チョイス@病気になったとき「知っておきたい心筋症」 心筋症は心臓の筋肉(心筋)の異常により血液を体に送り出す働きに不具合が…


出典:『チョイス@病気になったとき「知っておきたい心筋症」』の番組情報(EPGから引用)


チョイス@病気になったとき「知っておきたい心筋症」[解][字]


心筋症は心臓の筋肉(心筋)の異常により血液を体に送り出す働きに不具合が生じる病気。薬剤、手術から心臓移植や再生医療まで、心筋症の治療のチョイスを詳しく伝える。


詳細情報

番組内容

心筋症は心臓の筋肉(心筋)の異常により血液を体に送り出す働きに不具合が生じる病気。心筋が異常に厚く肥大する肥大型心筋症では、左心室の出口が狭くなって血液が出ていきにくくなることも。左心室が次第に拡張していく拡張型心筋症、心臓の周りの血管が詰まることによって起こる虚血性心筋症などでも心臓のポンプ機能が低下し、心不全になりやすくなる。薬剤、手術から心臓移植や再生医療まで、治療のチョイスを詳しく伝える。

出演者

【司会】八嶋智人,大和田美帆,【講師】東京女子医科大学循環器内科准教授…志賀剛,【リポーター】吉田真人,【語り】佐藤真由美,江越彬紀




『チョイス@病気になったとき「知っておきたい心筋症」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

チョイス@病気になったとき「知っておきたい心筋症」 心筋症は心臓の
  1. 心臓
  2. 血液
  3. 治療
  4. 筋肉
  5. 心筋症
  6. 場合
  7. チョイス
  8. ペースメーカー
  9. 症状
  10. ポンプ
  11. 本田
  12. 木下
  13. 移植
  14. 病気
  15. 心拍数
  16. 息苦
  17. 不整脈
  18. 拡張型心筋症
  19. 血管
  20. 十分


『チョイス@病気になったとき「知っておきたい心筋症」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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<今日のテーマは 心臓の筋肉に
異常が起こる病気…>

<主な症状は…>

<しかし 悪化すると 失神

さらには突然死にもつながる
怖い病気なのです。

でも チョイスはあります!>

(4人)チョイス!

<例えば
こちらの男性は

ある薬で
症状の改善に成功。

さらに ある画期的な治療で
こちらの男性は…>

<そして…>

<今回は心筋症の治療のチョイスを
詳しくお伝えしま~す!>

健康への道のりはチョイスの連続
ということで今日のチョイスは こちら。

「心筋症」ということですけれども。

心臓の筋肉が 何かしらっていう
イメージはできますけれども。

その字のとおり
ということでしょうけれども

じゃあ どうなるのかとか
何か ちょっと

でも あのVTRを見てるかぎり

少し深刻度合いもあるのかな
という感じでございますね。

そうですね まず この心臓ですが

一日に何回ぐらい
動いていると思いますか?

何回ぐらい動いている?
1ドックン1秒じゃない?

そうですね。
ってことは えっと… 1分間で60回。

60かける… 60かける…。

計算が…。
ずばり 答えは これだ!

ああ そうですか。
そうなんですよ。

それだけで 一日休みなく
動いているわけなんですけれども。

大変だ そりゃ。
そうなんですよね。

その 動かすために必要なのが
心臓の筋肉なんですが

この心臓の筋肉に
何らかの障害が起きてしまって

うまく動かなくなるのが
心筋症という病気なんですね。

まずは 心筋症になると
どうなってしまうのか。

こちらのケースを ご覧ください。

<木下さんの体に
異変が現れたのは

25年前のことでした>

地元の駅の改札をおりたあと

階段 上る所がありまして…

<帰宅途中で失神した木下さんは

救急車で病院へ>

<診断は脈拍が速くなる不整脈…>

<その日から 薬による
不整脈の治療が始まりました。

しかし…>

倒れたときの病院の…

運動してても ちょっと…

<息苦しさなどの
自覚症状が強くなった木下さん。

さらに詳しく心臓を調べたところ

「心筋症」だと分かったのです。

心筋症とは 一体 どんな病気なの?>

<心臓は全身に血液を送る
ポンプの働きをしています。

これに欠かせないのが筋肉です。

心筋症とは
心臓の筋肉に障害が起こる病気。

木下さんの場合
心臓の筋肉の層が厚くなるタイプ…>

<筋肉の層が厚くなると

心臓の中の血液が入るスペースは
小さくなります。

そのため
一度に送り出せる血液の量が減り

全身に十分な血液を
届けられなくなるのです>

<そのままでは危険な状態だった
木下さんは すぐに入院。

心臓の負担を減らす薬による治療が
始まりました。

ところが…>

<尿の排せつを促し
血圧を下げる利尿薬や

不整脈を起こりにくくする
薬など

さまざまな薬を
次々に試した木下さん。

2か月後
木下さんの息苦しさを改善する薬が

やっと見つかったのです。

それが…>

<心拍数を減らすことで
心臓の負担を和らげます>

<肥大型心筋症の場合

一度に送り出せる
血液の量が減るので

それを補うために
心拍数が増えます>

<しかし 血液が十分にたまる前に
送り出してしまうので

結果として
一度に送り出せる血液の量が

余計に少なくなってしまうのです>

<β遮断薬で心拍数が減ると

血液が十分にたまってから
送り出せるので

全身に より多くの血液を届けられます。

また 心臓の負担も減り

息苦しさなどの症状を
抑えることができるのです>

<木下さんは 現在もβ遮断薬をのみ続け

およそ20年間 好調を維持しています>

チョイス!

なるほど。
なかなか チョイスに次ぐチョイスで

その間も不安だろうな
というふうに思いますね。

それでは 詳しい方にお話を伺いましょう。

東京女子医科大学 循環器内科 准教授の
志賀 剛さんです。

よろしくお願いいたします。
よろしくお願いいたします。

そもそもの話なんですけど
心筋症というのは

どういう病気ということになりますか?

いろんな種類があるんですね。
こちら まとめました。

主な心筋症の種類。

…と 3つ ありますが
まず VTRの木下さんがかかった

こちらの「肥大型」とは
どんな状態なんでしょうか?

この肥大型っていうのは

ここの筋肉が厚くなってくる
病態なんですね。

送る力はあるんですが
拡張する力が弱くなっていくと。

つまり 十分な血液がたまらないうちに
もう収縮に入ってしまうということで

十分な血液が送り出せない。

特に 脈が速くなると
どんどん どんどん 送り出す血液量が

落ちてしまうということで

例えば
脳に血液がいかなくなったりすると

めまいがしてきたりとか それから

あと 血液が出ていかないことで

肺のほうに 血液が
うっ滞するようなことがあってくると

息苦しさが出てくるとか

そういった症状が出てきます。

じゃあ 肥大型心筋症っていうのは

なりやすいタイプとかっていうのは
あるんですか?

これは 実は…

ですから まあ 家族の中に 親族の中に

同じような病気を持ってる方たちが
いらっしゃると。

ただ これが 肥大があるから みんな

その症状が出てくるというわけでは
必ずしもないです。

だから 筋肉が厚いから
絶対 駄目だというわけでは

決してない…。
なるほど 分かりました。

じゃあ この肥大型心筋症 なった場合の
治療法ということになりますが。

一回に拍出する血液量を
ある程度ためるためには

やっぱり 一拍一拍の間に
血液をためる時間を作ると。

それは どうするかっていうと
心拍数を遅くするということです。

そこでありますのが 一つは
このβ遮断薬というのが

これが心拍数を遅くします。
木下さんに よかったやつですね。

あと カルシウム拮抗薬という
薬もあって

この中で 心拍数を遅くするタイプのもの
というものがあります。

ですから そういった
心拍数を遅くするような

カルシウム拮抗薬を使う場合もあります。

それでも やはり 先ほどの方のように
不整脈が 何か それに合併するとか

そういうことがあった場合は

抗不整脈薬を併用することも
あるということになります。

木下さんは 何か
薬を何度も何度もトライして

駄目でということで 2か月
全部かかっていましたけれども

それは しかたがないことなんですか?

いろいろな薬がありますから
ご本人 合う合わないとか

それから 例えば
血圧が下がって使えないとか

いろいろあると思います。

ただ 今 標準的には
やはり β遮断薬から

しっかり使っていくというのが
スタンダードなやり方なので。

十分な心拍数を抑えられる。

ご本人の生活の活動性に合わせて
十分抑えられる量まで

しっかり使ってあげれば
かなり症状というのは

改善してくるだろうというふうに
思います。

薬を調整している間は
危険なこととかはないんですか?

もちろん 調整してる間は
危険なこともありますので

その間は入院していただくという
ケースもあります。

なるほど。 薬は やっぱり

のみ続けなければ
いけないんですか?

そうですね
心筋の厚くなったものが

退縮するわけではないので。

あくまでも そのタイミングを
ずらしたりして

血液を送り出しやすくしてあげる
ということですので

完全に治るわけではございませんので
やっぱり 薬は使っていくということ。

やっぱり 対症療法ですからね。

ずっと そういう
根本的に治癒してないから

それは つきあっていかなきゃいけない
ということになります。

さあ ペースメーカーを入れました。
これは どういうときに

選択するというふうに考えたら
よろしいですか?

<肥大型心筋症によって
不整脈が起きた場合

ペースメーカーを使います。

さらに…>

<左心室から大動脈へとつながる
弁の周りの筋肉が大きくなり

血液が通るスペースが狭くなった場合も

ペースメーカーによる治療を
検討します。

そのままだと
左心房の弁が開いたときに

弁と腫れた筋肉が
血液の通り道を塞いでしまいますが

大きくなっている筋肉を

ペースメーカーを使って
先に動かすことで

血液の出ていくスペースを広げます>

<また 大きくなった筋肉を
手術で切除することで

血液の通り道を広げたり

カテーテルを使って
エタノールを注入し

大きくなった筋肉を え死させることで

筋肉を小さくする治療も検討されます>

肥大してる部分を
物理的に減らすという考え方なんですね。

物理的に減らして
何も悪いことはないわけですか? ほかに。

やはり その適用というのは
よく考えなければいけません。

やはり 機械的に 物理的に
そういったものを削りますから

例えば そのために
不整脈が出てきたりとか

それから 今度はポンプの力が
落ちてしまったりということもあるので

やはり その適用に関しては
慎重に考えるべきですが

非常に適切に選べば
非常にいい治療にはなります。

日常生活で気をつけなきゃ
いけないことって何かありますか?

特に走ったりとか 階段を上ったり
心拍数が速くなってしまいますので

先ほどの
せっかくそれを予防しようとしてるのに

逆の方向に働いちゃう。 それから

重たいものを
グッと持つということになりますと

圧力がかかってきますから
一気に苦しくなってしまう…。

圧力なんですね。

この2つは 必ず 肥大型心筋症の方は

注意をしてください
というふうに言ってます。

そのほかの 肥大型以外のタイプも
何か 注意するべき点はあるんですか?

これは
心筋症一般にいえることでありますが

やはり 塩分とか

それから
これ 塩分が増えてしまいますと

血液量が増えてしまいますので

心臓に負担になってしまうということ。

それから月並みですけど やはり

睡眠とか生活のリズムですね。

これを整えるというのは自律神経とか

そういったところにも
影響してきますので

非常に重要なことですね。

ですから ご自身が
どこまでの運動をしていいか

生活活動をしていいかっていうことは

それぞれの患者さんによって違いますので
よく 担当の先生と

そこは ご相談いただくということが
必要になってきます。

薬をのみながら 病院に やはり
定期的に検査には行くべきですよね。

はい そうですね。
どんな検査をするんですか?

まず 診断のために
必要な検査ということになりますと

心臓の超音波検査とか

画像を使った検査が
やはり はっきりします。

それから 心電図の検査をしたり

それから 一部には
運動負荷試験ということで

運動したときに血圧が十分上がるか。

もしくは 逆に 出口を塞いでしまって

血圧が十分上がりきれないとか

それから 不整脈が
それに伴って出てくるかとか

そういったことも 詳細に
やはり

確認をしておくということが
必要になります。

さあ ここまでは この
肥大型心筋症について 見てきましたが

続いてはですね
心臓の筋肉が大きくなってしまう

こちら
「拡張型心筋症」の治療のチョイスです。

こちらを ご覧ください。

<長い間 心筋症に悩まされていた…>

<神さんが 心筋症と分かったのは

働き盛りの50代のときでした。

夜中になると 激しいせきが
出るようになったのです>

せきが 3日続いたため
病院へ行くと…>

<検査の結果

神さんの せきの原因は
心筋症だと分かりました>

<神さんは 心臓が
大きくなってしまうタイプの…>

<拡張型心筋症になると

心臓の筋肉は
薄く伸びた状態となり

血液を送り出すポンプの機能が
低下してしまいます。

さらに 神さんの場合

心臓を動かすための信号が
うまく伝わらず

左心室の 右側と左側が

バラバラに動くように
なってしまっていたのです。

神さんは すぐに入院。
治療が始まりました。

心臓の収縮力を強める

強心薬の点滴を受けました。

さらに試したのは
「バルーンパンピング」。

心臓の大動脈に
バルーンを入れて

膨らませたり
縮めたりすることによって

血液を
送り出す働きを

補う治療です。

さまざまな治療を
試しましたが

入院から1年半が経過しても
症状は改善しませんでした>

<神さんは その後 別の病院へ転院。

そこで ある治療を勧められたのです>

チョイス!

<それが この…>

<「両心室ペースメーカー」とは

動きがバラバラになっている
左心室に

左右同時に信号を伝え

動きを整える装置です。

これによって
心臓が血液を送り出す力を

回復することができるのです>

<6年にわたる入院生活を

送っていた神さんは

このペースメーカーのおかげで

散歩ができるまでに回復しました>

いや~ びっくりしましたね。
頑張りましたね 長い間。

拡張型心筋症ということですけれども
心臓どういうふうになっちゃう…?

心臓の壁が 簡単に言いますと
薄くなってきて

今度は 収縮する力が落ちてくると。

で さらに それを代償しようとして

心臓が大きくなっていく
というような状態ですね。

それは左がなる…? なりやすい?

基本的には左が… 左がポンプとして

一番大事な部分でございますので

そこが… 筋肉が薄くなってくると。

神さん VTRの。 ひどいせきが
出ていたっていうことですけど

あれは 典型的な症状
ということなんですか?

そうですね。 典型的な心不全症状
というものになります。

ここから
血液を送り出さなきゃいけないのに

十分な血液が送り出すことができないと

血液が こういう所 うっ滞してきます。

ここだけじゃなくて

肺から戻ってきた血液がたまる
左房という…。

心房という部屋があるんですけど
ここも うっ滞してしまう。

前へ前へ
うっ滞が起こっていきますから

肺の圧力が上がってしまい
肺血管が うっ滞を起こして

そこから水が
肺のほうに しみ出してしまって

苦しくて息ができない
というような状態になるわけですね。

普通の かぜのせきとは
少し 何か違うところはないんですか?

どちらかっていうと たん絡みの…
やわい たんを吐き出すような。

中には 少し血液が混ざったような
たんが出てくる方がいますね。

特に 横になったとき。

横になったときに 非常に
そういった症状が強くなったり…。

おっしゃってましたね 夜起こるって。
明け方にかけてですね。

こういったときに 特に やっぱり
肺の圧力が上がってしまって

こういった症状が
出やすいというふうにいいます。

<血圧を上げる指令を出す

交感神経の働きを抑えるのが β遮断薬。

また 腎臓から分泌される

ホルモンによって

血液中の塩分や水分が
増加しますが

この働きを抑えるのが
ACE阻害薬

ミネラルコルチコイド受容体拮抗薬
などです。

さらに息苦しさなどの症状が
強い場合は

心臓に届く血液の量を抑える利尿薬や

心臓の収縮力を強める
強心薬を追加します。

そして ペースメーカーは

どんなときに使うのかというと…>

心臓が大きくなってくると
こういうふうに動きが

悪くなってくるんじゃなくて
こういう いびつな動き方をします。

そうすると
むだ打ちが多くなってしまうわけですね。

ただ… 揺すってるだけみたいに
なっちゃうってことですね。

揺れるような動き…
おっしゃるとおりです。

そこを ペースメーカーで ちょっと
刺激を入れてあげることによって

このずれたタイミングを
一緒に 同時に収縮させてあげると。

それによって むだ打ちを
少しでも減らしてあげて

前に 血液が流れやすくしてあげると。

本来の動きにしなきゃいけない
っていうことですもんね。

一般的な
ペースメーカーっていうのは1本?

1本です。       やっぱり その一般的な
ペースメーカーでは

この拡張型心筋症の場合は
合わないんですか?

合わない。 さらに このタイミングが
ずれてしまいますのでね ええ。

まあ… でも なかなか費用のほうは

高いんじゃないかと思うんですが
いかがですか?

ペースメーカー自体は

大体 この治療をして
大体 250万くらいかかりますし

もう一つ 不整脈を抑えるような

除細動器っていうのが
ついたやつもあるんですが

その場合は もう
500万くらい かかってしまいます。

ただ 日本はありがたいことに
保険医療が充実しておりますし

それから 障害者の認定制度
こういったこともありますので

いろいろな助成金を使いますと
個人の負担金というのは

少なくて済むようにはなっております。

じゃあ ペースメーカーを入れながら
薬も同時にのんでいく?

基本的には 薬物治療が基本です。
ああ 基本はね。

ただ ペースメーカーを
入れることによって

薬物治療を強化することもできます。

ですから あくまでも
このペースメーカーの治療で

すべてが よくなるわけではなくて
薬物治療のうえの 上乗せ効果と…。

あくまでも
そういう限定的なものであります。

なるほど。
じゃあ このペースメーカーさえ使えば

改善できるというわけでも
ないということですね。

ですから 効く人もいますし
やはり 効かない人もありますので

それは やはり 十分見極めて
判断するということが必要になります。

ただ それが効かないってなると

不安になりますね。
ねえ 不安になりますね。

でも そこに 実は
チョイスがあるんですね。     なるほど。

拡張型心筋症が悪化したら
どういうことになるのか

こちらのケースを ご覧ください。

<拡張型心筋症の…>

<実は 本田さんは 生まれたときから
心臓の病気を患っていました>

調べてみたら…

ずっと まあ 治療を受けてきて…。

<「房室ブロック」とは

心臓を動かすための信号が

心房から心室へ
うまく伝わらない病気です。

本田さんは
ペースメーカーを入れて

心臓が正常に動くよう
治療しました>

<激しい運動をすると
息苦しくなるものの

薬ものんでいたため…>

<しかし 二十歳のころ
異変が起こります。

おなかに張りを感じ

それが いつまでたっても
治らなかったのです>

<これが当時の本田さんのX線画像です。

通常の心臓と比べると

かなり大きくなっていることが
分かります。

本田さんは 拡張型の心筋症を
発症していたのです>

<おなかの張りは
心臓が大きくなって

腸が圧迫されていることが
原因でした>

<本田さんは すぐに入院。

危険な不整脈も現れ始めました>

初めて 「そんなに重大なの?」と思って。

<このころになると 少し歩いただけで
立ち止まらなければならないほど

症状は悪化していました>

<拡張型心筋症によって
大きくなっていた本田さんの心臓。

医師からは

移植以外に生き延びる選択肢はないと
告げられました>

もう 自分の中では やっぱり…

<本田さんは 国内での心臓移植を希望し
すぐに移植の申請をしました。

しかし 移植が
すぐにできるわけではありませんでした>

<しかし 本田さんの心臓は 本当に…>

<そんな本田さんのチョイスとは?>

チョイス!

<この装置が
心臓の代わりになるのです。

体の中にポンプを埋め込み

大動脈とつなぎます。

十分に収縮できない
心臓の代わりに

ポンプが
血液を全身に
送り出すのです>

これは 大きな変化になりました。

<植え込み型の場合
ポンプは体の中にありますが

それを動かす電源が
必要になります。

その重さは およそ7キロ>

<自宅で待機できる代わりに

感染予防のための消毒を
自分で 毎日 行わなければなりません。

さらに 外出するときは
7キロの電源を背負い 移動します。

この人工心臓のおかげで
負担が軽くなった本田さんですが

移植を待つ間も 気が抜けないのです>

だから そういう意味では複雑ですね。

<一方 心臓移植を受けた…>

<本田さんと同じように

補助人工心臓を体に入れ

心臓移植を待っていた秋山さん。

その知らせは
ある日 突然やってきました>

<移植後
息苦しさから解放された秋山さんは

およそ8年間休んでいた

飲食関係の仕事も再開できるほど
回復しました>

<現在は…>

<拒絶反応を防ぐための
免疫抑制剤などを

毎日欠かさず
のんでいます>

さあ そのVTRにもありました
植え込み型補助人工心臓ですが

こちらに…
スタジオにご用意しました。

心臓の左心室っていう所が 出口の所に

このポンプの… このチューブですね
これをコネクトさせて

そして ここいらが…
ちょうどポンプの所に 血液を入れて

その遠心ポンプというんですが

ポンプの力でもって
大動脈のほうに流すと。

ですから 簡単に言えば
左心室から大動脈に行くところを

こちらの機械を通して
バイパスをしてあげてるということに…。

このポンプ経由でっていうことですね。
そういうことになります。

骨とか臓器がありながら
この機械を… 入れるものなんですか?

横隔膜といって 胸と おなか… 仕切る

そこの横隔膜の直下に
こういうポンプを

この機械の場合は入れて。

そこから また この大動脈のほうに

チューブを上げていってと。

ポンプの役割をする こちら
実物用意したんですが

こちらも
ちょっと見ていきましょうか。

スクリューに…。
本当のスクリューですね はい。

で これが
グルグル グルグル回るわけですね。

バケツを持って振り回すような
ああいうイメージですね。

だから 遠心力で
血液を送り出していくという…。

入ってきたものを流す。
流す。

勢いをつけて流すってことですね。
これをしていると

息苦しさっていうのは
やっぱり 軽減はされるんですか?

それは やはり 患者さんも
息苦しくないという この感覚を

これを入れて得られたと
おっしゃってますので…。

それだけで随分…?
随分 違うと。

睡眠も 今までより
よく眠れるようになったりとかすると

いい循環になっていくのかなという気は
いたしますけれどもね。

本田さんで 移植を待って4年目
というふうにおっしゃってましたけど

何で そんなに
時間がかかるんだろうっていう…。

やはり 心臓のドナーが
待機している患者さんに比べますと

やはり非常に少ないということです。

現在 平均で 大体1, 000日以上

待機しなければいけないということが
ありますので

そうしますと
約3年以上 心不全の状態が…。

落ち着いてるかっていうと
そういうことは ないわけですね。

やはり
どんどん どんどん悪くなってくると。

それも また不安になるということも
あるでしょうけど。

そうしますと
やはり全身の血流を補うためには

人工心臓のポンプの力を

やはり 借りないといけない
ということになるので

今の日本で 心臓移植を受ける
患者さん方の約9割が

実は もう
人工心臓のサポートを受けてるという

患者さん方であるというのが
まあ 現状ですね。

心筋症のお薬が効かなくて
悪化してしまった場合

皆さん やはり
人工心臓を入れることになるんですか?

いや そうではありません。
あくまでも 先ほどのような人工心臓は

日本の場合は
移植待機の患者さんに限られてます。

ですから この方は心臓移植の適応が
あるかどうかということになります。

そうしますと 心臓移植の適応は

今は 日本では どういうふうに
考えられてるかというと

いわゆる心筋症があるんですが

それ以外の臓器は
全く問題がないということ。

それから年齢もあります。

現在の場合は あくまでも
65歳までということになってます。

そうなると なかなか
高齢の方は難しいだろうと…。

限られてきますね。

移植されて そのあとですけれども

どういったリスクがあるというふうに
考えたらよろしいでしょうか?

心臓といえどもですね

他人の心臓ですから
ご本人にとっては 異物です。

そこには 実は 異物が入ってきたときに
免疫という力があって

それを排除しようとする
働きがありますので

それを抑制するためには
免疫抑制薬という薬を

ずっと のみ続けていかなければいけない
ということになります。

一方では ちょっとしたことで感染症…
肺炎になったりとか

そういった感染症に 非常に弱くなる
ということになりますし

口内炎が出来てしまったり
それから

薬によります肝臓や腎臓の障害
といったことも起こってきます。

あと悪性腫瘍。

こういったものも
やはり 免疫抑制薬をずっと使ってると

のんでない方に比べると
発現も多くなるということで。

そもそも移植をする前に

こういった心臓以外の臓器に
全く問題がないかどうか

そこを やはり かなり丹念に調べ上げて

待機患者として
ふさわしいかどうかといったところ

そういったところも判断すると…。
無理して そういうふうにやって

結局 合わなかったっていうね
何もならないですからね。

何年か たったら こう 何か…

自分の一部みたいになってくる
っていうこともあるんですか?

もちろん。 それでも免疫抑制薬は
なしというわけにはいかないです。

なるほど。 じゃあ ずっと そのお薬とは
つきあっていくということ?

…ということになりますね。
やっぱ 移植となると

相当なお金がかかりそうだな
というふうに思っちゃうんですけれど。

先ほどのように ドナーが発生しましたと。
で 検査をして 手術をして

そのあと免疫抑制薬を使って
退院までという

その一連の
入院にかかる費用っていうのは

大体 2, 000万くらいかかる
というふうにいわれてます。

でも それに臓器を運んだりとか
そういったことは

また別途 それに費用がかかる
ということになってきます。

ただ 日本の場合は
移植治療っていうのは

保険で認められてる…
保険医療でありますから

ご本人の負担分っていうのは
先ほどからも出てますように

いろいろな そういう補助であったり
サポートがあったりということで

ぐっと抑えることができる
ということであります。

なるほど。
でも その移植っていうのは

いろんな面で大変だなということは
よく分かりましたが…。

となると それに代わるチョイスは
ないのかな? というふうに

ちょっと 頭をよぎったりもするんですが
いかがですか?

実はですね 将来 この移植に代わる
治療になりそうだと期待されている

最新の再生医療が注目されています。

一体 どんな治療なんでしょうか?
こちらをご覧ください。

チョイス!
チョイス!

<高橋さんの心臓に
異常が現れたのは9年前>

<高橋さんは
心臓の血管が詰まって

心筋梗塞を
起こしていました>

<すぐにカテーテルを使って
狭くなった血管を広げる

「ステント治療」を受けました。

しかし 数か月後

別の血管も詰まっていることが判明。

足の血管を使って
血液の流れを
回復する

「バイパス手術」を受けたのです。

僅か数か月の間に 二度も
血管が詰まってしまった 高橋さん。

詰まった先の心臓の筋肉が傷み

心臓の収縮率が

32%まで
低下していました。

心筋梗塞のために

虚血性心筋症になっていたのです。

その後 症状は落ち着きましたが

ある不安が
頭から離れませんでした>

だから そのとき
どうするんだろうっていう…。

<不安な日々を過ごしていた高橋さん。
ある日 新聞の記事で

新しい治療法があることを
知ったのです。

それが
「細胞シート」を使った治療です。

まず 自分の足から

筋肉のもとになる細胞を
取り出します。

およそ1か月かけて
直径5センチ程度まで培養して

細胞シートを作ります。

これを手術で心臓に貼り付けます。

すると 心臓の筋肉の細胞に働きかけ

周辺に新たな血管を作り出し

心臓の機能を
改善することができるのです>

一番のターゲットは…

それが結果的に…

<この治療で
高橋さんは心臓の収縮力が改善。

5年が経過した現在も…>

動いてると違いますね。

ああ よかった。
よかった!

さあ ということで 最新の再生医療とは

足の細胞を培養する

こちら… 「細胞シート」でした。

志賀さん 薬に関しては

拡張型心筋症と基本的な薬は
ほぼ同じですね。

はい。 あと血管の病気でもありますから

やはり 血をサラサラにする薬と
抗血小板薬とか

こういった薬も
さらに必要になってきます。

いわゆる 血液をサラサラにするという
役割なんですね。

さあ そして この細胞シート
出てきましたね。

これを貼ったからといって

死んだ心筋に 新たな心筋が

どんどん どんどん
再生してくるというわけではなくて

これを貼ることによって

サイトカインというような…
我々 いってる物質が出てきて

小さな血管とか そういったものが

どんどん 先ほど言ったように

生きた心筋と死んだ心筋の
境界領域の所に新生されてきて

それが心臓の機能を助けてあげると。

ですから あくまでも 心臓の機能を
サポートしてあげるような

そういう物質を ここから出していって

助けてあげるというような
治療になるんですね。

どのぐらいの効果があるのかなと
思うんですが いかがですか?

目に見えて心臓の動きが

すごく良くなるというわけでは
ありません。

ただ やはり 心臓の機能を
助けてくれるということは

例えば 心不全で何度も何度も
入退院を繰り返していた人が

入院せずに済むように
生活が送れるようになるとか。

そういった意味においては
非常に やはり…

薬だけで限界がある場合には
もう一つのサポートとしてね

大事な役割が
出てくるんではないかなと思いますね。

じゃあ この細胞シートっていうのは
できれば 早めに受けたほうが

より効果が期待できるっていうことは
あるんですか?

そこは まだ難しいと思います。

やはり
基本は 先ほどから言ってますように

薬物治療を やっぱり しっかりやる
ということが重要でありまして

それでも どうしても
やはり 難しいというケースに

これを助けて…
サポートしてあげるということですが

あくまでも まだ限られた患者さん方…。

そうですね。
VTRでもおっしゃってましたもんね。

あれもやった これもやった。

あと 何があるのかな? っていったときに
出てきたって…。

ですから
今までは 本当に 手がなかったところに

こういうふうに 新たな治療というのが

今 どんどん どんどん 開発されていると。
年齢の制限はあるんですか?

これは 特に 年齢の制限というのは
ないですので

先ほどのように
移植が受けられないような方で

こういった いくつかの条件が
合致した方については

選択肢の一つになるだろう
というふうには 思います。

この治療っていうのは 将来的には
肥大型とか 拡張型とかいうものにも

応用していける可能性っていうのは
あるんですか?

可能性は あると思います。
なるほど。

ただ まだ 今のところは…
これから 研究や臨床の結果

臨床研究の結果とか

そういったことを考えながら
判断ということになるかと思います。

では 先生
心筋症のベストチョイスのための

アドバイスをお願いいたします。

やはり 一番大事なことは 早期発見。

そして 早く薬物治療なりを

介入してあげるということが

進展を予防する
という意味で重要になってきます。

じゃあ その早期発見は
どうすればいいのかということですが

やはり これは検診とかですね

こういった心電図を撮ったりとか

こういったところから きっかけが

見つかってくる
ということが多々ありますので

ぜひ こういった検診とかをですね

皆さん 症状がなくても
やはり きちっと受けていただく

ということが必要かもしれませんね。
そうですね。

なってからでは ちょっと重たい流れに
なっちゃうのかなというふうに

今日 聞いてて思いましたので
早期に見つけたいと思います。

先生 どうもありがとうございました。
ありがとうございました。

さあ ということで
今日は「心筋症」ということでしたけれど

いかがでしたか?
今回 知ったのは

まず 心筋症になったってところで

すぐ治りますっていう話じゃない。

ただ そこには治療法がいくつかあって

しかも薬も
いろんな種類があるっていうことは

やっぱり 健康なうちに
知っておくっていうのは

大事だなと思いますね。
そうですね。

心筋症という症状自体も重たいという
印象がありますけれども

ここがスタート地点になって
より大変なことになっていく可能性が

高くなるということを
勉強しましたので

何でもかんでも そうですけれども
早期発見が一番ですね。

本当 そうです。 本当に。
さあ 次回も皆さんにお届けします。

健康へのベスト…。
(2人)チョイス!


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