クローズアップ現代+「退職代行サービス・なぜ広がる 働き方新時代・若者の悩み」 IT企業社長・青野慶久、武田真一…


出典:『クローズアップ現代+「退職代行サービス・なぜ広がる▽働き方新時代・若者の悩み」』の番組情報(EPGから引用)


クローズアップ現代+「退職代行サービス・なぜ広がる▽働き方新時代・若者の悩み」[字]


▽辞めたくても辞めさせてもらえない?▽空前の人手不足で強まる引き留め▽メール1本で退社手続きを代行!▽見ず知らずの業者から、急に退職を告げられた会社の戸惑い…


詳細情報

番組内容

【ゲスト】IT企業社長…青野慶久,【キャスター】武田真一,田中泉

出演者

【ゲスト】IT企業社長…青野慶久,【キャスター】武田真一,田中泉



『クローズアップ現代+「退職代行サービス・なぜ広がる▽働き方新時代・若者の悩み」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数BEST10)

クローズアップ現代+「退職代行サービス・なぜ広がる 働き方新時代・若者の悩み」
  1. 会社
  2. 退職
  3. 上司
  4. 退職代行
  5. サービス
  6. 一人一人
  7. 会社側
  8. 価値観
  9. 社員
  10. 仕事


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サラリーマンの皆さ~ん。

…なんて思ったこと
ありませんか?

実は今 本人に代わって
「辞めます」を

会社に伝えてくれるサービスが
広がっているんです。

その名も…

この業者では 月に300人ほどの
申し込みがあるといいます。

何で 自分で言えないの?
って思った あなた。

そこには 人手不足による

企業の 強引ともいえる
引き止めがあるそうです。

辞める時期は
こっちで決めさせてもらうよ。

中には
会社を辞めさせてもらえず

精神的に追い詰められたという
人も出ています。

今 全国の労働局には
退職に関する相談が殺到。

かつて 最も多かった
解雇をめぐる相談を

上回っています。
その数…

広がる退職代行サービス。

その背景には
一体 何があるのでしょうか。

都内にある法律事務所です。

ことし8月から 新たに退職代行の
サービスを始めました。

仕事を辞めたいと言えない

辞められずに悩んでいる人に
代わって

会社に退職の意思を伝えます。

相談件数は 月に30件ほど。

20代から30代の利用者が
多いといいます。

退職代行の仕組みです。

退職したい人が
弁護士や業者に代行を依頼。

依頼人の勤めている会社に

本人に代わって
退職の意向を伝えます。

依頼人は 会社側と話すことなく
退職ができるといいます。

そもそも 退職に
会社側の承認は不要です。

期間の定めのない
雇用契約の場合

退職の申し入れから
2週間で

自由に会社を
辞められると

民法で
定められています。

それでも なぜ多くの人が

代行サービスを
利用するのでしょうか。

都内に住む…

ことし8月 6年勤めた
不動産関係の会社を

退職代行サービスを利用して
辞めました。

その半年前 高橋さんは
幅広い経験を積みたいと

自ら 社長に
退職の意向を伝えましたが

受け入れてもらえなかったと
いいます。

会社を休ませてほしいと
連絡したところ

社長の態度が急変。

激しく罵倒することばが
SNSで届き 驚いたといいます。

意を決して
退職届を直接 手渡しましたが

受け取ってもらえませんでした。

今 日本は深刻な人手不足に
見舞われています。

とりわけ厳しいのが中小企業です。

大学生などを対象にした
求人倍率は 過去最高の9.91倍。

1人の労働者を 10の会社が
奪い合っている状態です。

深刻な人手不足の中
企業の強い引き止めにあい

精神的に追い詰められたという
人もいます。

飲食店の店長を任されていた…

職場の人手が足りず

毎月の残業時間は
100時間を超えていました。

激務で 体調を崩した加藤さんは
退職を決意。

上司に伝えましたが
取り合ってもらえませんでした。

自分が辞めれば

他の従業員に迷惑がかかることを
申し訳なく思いながら

加藤さんは 最後の手段として
代行サービス業者にすがりました。

一方 代行サービスから突然
従業員の退職を告げられた

会社には
戸惑いが広がっています。

退職の理由が
思い当たらず

不信感だけが残ったと訴える
ケースを取材しました。

東京や千葉で
保育施設を運営している…

ことし10月 女性保育士から
代行業者を通じ

退職を告げられました。

新卒で採用した保育士のために
寮を用意し

通勤は 車で送迎するなど

手厚い待遇を
心がけていたといいます。

保育士は 仕事に前向きに
取り組んでいて

辞めたいという そぶりは
一切 見せなかったといいます。

退職の意思を直接伝えてもらえず
突然 関係を断たれたことを

いまだに納得できないといいます。

退職代行を使う社員の側の 苦しい
状況を切実だと思いましたし

急に代行業者から
退職を伝えられた

企業側の戸惑いも分かります。

今回 私たちが番組ホームページや
SNSで

退職代行について
意見を募集したところ

さまざまな声が寄せられました。

一方で このサービス
数万円かかるんですが…

…という
意見もありました。

また 退職代行サービスを
利用せざるをえない

切実な声も寄せられています。

また 会社側からの意見も
来ています。

IT企業の社長で
社員の多様な働き方の追求を

続けている 青野慶久さん。

10年以上前
社長に就任された当初は

28%もの離職率が
あったそうですけど

今は 4%まで改善している
そういう経験をお持ちだと

伺ったんですが
どうですか?

こういった退職代行が
広まっている現状

どう捉えていらっしゃいます?

いや~ ちょっと ビデオ見るのが
つらかったですね。 はい。

私自身が
じゃあ 利用するかというとね

お金払ってまで 頼むものでは
ないかなと思うんですけど

実際 今
日本は人手不足ですから。

相当 現場では引き止めも
起こっているでしょうし

また 日本人って
真面目なところがありますから

上司に育ててもらったとか

こういう感謝の気持ちなんかが
ありますと

もう 自分自身は
辞めたいんだけれども

なかなか それを思うと
言いだせない。

こういうようなことも あるんじゃ
ないかなと推測します。

逆に
転職も一般的になってますし

会社に勤めるという意識も
変わってきてると感じますか?

はい。 やっぱり この辺りは
多様なところがありますね。

1社に長く勤めたいという人も

まだまだ たくさん
いらっしゃいますし

転職 当たり前だって
思う人もいますし

この辺りが一様で
なくなってきているというのが

この背景にあるんじゃないかなと
思います。
はい。

それにしても 何で こんなことに
なるのかという気がします。

どうして 自分で退職しますと
言えないのかなとか

会社側にしてみれば

なぜ そこまで辞めたいと
思ってる人を引き止めるのか。

これ
どう捉えたらいいんでしょうか。

そうですね やっぱり なかなか
言いだせない人っていうのは

精神的にも
追い込まれていたりしますと

なかなか 落ち着いて
判断もできないですから

じゃあ どうすればいいんだろうと
悩んで悩んで

こういうメンタルで追い込まれてる
ところもあると思うんですよね。

また この会社側が引き止める
というところでいきますと

実は 引き止めているのは
よく見てみると

上司であったり 経営者であったり
そこも人間だと思うんです。

会社という存在じゃなくて 人間?
はい。

その 上司からしますと
部下が抜けられますと

気分的にも
嫌な気持ちはしますし

また 次の日からの
仕事のことを考えると

自分が また追い込まれるような
ところもあって

ある意味 上司も自己都合で

部下を引き止めてるところも
あるんですよね。

辞める方も自己都合だけれども
上司も自己都合?         はい。

そうしますと ある意味人間同士の
対等な関係で話せると考えると

もうちょっと落ち着いて

見られるんじゃないかなと
思います。

会社という 何か漠然としたものに
迷惑をかけると

思ってるけど そうじゃない
ということですか。        はい。

実際には
会社も蓋を開けてみると

そこの中にいるのは
一人一人でね

会社のためにとか 会社に迷惑が
かかるとか言いますけれども

実際に 迷惑がかかるのはね
上司自身だったりして。

上司は ある意味マネージメントの
権限を持ってますから

突発的に人が辞めるのも前提で

やっぱり
仕組みを作らないといけないと。

そう考えると あんまり会社を
背負い込んでいく必要も

ないのかなと思います。

今回
番組に寄せられた声の中には

弁護士からの意見も
数多くありました。

弁護士法では 弁護士以外が
法律的な交渉を行うことを

非弁行為として禁じています。

退職代行サービスの中には

弁護士法に抵触する業者も
あるのではないかという指摘です。

退職代行が注目されるきっかけを
作った ベンチャー企業です。

退職について
ご連絡差し上げたのですが…。

建設業や飲食 介護など
人手不足の業界で働く人から

月に およそ300件の依頼を
受けるといいます。

特徴は 気軽に利用できること。

依頼は LINEなどのSNSからでも
受け付け

直接 会話する必要もないと
いいます。

社員の中に 弁護士はいません。

会社の代表は 利用者の代わりに
退職の意向を伝えているだけで

違法ではないと主張します。

弁護士法に詳しい
青山学院大学の塚原英治教授は

業者が 会社側と
交渉を行っているかどうかが

違法性を見るポイントだと
指摘します。

塚原教授によりますと
退職の際には

未払いの給料の請求など
交渉になることが多く

こうした交渉は
弁護士しかできないといいます。

一方で ベンチャー企業が

こうしたニーズを掘り起こしてきた
ということも事実であり

非弁行為かどうかだけを
議論していては

課題は解決しないと話しています。

退職代行が投げかける課題。

それは
今の日本の職場の在り方です。

取材を進めると 特に会社側と
若い従業員の間にある

仕事に対する価値観の違いが
見えてきました。

本当に 3年間 お疲れさまでした。
ありがとうございました。

これは 上司と部下の仕事への
価値観の違いを描いていると

話題になった動画です。

退職する部下との思い出を
上司が回想します。

急げ!
はい。

頑張れ 加藤!
はい!

頼りない若者をしった激励し
苦楽を共にした日々。

私は いい上司だっただろうか。

ところが ここで
動画のトーンは一変します。

部下たちの受け止めは
全く逆でした。

勝手に いい話にすんな!

うちの会社
次から次に若手が辞めて…。

若手の不満が爆発。

いいかげん 気付けよ!

上司は当然と思っていた
残業や つきあい。

しかし 若者からは
理不尽な職場だと

見られていたのです。

怒りをあらわにする部下の行動に
賛同のコメントが相次ぎました。

動画を制作したのは 中小企業への
支援を行っている独立行政法人。

IT技術を使った合理化を
訴えるのが目的でしたが

注目されたのは 若い社員の
不満を描いた部分でした。

実際に 会社との仕事に対する
価値観の違いから

退職代行を利用して
会社を辞めた人もいます。

社員30人ほどの専門商社で

営業や機械のメンテナンス業務に
携わっていました。

残業は ほとんどなく

待遇にも
不満はなかったといいます。

毛利さんが不満を感じたのは
ある上司の行動でした。

その上司の営業成績は
毎月 トップクラス。

精力的に仕事をこなし

休んでいる姿を
ほとんど見なかったといいます。

上司は 他人にも厳しく

営業成績が上がらない
毛利さんの先輩社員に対し

叱責を繰り返していたといいます。

今後も この上司と 長い時間を
共に過ごすことを苦痛に感じ

退職を選択したといいます。

毛利さんが
退職した理由について

本人の承諾を得て
会社側の見解を聞いてみました。

会社では ふだんから
社員教育に力を入れ

業務には全力であたること

コミュニケーションを
活発にとることなどを

徹底してきたといいます。

その上で 毛利さんが
耐えられなかったという

上司の指導については…。

…と説明しています。

この会社は 退職の理由を

本人の口から 説明してほしかった
と話しています。

一方 毛利さんは

自分の気持ちを
理解してもらえないと思い

あえて 会社側に
説明しなかったといいます。

この食い違いを理解するために
ヒントとなるデータがあります。

若い世代が理想とする
職場環境を示した

意識調査の結果です。
9年前と比べ

個性を
尊重してくれる職場の人気が

高くなっているのに対して

活気がある 目標を共有する
お互いに鍛えあうなど

一丸となって
成長させようとする職場は

支持されにくい傾向があります。

個性を尊重してほしい
ということですけれども

働き方のニーズっていうか
その思いも

さまざまっていうことが
想像できるわけですよね。

青野さんは そうした中で

この離職率の問題 どうやって
改善していったんですか?

そうですね
私たちも 若者たちのニーズが

多様化しているっていうことに
直面しまして

一人一人 個別に対応していくと
こういう方針を決めました。

どんなふうに
多様化してるんですか?

例えば 時間の柔軟さに
こだわりがある人もいますし

場所を選ばせてほしい

働く場所を選ばせてほしい
という人もいますし

もちろんね お金に
こだわりがある人もいるし

さまざま あるので
じゃあ この一人一人に対して

選択肢をいっぱい出そうと。

時間を選べるようにしたり
場所を選べるようにしたり

給与に関しても 自分の欲しい
金額を言ってもらって

それを支援できるようにしたり

一人一人のニーズに
対応していくと。

ある意味 こちらの持ってる
価値観を絶対 押しつけない。

それぞれの価値観を尊重する。

これが
私たちのやってきたことですね。

それ 相当 経営的には
大変なんじゃないですか?

コストも かかると思いますし。
大変です。

もう 一人一人 全部 話を聞いて
データベース化して

それぞれの対応をしますから

もちろん
コストは かかるんですけれども

ある意味 それをすれば一人一人の
モチベーションが上がって

定着率も上がりますし

経営的に見ると リターンの大きい
投資だと思ってます。

その 一人一人の働き方に対する
思いを尊重するというのは

分かるんですけれども
逆に 会社として共通して

持つべき価値観もあると
思うんですよね。          はい。

それは
どういうふうに保つんですか?

はい
まさに価値観が多様化する中で

柱となります
会社の存在目的というか

どうして僕たちは ここに毎日
集まっているんだろう。

まさに
この企業理念のようなものが

また 見直される時代に
入ったと思うんですね。

逆に この柱が
しっかりしていないと

この多様化とともに 本当に
ばらばらになっちゃう。
はい。

こういう時代だからこそ
なぜ集まるのか

これを しっかり持つべきだと
思うんですよね。

それを思いますと
今の日本の企業なんかはね

創業者も亡くなっちゃって
会社の器だけ大きくなってね

何となく残ってる会社が
多いような気もいたします。

その
会社の幹となる理念がありつつ

一人一人の社員は 自分の思い
というか 自立して働く。

まさに目的をね みんなで
しっかり持っておけば

ばらばらでも助け合えると
こんなイメージですかね。

青野さんの会社でも それでも

4%の方は
辞めていくわけですよね。

どういうふうに
見送っているんですか?

これも実は4%って 率のところは
あんまり見てなくて

一人一人 辞めていく中で

これは いい退職なのかな
悪い退職なのかな。

例えば 次に希望を持って
辞めていく。 これは いい退職だ。

でも とにかく 私たちの会社に
これ以上 いたくないから

辞めようでは
これは悪い退職だと。

そういう人もいるわけですね。
はい。

なので これは多分
改善の余地があるだろうと。

そうやって バージョンアップ
していってますね。

社員の退職っていうことも機に
会社の在り方を常に見直していく。

やっぱり
一人一人の価値観を大事に

それを把握しながら対応する
ということだと思います。

そして 会社もどんどん変えていく
ということなんですね。    はい。

この退職代行のニーズの
高まりは

転職が珍しくなくなってきたにも
かかわらず

会社も社員も
その変化に戸惑っていることの

証しのように感じます。

双方が対等な立場に立って
この変化を受け止めて

働き方を考えていく必要があると
思いました。


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