ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 梶芽衣子×宮嶋泰子 70歳を超え、ますます英気盛んな梶…


『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 梶芽衣子×宮嶋泰子』の番組情報(EPGから引用)


2018/06/09(土) 
[字]ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 梶芽衣子×宮嶋泰子
70歳を超え、ますます英気盛んな梶。苦痛だったという長い俳優人生にはどんなことがあったのか?近年、歌手としての活動をするワケとは?そして「結婚」についても語った!
詳細情報
番組内容
今回のゲストは、70歳を超え、ますます英気あふれる俳優・梶芽衣子。梶が苦痛だったという長い俳優人生には何があったのか?その真実を知ることで梶の人生のモットー「媚びない、めげない、くじけない」の意味が見えてくる。眼光鋭く笑わない姿から、元祖クールビューティーと呼ばれた俳優・梶芽衣子の真実とは?その知られざる素顔に迫る。
番組内容2
梶が俳優の道に進んだのは17歳のとき。経験も興味もないまま俳優人生が始まった。人気を得たきっかけは、当時の映画界ではあり得ない自己プロデュース。“不良少女”になることで個性を際立たせ、大ヒット映画「野良猫ロック」シリーズが生まれた。その後、時代劇映画に足を踏み入れ、演技に苦悩していた梶を救ったのは、中村吉右衛門との出会いだったという。ほか、熱を入れている歌手活動や、叶わなかった結婚についても語る。
出演者
【ゲスト】梶芽衣子(俳優)
【インタビュアー】宮嶋泰子(テレビ朝日スポーツコメンテーター)
次回放送予定
次回6月16日は、落語家の三遊亭円楽に、編集者の舘野晴彦が迫る!お楽しみに。
番組概要
様々なジャンルで時代を切り開いてきたトップランナーたち。彼らはどのようにして“新たな時代の扉”を開いてきたのか?人間洞察のプロのインタビュアーによって、知られざる「裸の履歴書」が明かされる!!
番組ホームページ
<番組ホームページはこちら!>
www.bs-asahi.co.jp/interview/
制作
BS朝日、ViViA
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『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 梶芽衣子×宮嶋泰子』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数BEST10)

ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 梶芽衣子×宮嶋泰子
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  9. 仕事



『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 梶芽衣子×宮嶋泰子』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)


〈かつて 街も人も

鋭い個性を光らせていた時代が
あった〉

〈でも 移ろってゆく世の中で

その人の存在感は変わらない〉

どうも。

どうもはじめまして。
梶でございます。

テレビ朝日の宮嶋です。
今日はお世話になります。

(2人)よろしくお願い致します。

もう 私
すっごい楽しみにしてきたんです。

いや 私こそです。 スポーツのほうで
大ファンだったんです。

いやいや…。
毎回 拝見してて…。

もう
スポーツ大好き人間なんですよ。

うわっ 本当ですか?
本当なんですよ。

あの 笑わない梶さんが
ここにいらっしゃると思ったら…。

大好きで 大好きで…。
本当ですか。

ええ。 でも 今日は
スポーツの話じゃないんですよね。

でも いろいろと教えてください。

よろしくお願い致します。
お願いします。

♬~

〈この春 俳優 梶芽衣子の
自伝が出版された〉

〈帯の惹句には

「媚びない めげない 挫けない」〉

〈デビュー5年で 自ら
非行少女のイメージを作り上げ

若者たちの心をつかんだ〉

〈鋭いナイフのような まなざしで
見る者に挑みかかった〉

〈大ヒットした映画

〈主人公 松島ナミのすごみは

映画ファンの間で
今も語り継がれている〉

〈信奉者の1人
アメリカの映画監督

クエンティン・タランティーノは
その作品 『キル・ビル』で

梶が主演した『修羅雪姫』に
オマージュを捧げている〉

〈彼女の出演作は
驚くほど カラフルだ〉

〈あの『仁義なき戦い』があり

『曽根崎心中』があり

テレビドラマ『鬼平犯科帳』が
あった〉

〈元祖クールビューティーの
意外な素顔を

あなたは
どこまで ご存じだろうか?〉

♬~

♬~

♬~

まねしたいっていうの
わかりますよ。

こう 髪は ふ~っとなって

キッてなった あの目!


発想もそうだし…。
世界でも ないみたいですよ。

あっ そう…。

原作 見た時に

もしかしたら…。

っていう事で…。

…って
自分で思っちゃったんですよ。

♬~

日本の方が出て
やってるのも拝見してますよ。

ああ そう…。
うん。

私は。 芝居も歌も…。

これ もう どうせだから…。

じゃあ 目だけで!

目だけ~?
アハハッ。

♬~「揺れ動く心模様」

今まで 私が…。

キャリアだけはある…。

曲数はあるんだけど…。

すごい。 それがすごい。

ハハッ。

癖になりそうですか?
癖になった。

〈17歳で女優を志し
日活に入社する〉

〈無論
演技経験など 全くなかった〉

日活っていうと
もう 私の印象の中では

もう 本当に
『平凡』とか『明星』を飾る

若い きらきらした人たちが
たくさんいてっていう

青春映画! みたいな
そういう印象なんですけど。

…でしたか?
じゃないですね。

ええ!?
っていうのは 全然 わかんなくて。

つまり ゼロ状態で

ポーンって放り込まれた
感じなんですよね。

それで まあ ゼロでもない
マイナスですよね。

つまり…。

聞けないぐらい
ひどかったんですよ。

つまり 芝居という事とか

それから 俳優さんっていうのが
一体 何? みたいな感じで。

…みたいな事なんですよね。
はいはい…。

ですから なんていうんだろう。
よく出来たなと思うぐらいです。

でも 1年終わってみたら
7本の映画に出てるんですよ。

あら。 どういう映画に
出てらっしゃるんですか?

もう どういうって…
だから 青春映画もあれば

それから 例えば
高橋英樹さん『男の紋章』とか

シリーズでやってらしたり。

それから 小林旭先輩が

『渡り鳥』とか
やってるじゃないですか。

そうすると 例えば 旭さんの
昔の恋人役だったりすると

「うわ~ いい役かな」と思ったら

階段の所で
死んで殺されてる役とか。


アハハハハ。
それでも1本だから。

っていうのは 新人の

いわゆる あの時代って
まだ五社協定っていって

5社が きちっと
映画会社があったんですよ。

5社っていうのは
日活と東映と…。

大映と松竹 東宝。
はいはい。

この五社協定というのは

5年間 新人は もう ここ以外
どこも出られないよっていう

がんじがらめなんですよ。

だから 使わなきゃ損みたいな。

新人で入ってきても
出来ようが出来まいが

「はい なんでも
出しちまいましょう」みたいな。

はあ~。
で 嫌とかなんとか

もう なんにも言えないわけですよ
とりあえず。

「このセリフ 覚えなさい」
って言われて 覚えてきて

それで自分が 何やってるかも
よくわかんない状況で

とにかく どんどん どんどん
時間は たっていくわけですよ。

へえ~。 どうでした?

いや だから 私は…。

いつ辞めてもいいと
思ってましたね。

なんにも出来ないし
17歳っていう若さもあるんだけど

悔しいから 刃向かったりなんだり
してるんだけど

でも 内心 悔しいわけですよ
自分自身が。

そういうのが もう
毎日 家に帰って お風呂の中で

「ギャー 悔しい!」
ってなるわけですよ。

だけど 家の者に 例えば
そんな事は見せられないから

もう お風呂の中で潜って
グワーッてやってるわけですよ。

「うわー!」って?
そう。

うわっ。
だけど…。

…っていうふうに思って。

ここで
1人で飛び込んで やるのが

もう 私の… なんだろう?

意地でもあるし。

はあ~。
っていう事になって。

とにかく負けて勝つ
っていう事が

もう とにかく 先決
っていうふうに思って。

だから 私が こう
なんていうんでしょうね。


そこで もう
はっきりと覚悟しましたね。

〈日活時代

厳しくも温かい教えを受けた
先輩がいる〉

〈初めての主演作で共演した

今は亡き 山岡久乃〉

〈その ひと言ひと言が
新人には 心にしみた〉

主役の役も
やらされてるわけですよね。

例えば 太田博之さんって方が…。
あっ 太田博之さん!

あの かわいい…。
はい。 もう 今の

いわゆる ジャニーズさんみたいな
アイドルさんで 人気絶頂で。

日活で 彼の主役で映画を撮る
っていう事で

「はい これ ヒロインの役で」とか。

ええ!?

だから 死んでる役は
一番楽なわけですよ。

黙って死んでればいいんだから。
階段でね。

アハハハハ。
だけど

それは
セリフも覚えなきゃいけないし。

もう
頭 真っ白なんてもんじゃなくて。

で どうすればいいの?
みたいな。

その時の お母さんの役が

山岡久乃さんだったんですよ。
山岡さんって

すごく面倒見がいい方だって…。

怖いんです。
ええ!?

ものすごく ズケズケ言うし…。

例えば
どんな事おっしゃるんですか?

とにかく いや 私 こんなとこで
こんな事出来ないとかって

言っちゃうわけですよ。
素人だから。

「あんた バカか」って言われて。
「あんた 俳優で

今 カメラの前に立って
芝居しようっていうのにね

こんな事出来ないとか
何言ってんのよ」。

…って こういうふうに
言われちゃって。 「はい」とか。

その 怒ってくれた人って
なんていったらいいのかな。

いびりは すごくあるんだけど…。

あっ 怒ってくれてるけど

なんか 育てようとしてるな
みたいな?

っていうか 愛があると思ったの。
ああ~。

その怒り方に。
はい。

お家に?
「教えてください」って。 お家に。

で とにかく
私は もう 自分が情けないと。

わからない事がわからないから
聞く事が出来ない。

この自分が もっと情けない。

「教えてください!」って言って。


「私ね 弟子とか もう
そういうの勘弁して」って…。

当たり前ですよね。
「そういうのないから」って言うの。

自分でね こう 生きて こう…

演技するのも
皆さん 精いっぱいっていう。

そうです。 それでね…。

まず 来るわけですよ。

「そりゃ そうかもしれないな」。

っていう事は感性ですか?
って言ったら

感性だねって言うんですよ。

だから あんたが そこに気付いて
やれるまで ダメだよって。

だから この感性を…
感性を表現するって

どういう事なんですか?
っていう事ですよ。 つまり…。

感性よ 感性って言われて

その 山岡さんから教えられた
一番のものってなんですか?

ああ~。
だから 私は いまだに

台本を頂くじゃないですか。

で もう その何が大事って

台本には
いろんなヒントがあるんですね。

だから 例えば

どんな小さな役でも
自分が出てる限り

その台本に
いらない役はないんですよ。

だから たとえ セリフがなくて
ポッと出てても

そんな役 もう…
いっぱい ありましたんでね。

でも…。

…って教えてくれましたよ。

はあ~。
だから 何度も何度も読み返す。

どうしても この役で このセリフ
どう言えばいいの?

っていうのは 必ずありますよ。
う~ん。

脇役って。
うん。

この役 ダメよねっていうのが
必ずあって。

でも 言えないわけですから。
黙ってやらなきゃならない。

なるほどね~。

そういう時に 母さんが…。

…って言ったのは
すごく よくわかってて。

もう これはね
母さんに言われた…

いっぱい 引き出し
持っちゃってるんですけど

この引き出しっていう感じで
見て なるほどねって…。

はあ~。
思いましたね。

〈俳優としての覚悟を決めた梶は

自身のポジションを
自ら切り開く〉

〈お嬢様タイプの
若手なら

星の数ほど
いるけれど

不良が似合う
女優はいない〉

〈ならば
そこで勝負しよう〉

〈かくして 誕生したのが
『野良猫ロック』シリーズだった〉

やっぱり その映画に出る
俳優さんたちっていったら

まあ 特に女の人は

お愛想笑いみたいな
ニコニコと…。

もう 一切 それ なかったです。

一切なかったですね。

だから 若気の至りもいいところ
なんですよ。 はっきり言って。

若いから勇気もあるし

まだ 怖いものも 何も あんまり
大して感じてないんですよね。

スタッフが怖いとかあるけども。

私も なんか こう 入社の頃に
今 思い出しちゃったんですけど

結構 周りから見ると

なんだあいつ 生意気だなとかって
言われませんでした?

ずっと言われてました。
えっ?

ええ。 例えば アフレコルームで
アフレコしてて

それで 先輩に笑われて。

…とかって言っちゃうと
明日 もう 生意気。

そりゃ 生意気ですよ。

なんだ あいつって言われちゃう。

口だけは立っちゃって。
あららら…。

正直っていうか
その なんていうんでしょう。

もう そうじゃなくても
自分で 毎日 傷ついてるから

もう ちょっとの事でも
癇に障っちゃうわけですよ。

だから そう思ったら
パッと言っちゃうんで。

私のシリーズの中で
『野良猫ロック』っていう

非行少女のシリーズものが
あるんですよ。

生意気でしたでしょって。
どうしてですか? って。

その生意気さと それから…。

…っていうのが
すごく向いてると思った

って言って 使ってくれた。

もう 言えてるだろうなと
思いましたよ。

だから やっぱり もう… なんか
もう~ っていう こういう

イライラ イライラしながら
だったんだと思いますよね。

でも 本当 もう
お風呂の中で泣いてらしたって

おっしゃってたけど


同期の あの~ 渡さん?
はい。

なんか こう… そんな悩みとか
お話しされたりは…。

いや 悩みとかなんとか
っていうよりも

たまに会ったりすると

ちょっと来いとかって言われて。

お前 女なんだから
もうちょっと …らしくしろ!

「らしく」ってなんですか?

「いや 女らしくだよ!」とかって。
それは怒られましたよ。

ハハハハ…。
(スタッフの笑い)

本当。
ず~っと。

で それに対して
なんとおっしゃったんですか?

謝らなかった。
はあ。

私は嘘は言ってないし
悪い事もやってないし。

やってないし。
「正しい!」とかって。

アハハハ…。
まあ あきれてましたよ だから。

本当ですか。

〈浅間山荘事件で 世の中が
騒然としていた 1972年〉

〈人気を決定づける作品が
生まれる〉

〈梶自身が歌った劇中歌も
ヒットした〉

♬~

〈映画のタイトルは
『女囚さそり』〉

〈冤罪で収監された主人公
松島ナミが

獄中のさまざまな仕打ちに耐え

自分を陥れた男たちに
復讐してゆく物語〉

♬~

〈梶は セリフを徹底的に削り

冷たく燃える まなざしで

異色のキャラクターを
演じきった〉

あの『さそり』!
私たちが 高校 大学の頃

もう 本当 そうなんですけど

もう 梶さんといえば
『さそり』っていう感じですよね。

ねっ どうでした?
『さそり』の本 読んで。

あの… 断りました。
とても これは出来ません。

劇画だったんですよね? 最初。
そうです。

すごいんですから!
で 劇画 見ちゃったら

もう 恐れおののいて

いや とても これは出来ませんよ
みたいな。

でも ちょっと まあ いいから。
そうそう 無理に ほら…。

即決断しちゃいますから…。
そう言って。

そうは言うけど まあ ちょっと
読むだけ読んでくれよって。

それで 見た時に

シノプシスよりも 原作 見た時に

もしかしたら…。

…って
自分で思っちゃったんですよ。

あ~。
で それが可能ならば

すごく面白いかもしれないって
思って。

例えば 他の方のね セリフは
ちゃんとあるわけですから

それを削れって事は
私は言ってないわけで。

そんな失礼な事は
言ってないんですよ。

ただ 向こうが喧嘩を仕掛けて…
刑務所内の話ですから。

仕掛けてくる事に対して
無視してればいいわけですよね。

そのほうが不気味だし
怖いじゃない。

なるほど。

「このほうが怖くないですか?」
って言って。

でも その じゃあ…。

発想もそうだし…。
世界でも ないみたいですよ。

あっ そう…。

っていうのは ある新聞記者が…

いまだに DVD
売れてるわけですよね。 世界中に。

あっ そう…。
そうなんですよ。

それで ある新聞記者が
要するに

これの リメイクじゃないけど
いわゆる パクリ作品が

どのぐらいあるっていうの
調べた人がいるんですよ。

世界で 420本以上あるんですよ。

オーマイガッ! 本当ですか?
ハハハハ…。

いや これは 私も驚きましたよ。

でも まねしたいっていうの
わかりますよ。

こう 髪は ふ~っとなって

キッてなった あの目!

全然 まばたき
しないんじゃないのって

私なんか もう
ジーッと見ちゃった。

もうね この監督
殺してやろうかと思ったのはね

1分ぐらい…
1分ちょっと あったかな。

まばたきしないで

この私の目の中に
画を映してるわけですよ。

だから まばたきしたら
終わっちゃうんです。

うんうん…。
それの時は思いましたね。

どうやったら まばたきしないで

それを我慢出来るかっていうのを
私は 今だから言うけど


家に帰って
どんだけ練習してたか。

あれが 一番きつかったんじゃ
ないかなと思いますね。

あと でも あれって
結構 水責めじゃないけど…。

本当の水ですか? あれ。
いや もう…。

ちょっと…。
(スタッフの笑い)

思うぐらい 苦しい 苦しい。

肉体労働っていうのは
どういう事ですか?

いやいや だから 真冬の12月に

ホースで… 刑務所内で
繋がれてるわけですよね。

捕まっちゃって…。

…とかって
書いてあるわけです。

ト書きに。
「エビのように」?

書くのは簡単だけど…
みたいな。

それで ちょっと上から

何メートルか上から
ホース

あれで 真水を とにかく
ぶつけるわけですよ。 私の体に。

すごいプレッシャーですよ あれ。
ブワーッて。

すごい水圧ですから。

なるほど。 エビのようになるよね
これならって思って。

いや~…。
で それ 私 朝の9時開始から

それこそ 夕方5時まで
ず~っと掛けられてましたね。

うわ~…。

〈『女囚さそり』で

誰にも まねの出来ない個性を
確立した梶は

かねてから その作風に

強く惹かれていた監督と
意気投合する〉

〈後に 『仁義なき戦い』を送り出す
深作欣二〉

〈梶は シリーズの中で

とりわけ 印象に残る役を
演じる事になった〉

そうやって 『さそり』が
結構 ヒットしていって

まあ アウトロー路線というか。

で 深作さんの作品とかに
なっていくわけですか?

あのね 『さそり』とか『銀蝶』で

ずっと 東京の東映の撮影所
行ってたんですよね。

そうすると 時々 廊下で

深作監督に
会ったりしてたんですよ。

「監督 見ましたよ 『人斬り与太』。
いいですよね」

っていう話を
するじゃないですか。

「そうか?
あれは 会社で評判悪いんだよ」

みたいな話になったりして。

「いや でも
お客の私が言ってますから!」。

「最高です!」みたいな。

生意気よね ここもね やっぱり。
ハハハハ…。

確かに。
で そんな事言ってて

いずれ やろうなって事は

ずっと おっしゃって
頂いてたんですよ。

それで
『仁義』の時に お声かけて頂いた。

でも あの『仁義なき戦い』って
やっぱり 特に 深作さんって

ものすごく 撮影の仕方とか
現場の雰囲気の作り方が

ちょっと
他の方とは違うっていう…。

あのね…。

つまり
スタッフも俳優も

なんだかね
のっちゃうんですね。

異様な熱気みたいな…。
きついんですよ。

きついんだけど 要求は。

だって 手持ちだから。
あっ カメラがね。

カメラが。
あの『仁義なき』って 手持ちで

いわゆる リアルアクションを
どうのこうの

リアルな画面って こんなに
なっちゃったりするっていう。

あれは 手持ちだから
出来るんですよ。

例えば 今日は こういう

バーのシーンやるよ
とかって言うと

最初に 全部
段取りを言うわけですよ。 監督は。

こういって こういって
このセリフの時は

こうで こうなって こうなって
って段取りするじゃないですか。

そうすると 私たちは
どうしてるかっていうと

あっ 菅原さんが言った

あのあと
私が来るんだとかって思うと

それを見てなきゃ
いけないんですよ。 カメラも。

ああ~。
というのは

私が入らなきゃならない時を
ずっと見てなきゃいけないから

はい もうじき来るよって
パッと来る時には もう


芝居してなきゃ
いけないわけでしょ。

そこの時に
ピタッと私が入らないと

もう すごいんですよ
怒っちゃって。

あら。
かんしゃくで。

「バカ野郎~!」
ってなるわけですよ。

あの時代って…。

だって フィルムだから
高いんですよね。

「ワンカット
お前 NG出したために

これは金なんだ!」
って言われるんですよ。

あ~…。
「金を捨てるんだ!」って言われ…。

そんな事言われたって…。

だから みんな 真剣勝負なのよ。

そうか…。

また初めっから やり直さなきゃ
いけなくなっちゃうわけですね

そうすると。
そう。

いや 大変だわ それは。
大変ですよ。

だから 1日 あと
もうワンカットって終わる時に

ものすごい 胃に激痛が走って。

ちょっと これは まずいな…。
顔 真っ白だったらしいんですよ。

それで あぶら汗 ダラダラ出し
そのうち 気を失って

全然覚えてないんですよ。
あら!

担ぎ込まれちゃって。
どうしたんですか? それ。

胃痙攣。
うわ~ じゃあ ストレス性の…。

いや もう ストレス性です。
はあ…。

監督のせい。 アハハハ。
深作欣二のせい。

それで 私… 治って回復して
行って会った時に

「あのな 梶くんな」…。

「早く言ってください」
って言いましたよ 私。

でも それぐらい
みんなに 真剣な場を

こう 求めるわけですね。
そうそう。

〈アウトローを演じて

独自のポジションを築いた
梶芽衣子は

しかし 貪欲だった〉

〈1978年公開の『曽根崎心中』で

新たな個性を発揮する〉

〈原作は 女郎 お初と
醤油商の手代 徳兵衛の

道ならぬ恋を描いた
近松門左衛門の浄瑠璃〉

〈梶本人の強い望みで

名匠 増村保造がメガホンを取り

相手役には
宇崎竜童が指名された〉

〈作品は
数々の映画賞を総なめにし

モントリオール世界映画祭でも
審査員特別賞に輝く〉

何が驚くって 今 こうやって
お話ししててもそうなんですけど

声のボリュームとか
それから 歯切れのよさとか

もう 舞台の女優さんだって
これだけね

腹の底からパワーでしゃべる
っていう方 いらっしゃらない

って思うくらい…。
そうですか。

で 『曽根崎心中』も すごいですよ。

なんか こう 魂から語ってる
って感じがあって…。

あの方言が。

ああ 大阪ですもんね。
大阪です 近松の。

大阪の舞台で しかも
郭言葉っていうのがあるんですよ。

それで 演出が
増村監督じゃないですか。

増村保造さん?
増村保造監督っていう人は

ものすごく
観念的な演出なんですよ。

そう。 東大出身監督ですもんね。
そう!

それで 妥協 一切ないんですよ。
はい。

もう とにかく 出来なきゃ
出来るまで待つんですね。

出来るまで待つ?

そう。 予算があろうが
時間がなかろうが

そんな事は知ったこっちゃなくて

自分が現場に行って
監督っていうふうになった時は

もう 一切の妥協ないんですよ。

もう とにかく…。

希望っていうか
夢だったっていうか…。

梶さんから
やりたいと おっしゃった?

というのは 日活時代から

邦画から洋画から
いろんなの見て

まあ でも やっぱり
邦画を熱心に見ましたよね。

私が思ったのは
大映が一番好きだったんですね。

で その中で 見てる中で

私が見てて
一番すごいと思ったのは

若尾さんなんですね。
ああ 若尾文子さん はい。

それで…。

で 「この監督って
なんだろう?」と思って…。

そういう事が どういう闘いで
こういうふうに出来て

このように
すごいんでしょうと…。

でも 中に1本
若尾さんがあるわけですよ。

なるほど。

これって…
「何? これって」っていうのが

ずっと
自分の中であったわけですよ。

もし 縁があったら…。

…っていうのは
ずっと あったんですよ。

じゃあ なんか
長年の自分の思いが叶って…。

叶って! でも 私 その時ね…。

…って思いましたね。

「えっ 叶っちゃうの?」みたいな。

ねえ。
思いましたよ。

でも その賞をお取りになって

『曽根崎心中』という作品を終えて
これは ものすごく

人生の中で 大きなポイントに
なったんじゃないですか?

それで え~とね…

なんの映画の賞だったか
わかりませんけど

野村監督…
野村芳太郎さん 松竹の。

…が いらしてたんですよ。

それで なんか パーティーで
お話しする機会があって

で お話ししてて

「松本清張さんと僕
映画を作る制作会社を作って

これからやるんだよ」ってお話を
ちょっと伺ったんですね。

私 なんでもいいです。

やれるお役があったら…。

こういう賞を頂いたりすると

こういう事しかやらない
ってなると困るので…。

そうか そうか。 賞を取っちゃった
主役の女優さんっていうと

もう そのイメージが
付いちゃうのでって事ね。

…は自分でしないと!

で その作品が『わるいやつら』
っていう作品でした。

なんか こう 伺ってると

やっぱり 要所要所で ご自分で
相当 アプローチをしたりとか

「これは やらない」とか
「いいです」とか

なんか
すごく 決断をされてますよね?

だから 自分がこうだと思った時に
パッと決断すると

もう 諦めもつくじゃないですか。

その決断が失敗でも

あっ しょうがないわ…。
なるほど。

あの時 決断しちゃったの
自分だから 自分で

責任とらなきゃ しょうがないわ
って事になるんだけど…。

迷ってて 迷っててって事になると
ちょっとね…。

うん そうですね。
うん。

〈高い評価を獲得した
『曽根崎心中』〉

〈だが 梶は 自分の演技に
満足していなかったそうだ〉

〈自問自答に
解決の糸口をくれたのが

中村吉右衛門だった〉

〈『鬼平犯科帳』での共演が
縁になった〉

それで 私 増村先生とやって

『曽根崎』やって 見終わった時に

自分の中では…。

でも 「これから 監督
どうしたらいいでしょうか?」

って言ったら 監督が

「うん。 歌舞伎だな」
って おっしゃったんですよ。

で 歌舞伎を勉強された?

とことん見ましたね。
へえ~。

で あの当時って テレビで
絶対見られるものもあったし

それから そういうものって
いっぱいあるじゃないですか。

ビデオもあれば 何もある…。

で それを見て
何って言われた訳が

とっても よくわかりましたよね。

でも それを
外にいらっしゃる梶さんが見て

それから
何を吸収されるわけですか?

やっぱり 感性じゃないですかね。

私は いわゆる 歌舞伎は

素人判断で まあ
歌舞伎だなって言われて

なんで歌舞伎なのかな?
と思って 見始めて…。

やっぱり どうしても形で入るとか
あるじゃないですか? 決まりが。

ありますね。 こうやってね。

こういう決まり… かな?
っていう事ありましたけど。

私は やっぱり 吉右衛門さんの
歌舞伎 拝見してて

何を思うって
絶対感性だと思いますね。

っていうのは
女方になる時があるんですよ。

吉右衛門さんが
立役やってて 女方になる。

その女方をやる時に
女方の格好をして

こう せりから
上がってきたんですよ。 ねっ?

女方の独特の発声って
あるじゃないですか?

はい。
やらないんですよ。

立役と同じ声でやるんですよ。

あら~。

でも 違和感がないんですよ。

これは すごいと思いましたね。

やっぱり 女方の扮装になったら
女方の声…。

ほ~って なんか
こっから出すような。

…って思うのが
普通じゃないですか。

それは もう感動しましたね。

は~。 でも 面白い。

なんか 梶さんの人生って
次に必要なところに

次に 本当
それが ポンッと来るんですね。

う~ん だから…。

そうですよ。

仕事にね。
うん。

で 平蔵さん…
あっ 平蔵さんじゃない。

吉右衛門さんは…。
ハハハハ…。

お聞きすれば
なんでも教えてくださるけど

こうしなさいって事は
絶対おっしゃりませんよ。

へえ~。 それが 歌舞伎の
流儀かもしれませんね なんか。

そうですかね。

そうか そうか。 『鬼平犯科帳』って
あれ 何年続いたんですか?

28年。
うわ~。

それまた すごいですね。

でも 28年続くとは
思わなかったので…。

そりゃ 始める時は
誰も そんな事思わないけど…。

あの おまささん…。
でも 28年 年取らないですからね。

いやいや いやいや…
もう 年取りましたよ。

いやいやいや…。
もう本当に。

もう 何よりも 吉右衛門さんと
あれだけ長く やらせて頂いて

勉強にならないって事は
ないですから。

〈2003年 映画ファンの間で

梶芽衣子は 突如 時の人となる〉

〈映画監督 クエンティン・タランティーノの
新作 『キル・ビル』で

彼女の歌が
挿入歌に使われたのだ〉

〈梶の熱烈なファンだった
タランティーノは

作品の中に歌だけでなく

『修羅雪姫』へのオマージュも
数多く散りばめている〉

♬~

〈梶にとっては
思いがけない出来事だった〉

タランティーノさんについては

梶さんご自身は
それほど ご存じじゃなかった?

全然知らなかったんですよ。

映画も見た事ないし。

全然知らなかったんですよ
本当に。

それで お会いして…
お会いしたら とにかく…。

なんで そんなに見てんの? って

どうして知ったの?
って言ったら

学生の時に 貧乏で 苦学生で

アルバイトしなきゃ
生きていけない。

だけど 映画に関しては
絶対 諦めてない。

じゃあ そういうのが どっかで
どうにかなるっていったら

やっぱり CDもDVDも…。

ビデオのレンタルショップ
みたいな。

タダで見られる。
アルバイトやってるから。

それで 見て。

その中で 私が
とても気に入ったらしいんですよ。

作品的にも。
あ~。

あの~… 『修羅雪姫』って

こうやって やるじゃないですか?
こうやって…。

かっこいいし! 着物 着て。
むちゃむちゃ かっこいい。

いや これは惚れるよなって
本当 思いました。

そうですかね?

でも あれで 外国から
オファーとか来なかったですか?

いっぱい来ました。

でしょ?
うん 今も来てるけど…。

えっ!? 今も来てるって…。
いや 私は…

もう 自分の… なんていうの…。

本当に 信念があるのは…。

私は。 芝居も歌も…。

いや でも
日本の言語以外っていうか…。

でも これ もう どうせだから
挑戦してみてください。

いや やらない。
本当ですか?

絶対 出来ないと思います。

じゃあ 目だけで。

目だけ~?
アハハッ。

やっぱりね この文化って

日本は 日本の文化

アメリカは アメリカの文化って
絶対あって。

映画を通じて 音を通じて
友情を育んだりと。

これは出来ると思います。
世界的に。

だけど じゃあ
自分が その世界に入って

それやるかっていったら
やらない 私は。

でも なんか
いい日本人の役とか なんか 私…。

あのね
それは どうしてかって言うと

例えば じゃあ 日本の方が出て
やってるのも拝見してますよ。

いいと思ったものないですね。

ああ そう…。
うん。

やっぱり無理だと思う。
ああ そっか…。

で やっぱり 海外の方が
時代劇も挑戦なさってるけど

やっぱり無理ですよ。

ああ なるほどね。
うん。

まあ じゃあ 日米合作の なんか
いい作品があったら ぜひ!

ないと思います。
ああ~…。

(2人)ハハハハ…。

♬~

〈最近の梶は
歌手活動にも情熱を傾けている〉

〈古希を過ぎ
歌声は ひときわ渋く 艶めいた〉

♬~

〈この3月には 43年ぶりに
フルアルバム『追憶』をリリース〉

〈プロデュースしたのは

はるか昔
彼女の歌を手がけていた

鈴木正勝の息子 慎一郎〉

♬~

〈『怨み節』をはじめ
歌手としてのキャリアも長い梶は

今 新たなジャンルに
心惹かれている〉

♬~

でも 私 そういうね
テレビもやり 映画もやり

かつ 映画の中に挿入する挿入歌?
歌も歌われて…。

歌のレッスンって
されたんですか?

した事ないですよ。
でも すごい 『怨み節』…。

花よと… なんだっけ?
ここにある。

「花よ綺麗と
おだてられ

咲いてみせれば
すぐ散らされる」

これ みんな
歌ってましたよね。

名曲だと思います。
ねえ~。

これ
監督の伊藤俊也さん

作詞ですから。
あっ そう。

菊池俊輔さんって
『さそり』の音楽担当なさった方が

お作りになったんです。
これ 本当 いい曲ですよね。

でも そのあとも 結構 歌 ずっと
歌ってらっしゃるじゃない?

で だって 最近も なんか

ライブコンサートを
おやりになったって。

どうでした?

すっごく楽しかった。
いや~。 アハハハ…。

いや 私はね…。

私 ある時期
歌を一切やめたんですね。

っていうのは もう
歌の詞を覚えて

セリフを覚えてっていうので

なんか こう
ストレスがたまっちゃって

おかしくなっちゃって。
うんうん。

ああ もう… 何をやめるって

じゃあ 歌をやめて 原点に戻り
役者だけに専念しましょう

っていう事で
やめてたもんですから。

そのやめる時に

私の音楽担当だった方が
いらっしゃるんですよ。

その方が 結婚なさってて

連れてきた赤ちゃんがいて

その人が 43年たって作ったのが

このアルバムなんです。
へえ~。

で しかも 今まで 私が

100曲以上は
やってるわけですよね。

キャリアだけはある…。

曲数はあるんだけど
全然違うジャンルなんですよ。

ロックだし。
すごい。 それがすごい。

あんたね
私ね いくつだか知ってんの?

っていう事ですよね。

いや~ でも いいじゃないですか。

で やってみたら 楽しい。

ハハッ。

癖になりそうですか?
癖になった。

〈梶芽衣子が

己の半生を振り返った自伝
『真実』には

これまで
あまり語られる事のなかった

私生活も つづられている〉

〈『女囚さそり』の1作目が
終わったら

仕事を辞めて
結婚するつもりだった〉

〈だが 1作目の爆発的なヒットで
状況は一変する〉

〈結局 別れる事になってしまった
相手は

こう言ったそうだ〉

〈「誰とも結婚するな」〉

〈「死ぬまで
仕事を辞めるな」〉

〈その約束を 梶は
かたくなに守り続けてきた〉

あの… こういう聞き方をして

いいのかどうか
わかりませんけど…。

はい なんでも聞いてください。
本当に 俳優というものにね

ずっと人生を捧げて
ここまで来たっていう印象が

今 伺ってると 思うんですよ。

途中で やっぱり 結婚したり
出産したり…。

失敗したりね。
えっ? 失敗?

うん 結婚の失敗ね。
ありますから。

そういう事に対して

結婚しとけばよかったなとか
子供がいたらなとかって事は?

あっ
その 後悔だけはあるんですよ。

やっぱり…。

あっ そうですか?
ええ。 これだけは残念です。

ものすごく残念。
子供が出来なかった もっと残念。

若い頃は想像して…。

テニスやらせる。

これだけは逆らえないわよ!
勝手に思ってたりしたんで。

そこは すごく後悔がある。

だけど もう しょうがない
これは。

ただね 私 思うに 今 すごく
自分が幸せだなと思うのは

でも
仕事は続けていられますよね 今。

どっちかというと
54年目になりますけど。

そうですか?
そうです。

先ほどから 言ってるように…。

でも 今は楽しくなったんですよ。

すごい。

それで 『鬼平』の28年間を
ずっとやらせて頂いて

あっ 芝居って
こんなに面白いんだ

って事を感じましたし…。

それは なぜかって言うと

私のために書かれてる本なんて
28年間で めったにないわけです。

それこそ 2~3本しか。
それ 当たり前なんですよね。

おまささん ちょこちょこって
出てくるだけですよね。

そうなんです! それで
意地悪な… 例えば 人なんかに

どうして あんな
つけて 報告するだけの役なのに

何が面白くてやってんの?

って意地悪く 言ってくる人も
いるわけですよね。

でも そうじゃないでしょ
っていうのが ずっとあって。

例えばですよ 本所まで行くのに
目黒から つけて 終わって

目黒から本所って 歩いていくって
大変じゃないですか。

その距離感とか考えると

報告の仕方も変わるよねとかね

息切れしてるよ 多分ね
とかっていう事

考える事が面白いわけですよ。
芝居って。

たとえ セリフがなくて
一行しか出てないおまさでも

それを…。

「はい 手 抜いてるね」
っていうのが見えるんですよね。

せっかく やらせて頂いてる
仕事なんだから

楽しくなきゃ
仕事じゃないでしょ?

っていうふうに
もっていかないと

やれないじゃないですか。
いや~ でも よかった。

なんか 梶さんから
仕事が楽しくなってきたっていう

それから 歌が
ものすごく面白いっていう…。

もう
あと これ見てください これ。

「媚びない めげない 挫けない」
これ いいな~と思って。

でも その先に
楽しさがあったんですよね?

そうですね。
すばらしい。

楽しさがあったんで
今は とにかく嬉しいんですよ。

だから 人生の中で 今 何が
一番嬉しいですかっていったら

自分が好きな仕事に
携わっていられるって事が

この上なく幸せですよね。

普段 バーッと
こう 表に発散されると

これまた すごいエネルギーで

だから あれだけ
外のエネルギーがあるから

ああいう 内にグーッと秘めた
芝居が出来るんだなって。

やっぱ あのね
秘めた演技をするっていうのは

ものすごい
エネルギーがいる事なんだな

っていうのを改めて知り

その裏には 異様なほどの
研鑽と研究があったんだな

っていうのを
これまた驚きましたよね。

〈俳優 梶芽衣子が
今 大切にしている言葉〉

(スタッフ)なんて書いたんですか?
「信念」。

これで 私は
生きてきてる感じがするんですね。

それで 今 私の中で
どうしても叶えたい事があって

その う~ん 叶えが

ちょっと叶うかな

っていうところに
来てるんです 今ね。

信念だけは貫いていったまま
死にたいと思ってるんです。

これ 平成の
もう最後なんですよね。 多分 私。

来年の春に
「平成」 終わるじゃないですか。

だから あえて書かせて頂いた。

「平成三十年 戊戌年」
という事でございます。

〈決してぶれない
生き方は

まさしく
ロックの精神に通じる〉


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