アナザーストーリーズ ホワイトハウスの陰謀~ウォーターゲート事件46年目の真実 松嶋菜々子、濱田岳


出典:『アナザーストーリーズ▽ホワイトハウスの陰謀~ウォーターゲート事件46年目の真実』の番組情報(EPGから引用)


アナザーストーリーズ▽ホワイトハウスの陰謀~ウォーターゲート事件46年目の真実[字]


史上最も劇的に暴かれた大統領の陰謀、「ウォーターゲート事件」。実行犯やもみ消し工作の担当者が、日本メディアの取材に初めて応じた!ホワイトハウスの秘密の闇!


詳細情報

番組内容

1972年6月17日、大統領選挙を前に、アメリカ民主党本部に盗聴器を仕掛けようとした男たちが逮捕された「ウォーターゲート事件」。ニクソン大統領は関与を否定するも、執務室での会話を記録した極秘の録音テープが証拠となり、大統領のウラの顔ともみ消し工作が露呈した。今回、事件の実行犯やもみ消し工作の担当者が、日本メディアの取材に初めて応じ、赤裸々に証言!ホワイトハウスの舞台裏を明かすアナザーストーリー!

出演者

【司会】松嶋菜々子,【語り】濱田岳




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アナザーストーリーズ ホワイトハウスの陰謀~ウォーターゲート事件46年目の真実
  1. ニクソン
  2. 事件
  3. ディーン
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  5. ホワイトハウス
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  7. ハント
  8. ウォーターゲート
  9. 録音
  10. 実行犯


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♬~(「星条旗」)

(歓声と拍手)

世界最高の権力を手にした者が

もし その力を使って
不正を たくらんだら

一体 何が起きるだろうか?

劇的な実例がある。

第37代大統領 リチャード・ニクソンの
裏の顔が暴露された…

史上最も劇的に暴かれた
政治スキャンダル。

あれから50年 実行犯や関係者が
事件の舞台裏を明かした。

♬~

♬~(「星条旗」)

アメリカ大統領の館
ホワイトハウス。

その西側の一角に
大統領の執務室はあるそうです。

通称「オーバル」と呼ばれる その部屋。

ここで歴代の大統領は
世界を動かしてきました。

私の世代でいえば

ITで アメリカの強い経済を復活させた
ビル・クリントン。

9・11同時多発テロと向き合った
ジョージ・ウォーカー・ブッシュ。

世界中の核廃絶を唱えた バラク・オバマ。

そして 50年前

この男も 輝かしい
功績を残しました。

しかし…。

あの事件の捜査が きっかけで

目的のためなら手段を選ばない
裏の顔が暴露されます。

「ウォーターゲート事件」は まさに
大統領の陰謀と呼ぶべきものでした。

(サイレン)

ワシントンにある
ウォーターゲートビルに

5人の男たちが侵入した。

地下駐車場から
階段を上がり6階へ。

目指したのは
ニクソンの敵対陣営…

警察が逮捕。

犯人たちが 盗聴器を仕掛けようと
していたことが分かる。

疑惑は ホワイトハウスに向けられた。

半年後に控えた 大統領選挙のために

敵陣営を
スパイしようとしたのではないか?

ニクソンは関与を否定するも
そのウソは

極秘の録音テープで
暴かれることになる。

運命の分岐点は…。

ウォーターゲートビルに
何者かが侵入し

逮捕された日です。

そして まさに この瞬間から
大統領執務室では

事件との関わりを もみ消そうと
陰謀が始まりました。

第1の視点は

この もみ消し工作を命じられ
担当した男です。

当時 33歳。

ホワイトハウスで働いていた彼は
実行犯の口封じや

関係書類の消去を その手で行いました。

しかし あることを きっかけに
反旗を翻します。

ホワイトハウスを敵に回し
全てを暴露した男。

その先に待っていた
衝撃のアナザーストーリーです。

トランプ大統領から今 激しい敵意を
向けられるニュース解説者がいる。

大統領はツイッターで 「ねずみ」と罵倒。

その男こそ ジョン・ディーンだ。

大統領の圧力に屈せず報道を続ける
CNNのニュース解説員。

彼は 50年前も
世界最高の権力者を相手に

無謀ともいえる戦いを仕掛けた。

アメリカ全土から能力と野心に あふれた
エリートたちが集う ホワイトハウス。

その中でも
ディーンのキャリアは特別だ。

31歳の若さで大統領の法律顧問に
抜擢された スーパーエリート。

ワシントンの中でも 重要な判断は
全てホワイトハウスが下します。

ですから 政府の仕事をするなら
ホワイトハウスが最高です。

年齢を 一切問わない実力主義は
ニクソンの方針。

若手を抜擢しながら
国交がなかった中国や

敵対していた
ソ連との関係を改善。

豪腕を発揮した。

(拍手)

(歓声)

あの事件が起きたのは
そんなニクソンの絶頂期だ。

(サイレン)

ウォーターゲートビルで
男たちが逮捕された あの日。

ディーンは出張先から
朝一番で戻ってこいと命じられた。

アシスタントに電話したら
「すぐに帰ってきて下さい」。

…と言われました。

月曜の朝早くに出勤して 新聞を読むと
長い記事が載っていました。

すぐに ピンときました。

私は やめるべきだと 反対したんですが。

実は 「大統領の法律顧問」という仕事

裏の一面を持っていた。

ディーンによれば 仕事の内容は

政権に批判的な記事を書く出版社に
圧力をかけたり

反政府デモの参加者の情報を集めたり。

つまり 表には出せない案件を
裏で処理する 何でも屋だ。

ウォーターゲートでの一報に
ディーンは即座に動きだす。

自分の力をアピールする
チャンスだったからだ。

実行犯を指揮したのは

ニクソン政権で秘密工作を
数々 手がけてきた…

ベトナム戦争がらみの
国内工作でも暗躍しており

彼を探られれば
政権の闇が暴露されてしまう。

既に検察官は
犯行に ただならぬ点を感じており

ホワイトハウスに
捜査が及ぶのは確実だった。

窃盗犯がスーツ姿なのは
普通ではありません。

ディーンは政府高官と相談し
口裏を合わせることにした。

「事件は ハントたちが独断でやった」と。

その朝 たくさん電話が
かかってきました。

事件に関与した高官は皆
それぞれの理由で

責任を逃れようとしていました。

他の関係者を国外に逃亡させようか?

物証は どう処理しようか?

ディーンのもとには
次々に指南を仰ぐ声。

それに的確に答えながら
実行犯たちに裏で裁判費用を渡し

厳重な口封じ工作を進めた。

3か月後 検察は実行犯たちのみを起訴し
捜査を打ち切った。

ディーンの勝利。

その努力は 思いがけない形で報われた。

執務室に初めて呼ばれ
じきじきに感謝されたのだ。

その様子が残っている。

間もなくニクソンは
大統領選挙に無事再選。

だが 事件は終わらなかった。

その僅か1週間後。

完璧なはずの処理が ほころびを見せる。

実行犯のハントが
こう要求してきたのだ。

ハントの要求額は 肝が潰れるほど。

しかも この脅迫に応じたとして
一度で終わるかどうか?

ここまで 自分の力で対処してみせると
必死だったディーン。

だが この瞬間 血の気が引いた。

自分は 法律家として

越えてはいけない一線を
越えたかもしれない…。

改めて刑法の専門書を開き 愕然とした。

たとえ顧客を守る目的でも
司法への妨害は 罪。

動転したディーンは
とっさに ある行動をとってしまう。

ハントが残していたメモなど
関わりのある書類を

自らシュレッダーに かけた。

それが 人間の本性ってもの
じゃないでしょうか。

カジノで負ける時と
同じようなものです。

しかし…

やってはならないことと
自覚していましたから

なるべく早く終わらせようとしました。

もみ消しを行ったのは
上官たちが困っていたからです。

それは 自分の手柄にもなります。

間もなく 実行犯たち全員の
有罪が決まった。

すると 彼らの代理人から
ディーンに直接

更に 12万ドル欲しいと
要求が入った。

「自分は一生 標的にされる」。

もはや 手がなかった。

意を決したディーンは
大統領の執務室へ。

ニクソンと補佐官たちに直訴した。

脅迫はエスカレートし もはや隠せない。

全てを公表してほしい。

大統領は ディーンの直訴に
興味を示さなかった。

♬~

それから 3か月。

ディーンは苦しみ抜いた。

誰の助けも借りられない中
自分は どうすればいいのか。

間もなく新聞に ディーンが
もみ消しの主犯だという

驚きの記事が出る。

そして
再び大統領に呼ばれた。

ある書類に サインを求められた。

事件の責任を取って辞めると書かれた
辞表だった。

ディーンは 戦う道を選んだ。

全てを 暴露する。

舞台は 連邦議会。

この件には 大統領も関わっていると
ぶちまけた。

水葬の意味を尋ねると
彼は こう言いました。

生々しいディーンの証言は
全米に衝撃を与えた。

だが…

事態は ディーンの想像を超えて進んだ。

ホワイトハウスが
逆襲してきたのだ。

恐るべき方法で。

ニクソンは徹底的にディーンを調べ上げ
弱点をついてきた。

間もなくディーンは
ニクソン陣営の議員から

執拗な追及を受ける。

言葉尻ではない。
重大な問題だ。

いえ 私は…。

大統領が もみ消しに
関与していたかどうか

彼の地位に関わることだ。

いえ ちょっと
待って下さい…

ディーンの僅かな記憶違いを追及。

全ては曖昧な記憶だと主張してきた。

頼みの綱は ディーンが助けた上官。

だが 彼らも

信じられない証言を繰り広げる。

直属の上官だった 大統領の補佐官も。

首席補佐官も ウソだと言っています。

そしてニクソンは
堂々と国民に向けて こう述べた。

上官たちは真実を述べると
思っていました。

しかし 彼らはウソをついた。

失望しました。

結局 ディーンは有罪となるも
司法取引で収監を免れた。

だが事件は これで終わらなかった。

この秘密の録音テープの存在が
暴露されたからだ。

ジョン・ディーンの
一世一代の告発は

ホワイトハウスの権力の前に
あっけなく握り潰されました。

しかし この捜査は間もなく
どんでん返しを迎えます。

決め手となったのが 大統領執務室の
会話を記録した録音テープです。

実は この部屋には至る所に
隠しマイクが仕掛けられていて

全ての会話が
録音されていました。

知っていたのは
大統領の他は ほんの数名。

トップシークレットでした。

第2の視点は…

マイクを仕掛けた本人です。

彼は 事件の捜査が
始まったあとも

隠しマイクでの録音を
続けていました。

密室での決断に迫る
アナザーストーリーです。

追い詰められたディーンの
この ひと言から

にわかに 風向きは変わる。

ある時…

あらかじめ分かっている答えを
引き出そうとするんです。

そして ホワイトハウスのスタッフを
追及すると…。

(議員)執務室を録音する設備は
ありましたか?

とんでもない物証が出る予感に
全米が 騒然となった。

録音機の本体は
ホワイトハウスの西側

大統領執務室の下の
使われていない部屋に

極秘で置かれていた。

テープは現在 全て公開されており

専門家の手で研究が
進められている。

これらは アメリカの国力が
ピークだった時代における…

これは 設置した直後の様子。

更に この部屋を訪れた
各国首脳との極秘会談も。

そして もちろん

ウォーターゲートに関する
決定的な やり取りも。

テープの存在に驚き

それが致命傷になることを
直感した側近がいる。

大統領のスピーチライターだった…

ニクソンが大統領になる前からの
つきあいだが

側近を自認する彼も
録音テープの存在は知らなかった。

録音されていたとは 驚きでした。

私が執務室で大統領と
どれほどの会話をしたことか。

それが録音されていたなんて みんな
なんてこったと思ったでしょう。

例えば…

そんな会話が全て
録音されているんです。

今に このテープを証拠として
提出するよう求められるのは必至。

そう考えたブキャナンは
強硬策を主張した。

中国やソ連との外交政策に関する
会話は保存して 他は…

私のアドバイスを聞いて
テープさえ燃やしておけば

大統領は生き延びることが
できたでしょう。

危険性を誰より分かっていたはずの
ニクソンは

このテープを捨てなかった。

一体 なぜなのか?

実は ニクソンが残そうと
こだわったのは 音声だけではない。

これは 補佐官たちに
撮らせていたフィルム。

当時の最新式カメラを使用している。

最近になって
アメリカの公文書館が

一般公開に踏み切ったものだ。

訪問先で歓迎される様子など
大統領としての歩みを

克明に記録しようとしたことが
うかがえる。

(笑い声)

(歓声と拍手)

こんな ささやかなイベントまで。

ニクソンは
雑貨商の息子に生まれ

苦学して弁護士になった。

やがて 政治家になり

いわゆる 「赤狩り」で
辣腕を振るうも

攻撃的な言動は不人気だった。

初めての大統領選では
積み上げた実績をアピールしたものの

人気者のケネディに敗れた。

一方 ケネディは愛され

スキャンダルも
見過ごされたのです。

ニクソンは それで苦しみました。

時には怒りを 友人たちに
吐き出していました。

怒りが収まらないと
夜中に電話を かけてきて…。

…などと言ってくるんです。

ニクソンは ひどく思い悩む人でした。

不当な仕打ちに悩み続け

復讐することだけを
考えていたのです。

猜疑心が強かった
ニクソンにとって

録音テープは
他人の言質を取る武器であり

そして 自分の栄光を証明する

たった一つの
味方だったのかもしれない。

そしてウォーターゲート事件の時期
まさに ニクソンは

新たな栄誉を手にしようとしていた。

(爆撃音)

ニクソンは 米軍を撤退させる
歴史的な日を見据えていた。

歴代政権が成し得なかった
ベトナム戦争終結への道のりは

ニクソン物語のクライマックスとして
記録されるはずだった。

だが 捜査当局は粘り強く

録音テープを提出するよう
迫ってきた。

犯罪を捜査する場合…

業を煮やしたニクソンは…

それに司法長官が反対するや
彼らも まとめて解任へ。

…と呼ばれた。

これに国民は
猛反発。

ニクソンは 一気に世論を
敵に回すことになる。

そして事件から2年 ついに…

特別検察チームの一員だった…

テープを聞いて何より驚いたのは
大統領の言葉遣いだった。

テープを初めて聞いた時
衝撃を受けました。

とても 罪深い内容でした。

隠されてきた素顔が暴露された時

もはや ニクソンに
政権を守る手は残っていなかった。

辞任の日 ホワイトハウスを
あとにするニクソンは

高々と手をあげた。

世界最高の権力を手放す瞬間

男は何を思っただろうか?

ニクソンの辞任によって幕を閉じた
ウォーターゲート事件。

しかし 全ての発端でありながら

その後 忘れ去られた人々がいます。

ウォーターゲートビルに侵入し
捕まった 5人の実行犯です。

今回 この実行犯の一人が
取材に応じました。

それが 第3の視点…

彼は何を思い
歴史的な犯罪に加わっていたのか?

数奇な運命を たどった男の
アナザーストーリーです。

5人の実行犯の中で ただ一人
所在が判明した男。

その自宅を訪ねた。

Hello.
≪Hello.

こっちに来なさい。

これは原本だ。

警察から譲ってもらった逮捕状を
なぜか 誇らしげに見せた。

マルチネスは
キューバ人だ。

革命で資産を奪われ

37歳でアメリカに
亡命した。

父は キューバで
ホテルを経営していたが

カストロは それを奪った。

反体制派の人々も たくさん
カストロに処刑された。

だから…

そこにCIAから
誘いが かかった。

カストロたちキューバ政府を
倒すために 働かないかと。

これが私で…

彼は CIAの高官だ。

この時は 諜報活動の
トレーニングを受けていたんだ。

以後 会社員を隠れみのに

作戦ごとに駆り出される
工作員になった。

あのウォーターゲート事件の時も
そうだった。

指示役のハワード・ハントからは
こう聞かされていた。

ハントは…

…と誘ったんだ。

それは 私にとっては 殺し文句だった。

国家の安全保障に関わる
重要な任務ということで

雇われたんだ。

アメリカにとって大事な仕事だとね。

当然…

しかし あの日…。

地下駐車場のドアから
ウォーターゲートビルに侵入した時

仲間がミスを犯した。

ドアは オートロック。

ガムテープを貼り
鍵が掛からないように細工したのだが…

私は 最後に入った男に

テープを剥がしたか確認したんだ。

ところが 彼は剥がしていなかった。

私が確認したことは ちゃんと
捜査記録にも残っているぞ。

マルチネスたちは盗聴器を手に
民主党のオフィスを目指すも…。

剥がし忘れたテープを警備員が発見。

(サイレン)

僅か30分で 警察に逮捕された。

何も得ることができなかった。

オフィスにも入れなかったんだ。

そのチャンスもなかった。

あのメンバーには失望したよ。

バカげている。

マルチネスたち5人には
1年余りの実刑が下った。

このあと 彼らの親玉だったハントが

ホワイトハウスを脅迫。

口止め料を要求したことから

ウォーターゲート事件は
ほころびを見せるのだが…。

マルチネスは 口止め料を
受け取っていないという。

ハントは 25万ドルも得たのに
何も よこさなかった。

彼は 「金をくれないと ばらす」と
脅迫したわけだが…

では一体 その金は
どこに消えたのか?

ハントは 10年前に亡くなっているが
今回 息子に会うことができた。

彼は 事件で初めて

父が元CIA職員だったことを
知ったという。

事件のあと 新聞に
父の名前と写真が載ったのを見ました。

驚いたというより…

そして これまでの…

事件の前には
こんなことが ありました。

キューバ人たちが大勢
我が家に やって来て

食事をしたんですが…

そのあと彼らは 父と一緒に
地下の部屋に行きました。

そこに 長いこと籠もって
何やら秘密の相談をしていたんです。

このように CIA職員の子どもは
ウソをつかれて育ちます。

私は…

ですから…

しかし 壊れた親子関係は
皮肉なことに

ウォーターゲート事件で
大きく変わったという。

事件当日 現場の近くで
待機していたハントは

5人が逮捕されると
慌てて自宅に戻ってきた。

父は ウォーターゲートビルから
帰ってくると

私の部屋に飛び込んできました。

そして…

「お前の助けが必要だ」と言われ

やっと 父の役に立てると思いました。

そのあと
スーツケースに入れて

車に積み込んだんです。

親子が向かったのは ワシントンの郊外。

1時間以上 車をとばした。

そして山奥の川に 盗聴器を捨てた。

トランクから スーツケースを出し

父と私で 川へ投げ込みました。

そのあと…

更に 事件から
しばらくたった ある日。

父から大金を手渡される。

銀行の貸金庫で 父と落ち合いました。

すると…

そして こう言いました。

「誰が そんなことをするの?」と
驚きましたが

「とにかく気をつけろ」と繰り返しました。

この20万ドルが
口止め料だったと思われる。

実は この金 ハントは本当に

みんなで分けるつもりだった
可能性もある。

そうできなかった理由を
ハントは こう説明している。

弁解の余地はありません。 しかし…

裁判で多額の費用が かかって

金は もう底をついていました。

そして何より…

事件のあと ハントが妻を事故で失い
困窮していたのは事実。

汚れ役を引き受けたら
家族の面倒を見るのが

この業界の おきてなのに
ホワイトハウスはしなかった。

それが許せなかったという。

で 手にした口止め料は
結局どうなったのか?

ウォーターゲートの裁判中は

必ず 姉と一緒に裁判所に出向いて

父のことを全面的にサポートしました。

私は 父に…

気持ちが高揚したのを
覚えています。

実行犯のマルチネスは 事件後

ニクソンから あるものを贈られた。

クローバーの置物。

そこには ニクソンのサインと

スペイン語で 「幸運を祈る」という
メッセージが刻まれていた。

誰でもよかったわけでは
ないだろう。

1年余りの刑期を終えた彼は その後

車のセールスマンなどをしながら
細々と生きてきた。

97歳の彼が 時折 向かうのは
マイアミの海岸。

海の向こうに
祖国 キューバがある。

アメリカを揺るがした
世紀のスキャンダル

ウォーターゲート事件。

権力と野心と正義が交錯する
大統領の館で

踏みにじられたものが
その時 確かにありました。

常にあらがい 戦わなければ
守れない何か。

そして歴史は 繰り返しています。

ウォーターゲート事件は

史上最も有名な
政治スキャンダルとなった。

大統領の側近をはじめ 20人が有罪。

ホワイトハウスを守ろうとした
エリートたちが 人生を狂わせた。

だが…。

(拍手)

後任の大統領 フォードは…。

これ以上 国を混乱させるわけには
いかないという理由で

ニクソンの起訴は見送られた。

今 アメリカをはじめ さまざまな国で
権力者の不正が追及されている。

50年前 ニクソンと戦った
ベンベニステは 今 こう警告する。

あの事件では
権力者が不正を行った時

それを裁くシステムが機能しました。

しかし今は 真実を求める声が
妨げられています。

ウォーターゲート事件は
私たちに何を教えているのだろうか?


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