SWITCHインタビュー 達人達(たち)「柳楽優弥×藤田貴大」 ともに演出家の蜷川幸雄から目をかけられていた2人…


出典:『SWITCHインタビュー 達人達(たち)「柳楽優弥×藤田貴大」』の番組情報(EPGから引用)


SWITCHインタビュー 達人達(たち)「柳楽優弥×藤田貴大」[字]


14歳にしてカンヌ映画祭で受賞し、その後映画や舞台などで活躍する俳優・柳楽優弥。大物演出家から演劇界の未来を担うと評価されている演劇作家・藤田貴大と語り合う。


詳細情報

番組内容

ともに演出家の蜷川幸雄から目をかけられていた2人。蜷川から受けた影響、思い出について語った。最初にインタビュアーを務めた緊張気味の柳楽に、藤田は独自の演出術や俳優への接し方について、わかりやすく解説する。後半は藤田が柳楽にインタビュー。若くして評価されたことで重荷を抱えた過去から、国際舞台での活躍に意欲的になっている今まで、柳楽は率直に語る。いつしか緊張も解け、笑いの絶えないムードに!

出演者

【出演】俳優…柳楽優弥,演劇作家…藤田貴大,【語り】吉田羊,六角精児



『SWITCHインタビュー 達人達(たち)「柳楽優弥×藤田貴大」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数BEST10)

SWITCHインタビュー 達人達(たち)「柳楽優弥×藤田貴大」
  1. 何か
  2. 柳楽
  3. 蜷川
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  5. 本当
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『SWITCHインタビュー 達人達(たち)「柳楽優弥×藤田貴大」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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「SWITCHインタビュー」
今日の主役は この人!

28歳。

14歳のとき 是枝裕和監督の
「誰も知らない」で映画デビュー。

茂! 何で勝手に水使うんだよ?

飲む水 なくなっただろ。

カンヌ国際映画祭 男優賞を
史上最年少で受賞という快挙。

鮮烈なデビューを飾った。

はあ~!

印象的な瞳と
唯一無二の存在感。

好きだった人。

少年から青年へと
成長を遂げ

その魅力は
なお輝きを増している。

介護AI?

…に出演。

亡くなった母親の記憶を埋め込んだ
人工知能と

それに甘える父親。

その間で葛藤する息子を演じている。

そんな柳楽が
今 どうしても会いたい人物。

それが…。

33歳。

大学在学中に…

活動開始から僅か4年。

26歳の若さで 演劇界の芥川賞といわれる
岸田國士戯曲賞を受賞した。

既成の枠を軽々と飛び越えていく
藤田と柳楽。

実は ある共通の人物に
大きな影響を受けている。

2016年5月に他界した…

生前 藤田の舞台を見て
共に作品を作ろうと持ちかけた。

あ~ 蜷川さん!

ご苦労さん。
すみません 本当に。

依頼を受けた藤田は
蜷川が亡くなる直前まで取材を重ね

蜷川の半生を描いた戯曲を書き上げた。

一方の柳楽。

実は 初舞台が
蜷川演出の「海辺のカフカ」だった。

「舞台」という未知の世界

蜷川の厳しい指導によって鍛えられ
主役を演じきった。

やっぱり どう考えても…

僕は思ってしまうんで いろいろ見て。

何か いい意味で…

蜷川の遺伝子を受け継ぐ2人。
今 何を思う?

マジですか?

監督室に呼び出したときとかのこととか

そういうのを
いちいち うれしそうに話してましたよ。

そういう作品でスタートしているので…

僕 最初…

…って本当に思ってたんですよ。
CDアルバム?

劇場ごとで
全然 細かく変えれるんですよね。

♬~

埼玉県 彩の国さいたま芸術劇場。

蜷川幸雄が拠点にしていた劇場だ。

こんにちは。

ありがとうございます 今日は。
ありがとうございます!

待ち合わせ場所は
劇場の入り口にある

蜷川をしのぶプレートの前。

2人は 展示してあった蜷川の遺品が
気になる様子。

そっか そっか。 確かに…

蜷川のメモに導かれるようにやって来た
2人は 何を語るのか?

トークの舞台は稽古場。

蜷川が愛用していたことから

「ニナガワ・スタジオ」と呼ばれている。

柳楽の初舞台 「海辺のカフカ」も

ここで稽古が行われた。

初舞台が蜷川さんだったじゃないですか。
はい。

それは大丈夫だったの?
いや~ もう…。

ちょうど ここだったんですけど。
この会場ですね。

ハハハ…! それは何が?

最初の本読みで
でっかい長いテーブルで

四角 描いて みんなが こう 座って
何十人…。

偉い人もここに ば~って座って。
うん。

あ~ そうなんだ。 そんなに最初に
そうやって言われたんだ。

本読みから もう
スタートラインが ここでしたから

こっから負けないように
積み重ねてくっていう作業が。

だけど…

本当 今となっては

本当にすばらしい作品で
デビューすることができて

ラッキーだなって思いますけど。

作り手の藤田さんから見た
蜷川幸雄さんとは どういう方ですか?

やっぱり…

僕は やっぱり書いて演出するとか

自分でも誰かの戯曲を演出するときも

手を加えて
演出するってタイプなんですけど。

やってたと思うんですよ。

ただ 蜷川さんが
こだわってくれてることが…

現場を見てても
ものすごい思ったから

すごい勉強になりましたね。
なるほど。

藤田さんは もともと
そうですね。
俳優だった…?

地元では 子役から始まって…。
それがびっくりなんですよ!

ずっとミュージカルをやってました。
あっ そうなんですか?

すごい演劇が盛んな町で

3万人ぐらいの人口の
小さい町だったんだけど

僕が小学校3年生ぐらいに
大きな劇場が建ったんですよね。

はい はい…。
劇団とかも出来て そこに

10歳から参加してたのが…。

上京も俳優で。
あっ それで上京して?

それから何年間かは
俳優やられてたんですか?

俳優やったり まあ いろいろしてくうちに
何か もう…

地元には 「俳優やるから」とか
格好つけて上京したのに

それで 「辞めるんだ」
みたいなところとかも

プレッシャーもあったし。
なるほど。

だから 20歳とか
21ぐらいのときは

今 考えても
めちゃくちゃつらかったですね。

北海道伊達市で幼いころを過ごした藤田。

演劇に出会ったのは小学3年生のころ。

母親の勧めだった。

大学卒業を控えた時期
演劇集団マームとジプシーを旗揚げする。

脚本や演出を担当した作品は50作以上。

冷静な風貌とは対照的に
飛び出す言葉は熱い。

はいはい はいはい…。

26歳のとき 3本の連作…

一躍注目を浴びた。

大学時代から
一緒のメンバーも多いそうですが

藤田評みたいなのって
どういう感じなんですかね?

演劇って
こういう可能性もあるよねみたいな…

なるほど はい。
だけど もう ほとんど…

だから みんな 今 僕…。

たまに 大打ち上げみたいなのに
参加するじゃないですか。 そしたら…

誰もいないし…

だから よく言われてるのは 僕と…

僕がトイレ行ってると思って。
それもショックだったし。

だから もう…

「3分以上話したことある?」…。

面白い。
今 こんなに話しているのが

ちょっと不思議なぐらい。
ハハハハ…!

今は もう ちょっと
こうやって笑いのネタになるけど…。

最初のほうは…。
そうそう。

だから まあ…

それって プロとアマチュアの意識?

そうですね。 だから…

「生き残り」…。

藤田さんはクールな人ですか?
熱い人ですか?

めちゃくちゃ恥ずかしい質問が
きちゃってるけど。

なるほど。
どうなんだろうね?

熱いとかクールとかって。 フフフ…。

だけど クールじゃないですよね。
何か その…。

まず 作品作るっていう時点で
やっぱ 熱量が…。

ちょっと でも やっぱり…。

ちょっと 頭おかしくないと
できないんじゃないですか。

あんまり声が大きくないほうだと
思ってたんだけど

ものすごい その…

めちゃくちゃ 声…

しかも 全然 しらふでも。

熱いっすね。
だから 結局 熱いんだよね。

そうかもしれない。

若くして評価されたことについて
どう感じるんですか?

何か 今思えば
よかったなと思うのは…

あ~ 作品を成立させる…。

面白くない演劇とか
面白くない映画ってあるじゃないですか。

だけど 公開はできるじゃないですか
予算があれば。

でも やっぱり…

あ~ なるほど…。

だから 作品は まず
もちろん 成立させるんだけど…

…っていうことばっかり
それ以降は考えてるなって。

何か それに僕は…

藤田率いるマームとジプシーの作品には
大きな特徴がある。

いや いいよ!

いや いいよ!

いや いいよ!

何度も繰り返される 同じせりふや動き。

時には 場面そのものを繰り返す。

「リフレイン」と呼ばれる
藤田が生み出した演出手法だ。

何ですか!

やめてください!

誰か~!

落ち着いて!

俳優の演技は繰り返すたびに
情感を増していく。

何ですか!

やめてください!

誰か~!

藤田の演劇ならではの魅力を生む
リフレイン そのねらいは…。

毎日毎日 そのシーンを稽古して
1か月稽古して

しかも 公演中も…

本当に 繰り返し 稽古してたんですよ。

そしたら…

で 僕は…

で よくよく聞いたら

繰り返し やらされ過ぎて
つらかっただけだったらしいんですけど。

ハハハハ…!
気持ちが入ってったわけじゃ…。

入ったんじゃなくて
ただ つらかったってだけだった。

ってだけなんだけど
そのときに もしかしたら…

そのときに…

ここは たぶん
リフレインなんだよねってことを

稽古場で気付いてったタイミングが
あったんですよね。

なるほど。

つまり 同じリフが繰り返されますよね。

だから 最初のサビがあったあとの
2回目のサビっていうのは

最初のサビを聴いたあとだから…

常に考えてて。

マームとジプシーの演劇には
もう一つ大きな特徴がある。

作品全体が
いくつものチャプターに分かれていて

場面転換のたびに
その番号が舞台上で表示されるのだ。

実は これも
音楽から影響を受けたものだという。

CDアルバムってあるじゃないですか。

大体 まあ 12曲とか

ロックのアルバムとかだったら
あるかもしれないんだけど その…

僕 最初
マームとジプシーを始めたとき…

…って本当に思ってたんですよね。

あ~ そっか!
そうそう。 で プロローグとか…

12のテンポがあったり。

で 空間によっては6のテンポにしたり。

何か こう…

そうなったほうが この劇場には

気持ちいいことに
なるんじゃないかなとか。

会場で変える?
そうそう 会場で。

箱によっては 大きい箱でやったり…。

いろんなサイズの劇場でやることが
多いんですよね。

じゃあ もう 何か こう…
会場での やっぱ そのイメージは

基本的に その音楽のアルバムの
メソッドっぽい感じで

ここの箱だったら
ちょっと 曲順 変えようかなとか

ここの広さだったら
あんま よくないとか…。

たぶん ミュージシャンとかは
当たり前に それをしてると…。

すごい…!

さらに 柳楽の関心は俳優への接し方へ。

ここにも藤田独特の考えが。

稽古初日 俳優に配られるのは
おおまかな筋立てのみ。

せりふは まだ書かれていない。

最初に 藤田が指示したのは
舞台に置く物と俳優の配置。

舞台上で どのように人や物を動かすか?

まず そこにこだわる。

動きを決めると
ようやく せりふを書き始め

それを俳優に伝える。

最終的な台本が完成するのは

公演直前になることもあるという。

やっぱり…

マニアックな話になってくるんだけど

例えば その…

これ 柳楽さんの作品見てて

話せる人だと思ってるから
今 話してるんだけど。

例えば 演出助手が
もう出来上がってる台本を

先に配っちゃったこととかあるんですよ。
ああ…。

本当 それ やめてほしいんですよね。

結構 最初から こだわってたことですね。

そうなんですよね。

だけど そこで 乱暴に

こうしてほしいってことを
やつぎばやに言ってくのか

でも どっかのタイミングで
マッチしたところで

言ったほうがいいかなっていうのを

何か 最近は…

例えば 演劇だったら

ここで こういう音楽が
この音量で鳴っていて

こういう照明なんだな。
映像が出るんだったら映像で

で こういうふうに
衣装を着ているっていうことが

何となく…

やっぱり 実作業は 「せりふを覚える」とか
「段取りを覚える」とかっていうことに

やっぱ 俳優は
やらなきゃいけないんだけど

その もうちょっと…

だから 残酷な言い方に
捉えられたりもするんだけど

言ってしまうと この椅子が
ここに配置されてるのと

あなたが そこで せりふを
言ってるのっていうのは

僕のレベルで言えば
同じなんですよね。

なるほど なるほど。
だけど すごい難しいですね。  そうそう。

常に 客観する視点も
なきゃいけないってことですね。

役者が なきゃいけないというよりは…

…っていうのが大変で。

演出家って。

…っていうのが 最初から
それが理想だったんです。

なるほど それ いいですよね やっぱり。

だから こう
偶然 集まった人たちで

一つのものを作ればいいじゃんっていう
考え方だから。

なるほど。

こうした藤田に関心を寄せたのは

年の差50歳の巨匠 演出家・蜷川幸雄。

藤田に脚本を書いてもらい

それを自分と藤田 それぞれが演出する
という企画を持ちかけた。

依頼を受けた藤田が
作品の題材に選んだのは

なんと蜷川自身。

執筆のため 蜷川の人生を深く知ろうと
取材を重ねた。

人を捕まえるんだったら
反対へ置きゃいいだろ そこへ!

感情をむき出しに演出する蜷川と

冷静に指示を出す藤田。

一見 相反する2人だが

蜷川は 藤田のことを
「俺と同じ種族だ」と表現していた。

蜷川への取材を通して
藤田が完成させた戯曲「蜷の綿」。

しかし 蜷川が劇場に戻ることはなく

上演は 実現しなかった。

蜷川の思いを受け継いだ藤田。

これからの演劇を
どうリードしていくのか?

やっぱり その…

もちろん 映画も
映画館に足を運んでくれたらいいけど。

ただ 今 テレビで ビデオで

もう見れちゃったりするじゃないですか。
すごい速度で

自宅に入り込むじゃないですか 最近。
そうですね。

見る環境が増えて…。
そう。

ただ やっぱり 映画館に
行ったほうがいいって

僕も 本当に思いますし。

映画にも 意外と リアルタイム…

公開中に見る ぜいたくさみたいなのある。
そう そう。

小さいパソコンで見るより
やっぱ こう…。

そうありたいよね。
そうありたいっていうふうにも思うし。

ただ やっぱり
この時代なのかもしれないんだけど

すごく…

そうですね。

逆に 外にあって…

こういう時代だから。 だから…

演劇も
「行かなきゃな」って思わせるものが

やっぱり
あったらいいんじゃないかなと思うし。

舞台だったら ニューヨークまで
行っちゃう人もいるってことですよね。

そうですよね。 「そこで見ないと」
っていうのが やっぱり あるわけだから。

そっか…。
だから それが 何か

やっぱり すごい 課題でもあるし

面白いところだなっていうふうに
思うんですよね。

後半は 舞台をスイッチ。

柳楽のデビュー作となった
映画「誰も知らない」。

失踪した母親に代わり

幼いきょうだいの面倒を見る
長男を演じた。

お母さんがいなくなったから お金が…。

是枝監督は あえて柳楽に台本を渡さず

ふだんの彼のしぐさを
そのまま映画に取り込んだ。

これ ありがと。
≪ああ。

カンヌ映画祭で
国際的な栄誉に輝いた柳楽。

しかし まだ未熟な自分が
いきなり 評価を受けてしまったことに

複雑な思いがあったという。

それぐらいなんですよ。 で 僕

基本的に日本の映画って
あんまり見るタイプではなくて

洋画ばっかり そのころも見てたんだけど。

僕…

おお~!

つまり…

作品がいいからと思って
何回か足を運ぶことはあっても…

これ 冗談抜きに…

…っていうのは すごい やっぱり
外側の人間からしても

みんな たぶん
思ったことだと思うんですよね。

だから そのとき…

テレビで言うんですけど
僕はテレビ見てるじゃないですか。

ああ そういうプレッシャーもあるんだ。
「俺の人生…。

えっ? これから… そっか…。

まあ だけど うまくいかない?
だけど うまくいかせたい」みたいな。

でも そういうプレッシャーが
あったんですね。

だけど 何か その…

それで やっぱ そういう
説得力が もちろんあるし

そういう方に言われると 何か…

俺は じゃあ
そっちで しっかり生きるぞっていう。

ここから しっかり
でかくなっていくみたいな…

まあ だけど
本当 周りの人のおかげですね。

何か 普通の俳優っていうのは

そこまでの人生を まず歩んで

そこに
たどりついたりするはずなんだけど

いきなり その作品以降の世界を

生きなくちゃ
いけなくなったわけじゃないですか。

それは どういう大変さなんですか?

あれは基本…

まあ 是枝さんも言っているし。

だから もちろん そういう…

「わ~ 大変だ!」とかって
思うときもありましたけど。

やっぱ そういう作品に
参加できていたんだなって思うことに

やっぱ 一番は こう… 感謝しますね
何か。

「誰も知らない」のあと 柳楽は

さまざまな監督のもとで経験を積んだ。

「包帯クラブ」では 堤 幸彦監督のもとで

心に傷を負った人を癒やす若者を。

真利子哲也監督の
「ディストラクション・ベイビーズ」では

ほとんど せりふのない
暴力的な役で高い評価を得た。

いやいや… それはね。

それが たぶん
無理だったんだと思うんですよね。

ああ…。
だから 僕は 何か 結構 やっぱり

ボードゲームとか 自分が今
熱心に読んでる漫画とか小説とか

すごい… 何か 部屋みたいに
置いちゃうんですよ 稽古場とかに。

ああ…!
本当に 格好いいことを

言いたいわけじゃなくて
本当 親戚とか家族みたいに

そのタイミングで
ゲームしようやみたいな感じのノリが

すごい好きだから
何か それぐらい思ってるんだけど…

でも 何か…

はいはい そうですね。

自然と人ん家に上がれるとかも

僕からしたら ちょっと
「えっ?」みたいな… 思うんですよ。

「そのシンク 気にならないの?」みたいな。

…みたいなことは
すごい思うんですよね。

そうそうそう!
だから どういう気持ちで その家に…。

その家の玄関 くぐるんですか?

3週間なら
3週間よろしくお願いしますとか…。

よろしくお願いします!
お世話になりますっていうこと…。

だけど イメージとしては
すごい 何か 分かりやすいですね。

だけど 本当 そういうこと…。

この家のトイレ こうなってんだ… とかで
戸惑ったりしないの?

思っても出さないっていう…。
ハハハハ! そうなんだ。

あんま だから 言わないんだ?
基本的に あんま ないですけどね。

まあ だけど 8時現場入りで

6時に… 夜の6時に撮影するとか。
開始?

12時間近く待ってるなら

もうちょっと遅くて
よかったんじゃないかなぐらいは

思うんですけど。
思うよね。

そういうこと ありえちゃうんで。
何が起こるか やっぱ

分かんないじゃないですか 舞台も。
そうですね。

結構 基本的には
相当 フラットに入っていく?

…に入ってますね。

ああ…。

柳楽が出演する最新の映画「夜明け」。

柳楽が演じるのは ある秘密を抱え

関東の小さな町に逃れて来た青年。

何を知ってるんですか!

≪俺には お前が必要なんだよ!

彼を 偶然 助けることになった男は

事情も明かさない青年を
息子のように迎え入れる。

このままじゃ
誰も幸せにならないですよ。

社会に挫折した青年が立ち直り
自立に向かう姿を丁寧に演じきった。

あっ 全然!
今の すごいよかったです。

監督を務めたのは…

「誰も知らない」の監督・是枝の愛弟子だ。

柳楽にとっては 14年の時を経て戻る
「是枝組」での撮影となった。

最新作の「夜明け」見たんですけれども…。

すごい その…。

ヒリヒリしましたね。
アハハハハ! 「ヒリヒリした」…。

やっぱり 何か あの年代の

柳楽さんが演じてた年代のころを
思い出したというか

やっぱ 自分自身も 20代っていう

暗い時代を過ごしてきた感じとかが
よみがえったというか。

柳楽さんの演じ方みたいなこととか
その作品の中にいるスタンスが

かなり抑え込んだシーンが

やっぱり 多かったと思うんですけれども。

デビューされるということで
何か 僕も やっぱ…

そうですよね。
やっぱ 何か…

何か 是枝さんの作品…

あ~! そういうところもあるのか。
スタッフの方と会ったりとか。

割と まあ
本当 久しぶりですっていう感じの…。

それまで会ってなかったんですか?
会ってない。

それは ちょっと再会だね。
結構 面白いですね。

またスペシャルなことだったってこと…。
ですね。

そうですよね。
本当 いい経験でしたね。

やっぱり その広瀬監督が
初監督であるとか

是枝監督の流れを
引き継いだ人だっていうのも

演技のほうにも
影響はあったってことですか?

何か 広瀬監督とか
その現場の空気の作り方が

割と そういう抱え込んだ青年とか…。

まあ そういうキャラクター演じるのに

いい空気感だったので
それは よかったですけどね。

じゃあ 現場の雰囲気もあって
そういう…。

そうですね。
あのニュアンスが生まれた。

なるほど。

僕が 柳楽さんが出演している作品を
見るたんびに思うのは

やっぱり その…

どの作品を見てても
僕は そう思ってしまうというか。

やっぱり 何とかっていう…

そのルートで見れるというか。

何か… うれしいですね。

是枝さんと対談してるの
見たくなっちゃいますね。

ハハハハ…!
だけど 今 僕が… 僕なんでね。

僕が しゃべんなきゃ。

だけど そういう 何て言うんですかね?

僕が参加するっていう中では 何か こう…

本当 見る人によっては
たぶん もしかしたら

すごい響く作品になってるんじゃ
ないのかなって思うんですよね。

14歳でデビューした柳楽も 現在28歳。

30代に突入する心境は?

割と 10代に貴重な経験できたので

やっぱり 20代は 割と
いろんな現場に参加したり

いろんな人に会って刺激を受けたり

まあ いろんな経験できたので…

これからも
海外映画祭にも参加したいと思うし

それは やりたいですね。
なるほど。

じゃあ やっぱり…

そういう作品でスタートしているので…。

何か分かんないですけど。

だって そもそも やっぱり
目指すものじゃないですか 最初は。

なるほど。
でも いきなり その

もう海外に出てしまってるっていう
状態から始まるって

結構…

ハハハハ…!
いきなり ハードル 「バンッ!」って

自分で上げちゃって。
ただ言えるのは

全部 自分のせいじゃないですか
それって。

そうなんですよ。

だけど やっぱ 再び また海外に
自分の名前が出てくっていうことって

いろんな 体力とか…。
そうですね 体力…。

いろんな準備が必要だと思うんですけど。
かかりそうですね 何か。

具体的に 何か その準備はあるんですか?

僕も そういう人たちと…

お茶?

めっちゃ面白い話じゃん…。

なるほど。

僕は あんまり自分で
そういう 茶道とか武道とか

「道」が付くものとかは
触れたことがないんですけど

それに何か共通してるものというか
何かあるんですか?

う~ん…。

「型」?

何か 形があるっていうのが

何か お茶とかも
所作みたいなものを学ぶと…

それで やっぱ 自分の性格として…

なるほど。

でも それは
何か すごい分かる気がして。

確かに
「自由にやって」って一番きついですよね。

もう 俺 帰っちゃいますよ。
ハハハ…!

逆に その選択肢が ありすぎちゃうと

結局 自分の仕事が どこなのか
分からなくなっちゃったりしますもんね。

そういう 割と自由に動き回れない…

うん…。

ちょっと失敗したなって思ったときに
何か やっぱり

立ち返んなきゃいけない
ゾーンっていうのは…。

ここの芯みたいな。
そうそう そうそう。

ちょっと そこに 戻れる場所を作っとく
みたいなことなんですかね それは。

ですかね…。
フフフフ…!

でも やっぱり 今の話 聞いてても…

「誰も知らない」の経験から。

しましたね。
フフフフ…!

「しましたね」っつったら 何か…。

だけど 何か その
意識したっていうか だけど…

…思って 生きてます。

日本を特別
すごい意識しているというよりか

だけど…

圧倒的に すごい人たちが作り上げた
実績があるわけで。

やっぱ そういうものに
憧れている部分があるので

僕の意識としては
いい作品に参加したいし

いい作品に参加できるような
俳優になりたい。

もう 何か それだけ…

そして…

映画とともに
舞台でも活躍している柳楽。

舞台デビューは22歳のとき。

蜷川幸雄が演出した村上春樹原作の
「海辺のカフカ」だった。

舞台未経験の柳楽を
蜷川がキャスティングしたことは

世間を驚かせたが

柳楽は 期待に見事に応え

その後も 「NINAGAWA・マクベス」で
再びタッグを組んでいる。

「舞台」と「映画」っていうところの
何か こう

柳楽さんなりの住み分けというか
位置づけというか…。

結構 ちょっと…
小さな自信なんですけど

言っていいですか?
はい。

初舞台が蜷川幸雄さんの
「海辺のカフカ」。

それで 2作目が
三島由紀夫さんの「金閣寺」。

そして 3作目が シェイクスピアの

「NINAGAWA・マクベス」。

名作ぞろいなんですよ。

そうだね。
この並びは これは本当 蜷川さんの…。

デビュー作でもらえた運だと思うんで

どこまで続けられるかって。

結構 この… 何て言うんですかね。

しかも 堅いよね。
そうそう。 だけど やっぱ…

そういうものを
しっかりと引き出しとして…

正直 ちょっと思ってるんですよ。
なるほど なるほど。

この間…

俳優5人ぐらいで
先輩ばっかなんですけど

食事してるときに…

…って ほかの
俳優さんに言ってくれてたんですよ。

「うれしい!」と思って。

何なんですかね 何か もう…

確かに その何回かの一回に
見に来てくれたっていうことですもんね。

いい舞台に出たいです。

出てください。

僕 結構 インタビューしてたときも。
マジですか?

ハハハハ…!

だから 何か やっぱり…

あっ 本当ですか?

蜷川さんとか まあ いろいろ
今まで出会った中での怖い監督が

いつも ここにいるんですよ。

常に 「ちゃんとやれよ」っていう…。

「お前 何? ちょっと…
うん? 適当にやんの?」みたいなのが…。

それはあります。
そうなんだね。

いや あのね…

そんな人生 歩みたくないぐらいですね。

同じですね。
いや 同じじゃない!

同じとは言いたくないぐらい…
何て言うんだろうな。

「水戸黄門」に出てたりしてたんですよね。

そっか! それ 聞いたことある…。
そういう時代もあったりしたから。

50代?
うん そうそう。

だから そもそも 全然違う人生というか。

何か いきなり開花したんでしょうね。

夢ありますね。
だから 人生が面白くて。

その人生を 僕は 脚本にして

その脚本が上演されないまま
彼は亡くなってしまったんですけど。

♬~

先日 柳楽は 来年主演を務める舞台の
ポスター撮影に臨んだ。

作・演出を務めるのは 実は藤田。

共に 蜷川から薫陶を受けた2人。

初めてタッグを組む この作品で
一体 どんな世界を作り上げるのか?

舞台は どうなるんですか?

それを描くときに やっぱり…

僕 何か…

だいぶ楽しみですね
自分自身も どうなるかっていうのが。

そうなんですよね。 だから…

何か そこに…

僕が その舞台でやるときも
やっぱり 劇場入りするまで台本は?

ぎりぎりまで悩むとは思うけど

でも ただ 2019年の…。

いやいやいや…!
大丈夫かな?

でも 台本は仕上げてきます。

仕上げてくけど たぶん ぎりぎりまで
構成は悩むとは思いますので

それは つきあっていただければと
思っていますけど…。

僕も本当に楽しみです。

何か その… やっぱ 蜷川さんと

やっぱり 何か こう…
お互い関わっているっていう状況で

同世代として関われてるっていうのは

何か すごい ありがたいですね。
そうですね。

本当 楽しみにしてますけど…。

せりふ ちゃんと覚えるように…。
ハハハハ…!

頑張ります。
頑張って書くようにしますけど…。

♬~


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