行動してきた
お市でしたが

兄に対する不信感が芽生え

次第に
心が離れていったようです。

思えば 夫 長政は 義理人情に厚く

家来にも領民にも慕われていました。

小さいなりに 豊かな国をつくることを
目指していました。

せめて 娘たちは 織田ではなく
浅井の人間として育ってほしい。

お市は そう考えるようになりました。

浅井のアイデンティティーを受け継ぐ
娘たちに

いつか 父の菩提を弔い

その名誉を回復することを託したいと
願うようになったといいます。

小谷落城から9年。

再び お市の人生に激震が走ります。

織田信長が 本能寺で明智光秀に襲われ
非業の死を遂げたのです。

お市のよりどころであった織田の本家が
事実上 消滅してしまいました。

信長の死後
天下人への野心をあらわにする羽柴秀吉。

そんな状況の中 お市は
再度 政略結婚をすることになります。

相手は 織田家古参の重臣 柴田勝家。

お市より 25歳も年上の相手でした。

この時 既に30代後半にさしかかっていた
お市でしたが

22~23歳に見えるほど
若々しく美しかったと伝えられます。

なぜ お市は
この政略結婚に同意したのか。

キーワードは ここでも…

勝家とお市で 信長の三男 信孝を擁し
秀吉に対抗するためでした。

一度は憎んだ 兄 信長。

とはいえ 織田家に生まれたお市にとって
逃れられない運命でした。

しかし 秀吉の力は圧倒的でした。

半年もたたずに 勝家は
秀吉との決戦に敗れてしまいます。

2度目の落城。

勝家は お市に 子どもたちと一緒に
城から出るよう諭したといいます。

お市は それを拒みます。

娘たちだけを城から逃がし 自分は
勝家と共に死ぬことを選びました。

戦国随一ともいわれた美女の最期でした。

戦で 父と母を亡くした お市の娘たち。

3人の姫君が その後 懸命に生きた証しを
今に伝える寺があります。

どうぞ こちらへ。

このお寺…

長政とお市の長女は 秀吉の側室になり
大きな力を手に入れました。

そこで 父 長政の菩提を弔う
この寺を建てたのです。

こちらの位牌が 長政のもの。

養源院とは 長政の戒名から取ったと
いわれています。

更に 寺には
お市の形見の品も納められています。

浅井家と縁の深かった
琵琶湖 竹生島に由来するという念持仏。

お市から 娘たちの手を経て
現在まで残りました。

夫だったのか 実家だったのか

それとも娘たちだったのか。

戦国一の美女が 37年の生涯で

本当に よりどころにしたのは

何だったのでしょうか?

最初の落城の時は 娘たちと城を出て
2度目の時は 娘たちだけ外に出て

自分は 共に亡くなった
ということでしたけれども

光浦さん これ
どうして この違いがあったと…。

もう…

…っていう気持ちなのかなって。

う~ん…。
う~ん…。

でも もう このまま生きてたら
本当は 自分が織田家の人間なのに…

もう いいかなと思ったのかな?

もう これ以上… 何て言うの?
「家」の人なんだなと思って見てました 今。

なるほど。
もう どこまでも「家」の人なんだなって。

…っていうこと?
「なら」みたいな感じだったんですかね。

やっぱり 柴田と浅井だと

浅井は 年格好からして
愛情が生まれうる年回りなんですけど

柴田とは
年齢差かなり開いてるんですよね。

おじいちゃんですよね
あの当時の25上って。

で しかも 結婚期間 半年足らずなんで

やっぱり そんなに柴田に殉じるって
いうようなことでは ないんですよね。

だとすると
やっぱり お二人 言われるように

家かなと思いますよね。 特に
やっぱり 実家ということですけど

その実家が…
帰る実家がなくなっちゃってんですよね。

2回目の場合は。 1回目の時は
戻れる織田家があるんですけど

もう あとは言われるように
秀吉の天下になっちゃいますから

戻れないっていうんで
自ら命を絶っちゃったっていうのが

一つですかね。

さあ そしてね お市にとってはね

小谷城から戻って 静かに過ごしていた
9年間といいますか

その時が いろんなものを解決したのかな
っていう気もするんですけれども

長野さんも アメリカに
5年間いた時期があるというふうに

伺いましたけれども。
もちろん バラエティーずっとやってて

バラエティー すごく楽しかったし

それで 本当に
あのころ やってた仕事が

今にも生きてるなって思うんだけれども

でも やっぱり
自分のやりたいことが ほかにあって

それが
ニュースを どうしてもやりたくって。

何か 私の友達に聞くと
私は覚えてないんだけど

飲みながら よく…

…って言ってたらしいんです。
あ~。

酔っ払いながら。 だから 本人は 多分

それぐらい追い詰められてたんだろうな
っていう感じがして。

それまで やってたお仕事も 人間関係も
ゼロにして アメリカ行ったんですよ。

すご~い。
そう。 でも やっぱり…

それからは ずっと報道なんですけども

やっぱ 必要だったなと思います
あの5年が。

ほう~。

でも 今 逆に
「ひょうきん」のイメージは ないですね。

もう 報道のイメージ。
よかった。

そうですよね。
でもね 光浦さん どうですか?

お市の人生って どう見ますかね?
いや~…

…なんて思って。
でも 自分が スパイをしたから

愛する場所がなくなるわけでしょ?
自分が 多大に自分で潰して。

どういう気持ちの整理をしたのかなと
思って。

お仕事は スパイじゃないですか?

その時代は
別に お仕事っていう感覚もなく

もう 道徳というか
それが当たり前のことでしょ?

でも こっちが好きなわけでしょ?
滅ぼしちゃった。

どうやって整理して…。 え~っと思って。

本当ね…。
ねえ~…。

本当。
「私と仕事どっちが好き?」みたいなね

そのレベルの会話で済んでるもんね。
何か 本当 楽な時代でよかったと思って。

そうですね。

確かに だから 一人の女性というか
…として

本当に愛か仕事かみたいなところが
あったと思うんですけども

やっぱり 感情があるものだし

どこまでも そのミッションから
逃れられなかった人なんですよね 多分。

っていうのが
さっき 先生もおっしゃったけども

まあ 浅井の時には
まだ 織田家というミッションで

戻ったけれども 実は 最後も 娘への愛
っていうのは あるわけじゃないですか。

だから どんなことがあっても…

あとは…

娘たちは 小さいんで
巻き添えにするわけにはいかないと。

だから 命は助けるけど 自分は やっぱり
ここで終わりにしようっていうふうに

思っちゃったのかもしれないですよね。

そうだとすると
ちょっと かわいそうですよね。

ねえ~。
ただ救いなのは 3人の娘が

それなりの
そのあと 立場を得られるんですよね。

その子どもが 徳川家光ですからね。

次の将軍を産んだわけですよね
お江は。

そのあと すごいのはですね

今度は 家光が将軍になった時に

家光から見れば おじいちゃんにあたる
浅井長政に

官位を 朝廷から
もらってあげてるんですよ。

従二位中納言っていう
戦国大名では 絶対もらえないような

ものすごい高い位を
将軍のおじいちゃんだっていうことで

与えてあげてるんですよね。

そういう意味では
お市の願いみたいなものが

そのあとの 子どもや孫に受け継がれてる
とは言えるかもしれないですね。

へえ~。  最終的には…。
浅井なんですよ やっぱり。

浅井が一番好きだった…。
ってことは やっぱり…

ご想像にお任せします。

分からんね。

まあ いろいろ 今日 お市の知恵を
見てきたわけなんですけれども

迷うことの多い時代じゃないですか。
はい。

そう ねえ
立ち位置 迷いそうになった時に

どうしたらいいですかね?

逆に 私は 自分の立ち位置ばかり気にして
生きてきたので

私が経験したことは 自分の…

ここから はみ出ないから。
だから 私は 最近は 自分の…

いろいろやりたいけど そうすると…

でも 「職業って決めにゃ駄目?」と思って。

全然いいんじゃないかな?
ねえ。

全然ありだと思う。
いろいろできる光浦さんっていうのが

確立されてるように見えてたんですけど。

むしろ 今っぽいなと思った。 アハハハ。
本当。

ねっ で やっぱり 私なんか
もとの原点に戻ろうとするけど

立ち位置って。 光浦さんは やっぱり

それを 常に
今と違うところに持ってくっていうの

すごい面白いなと思って。 なるほど。

それはそれで ポリシーじゃないですか。
何か うん すごいと思います。

先生 どっちですか?
えっ!?

僕は 一応 学者なんで
これはアウェーだと思ってます。

こういうアウトプットする場は。

だから どんなに忙しくても
古文書を読んだりする時間

インプットの時間が本業だ 自分の土俵だ
と思うようにはしてますね。

プロフェッショナルだから お二人。
そのプロっていう ここが…。

いろんなプロの形があるなっていうのがね
最後に見えましたけれどもね。

いや~ 今日も
ご来店ありがとうございました。

ありがとうございました。
ありがとうございます。


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