世界の哲学者に人生相談 第12回「老いていく自分がいやになる」 高田純次や萬田久子も納得、人生後半を語ります。
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『世界の哲学者に人生相談 第12回「老いていく自分がいやになる」』の番組情報(EPGから引用)
2018/07/12(木)
世界の哲学者に人生相談 第12回「老いていく自分がいやになる」[字]
40代女性「老い」の悩み。精神科医でもあるユングが登場。患者と向き合った経験から得た年を重ねる心構えを説きます。高田純次や萬田久子も納得、人生後半を語ります。
詳細情報
番組内容
カンニング竹山さんは「日ごろからイライラしてしまう」という悩みを告白。三木清のお考えを参考に、高田純次と即興「イライラ解消コント」を披露します。益若つばさも息子と心がけているイライラしない心がまえや、老いに対しての率直な思いを語ります。哲学を楽しく体験できる思考実験は「友情」がテーマ。アリストテレスの友情論などが紹介されます。忙しい日常、ふと立ち止まって哲学でじっくり考えてみませんか?
出演者
【司会】高田純次,【ゲスト】カンニング竹山,益若つばさ,萬田久子,【コメンテーター】山口大学准教授…小川仁志,【語り】守本奈実,【朗読】谷昌樹![]()
『世界の哲学者に人生相談 第12回「老いていく自分がいやになる」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数BEST10)

- ユング
- 自分
- 事
- 方
- 友情
- 竹山
- 言う
- 時
- 本当
- 思うん
『世界の哲学者に人生相談 第12回「老いていく自分がいやになる」』の解析用ソース(番組内容ネタバレ注意!)
フランスの哲学者
デカルトにならい
私 高田は こう言う。
ここに集いし…
彼らの思想や名言を要約した
お考えで
あらゆるお悩みを解決します。
世にも ぜいたくな人生相談室
今宵も オープン!
という訳で
私が この人生相談室の室長
カチョカバロです。
よろしくお願い致します。
誰なんですか!
舌が もつれちゃって…。
竹山さん どうですか? 哲学は。
いや 難しいですよね やっぱり。
答えがないものだから。
哲学って言われると
ちょっと また構えちゃうから。
萬田さん どうでしょう? 哲学。
哲学とは…。
哲学の道 デートコース
だったんですけどね 京都では。
ありますよね。
ねねじゃない。 誰でしたっけ?
西田幾多郎がね あそこを歩いて
それで 哲学の道と
呼ばれるようになったんですね。
つばさちゃんは
もう4回目という事で
哲学的なあれ 慣れてきました?
いや~。 でも 終わったあととかに
スタッフさんとかが
「いや~ 先ほどのは
よかったですよ」とかって言って。
大体 みんなに言うんですよ。
言って下さるじゃないですか。
ただ 自分たち的に 何が正解か
正直 分からないから。
嫌ですね。 嫌なMCですね。
早速ね いきたいと思いますんでね
では 本日のお悩み プリーズ!
本日のお悩みは…
44歳の女性からです。
という事でね 44歳の方が
この71の俺に聞くかって感じもね
しないでも ないんですけどもね。
まあ 老いが怖いというね。
もう 皆さん 老いるでしょうから。
だって 竹山さん
まだ若いでしょう?
47ですけども。 まあ 僕もね
怖いのは 怖いですけども。
ただ 老いるのが怖いのは もう
大昔から みんな そうですからね。
結局 何が怖いかっていったら
突き詰める先には
死が怖いになる訳ですから。
つばさちゃんは まあ 若いから
もう老いなんて聞いた途端
さっきプッて噴いてましたもんね。
噴いてない…。
なんて事!
噴いてなかった? そう。
どうですか? どうですか?
いや 私は まだ そこまで…。
老いっていうワードは
考えてはないにしろ
でも やっぱり 20代の時よりも
アンチエイジングって言葉が
ちょっと気になりだしたりとか。
また 美女の代名詞の萬田さん
という事で。
う~ん…。 ただ 分かる。
44歳の方の あれでしょう。
その辺ってね 怖いんだと思う。
もう ここまで来るとね
老いるとか あんまりそんなもう…
もう度外視ですよね。
俺なんかはもう ほら
どう老いるも 老いないもさ…。
そうなのよ。
怖くないんですか? 高田さんは。
怖いって そういうふうに
考えていけば 怖いからね。
できる事なら
30代 40代に戻りたい。
今の この生活が もうあと20年か
30年で なくなるんだなと思って。
そんなに生きるのかっていう目
してるけど。
さあ 哲学者で
この悩みに答えてくれる人は?
どなた? あっ どなた…。
え~っと ユングさん。
ユングですね。
哲学者と言うよりかは
思想家と言った方が
いいと思うんですけれども
精神科医とか
心理学者としても有名で
自ら 魂の医者というふうに
自称して。
いいキャッチフレーズが
ありますね。
心を病む人たちの治療に
取り組みながら
精神医学界に 革新的な理論を
提唱したという人なんですね。
ユングちゃんのVTR プリーズ!
精神科医としても 超一流だった…
多くの患者と向き合う中で
年齢が 人の心に
大きな影響を
及ぼす事に気付きました。
教会の世話役をしていた…
ある日 突然 妻に こう言います。
その日を境に 真面目だった男性は
ガラリと変わりました。
酒やギャンブルなどの歓楽に
人生を費やすようになり
財産の大部分を
使い果たしてしまったのです。
ユングは
このように 突然 豹変する人が
40歳前後に
多い事に
気付きました。
年齢によって
心が どう変化するのかを
解き明かそうとしたユング。
午前は 少年から青年
そして 成熟した大人になる期間。
体が成長し 仲間や財産も増え
社会的な地位も向上していきます。
午後は 中年から老人。
社会的なピークを過ぎ
気力や体力も
下り坂になっていく時期です。
ちなみに テレビをご覧の皆さんは
今 どの辺りですか?
13時40分とか。
そして
ユングが大切だと考えたのが
午前と午後の境目 正午。
年齢で言うと 40歳前後。
正午から午後
老いへと向かう この時期を
危機の時期と捉えたのです。
では なぜ危機に陥るのか。
お考え プリーズ。
どうでしょうか?
まず 前半部分 どうですかね?
「午前の法則を
人生の午後に引きずり込む人は」。
それ どういう意味でしょうか?
午前の法則って 何ですか?
40歳ぐらいまでの自分の考えとか
動きとか
好きなものとか
そういう事なんですかね。
40歳ぐらいまでの人生観。
ああ 生き方。
だから 40歳過ぎた ちょうど
正午過ぎた辺りからの後半戦は
その考えのままで行くと…。
まず ダメと。
何か困る事もあるんじゃない?
往生しまっせって事じゃ
ないですか? そうですね。
ユングが言ってるのは
まさに そういう事で
人生の午前の生き方
つまり 前半の生き方ですよね。
若い頃の生き方を
そのまま ピークを過ぎてるのに
無理やり
人生の後半にも適用すると
ちょっと 無理が
生じてくるんじゃないかと。
人にも きつめに ワ~ ワ~
言ってたような事とか
例えば 後輩とか
その辺にも きつく
ワ~ッて言ってたような事を
果たして 本当に このやり方で
よかったのだろうかとか
自分に対しても
そうかもしんないですよね。
何か困った事ないですか? 皆さん
若い時のままでやっちゃって。
病気が長引く すごい。
あのね 今までね
同じ風邪薬と栄養剤 決めてた。
もう一発 一晩で治ったんだけど
同じパターンをね 5日ぐらい
続けないとね。 病気は長引くね。
だから 肌なんかも 押しても
なかなか元に戻んなくなるもんね。
そう。 だから 私 大体
朝 プール泳ぐんですが…
ただ やっぱり ゴーグルの痕が
残るようになって
朝 泳げなくなったっていうのは
あります。 これは感じますね。
仕事に響くから。
昔だったら 大丈夫だったのに。
すぐに消えたのに
もう今は もう一生…
一生じゃないわ
ずっと 付いてますもんね。
それが まさに 心にも同じ事が
あるんじゃないかという事ですね。
体だと これってね
分かりやすいから
注意するんですけど。
心は みんな 分かってないんじゃ
ないかっていう事をね
ユングは言ってるんですよね。
それは そうかもですね。
あっ ユングさん…。 まだある?
まだあるって ユングさん。
では ユングちゃん
お考え プリーズ!
また ちょっと訳が
分かんなくなりましたけどもね。
「値踏みの仕直し」っていうのは
値段を付け直す
価値を付け直すって事ですね。
10代 20代の頃って 結構
無知でも通ったといいますか
結構 かわいいで
済まされるものとかが
今 30を越えてきた時に
それじゃ済まされないから
そういった時に
やっぱり 内面だったりとかを
もっと充実させた女性の方が
もっと すてきな女性に
なれるんじゃないのかな…。
いや ユング まさにね
その事を言ってましてね
ユングの言う
その午前の目的っていうのは
仕事をして 社会的地位を得て
あるいは 子育てをして
っていうような事なんですね。
それに対して 午後の目的は
自分自身の内面を見つめる事だ
っていうんですね。
萬田さん 値踏みの仕直しって。
値踏みの仕直し。
彼女 早いなと思うよね。 私も
そうね 30代 40代 がむしゃら。
値踏みの仕直しされた事は
あるんですよね。
仕直しっていうか 結局 美貌…
美貌で売っていたとかっていう。
それ言うとね ミス・ユニバースになって。
当然 美貌で売ってたじゃん。
売ってる訳じゃないけど
そういう事があり
そうすると 皆さんから
そういう目で見られる訳じゃない。
それに 何か乗っかっちゃってた
自分も あったんじゃないですか。
それが効かなくなったというのは
気付く時がありますよね 鏡見て。
どんどん若い 美しいきれいな人が
出てくる訳じゃないですか。
そしたら 別に その人と
戦う訳じゃないですけど
そういう人は それでもう
すごく すてきだと思い
年相応の美しさとかは
頑張ろうっていうか…。
ファッション的には どうですか?
若い時のファッションと
ずっと そのまま踏襲してる感じ?
それとも やっぱ…。
やっぱり 似合わなくなって
ますよね 若い子のものは。
そうなの?
うん。 若作りっていうより
あっ すてきだなと思われたい
という気持ちはありますよね。
それが だから
うまくできてる人っていうのは
多分 人生ね すんなりと人生の
午後に移行できると思うんですよ。
値踏みの仕直しが なかなか
できない人が苦しんでるっていう。
さて そのお悩みの その人は
このユングの考え
これ どう生かせばね
いいんでしょうか これ?
その年の色気もあるし
その年の きれいさとか
そういう事も
特に女性は あるじゃないですか。
だから やっと自分も
そこになれたという考えで
生きる方がいいんじゃないですか。
本当 自分だけが
年 取るんじゃないですしね。
一緒に 何か楽しんで…。
楽しんで老いるっていうのも
おかしいですけど
みんなで
一緒に楽しみましょうですよね。
そりゃ シワとかシミとか
しょうがないですよ。
いろいろ努力しても。
そりゃ赤ちゃんの肌にはならない。
でも よく頑張ったなと 自分に。
写真見たって 全然違いますもんね
昔と そりゃあ。
だけど 「よく頑張ってるね
久子ちゃん」とかって言いながら
一人で しゃべってね。
私からすると
萬田さんだったりとか
かっこよくて きれいな女性が
年上にいらっしゃると
何かね 希望が持てるんですよね。
ああ 目標みたいな事かな。
あっ こんなふうに
生きていいんだなとか思うと
年齢を重ねる事が すごく楽しく
なってくるなって思うのと
あと そういう方たちって
何だろう
自分たちの事を 老いって
表現してないイメージです。
こういう言葉を頂くと うれしいし
頑張ろうって思いますし…。
もう本当に やっぱり
その「老い」っていう言葉って
この言葉は なくしてもいいかもね
もう別にね。
昔 歌だったかね
若さっていう字が
苦しい字に似てるけどって歌が
あったけど
老いという字は
何に似てますかね?
ほかに何か
変えるのはないですか?
海老ですね。
海老だ。
海老る。 海老るって言えば…。
海老ぞる。
究極の選択で
物事の本質に
迫る…
今回のテーマは…
私が人生で一番大事だと思うもの。
それは 友情です。
あっ 中学時代の!
夢を語り 何をするにも…
サルトルは 純吉にとって
大の親友でした。
久しぶりに顔を合わせた2人。
昔話に 大いに花が咲きます。
えっ もしかして これが目的?
さあ あなたなら…
どちらを選びますか?
これまた
難しいんですけれども
どっちか選んで頂かないと
いけないんですよね。
友情を大事にして
お金を貸すか
それとも きっぱりと断るか
っていう事ですね。
選んで頂きましたでしょうか?
じゃあ お聞きします。
まず 友情を大事にしてお金を貸す
という方 手を挙げて下さい。
はい 1名。
では きっぱりと断るという方
手を挙げて下さい。
どっちか選ばないと
いけないですよ。 お願いします。
これ かなり悩まれましたが
3名という事で。
竹山さん どっちでしたか?
断る。
なぜですか?
かなり悩まれてましたね。
すごい細かい
どんな関係か シチュエーションも
関係あると思うんですけど
ただ 学生時代の友達に久しぶりに
会ってるって事ですよね。
親友なのかな 友達なのかな。
難しいとこだね。
親友だったら 貸します。
友達 同じクラスメートの
昔 ガキの頃は よく遊んでたけど
っていう友達だと
久々 会っての いや お前 それは
ちょっとさって言いますよね。
なるほど。 つばささん
どっちでしたっけ?
私も悩んだんですけど やっぱ
断るかなって思っていて。
今も 連絡とかを
取り合ってたら
もちろん 迷わず
貸すと思うんですけど。
う~ん 断ってもいいのかな
って思いますね。
高田さん どっちでしたっけ?
僕も きっぱり断る。
貸すって言ってた。
貸すって言ってましたよ。
貸すって言ってた?
貸すって言ってました。
僕はね お金を貸すんです。
ただ 条件があって
僕 ちょっと言いたい事があって
あれだったんだけど
10万円って言ったら ごめん…
今 2万しかないんだ 3万しか。
これで勘弁してくれって言う。
どうしてですか?
前ね ちょっと舞台やってる人が
あれして 仕事場まで来たんです。
自分が社長やってて 給料を
ちょっと タクシーの上に置いて
そのまま行っちゃって
あれしたから
どうしても払わなくちゃ
いけないんだけど
人に いろいろ借りてきたんだけど
あと何十万だけ
足りないって言うのよ。
でも 俺 別に仕事場だし
明日 ゴルフだって。
ゴルフ場に 僕
行きますからって言うんでさ。
本当に来たから。
もし そういうのに来たら
とりあえず いくら持ってるか
あれをして
それで勘弁してもらおうという
ちょっとしたね…。 テクニック?
テクニックを覚えたね。
萬田さんは どっちでしたっけ?
きっぱり断るって事
ですけどね。
いい格好 言わせてもらうと
金額にも よりけりですけども
もう あげるって言いますよね。
貸さないし。 …っていうか
もう あげるつもりだったらいいと
思うんです 貸すじゃなくて。
揺さぶりをかけてもいいですか?
揺さぶり かけちゃって。
きっぱりと断ると答えた方に
ちょっと お聞きしたいんですが
もし この人が…
もう ほかに
皆さんには親友はいない
という状況だったとしたら
どうするか。
もう それだったら さっきの
萬田さんじゃないですけど
あげる 寄付する。 経験上で言うと
ほぼ返ってこないんですよ。
それを返してもらうためには
本当ね 細かく取り立てなきゃ
いけないんですよ。
あげます。 貸さないです。
そういう関係にしたくない?
やっぱり
どうしても貸すっていう事は
いつ 返してくれるんだろう
あれ 返ってこないなとか
やっぱ 私も経験あるんで
疑う気持ちっていうのって
すごく もったいない。
親友なのに?
そう。
そこがね 他人ならいいけど
やっぱり
友情が絡んでるからっていうのが
ポイントなんですけど。
ちょっと お聞きしたいんですけど
どうですか? 友情とは何か。
信頼ですかね。
信頼する人間ですかね。
萬田さん どうですか?
私ね 本当にもう ひねくれてて
若い頃は お医者さんさえいれば
生きていけると思ってたんですね。
ただ やはり
子どもができたりするうちに
人の力っていうか 人に
助けられた事が多かったので…
自分が頼んでる訳じゃないけど?
じゃなくてね。
アリストテレスっていう哲学者が
こういうふうに言ってるんですよ。
3つに 友情を
友達を分けています。
1つ目は「有用ゆえの友情」。
つまり 役に立つから
つきあってる友達。
いろんな事を教えてくれるとかね。
2番目が「快楽ゆえの友情」。
一緒にいると 楽しいというような
事ですよね。 心地いいと。
3番目は ちょっと違って
「相手のために善を願う友情」。
相手の善を願う?
つまり 利害関係ない訳ですね。
1と2は
利害関係がある訳ですけど
その人となりがいいから
つきあってるんだと。
3が でも
親友って事じゃないですか?
そうですね。 本当の友情って
恐らく 3番だと思うんですね。
私は やっぱ
1と2から始まって 絶対に。
ちょっと 自分にプラスになるかも
この人はっていう
きっかけから入っていって
3になっていくか
1 2で終わるか ゼロになるか…。
アリストテレスもね
そうやって言ってるんですよ。
時間がかかると 親友をつくるには
3番になるにはね。
それと もう一つは…
自分も 相手を
利用してやろうと思うとね。
友情とは 何なのでしょうか?
哲学で 見つめ直してみませんか。
話も佳境に入りましたけど
ここに来て 竹山さん お悩みは?
そうですね 佳境ですけども。
まあ 性格上の問題かも
しれないですけど
日々ね イライラしてるんですよ。
もう極端に言うと
朝起きた瞬間からイライラしてて。
それは 性格上 悪いって事で
いいんじゃないですか?
一応 お聞きしましょうよ。
飲みに行ったりしますよね。
店員のアルバイトさんとかが
結構 料理の出し方とか
初めは ずっと我慢してますよ。
ちょっと まずい出し方というか
それを ずっと見てる時に
いやいや
お前が こうやって こうやれば
もっと回るぜ これって
思ったりする。
いや そのやり方するから
こうなってんだよっていうのを
ずっと我慢してんだけど
そのうちも 何回も来るうちに
おにいちゃん バイト?
バイトかっつって。
さっきから あれだったけど
先に 向こう行って
こうやればさ みんな なるじゃん
同じものだからさっつって。
そうしたら お前も楽だしさ。
さっき怒られてたろう?
お前 向こうに行って。
怒られずに済むぞ お前
っていうのを
言わなくてもいいのに
言っちゃうんですよね。
でも 知らないと 意外とね
いい感じの すてきな
おじさんの感じに見えるけど
意外と癖があるんだね。
いやいや それ 言い方!
癖はないです。 癖ないの?
癖はないです。
言ってる時は その子のために
言ってるつもりなんだけど
じゃあ その子のためって
俺のおごりは何なんだよとか
反省したりするんですよ
自分のイライラで。
竹山さんのお悩みに
答えてくれる人は
どなたでしょう?
あっ こっちが手が挙がった。
アランさん。 アランさん 来ましたね。
アランですね。
実は この番組で
何度か登場してるんですが
20世紀のフランスで活躍をした
哲学者。
高校の先生をしながら
コラムなんかを書いて
それを新聞に投稿してたんですね。
そうすると それが大人気で
幸せに関するテーマのもの
ばっかりを集めて
一冊の本になりました。
これが かの有名な「幸福論」。
そのアランちゃんの考え
プリーズ!
トローチって
随分 前からあったんですね。
トローチって そうなんですよね。
だから 皆さん ご存じですよね。
咳が出る時にのむと 喉が治まる。
もちろん これ 例えですけどね。
アランが 本当に こういうふうに
書いてるんです 怒りについて。
それは分かってんだけどって
話ですよね。
咳が出だしても
初めに咳が止まれば
トローチ なめなくていい
って事でしょ。 そういう事だね。
だから どうしたって感じになる。
その咳の出し方だと
思うんですよね。
咳の出し方…。 すごい きつい咳?
そう 怒りに任せて ゴホン ゴホン
もう咳してやろうと思うと
さっきの竹山さんみたいに
なっちゃうから
ガス抜きをしておけば
そんなに ひどくならない。
どう ガス抜きをすれば
いいんだろう。
何か物事に対して
イライラした時に
どう ガス抜きをすれば…?
最初の段階ですよね。
う~んってなってるから 最後は
ドカ~ンと言っちゃう訳ですよね。
そこを まず最初に
ふっと思った時に
軽く まずコホンと咳をするように
まずは出したらどうか。
でも 細かく言っちゃいません?
そしたら。
小さい時から もう それこそ
口うるさい おやじみたいに
何か ほら 挨拶とか
こぼれとるとか
箸 ちゃんと持てとか
なりますよね。
まあ 最初で終われば
いいですもんね。
あら 三木清さん。
いやいや 三木 清と
読むんですけれども。
大正から昭和にかけて活躍した
日本の哲学者ですね。
三木さん。 はい。
48年という ちょっと
短い生涯だったんですけれども
たくさんのものを残した。
最も読まれているのが
エッセーなんですが
「人生論ノート」といいまして
例えば 怒りですとか
孤独 嫉妬 成功といった
私たち 誰もが突き当たる問題に
哲学的な視点から 光を当ててる。
じゃあ その三木 清さんのお考え
プリーズ!
よく 機智に富んでるとか
いわれますけど。
ウイットの事ですね。
そう ウイット。
三木の言う機智とは…
怒りを そのまま
ぶつけるのではなく
ちょっとした笑いを含ませれば
お互い 嫌な気持ちに
ならないと説いたのです。
何だって こんな所に
てめえ そんなコップをな
置いたりするんだ
シェ~ッて言っとけば みんな…。
いやいや。
それは 怒ってるんじゃなくて
初めから ボケるつもりですよ。
でも これ 分かりますね。
そうですか。
結局 怒りがある時って
人間の優越性を
示そうとしてるんですよ。
そういうふうに
三木は言ってるんですけどね。
自分は分かってる
お前 分かってないと。
だから そのまま出してしまうと
それは攻撃的になるので
ちょっと転換して 機智の効いた
言い方にしましょうと。
どういうふうに怒られるんですか
萬田さんは。
竹山さんの あのシチュエーションだったら
私 やっぱりね
飲む量が増えてますよね
言わないで。
言わないで ガンガン
飲むって事ですか? きっと。
ちょっと 人の目とか
意識するのかもね。
あんまり うるさい女に
見られないために。
つばささんは どうですか?
頼んだものとかが
出てこなかったりすると
よく家族で言うのは 今 山まで
あれ取りに行ってるんだよねとか。
子どもとかって待てないんですよ。
何で あれ遅いの?
まだかなとかっていう時に
うちのお父さんが そうやって
言ってくれてたんですよ
小さい時から。
機智って やっぱりね 難しいと
思うんで 実践してみましょう。
設定を ちょっと考えましょう。
例えば 居酒屋の店員さんと
お客さんという事で
店員を 高田さんにお願いします。
お客さんが 竹山さん。
居酒屋での 一コマ。
店員の
高田さんは…
更に 竹山さんが
鶏のから揚げを頼んだところ
さんざん待たせたあげくに
ホッケを持ってくるという設定です。
ああ すいません。
さっきから言ってる
鶏のから揚げが
まだ来てないんですけど。
ああ もう少し。 もう出来上がって
ます。 お待たせしました。
どうも お待たせしました。
最近 鶏 変わりましたね だいぶ。
あら ばれちゃいました?
そうなんだ。 今 こういうふうに
なっちゃってるんだ 鶏。
これ ホッケ鶏っていう…。
あっ ホッケ鶏ですか! へえ~。
ホッケ鶏
じゃあ ちょっと食べてみます。
鶏のやつもあったら もう一個。
今日は ごめんなさい
全品無料という事で。
え~ 本当ですか?
あの 私 今日で辞めますんで。
えっ 辞めちゃうの?
はい 今日 辞めるんです。
じゃあ ホッケ鶏って呼ぶわ
これから。
いや これ
コメディアンでやったらダメよ。
まだ 2時間いけるよ
俺らが これやると。
でも 竹山さん 今 どうですか?
うまくできました?
今はね 高田さんと
こうやってやるから。
でも 怒りを
笑いに変えるというか
ユーモアに変えていくという
転換のしかたを持ってった方が
確かに みんながハッピーかなとは
思いますね。 それ できたら
うれしいよね。
そうですね。
人生相談室 またのお越しを
お待ちしております。
どうも 皆さん
ありがとうございました。
いかがでしたか?
ここからは 気に入ったお考えの
お写真タイム。
最後は
高田室長からのお考えも…。
♬~
♬~
NHK「プロフェッショナル」制作班 NHK出版 2011-10-06
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