NHKスペシャル “わたしをあきらめない”~5年1組 子どもたちと先生の一年~ いじめや一部の子の荒れた行動で…


出典:『NHKスペシャル▽“わたしをあきらめない”~5年1組 子どもたちと先生の一年~』の番組情報(EPGから引用)


NHKスペシャル▽“わたしをあきらめない”~5年1組 子どもたちと先生の一年~[字]


川崎市立東菅(ひがしすげ)小学校5年1組。かつて、いじめや一部の子の荒れた行動で傷ついた子どもたちと熱血先生との“心のぶつかりあい”を一年にわたって記録した。


番組内容

5年1組の担任になったのは渡邉信二先生(52)とにかく熱くて涙もろい。かつて川崎市でいじめ自死事件が起きた際、教育委員会で事件の調査報告を担当。その経験から「二度と子どもを死なせない」ことを誓った。しかし子どもたちと向き合う日々は困難の連続。クラスには多様な出自をもつ子どもたちがいる。真剣に向き合っても、どこからともなく『いじめの芽』が吹き出してくる。熱血先生と子どもたち、一年間の真剣勝負の記録。

出演者

【語り】上田早苗


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NHKスペシャル “わたしをあきらめない”~5年1組 子どもたち
  1. 自分
  2. 真矢
  3. 渡先生
  4. 先生
  5. 教室
  6. 美彩希
  7. 雄斗
  8. 授業
  9. 一人
  10. 着地
  11. 一年
  12. 学校
  13. 拍手
  14. キャラ
  15. クラス
  16. クラスメート
  17. 握手
  18. 一同
  19. 気付
  20. 言葉


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(ラジオ)「2月28日 金曜日
NHK 今朝のニュースをお伝えします」。

一年の幕切れは突然のことでした。

子どもたちの間でも有名な 熱血先生。

この一年 全力で
子どもたちと向き合ってきました。

先生の心の中には
自ら命を絶った ある少年がいます。

いじられキャラを演じる苦しみを
誰にも気付いてもらえませんでした。

「もう 誰も死なせない」。

この教室では それぞれの悩みを語り合う
授業を続けてきました。

いじめと隣り合わせの子どもたちの日常。

自分自身へのあきらめや 周囲の無関心が
子どもたちを追い詰めていくといいます。

はじめの一歩!

どうすれば
いじめのない教室にできるのか。

どんな自分もあきらめず
お互いを認め合おうとした

一年の記録です。

東京都心のベッドタウン
神奈川県川崎市にある 東菅小学校。

527人の子どもが通っています。

去年4月
クラス替えをした5年1組。

この教室に 一年にわたり
カメラを据えることにしました。

新しい担任になったのは 渡信二先生。

とにかく 熱くて 涙もろいと評判でした。

クラスが始まった この日。

早速 厳しい声が飛びます。

聞いてる?

そうだろ?

そして 突然
渡先生は ある宣言をしました。

…と 俺は思ってるんだけど。

「誰も のけ者にしない」。

先生の言葉に まだ多くの子どもたちは
あっけに とられているようでした。

どういうところ?

クラスが始まって1週間
先生が職員室に戻った その隙に…。

何気ないちょっかいから
けんかが始まりました。

雄斗さんは この1週間
小さなトラブルを起こしたり

授業中に 寝たりする姿が
目立っていました。

実は 先生は担任を引き継ぐ時

「この子たちが 一部の荒れた子の行動や
いじめで苦しんできた」と聞いていました。

低学年の頃から 授業に参加できず
孤立しがちだった雄斗さん。

自分でも それが当たり前になって
あきらめかけていました。

でも 渡先生は あきらめず
事あるごとに 声をかけ続けます。

この日の算数の授業。

グループを作り 問題の解き方を
教え合うことになりました。

雄斗さんは グループを作れません。

周りの子も
雄斗さんに声をかけることはありません。

ところが…。

俺はね 右スライド方式は
掛ける〇〇で

左スライド方式は 割る〇〇だと思った。

ってことは 似てるってことね。

俺は そう思う。

子どもの ちょっとした変化にも目を配り
言葉をかける 渡先生。

その接し方は
時に 大げさに見えることもあります。

一体 なぜなのか。

それは 10年前に起きた
一人の少年の死が きっかけでした。

川崎市の中学3年生だった
2010年6月7日

自ら 命を絶ちました。

「何が 真矢さんを追い詰めたのか」。

当時 教育委員会にいた渡先生は
調査を担当しました。

自分の教え子を亡くしたように感じた
渡先生。

生徒や先生への聞き取りを行い

真矢さんが好きだった漫画や歌まで
調べました。

「どう生きたかったのか」を
知るためでした。

浮かび上がってきたのは
「困っている人を助ける」

そして 「夢は警察官になること」と
友達に話していた

正義感の強い真矢さんでした。

しかし
学校での姿は 大きな落差がありました。

周囲の求めに応じて
「いじられキャラ」を演じ

自らを 「何事にもためらいがちなヘタレ」
と語っていたのです。

自分へのあきらめは 募っていきました。

そして ほとんどのクラスメートは

真矢さんの気持ちに
気付いていませんでした。

渡先生は
象徴的な出来事に目を留めます。

国語の課題として 物語を自分で作り
発表した時のことでした。

朗読の途中で
からかいの笑いが起きたのです。

いじられキャラの真矢さんに対する
周囲のいつもの反応でした。

真矢さんは 最後まで読まずに
発表を終えました。

更に 一部のクラスメートによる
嫌がらせや暴力も重なり

自分を追い詰めていった真矢さん。

遺書には こう書かれていました。

自分自身へのあきらめや周囲の無関心が

子どもの心を追い込んでいくことに

渡先生は気付かされたのです。

クラスが始まって2か月。

渡先生は
今日も 雄斗さんに声をかけていました。

明日は 真矢さんの命日。
特別な授業を考えていました。

「二度と 真矢さんのような子どもを
出したくない」。

教材は 真矢さんが作って
クラスメートから笑われた物語です。

物語を読み終え 先生は 調査で分かった
当時の教室の様子を話し始めました。

からかいの笑いが起きる無関心な教室。

それが人を追い詰めていくこともある。

渡先生は その怖さを 子どもたちに
気付いてほしいと思っていました。

翌日 真矢さんの命日。

みんなに 昨日の授業で
一人の子が書いた文章が配られました。

それは 真矢さんに起きたことを

自分たちの体験に
重ね合わせたものでした。

読むよ。

書かれていたのは
かつて 自分たちの学年で

一人の子が悪口を言われ
嫌がらせをされていた時のこと。

「最初は みんな 驚いていた。
だが… だが それだけだ。

みんな その環境に
慣れていっているからだ。

時間とともに その状況に
慣れていっているからだ」。

これを書いてくれたんだ。
どうも ありがとね。

「いじめを止められなかった」という後悔を
包み隠さず書いた文章。

「その時の自分は どうだったのか」。

ほかの子どもたちも 自らを振り返ります。

緊張感が漂う中…。

一人 また一人と
抱えた思いを吐き出します。

呼びかけたのは 雄斗さん。

(雄斗)せーの!
(一同)がんばれー!

がんばるわ。

さようなら。
(一同)さようなら。

更に 雄斗さんは
先生に 一通の手紙を渡しました。

真矢さんと遺族に宛てて
自ら書いたのです。

どうも ありがとう。

「どうせ いじめは止められない」
という教室の空気が

少し変わろうとしていました。

放課後 下校時間ギリギリまで残っている
子どもたちの姿が…。

その夜 渡先生は 当時の教育長と共に
真矢さんの両親を訪ねました。

こんにちは。

調査で 真矢さんの気持ちに寄り添った
渡先生に

両親は 「自分たちより
息子を知ろうとしてくれた」と

感謝を口にしてきました。

両親は今も 全国の学校などで

真矢さんの思いを伝える
活動をしています。

渡先生は 子どもたちから託された
手紙を読み上げました。

その子が 今日 手紙書いて…。

この子とか… この子とかね

こういう手紙書いて…。

へえ~。

「まさやさん あなたは
イジられキャラなんかじゃない。

とても正直で どんなことにも
立ち向かうような人だと思いました」。

「私の学校でも
少し いじめということがあります。

私は 6月7日を ぜったいに忘れません」。

いっぱい書いてんだよ。

いじめのない教室を作るのは
とても難しいことです。

どんなに細かく目配りをしても
いじめの芽は教室に生まれてきます。

放課後
外国にルーツのある一人の子どもが

先生と話し込んでいました。

「みんなと比べて
自分は変わっていて 劣っている」。

自信を失い
授業でも消極的な姿が目立っていました。

とんでもない。

周りとの「差」を
敏感に感じ取る子どもたち。

先生に悩みを打ち明けていたのは…

(タガログ語)

どうぞ こんにちは。

(タガログ語)

フィリピンから日本に来て
33年になります。

(ラケール)かわいい。

ママ!
これは そういうもんじゃないんだよ。

ねっ 分かって。

美彩希さんのお父さんは日本人。
兄や姉が4人いて

一番上の兄 エルウィンさんは
フィリピンで暮らしています。

周りとの家庭環境の違いを 美彩希さんは
3年生の頃から感じ始めたといいます。

この日 お母さんのパートは お休み。

算数だよ。

80点?
80点。

お母さんとの会話は
できるだけ 明るい話題にしています。

頑張ってくれるお母さんの足を
毎晩 マッサージします。

学校での悩みは話しません。

美彩希さんは 心に秘めた更なる悩みを
語ってくれました。

街とか歩いたりとか…

分かんない。 何だろう…
何て言えばいいのか分かんない。

♬~

外国にルーツのある子や
発達障害のある子など

多様な子どもが共に過ごす 今の教室。

そんな中で 子どもたちは
周りとの差に悩み

自分をあきらめていきます。

周りとの差で 優劣をつけることが

いじめの根っこになっていると言う
渡先生。

子どもたちに そのことを考えてほしいと
思っていました。

いじめをなくすための核心に触れる授業が
始まりました。

教室で何気なく使う 「あいつ 変じゃね?」
という言葉をもとに

自分の中にも 人から変だと言われそうな
ところがないのか問いかけます。

じゃあ 言うよ。

言わなくていいから 心で言ってみな。

自分の中の「変じゃね?」
あれ いくつでも当てはまるものは

全部 当てはめていいよ。 いくぞ。

頭の中で何が自分の中の変が…
いい 悪いじゃない。

やってみな 頭の中で。 せ~の。

全部 当てはまる人は
全部 当てはめてもいい。 どん!

ストップ!

いっぱい。

今 「個性」って聞こえましたけど
個性以外。

中城さん。

悪いって言いきれる?

「周りと比べて 自分が変だと思うことを
言葉にしてみよう」。

そんな課題が出されました。

(チャイム)

美彩希さんは これまで隠してきた自分と
初めて向き合いました。

1月。

先生は 自分の中にある「変」を
発表し合おうと提案しました。

クラスが始まって8か月。

今なら
自分も ほかの人も受け入れられると

先生は考えていました。

美彩希さんが語りだします。

それって 正直に言ってほしいんだけど…

じっと耳を傾ける子どもたち。

真矢さんを追い詰めたような
嘲りや からかいはありませんでした。

う~ん 何だろう…

いじめの根っこにある 周りとの差を

一人一人の個性だと捉え始めた
子どもたち。

どんな自分も受け止めてもらえるという
空気が教室を包み込んでいました。

♬~

授業の感想文で 一人の子が
こんな願いをつづっていました。

2月。

何事にも消極的だった美彩希さん。

最も苦手なのが 体育でした。

(一同)大丈夫?
大丈夫? 2人とも大丈夫?

失敗した美彩希さんに
駆け寄る子どもたち。

更に 挑戦を続けます。

ぶつかれ! 激突する!

ぶつかれ!
ほら できた! ほら 見ろ! ほら。

今の感覚だよ。 手前につけよ 手を。
いこうぜ。

へそを見ろ へそ… ガン見だぞ!

よし ほら。
ちょっと曲がったけど いけるよ。

左右のバランス 気を付けて。
ちゃんと平等について 手…。

「1段高いとび箱でやってみたい」。

美彩希さんは 先生にお願いしました。

クラスメートも それを後押しします。

何にも変わらないの。
変わったのは何か…。

4段のとび箱への初挑戦。

ぶつかれ! もう さっきみたいに
お尻はつかないだけ。

激突しろ。

あっ お尻 痛かったか? 顔見せろ。
今の…。

お尻を… 足を伸ばさないで 着地を
膝を曲げられるか? こうやって。

着地だな 着地。

美彩希さんは笑顔でした。

こうなっちゃう。 これが こうなるんだよ。
これだけの差だよ。

着地な。 着地な 着地。

いこう! …向こうに。
ありがとうな 協力してくれて。

ありがとう。

勢いがいいよ。

2月28日。

朝 子どもたちは 卒業式で
6年生に贈る歌を練習していました。

♬~(歌声)

その時 緊急の職員会議に行っていた
渡先生が戻ってきました。

♬~(歌声)

共に過ごすはずだった3週間が
突然 失われました。

先生は 今年限りで
この学校を離れることを決めていました。

そう思ってます。
じゃあ 英語… 英語 うわっ まずい!

こんな時間になっちゃったね。
英語 いくぞ。

渡先生と子どもたちが過ごす時間は
残り2日。

4月に けんかをしていた雄斗さんたちが
ダジャレを披露しました。

(拍手)

分かった。

正解!

(拍手)

(笑い声)

胃酸!
うまい!

(拍手)

渡先生のもとを巣立つ
5年1組の子どもたち。

えっとですね こういうご時世なんで
握手したいとこなんですけど

直接握手しませんので
エア握手を最後にしてですね

帰りたいと思いますんで…。

ど… どうした?

おっ!
えっ!       おっと!

ありがとうございます。
どうも ありがとうございます!

(拍手)

皆さんも 渡先生に 今年一年間で
一番大きな「ありがとう」を込めて

お礼をして下さい。 せ~の!

(一同)ありがとうございました!

(拍手)

握手しちゃった 握手しちゃった
握手しちゃった。 エア握手!

どんな自分もあきらめず
お互いを認め合おうと過ごした一年。

その力が試されるのは これからです。

♬~


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