チョイス@病気になったとき「乳がん 薬物治療のチョイス」 中村清吾、野澤桂子、出田奈々、八嶋智人、大和田美帆



出典:『チョイス@病気になったとき「乳がん 薬物治療のチョイス」』の番組情報(EPGから引用)


チョイス@病気になったとき「乳がん 薬物治療のチョイス」[解][字]


乳がんを手術で取り除いた後、ほとんどの場合に行われるのが薬物療法。がんのタイプによる薬の使い分けや副作用対策など、乳がんの薬物治療のチョイスを詳しく紹介する。


詳細情報

番組内容

乳がんでは、手術でがんを取り除いた後、ほとんどの場合、薬物療法が行われる。このとき、がんのタイプによって効果的な薬を使い分けられるようになってきた。女性ホルモンによって増殖するタイプのがんには、ホルモンの働きを妨げる薬。HER2と呼ばれるたんぱく質で増えるタイプには、それを妨げる分子標的薬などを使う。また、抗がん剤の副作用への対策も進んできた。乳がんの薬物治療のチョイスを詳しく紹介する。

出演者

【司会】八嶋智人,大和田美帆,【講師】昭和大学教授…中村清吾,国立がん研究センター中央病院…野澤桂子,【リポーター】出田奈々,【語り】佐藤真由美,江越彬紀




『チョイス@病気になったとき「乳がん 薬物治療のチョイス」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

チョイス@病気になったとき「乳がん 薬物治療のチョイス」
  1. 副作用
  2. 治療
  3. タイプ
  4. チョイス
  5. HER
  6. 場合
  7. 細胞
  8. 検査
  9. お薬
  10. ホルモン剤
  11. 手術
  12. 増殖
  13. 箸本
  14. 再発
  15. 自分
  16. 吉田
  17. 脱毛
  18. 転移
  19. ルミナルタイプ
  20. 高瀬


『チョイス@病気になったとき「乳がん 薬物治療のチョイス」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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<今回のテーマは…>

<乳がんは…>

<乳がんの場合 手術が終わったあとも

数か月から数年という長い期間にわたって
薬による治療が続きます。

今回は これがテーマです>

<やはり 気になるのは副作用>

<さらに…>

<しかし こうした副作用と
つきあいながらも

自分らしく生活していくための
チョイスはあるんです>

(4人)チョイス!

<今日は 乳がんの薬物治療と
副作用への対処法について

詳しくお伝えしま~す!>

健康への道のりはチョイスの連続。

ということで 今回はですね…

第2弾ですね。

その乳がんというのは
また女性の中でね

一番起こりやすいっていうことも
あるので。

あとは つきあいも長くなるっていう
そういうことがあるので

やっぱり いろんなチョイスが
たくさんあるっていうことを

知るっていうことが
気持ち的な安心材料にも

なるのかなというふうにも思いますが。
勉強したいですね。

前回は その乳がんの
手術について お伝えしましたけれども

今回は
薬と その副作用への対処法について

お伝えしていきます。
で 乳がんというのは

治療は
手術が中心になるわけですけれども

ほとんどの場合
手術のあとに
薬での治療を行います。

で どんな薬かといいますと

ホルモン剤ですと
5年から10年
のみますね。

で 抗がん剤が
3か月から6か月。

抗HER2薬
という薬ですと
およそ1年と

いずれも数か月から
年単位にわたっての
治療が続きます。

人によってはですね 手術の前に

薬での治療を行う場合もあります。

さらに 手術のあとに
薬での治療に合わせて

放射線の治療を行う場合もあります。
そうですね。

意外と やっぱり
こう… 過酷だっていう

何となくね イメージがあるので。
そうですよね。

それでは まず
乳がんの手術後の薬の治療は

どのようなものなのか
こちらを ご覧ください。

<およそ5年前 定期検診で

乳がんが見つかりました>

<高瀬さんは胸をすべて取る
乳房切除術を受けました>

<手術は無事成功。

しかし 治療は
これで終わりではありませんでした>

<再発を防ぐために 抗エストロゲン薬

いわゆる ホルモン剤による治療を
受けることになったのです。

でも がんなのに…>

<高瀬さんの乳がんは

「ルミナル」と呼ばれるタイプでした。

ルミナルタイプの
乳がんは

エストロゲンなどの
女性ホルモンによって
増殖します>

<高瀬さんが処方された抗エストロゲン薬は

がん細胞がエストロゲンと結び付くのを

ブロックする薬です>

<高瀬さんは この薬を…>

<ところが…>

<薬をのみ始めてから
ある悩みを抱えるようになりました>

<さらには こんなことも…>

<汗が止まらない もの忘れが激しい。

こうした更年期障害のような症状が

ホルモン剤の副作用として
出ることがあるのです>

<薬をのみ始めてから2年の間
副作用に悩まされた高瀬さん。

あるチョイスをしました>

チョイス!

<それは趣味として
ヨガを始めることでした>

<ヨガをきっかけに
元気を取り戻した高瀬さん。

去年は乳がん啓発のための
チャリティーウォークに

ハワイまで出かけました>

なるほど! でも あれですね その…

まあ 別に 根本的に不安の原因が
ゼロになったわけじゃないけれど

やっぱり それと つきあって
どういうふうに こう…

いきいきと生きるのかっていうことを

やっぱり ちゃんと 自分で探して
チョイスしてらっしゃるってところが

何か 一歩進んでらっしゃるのかなという
気はしましたね。

ここからは
専門家にお越しいただいています。

乳がんをご専門とされています…

よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

乳がんの治療って
手術後も すごい期間が長いというか…。

そういうことっていうのは 乳がんを経験
…になってしまった方っていうのは

全員 その薬の治療っていうのが
必要だということですか?

そうですね。 あの まあ…

「乳がん」と一口に言っても
いろいろなタイプのものがあって

それぞれに対して
それ特有のお薬が使われます。

乳がんは「小葉」でミルクが作られて

そして それを 乳首のほうに伝える。

乳管の中に出来るものが
8割ぐらいを占めていて

そして その乳管の中に
まだ とどまってるものを

「非浸潤性乳管がん」といいます。

再発とか転移とか起こさないレベルの
早期のものなんですけれども

その乳管より外側に
細胞が こぼれ落ちると

周囲の血液やリンパの流れに乗って

再発や転移の可能性がある がん。

<「非浸潤がん」の場合には
再発や転移の可能性がほとんどないので

薬による治療は必要ありません。

しかし 「浸潤がん」の場合には
再発や転移の可能性があるので

薬による治療が必要です>

約8割ぐらいの人に必要になります。

「乳がん」と一口にいっても
いろんなタイプがあるっていう…。

その乳がんのタイプっていうのは
どういうものがあるっていうふうに…?

増殖するための
原因

メカニズムが
違うものと

それから
同じがんでも

早く
増殖を繰り返す

スピード感の
速いものと

それから ゆっくりしたものとがあって。

これが サブタイプという形で
種類が分けられますね。

VTRの高瀬さんは
ルミナルというタイプっていうことで

このタイプっていうのは どうなんですか
種類としては多いほうなんですか?

女性ホルモンの刺激で
大きくなるタイプのものなので

基本的にはホルモン剤といわれる

抗がん剤ではないものが使われて

全体の乳がんの中の
7割から8割ぐらいの人が

そのお薬が効くタイプで。
多いですね。

何となく多いということですね。

ただ 5年から10年
使わなければいけないということで

長きにわたって
その再発を予防するための

対策が必要になります。
なぜ そのルミナルタイプだと

5年から10年
のみ続けないといけないんですか?

基本的には 我々
臨床試験っていうのを行って

1年のんだ人よりも2年のんだ人

2年のんだ人よりも5年のんだ人が

再発が よりよく予防されるということで。

最近では リスクが高い人に関しては

10年ぐらい
のむようなことになっています。

それから もう一つは… ホルモン剤は

がん細胞を 直接
攻撃にいくわけではなくて

がん細胞の周囲の環境を…

増殖を止める方向に働く
お薬なので。

マイルドであるけれども 一方で

長く使わなければいけない
ということになります。

<ホルモン剤には
いくつかの種類があります。

閉経前の場合には
女性ホルモンの働きを妨げる

抗エストロゲン薬を
5年から10年使います。

リンパ節へ転移がある場合や
がんの増殖のスピードが速い場合には

女性ホルモンの量を減らす
LH-RHアゴニスト製剤を

抗エストロゲン薬に加えて
2年から5年使います。

閉経後の場合には

女性ホルモンの量をさらに減らす
アロマターゼ阻害薬が第一選択薬で

およそ5年 使用します。

副作用が強い場合は

抗エストロゲン薬を
5年から10年 使用することもあります>

でも やっぱり長い期間を それだけの
強い薬をのみ続けるとなると

やっぱり 気になるのが
副作用なんですけれども。

やっぱり… 女性特有の女性ホルモンを
抑えてしまうということですから

どんな副作用が出ますか?

ホルモン剤による副作用
こちらにまとめました。

体内のホルモンの量を変動させる
薬を使うことから

こうした更年期障害のような症状が
出るということなんですね。

まあ 高瀬さんの場合ね ヨガをして

少し気分がリラックスされたと
おっしゃってましたけども。

やっぱり 運動は 副作用を
少し減らしてくれるんでしょうか?

運動にしても
それ以外の趣味の領域でも

気持ちを病気のこと以外に

向けることがすごく大切で。

そうすると
痛みとか そのほかの副作用も

非常に軽くなることがありますね。

ちょうど 気持ちのベクトルが
内側に向かってるのを外側に向ける。

これは 別段 運動だけではなくて
音楽でも読書でも

映画を見るでも 景色を見るでも
いいと思います。

それ以外に副作用対処法なんて
先生からの…。

夜 よく眠れないとか

まあ 精神的にも落ち込みが

強くなったりとかっていうときには

睡眠薬とか 時には

気分を安定させるようなお薬を併用して

それを きっかけとして

非常に こう 気持ちが

前向きになる
というようなことはありますね。

いずれにしても
我慢して内にこもらずに

そういう
症状があったら主治医に相談をして

その対処法について
いろいろ一緒に考えてくってことが

大切だと思いますね。

ここまでは
ルミナルタイプについて見てきました。

では ほかのタイプの場合は
どんな治療を行うんでしょうか?

こちらをご覧ください。

<フラワーアレンジメントが趣味の…>

<およそ1年半前…>

たまたま 実家に泊まりに行ったときに…

<検査の結果 左胸に

およそ2cmのがんが見つかりました。

詳しく調べると サブタイプは

HER2陽性であることが分かりました>

<HER2とは

乳がんの細胞の表面にある
たんぱく質の一種。

これが がん細胞を
増殖させてしまうのです>

<「HER2陽性タイプ」と診断された
箸本さんの治療のチョイスは?>

チョイス!

<2種類の薬を併用する治療です。

手術の前に 少しでも

がんを小さくするのがねらいです。

箸本さんは まず

FECという 3種類の抗がん剤を

組み合わせた点滴を

3週間に1回 計4回。

その後 ドセタキセルという抗がん剤と

トラスツズマブという
抗HER2薬の点滴を

3週間に1回 計4回

通院しながら受けることになりました。

初めて抗がん剤を投与した日から

箸本さんは副作用に苦しみました。

強い吐き気に襲われ

吐き気止めの薬も 水さえ飲めず

脱水症状になってしまったのです>

<そして 2回目の
抗がん剤を投与したころには

大量の脱毛に悩まされました>

<抜けた髪は 生えている髪と絡まって
うまく取れません>

私はね 本当に…

<吐き気や脱毛だけではありません。

ほかにも
味覚障害 爪の変形 むくみなど

さまざまな副作用が
箸本さんを苦しめました。

そこで 箸本さんは
つらい抗がん剤治療を乗り越えるために

あるチョイスをしました>

<それは 治療の記録をつけることです。

抗がん剤を投与した日から
毎日 体調を記録することで

副作用が出る時期を
把握できるようになったといいます>

<さらに 箸本さんには
大きな目標がありました>

<箸本さん 苦しい治療のかいあって

半年後には 大きかった がんが

画像では
見えないほどになっていました。

その後 乳房の一部を切除する
乳房温存手術を受け 無事成功。

そして 手術から半年後

箸本さんは
楽しみにしていた娘さんの結婚式に

無事 出席することができました。

箸本さんは 現在も再発予防のために…>

<手術後に使っているのは
抗がん剤ではなく

副作用の少ない…>

いや~ ポジティブですね。
ねえ!

ご自分で ちゃんと分析されて
自分の体調を知る。

で 目標が作れて
頑張れるっていうのは

すごく 何か…
すばらしいことだなと思いますね。

ちょっと こちらに
乳がんのサブタイプをまとめました。

乳がんは大きく4つに分けられます。

ホルモンだけで増殖します
ルミナルタイプ。

そして HER2が過剰にある
HER2陽性タイプ。

HER2が過剰にあって
さらに ホルモンでも増殖する

ルミナルHER2タイプ。

そして ホルモンで増殖せず
HER2もない

トリプルネガティブという
4つのタイプに分けられるんですよね。

これ 4つタイプがあって

どのタイプが治りやすいとか 軽いとか
そういうのは ないんですか?

基本的には この
ルミナルタイプというのは治りやすい

要は いいタイプ。

そして HER2タイプというのは
どちらかというと増殖が活発で

かつては 治りにくいといわれていた
タイプですね。

トリプルネガティブってことは

この3つでもないっていう
名前なんでしょうけれど

これは どういったタイプになりますか?

これはホルモン剤も
効かない

あるいは 後発薬といわれる

HER2タイプの お薬も効かないので

基本的には 抗がん剤が中心になります。

ただ この中に
最近 スポットが当てられている

遺伝性の乳がん
そして そのがんに効くタイプの

新しいお薬も
もう開発されてきているということで

また違った治療がありますね。

じゃあ これからの研究をね
待ちたいと思いますけれども。

箸本さんのサブタイプ
HER2陽性ということですけれども

どのぐらいの方が HER2陽性に
っていうのはありますか?

<HER2陽性タイプには

抗がん剤と抗HER2薬
2種類の薬を使います。

抗がん剤は
がん細胞の増殖を抑えたり

破壊したりする薬です。

しかし 正常な細胞にも
作用してしまうので

多くの副作用が出ます>

<一方 抗HER2薬は

HER2をブロックして
がん細胞の増殖を抑える薬です。

HER2が多い
がん細胞だけを狙い撃ちにするので

正常な細胞には ほとんど影響がなく

抗がん剤に比べて
副作用が少ないのが特徴です>

こう聞いていると できることなら
抗HER2薬で治したいと思うんですが

抗HER2薬だけでは だめな場合もある
ということですか?
そうですね。

抗がん剤は がん細胞を
直接 攻撃するということで

がん細胞に対する効果も
非常に強いものがあります。

抗HER2薬のほうは

いわゆる HER2細胞の所に
ふたをするというだけなので

作用は それほど強くはないので

抗がん剤と併用することで
より高い効果が望まれるわけですね。

抗HER2薬の場合は
副作用は全くないんですか?

大体 軽い副作用で 4割ほどの人に

感冒症状的な
発熱とか 悪寒とかがありますね。

それから あと 2から4%ぐらいに

心臓の機能の
低下という副作用とかですね

ごくまれですけれども 呼吸器障害…。

呼吸困難感が
出現するような

副作用もあります。

ただ 抗がん剤よりは
はるかに低いといわれていますね。

こちらに
抗がん剤の副作用をまとめています。

…など こういったものが挙げられますね。

特に やはり 爪だとか髪の毛とかっていう
活発に細胞が入れ代わる所には

どうしても 同じように
作用してしまうので

その対策が
必要になりますね。

これ でも 抗がん剤の副作用が
毎日 出るわけではないわけですよね?

箸本さんの場合
治療の記録を
続けられていて

アップダウンがあるって
おっしゃってましたけども…。

一つ一つ 副作用に応じて
出る時期が異なるので

ずっと長く続くわけではない
ということで。

その辺りを 箸本さん自身は

自分で記録をつけることによって

自分なりに
どの時期には どんなことができるとか

どんなことを
してはいけないとかっていう

工夫をされたわけですよね。

やっぱり 最初に 症状が…

副作用の症状が強く出る方というのが
多いんですか?

薬を打ってから
最初の1週間っていうのは

いろんな症状が出やすい時期なので

外出を控えるようなことも
しなければいけないことがありますが

基本的には どの場合も

ほとんどのケースは

今は外来で 投与が
行えるようになっていて

そして
3週にいっぺんのサイクルだったら

最後の1週間は
比較的 元どおりに近い体調に戻るので

そこの1週間を使って
いろいろ 対外的なことは

済ませるようにするということですね。

ですから 仕事にしても

がんと診断されて 抗がん剤が
始まるケースがありますけれども

そのときに
仕事を辞めてしまうということは

なるべく しないように。

まあ 多少のお休みは取ったにせよ

なるべく 仕事にしても日常生活は

なるべく それまで通りに続けながら

対応していく
ということを おすすめしてますね。

いずれにしても つらい抗がん剤と

それから 抗HER2薬の組み合わせを
上手に行うことで

副作用が強い時期を なるべく短くして

そして 副作用そのものに対しては

その副作用止めの いろいろなお薬を

上手に使い分けるということで
対応していますね。

ただ その副作用が強ければ強いほど

がん細胞に効いているというわけでは
ないんですよね?

その人により
そして がん細胞の がんの種類により

効き方は異なるということは言えます。
そうですね。

じゃあ 我慢せず でも ちゃんと
先生に お伝えしたほうがいいですね。

何か もっと薬 増えると「怖いな」って
思っちゃう人もいるんじゃないか…。

私なんかは「怖いな」って
思っちゃうんですけど

やっぱり 副作用に効くお薬も
また 頂けたりするから

先生に きちんと
お話ししたほうがいいですね。

じゃあ
その副作用の対処法っていうのは

どういうものがあるのかなっていうふうに
思ったりもしますが。

例えば 制吐剤っていいますけど

吐き気を止めるお薬に関しては
いろいろなタイプのものがあって。

標準的なお薬を使って

それでも 吐き気が強く出る人は
そのお薬の量を増やすとかですね

あるいは 日数を
増やすとかっていう対応ができるので

これもまた 主治医の先生と
よく相談したほうがいいですね。

箸本さんなんかはね 結構強い吐き気が…。

おっしゃってましたね。
おっしゃってましたけど。

箸本さんの場合は
10人に1人ぐらい いらっしゃるような

ちょっと 吐き気が
非常に強いタイプでしたけれども

ただ 1回目の抗がん剤で

そのような症状が起こったあとにですね

上手に…
吐き気を止めるお薬を使うことで

後半は だいぶ持ち直されたと思いますね。

<抗がん剤の副作用を抑える薬には

G-CSF製剤もあります。

抗がん剤を投与すると 白血球が減少し

高熱が出たり 感染症にかかったりする
おそれがあります>

<G-CSF製剤を使用することで…>

ほかに やっぱり ちょっと 女性として
気になるのが 脱毛なんですけれども

脱毛の対処法というのは ありますか?

脱毛というのは お薬では
なかなか治せないものの筆頭なので…。

現在では 脱毛を防ぐ手だてというのが
ないんですけれども

こんな工夫をしている方が
いらっしゃいます。

<半年ほど前に乳がんの手術を受け

その後
抗がん剤による治療を始めました>

<おしゃれが大好きな青山さん。

抗がん剤の副作用で

脱毛など 見た目に変化が生じることが
大きなショックでした>

<そこで 青山さんがチョイスしたのは…>

チョイス!

<アピアランス支援センターを
利用することでした。

こちらの施設では

がんの治療によって
見た目が変わってしまっても

患者が自分らしく日常生活を送るための
支援をしています>

<青山さん
髪を明るい茶色にしていましたが

ウィッグは 黒っぽく目立たないものを
選ぼうとしました>

<しかし アピアランス支援センターの
野澤さんが勧めたのは

茶色でも黒でもなく
金髪のウィッグでした>

<青山さん
早速 金髪のウィッグで出かけました>

<すると デパートのトイレで…>

すごく いいお話だったなっていうふうに
思います。

ああいう支援センターが
あるっていうのも…。
そうなんですよ。

国立がん研究センター中央病院
アピアランス支援センターなんですが

ただし こちらは
この病院に通う患者さんのみが

こうした支援を受けられる
ということなんですね。

こういうことを受けられる施設
っていうのは

広がっているんでしょうか? そうですね。

規模の違いとかは あっても 徐々に…

特に
がん診療連携拠点病院っていうのは

全国に広がっているので
そういう所を中心に

こういったサービスのご紹介が
得られるようになってきてますね。

あと 患者会とかもあるんですよね。

そうですね。 やはり 患者さんが
ご自身の経験を分かち合うということで

まあ ウィッグにしても
いろんな工夫がありますから。

そして 医療者だと
どうしても分かりにくい点を

患者さん側が 生活の視点で
アドバイスをしてくれるっていうことは

非常に大きいと思いますね。

脱毛は
どの時期から始まるものなんですか?

基本的に2週間とか3週間とか

投与した薬剤が効いてきて

どちらかというと すぐではなくて

ある程度の期間が
たってからということになりますね。

ただ 抜け始めると
バサッと抜けることがあるので

私たち 抗がん剤を使うということが
分かっている方に関しては

なるべく早めに ウィッグ等のご相談を
するようにという指示はしています。

それから あと
脱毛も髪の毛だけではなくて

まつげとか
眉毛とかっていう所も落ちるので

それに対する対策も
同様に指導してますね。

抜けた髪が また生え始めるというのは
いつごろなんですか?

一般的には 3~4週間すると
最初に産毛のような形で生え始めて

それが半年から
1年すると

いわゆる ベリーショートぐらいの

長さに育ちますね。

ウィッグというと 例えば

今 若い人たちも おしゃれでね
買ったりしますけども

医療用のほうがいいとか あるんですか?

特に それは限定されてなくて

一般的に使われてるウィッグでも
十分なケースがあるし

何を使うかっていうのは

人それぞれ やっぱり こう
価値観とかが違うことがあるので

それも踏まえて
ご相談に乗るというケースがあります。

ウィッグというのも 一つの社会復帰

あるいは 社会生活を 治療以前と
同じように続けるための一つの手段で

逆に前向きに捉えて 積極的に
世の中に出ていくということの

きっかけになればいいなと
思ってますけれども。

ここまでは 抗がん剤の副作用について
見てきましたけれども

やはり 抗がん剤は副作用が強いので

できれば避けたいという方も
多いと思います。

最近では こんなチョイスがあるんです。

チョイス!
チョイス!

<7年前 左胸に乳がんが見つかった…>

<吉田さんのがんのタイプは

ホルモンで増殖するルミナルタイプ。

すでに2つのリンパ節に
転移していました>

<吉田さんは乳房温存手術を受け
転移のあったリンパ節も切除>

<ルミナルタイプの場合 このあと

通常は
ホルモン剤による治療が行われます。

ところが…>

<吉田さんのように
リンパ節に転移がある場合は

再発リスクを下げるために

抗がん剤を併用するチョイスも
あるというのです>

はっきり言って…

<しばらく
決断できなかった吉田さんは…>

ある検査を勧められました。

それは多重遺伝子検査です。

手術で取った乳がんの組織から

再発に関わる遺伝子を解析。

再発のリスクと

抗がん剤による治療の効果が
期待できるかどうかを調べます>

<ただし この検査
日本では保険適用外。

40万円から50万円という費用が
かかります>

<高額な検査ですが
吉田さんのチョイスは…>

チョイス!

<夫婦で話し合った結果

多重遺伝子検査を
受けることにしました>

<吉田さんが受けた検査の結果は

0から100点の再発のリスクを示す

「再発スコア」で示されます>

<再発リスクの低い
「低リスク群」でした。

この場合 ホルモン剤だけでも
抗がん剤を併用しても

治療の結果に ほとんど
差がないと予想されました。

そこで吉田さんはホルモン剤だけの治療を
チョイスしたのです>

抗がん剤やるよりは…

<吉田さんは その後 5年間

ホルモン剤のみの治療を受けました。

現在まで再発はしていません。

今は 孫たちと過ごすことが
一番の楽しみだといいます>

(2人)チョイス!
チョイス!

う~ん よかったですね!
ねえ!

でも ああやって こう 検査でね

どれぐらいのレベルか
分かるっていうのがあるのは

何か 驚きましたし
安心するなとは思います。

この検査 みんな 知ってたら
受けられたら いいですよね。

吉田さんの場合はですね

ルミナルタイプといわれる

ホルモンの
感受性のあるタイプの乳がんで

そういったタイプの人に使うものが

多重遺伝子検査のうちの
一つになるわけですね。

昔は がんといえば 大きさが大きければ

あるいは わきの下のリンパに

転移を起こしていれば
そういった人たちは

抗がん剤を使うっていうことが
まあ 標準的だったんですが

今は 例えば
ホルモン剤が効くタイプであって

なおかつ がん細胞の増殖が
ゆっくりしたタイプであれば

これは 抗がん剤は
回避できるのではないかということで

そのグループを特定するために

この多重遺伝子検査が
開発されてるわけですね。

吉田さん 最初の病院で検査を まあ

この検査のことを
知らなかったということですけれども

受けられる病院っていうのは やっぱり
まだ限られてるっていうことですか?

そうですね 保険適用外なので

実施する しないというのは

病院によって判断が異なります。

ただ
乳がんを専門としてるご施設であれば

かなり 受けられる
可能性が高いということですね。

アンジェリーナ・ジョリーさんが受けて

その結果 胸を がんになる前に切除した
っていう検査が これですか?

アンジェリーナ・ジョリーさんの場合は

親から子に

乳がんになりやすさが伝わる遺伝子を

持っているかどうかっていうことで行う

検査のことですね。

それは 何検査っていうんですか?
それも 遺伝子検査なんですけれども

日本語では「遺伝学的検査」
っていう形で分けています。

今回
吉田さんに使われた検査というのは

手術で取り出した組織の

遺伝子検査ということになるので

そこは大きく異なりますね。
違うんですね。

手術のあとに 再発を予防するために

必要なお薬は 抗がん剤なのか

それとも ホルモン剤だけでいいのか
っていうところを

調べるための検査ですね。

でも 検査費用 40~50万ということで

決して
安くはないということになりますね。

ただ 安くはないんですけれども

検査をすることによって
一回に受ける…

例えば 抗がん剤にしても
その副作用対策にしても

それなりの費用がかかるわけですね。

それを 回避することができれば

トータルで見たら 経済的には
安いことになるかもしれないと。

特に抗がん剤の場合は
お薬の副作用対策だけではなくて

お薬を投与している間に
もし 具合が悪くなれば

お勤めしてる人は
お勤めを休まなければならないとか

ある程度 制限を受けるので。
そういう個人における生活面での

費用負担も軽くなる可能性が
あるわけですよね。

逆に 抗がん剤の効果が期待できると
分かれば 抗がん剤を受けるというね…。

心構えっていうかね。
心構えもできますからね。

そういう検査があるって
知ってるといいですね。
いいですね。

何か 本当に いろんなチョイスが
あるっていうことが分かって

よかったなと思いますが。
はい。

さあ では 最後にお聞きします。

今日 お伝えした内容を踏まえまして

乳がんの薬の治療のベストチョイス
アドバイスをお願いいたします。

ご自身に出来てしまった がんの

性質をよく知り

そして それにふさわしい治療の

メリットとデメリットについて

よく ご自身で知ったうえで

医療者に言われるだけではなくて

決定に自分も参加するっていうことが

すごく大切ですね。
そうですね。

長い期間
考えなきゃいけないものだから

ちゃんと 自分も理解して受け入れて

そして 決めていくっていうことが
大事なのかなと思いました。

先生 どうも ありがとうございました。
ありがとうございました。

さあ ということで 今回は「乳がん」の

そして 「薬の治療」というのをテーマに
お届けしましたけど いかがでしたか?

何だか がんといえば 抗がん剤で
で 抗がん剤といえば 強い副作用。

その… 何て言うんだろう?
イメージばかりだったんですけれども

タイプによって治療薬も違う。

治療薬によって
副作用も違うっていうのは

本当に 知っておかないといけないなと
思いますね。

そうですね。
乳がんというのは 特に さらに

手術をしたあとも

お薬と 長くつきあっていかなきゃ
いけないっていう。

自分の生活… お仕事も
どういうふうに続けていくのかとかね。

そうですね 変わらずね。
そういうことも すごく重要な

ファクターなんだなっていうことを
分かって

そこを自分がどういうふうに

自分でチョイスして
切り開いていくのかっていうことが

とても大切なことなんだなということが
よく分かりました。

はい!
では 次回も皆さんにお届けします。

健康へのベスト…。

チョイス!
チョイス!


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