プロフェッショナル 仕事の流儀「人工ボディ技師・福島有佳子」 先天的な障害や、事故や病気で失った体の一部を補う…


出典:『プロフェッショナル 仕事の流儀「人工ボディ技師・福島有佳子」』の番組情報(EPGから引用)


プロフェッショナル 仕事の流儀「人工ボディ技師・福島有佳子」[解][字]


先天的な障害や、事故や病気で失った体の一部を補うシリコン製のボディパーツ「人工ボディ」。そのパイオニアとして知られる福島有佳子。涙を笑顔に変える“女神”に密着。


詳細情報

番組内容

先天的な障害や、事故や病気で失った体の一部を補うシリコン製のボディパーツ「人工ボディ」。そのパイオニアとして知られる福島有佳子(47)。血管やシワ、肌の質感までリアルに再現した人工ボディで2000人以上の体をよみがえらせ、時に人生も変えてきた。肌の露出が増える7月、一人の女性が福島の工房を訪ねてきた。彼女の依頼、それは福島も経験がない難題だった。涙を笑顔に変える、“女神”の闘いに密着。

出演者

【出演】人工ボディ技師…福島有佳子,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり



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プロフェッショナル 仕事の流儀「人工ボディ技師・福島有佳子」
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一つの希望は

その女性の手から

生まれる。

事故で片腕を失った男性。

長く 人前に出ることを避けてきたが
彼女の作った手で 希望をつかんだ。

彼女が作るのは 人工ボディ。

生まれつきの障害や
事故や病気で失った体の一部を補う

シリコン製のボディパーツだ。

彼女が求めるものは たった一つ。

福島有佳子。
当代一と言われる人工ボディ技師。

これまで 2, 000人以上の体を復元。

その技術は 海外からも注目を集める。

福島が目指すもの。
それは リアルの その先。

♬~(主題歌)

♬~

福島の人工ボディは 完全フルオーダー。

分業での製作もある中
福島は全ての作業を一人で行う。

若き日。 お客から罵声を浴び続けた。

生まれつき足先がない女性。

おしゃれなサンダルで
街じゅうを歩きたかった。

でも それは 諦めなくてもいい夢。

涙が笑顔に変わるまで 女神は闘い続ける。

朝食作りにお邪魔した時
ストレートに言われた。

「撮影しても ほんとに使うの?」。

そう言われると ちょっと不安になる。

これだけでも
こだわりの強い人だと よく分かった。

念のため 家族にも聞いてみた。

福島の職場は
大阪市の中心部にある。

ミーティングしま~す。

昨日の直ししたいから それ入ります。

福島は 工房のリーダーとして
4人のスタッフを取りまとめる。

月の来客数は 平均40人。

その多くが 事故や病気で体を失った人や
身体に先天的な障害のある人たちだ。

福島が作るのは 人工ボディと呼ばれる
シリコン製のボディパーツだ。

指や耳 顔面の一部まで
福島は関節以外なら何でも作る。

血管やシワ 肌の質感までもリアルに再現。

しかも 利用者の生活も支える。

福島は この技術のパイオニアとして
知られている。

その技術は 他の追随を許さない。

それを可能にしているのは
徹底したフルオーダーによる。

製作工程は 大きく4つ。

まずは カウンセリング。

造形作業。

そして…

分業での製作もある中
福島は全ての作業を一人で行う。

そこに こだわりがある。

福島の人工ボディは
いかにして作られるのか。

この日訪れた
新規のお客の取材が許された。

いってきま~す。

≪(福島)こんにちは~。 どうも~。

和歌山から母親と子供を連れて
やって来た 田中さん。

生まれつき 手に障害がある。

新規のお客を迎えた時
福島は すぐに本題には入らない。

冗談を言いながら 見ているのは
依頼人の表情やしぐさ。

そして少しずつ 日常を探り出していく。

次第に打ち解けてきた 田中さん。

福島のもとを訪ねた理由を語り始めた。

子供の入学式や授業参観で

自分の障害が気付かれないように
手を作りたいという。

手的には
ちょっと これとは違いますけど…

デリケートな悩みを
抱える人たちのために

福島は常に
いくつかの選択肢を用意している。

次に提案したのは 指一本一本に
取りつける キャップタイプのもの。

カバータイプに比べ
キャップタイプのものは

人の目に気付かれやすく
装着にも手間がかかる。

それでも興味を示した田中さんの表情を
福島は見逃さなかった。

見た目だけなら
リアルなものが1つあればいい。

しかし福島は そうしない。

思いつく提案を次々に出しては
相手にあてていく。

そこに 福島が大切にする
一つの流儀がある。

カウンセリングを終えると
福島は手形をとった。

(福島)ありがとうございます。

そして 指一本一本にはめる

キャップタイプの造形作業に
取りかかった。

福島の人工ボディのすごさは
見た目のリアルさだけではない。

指として機能するように
細かな工夫が施されている。

いかにすれば 3本の指が
もつれることなく 動かせるか。

ミリ単位で修正しながら
指の角度を探っていく。

作り上げた人工ボディを納品する。

田中さんの想いを
形にすることはできたか。

これが 田中さんの新しい右手。

これが 福島のフルオーダーだ。

突然ですが 皆さん
どの指が人工ボディだか 分かりますか?

答えは 小指。

このリアルさを生み出す秘密は
福島さんの色作りにある。

使うのは 赤 青 黄色 茶色の
シリコン絵の具。

ヘラ1本で 巧みに色を混ぜ合わせ
肌の色を作り上げていく。

これまで作った色は なんと1, 300色。

その全ての配合を
福島さんは記憶している。

今 作っているのは 指のベースの色。

更に 同じような色を3つ作った。

(福島)これも いる。

実はそれぞれ 黄色 赤 青の分量が
異なっているそう。

ん~ 分からない。

この3つを重ね合わせ その人だけの
世界に一つだけの色を表現する。

この日 福島は東京に出張していた。

お疲れさまです。

大阪まで来られないお客のために
4年前 東京に工房を立ち上げた。

客はリピーターがほとんど。

メンテナンスしながら
福島の人工ボディを使い続けている。

この日やって来たエミさんも
常連客の一人。

20代前半の頃 事故で人さし指を失った。

事故後はショックから
誰とも会いたがらなかったというが

今では そんなそぶりさえ見せない。

この日は新しい付け爪が
人工ボディになじまず

その調整に訪れていた。

人工ボディに
付け爪をつけられるようにしたのは

オシャレなエミさんのために
福島が編み出した技術だ。

福島は どんなささいな要求にも
徹底的に応える。

福島がよみがえらせるのは
体だけではない。

時に 人生も変える。

(福島)すご~い。

堀さんは 10歳の時 骨肉腫で
左足の付け根から先を失った。

義足を見られることが嫌で
長年 足の露出を避けてきた。

だが 福島の人工ボディと出会ってから
左足を堂々と出し

今は海外旅行が趣味に変わった。

そんな堀さんのために

福島は 長時間の歩行に耐えられる
人工ボディを作り上げた。

(福島)あ~ よかった。

体だけではなく
その人の心も支えたいという福島。

一つの信念があった。

その福島の信念は
確実に 笑顔につながっている。

作っていたのは 大学病院で
プレゼンするための資料。

人工ボディの ほとんどは
保険が適用されず 自己負担が大きい。

そこで福島さんは

人工ボディが普及するための
環境づくりに奔走している。

福島さんを突き動かすもの。

それは 苦しみもがいた
20代の体験にある。

福島さんが ものづくりの道を志したのは
工芸高校時代。

デザインや造形をすることが
大好きだった。

人工ボディ技師としての
スタートは 21歳の時。

「欠損した体の一部を復元する」。

そんな求人広告にひかれ
その会社に入社した。

しかし 入ってみると
技術者は 福島さん ただ一人。

作り方は 自分で考えるように言われた。

お客が来ても 「これは できない」と
断ることも しばしばだった。

2年が過ぎた頃 事件が起きた。

社長が失踪した。

かねてからの借金が膨らみ
経営が行き詰まっていた。

お客からは 「障害者を食い物にした
詐欺だ」と詰め寄られた。

社員は 次々と辞めていった。

残ったのは 福島さんだけだった。

福島さんは 覚悟を決めて
どんな依頼にも 真正面から向き合った。

硬さが気に食わないと言われれば
全国からシリコンを集め

何度も何度もテストを繰り返した。

肌の色を乳製飲料と
同じにしてほしいと言われれば

それを一晩中 眺めながら
色を作り出した。

う~ん… わあ ちょっと ほんとダメだ。

アッハハ ちょっと待って…
はい ストップ!

3年が過ぎた頃だった。

福島さんのもとに
感謝の言葉が届くようになった。

それ以来 福島さんは
「全身どこでも作ります」と

どんな注文にも応え続けた。

そして 28歳の時に
国内大手の義肢装具会社に迎えられ

現在の工房を立ち上げた。

それから 19年。

一つの思いを胸に ひた走ってきた。

(掛け声)

♬~(囃子)

7月下旬。 難しい相談が持ち込まれた。

この日 訪れた窪田さん。

生まれつき 左足に障害があり
甲から先がない。

実は窪田さん 今年の3月に
15年ぶりに来店。

破損した足を
作り替えていた。

それにもかかわらず この夏

もう一つ新しい足を
作ってほしいという。

(福島)まず えっと ちょっと…

ヒールのあるサンダルで
街に出たいという依頼だった。

だが 窪田さんにとって
サンダルで歩くことは 簡単ではない。

窪田さんは歩く時
かかとで体重を支えている。

しかし ヒールのサンダルは
重心が前にかかる。

更に サンダルは
足を固定する部分が少ない。

足にかかる体重を全て
人工ボディで支えなければならない。

今 使っている足では
強度も安定性も足りなかった。

素材や形状を 一から見直し
全く新しい足を作ることになった。

今回の仕事は
26年のキャリアを持つ福島にとっても

初めての挑戦だった。

まず 人工ボディに使用する
シリコン素材のテストから始めた。

体重を支える強度があり

なおかつ 肌に優しい
伸縮性のある素材を探す。

こうして 1週間かけて
テストを繰り返した福島。

ようやく
最適と思われる素材にたどりついた。

そして 造形にも修正を加える。

足裏に5ミリほど厚みをつけ
つま先が反るように改良を加えた。

ヒールを履いた時に

つま先で しっかりと
地面をとらえられるようにする。

1週間後 仮の足が出来上がった。

おはようございます。

窪田さんに 出来たばかりの
仮の足を試してもらう。

そう さすが早い。

福島は 今から この仮の足をつけて

サンダルを買ってきてほしいと言った。

それから最終的な調整をしようという。

こういうとことか
こういうのにしないと

やっぱり その…

(福島)うん。

福島は 自分が履きたいものを
買ってくればいいと 背中を押した。

夏場は サンダルコーナーを避けてきた
という窪田さん。

でも 今日は違う。

福島の助言どおり

足の甲がホールドされている
サンダルを履いてみる。

ヒールも高くなく 歩きやすい。

次に 店員から勧められた
サンダルを履いてみる。

ヒールが5センチと 高い。

更に 足の甲がホールドされていないため
安定感がない。

迷うこと 1時間。

(福島)私もドキドキやな。

いいですか? 上でも。
(福島)はい 全然大丈夫です。

窪田さんが選んだのは
あのサンダルだった。

あっ ぽい!

すぐに チェックする。

シリコン製のゴムで隙間を埋めながら

どれくらいの調整が必要かを見極める。

課題は 足を安定させるために
甲の高さを出すこと。

だが 単純に
肉を厚くすればいいというわけではない。

全体に厚みを持たせながら しかも
いかに美しい足に仕上げるか。

なかなか うまくいかない。

足の甲を少しずつ削る。

その削った分を足裏につけ 厚みを出す。

何度も 何度も 繰り返す。

依頼を受けて ひとつき半。

(福島)いけた いけた。

ついに 出来上がった。

早速 窪田さんに合わせてもらう。

室内での歩行は 問題ない。

だが 外を自由に歩けるか?

窪田さんは笑顔で 歩き続けた。

♬~(主題歌)

福島は言う。

「だから この仕事は やめられない」。

♬~

お客様の心の声に向き合って

難しいことがあったとしても逃げずに

自分を信じて挑戦し続けることかな。

そういう自分でありたいと思います。

♬~


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