BS1スペシャル “衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史/ホモ・デウス~ ユヴァル・ノア・ハラリ、池上彰、海部陽介…


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出典:『BS1スペシャル▽“衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史/ホモ・デウス~』の番組情報(EPGから引用)


BS1スペシャル▽“衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史/ホモ・デウス~[字]


全世界1000万部超の驚異的ベストセラー「サピエンス全史」AIや遺伝子技術が進む未来を大胆予測した新作「ホモ・デウス」混迷の現代を生き抜く幸福のヒントがここに!


詳細情報

番組内容

全世界1000万部を超え、ビル・ゲイツやザッカーバーグらも絶賛する驚異的ベストセラー「サピエンス全史」。AIやVR、ゲノム編集や人体拡張技術が席巻する未来を大胆に予測した新作「ホモ・デウス」。人類250万年の歩みを全く新しい視点で読み解く“知の巨人”著者のハラリ氏に独占インタビュー!これを見れば話題沸騰の“衝撃の書”の世界が全部分かります!2019年のスタートに幸福に生きるヒントを見つけませんか?

出演者

【サピエンス全史 出演】ユヴァル・ノア・ハラリ,池上彰,海部陽介,【ホモ・デウス 出演】ユヴァル・ノア・ハラリ,豊永博隆,佐藤康博,【声】腹巻浩司,じんぼぼんじ,【語り】保里小百合




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BS1スペシャル “衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史/ホモ・デウス~
  1. 人類
  2. ハラリ
  3. 人間
  4. サピエンス
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  7. フィクション
  8. 世界
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『BS1スペシャル▽“衝撃の書”が語る人類の未来~サピエンス全史/ホモ・デウス~』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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私は ポール・ゴーギャン。

今宵 皆さんと 「人生の幸福」と
「未来」について考えてみたい。

「放浪の画家」と呼ばれた 私にとっては

人生とは 先の見えない迷路のようだった。

皆さんは どうかね?

私のように
人生の迷子になってはいないかね?

人間の悩みなんて 皆 同じようなものだ。

♬~

全世界で 売り上げ
1, 000万部を超える

歴史的ベストセラー
「サピエンス全史」。

人類誕生から
250万年の歴史を

これまでの常識に
とらわれない

驚きの視点から
解き明かしています。

日本では 去年9月に出た
続編「ホモ・デウス」。

急激な進化を遂げるテクノロジーが
人類の未来に何をもたらすのか

大胆に予測しています。

人類の誕生から 未来までをたどる
この書は 現代を読み解く羅針盤です。

この作品を生んだのは
歴史家の ユヴァル・ノア・ハラリさん。

私たちの幸福を考えるヒントは

人類の歴史の中に
隠されていると言います。

トランプ! トランプ! トランプ!

内向き志向や貿易戦争
過激なナショナリズムが

世界を揺さぶり始めています。

マネーの概念を覆す「仮想通貨」は
価格が乱高下して 人々を翻弄。

イデオロギーに根ざした暴力は
今 この瞬間も 誰かを犠牲にしています。

豊かになった現代。

幸せが実感しにくくなったのは
なぜなのでしょうか。

私たちが歩んできた道は 正しかったのか。

そして この先に幸福はあるのか。

「サピエンス全史」が語る
衝撃の世界に飛び込み

その答えを探しに行きましょう。

♬~

♬~

♬~

「サピエンス全史」。

ここで語られているのは ホモ・サピエンス
つまり私たち人類が

地上の覇者になるまでの
250万年にわたる 発展の歩みです。

ハラリさんのアプローチは
これまでの人類史とは異なり

生物学や経済学など 多くの視点を
取り入れた 全く斬新なものです。

例えば 「男性が 女性より体力が勝るから
男性優位の社会になる」とする見方を

あっさり否定します。

この斬新な視点に魅せられた…

幅広いジャンルの
取材経験が豊富な 池上さんも

この本の着想には驚がくしたと言います。

これまで私も さまざまな
人類の歴史についての本を

読んできたんですけれども
特に ハラリさんの本を読んで

びっくりすることが
非常に多かったんですね。

どうして こういう着想を
得られたんでしょうか?

この本で
ハラリさんが最も重視しているのが

「人類は幸福になったのか」
という問いです。

そこで 私たち人類
ホモ・サピエンスの歴史を

この本に出てくる 3つのステージに
分けて 見ていきましょう。

7万年前の「認知革命」。

1万2, 000年前の「農業革命」。

その後の「人類の統一」です。

人類の仲間 ホモ属が 初めて
地上に現れたのは およそ250万年前。

私たち ホモ・サピエンス以外にも

多くの種族が生きていました。

サピエンスは アフリカで生まれた

取るに足らない
一種族にすぎなかったのです。

ネアンデルタール人は サピエンスより
脳が大きく 力の強い種族でした。

にもかかわらず サピエンスは
ネアンデルタール人を駆逐し

ホモ属で唯一 生き残ったのです。

一体 なぜでしょうか?

実は 私たちには特別な力がありました。

それは 「フィクションを信じる力」だと
いうのです。

例えば ネアンデルタール人は
「ライオン」など

実際に 目に見えるものしか
伝えられなかったそうです。

ところが サピエンスは
「ライオンは我々の守護霊だ」という

フィクションを考え出し その物語を
みんなで共有できたというのです。

サピエンスは この「フィクション」を
共有することで

集団で協力して
何かを成し遂げられるようになりました。

これが 「認知革命」です。

弱い種族だったはずのサピエンスは
こうして得た 「集団の力」を駆使して

勢力を拡大し ネアンデルタール人など
他の種族に打ち勝っていったのです。

こうした ハラリさんの説には
人類史の専門家も注目しています。

国立科学博物館で
人類史研究のリーダーを務める…

サピエンスが
フィクションを生み出した証拠が

実際の古代遺跡に残っているといいます。

フィクションを信じる力は 私たちが
生きる現代でも発揮されています。

例えば 多くの皆さんがお勤めの「会社」。
これって一体 何でしょうか?

建物のこと?

社長のこと?

それとも 社員?

株式や登記簿のことでしょうか?

どれも 会社を成り立たせる一部ですが

会社そのものではないですよね?

実は 会社は みんなが「ある」と

信じているから成り立つ「フィクション」。

この本では 他にもお金や国家 法律も

みんな フィクションだと言い切っています。

人間が 集団で力を発揮できるのは

フィクションを信じているから
というわけか。

確かに チンパンジーに
私の絵を見せたところで

感動などしてくれないだろう。

だが この「フィクション」とやらは

このあと 私たち人類に
何をもたらしたのか…。

「認知革命」によって
「集団の力」を得た人類は

次のステージ 「農業革命」に向かいます。

人類躍進のきっかけとされてきた
この出来事に

「サピエンス全史」は
前代未聞の観点から切り込みます。

およそ1万2, 000年前に
人類は集団で畑を耕し

穀物などを
栽培するようになったといいます。

農業を始めたことで 食料供給が安定し

幸福を手にしたというのが
通説なのですが…。

この本では 反対に 人類は
穀物を育てるために働く時間が長くなり

作物の出来不出来によって
飢餓のリスクが増え

おまけに 貧富の差まで生まれた。

つまり農業革命によって 人類は ちっとも
幸福になっていないというのです。

そして 農業革命によって
自分の土地を守ろうとする

農耕民同士の争い事も増えていったと
この本では指摘しています。

更には 健康問題まで。

更に更に 「サピエンス全史」は
視点を一気に逆転させて

農業革命を読み解きます。

一体 どういうことかというと…。

穀物の側から見れば サピエンスは

一年中 朝から晩まで世話をして
仲間を増やしてくれる存在。

つまり 自分たちを世界中に広げてくれる
都合のいい働き手というわけです。

私たちは 小麦
あるいは 米を栽培するようになった

というように思っていたんですが

この本を読むと 小麦が人間を
家畜化したって書いてあります。

さしずめ日本ですと
米が人間を家畜化したっていうことに

なるんでしょうけれども この発想の転換
というのは びっくりしますね。

人類史をこうしたユニークな視点で捉える
ハラリさんは イスラエルの出身です。

キリスト教 イスラム教 ユダヤ教の
3つの宗教の聖地であるエルサレムは

古代から 人々が行き交う
文明と宗教の交差点でした。

この場所から 世界を見てきたことが
ハラリさんの歴史観に影響を与えました。

ヘブライ大学
オックスフォード大学などで

歴史を学んだハラリさん。

「サピエンス全史」は
母校で行った授業をもとに

イスラエルの若者に向けて
書かれた本でした。

ハラリさんの講義を受けたという
学生は…。

農業革命によって 大量の食料を得て
爆発的に増え始めたサピエンス。

初めは小さな集団で暮らしていましたが

次第に大きな町 そして都市

更には 王国へと
ネットワークを広げていきました。

集団は 時に分裂と再編を繰り返しながら
より大きな集団になります。

すると 秩序を保つことが難しくなり

次第に 社会のルールが
複雑になっていきました。

私が生きた 19世紀後半のヨーロッパは

国と国との争いが あちこちで起き

世界は 刻々と姿を変えていた。

社会は複雑になり 混沌としていった。

そんな中で 人類は どうやって

地上を支配するほどの大きな集団に
なれたというのだろう?

農業革命で
一人一人の幸福は失われても

人類全体は 勢力を拡大していきました。

そして 地域と地域を結ぶ
グローバル化の道へ進んでいきます。

それが第3のステージ 「人類の統一」です。

人類統一の扉を開く鍵は
3つのフィクションでした。

「宗教」 「貨幣」
そして「帝国」です。

その一つ
「宗教」の役割について

「サピエンス全史」は
こう語っています。

これは 3, 800年前に書かれた
「ハンムラビ法典」。

「目には目を。 歯には歯を」など

法律と量刑を示した
世界最古の法律書の一つです。

作ったのは 100万の民を束ねた
バビロニアの王 ハンムラビ。

法律に こう記しています。

つまり 「王である私の決め事は
神々が定めた普遍的正義だから

皆の者 従うべし」と主張しているのです。

人間によって定められたルールは

いつでも変更できるので

社会秩序を十分に保つことはできません。

一方 神々によるルールは
人間の気まぐれではなく

絶対的な権威が定めたもの。

これによって 人々が従うようになり
結果として 社会の安定が保証される。

つまり 神という「フィクション」を
みんなが信じるからこそ

成り立っているというわけです。

人類は 神々の権威によって
更に大きな集団にまとまっていきました。

そして 人類の統一を決定的にしたのが

自分たちの神だけが絶対と信じる
一神教の登場だとハラリさんは言います。

人類の統一に大きな役割を果たした 宗教。

一方で ハラリさんは
宗教の功罪についても語っています。

例えば 「天地創造」であったり
「アダムとイヴ」の物語であったり

「ノアの箱舟」だったり 旧約聖書には
さまざまな物語がありますが

これは全て
フィクションであるというわけですね?

ほっほっほ… 随分 手厳しい。

宗教に救われた人は
確かに多いだろうが…。

ふん… それで皆が幸福を手にしたとは
言い切れんかもしれんな。

♬~

人類の統一に向けて
極めて大きな役割を果たしたもの。

それは 「貨幣」だと
「サピエンス全史」は指摘します。

お金というのは 非常に
不思議なものだと思うわけです。

例えば日本ですと 一万円と書いてあれば
これが 単なる紙ですけど

私たちは 一万円と信じてる。

みんなが お金は お金だと思っているから
お金なんだよという。

私たちが ふだん目にするお金。

もともとは紙幣に限りません。

その起源は さまざまです。

貝がら 牛 塩 穀物などが
「貨幣」として使われてきました。

やがて 貴重な金属を
一定の重さに統一した硬貨が発明され

その価値を 王や国家が保証しました。

では なぜ みんなが
貨幣を使うようになったのでしょう?

例えば 歯が痛い時。

虫歯の治療は
バナナ何本分に相当するのでしょうか?

仮に バナナ100本分と決めたとして

そんなに もらっても
食べきる前に腐ってしまいます。

虫歯に悩むバナナ農家は
バナナを売って 貨幣に換えることで

治療というサービスを いつでも
必要な時に買うことができるのです。

つまり貨幣は 品物やサービスの価値を
大勢が「信じることができて」

誰とでも どんなものでも
交換できるためのシステムなのです。

これが 異なる集団の人々を
一つに まとめるためには

驚くほど 効果的でした。

イデオロギーが違っていても 貨幣の
価値は同じように信じることができる。

まさに 「最強の征服者」なのです。

宗教や貨幣によって
統一への道筋をつけた人類は

更に 成長を加速させます。

そこに 今度は
「信用」というフィクションが現れます。

工務店の小宮山さん
大きな仕事が 一段落して

1, 000万円の利益を上げました。

小宮山さんは そのお金を銀行に預金。

銀行の金庫の中には
1, 000万円のお金が存在します。

同じ頃
パン屋をオープンしたい土屋さんは

銀行に 1, 000万円を貸してと
お願いしました。

銀行は 小宮山さんから預かった
1, 000万円を貸し出します。

土屋さんは パン屋の建設を
小宮山さんの工務店に依頼し

小宮山さんの銀行口座に
1, 000万円を振り込みます。

こうして 銀行にあるお金は
2, 000万円ということに。

おや? 実際に金庫にあるお金は
1, 000万円なのに

帳簿上は いつの間にか
倍になっていますね。

みんなが貨幣の価値を信じる
その信用の上に

この仕組みは成り立っていると
この本では説明しています。

では なぜ人々は
想像上にすぎない財なのに

ここまで
信じられるようになったのでしょうか?

それを可能にしたのは
過去500年間に果たした

科学技術の驚くべき進歩だと
ハラリさんは言います。

新大陸の発見は
使える資源の量を増やし

物理の法則の発見は
新たな機械を生み出し

空は 手の届かない領域では
なくなりました。

技術を進歩させると 人類は 富の総量を
増やせることに気が付いたのです。

それまで 同じ大きさのパイを
分け合っていた人類は

パイを大きくできるようになると
増えた分から また資本を投入して

パイを どんどん大きくしていったのです。

「資本主義」は ハラリさんが指摘する
3つ目の鍵 「帝国」と結び付き

人類を統一へと導いていきます。

この本では 「帝国は
境界線を自在に変え

無尽蔵の欲を持つ」と
特徴づけています。

中世のヨーロッパ。

スペイン帝国は 金を求めて
新大陸へ こぎ出し

アステカやインカという文明を
次々に滅ぼしました。

大英帝国は
インドに 巨大な貿易会社をつくり

アジアの広大な地域を支配。

1997年の香港返還まで続きました。

帝国は多くの文化をのみ込んでいきます。

建築や言葉など
分かりやすい文化だけでなく

西洋的な価値観や 経済システムなども
世界中で共有されていきました。

人類の統一は 「資本主義」と
「帝国のビジョン」が結び付き

経済成長を追い求めることで
成し遂げられたというのです。

私が移り住んだタヒチは
楽園だと思ったが

結局は 資本主義に
支えられていたのか…。

「フィクションを信じる力」によって
集団の力を得たサピエンスは

宗教や貨幣を駆使して 地上の覇者として
君臨するようになったと。

で 人類が統一したとして

今を生きる皆さんは
幸せになっているのかね?

とどまることなく発展を続けてきた
サピエンス。

今 確かに物質的な豊かさを得て
寿命も延びてきています。

一方で 私たちは
多くの問題も同時に抱えています。

イデオロギーに根ざした 紛争や暴力。

広がり続ける格差。

そして 経済システムによる ひずみも
見え始めています。

かつて 金の鉱山として栄えた
このスイスの村で

今 新たな貨幣が生み出されています。

そこには 紙幣も硬貨も
現実には存在しません。

あるのは ネット空間のデータだけ。

金のように希少性があるわけでもなく

国家が その価値を
保証しているわけでもありません。

しかし プログラムと
共有するユーザーによって

価値が決められ
実際に流通しているのです。

つまり 仮想通貨は
「金融というフィクション」の中の

更なる 「フィクション」。

仮想通貨は
世界各地で 人々を虜にしています。

しかし
さまざまなトラブルも起きています。

一瞬にして乱高下する価値。

何十億という通貨が流出するという事件も
世界中で後を絶ちません。

そういう時に この過去の歴史に学べば

「いや 人類
ここまで やり抜いてきたんだよ」

「まだまだ これからも できるんだよ」
という

そういう自信を
持つことができるということですね?

「サピエンス全史」では
これから 未来がどうなるかについても

解き明かそうとしています。

目覚ましい発展を遂げている
ロボットテクノロジー。

これは 体を動かす機能を助ける
サイボーグ型ロボットです。

体に取り付けたセンサーが
脳から出る微弱な電流を感知することで

「歩きたい」と思うだけでロボットが反応し
歩行を助けるという仕組みです。

医療や介護の現場での活躍が
期待されています。

最先端のバイオテクノロジーは
DNAを書き換えるだけではなく

ゼロから作り出す段階にまで
近づいています。

その技術を利用すれば 火星に住むことも
夢ではないというのです。

例えば 酸素を生み出す微生物を
大量に増殖させ

僅かな太陽光でも育つ植物を作れば

不毛の惑星に
新たな世界を作り出すことさえできる。

これは SFの世界ではなく

既に 大手広告代理店が主導して
計画を始めています。

人類は 天地創造を
実現しようとしているのです。

コンピューターのソフトに例えますとね
人類が生まれた時は 人類1.0だった。

それが 認知革命によって 1.1になり
農業革命で 1.2になり

科学革命で 1.3になった。

今度は 人類2.0になる
ということでしょうか?

衝撃の書
「サピエンス全史」。

未来を どう選択するのか
私たちに問いかけています。

(ゴーギャン)幸福を求め
我々人類は 確かに 発展し 拡大した。

しかし 立ち止まってみると どうだ?

手にした力を 何に使うのか。

この先 何を望みたいのか。

我々は 次に どんな光景を目にするのか。

♬~

それは どんな存在でしょうか。

私たち人間は 苦難に直面する度
神の力にすがり 祈りを捧げてきました。

しかし 今世紀中に 人間が全知全能の神に
進化すると予言する衝撃の書があります。

「ホモ・デウス」。

今 世界35か国で 400万部を突破している
ベストセラーです。

人類の これまでの歩みを
新たな視点で捉え直し

私たちの未来を展望しています。

この本では テクノロジーの進歩が

人間の手に負えないものになる
おそれがあると 警鐘を鳴らしています。

中国の科学者が
ヒトの遺伝情報を書き換え

双子を誕生させたと発表しました。

「歴史上初めて 遺伝情報に
手を加えられた人間が生まれたか」。

世界に衝撃が走りました。

テクノロジーの発達は
人間の力も拡張しています。

脳に埋め込まれた チップ。

例えば 脳からの指令で
直接 飛行機を動かすことが

可能になろうとしています。

更に 将来 人間の知能を凌駕するとも
予測される AI 人工知能。

このAIが はじき出す
企業の収益予測などは 1日に30億件以上。

経営判断の材料として
活用されています。

「ホモ・デウス」の著者で 歴史学者の
ユヴァル・ノア・ハラリさん。

ハラリさんは 本の中で
人類の進化に触れながら

警鐘を鳴らしています。

今 私たちに何が起きているのか。

そして
どこへ向かおうとしているのか。

衝撃の書 「ホモ・デウス」。

人類の未来を探る旅の始まりです。

♬~

私は 19世紀の画家
ポール・ゴーギャン。

人間が どう生きるべきか
考えてきた。

この絵のタイトルは…

こうした思いを 皆さんも
抱いているのではないかね?

私が生きた19世紀と
皆さんが生きる時代は 大きく変わった。

テクノロジーだ。

その 現代のテクノロジーがあれば
こんなことも…!

ふふん。 さて 私と一緒に
現実の世界を見に行ってみようかね。

ハラリさんの発言に
世界が注目しています。

北京で開かれた
未来の技術を展望するシンポジウムに

メインスピーカーとして
招かれました。

ハラリさんが その名を
世界に知られるようになったきっかけは

世界で 1, 000万部以上を売り上げた
ベストセラー「サピエンス全史」。

250万年に及ぶ人類の歩みを
独自の視点で読み解き

人間の幸福とは何か 問いかけました。

その続編として発表された
「ホモ・デウス」は

人類の未来について 考えた本です。

ここでは 私たちの未来を考えるうえで

「生物工学」 「人体拡張技術」

「AI 人工知能」が鍵になるとしています。

こうしたテクノロジーの進歩は
人類に何をもたらすのか。

ハラリさんは 常識にとらわれない
独自の視点で見通しています。

今回 ハラリさんが住むイスラエルを訪ね
私たち人類

そして 未来について
話を聞くことができました。

ハラリさんが指摘する
1つ目のテクノロジー

それは急速に進歩する 「生物工学」です。

今や 私たちは
生命の設計図である遺伝情報を

自在に操作できるまでになっています。

生物工学について ハラリさんが
危惧していたことが実際に起きました。

一人の中国人科学者が
インターネット上に投稿した動画が

世界に衝撃を与えたのです。

中国の研究者 賀建奎氏。

人間の受精卵の遺伝情報を書き換える
「ゲノム編集」を行い

「エイズに感染しにくい」 双子の女の子を
誕生させたと発表したのです。

世界初の 「ゲノム編集ベビー」の誕生か。

ニュースは
世界で大々的に報じられました。

公表の2日後 賀氏が出席を予定していた
香港の国際会議には

世界中から 報道陣が詰めかけました。

賀氏に 厳しい質問が投げかけられました。

この日を最後に 賀氏は
公の場で説明を行っていません。

こうした出来事が起きる背景にあるのは
ゲノム編集をめぐる競争の激化。

中国も その舞台の一つです。

中国・蘇州に拠点を置くバイオ企業
サイヤジン社です。

初めて 日本のメディアに
内部が公開されました。

ここでは 欧米の研究機関などの
要望に合わせて

マウスを ゲノム編集しています。

こちらは 紫外線をあてると 耳や尻尾が
緑色に光る 研究用のマウスです。

このマウスを生み出す
ゲノム編集の裏側を

取材することができました。

生命の設計図は 「A」「T」「G」「C」の
4つの塩基の組み合わせで決まります。

マウスの遺伝情報に
730文字を新たに書き加えることで

緑色に光るといいます。

中国では こうしたゲノム編集の作業を
効率化し

大量の生き物を誕生させるシステムが
既に確立していました。

この研究所では 最近 人間の体細胞の
ゲノム編集を始めました。

既に 世界中の研究機関から
注文が届いているといいます。

更に 生物工学の最前線 アメリカでは

「遺伝的な親」がいない人工生命体も
生み出されています。

分子生物学の世界的な権威
クレイグ・ベンター氏。

生命の維持に欠かせない
最小限の遺伝子だけを持つ

細胞の作成に取り組みました。

「ミニマル・セル」という人工生命体です。

研究では 人間が合成した細胞が
自ら分裂して増殖。

新たな生命の誕生が実証されました。

急速に研究が進む
生物工学。

ハラリさんは
この先の展開についても記しています。

ゲノム編集は 初めは
重い病気の治療として行われますが

徐々に 肥満など
体質改善に応用されます。

やがて 子どもの外見や知能を
親の望みどおりに変える

「デザイナーベビー」が誕生。

人々の欲望は とどまることを知らず

どんな方向に人類が進むのか
想像できないというのです。

スウェーデンのストックホルム。

手に 何かを埋め込む人たち。

体に注入しているのは 長さ12ミリの
マイクロICチップです。

このチップを手に埋め込めば カードや
現金で支払う必要がなくなります。

既に 3, 000人以上が
埋め込んだといいます。

テクノロジーは
人間の活動範囲も拡大しています。

ネットベンチャーを経営する
グラハム・ゲイラーさんです。

グラハムさんの会社は
ネット上の仮想空間にあります。

このバーチャル・リアリティー用の
ゴーグルをかけて 「出勤」です。

アニメのキャラクターに見えるのは
世界中に散らばる同僚たち。

ニューヨークやバンクーバーなど
世界各地から出勤してきます。

実際のオフィスと同じように働き…。

仕事が終わったあとも
仮想空間のバーで過ごしています。

拡張する 人間の力。

ハラリさんは 脳と機械が直接つながる
未来の姿も予測します。

ハラリさんが語る
脳と機械の融合。

実際にアメリカでは 国防総省が
巨額の投資を行っています。

そのプロジェクトを担う DARPA。

5年前 「生物技術研究室」を設立し

脳の神経細胞の詳細な働きを
解明しようとしています。

DARPAは
ベトナム戦争で使用された枯れ葉剤

湾岸戦争に投入されたステルス戦闘機など
数多くの軍事技術を開発してきました。

そこで生まれた技術は
民間にも転用され

インターネットや GPSなど
私たちの生活にも広く普及しています。

今回 特別に DARPA本部への取材が
許可されました。

入り口に飾られていたのは
チップが埋め込まれた頭部の模型。

DARPAは 世界の大学や企業に
巨額の投資を行い

研究開発を進めています。

この企業が 2020年代前半に
臨床実験を目指すのは

「ブレイン・マシン・インターフェイス」と
呼ばれる技術です。

脳に 直接 ワイヤーを挿入し

神経細胞を流れる 大量の電気信号を
読み取るものです。

障がいがある人の脳とコンピューターを
直接 つなげることで

体の機能をカバーしようとしています。

この技術は アメリカ軍の活動に
役立てられると

DARPAは アピールしています。

頭の中で想像するだけで 軍用機の
遠隔操縦が可能になるというのです。

テクノロジーを追い求める人類は
この先 どこへ向かうのか。

神の力を得ようとする人間。

そこには 近代以降の
「人間至上主義」があると

ハラリさんは見ています。

人間だけが幸福を追求し
欲望を満たす価値があるという考えです。

「人間至上主義」に立つ人間が
「テクノロジー」を手にして

「ホモ・デウス」を目指す。

その道は これまでにないほど
過酷になるだろうと

ハラリさんは語ります。

つまり テクノロジーを駆使して
アップグレードした存在

「ホモ・デウス」になれるのは
一部のエリートだけ。

残りの多くの人は 取り残され

社会的な価値を持たない
「無用者階級」になるというのです。

(ゴーギャン)確かに 私の人生も
自分の欲望に振り回されたものだった。

「無用者階級」とやらになってしまった
人類は

この先 どうなってしまうのだろう…。

♬~

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今 膨大なやり取りが行われる
インターネット上のビッグデータ。

その量は この10年で
20倍近くに増えています。

これまで 顧客との人間関係を
重視してきた金融機関も

今 膨大なデータを活用しようと
AIの導入に積極的です。

AIを使った このアプリ。

銀行員に代わって
AIが ローンの審査を行います。

みずほ銀行と ソフトバンクが
2017年に始めました。

AIが出した得点に応じて

ローンの利率や借り入れ限度額が
決まります。

AIは 通常の審査に加えて
こんな情報まで聞き取ります。

はい 終わりました。
ちょっと読んでみて下さい。

自分の性格。

これは どう捉えたらいいんでしょう。

これは AIが 私のことを
こう思っているということですか?
ええ。

既に 20代から30代を中心に
40万人以上が登録している このサービス。

人間が行う 一般的な審査と比べ

貸し倒れ率は
半分以下になったといいます。

みずほフィナンシャルグループの
佐藤康博会長は

AIの導入は 金融の在り方を
根本的に変えていくと見ています。

そうした人にもですね…

アメリカのIT企業 セールスフォースが
都内で開いたイベント。

AIによる経営効率化を目指す
企業の担当者など 4, 000人以上が集まり

会場は満席でした。

(拍手)

AIは 天才科学者に ちなみ

「アインシュタイン」と
名付けられています。

このAIは 人手不足に悩む中小企業でも
導入が進んでいます。

ある せっけんメーカーの事例です。

営業本部は 部長を合わせて
社員20人余り。

これまで 在庫管理や 卸売業者との
やり取りに追われ

データを分析する余裕は
ありませんでした。

導入したAIに 日々の売り上げや
卸売業者への出荷数 商談の内容など

さまざまな情報を入力。

すると AIが 取引先ごとに
利益や売り上げを予測。

将来性が見込めない会社への営業をなくし
効率化できました。

AIは 人間の判断を助けるだけでは
ありません。

私たち自身に革命的な変化をもたらすとも
ハラリさんは予測します。

これは 人類にとって
歴史的な転換点になると

ハラリさんは考えています。

人は 意思決定を行う時
問題を解決する「知能」と

喜怒哀楽を感じ取る「意識」が
互いに補い合っています。

ところが AIには「意識」はなく
あるのは「知能」だけ。

人間は 優れた「知能」を持つAIに
助けられるうちに

「知能」の価値を 「意識」よりも
重んじるようになっていくというのです。

人間の行動に
AIが深く関わるようになった時

何が起きるのでしょうか。

AIの活用が急速に進む中国です。

若者たちの飲み会をのぞいてみると…。

スマホに表示されているのは
個人の信用度を表すスコア。

点数が高いほど 自慢のネタになります。

このスコアを打ち出すAIを
開発したのは

中国の大手ネット通販会社
アリババグループ。

スマートフォンを通して
支払い履歴や位置情報 交友関係まで

個人に関する あらゆるデータを
集めています。

これをもとに
AIは 個人を採点しています。

例えば 高級レストランで
食事をすることが多い人や

点数の高い友達と交流のある人は
評価が高くなると言われています。

一方 ローンの返済や
公共料金の支払いを滞納する人

社会のルールを守らない人は
減点されるといわれています。

このスコアが高い人を 優良顧客として
家賃を割り引く不動産会社も登場。

更に こんな所にまで…。

「婚活サイト」にも AIが判断した
スコアが表示されています。

この大学生は やや低めの572点。

今より スコアを下げないように
気をつけています。

「ホモ・デウス」では
人間の助けとなっていたAIが

いずれ
人間をのみ込んでいくと見ています。

ハラリさんが 最も懸念しているのは

人間そのものの価値が
失われていくことです。

人類の未来について考え続けている
ハラリさん。

今 気にかけているのは
次の時代を生きる子どもたちのことです。

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ハラリ氏は こんなことも言っている。

「視野を狭めるのではなく

ずっと幅広い さまざまな選択肢に
気付いてもらいたい」。

皆さん たまにはスマホから手を離して

己の声に耳を澄ませてみてはどうかね?


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