逆転人生「どん底から世界へ 不屈のアーティストたち」世界を魅了した2人のアーティストの劇的な人生ドラマ。…


出典:EPGの番組情報


逆転人生「どん底から世界へ 不屈のアーティストたち」[解][字]

世界を魅了した2人のアーティストの劇的な人生ドラマ。各国ファンが熱狂するアメリカンコミックの作画家。リオパラリンピックの閉会式で喝さいを浴びた義足のダンサー。

詳細情報
番組内容
スパイダーマンなどの世界的ヒーローを生み出したアメリカンコミック。近年、各国ファンが熱狂する「モンストレス」の作画を担当したのがタケダサナさんだ。小児リウマチで苦しんだ少女時代の体験から、作画の強みが生まれる。義足を駆使した独自のダンスが評価を受ける大前光市さん。交通事故で左足を切断。元のようには踊れず、絶望を味わった。オーディションでも落選続き。運命的な出会いが、彼のダンスを大きく変えていく。
出演者
【司会】山里亮太,杉浦友紀,【ゲスト】タケダサナ,大前光市,【出演】又吉直樹,岡田結実,【語り】斉藤貴美子,奥野壮


ジャンル :
ドキュメンタリー/教養 - 社会・時事
バラエティ - トークバラエティ


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逆転人生「どん底から世界へ 不屈のアーティストたち」世界を魅了

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  2. 辻本
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解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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今日の「逆転人生」は2人のアーティストが
登場します。

こちらのトロフィーは 世界でも
評価を受けている証しなんです。

すごいね。 表現者として認められるって
かっこいいもんね。

1人目の主人公の活躍の舞台は
アメリカン・コミックス。

通称「アメコミ」です。

実写版の映画が
世界的ヒットを連発するなど

アメコミの市場規模は
年間1兆円を超えています。

毎年開催されるアメコミの祭典には
世界中から10万人以上が集結。

すごっ!

近年 ファンが特に熱狂している作品が
「モンストレス」。

その作画を担当しているのが…

今日の主人公…

すご~い。

漫画界のアカデミー賞ともいわれる
アイズナー賞をはじめ

世界的な賞を連続受賞しているんです。

今日は もう一人 主人公が登場。

リオパラリンピックの閉会式で

世界を魅了した義足のダンサー

大前光市さんです。

世界的ギタリスト MIYAVIさん。

演出家の宮本亞門さんなど

大物からのオファーも相次いでいます。

大体もう全部分かってるんだよ。

♬~

1人目の主人公が
アメコミアーティストの

タケダ サナさん
とおっしゃいます。

こちら ご本人が
作画したものなんですが

いかがですか。
(又吉)いや むちゃくちゃ繊細ですよね。

(岡田)すごい なんかもう
出てきてるみたいなぐらいの

左のやつなんか もう稲妻が 前に本当に
突き出してるような感じが…。

3D感あるね。
うん。

ちなみにアメコミなんですけれど
グラフィックノベル

見る小説といわれていて
全編カラーで描かれているのが特徴。

確かに。 だから全ページ飾っても
いいような…

絵の力が より大事になってくるんだ。
まさにです。

今や世界的な評価を受ける タケダさん。

栄光への道のりは
つらい体験から始まりました。

私の少女時代を色に例えるなら
どんよりとした「灰色」。

その理由は…。

連日のように関節痛や高熱に襲われた私は
必死に親に訴えました。

肘が痛いの?
さすっててあげるからね。

こっち?

親をはじめ 周囲の人たちは
献身的に向き合ってくれました。

しかし いくら ことばを重ねても

病気の苦しさを伝えることは
できませんでした。

私は徐々に
ことばのコミュニケーションに

消極的になっていきました。

代わりに没頭したのが 絵を描くこと。

教室でも家でも ペンを持ち
あらゆるタッチをまねしていました。

(岡田)
すごいな。

ことばを諦めがちな
ツケが回ってきたのは

社会に出てからのことでした。

ゲーム会社に就職して
デザインの仕事をしていた時も…。

上司との擦り合わせができず

3日で終わる仕事に
3か月もかける始末。

ゲーム会社を辞め
イラストレーターとして独立してからも。

発注元から もらうはずの報酬を
私の代理人が横領し

借金の返済に
充ててしまったというのです。

(岡田 山里)
えっ!?

とにかく彼とのコミュニケーションが
面倒だった私は…。

頑張って借金返して下さいね。

え?

(又吉)
ちょっと分かるな でも。

ことばで損してばかりの私に
転機が訪れたのは 29歳の時。

(メール着信音)

届いたのは英文のメール。

…という依頼でした。

ああ…。

私が初めてアメコミに出会ったのは
ゲーム会社で働いていた頃。

キャラクターデザインの参考になると
先輩に勧められたのです。

その後 フリーのイラストレーターとして
仕事を探していると

大手出版社マーベルが
作画家を募集していることを知り

デッサンを送っていたのです。

やぁ でも思いますよね。
あの天下のマーベルがね。

こうして アメコミの世界に
飛び込んだ私。

全面カラーの精緻なイラストを
精いっぱい描きました。

ところが
読者の反応は…。

ひどい…。

(岡田)何で?
楽なとこいんな みんな。

アメコミの作画家たちの多くは
芸術大学出身のエリート。

その中で認められるのは 至難の業でした。

更に手間をかけましたが
読者からの批判はやまず…

次第にパソコンに向かうのも怖くなり…

打ちのめされましたね。

転機となったのは 読者からの一言でした。

そのルーツは
意外にも

病気に苦しんだ
少女時代に
ありました。

映画行かない?
ちょうど見たいのがあるの。

あ いいよ…。

ことばを諦めがちだった頃
私は おかしな遊びをしていました。

ことばではなく 表情から心を読み取る。

なるほど。

つらかった少女時代の経験が
いつしか意外な強みを生んでいたのです。

つながるね。
まさか そこがつながるんだ。

その後 私は 葛藤や憂いなど
複雑な心情が伝わるよう

徹底的に表情にこだわりました。

すると 読者の批判が減り 好評意見が
どんどん増えていったんです。

そして8年後。



電話の相手は ベストセラー作家にして
アメコミの原作も手がける…

新作コミックの
作画を担当してほしいというのです。

快諾した私が まず取りかかったのは

物語の核となる
モンスターのデザインでした。

ここで またしても 子どもの頃の
記憶が助けになったのです。

幼少期って本当に
おっきいんだな 影響。

そうなのよ。

それは リウマチを患っていた頃に見た
巨大な煙突。

こういうのが残ってるのが
すごいんだよな 頭の中に。

…みたいなものが
何かすごく感じるというか。

私は 煙突に感じた恐怖を
モンスターのデザインに投影しました。

うわ すごい…。

マージョリーの反応は…。

2014年。 新作「モンストレス」を発売。

絶賛の嵐でした。

すごい。

2018年 世界的な賞も頂きましたが…。

私は 授賞式に行かず
リモートで少しだけ参加。

その時 私がいた場所は 自宅のキッチン。

昼食用に ナスを揚げていました。

でも その日の揚げナスは
やっぱり ひと味違っていました。

(拍手)
ナス いつでも揚げれるっしょ。 先生!

なんか私 ディレクターさんに
ナスの話 本当に笑い話として

小ばなしとして
ちょっとお話ししたんです。 そしたら

こんなに注目して。
ちょっと恥ずかしい。

先生 そんなごちそう
こっちは逃しませんよ。

あと 私にとって
とんでもない賞なんですけど

次に期待してるよっていうもので
私は もらったと思ってるので。

だとすれば 私がやるべきことは
ちゃんと うちにいて

しっかり自分の生活を保って また今日も
仕事してっていう感じなんですよね。

あと すごい思うのが タケダさん
ことばを諦めたわけじゃないですか。

いや 諦めた人間とは思えないぐらい
ことばで

めちゃくちゃ我々に伝わってきてます。

めちゃくちゃ
ことばを駆使してるというか…

そう… ありがとうございます。

(笑い声)
そうですね。 やっぱり

1回ことばを絶望して

ちょっと自分の中で
閉じちゃった部分があったんですけど

そのあと さっきVTRにもあった
マージョリーとか

ステキなことばを使う方に
会う機会が すごく多くて

じゃあ私も もう一回ちょっと
ことばと向き合ってみたいっていうので…

ことばと。
そうですね。

あと 表情を読み取るという
そういう遊びをしていた。

そこから読む力ができたと。
もう本当に嫌な子どもですよね。

嫌なガキだったと思うんです なんか。

ちょっと そうかもしんない。

表情とか見てて なんかこう…
この人 読み取りやすそうだなみたいな。

多分 お三方とも…

(笑い声)
(タケダ)だから選べないんですけど。

ハハハハハッ!
(岡田)面白~い。

特にですね この表情を描く力が
生きた作品っていうの

この代表作の「モンストレス」という
作品なんですね。

主人公は 体の中にモンスターが
潜んでいることに苦悩する少女なんです。

で こちらが その主人公。

へえ~ なるほどな。
(又吉)読みたい。

読みたい。
(又吉)左目と右目で

なんか違うじゃないですか。

こういうの すごい繊細やなって。

すげぇな!

(笑い声)

(岡田)乗っかりたい。
乗っかりたいね。 今 乗っかりたいね。

結実ちゃん 結実ちゃん
読み取って 読み取って 結実ちゃん。

私が思ったのは 白髪の絵は

笑ってるんだけど 憎しいのか 悲しいのか
笑ってるのか 挑発してるのか…。

入っていっちゃう気がする。

(笑い声)
ありがとうございます 先生。

でも つらかった子ども時代が
このアメコミの作画に生きてること

これ どう捉えてらっしゃいます?

自分の価値観って 生きてく中で
他の人に潰される時ってありますよね。

それ くだらないよとか
もっと こっちの方が面白いよみたいな。

大人になるにつれて 多分。

もう一回ちょっと ちっちゃい頃の自分に
インタビューする形で

いろいろ掘り起こしてあげると…

だんだん軸として
まとまってくるっていうんですかね。

そうだよな。 実は…

そうです そうです。
いや なんかすげぇ!

2人目の主人公は
ダンサーの大前光市さんです。

義足を使った独自の表現は
世界でも評価を受けています。

では 大前さん お願いします。

♬~

♬~

うわぁ~…!

私がなぜ ダンサーという
華やかな職業を目指したのか。

その原点は 少年時代にあります。

その貧しさといったら 小学生の私が

新聞配達を始めなければいけないほど。

おまけに 勉強もスポーツも苦手で

上級生からは いつも見下されていました。

のろまのカメいち
ボーッとすんなよ。 ハハハハ!

そんな私の転機となったのは
クラスの演劇。

脚本は 芥川龍之介の「杜子春」でした。

お前は 地獄行きじゃ!

押しつけられた閻魔大王役が
思いのほか大好評。

珍しく周囲から褒められたのです。

演劇に興味を持った私は 高校時代に
劇団四季のミュージカルを鑑賞。

たちまち心を奪われました。

私は早速 夢の実現に向けて
動きだしました。

♬~

♬~                  (講師)前 後ろ。

♬~                     お首伸ばして。

電車で1時間かかる街に
バレエ教室があることを知り

通うことにしたんです。

♬~

あら あなたは?

電話をした大前光市です。

バレエを習いたいんです。

真っ白タイツに とまどいながらも
レッスンを開始。

周りは 女の子ばかりで
1人だけ浮いていました。

珍しいもんな。

それでも私は…。

あの 先生
ピルエットがうまく回れなくて。

先生を質問攻めにして
教わったことは全てメモ。

うまくなろうと必死でした。

これまでの惨めな人生とは決別し

華やかな世界に行きたかったんです。

その後 私は新聞奨学生として
大学に進学し 舞踊を学びました。

卒業後は プロのダンサーを目指して

国内外のオーディションに
挑戦し続けていたんです。

そんな ある日。

深夜まで練習して帰宅すると
携帯電話がないことに気付きました。

(雨音)

雨の中 電話を探しながら
稽古場まで戻っていた その時…。

(車の走行音)

(衝突音)

暴走してきた車に
突き飛ばされてしまったんです。

6時間に及ぶ手術を受け 目が覚めた私。

もうろうとする意識の中で
重たく感じた左半身の感覚。

左足の膝から下が 切断されていました。

事故から…

私は ダンスの練習を再開しました。

義足をつければ
なんとか踊れると思っていたんです。

それもすごいな。

(指導者)じゃあ やろうか。
ワン ツー…。

ところが…。

ツー スリー フォー
ワン ツー スリー フォー。

義足に体重をかけると
全くバランスが取れませんでした。

それでも私は 華やかな舞台に立つ夢を
諦めきれませんでした。

義足でのバランスの取り方を
体に覚え込ませる日々。

練習を重ねるうちに
人並みに踊れるようになっていきました。

そして 事故から4年後に

オーディションに挑戦。
すごいな…。

審査では 全員に複雑な振り付けが
課せられました。

正直 ついていくので精いっぱい。

しばらくすると 義足との接合部分が
痛みだしたんです。

(審査員1)どうしたの?

大前君か。

(審査員2)同じ動きができないような
ダンサーは必要ない。 帰っていいよ。

他の人 続けて。

非情だね。

軽やかに踊るライバルたちと
這うことしかできない自分。

私は 絶望的な現実を
突きつけられたんです。

オーディションの会場でね
這うように出ていくところをですね

いくっていうのは
どんなお気持ちでした あれ?

まず普通の景色以下 崖の下から
みんなのことを眺めてました。

事故にあったあとに すぐに ああやって
また踊り始めようと思えるのが

僕は もう それだけでも
すごい根性やなって思いましたけどね。

よく続けてこれましたね それで。

正直あのオーディションのあと
やめたんですよ。

あ そりゃまあ…。

その方が楽になるかなと思って
やめたんです。

で 僕が今まで着てた
レッスン着とか シューズとかね

お金をためて買った衣装とかも
全部友達にあげてたんですけど

ちょっとずつ
むなしくなってくるんですよね。

諦めて もうやめたってなって やめて

でも また再度 やっぱやりたいって思った
きっかけとかはあったんですか?

夢とかでね うなされるんですよ 夜中。

で 僕の住んでた
市営住宅に住んでたんですけど

その横に ちっちゃな公園が
あったんですね。

そのちっちゃな公園にね 本当ちっちゃく
ライトがついてるんですね。

そこで ぽつんと こうやって座ってると

ちっちゃなステージに
見えてくるんですね。

誰も お客さんいませんよ。
でも そうすると

ちょっと ここで なんか踊ってみようかな
なんてふうにして思って

そこから あ 実は やっぱり僕は
踊りたいんじゃないかなって

少しずつ自分の気持ちに
気付いていったんです。

夜中の公園で
踊りから離れられないと悟った私。

その後は義足を改良し
左足が 擦り切れるまで踊って

皮を強くしたんです。

すごいな。

人並み以上の動きができるよう
自分の体をいじめ抜きました。

ううっ!

そして2年後。

自信を取り戻して
再びオーディションに臨んだんです。

(辻本)うい~っす。

お疲れさまです。

辻本です よろしく。

(一同)よろしくお願いします。

主催者は 同年代のダンサー…

♬~

あの「パプリカ」も振り付けした
世界的なダンサーです。

優れた身体能力と抜群のセンスで
絶対的な存在感を放っていました。

♬~

オーディションの結果は…。

全員合格。 みんなで この舞台を作ろう。

若手ダンサーの個性を育てたい
という理由で

希望者は 全員合格にするというんです。

私は ワクワクしながら
連日のリハーサルに通いました。

ところが…。

光市 お前は お前の役な。

え?

自分の役やってもらうから。

は…?

舞台本番で
生き生きと踊るダンサーたち。

一方で 私が辻本さんに課せられたのは…。

涙につまり ことばが出てきませんでした。

辻本さん どうして俺には
振り付けしてくれなかったんですか。

俺だって踊れるんだよ!
みんなと一緒に踊りてぇんだよ!

お前な よう考えてみ。

事故のことは お前の武器になる。

何だと てめぇ こら!

おい!

この時の私は
辻本さんのことばの真意も分からず

けんか別れしてしまったんです。

しかし2年後。

私の意識を大きく変える出来事が
起きました。

失礼します。

こんにちは 会えてうれしいわ。

舞踊団を率いる佐藤典子先生が

主役をやらないかと
声をかけてくれたんです。

片足で生まれたカナリヤが
主人公の作品よ。

あなたにしか表現できないと思うの。

はい 頑張ります。 やらせて下さい!

1か月後 私は自ら練り上げた振り付けを
佐藤先生に見せました。

♬~

ジャンプやターン アクロバティックな
技をふんだんに取り入れ

アピールしたんです。

♬~

しかし…。

何なの その踊りは!

え?

今のあなたの踊りからは 何も感じない!

あなたらしい踊りをしなさい。

…って言ったのが最初。

一から考え直した私の踊り。

♬~

ずっと避けてきた
事故の記憶と向き合い

惨めな気持ちを表現しました。

♬~

その舞台は 意外にも評判となり

再演が
決まったんです。

この作品のあと
私は 義足を逆手に取った踊り方を

追究するようになりました。

くそっ!

すると 私にしかできないダンスが
評判を呼び

オファーが次々と
舞い込むようになったんです。

♬~

そして 2017年。

来ましたね この大都会。

私は 「NHK紅白歌合戦」に
出演することになりました。

平井 堅さんの曲に合わせて
ソロで踊るという企画です。

♬~

タイトルは 「ノンフィクション」。

苦難に満ちた人生を諦めずに生きる
勇者の歌です。

振り付けの担当は
かつて けんか別れした あの辻本さん。

8年ぶりの再会です。

2週間のリハーサルで
彼から求められたことは ただ一つ。

私の中から にじみ出る
オリジナルの動きです。

8年前 辻本さんが私に放ったことば。

それは ダンサーとして もがく私への
エールだったんです。

そして本番当日。

(司会)さあ それでは まいりましょう。
生きることの難しさ

生きることの大切さを
平井 堅さんが歌います。

「ノンフィクション」。

♬~

♬~

(又吉)
めちゃくちゃ伝わってきましたね。

なんかもう 自分自身ですね。

さっき見せてもらった ダンスが

大前さん自身っていう感じが
すごいしましたね。

かつて辻本さんに対しては 相当いろんな
思いはあったんじゃないですか?

もう何言ってんだ こいつ
って感じでしたね。

でも8年ぶりに会って 共に
作り上げていったわけじゃないですか。

その時どうでした? どんな心境でした?

当時 自分の見せ方が
だんだん分かってきたというか

佐藤先生の影響もあったりとか

やっぱり だんだん自分を
受け入れられてきたんですね。

まあ 年数が やっぱ かかりました。

で そこで 彼にまたね
8年ぶりに再会して

「さあ 見せようか」って言われた時に
分かった…。

彼が何を言おうとしてたのか
その時に分かりました。

そうだよな。
で 実はですね 大前さん

紅白歌合戦に向けた練習の最中にですね
辻本さんから あるものを

プレゼントしてもらった
そうなんですけど。

もう粋だな~ あの人。
何でしょうか?

これです。 今着てる この服なんですけど
これ練習着なんですけど

合格の証しじゃないですけど

認めてもらえたような感じがしました
もらった時に。

嫌いな人に服 多分くれないと思うんで。
そうですよね。

辻本さんのすごいと思うところは

僕らもオーディション受けて
落ちたりしたこと何回もあるんですけど

全員おもろい 何かしら
絶対持ってるやろうってことは

まず肯定はしてるんですよね 実は。
そこが すごい僕 グッときましたね。

大前さん自身は 自分のダンスって
こう変わったなって

どういうふうに捉えてるんですか?

そうですね。 ありのままを見せられる
ようになったっていう感じですね。

なんか かっこつける… 技術として
そういうのは練習するけれども

最終的には もう
自分でいいんだよっていう感じですね。

弱い部分も魅力。

それ さらけ出してくれてっから
「刺さる!」と思って見てたもん あれ。

(大前)怖いものないですね。

かっこつけないと怖いもんないです。
ハハハハハ。

俺 怖いもん いっぱいあるから
かっこつけてんだなぁ。

僕ら基本かっこつけですもんね。
めちゃかっこつけだよな。

相方なんか その極みだもんな。
ニューヨーク行ってますからね。


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