ETV特集「ドヤ街と詩人とおっちゃんたち~釜ヶ崎芸術大学の日々~」 …心をわしづかみにする絵や詩を生み出して…



出典:『ETV特集「ドヤ街と詩人とおっちゃんたち~釜ヶ崎芸術大学の日々~」』の番組情報(EPGから引用)


ETV特集「ドヤ街と詩人とおっちゃんたち~釜ヶ崎芸術大学の日々~」[字]


日雇い労働者の街、大阪・釜ヶ崎。酒、ギャンブル、家族離散…辛酸をなめてきたおっちゃんたちが心をわしづかみにする絵や詩を生み出している。人生が刻まれた表現に迫る。


詳細情報

番組内容

釜ヶ崎芸術大学。NPOが運営し、街のあちこちで詩や絵、書道、音楽などのさまざまな講座を開いている。ここで年配の男たちが生み出す作品が出色だ。酒やギャンブルにおぼれたり、家族が離散したり、波乱を生きてきたおっちゃんたち。人づてに聞いた孫の誕生を祝おうと描く絵本。生き別れの娘との思い出をつづった童話。人生が刻まれた表現の重みと輝き、彼らを支える詩人の活躍、そして釜ヶ崎という街の懐の深さを見つめる。

出演者

【出演】上田假奈代




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ETV特集「ドヤ街と詩人とおっちゃんたち~釜ヶ崎芸術大学の日々~」
  1. 思って
  2. 取材者
  3. アリ
  4. 霧野
  5. チョコ
  6. 自分
  7. 一緒
  8. コイツ
  9. 伊藤
  10. 一応


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♬~

今日 お弁当を持ってきておりますので…。

はい。

カイロ 渡して。

カイロも どうですか?

は~い つけて下さいね。
おやすみなさい。

「階段を上りきった所が
阪堺電車の今池駅。

今池駅のプラットホームは 天国に近い。

周りにコンクリが固められ
石が ちりばめられている」。

♬~

でも ほんとに それがないと
生きてけないっていう

切実さもあるような
気がするのね。

♬~

あの 寝たり起きたりだから
これ 布団 敷いたままですわ。

どっこいしょ。 ああ。

ああ…。

こういう絵本ば 作ったわけですよね。

今まで かきためたやつとかいうのをね
一応 こういう形で

絵本みたいなのを作ったわけですよ。

だから それはね 見る人がいれば
ああ 面白いなぁという人もおるし。

♬~

アル中にかえるというのが
怖いわけですよ。

アル中の症状というの
皆さん ご存じかどうか知らんけど

もう要するに
お金の計算もできなくなるわけですよね。

だから それ持って
すぐ パチンコ屋 走るとか

お金が残ってたら
生活なんか全然できなくなるからね。

だから 嫁さんがね 28で
死んだわけですよ。 僕の嫁さんがね。

非常に きれいな人で。

それから 普通だったら育児のためにね
きちっと真面目に生活してね

もう一回 再婚してでもね
見合いしてでもいいから

子供と住めばよかったわけですよ。

ところが もう そのころは やっぱり もう
酒も だいぶ おかしかったし

ギャンブルはするしね
サラ金 180万ぐらいあったし

それどころじゃないわね。

(せきこみ)

これでしょ。 で しょうゆを かけると。

これ ごっつええなぁ。

私も横になってね…。

ここ よくお世話になってます。

この あいりん地区にある
飯場なんだけど。

兵庫県の明石の近くですわ これは。
ここも行きました。 ここも行きました。

これは一応 契約でね。 10日間。
まあ 飯は良かったしね ここは。

飯もいいし サービス 割合 良かったから。

♬~

イトウさん 入院してな。
えっ?      イトウさん。

いつも誰かが代わりばんこに
なんか入院とかね。

お久しぶりで~す。 こんにちは。
こんにちは。

いやぁ おとろしいな。

こんちは。

骨やられてな 今度な。 骨。

この釜芸での詩作の方法は
一人では詩を作りません。

いつも 2人1組になって
そのテーマを決めて

お互いに質問し合いっこをして

その聞いたことを詩にするというのを
しているんですね。

自分にとって この
ばくぜんとした愛のお花見のことを

下手くそに ちょっと
絵に描いてほしいんですね。

2分ぐらいで描いて下さいね。

これは幼稚園か何か?

これがね 家族 親戚で
大人数で…。

あ~。

優しいとか怖いとか
どんな気持ちですか?

もう全部。
インタビューの時間がね
終わりましたので交代です。

ほんまに悲しい話やけど ええ。

スクラップブックに ABCのね

Bは まあ Bearというかね
熊でもええし

みつばちでも ええわね。

Cは Catでもええし まあ 何でもいい。

あと1年半。

そして ちょっと 酒 飲まないで タバコも
ちょっと休んで

ちょっと お金ためてね
お土産 持っていかなきゃ。

交通費もかかるしね。
まあ それが夢です。

千葉に住んでるんでね。
千葉なんや。

これで。
いろいろ かき込まれてますね。

そう。 いろいろ ドラマがあったみたいで。

え~っと 「満開の桜の下で」。
「孫ができたんだってね。

男の子だろうか 女の子だろうか
おまえに似てるだろうか。

孫が3才になったら会いたいな。

満開の桜の下で
私が描いた絵本をあげよう」。

「満開の桜の下で。

夢のように 風のように。

今はまだ 会えないけど

いつか 桜の花びらになって

おまえと孫に届けよう」。

釜ヶ崎芸術大学で 僕は 假奈代さんもね
詩を教えてくれたし。

それは もし あれがなかったらね 全然
こんな楽しくなってないと思いますよ。

また やっぱり今
酒 飲んでると思いますよ。

酒 飲んでね
三角公園というのが あるけど

あそこで 酒 飲んでね
管 巻いてますわ。

(霧野)持っていきたいんですわ それ。

これ お前に作った…
まだ見ぬ孫にね 作った絵本。

もう描いてきてくれた?
おお。

ありがとうございます。
急がなくていいのに。

知らん?

分からんけど描けた?
おお。

すごいですね。

お~ へもへもシリーズじゃん。
へもへも。

うんうん。 そうやんな。
へもへもシリーズ。

♬~

これ分かります?

これ いいですよ。 どうですか?

釜ヶ崎に足を運んだら 段ボールを積んだ
リヤカーを引く おじさんが

ハーモニカを吹きながら
フーッて角を曲がっていくのを見るとか。

まさに それが生きるっていうことを
下支えしてるものだっていうふうに

直感的に思ったんだよね。

♬~

隣に座って こう書き始めたら
手が止まって…

その瞬間に あの 安藤さん
字 書けへんねんやということをですね

はっと 私 気が付いたんですね。

これまで なんか
それが想像できてなかった。

それは これまで
いろんなワークショップを誘ったけど

「わしゃ 要らん」って
言うはずやなと思って。

でも まあ 1年半 通い続けて

このココルームっていう場所では
自分が字を尋ねても

誰もバカにしたりとか
笑ったりとかしない。

安藤さんが 心の底から思ってくれて

やっと 私に聞いてくれたんやなぁって
思ったんですね。

それから何か かきだしたんですよ。
絵とか字とか。

で 自分で考えて描くわけじゃなくて

基本 まねをして模写をして
描いてくれるんだけど。

ところが
その模写が オリジナルを超えて面白い。

あっ これですよ これですよ。
だから これ アリですよ。 アリさん。

アリさんと りんごだから。
これ りんごね。

相対的に… 相対的に描くわけです。
これが だから 今…。

こんなアリが こんな りんご
引っ張れるわけないけどね。

これ 小さくなってるわけだから
それ いくらでも引っ張れますからね。

(霧野)あ~ ちょっと
線路 曲がってるけど いいか。 あ~。

ここ運んでるつもりですよ これ。
トロッコに。

運んで ここ動いていくね。

それで この穴の中にね このアリ
中 入ってくんです。 入ってくわけ。

入っていって ここに子アリが
ちょこちょこっと こういうね

こういう… こういうね。

ちっさなアリを ちょっと
ここへ こう やって。

ここに こっちは もう卵の山ね。
卵の山。 アリの卵。

(霧野)見てくれる人は 1人なんですよ。

(霧野)でも まあ それはそれで また…

(霧野)その時 娘が受け取って
ハグしてくれたら

もう僕は それで救われるというかね。

ああ おはようございます。
どうも。

おはよう。 ほんとに来てくれたの。

一応ね あの… まあ あの
こういう感じなんだけど。

ああ いいじゃないの~。
いいじゃ~ん。

(霧野)このね ABCやけど。
線路がつながってるだけです。

あ~ なるほどね なるほど。

ある意味で みんな縁がある
ということですわ。 アリもね。

アリもカンガルーもヘビもね
あの ヤモリも みんな。

面白いね。

これ ヘビだよね。
はい。

(霧野)まあ ある意味でね
ちょっと…

まあ そういう意味やないけどね。
まあ ただ単に…。

(霧野)「あ」のとこね。 「あ」のとこですね。
「あ」のとこ書いたよ。

「あかいつちの ありのみちはせんろ
あるいていこう」。

(霧野)いいですね。 それだけでも。

ありがとう。 ありがとう。
悪いね。 ありがとう。

♬~

(せみの鳴き声)

ほんとに狭いやろ。
(取材者)いえいえ。

どんなお城ですか?
まあ 見て下さい。 こういう城です。

この部屋で特筆すべきは これだけです。

「男児志を立てて 郷関を出ず。

「学若し成る無くんば 復た還らず」。

どこにも墓はあると。

生きる所 どこでもあるし
死ぬとこも どこでもあるという

言葉らしいで。

ぴったりやな ほんとになと思ってね。
ええわ ええわと思って。

あとは もう これだけですよ。
毎日のお勤め。

ちゃんと やってますよ これだけは。

(取材者)何ですか これは?
(伊藤)自分で作った仏壇。

ようさん来たんやわ 3人ぐらい。
来た 来た 来た 来た。

ああ これは俗に言う
ホームレスかって思って。

分かるわね 格好が まるで違うから。

はあと思って
そんな おっさんら 見とったらね…

へえ~と思って。

半額やったら これ
定価が 298円でも 150円やんか。

すっげえなぁ~。 俺は ひょっとしたら
俺 ホームレスより以下やなと。

その時 167円しかないで。

この おっさんたちより
以下なんだと思って

まあ ええか それもと思って。

で ずっと見とったん 様子を。
3人 4人おったけど。

そのうちの1人がね
「にいちゃん 1個やるわ」って言って

くれるんやわ。

思わずね 「ありがとう」とか言って…。

ただ 会いに行くのは行きたいね。

会いには行ってみたいなぁと思う。
うん。 行くだけね。

「一緒に暮らそう」とか「面倒見てくれ」
というのは もう絶対 言えないし

言うつもりもない。

(伊藤)「アツイ アツイ。
こんな日はイヤです。

何十年も前の昔が かえってくるんです。

おもい出せ おもい出すんだと
大きな口を開けて。

汗をタラタラ よだれはピュッ ピュッ。

暑い日は眠れないんです。

こいつのせいで。

今日のコイツは赤色。

昨日のコイツは黒色で
明日は透明になってくれ」。

(取材者)
これ コイツというのは何なんですか?
(伊藤)コイツは…。

罪が…

ええ 忘れたつもりでも戻ってきますよね。

一番 俺が釜へ来て
一番 ショックやったことはね…

真っ白な気持ちで
今 話をされてるなって思って

その場から離れた時に…

俺 びっくりしたの それだけは。 えっ?

ちょっと待ってくれよ~と思って。
あれは 一番ショックやった 俺。

(読経)

よし。

思ってますよ いつもね 拝む時は。 うん。

だって それぐらいしか
してやれるじゃなしに

俺のできることは 今は
それしかねえなと思って。

それなら 心込めてやったろうと思って。
心を込めてね やろうなと思って。

だから いつか ほんとに伝わる時あるって
信じております。 今は。

だから ほんとに ここは…

するする。 特にさ…。

その時は やっぱ来るよな。

電話したいんやけども…

それを してからやなと思って。

(伊藤)「何十年も前の昔が
かえってくるんです。

暑い日は眠れないんです。
こいつのせいで」。

♬~

謎なの。 分かんないの どこに住んでるか。

でも うちに働きに来てるの 毎日。
(取材者)あっ 働きに来てるんですか。

えっとね もう何か月なるかな。
半年ぐらいに なるのかな。

いまだに どこに住んでるか分かんない。
(取材者)謎なんですか。

いつも寝袋 持ってきてる。
(取材者)へえ~。

その ほんとに言葉の少ない人だけど
こう 何ていうのかな

こう 私たちへの ある思いも ちゃんと
表わしてくれているなぁと思っていて。

え~と ここちゃんも一緒に
たこ揚げ 行ったりとか

私と ここちゃんと3人で
海遊館に魚を見に行ったこともあって。

そうそう 3人で。

♬~

(取材者)3通?
これまで3通。

「みんなから手紙が届いてね 少しね
元気が出ました」というような内容で。

「みんなが元気だといいです」っていう
ほんとに気遣いの内容で。

しっかりした内容のお手紙なんです。

「こっちの人たちは変わらず
生活されているのが伝わってきました」。

「長い間 心配をかけて
申し訳ありません」って。

(A)刑務所に8か月 入ってたんです。
で そこを出て…

(A)その公園 通りかかった人に

死にに ここへ来たんやけど
1週間 野宿してやってんねんけど

死にきれんかったんで
ちょっと警察に通報してくれやんかと。

お金も何もないし 雪駄やしね
服も着てないし。

ほんで その おにいちゃんが…

(A)で この時 助かってね。

今 精神科 行ってんねんけど
「もう自殺願望ないわな」って言うから

「一応 常識的な人間やから
いや 先生 大丈夫です。

ないです」って言うけど
表面では そう言うけど

ずっと いまだに持ってんねん。

それが今の答えで 生まれ変わって 人生
やり直したいとか もう一切ないです。

(A)何ていうんやろな。

♬~

「『チョコ チョコ こっち』。

お姉ちゃんと妹が呼んでいる。

時々 家にあげては
一緒に寝てしまうこともある。

三人は チョコをとても大切にした。
愛した。

時はすぎ お母さんとお姉ちゃんと妹の
三人が 別の家へ行ってしまった。

チョコも 一緒に行った。

チョコのほえる声が うるさいと
トナリの人が怒るので

チョコを捨てると 妹が電話で言った。
泣いていた。

どんな奇跡的な出会いをしても
いつかは終わりがある。

だからこそ お父さんは願う。
永遠に愛が続くことを。

『諸行無常』でないことを。
それでも しかたがない。

いつかは終わる。 終わりはある」。

(A)あっ ニュース これや。

「テレビのニュースを見た。
5歳の女児のノートが流れた。

『もう パパとママに いわれなくても
きょうより』っていう文章があったんやね。

(A)自分の中で このことについて…

(A)どう言うたらいいんかな。
周り みんな 誰も

君のことは助けてあげること
できやんかったんやなぁっていう。

その親が悪いとか
もちろん あの人らが悪いんやけど…。

だって僕みたいな しょうもない人間
ここで みんなの優しさっていうか

手助け 受けて生きてるやないですか。

なんで この子は こんな
誰も助けてあげること

できひんかったんやろかなぁという
その気持ちが強いんですよね。

あっ こんにちは。

なんか揺さぶられるよね。
文体としては乾いてるのにね。

(A)なんか 3つ 4つ え… 4つか
書いてると思ったんが

なんか同じパターンというか
同じもんばっかり書いてるなぁ。

自分と子供の思い出やから 多分

同じもんばっかりになるんやと
思うんやけど。

というので ふと冷めたというか
ちょっとストップしてしまった。

いや もう でも ほら こんだけ
生きてきた断片が いっぱいあるから

まだまだ書けるよ。
(笑い声)

♬~

思った以上に まだ出来とらんて。

(取材者)直接 お話しもされるんですか?
そうなんです。

もう交流なんで 紙芝居もするんですけど
一緒に お茶を飲んだり

なんか そういう時間が結構 楽しくって。

親しくなれる…。 これを
みんなに送ってるから。

(石橋)「今回は福島に行くゾ~って感じが
すごく出てて

あと1か月もしないで会えるんだなと
思って すごく うれしく成りました」。

(女性)あっ ごめんねぇ。

♬~

なんか うれしいな~。

っていう感じで。

あっ あの写真 見て 「夛田さん!」とか

「チョーコーさんだ」とか
「ハルキさんだ~」とか

なんか他人って思えなくて。

ほんまやね。 それはそれで
笑いが取れていいかも。

「おむすびころりん」 開演でございま~す。

(柝の音と拍手)

(紙芝居のセリフ)

私は この左サイドを行こうかのう。

あ~ どうもどうも。
あ~ ねずみの国の…。

ありがとうございます。

ねずみの国の宝物じゃ。

「福島と大阪と出会えたご縁に
ありがとうございます」。

(拍手)
はい ありがとうございます。

皆さん ありがとうございました。
ありがとうございました。

いや 今日は ほんとに誘ってもらって
ほんとに うれしかったです。

こんな 初めてです 私は今日。

(取材者)紙芝居は どうですか?
紙芝居 とても良かったです。

ええ ほんとに皆さん 上手ですね。

今は 帰ってきてからの相談をしたいなと
思って

「また働いてくれるよね」ということと
「お部屋 探しておこうと思ってるから

どんなお部屋がいいか考えてね」
っていうことを書きました。

あんちゃんの手紙は
いつも 「ありがとうございます」と

季節の話と お庭の話ばかりなの。
だけど…。

でも… 面白いよね。
みんなね ニコニコしてるね。

(笑い声)

それが一番いいわ。

(取材者)よかったですね。
いや ほんと よかった。 ね。

まあまあまあまあ これから。

もう涙が出ます。

帰ってきた 帰ってきた。

どうしたんだろうね これ。

ほんとに…。

ねえ ほんとに。

外から鍵かける?

(笑い声)

この部屋は 拘置所から出た日に
泊まれるようにっていって

その前の日に借りておいて 7月末まで
家賃 払っておいたんですね。

多分 一日も ここで眠ってない。

で そしたら
荷物が全部 片づけられていて

拘置所で買ったものと 私たちが
差し入れたものが残されてて。

で それで 便箋が いっぱいあって…

あの ずっと こう…

(取材者)謎の人でしたよね?

本当に謎で 私も これまで
何度も失踪してきた人と働いたし

釜ヶ崎に来てからね。

まあ 失踪していくんだけど

その人たちと誰とも違って
ほんとにね 過去がない。

その 寄る辺がないというか。

どこかで元気でいてくれたら
全然いいんですけどね。

♬~

過酷な労働と世間の差別の痛みの中で
生涯を送り

孤独の死を迎えた仲間たちは

神の この受難と死を
我が身に引き受けました。

♬~

♬~

この街が え~っと
…で生きてきた人たちというのは

どちらかというと… う~ん そう

辺境を生きなきゃいけなかった
人たちというか

困難な中 生きてきた人たちだと
思うんですよね。

追いやられた人かもしれない。

そうした人が それでも結構 面白く
たくましく生きてきてるから

そのことを なんか忘れられたくないと
思っていて。

あの この街のこと なかったことには
させへんでっていう気持ちが

私には あります。

♬~

(拍手)


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