クローズアップ現代+「認知症ケアの“極意”解明 “科学的介護”の最前線に迫る」 阿川佐和子、武田真一、田中泉



出典:『クローズアップ現代+「認知症ケアの“極意”解明▽“科学的介護”の最前線に迫る」』の番組情報(EPGから引用)


クローズアップ現代+「認知症ケアの“極意”解明▽“科学的介護”の最前線に迫る」[字]


認知症患者と家族に希望▽患者が穏やかになる達人技を分析!誰でも習得可能に?▽見つめる・ふれる・話しかける秘けつ▽暴言や興奮などの行動が減少!注目のプログラムとは


詳細情報

番組内容

【ゲスト】作家…阿川佐和子,【キャスター】武田真一,田中泉

出演者

【ゲスト】作家…阿川佐和子,【キャスター】武田真一,田中泉




『クローズアップ現代+「認知症ケアの“極意”解明▽“科学的介護”の最前線に迫る」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数BEST10)

クローズアップ現代+「認知症ケアの“極意”解明 “科学的介護”の最前線に迫る」
  1. 介護
  2. ケア
  3. 視線
  4. 認知症
  5. データ
  6. アイコンタクト
  7. AI
  8. 改善
  9. 距離
  10. 分析


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>>ふだんは介護を拒否すること
がある認知症のお年寄りが

なぜかこの人がケアをすると
にこにこになる。

そんな介護の達人たちが
全国各地にいます。

そうした介護の技は
長年の経験や、勘として捉えられ

実体が
よく分かっていませんでした。

しかし今、科学の力で
その秘密が解明されつつあります。

ケアのときに大切な目の合わせ方
触れ方などのこつを数値化し

学びやすくする試みが
進んでいるんです。

>>よいケアのノウハウを

みんなで共有できる時代が
やって来る?

京都大学の中澤篤志さんが
注目しているのは

介護をする際の視線。

高齢者に安心感を与えるうえで
とても重要だとされています。

>>この日は
都内の病院に勤める看護師

林さんの目元に小型カメラをつけ

ケアの様子を
撮影することにしました。

>>林さんは認知症で
暴言などがある人も

穏やかになるほどの技術の持ち主。

>>特に認知症では

認知機能が衰えて
視野が狭くなる場合があるため

しっかり視線を合わせないと
不安を与えることがあります。

こちらが達人
林さんの視線の映像。

顔と顔の距離が近く

しっかりアイコンタクト
できているのが分かります。

体のケアをしているときでも
アイコンタクトを繰り返し

コミュニケーションを
絶やしません。

中澤さんは
別の介護士の視線の映像と

比較してみることにしました。

当初はきちんとアイコンタクトを
していましたが…。

体のケアが始まると
視線は顔を外れて

なかなか戻りません。

こちらは両者の視線を分析した
グラフ。

近い距離で目が合うほど
大きく上に振れています。

達人・林さんは
10秒以内に近い距離で

アイコンタクトを
繰り返していました。

一方、別の介護士は
目の合わない時間が長く

顔の距離が遠いことが
分かりました。

>>さらに京都大学では

認知症の人の気持ちを知るための
研究も進んでいます。

心地よいと、ほおの筋肉が
不快だと眉の筋肉が動くのに注目。

感情表現が難しくなった人の
心の物差しにならないか

探っているのです。

>>一方、豊橋市では
IT企業などとタッグを組み

AI・人工知能を活用して

ケアプランを作る試みを
始めました。

>>こんにちは。

>>この日
ケアマネージャーが訪ねたのは

病気で身体機能が衰えた
70代の男性です。

要介護4。

トイレや入浴など
身の回りのことが

自力ではできない状態にまで
悪化していました。

しかし、AIは
まだ身体機能が改善するという

意外な意見を出してきたのです。

>>AIは男性の体の状況と

過去8年間の
介護保険のデータを分析。

自宅で専門職のリハビリを
受けられるサービスを

勧めてきました。

身近でできるリハビリでも
両足で立つ機能などが回復し

かなり自立に近づくというのです。

>>この提案を前向きに検討する
というケアマネージャー。

AIによって意外な気付きが
得られたといいます。

>>過去にはこんなケースも。

昼夜逆転など生活の乱れがあった
認知症の高齢者。

家族には介護する
余力がありましたが

AIは意外にも

施設への短期入所を
提案してきました。

利用したところ
生活リズムが改善したといいます。

豊橋市では、AIの提案が

本当に介護を受ける人に
合ったものかどうか

慎重に検討しながら
活用を進めていくといいます。

>>ということで、

きょうのゲスト、阿川佐和子さん
に、

ケアをする際の視線を学ぶための
バーチャルリアリティーを体験し

ていただいています。
今、

映っているのが阿川さんの視線の
映像です。

>>こんにちは。

>>VTRであったように、ケア
を受ける人の目を見てみてくださ

い。
お願いします。

>>ぽんぽん。

>>阿川さんのアイコンタクトの
視線、

距離、顔の傾きが、介護の達人に
近くて、適切であれば、

この画面の左上の星が3つ光るこ
とになってるんです。

>>これぐらいなんですか?
>>今ね、

視線と傾きはいいんですけれども、
距離が今一つですね。

もうちょっと近づくのかな。
今、ぴったりです。

これが適切な視線、

アイコンタクトということになり
ます。

ありがとうございました。
>>ありがとうございました。

>>愛が芽生えちゃった。
>>阿川さん、いかがですか?

やってみて。
>>いや、おもしろいですね。

やっぱり、ここらへんの距離だと、
全然もう、なんかアイコンタクト

取れて、見えてるはずなんだけど、
だけど、ここまでね、ちょっと。

>>意外と近いですよね。

>>近い。

おもしろいですよね。

>>まだ研究の途中ではあるんで
すけれども、このくらいの距離で、

アイコンタクトをすると安心感が
与えられるということが分かって

きているということなんですね。
>>このように、ケアを科学的に

分析しようというきっかけになっ
たのが、フランス生まれのケア手

法、

ユマニチュードというものなんで
す。

阿川さんもご存じですよね。
>>ヒューマンアティチュードか

らきたんですよね。

>>このユマニチュードでは、ケ
アをする際に、相手の、今ありま

した、目を見つめる、そして触れ
るということのほかにも、話しか

ける、そして立たせるということ
が特に大事にされています。

これによって、認知症が進んだ人
でも、ふだんの状態が落ち着いて

くるというんです。
実はVTRに登場した介護の達人、

看護師の林さんもこの技術を身に
つけていたんですね。

>>ベテランですもんね、あの方。

>>今、視線だけではなくて、

触れ方についても科学的分析が始
まっています。

>>上手に触れると

認知症の人の状態を安定させる
効果があるとされています。

しかし、そのノウハウは
感覚的な部分が多く

客観的に説明することは
困難でした。

そこに挑んでいるのが
九州大学です。

ベストのように着脱できる
圧力センサーを開発。

背中や肩などに触れたときの
「強さ」や「触れ方」を

計測できるようにしました。

これで介護の達人の触れ方を
分析していくのです。

>>そーっと触って。

>>阿川さん、今、

お母様を介護なさっているという
ことですけれども、やはりこう、

アイコンタクトやスキンシップっ
て、

意識されてるんですか?

>>ユマニチュードをしてからな
おさらのことですけれども、

母はちょっと子ども返りするとこ
ろがあるから、そうすると、赤ち

ゃん相手にすると、どうしてもや
っぱり、

いやいやいやとか、あっ、おはよ
うって言うと、同じ気持ちになる

んで、つい自然にそういうふうに
はやってましたけれどもね。

>>でもお父様をご覧になってた
ときはどうだったんでしょう?

>>父はスキンシップが嫌いでね。
肩をもむと、

触るな!

と言った。
>>人によっても違う?

>>本当に個人差があると思うし、
触り方も今の拝見してて、科学的

データが出るのはおもしろいかも
しれないけれども、人によって、

なんか、くすぐったい人もいれば、
痛いと思う人もいるだろうと思う

んですけど、それは今どうなのか
なと思いますよね。

>>そのへんの疑問を科学的介護
の取り組みを進めている当事者に、

ぶつけてみたいと思います。
大学と連携して、先ほどのバーチ

ャルリアリティーを開発した企業
の坂根さんです。

よろしくお願いします。
>>お願いします。

>>よろしくお願いします。
>>よろしくお願いいたします。

>>今、ちょっと、私、申し上げ
たんですけれども、人によって、

くすぐったいとか、痛いとか、そ
の触り方の心地よさって、全然違

うと思うんですけども、そういう
ところはどう考えてらっしゃいま

すか?
>>人によって違う部分というの

は確かにあって、ただ、それを数
値化、データ化をすることによっ

て、どういうときに共通か、皆さ
んが使えるような、

汎用的な技術になるかっていうと
ころがポイントだと思ってます。

例えばAIですとか、囲碁とか将
棋というものがすごく今、活用さ

れていると思うんですけれども、

囲碁とか将棋には棋譜っていう、
対局のデータがあるんですが、今、

ケアにはまさにその棋譜に相当す
るものっていうのが、全くないん

ですね。
私たち、

エクサユーザーズは、

それを介護の棋譜化って呼んでま
して、

介護そのものの手法をデータ化し
て、そのノウハウというのを抽出

しようということをやってます。
>>だんだんだんだん学習してい

くわけですね?
そのデータを集めていくと。

でも、実際にこれだけ開発なさっ
て、発見したことってあります?

意外だったとか。
>>実際のケアの映像を見ている

ときに、

ケアをする側の方がどのように動
いて、

ケアをされているのかっていうの
を、

移動をデータ化したときに、その
ケアをするときの立ち位置、

ないしは座ってる位置によって、
ケアがうまくいく、

いかないケースというのが結構顕
著に出るなということが発見とし

てありました。
>>やっぱり科学的に分析すると、

いろんなことが分かってくるもの
ですね。

>>いや、自分はよかれと思って
やってても、自分自身の経験だけ

だから、だからそれが本当に見つ
めてちゃんとやってるのか、高さ

は違うのかっていうことが分かん
ないですからね。

>>坂根さん、ありがとうござい
ました。

>>ありがとうございます。
>>ありがとうございました。

>>この科学的介護なんですけれ
ども、先ほどのような最先端の機

器や、AIを活用するだけではな
くて、データなどの根拠に基づい

てケアを論理的に進めるという取
り組みも行われているんです。

2年前、東京都が開発した認知症
のケアプログラムも、その一つな

んですが、認知症には暴力や歩き
回り、

幻覚やうつなど、行動・心理症状
という症状があります。

これまではこうした症状がなぜ起
きるのかとか、どう対応していく

のか、これ、

現場では感覚的に行われることが
少なくなかったんですが、そこを

科学的に分析して、

症状を軽減させようというものな
んです。

>>認知症の高齢者専門の
デイサービスです。

こちらは1年前から利用している
80代の男性。

>>当初は外に
出ていこうとしたり

介護に抵抗するなどの

行動・心理症状が
頻繁に出ていました。

この男性にケアプログラムを
適用することにしたスタッフたち。

>>まずは状態を分析するため

100以上の質問に
答えていきます。

すると興奮、異常な運動行動など
顕著な症状が視覚化されます。

プログラムでは、次に
それらを引き起こす背景を探り

改善計画を立てます。

要因分析のチェックシートを
活用しながら

日々のケアで
気付いたことはないか

徹底的に話し合います。

この男性に関しては、左目と
右耳が不自由なことによる

コミュニケーションのストレスが
要因なのではと考えました。

そこでスタッフたちは
正面で目を合わせ

左から声をかけるという対策を
徹底することにしたのです。

>>2か月後、状態は急速に改善。

激しく興奮したり
無理やり外に出ようとする症状は

全くなくなりました。

>>1か月たっても
効果がない場合は

再び要因を分析して
別の対策を実行する

サイクルを繰り返していく
この実証的なプログラム。

東京都は
都内40以上の事業所の協力で

半年にわたり効果を検証しました。

その結果
毎日出ていた症状が

週1回に軽減するほどの
効果が認められ

2025年までに
都内の全自治体へ普及することが

決まりました。

>>重い認知症でも
このプログラムによって

自宅での生活を続けられている
ケースがあります。

>>ゆっくり伸ばして…。

>>あー!

>>こちらの女性は、要介護5。

くも膜下出血が原因で
認知機能が低下し

介助の際などに
よく大きな声を上げていました。

要因はなんなのか。

スタッフたちは
ほかの人から意図せず

体を動かされることが
不安なのではと考えました。

そこで、介助の内容を本人に伝え

できるだけ意思をくみ取るように
したといいます。

>>夫の豊さんは、最近
妻の変化を実感しています。

>>はい、りんご。いらないの?

>>大声が減り、果物を自力で
食べるようになったのを見て

少しずつ希望が芽生えてきました。

>>はい!

>>自分のこと言われてると
気になるのね。

>>一見、

何か不可解に見える行動でも、原
因を探っていくと、

こうやって劇的に改善することに
もなるというプログラムをどうご

覧になりました?
>>私、母が多少、

認知症が始まったときに、ある専
門家の方から聞いたんですけども、

はいかいする人、母、

はいかいしてないんですけどね。

はいかいする人は、

はいかいする理由をちゃんと持っ
てるんですっておっしゃったのを

聞いたときに、えっ、そうなんだ
ってびっくりして、そんなこと考

えたことなかったんです。
だけども例えば勝手に出かけちゃ

ったっていうのは、ただ頭、状況
がおかしくなったんじゃなくて、

おばあちゃんを探しにいこうと思
うとか、

それから晩ごはんの買い物行かな
いといけないと思うという、理由

をちゃんと持ったうえで、途中で
そのプロセスとか、やり方が分か

んなくなるっていうことで、

気がついたら交番に預けられてく
ると、もう壊れちゃったって、周

りは思う。

だけども実はちゃんとしていると
ころもあったり。

そこに対する思いやりというか、
理解っていうものが、今まではや

っぱり家族がそうなると、暴れた
りすることに対してどう対処する

かとか、つまり、介護する側の合
理性とか、

そういうことだけを優先してたけ
ども、今、

ようやくこういうふうに介護され
る側の気持ちにまで深く至って、

データを集めていこうっていう取
り組みですよね、これ、

きっと。

それは画期的なことなんだろうな
と思いますけれども。

>>阿川さん、

そういったある方からお話聞かれ
たということですけれども、その

ほかのノウハウは、どうやって集
められてるんですか?

>>最初は私だって試行錯誤だっ
たんですけれども、やっぱりそう

なると、友達に女だから、聞いて
くれる?

みたいな感じで相談すると、たい
ていの人はみんな同世代だと、経

験者なんで、ああするといいわよ、
これはだめよ、こうやったらうち

のおばあちゃん、こうなったとか
いう、なるほどねっていうのが、

安心材料にもなると同時に、

次のノウハウへのステップにもな
るっていう、井戸端会議っていう

のは大事だなって、そのとき思っ
たんですけども、今、データ集め

るって、

科学的井戸端会議みたいな感じな
のかなって、今、

見てて思いましたけどね。
>>ただ、

介護に科学的な視点が導入される
ことを懸念する声も上がっている

んですね。
というのも、ケアの効果が客観的

に分かるようになりますと、要介
護度の改善や自立など、結果をや

みくもに求めるようになって、

改善が見込めない人は置き去りに
されるのではないかというんです。

>>国はことしから、

デイサービスの利用者の状態が一
定数以上維持・改善した場合はそ

の施設に成功報酬を支払うという
仕組みをスタートさせているんで

すね。
専門家は、行き過ぎた自立支援に

ならないように、注意深く見守る
必要があるとしています。

>>阿川さん、きょうは科学的介
護ということで、見てきましたけ

れども、これ、どうですか?
介護する側としては、これ、やっ

ぱり改善、役に立ちますかね?
>>私は最初、そんなに役に立つ

のかなって、懐疑的に思ってたと
ころがあったんですけれども、た

だ、こういうふうにすると、VT
R見てても思うのは、介護される

側が治るというよりは、

介護する側の人たちの家族にしろ、
プロの人にしろ、

モチベーションが上がっていくだ
ろうなと思うんですよね。

やっぱり報われないことばっかり
の毎日なのに、でも、

こういう方法取ってみたら、デー
タによるとこれだから、試してみ

ようかなっていって、あした、ち
ょっとやってみようかなっていう

ふうにしたら、その仕事がおもし
ろくなってくるっていう、それに

よって、この介護の仕事っていう
ことも、ちょっとみんなが大切に


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