運命のクロスヒストリー「徹底捜査 忠臣蔵」 高橋英樹、春日俊彰、カズレーザー、加藤綾子…


出典:『運命のクロスヒストリー「徹底捜査 忠臣蔵」』の番組情報(EPGから引用)


運命のクロスヒストリー「徹底捜査 忠臣蔵」[字]


日本史上空前の大事件「忠臣蔵・吉良邸討ち入り」は、なぜ起きた?驚きの真相を、新発見資料と歴史大実験から徹底捜査!熱い男たちが激突する本格ドラマで運命の瞬間に迫る


詳細情報

番組内容

本格歴史ドラマと楽しく学べるバラエティーが合体!世界一の巨大都市・江戸を揺るがせた史上空前の大事件「忠臣蔵」の知られざる真相を新たな証拠から徹底捜査!全ての発端、江戸城刃傷事件の新資料発見!悪役・吉良上野介の意外な素顔とは?ヒーロー・大石内蔵助の「幻の書簡」が明かす秘策とは?巨大迷宮だった吉良邸の死闘を歴史大実験で検証。赤穂浪士の極秘作戦が明らかに!熱い男たちの壮絶な運命が交差する決定的瞬間に迫る

出演者

【司会】カズレーザー,加藤綾子,【ゲスト】高橋英樹,春日俊彰,東京大学教授…山本博文,【出演】前川泰之,村上新悟,濱田龍臣,越塚学,浜田晃,金田明夫,【語り】林原めぐみ



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運命のクロスヒストリー「徹底捜査 忠臣蔵」
  1. 吉良
  2. 春日
  3. 赤穂浪士
  4. 事件
  5. 上野介
  6. 大石
  7. 運命
  8. 忠臣蔵
  9. 討ち入り
  10. 武士


『運命のクロスヒストリー「徹底捜査 忠臣蔵」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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人々の運命を塗り替えた事件の
知られざる真実を

新発見の証拠から…

(大石)かかれ~!

討ち入りの首謀者は ヒーロー…

狙うは亡き主君の敵…

正義と悪の対決として描かれてきた
「忠臣蔵」。

だが それは 「作られた物語」だった!

今 事件の隠された真相を暴く新史料が
続々と見つかっている。

全ての発端となった
江戸城 松の廊下の刃傷事件。

新発見の記録から浮かび上がる
吉良の…

(吉良)
ご乱心にございましょう。

穏便な解決を望んだという吉良。

吉良の殺害作戦を実行した大石。

秘めた思いを明かす
「幻の書簡」が残されていた。

「世間」を手玉に取るため

大石が仕掛けた「罠」とは。

忠義という言葉があるが それは まさに
この時のためにあるんじゃ!

「忠臣蔵」とは…

巨大な迷宮と化した吉良邸で

3倍を超える敵を相手に
「死闘」を繰り広げた赤穂浪士。

その秘密を解き明かす

「歴史大実験!」。

決死の作戦を成功させた
驚きの戦術が明らかに。

ある事件をきっかけに 運命が急転。

関係者それぞれの視点から
決定的瞬間に迫る

「運命のXヒストリー」。

300年の時を経て 今宵
あなたは「忠臣蔵」の真実を目撃する!

♬~

始まりました 「運命のXヒストリー」。

はい 今回のテーマは…

では 捜査員の皆さん
よろしくお願いいたします。

年末になると 「忠臣蔵」の。
(高橋)そうですね。

まあ 何人かは やってますね。

そんなことはない。

あ~。
唯一 やってない。

ここで 時代劇でもおなじみの
「忠臣蔵」のストーリーをおさらいしよう。

赤穂藩主・浅野内匠頭は

大先輩にあたる吉良上野介から
陰湿な嫌がらせを受けていた。

ブチ切れた浅野は 江戸城 松の廊下で
吉良に襲いかかる。

幕府は 浅野に切腹を命じる。

一方 吉良には何のおとがめもなかった。

主君の敵討ちを誓った大石内蔵助は

赤穂浪士を率いて 吉良邸に討ち入り

見事 目的を達した。 めでたし めでたし。

日本人に愛されてきた
「忠臣蔵」ですけども

英樹さん これは…

だから 敵討ちのお話がとても好きですね。
春日さんは どう見られますか?

やっぱり 吉良上野介さんの方が悪人で
それを倒すというかね

主人の仇討ちで 大石内蔵助の方が
正義のヒーローみたいな

そういうイメージですよね。

確かに。

こういうのが
我々のイメージなんですけど

これが なんと 作られた…

いや ごめんなさい。 これは全くの
作られた事実だったというのが

今回の放送で判明いたしました。

吉良上野介 殺害作戦が始まった。

♬~

(おたけび)

♬~

ぎゃああ~!

♬~

上野介…。

運命の夜 火花を散らした
大石内蔵助と吉良上野介。

本来は 決して巡り会うはずのない
2人だった。

全ての発端は 1年9か月前。

江戸城刃傷事件まで遡る。

現場となった 松の廊下は

将軍の権威を象徴する
格式の高い場所だった。

(梶川)吉良様。
いかがなされた。

それは 突然の凶行だった。

この間の遺恨 覚えたるか!
やあっ!
ぐっ…。

偶然 現場に居合わせた
旗本の証言によれば

抜かれた脇差しは 4度にわたって
振り下ろされたという。

加害者は…

被害者は
将軍直々の家臣…

2人は 朝廷から将軍に使わされた
「勅使」をもてなす役目を務めていた。

浅野殿!
おのれぇ!

(栗崎)吉良様…!

吉良は 眉間に
10センチ以上の刀傷を負い 重傷。

意識を失いかねない状況に陥った。

直ちに医師が派遣され
緊急の救護活動が始まった。

♬~

将軍のお膝元での刃傷沙汰は
あってはならないことだった。

幕府は 事件の全容をつかむため
捜査に乗り出した。

当事者たちの事情聴取。

焦点は この事件が 武士同士の
けんかとして 裁かれるかどうか。

そこでは 吉良側の反撃の有無が
重要な判断材料になる。

その方が 内匠頭を取り押さえたと。
はっ。

(阿部)一つ聞く。
上野介は 刀に手をかけたか?

それがしが見たかぎり ございませぬ。

武士として 反撃もせんとは。

ありえぬ…。

目撃証言によれば 吉良は無抵抗だった。

しかし 実は このことは
戦いをなりわいとする武士としては

不可解な振る舞いでもあった。

おい。 浅野と吉良とのけんか…
ということには できんぞ。

吉良が反撃しなかった以上
「けんか」は成立せず

一方的な殺人未遂として
浅野に厳罰が下ることは必然。

ところが 事態は 思わぬ展開を見せる。

鍵を握るのは 被害者・吉良。

その視点から 事件を見てみよう。

懸命の救護活動により
命を取り留めた吉良は

幕府の目付から 事情聴取を受けていた。

(目付A)内匠頭とは 何か遺恨が?

全く 覚えがありませぬ。

(目付A)さすれば 何故 貴殿が?

最近 事件直後の吉良の様子を記した
史料が見つかった。

そこには 加害者・浅野内匠頭の
犯行について

「意外な言葉」が つづられていた。

「内匠頭は 乱心であった」。

(目付A)さすれば 何故 貴殿が?

ご乱心にございましょう。

おそれ多くも 殿中で刃傷に及ぶなど
ご乱心のほかには…。

「忠臣蔵」研究の第一人者 山本博文さん。

「乱心」という言葉から
事件を穏便に解決しようという

思惑が読み取れるという。

事態の沈静化を望んでいたという
被害者の吉良。

ところが まさかの事態が…。

(目付A)何用じゃ?
(目付B)内匠頭の尋問 これあり!

申せ。
「乱心にあらず」と。

なにっ!?

乱心ではござらん!

上野介殿に かねて お恨みあり。

されども 討ち損じ
誠に口惜しゅうござる!

取り調べで 加害者の浅野が乱心を否定。

犯行動機として 「恨み」を挙げ
その詳細は明かさなかったものの…

幕府を震撼させた大事件。

即日 裁きが下った。

処分が急がれた背景には
江戸城内で事件を起こされ

面目を潰された将軍・徳川綱吉の
怒りがあったとされる。

(仙石)
恐れながら 調べを尽くすべきでは…。

もう決まった事じゃ。 内匠頭は切腹。
はっ! されど…。

くどい! 上様のご意向なるぞ。
ははっ。

殺意を認め 犯行を自供した…

被害者として おとがめがなかった
吉良上野介。

しかし 事件を穏便に解決する望みは
かなわなかった。

(左兵衛)父上!

♬~

…して 内匠頭は?

腹をな 切らされた…。

大事になってしもうたわ…。

我が吉良家は これから…。

さあ 極悪人のイメージが強かった
吉良なんですけども

春日さん これ どう思われますか?

ご自身も 「忠臣蔵」の役を かなり
演じたことがある英樹さんですけども

映画の中では
どうやって吉良というのは…。

(春日)いや とんでもない事件だよね。
考えらんないじゃないですか。

それは もう やっぱ大騒ぎ…。

今 いないからね でも いいけど。
ほんとに。

事件のポイントは 「乱心」だったかどうか。

その謎を解く鍵が
浅野の言動にあるという。

事件現場を再現して 検証しよう!

吉良じゃ。

この間の遺恨 覚えたるか!

たあ~っ! くっ…。
だあっ。

ぐあっ! はぁはぁ…。
(春日)何だ いきなり。

トゥース。
うん?            トゥース。

トゥース!
隙あり!

あ~! くそ~!

鬼瓦。 鬼瓦。
鬼瓦!

まだ生きてたか!
うわ~! くそ~! くっそ~…。

やってしまう。 ついつい やってしまう!

はい ありがとうございました~。

討ち取れましたね。
ちょっと史実どおりでしたね。

いや 我々の調査では
これが史実だった。

(加藤)すいません。
ありがとうございます。

鬼瓦とか以外。

それに のっとってる
という事ですね。

ちゃんと作法にのっとったとなると
これは…

乱心ではないということ。
はい やる気ですよね。

にもかかわらず 吉良は
彼は乱心だったから

これは罪に問えないんじゃないかと
自分で おっしゃってましたね。

そういうことを総合的に考えても…

さあ 極悪人のイメージが覆りつつある
吉良上野介なんですが…

上野介の ひきょう者が!
(一同)そうじゃ! そうじゃ!

吉良の思いを知らぬ赤穂浪士は
主君の敵を討とうと 燃え上がった。

このままでは 武士の面目が立たない。

腰抜けと そしられることは
何より耐え難いことだった。

しかし リーダー・大石内蔵助の考えは

復讐心に はやる浪士たちとは
一線を画していた。

(堀部)大石様! 大石様 もはや
上野介をたたき斬るほかありません!

お主 何か思い違いをしてはおらぬか?

殿の仇が のうのうと生きておる。
我らは腰抜けでござるか!

それが たわけと言うとるんじゃ!

それは貴様の私情にすぎんわ!
しかし…!

黙れ!
これは 浅野と吉良とのけんか。

お家の武名をかけた戦じゃ!
貴様ごときの勝手は許さん!

無論 負けっぱなしで済ますほど
我らも お人よしではない。

それでは…。                大石様!
大石様!

このけんか 「あいこ」には せんとな。

おお! やるぞ!
やるぞ!

大石は 一連の事件を
家同士の戦と捉えていた。

浅野家の名誉を回復するため

おとがめのなかった吉良家に
必ず報復しなければならないとしたのだ。

江戸城刃傷事件から 1年9か月後。

元禄15年12月15日 午前4時。

交代じゃ。
おう。 おっ…!

何じゃ 貴様ら!

♬~

やつを探し 息の根を止めろ。
かかれ~!

(一同)お~!

夜明け前の奇襲作戦に命運を賭した大石。

不意打ちを食らった吉良。

どのような攻防が繰り広げられたのか。

手がかりとなる
最重要の史料が残されている。

吉良邸の詳細を示す図面だ。

これをもとに
大石たちの作戦を検証してみよう。

討ち入り時 赤穂浪士は
表門と裏門 二手に分かれ

吉良の寝室を目指した。

逃げ道を断ち 挟み撃ちにする作戦だ。

♬~

次に 吉良側の動きを見てみよう。

吉良も 決して
手をこまねいているわけではなかった。

吉良邸には 150人の家臣たちが
控えていた。

その数 赤穂浪士の3倍以上。

数だけなら 優位は動かない。

1時間以上に及んだ死闘。

先手を取ったのは 赤穂浪士だった。

吉良側の武器に狙いをつけ 破壊。

反撃の手段を奪ったのだ。

浪士たちの一部は
屋敷を取り囲む長屋へと向かった。

かすがいで 扉を打ちつけていく。

おい 開かんぞ!
どうなっておる!

何をしておる!
開けろ~!

聞こえんか! 開けろ!
開けろ!

実は 吉良の家臣たちの多くは
長屋にいた。

その動きを封じた浪士たちは

吉良側の「数の優位」を突き崩すことに
成功する。

♬~

吉良邸の至る所で
死闘が繰り広げられた。

事件がなければ 決して
出会うはずのなかった侍同士の攻防。

暗闇の中で それぞれの運命が交錯し
激しく火花を散らす。

生と死を分けるのは 一瞬。

男たちは 全てをかけて激突した。

♬~

戦いは どのように進んだのか?

手がかりは
幕府がまとめた検視記録。

戦いがあった場所から
死者の名前まで 網羅されている。

これを 吉良邸の図面にマッピング。

突入した部隊が 次々と敵を討ち取り

吉良の寝室に迫っていく様子が
浮かび上がる。

♬~

(おたけび)

大石様! 上野介の行方
全く つかめませぬ!

なにぃ!?

上野介が消えただと…。

予想外の展開を見せた 吉良邸討ち入り。

運命の攻防戦は
ここから更に 熾烈を極めていく。

なるほど。

大石内蔵助たち 47人の…

こちらにですね 証拠物件として
100分の1の模型 ご用意しました。

(高橋)すごいですね。
(加藤)すごい大きさですよね。

40LDK? はあ~!

春日さんが住む4畳半の部屋に
換算すると…

とてつもない広さだ。

寝てるであろうところに行ったら
もういない。 どこかに隠れてる。

(春日)こんだけあったらね まあ事前に
いろいろ情報を仕入れてたとしても

当日になったら どこにいるか
分かんないですもんね。

屋敷の広大さだけではない。

赤穂浪士たちには
さまざまな困難が待ち受けていた。

そこで…。

実は今回…

そうなんでございますよ。 あの春日がね…

出ました!

討ち入りの秘密に迫る…

武術を 科学的に研究してきた
吉福康郎さんの協力で…

(スタッフ)照明 消します。

(春日)おお!

あ~ でも うっすら
何となく見えますけど…

(吉福)真っ暗です。

真っ暗だな。

一歩先すら見えないほどの…

吉福さんによると 視覚情報が断たれた
人間の体は 恐怖で硬直し

運動能力が 著しく低下するという。

えい! えい! えい! えい! えい!

ああ もう見えないんですか。

くせ者~!

失敗。

(春日)
わ~ いたた! やめろ! あ~!

(ホイッスル)

暗闇の中 戦闘に臨んだ…

これ 見て下さい。
へい。 何ですか? これ。

これね…。
お~ おも… 重い。

(吉福)「鎖帷子」というね
ものなんですけど。
(春日)鎖帷子。

ほう。 ほう~ 重いね。

これを着て… いや これ 何か あんま…

本当に防御力はあるのか。

まずは 剣術の達人・小林さんに
日本刀の威力を見せてもらおう。

(春日)おわ!

お~ お見事。 すごいっすね。
すごいですね。

(春日)きれいな…。
(吉福)きれいな面ですね。 すごいですね。

はあ~ これ防げます?

(斬りつける音)
(春日)お~。

(斬りつける音)
(春日)お~。

どうだ? どうですか?
うん? ここ あっ…。

(吉福)ちょっと斬れた。
(春日)ちょっと斬れたけど。

中… は大丈夫そうですね。
(吉福)中は 何とか無事ですね。

細かな鎖同士が 衝撃を分散。
日本刀の強烈な一撃をしのいだ。

見事 防いだ。 これはいいです。

(春日)ふだん 何かあった時に…。

さあ 春日さんに
実験に行って頂きましたけども。

あれは… 実験されたんですか?
いや 刀通さなきゃね。

ちょっと
不十分なんじゃないんでしょうか。

ちょっと足らないですよね。
足らないじゃないですよ。

追加検証が必要なんじゃないかと。

(春日)十分だろ あれで。

…というふうに
後で言ってるんですね。

生き残った人が。
かなり効果がありますね。

さあ 綿密な作戦を立てて
討ち入りに臨んだ 大石内蔵助でしたが…

討ち入り後 間もなく 吉良邸の大半を
支配下に置いた浪士たち。

狙うは 吉良の首 ただ一つ。

しかし その姿はどこにもない。

広大な屋敷の中 捜索は困難を極めた。

追い詰められた大石。
朝になれば 騒動は幕府に伝わる。

そうなれば 吉良を討つチャンスは
永久に失われる。

上野介…。

ここで吉良の動きを見てみよう。

脱出経路を探そうにも
屋敷は赤穂浪士の制圧下にあり

身動きが取れない状況にあった。

≪(斬り合いの音)

(斬り合いの音)

危機に立たされた吉良を救おうとする
一人の男がいた。

上野介の養子…

(斬り合いの音)

うわ~!

(斬り合いの音)

ああ…。

うわ!

うわ~!

♬~

(斬り合いの音)

≪行くぞ。
≪おう。

♬~

逃げる 吉良。

追う 大石。

運命のサバイバルレース。

タイムリミットの夜明けまで 残り僅か。

一方 赤穂浪士の襲撃を受け
深手を負った 吉良左兵衛。

一命を取り留め
父・上野介の行方を捜していた。

それは 赤穂浪士による
しらみつぶしの大捜索が

3度目を迎えた時だった。

場所は 台所の隣の炭置き場。

うわ~!

(斬り合いの音)

上野介か!?

♬~

うわ~!

うっ うう…。

父上…。

(斬り合いの音)

ある赤穂浪士の証言によると

上野介は 最期に
武士らしく戦って果てたという。

(一同)うわ~!

吉良上野介 絶命。
その運命の糸は 62歳で途切れた。

さあ ついに吉良を討ち取った
赤穂浪士たちですが

春日さん いかがでした?

いや まあ 最後はね
吉良上野介も 向かっていって。

あんな大人数に 一気にやられたんですね。

(加藤)両手と左の股 あと膝頭 胴など

実に 全身28か所から
傷が見つかったということなんですよね。

で 更に 吉良の刀には
血がついていて

刃こぼれをしていたことも
記されています。

戦った形跡が。
そういうことですよね。

やっぱり戦ったんでしょうね。
大勢を相手に。

最後は武士らしく。
そうですね。

それが もう ちょっと意外ですね。

あんな勇猛果敢な戦い方をするっていう
イメージが…。
なかった。

ここで討ち入りのデータを紹介。

幕府の検視報告によると…

一方 赤穂浪士側は 死者ゼロだった。

もう まさに…

春日さんが 捜査に行ってくれました。

あの春日が またまた とんでもない目に
遭いましたよ。 ひぃ~!

吉良邸 討ち入り事件の謎に迫る…

(吉福)はい。

春日さんが いざ体感!

一向二裏だか 何だか知らないけどね…

返り討ちにしてくれるわ。 あ!

うわ~!
(春日)わ~ 何だ!?

イテテテ… ちょっと待て…。

(春日)
ちょっと… ストップ! ストップ!

一向二裏とは 正面に1人
背後に 2人が回り込んで

敵を追い込む集団戦法!

(春日)来たな 出たな この。 くせ者め。

春日さんに装着した
360度カメラで見てみよう。

目で捉えているのは 正面の1人。

うわ~!

ところが その時 背後から
敵が迫ってきた。

うわ~!
(春日)お~ 何だ!?

3人の動きを
同時に捉えることは 不可能だ。

(春日)ひきょうだぞ。 おお 危ねえ…。
おお!

人間の視界は 120度。

その盲点をついた戦術が 一向二裏なのだ。

いや でもね 先生…

(吉福)それは 勝つことが目的ですから。

戦術面だけではない。
武器の使い方にも秘密があった。

じゃ 今度はね…

槍。
はい。

槍 使ったんすか? 赤穂浪士。
はい 槍 使いました。

もう刀なんて ほんとにね
最後の補助的な武器だったんですね。

あっ そうなんすか。

刀と槍 どちらが強いのか? 再び 実験!

来たな! おわ! おわ! おわ!

(春日)一気に来るのよ。

(ホイッスル)

く~。
(加藤)なるほど。

く~ 先生…

こう 届かないし やっぱり…

横にも動けないし。
そうなんです。

刀より リーチの長い槍で
間合いを取りながら 一斉攻撃。

この槍衾は 暗闇の戦闘でも
威力を発揮したという。

なるほど そっか。
ほんとは夜ですもんね。

それで3人来たら
待ち構えてて斬ろうと思っても…

わ~ 最悪ですね。
最悪でしたね。

春日さんならいけると思って
お願いしてるわけですから。

いや それは応えられなくて
申し訳ないけども。

ちょっと腹立つぐらい。

カズレーザーさん どうですか?
どれが一番 気になります?

いや~ これは やっぱり
これじゃないですか? 最後。

吉良を討ち取ってましたけれど。
ここの部分。

何すか? これ。 いかついっすね これ。
(加藤)これ…。

これ 「十文字槍」っていいましてね。
(加藤)長い。

十文字槍。
これで突きますよね。

(春日)恐ろしい。
(山本)すごい強いですね この槍は。

(春日)いやいや 試そうとするなよ。

誰にやるか分かんないです。

一歩 離れなさい君は。
(笑い声)

こういった いろんな武器を用意して。
もう どうやっても 何としてでも…

さあ 吉良上野介を討ち取った
赤穂浪士たち…

ご覧下さい。

討ち入り直後の吉良邸には
惨劇の跡が刻まれていた。

死傷者の数 およそ40人。

犯罪が多発した江戸の歴史を見ても
類を見ない 大量殺害事件だった。

なんてことだ…。

亡き主君の墓前に
上野介の首を備えた大石たちは

幕府大目付の屋敷に出頭した。

(仙石)浅野内匠の家来じゃと?
何ごとじゃ?

江戸城刃傷事件を担当し
浅野内匠頭の処分に関わった。

先ほど 吉良上野介様の屋敷へ推参し
みしるしを頂戴いたしました。

上野介を討ったと!?
はっ。

武器を持ち 徒党を組んで
騒動を起こすなんぞ

重々 不届きではあるが。
覚悟の上 にございます。

その方ら ご公儀を恐れん と申すか。

これまで大石のねらいは ただ主君の敵を
討つことにあると考えられてきた。

だが それは計画の一部にすぎなかった。

大石の秘めた胸の内を明かす
「幻の書簡」が 今年 見つかった。

(根津)こちらは…

そういうことさえ思いました。

手紙には 討ち入り直前

大石の心を捉えていた不安が
赤裸々につづられていた。

「討入りが 世間から
どう うわさされるのか心配でならない」。

討ち入りの意義を
世間に正しく認めさせる。

それが 大石のねらいだった。

問題は
どうやって世間を納得させるのか?

大石の計画を明らかにするため
討ち入りの前まで遡ってみよう。

大石には 吉良殺害を
正当化する「秘策」があった。

上様の家臣たる上野介を襲うは
上様に刃を向けるも同じ。

討ち入りの大義 でござるか…。

皆の者 「忠義」という言葉があるが

それは まさに
この時のためにあるんじゃ!

はっ!
はっ!

武士にとって 絶対の原則だった「忠義」。
それが切り札だった。

討ち入りのあとの取り調べで 大石は
「忠義」を全面に押し出し 大勝負に出る。

我が主の刃傷沙汰は 不調法の極み。

即日 切腹 領地召し上げのお仕置き
家臣一同 かしこまってございます。

ならば 何故 討ち入った?

おい! 答えんか!

上野介様が その後もご存命でしたゆえ。

仙石様 主君が討ち損じた仇を
討ち果たさぬなど

家臣として 果たして
忍ぶことができましょうか。      何…?

はばかりながら 我ら一同 亡き主の「志」を
継ごうとしたまでにございます。

願いはないか?

武士として 「忠義」を果たせた今
我らに 何の未練がありましょうか。

仙石様 そうでございましょう?

…言うのう。 ハハハハハハハハハッ。

(仙石)神妙であった。 追って沙汰する。
(一同)はは!

「忠義」を全うした赤穂浪士を
処罰してよいのか。

大石のねらいどおり
事件は 大きな波紋を呼び起こしていく。

赤穂浪士を英雄視する大名が続出。
幕府の上層部まで 同情論が広がった。

ヒーローとなっていく赤穂浪士。

一方 被害者・吉良家は どうなったのか?

吉良家の対応には 幕府から
疑いのまなざしが向けられていた。

その矢面に立ったのは
生き残った 吉良左兵衛だった。

討ち入りの折
ご家来衆は いかがしておりましたか?

無論 家来どもは
勇ましゅう手向かいいたした。

が いかんせん相手は武具に身を固め
討たれるのは 我が方ばかりにて。

はて? お屋敷には 浪士どもを
はるかに超える数のご家来がいた。

そう聞いておりますが。
それが…。

赤穂浪士の襲撃を許し
父の首を取られた左兵衛。

武士として耐えがたい屈辱だった。

(杉田)願いは?

ただ父の… 父の首を
浪士どもより お返し頂きたい!

(嗚咽)

幕府は おとがめなしとしていた
江戸城の刃傷事件まで遡り

吉良家を処分することを 検討し始める。

(仙石)左兵衛殿への こたびのお仕置
浪士どもは ともかく

吉良と浅野 先のお裁きとの兼ね合いは
いかがなりましょうか。

一つ 教えておく。

機に臨み変に応ずる
臨機応変こそが 政じゃ。

早々に 始末せい。
はっ。

臨機応変… いや 朝令暮改か。

♬~

討ち入りから 二月後。

元禄16年2月4日 幕府の処分が下る。

裁きは 吉良家の当主 左兵衛に
申し渡された。

上野介は 松の廊下 刃傷の折

浅野内匠より逃げるばかりで
ひきょうの至りであった。

(浅野)この間の遺恨 覚えたるか!

う! うわ~!

刃傷事件当時
上野介が反撃しなかったことが

武士にあるまじき行為として
今さら断罪。

また こたび 赤穂浪士どもに
討ち取られたよし

武士として不覚の極みである。

親の恥は 子の恥。

うわ!

うわ!

(仙石)よって その方は
領地召し上げのうえ

他家への預かりとする。

かしこまりました。

吉良家には 取りつぶしという
極めて厳しい処分が下された。

左兵衛は 預かり先にて
21歳の若さで病死。

吉良家は 断絶した。

大石内蔵助をはじめ
赤穂浪士には 切腹が申し渡された。

武士として これ以上ない
「名誉の死」が与えられたのだ。

事件から300年。 「忠臣蔵」は
「忠義の物語」として語られ続けている。

どうですか? 大石内蔵助。

すごい。 ちょっと怖いですな。

これは やっぱり切腹というのは…。

首を斬られるわけですよね。

そうなんですよ 根底にあるんで。

今回 メインを「忠臣蔵」ということで
見ていきましたけれど。 英樹さん。

(高橋)それが正しいかどうかっていうのは
ちょっと やっぱり…

今まで 我々が思ってたのと…

今まで誤解してました。
…っていうね これを知ると。

運命の持つ魔力というもの
春日さんは どう見られますか?

で 我々のとこまで届いていてっつって。

ありがとうございます。

ありがとうございます。

逆に絶対使います。
(笑い声)

さあ 私たちが知っていると
思い込んでいる歴史的な事件も

視点を変えれば 知られざる真相と
波乱万丈のドラマが見えてきます。
はい。

もし 運命の糸がつながっているなら
また お会いしましょう!

♬~

本来 出会うはずが
なかった

人々の運命が交わり

思わぬ結末へと突き進んだ
「忠臣蔵」。

事件に翻弄された

男たちの
壮絶な人生は

正しく伝えられることが
ないまま

今に至っている。

「忠臣蔵」は
まだ終わっていない。

亡き主の志を

継ごうとしたまでにございます。

かかれ~!


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