ノーサイド・ゲーム 特別編・最終夜 大泉洋、松たか子、高橋光臣、眞栄田郷敦… ドラマの原作・キャストなど…


出典:『ノーサイド・ゲーム特別編・最終夜~涙のラストマッチ!大泉洋SPナレーション!~』の番組情報(EPGから引用)


2020/05/24(日) 20:00~21:54


ノーサイド・ゲーム特別編・最終夜~涙のラストマッチ!大泉洋SPナレーション!~[字]


未放送カットも加えた特別編、ついに完結!左遷された男と弱小ラグビー部は一発逆転、勝利を掴めるか!?それぞれの人生をかけた雪辱戦の結末に…涙!あの勇気をもう一度!


詳細情報

番組内容

上司に逆らい工場に飛ばされた君嶋(大泉洋)は、弱小ラグビー部・アストロズを優勝に導き、自身も本社へ返り咲くという夢のため、奮闘していた。これが本当のラストチャンスとなるリーグ2年目。大型ルーキーも加わり、順調に見えるアストロズだったが、監督・柴門(大谷亮平)にはある懸念が。一方、君嶋を工場へと飛ばした真の黒幕の存在が明らかになり…君嶋と崖っぷちラグビー部、最後の戦いが幕を開けようとしていた…!

出演者

大泉洋、松たか子、高橋光臣、眞栄田郷敦、笹本玲奈、入江甚儀、松尾諭、石川禅、村田雄浩、藤原光博、佐伯大地、阿部純子、山崎紘菜、南端まいな、天野義久、廣瀬俊朗、齊藤祐也、林家たま平、コージ(ブリリアン)、佳久創、村田琳、笠原ゴーフォワード、西郷輝彦、市川右近、盛永晶月、凰稀かなめ、濱津隆之、大谷亮平、渡辺裕之、中村芝翫、上川隆也


原作

池井戸潤「ノーサイド・ゲーム」(ダイヤモンド社)


脚本

丑尾健太郎


音楽

服部隆之 (生の上に一)


スタッフ

プロデューサー:伊與田英徳 協力プロデューサー:川嶋龍太郎

演出:福澤克雄、田中健太、平野俊一


公式ページ

◇番組HP

https://www.tbs.co.jp/noside_game_tbs/

◇番組Twitter

https://twitter.com/noside_game_tbs

◇番組Instagram

https://www.instagram.com/noside_game_tbs/


『ノーサイド・ゲーム特別編・最終夜~涙のラストマッチ!大泉洋SPナレーション!~』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

ノーサイド・ゲーム 特別編・最終夜 大泉洋、松たか子、高橋光臣
  1. 浜畑
  2. 七尾
  3. アストロズ
  4. ラグビー
  5. 脇坂
  6. 滝川
  7. 君嶋
  8. 問題
  9. ハマ
  10. 頑張
  11. サイクロンズ
  12. トキワ
  13. ホイッスル
  14. ラグビー部
  15. 君達
  16. 風間社長
  17. GM
  18. チーム
  19. 必要
  20. 柴門


『ノーサイド・ゲーム特別編・最終夜~涙のラストマッチ!大泉洋SPナレーション!~』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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「こんな状況
だからこそ」

「ぜひ
ご応募ください」

(君嶋)いけー!
(真希)いけー!

<お前達は いつだって全力だった>

<何で そんなに本気になれるのか>

<怖いとは思わないのか?>

<逃げずに まっすぐ
ぶつかっていくその勇気を>

<俺は何度も目にしたんだ>

(博人)よっしゃー!

(浜畑)俺の選手生命は

今日で終わりです

<足が折れたって進もうとする>

<今 この瞬間
勝つことより大事なものはない>

<命がけで戦うことを>

<お前達が教えてくれたんだ>

<その勇気が 俺だけじゃない>

<みんなの心を動かした>

最高っ

(赤木)未来のために
できることをしたいんです

<今度は俺が戦う番だ>

(滝川)いずれ足元を
すくわれることになるよ

<俺を本社から追い出した天敵>

(脇坂)トキワと風間社長は
つながりがあるんだろ?

<その不正を 必ず暴いてやる>

これより カザマ商事
買収プロジェクト会議を行います

買収についてですが

790億で合意に至りました

この場で 皆さんの承認を得た上で

この内容を取締役会議に
かけたいと思っています

では 今後の進め方について
具体的に…

(脇坂)よろしいでしょうか

我が経営戦略室は
デューデリに直接関与していませんが

この営業部主導のデューデリには

重大な見落としがあると

報告があがってきております

その報告をした当人を

ここへ
呼んでも よろしいでしょうか

かまいませんよ

ありがとうございます

失礼します

この場をお借りして
ご報告させていただきます

ではまず 資料をお配りします

2年前 白水商船のタンカー
瑞祥丸が

何らかの原因で
エンジンが停止し

座礁した大事故がありました

問題は そのタンカーの
エンジントラブルが

なぜ起きたのかということです

白水商船は様々な検証の結果

カザマ商事が納品した
船の燃料である

バンカーオイルに不備があったのでは
との可能性に行き着きました

皆さん ご心配なく

白水商船は
カザマのオイルについて

第三者機関に調査を依頼しました
そして

問題ないという報告書を
受け取っています

私が問題にしたいのは
その報告書が

どのような経緯で提出されたか
ということです

白水商船が依頼した
第三者機関は

帝国工科大学の
森下章市教授でした

その森下教授が カザマのオイルには
問題がないと結論を出し

白水商船は報告書を受け取った

これの 何が問題なんだ?

事の経緯に関しては
そのとおりです

しかし その話には
大きな問題が隠されている

カザマ商事は森下教授に働きかけ

その検証データを偽装させ

結論を書き換えさせたのです

データの偽装…

残念ながら これは事実です
あり得ない

教授は偽装したんです

その見返りに
3億円もの賄賂を受け取って

≪3億!?

我々はデューデリで

カザマ商事の金の流れを
詳細に調べ上げている

もし そんな金の動きがあれば
とっくに問題視している

会社から支払われていれば
デューデリで分かったのかもしれません

しかし この3億円は
風間有也社長の個人資産から

現金で支払われたものです

いい加減にしろ 君嶋

証拠のないデタラメを並べて

社の命運を決める大事な会議を
混乱させるな!

滝川さん 証拠もないのに
こんな発言を許すほど

経営戦略室は甘くありません

君嶋 続けろ
はい

風間社長の指示を受けて
森下教授に現金を運んだのは

府中グリーンカントリーの責任者である
青野宏氏です

青野氏は風間社長の3億円の現金を

森下教授に渡して
分析データの偽装を依頼しました

このことは
青野氏本人から証言を得ています

私はその 青野という人物に
会ったことがある

たった一度だけだがな

親会社から
ゴルフ場にとばされた男だ

その勤め先を取り上げられそうに
なって血迷ったのだろう

青野氏は自分の立場も顧みず

勇気を持って
この証言をしてくれたんです!

この買収に関しては 専門家集団が
徹底的にデューデリを行っている

この取引に不備はない

滝川さんが
そこまで自信がおありなのは

風間社長とは

同期としての揺るぎない結束が
あるからでしょうか?

(島本)同期?

滝川さんと風間社長とは

大学時代の同期で
いらっしゃいますね

確かに 昔の知り合いだ

だが この件に関しては

いちビジネスパートナーに
すぎない

しかし その風間社長は
森下教授に金を払い

データの偽装を指示したんです!
あり得ない

自分の会社に
問題があることを知りながら

トキワに売りぬこうとしている!

あり得ないと言っている!

ざれ言はそれまでだ
では これを見ても

私の言うことが
ざれ言だと言い切れますか!?

何だ それは?
森下教授が書いた

3億円の受領書です

青野氏は現金を渡した際に

森下教授から
金を受け取ったという

受領書をもらっていたんです

受領書…
この3億円は

データ偽装の謝礼として
支払われたもので

森下教授直筆の受領書です

お手元の資料に
青野氏の証言記録と

森下教授の3億円の受領書の
コピーなどが添付されております

この件が 白水商船に知れたら

カザマ商事のオイルは
直ちに再検証されるでしょう

そうなれば オイルに
問題があることは明らかになる

カザマ商事は

もうおしまいなんです

私は認めない

認められるわけがない…

君嶋ー!

そこまでだ!

(脇坂)皆さん カザマ商事は
とんでもない爆弾を

ひた隠しにして 売り急いでいる
ジョーカーそのものです

うちが そのババを引くんですか?

(島本)
カザマ商事の買収については

もう一度
一から調査してはどうかな?

はい

やったじゃないの

滝川の鼻を
明かしてやったんでしょう?

もっと喜べばいいのに
俺は別に

滝川さんを
やり込めたかったわけじゃないよ

でも この買収に反対したせいで

あなたは経営戦略室から
外されたんでしょう?

その借りを
返したかったんじゃなかったの?

俺は 滝川さんが

風間社長と
裏で手を組んでると思ったから

この不正問題を
ギリギリまで伏せて

調査を進めてきたけど

あの滝川さんの反応を見るかぎり

風間社長からは
何も聞かされてなかったみたいだ

《何だ それは?》
《森下教授が書いた》

《3億円の受領書です》

結局 会議の場で
不正を暴くことになって…

滝川さんのメンツは丸つぶれだよ

正直 気分のいいもんじゃない

でも 危険な買収は
無事 止められたんでしょ?

うん…

あなたはトキワを救ったのよ

大したもんじゃない

ああ

ありがとう

<うん… どうして? どうして?>
おやすみ

<ちょっとぐらい いいじゃない>

<その後 滝川さんは
子会社に出向が決まり>

<その代わりに常務になったのは>

<会社を救ったと評価された
脇坂さんだった>

(佐倉)結果 脇坂さんの
一人勝ちじゃないですか

ホントだったら君嶋さんが
一番に評価されて

本社に栄転の話があっても
おかしくないのに

(岸和田)本社のほうでは
脇坂さんが指示を出して

GMに調べさせたということに
なってるみたいですし

まあ トキワが大ケガせずに
すんだんだ

それに私は まだここで

やるべきことがあるからな

はい
はい

脇坂さんって
ラグビー部の活動については

好意的な方なんですよね?

うん そうだな

よかった これで全力で
開幕戦に向かえますね

ああ

<そして いよいよ
プラチナリーグが開幕した>

<アストロズはエース・七尾が
圧倒的なテクニックで敵を翻弄し>

<チーム全体を引っ張っていった>

七尾君の動き キレッキレですね

<しかし この時
俺には まだ気づけなかった>

<七尾には弱点があったのだ>

七尾 ラック入れ! 入らんか!

あっ また取られた

(渡辺)ジャッカル 3回目っすよ

七尾 入れ!

入れ! 入らんか!

《(七尾)ああっ》

(ホイッスル)

何とか勝った

(佐倉)最後
七尾君のプレーに救われましたね

ああ しかし七尾は
やはりすごいな

<アストロズは その後も
順調に勝ち星を重ね>

<不安などないかのように見えた>

<しかしライバル
サイクロンズも同じく連勝中で>

<アストロズの弱点を
探し出そうとしていた>

(鍵原)里村の加入で
攻撃陣は死角なしですよ

問題は最終戦のアストロズです

予想の範囲内とはいえ
七尾の好調ぶりが気になります

(津田)ルーキーなんて
最初は調子がいいもんだよ

じきに
どのチームも研究して策を打つ

うちと当たる頃には

丸裸の平凡な選手になってるよ

(柴門)今のところ連勝してるのが
うちとサイクロンズ

それにブレイブスだ

優勝争いは この三つ巴で
間違いない

問題は試合日程だ

(本波)最終節の
サイクロンズ戦の前に

強敵ブレイブス戦が控えています

最後の この2連戦が相当に厳しい

(佐倉)ブレイブス戦で
体力を使い果たしたら

サイクロンズ戦なんて
まともに戦えませんからね

そうは言っても
まずはブレイブスに勝たなければ

優勝は厳しいよな
そういうことだ

この最後の2連戦を どう戦うかだ

(携帯着信)

脇坂さん?

常務にご就任
おめでとうございます

組織上 本社総務部の管理下にある
ラグビー部について

お前に話を聞きたいと思ってな

なあ君嶋
ラグビー部だが

俺は

予算を縮小すべきだと思う

トキワには
必要ないんじゃないか?

えっ?

ちょっと待ってください
脇坂さん

ラグビー部の予算14億は

最低限のコストです

そこを縮小されたら

アストロズはプラチナリーグを
脱退せざるを得ません

だったら…

やめれば?

(脇坂)俺は お前の
プラチナリーグの運営に対する愚痴を

ず~っと聞いてきたんだ

蹴球協会が
どんなところかは分かってる

我々企業から金を吸い上げ

権威と名誉の上で
ふんぞり返ってるような連中だ

そんなやつらに これ以上
金を貢いで何になる

ですが
プラチナリーグに参加しなければ

選手達は どうなりますか

それに脇坂さんだって

アストロズを
応援してくれてたじゃないですか

応援? 冗談じゃないよ

あんな お荷物集団

(脇坂)お前だって
ホントは分かってるんだろう

蹴球協会は変わらない

ラグビーは
人気スポーツにならない

そんなラグビー部を これ以上
存続させたところで意味はない

最終的にラグビー部は廃部だ

待ってください 脇坂さん

脇坂 常務だ

<脇坂さんが… 衝撃だった>

<予算削減について
チームに話すべきか>

<俺は迷っていた>

<リーグも佳境 大事なこの時期に>

<余計な心配はさせたくないと
思った>

(有馬)ハマさん!
大丈夫ですか?

一回 外 出します

ああ…

膝 大丈夫か?

大丈夫ですよ

そんなことよりGM

ラグビー部のことで
何かあったんですか?

ラグビー部に何か問題あるんなら
それは俺らの問題です

家族でしょ

(友部)予算が 半分に…

ああ

次の取締役会議で
議題にあげられる予定だ

大事な試合が控えてる時に

こんな話をしてすまない

ただ 変な形で君達の耳に入るより

私の口から ちゃんと
伝えたほうがいいと思った

私の力不足だ

ホントにすまない

話してくれて
ありがとうございます

けど 今までだって
そんな危機 何度もあったし

乗り越えてきたでしょう

心配しないでください GM

君達は

ホントに たくましくなったな

私も

全力を尽くして
ラグビー部を守ってみせる

だから 君達は
リーグ戦に集中してくれ

ブレイブスに絶対負けるな

そして サイクロンズに勝って

優勝だ!

(一同)しゃあ!

よし じゃあ ブレイブス戦の
メンバーを発表する

浜畑さん?

<そして最終節前の大事な1戦>

<ブレイブス戦が始まった>

(星野)えっ?
(レナ)浜畑?

(理彩)七尾君じゃないの?

(龍一)七尾 何で出ないの?

何で出ないの?

七尾を外すとはな

<誰もが驚いた
浜畑の起用だったが>

<柴門の狙いどおりのプレーを
浜畑は やってみせた>

<大勢で向かってくる
相手チームの中に>

<逃げずに飛び込む姿を
見せたのだ>

ハマさん!

ハマさん!

あれが
浜畑をスタメンにした理由だよ

浜畑にあって
七尾にはないものがある

七尾にはないもの?

(柴門)前のタイタンズ戦で
タイタンズのフォワードの核

菊谷がライン際を突進

それを銀太郎がタックル

そのまま
ボールをジャッカルしたが

相手フォワードに突っ込まれ
下敷きになりボールは奪われた

その時 七尾は
銀太郎の後ろにいた

すぐにラックに入れば ボールが
奪われることもなかった

しかし 入らなかった

190センチ 120キロの選手に

正面から堂々とタックルする
勇気があるのに

ラックには入れない

七尾は あの時
ラックに入る勇気がなかったんだ

七尾はニュージーランド時代に

試合中 ラックの中で
膝を故障している

足が倒れた選手の下に入り

ロックされた状態で100キロ以上の
フォワード達に突っ込まれ

膝がもげて 十字靱帯を断裂した

そのケガは もう治ってるが

体は痛みを記憶している

そんな状態では 次の
サイクロンズ戦にだって出せない

サイクロンズ戦も
七尾君 外すんですか?

今のままではな

またジャッカル狙ってるぞ
ラック入れ! 入れ!

うわっ

浜畑 やっぱり
膝が悪いんじゃないのか?

そうだな

浜畑の膝の状態は よくない

だったら 交代させたほうが
いいんじゃないのか

交代?

誰とだ?

浜畑が下がれば その時点で
うちは 攻撃も守備も崩壊する

この試合は 浜畑と心中する

後半 敵は疲れて
足が止まってくるはずだ

そこまで耐えろ 我慢比べだ

しゃあ!

よし来い!
よっしゃ 行くぞ

大丈夫ですか?

ハマさん 俺が代わりに出ます

お前 体張って
ラック モール入れんのか?

けど ハマさん その足では

ハマさん!

怖いに決まっとるやろ

けどな この試合 勝たな
優勝できへんのや

せやったら やるしかないやろ

俺の足なんか どうだってええねん

俺は 勝つ

逃げて負けるのは 死ぬより嫌や

分かったら 黙って見とけ

<後半も 残り15分>

<アストロズは
点差を引き離せずにいた>

(ホイッスル)

何で七尾 出ないんだよ

浜畑さんがいるじゃん

頑張れ 頑張れ 浜畑さん!

コージ 行け 行け 入れ!

頑張れ アストロズ!

みんな 応援しよう

せ~の トキワ

トキワ トキワ

トキワ トキワ トキワ

トキワ トキワ トキワ…

浜畑!
浜畑~!

<浜畑のプレーに
チーム全員が勇気づけられていた>

守れ 浜畑!

<一人のプレーが
チームの空気を変える>

<さすがだと思った
七尾の前で 浜畑は>

<そんな戦いをやってみせたのだ>

(レナ)あ~っ
(星野)あ~ ヤバイ ヤバイ ヤバイ

あ~っ

浜畑!

お~っ!
よし!

よ~し チャンスだ いけ!

いけ いけ!

いけ いけ いけ いけ!
いけ

いけ!
岬!

いけ~!
浜畑 いけ!

浜畑!
いけ~!

よ~し!

やったー!

浜畑!

(浜畑コール)

(本波)
やっぱり すごいな あいつは

はい 俺の尊敬する
アストロズのスタンドオフです

<その後 チームの士気が
得点につながり…>

(ホイッスル)

よし!

やったー!

勝った

滝川さん

言っておくが

チケットは自分で購入した

値段以上の

いい試合だった

<このあと
滝川さんから聞かされたのは>

<信じられない事実だった>

脇坂が ラグビー部を
潰そうとしているそうだな

新たな敵が現れたというわけだ

正直 滝川さんのほうが
よほど よかったです

なぜ そう思う?

ラグビー部を
本当に潰そうと思えば

もっと早く できたはずです

違いますか

滝川さんの指摘は
いつも厳しくはありましたが

正しかった

《もっと前から
やるべきだったんじゃないのか》

《遅いんだよ!》

《14億という金の重みを》

《もう一度 よく考えろ》

今 思えば

全てに対して フェアだった

私の父親は ラグビーをやっていた

私もラグビーをやってみたかった

おやりにならなかったんですか?

父親の家業が傾いて
スポーツどころじゃなかった

ラグビーでは
食べていけないからな

大学でも 私は生活費を稼ぐために

アルバイトに暮れる毎日だった

その大学に

風間がいたんだ

ある日…

《(風間)授業終わったらさ
飲みに行こうぜ》

《いや 俺は…》
《はあっ?》

あいつが普段から私を小バカに
しているのは分かっていた

私は意地になったが

行くべきじゃなかった

覚えているのは 私にとっては
法外な値段のメニューと

目の前で
水のように減っていくワインだ

そして

《一人 8000円》

私が 汗水たらして稼いだ

大事なバイト代だった

《帰る》
《一生 来れねえ店》

《連れてきてやったんだからよ
ちょっとは感謝しろよな》

《貧乏人が》

だが やはりどこかで

風間を見返してやりたいという
思いがあったのだろう

やつから 会社を何とかして
奪い取ってやろうと…

カザマのオイルの件 よく調べたな

感服した

風間の口座の明細まで
用意してるとは

さすがだ

風間社長の口座の明細?

報告書に添付されていた

《お手元の資料に 森下教授の》

《3億円の受領書のコピーなどが
添付されております》

風間の
三つの口座から それぞれ同じ日に

1億円ずつ引き出されていた

私は 風間社長の口座までは
調べていません

私が脇坂さんに提出した資料には

そんな項目は ありませんでした

どういうことだ?

《では まず 資料をお配りします》

まさか…

あの男だ

どうやら私も そして君も

まだ知らなかったことが
あるようだな

一つだけ言っておく

君を府中工場に飛ばしたのは

私じゃない

君は いつも論敵だったが
君のような人材こそ

経営戦略室に必要だと
私は常々 思っていた

それは 今も変わらない

じゃあ

一体 誰が?

まさか

まさか

本当の敵は…

君の試合は まだ終わっていない

負けるな

君嶋

滝川さんはラグビー部に
何が どう足りないのか

理論的に攻めてきたけど

脇坂さんは ラグビー部なんか
潰せばいいの一刀両断だよ

滝川は天敵だったけど

必要な存在だったのかもね

生物って
天敵がいるから進化するでしょ?

あなたが
ここまで頑張ってきたのって

滝川に負けないようにって
知恵を絞ってきた結果じゃないの

さあ ご飯よ
(博人・尚人)は~い

ねえ まさかジュニアアストロズも
ってことないわよね?

博人 こんなに頑張ってんのに
ねえ?

どうしたの?
いや

まあ 何か手を考えるよ

はい いただきま~す
いただきま~す

いただきます
(尚人)いただきま~す

博人 パスだけじゃなくて
キックも上達してるみたいだし

意外と
スタンドオフに向いてるかもね

あの七尾っていう子みたいに

真希ちゃん やっぱラグビー
めっちゃ興味あるよね?

だって ほら
ハンバーグの形が

あっ
(尚人)ラグビーボールだ

ないない
ラグビーなんか全然 興味ない

ねえ 一回ぐらい試合見に来てよ

ホントに興味ないんだから

レッツ ラグビー!
レッツ ラグビー!

ノー ラグビー
ノー ラグビー…

取締役会まで あと2週間ですし
やっぱり みんな

アストロズが どうなっちゃうのか
不安なんだと思います

GM 間に合うんでしょうか?

それは君嶋の仕事だ

俺達が考えることじゃない

<採算のとれない
蹴球協会の収益システムを>

<根本的に正さなければ>

<間違いなく取締役会で
その点を指摘され>

<アストロズは
予算を削減されるだろう>

<俺は何度も
木戸理事に会いに行ったが>

<一度も会ってはもらえなかった>

やっぱり 浜畑さんは 別調整か

(レナ)サイクロンズ戦までに
間に合うといいんだけど

(鍵原)情報によると
浜畑は最終戦に出場するのは

難しいそうだ
(富野)そうなると

アストロズは 七尾を中心に
攻めてくるということですか?

(里村)いや
ハマさんを甘く見てると

痛い目に遭いますよ

どちらにしても 好都合さ

七尾が ここを克服しないかぎり

うちに勝機は ない

でも七尾君 ブレイブス戦の
浜畑さんの体を張ったプレーを見て

顔つきが変わったっていうか

(柴門)あいつが
本当に克服したか どうかは

試合が始まってみないと
分からない

誰や? あいつ

(有馬)怪しいですね ひょっとして
サイクロンズのとこのスパイですかね?

失礼ですが
ファンクラブの方じゃないですよね?

あっ… いや…

私 こういう…
(有馬)浜畑さん!

あっ…

君嶋さん… ですね?

はい
あの 私…

今年から新たにブルズのゼネラルマネージャーを
務めることになりました

赤木と申します

それで 他のチームのGM達に
相談をしたのですが

皆さん 口々に アストロズさんの
チーム改革を見習うべきだと

それで 見学に来たんです

他のGM達が そんなことを?

はい チーム力の強化は
もちろんのこと

積極的なボランティア活動など
地域貢献に力を注いでらっしゃる

私も アストロズさんを見習って

地域に愛されるチームを
つくっていきたいんです

未来のために…

できることをしたいんです

赤木さん

一緒に変えていきましょうよ

はい

変えていきましょう

えっ? 博人が
ジュニアチームのキャプテン?

僕 無理

おう…
どうした どうした 博人

チームのリーダーなんて
名誉なことじゃないか

そうよ せっかくなんだし
頑張ってみたら?

僕 何も決められないもん

博人 それでいいんだよ

えっ?
チームにはさ

色んな人がいて
色んな意見があるんだ

それをまとめるのは
とても難しいことなんだよ

悩んで当然なんだ

大事なのは
みんなが よりよくなるためには

どうすればいいかなあって
考えること

それさえ忘れなきゃ
きっと答えは 見えてくるはずだよ

博人なら 絶対できる

やってみる

やってみるか
よーし 頑張れ

ねえ ラグビーしよう!
おう!

ラグビーするか ほいっ よし
ちょっ ちょっと…

尚人
家で ラグビーしないの

かわりにゲームしよう
うん!

博人君は
大人になりましたね

こうやって
子供は 成長してるのねえ

<いい話したんだけどね>

すいません

(木戸)一度 会長にも
目を通していただければと…

(富永)その必要はない 今は

ワールドカップの成功が
全てなんだよ

国内リーグのことなんて
ほっときなさい

ばかばかしい

<ばかばかしいのは どっちだ>

<人の提案書 読みもしないで>

こうやって 私の改革案は

いつも捨てられてたんですね

お願いします 木戸さん

新しい改革案です

一度 読んでいただけませんか?

(木戸)今 ご覧になられたように

富永会長は
改革は必要ないと お考えです

あなたも そう お思いですか?
木戸さん

我がラグビー部は

次の取締役会で

大幅に予算を削減される議案が
提出されます

この議案を食い止めるには

収支が改善できるという
見込みを示さなければなりません

しかし そのためには
蹴球協会の改革が必要なんです

ですから 会長は…
会長の意見を聞いてるんじゃない

私は あなたと話してるんです

私だって 分かってる!

あなたの改革案も 全部 読んだ!

しかし 理想だけじゃ
世の中は変わらない

改革には 力が必要なんです

政治の力が!

私一人で…

何ができるっていうんです?

木戸さん

この新しい改革案の

最後のページを見てください

私の改革案に賛同してくれるGMが

何人も出てきてるんです

ようやく
改革の芽が 出始めてるんですよ

お願いします 木戸さん

アストロズを…

日本のラグビーを助けてください

(新堂)本社から借りてきたよ
脇坂さんの経歴書だ

ありがとうございます

そんなの調べて どうすんの?

脇坂さんと風間社長との間に

何か 特別な関係が
あるんじゃないかと思いまして

お時間をお取りいただき
ありがとうございます

そろそろ来る頃だと思ってた

脇坂について
何か つかんだのか?

はい

滝川さんと風間社長とは
大学時代の同期でしたよね?

ああ

実は 脇坂さんと 風間社長は

それより もっと深いつながりが
あったんです

もっと?

出身高校が…

明成学園大学付属高校

この2人は
高校時代の同級生だったんです

《(浜畑)ラグビーはな》

《チームのため》

《仲間のため》

《自分が死ぬ気でぶつかるんや》

《結果を出すんだ 優勝して》

《アストロズの名を
この国に響かせろ》

《プラチナリーグで優勝するんだ》

(岸和田)どいていただけますか?

前にも ここで
君達に そう言われたな

練習は もう終わったんだろ?

どうしても GMに
言っておきたいことがありまして

GM

ここまで
アストロズを引っ張っていただいて

ありがとうございました

(岸和田)俺達は
たとえ どんな状況になっても

全力で戦って

必ず
サイクロンズに勝ってみせます

だからGMも 今度の取締役会

全力で戦ってきてください

はあ…

ふうっ…

分かった

私も

持てる力を全て投じて
戦ってくる

ラグビーと違って

私の戦いに ルールは ない

結果が 全てだ

君達のラグビー人生が
かかってるんだ

そのために 私は

命をかける

君達 一人一人のために

私も…

絶対に勝つ!

<そして迎えた取締役会 当日>

(携帯着信)

すいません

<俺は ある一つの
可能性に賭けていた>

もしもし?

では 脇坂君

はい

(脇坂)私が提案いたしますのは

アストロズの予算削減案です

現在承認されている
約14億円の予算を

約半分程度に圧縮したいと
考えております

ただ 私は アストロズ自体を
否定するつもりはありません

問題は
日本蹴球協会の運営方針です

協会は 採算のとれない現状を
改善しようともしません

これでは やればやるほど
損をしてしまう

過去36年間 総額 450億円以上

そのような状況のアストロズを
無策のまま

放っておくわけにはいきません

どうぞ 皆さん この議案に

ご賛同いただきますよう…

お願い申し上げます

(島本)今度は
現場の意見を聞こうか

君嶋君

はい

まず 皆様に
思い起こしていただきたいのは

2シーズン前までのアストロズです

成績は 著しく低迷し

リーグ残留を死守するのが
精いっぱいでした

当然 集客も ままならず

アストロズファンなど
皆無に等しい状態でした しかし

昨シーズンから アストロズは
生まれ変わりました

ボランティア活動や
地元のイベントに参加し

ジュニア アストロズの
ラグビー教室では

多くの子供達にラグビーの
楽しさを広めてまいりました

その成果が実を結び
トキワスタジアムは満員

チケットの売り上げも ゼロから
1億5000万円まで膨らみました

そして 今シーズン
アストロズは ここまで

全戦全勝

蹴球協会の問題を指摘されれば
そのとおりです

しかし アストロズは 今や
多くのファンに支えられ

地元に愛されるチームに
なりました

その価値は コストで
はかりきれるものではありません

どうか皆さん 今しばらく

温かい目で
見ていただけないでしょうか?

よろしくお願いいたします

(脇坂)君嶋
ご託を並べるのは結構だが

協会が変わらなければ

我々だけが努力したところで
何も変わらない

現在 協会のほうでも

改革の必要性を訴える声は
上がり始めております

でも 実際は

何も変わらないんだろ?

皆さん 今の日本蹴球協会は

会長の富永という人物の
独裁体制なんです

少なくとも この富永会長が
退任しないかぎりは

収支が大きく変わることはないと

断言できます

社長 採決をお願いいたします

分かった

アストロズの予算削減案に

賛成の者は

<もう ダメか…>

(バイブレーター着信)

お待ちください!

採決の前に ご報告させて
いただきたいことがあります

たった今 日本蹴球協会の
木戸専務理事から

私に連絡がありました

日本蹴球協会は 今
我々と時を同じくして

改革を断行すべく
理事会を開催しておりました

《もしもし?》

《☎(木戸)君嶋さんの
言うとおりです》

《我々が この国のラグビーを
守らなければならない》

《これから 理事会が始まります》

《そこで 私に できるかぎりの
ことをするつもりです》

その会議の結果

富永重信会長を

解任されることが
決定いたしました

《富永重信》

《日本蹴球協会の会長の解任を》

《提案いたします》

《何!?》
《賛成の方は》

《ご起立 お願いします》

《木戸
何 ふざけたこと言ってんだ?》

《賛成!》

《賛成!》
《賛成!》

日本蹴球協会は

これで 大きく変わります

14億ですよ 14億!

(島本)脇坂君 我々企業は

営利目的の組織であると同時に

社会的存在でもある
世の中の皆さんと つながり

共に喜び合える何かが必要だ

アストロズが
その役目を果たしてくれるなら

こんな素晴らしいことは
ないじゃないか

どうだろう? みんな

(拍手が続く)

ありがとうございました!

(島本)本日最後の議案に移ろう

「コンプライアンス問題に関する報告」
となっている

君嶋
アストロズの話は 終わったんだ

さっさと出ていけ
(島本)いや

君嶋君には
まだ ここにいてもらう

最終議案は

実は 彼から私に
提案されたものだ

君嶋から?

(島本)では 君嶋君 頼む

かしこまりました

以前 買収プロジェクト会議において
否決されました

カザマ商事買収事案について

新たに
コンプライアンス上の問題が発覚したため

ご報告させていただきます

カザマ商事が行いました
隠蔽工作には

我が社の ある人物が

深く関わっていたことが
分かったのです

(島本)詳しく説明してくれるか?
はい

カザマ商事社長の風間有也氏は

自社のバンカーオイルが タンカー事故の
原因であると気づいた際に

古くから交流のあった
その人物に相談し

今回の隠蔽工作を
助言されたそうです

風間氏は その指示に従い

オイルに
問題があることを隠したまま

カザマ商事の買収を
当時の常務であった

滝川さんにもちかけ この買収話は
前に進むことになりました

そして その指示を出した人物は

買収の直前に この問題を指摘し

滝川さんを失脚させました

そして 自らは
トキワを救った立役者として

取締役に昇進を果たしたのです

間違いありませんよね

脇坂常務

あなたは このタンカー事故を

自らの出世の道具に使ったんだ

ふざけるな 君嶋!

根拠もなしに
くだらんことを言うな!

根拠もないのに
こんな話は しませんよ

何?

今回の一連の騒動の
全てを知る人物を

証人として呼んでおります

証人?

よろしいでしょうか?

もちろんだ

カザマ商事 社長 風間有也氏です

<実は 今日を迎えるにあたり
俺は風間社長に会い>

<全て脇坂のたくらみだったことを
話していた>

《(風間)ああっ… 脇坂~!》

何でも聞いてください

何だって しゃべりますよ

買収もデータ偽装も

全部
この男の指示で やったことだ

風間…
脇坂!

よくも俺をハメてくれたな!

脇坂さん
私は あなたを尊敬していた

あなたは常に 的確に状況を読み

ベストな判断を下してきた

でも それは全部

自分の
出世のためだけだったんですね

会社員が 地位や名誉を望むのは
当然のことです

しかし 戦い方というものがある

あなたは 自らの出世のために
人に不正を働かせ

滝川さんを陥れ
このトキワ自動車を

混乱の渦に巻き込んだ

正々堂々と
ぶつかることもできないあなたは

ただの卑怯者だ

そんな あなたに
トキワの未来を語る資格はない

君嶋 貴様!

脇坂さん

あなたは最後に
状況を読み間違えた

あなたこそ このトキワ自動車から

さっさと出ていけ!

(島本)弁解の余地は ないようだな

おめでとう
おっ

ありがとう でも
まだ終わっちゃいないんだよ

もう一つ 絶対負けられない
勝負があるからね

そうね

それでさ 真希ちゃん

やっぱり
試合 見に来てくれないかな

前に真希ちゃん 「ラグビーの
何がいいの?」って聞いてたよね

確かに ラグビーは痛そうだし

怖そうだし 汗臭そうだし

真希ちゃんが好きになる要素は
何一つないかもしれない

でもね
彼らが自分達の誇りをかけて

懸命に戦う姿は

言葉にできないぐらい
美しいんだよ

って 俺は そう思う

だから 見に来てくれないかな

席は用意するからさ

却下

もう 自分で買っちゃったもん

えっ?
ママと一緒に見に行くんだ

えっ?
パパ 絶対勝ってね

おっ おお 見に来るか

よし じゃあ いよいよ みんなで

レッツ ラグビー!

(尚人・博人)きまった
きまった

<そして いよいよ
決戦の日を迎えた>

<優勝決定戦は
東北復興の願いを込めて>

<福島のJヴィレッジスタジアムで行われる>

(博人)ママ こっち

うわ~っ 気持ちいいね
(尚人)うん

<真希ちゃん 来た~!
いよいよ始まるぞ>

≫政府は新型コロナウイルスを巡

緊急事態宣言が解除されていない

東京や北海道など5つの自治体に
ついて

宣言を解除する方針を固めました。

政府は明日午前に専門家らで構成
される

諮問委員会を開き、緊急事態宣言の
解除について

協議すると発表しました。

北海道と神奈川県では解除の1つ
の目安である

新規感染者数が基準まで減少して
いませんが、

政府は医療提供体制が回復してい
ることなどを理由に

緊急事態宣言を解除する方針を固
めました。

安倍総理が明日夕方の記者会見で

解除の理由や今後の行動指針など
について

その後開かれる政府対策本部で解
除を正式決定する予定です。

秩父宮ラグビー場もいいけど
この会場で

優勝決定戦が行われるってのは
最高だな

頑張ってよ アストロズ!

(苗場)ここ福島だよ?
ラグビーなんて興味ないのに

(青野)まあ そんなこと言わずに
さあ 一緒に見ましょう

君嶋 お前は ここまで
アストロズを守ってくれた

お前のほうからも
みんなに声をかけてやってくれ

君達に出会った頃

私は

ラグビーなんて大嫌いだった

君達が どうして こんな
泥臭いスポーツに夢中になるのか

正直 まったく分からなかった

だが 君達が私に

ラグビーの素晴らしさを
教えてくれた

人生の素晴らしさを教えてくれた

君達に出会えてよかった

アストロズに出会えてよかった

私は

ラグビーが大好きだ!

ラグビーを愛する
大勢の人達が君達を待ってるぞ

君達のラグビーを見せてくれ

そして 勝ってくれ

今日 ここで 君達と最初に
出会った時の誓いを果たそう

優勝だ!
いくぞ!

シャーッ!

福島応援プロジェクト
Jヴィレッジ全面再開 記念試合

ラグビー プラチナリーグ最終節

トキワ自動車アストロズ 対
日本モータース サイクロンズ

両チーム 選手の入場です

いけ~!

頑張れ!
いけ~っ アストロズ!

うわっ
秩父宮ラグビー場のパブリックビューイングも

ほぼ満席だって
(夏帆)すごっ

あそこ 3万人ぐらい入るっしょ

ここまで お客が増えたのも
GMの君嶋さんのおかげよね

いや ホントに
すごい人だよ あの人

へえ~っ あの人が…

えっ?

(女将)頑張んなさいよ
勝ったら アスカツ

好きなだけ
食べさせてあげるからね

さあ 雌雄を決する時が
やってきました

(ホイッスル)

いけ~っ!
いけ~っ!

うおっ!
佐々 ナイスタックル!

ナイスタックル 佐々コーチ

ナイスチャージ!
いいぞ 七尾!

(夏帆)七尾 やっぱ かっこいい

(佐倉)七尾くん いいですね

しかし問題は あいつの ここだ

練習でなく 真剣勝負の場で
克服できるかですね

彼なら やってくれる 信じよう

アストロズの弱点は二つ 一つ目の弱点
七尾はラック モールに入れない

七尾の付近でラックを形成すれば

ジャッカルから
ターンオーバーされることはない

まずは そこを徹底的に突き

仕上げは あいつだ

何!?

(佐倉)里村さん
ポジション 離れましたよ

そこ止めろ!
ヤバイ ヤバイ

止めろ 止めろ!

あっ あ~っ!

いけ!
止めろ!

(ホイッスル)

ああ~
うわっ マジ…

おい 何だ 今の攻撃
どうなってんだ?

津田さんは里村を
スクラムハーフに限定するんじゃなく

攻撃のカードとして使うつもりだ
(島本)攻撃のカード?

(佐倉)パス出しを
フォワードの選手に任せることで

里村さんもライン攻撃に
加わることができるんです

その時点でサイクロンズのバックスは

一人多い状態で
攻撃できるんです

(柴門)オールラウンダーの選手が多い
サイクロンズだからこそ できる攻撃だ

里村を引き入れたのは このためか

まただ

よし!

ああ~

ナイスタックル!

すっげえ!

《(七尾)ああっ…》

やつは ラックに入れない
フォワード 散れ!

七尾!

七尾

入った

克服したな
(柴門)ああ

これで
こっちの弱点が一つ消えたな

精神面でも 一皮むけたか

<ラックを克服した
七尾は自信をつけ>

<プレーにも磨きがかかった>

七尾 ドロップ ドロップ

ドロップゴールか?
気をつけろ 狙われるぞ

(佐倉)さすがに
この距離じゃ大丈夫でしょう

いけ!

早い
無理すんな!

おおっ
うまい

いけいけ~!

七尾!

あっ あっあっ…
守れ守れ 走れ走れ

あっ

(ホイッスル)

ああ~
あっちゃ

<サイクロンズは
七尾を徹底的にマークし>

<攻撃を封じ込めた>

七尾!

ああっ!
まずい!

はあっ
七尾の全てを把握しているな

パスのタイミング
ステップのコース 何もかも全てだ

<攻略されていたのは
七尾だけではなかった>

<去年
見事にサイクロンズを出し抜いた>

<佐々の あのパスも>

あっ

(ホイッスル)

あっ

また やられた~
あっ またか

おい お前らのやってくることは
全部 分かってんだよ

それがサイクロンズなんだよ
分かったか

(津田)
アストロズの二つ目の弱点であり

最大の弱点は

チームの精神的支柱 浜畑を

無理させてでも
出させなかったことだ

浜畑がいたら もう少し前に
立て直してただろう

だが やつは いない

つくづく
ラグビーは肉体だけでなく

メンタルが ものいう
競技だということが分かる

実は俺がホントに欲しかったのは

里村ではなく やつだった

<スコアは19対0 攻撃を抑えられた
アストロズは苦戦を強いられていた>

<そして 追い打ちをかけるように>

<アストロズに衝撃を与えたのは>

<去年の合宿生活で考え出した>

<あのノールックパスを>

<里村がアストロズ相手に
仕掛けてきたのだ>

ああ~
えっ?

<そして それは 見事に>

<トライへと つながった>

(ホイッスル)

(夏帆)さっきから
あの9番に やられっ放しじゃない

やっぱり 里村さんを
移籍させたのは痛かったわね

いや それに あれ うちで
やってた時のプレーじゃんか

自分達で つくったプレーに
引っかかっちゃって

もう 何やってんだよ アストロズ

ごちゃごちゃ うるさいわね!

最後に勝てばいいんでしょ 勝てば

ママ?

ほら 応援

応援 ほら!
はい

頑張れ!
負けるんじゃないわよ

<その後も アストロズは>

<七尾がペナルティキックを>

<何とか2本 返したものの>

<そのまま
前半終了のホイッスルが鳴った>

(ホイッスル)

厳しい展開だな

だが 劣勢にある時こそ

人間は その本質を試されるんだ

はい

(柴門)西荻 太郎 林田 後半いくぞ

立川 伊吹 阿久根 交代だ

よっしゃ いこう!

(柴門)後半 いけるか?

はい いつでもいけます

よ~し 浜畑

交代だ

はい!

≪いこうぜ ハマさん

お願いします ハマさん

(柴門)何言ってんだ 七尾は

お前も出るんだよ

11番 新井に代わりまして

21番 浜畑が入ります

えっ?

(鍵原)七尾を下げずに浜畑?
どういうつもりだ

これで弱点がなくなったか

だが もう遅い

浜畑

本当に大丈夫なのか?

ケガは 本当に治ったのか?

正直に言えば
完全には治ってません

じゃあ 今 無理をすれば

今後の
選手生命に関わるんじゃないのか

今後?

そんなもん ありません

GMには お話ししておきます

俺の選手生命は

今日で終わりです

GMには 心から感謝してます

アストロズが ここまで来れたのは

あなたのおかげです

ありがとうございました

俺も

あなたに会えてよかった

浜畑!

浜畑さ~ん!
浜畑さん!

頑張れ~!

七尾

司令塔はプレーだけじゃないねん

15人を引っ張るんや

みんな この点数やと

負けるんちゃうかと
思ってるはずや

みんなを「勝てるかも」と
思わせるには 何が必要や?

えっ?

簡単な話 点数や

点差を2トライ圏内にもっていけば

仲間に 点数以上に
大切な力を与えることができる

どうやって?
お前には

とんでもない武器があるやろ
いや でも…

あいつらの届かへんとこから
蹴ったらええねん

(ホイッスル)

<ついに 後半戦が始まった>

柴門監督は 奇襲を
かけたつもりかもしれませんが

結局 スタンドオフの七尾さえ止めれば
問題はないでしょう

ダブルスタンドオフか

ダブルスタンドオフ?
ああ 基本は七尾をセンターに

浜畑をスタンドオフに置く

七尾にマークがつくなら
浜畑を中心に攻めればいい

浜畑にマークがつけば
今度は七尾だ

攻撃パターンは
一気に2倍に増える

これは 七尾がうちに入った時から
練っていた構想だよ

柴門!

これが
アストロズのラグビーの完成形だ

これで勝つ!

<浜畑と七尾の
ダブルスタンドオフによって>

<サイクロンズが
混乱しているのは明らかだった>

おい

(ホイッスル)

よっしゃ~!
やった~!

えっ 何? 今の

ドロップゴールです

浜畑さんがスペースをつくったから
七尾がキックできた

二人のゴールです

何言ってるか
全然 分かんないけど

3点? 3点入った よしっ

(尚人)やった!

<浜畑と
七尾のタッグは抜群の相性で>

<得点へと
つながるプレーが生まれた>

<そして ついに点差は15対26の>

<2トライ圏内になった>

<浜畑の言うとおり
これはチーム全員に>

<勝てるという希望を与えた>

<そして
これはサイクロンズのディフェンス陣を惑わし>

<得点を取るための
戦略でもあった>

<七尾の
ドロップゴールを防ぐには>

<浜畑のキックパスを
防ぐしかないと思わせ>

<サイクロンズの
ディフェンスを浜畑に集めたのだ>

<そして その裏をかき>

いけ いけ!
岬!

いけ!
いけ~!

よ~し!
よし!

よし!

よっしゃ~!
よ~し!

よっしゃ!

これなら追いつけますよ

ああ いけるぞ

<アストロズの
追い上げは なおも続いた>

<しかし サイクロンズも>

<同じ作戦に
やられっ放しではなかった>

あっ
いけっ

ああ~っ
止めろ!

ああ~っ

ハマさん!

大丈夫ですか?
浜畑

真吾 メディカル! 早く来い!
はい

ハマさん 大丈夫ですか?

ハマさん…

≪ハマさん いこう

ハマさん 大丈夫ですか?

おい いくぞ

(島本)不思議だ
応援しているのは我々なのに

まるで
彼らに応援されているようだ

負けるな 負けるな

そう聞こえる

あれは 彼らのハカだ

ハカ…
前に社長に教えていただきました

(島本)「ここにいる男達が」

「再び太陽を輝かせる」

きっと 会社も この国も

この先も たくさんの困難が
待ち受けている

だけど 決して諦めるな

仲間と共に乗り越えよ

そう
背中を押してくれているようだ

はい

私も…

私も何度も

彼らに背中を押してもらいました

頑張れ~い!

頑張れ~!

佐々コーチ 頑張れ!

おおっ!

すっげえ

ファイト アストロズ!

七尾 頑張れ~!

頑張れ~!

いけるぞ 浜畑!

いけ!
いけ~!

いけ~!

よ~し!

よっしゃ~ よっしゃ!

いけるぞ

(ホイッスル)

残り2分
あと1トライで逆転できます

OK OK ボールキープ ボールキープ

ライン ライン…

OK つかえる つかえる ユーズイット

(端本)遅い!
ユーズイット

あの状態を続けるようですね

あれも戦法だ 俺でもそうする

じゃあ もう…
浜畑なら いける

アストロズなら いける!

つかえる ユーズイット

まだ いいでしょ!

いけいけいけ

チャンス ボール チャンス!

いーちゃん いけ!

(ホーン)

<ついに ノーサイドまで
ラスト1プレーを告げるホーンが鳴った>

プレーオン ターンオーバー

取った!
よしっ いけっ!

いけ いけ!

奪え!

浜畑!
いけ~!

いけ~!
浜畑 いけ~!

いけ~!

ああっ

あっと…

ハマ いけっ ハマ!

あっ…

<(浜畑)七尾 取ってくれ>

いけ~!

(ホイッスル)

やった~!

よ~し!

よっしゃ~!

よ~し!
よっしゃ~!

やった~

よし

よし!

ああ~!
やった~

やった~

ハマさん

(レフリー)コンバージョンは?
ノーキック

(ホイッスル)

ノーサイド
よ~し!

君嶋君 やったな
社長…

やりました!
やったぞ

(拍手が起こる)

ハマさん

(津田)柴門

いいチームをつくったな

サイクロンズも
素晴らしいチームでした

私の負けだ 柴門

また いい試合をしましょう

パパ!

博人!

どうだった?
パパ 勝ったね

優勝!
ああ 優勝だ!

おめでとう

ありがとう
どうだった? ラグビー

そうねえ

最高

(博人・尚人)最高だって

<その後 俺は本社に復帰し>

<経営戦略室長になったが>

<これからはGMではなく>

<部長として アストロズと
関わっていくことになった>

<そして
俺に代わって 新GMになったのは>

<引退した浜畑だった>

予算 足りませんわ

そこを何とかするのが
お前の仕事だろう

ありもんで何とかすんのが
監督の仕事でしょ

お前 君嶋みたいに頑固だな

はい あの人のこと
俺 尊敬してますんで

≪あっ 君嶋さん

≪集合で~す!

久しぶりだな
う~っす

最近 チケット収入
落ちてんじゃないのか 君達

しっかり頼むよ

滝川さん

前に あなたに
言われた言葉があります

《ラグビー部は
この会社に必要なものだろうか?》

《さらに言えば ラグビーは》

《この国に必要なものだろうか?》

今 世の中は どんどん

理不尽なことが
まかり通る時代になっています

でも だからこそ
ラグビーというスポーツが

必要なんじゃないでしょうか

「ノーサイド」という精神は
日本だけでしか通用しない

日本ラグビーの
おとぎ話かもしれない

でも 今 この世界だからこそ

必要なんだと私は思います

そうだな

もし日本が 世界と
互角に戦える強豪国になったら

きっと その尊い精神を

世界に伝えることができるだろう

君嶋

それこそが

君の使命なのかもしれないな

おっ

(ホイッスル)

(佐々)トライ

よ~し みんな もう一本いくぞ!

(子供達)お~っ!

彼らが この国の

そして ラグビーの未来を

つくっていくんだ

はい

いけ~!

アストロズ
いけ~!


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