先人たちの底力 知恵泉「最強チームで未来を切り開け~ソニー創業者・井深大~」 ウォークマンなど革新的な製品を送り出し…


出典:『先人たちの底力 知恵泉「最強チームで未来を切り開け~ソニー創業者・井深大~」』の番組情報(EPGから引用)


先人たちの底力 知恵泉「最強チームで未来を切り開け~ソニー創業者・井深大~」[解][字]


井深大。ウォークマンなど数々の世界的ヒットを生み出したソニーの創業者だ。開発の原動力となったのは異端の技術者たち。井深はどうチームを指揮したのか!最強の運営術。


詳細情報

番組内容

ソニーの創業者・井深大。ウォークマンなど革新的な製品を送り出してきた実業家だ。その原動力になったのは、最強の開発チーム。仕事はできるが一癖も二癖もあるはみ出し技術者たちだった。井深は彼らのやる気をどのように引き出し、イノベーションを巻き起こしたのか!?知恵に挑むのは今爆発的な人気を集めているアート集団・チームラボの猪子寿之さん。最強チームの運営術を巡り、新旧の革命児がぶつかりあう。

出演者

【出演】チームラボ代表…猪子寿之,中川翔子,経済ジャーナリスト…片山修,【司会】新井秀和




『先人たちの底力 知恵泉「最強チームで未来を切り開け~ソニー創業者・井深大~」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

先人たちの底力 知恵泉「最強チームで未来を切り開け~ソニー創業者・井深大~」
  1. 井深
  2. 開発
  3. チーム
  4. ソニー
  5. 技術者
  6. 世界
  7. 猪子
  8. アメリカ
  9. 商品
  10. テープレコーダー
  11. 時代
  12. 未来
  13. 面白
  14. AIBO
  15. チームラボ
  16. トランジスタラジオ
  17. 一緒
  18. 完成
  19. 企業
  20. 仕事


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チームをまとめるのって 大変ですよね。

そんな時の最強の運営術
たっぷり ご紹介します。

(中川)どうしようかな? やっぱり
大事なポジションのピッチャーは

若くて運動神経抜群のメポに
するとすると

キャッチャー
目立つし かわいいピンクちゃん…。

う~ん 難しいな~。 ねぎは…。
あっ あの… すいません 中川さん…。

はい。
何やってるんですか?

うちの飼い猫たちで
野球チームを作るとしたらって

妄想中なんですけど
チーム作りって難しいですね。

えっ えっ? 猫で野球チームですか?
猫で…。 9匹いるんですよ。

ええ。 まっ 数的には
ちょうどいいのかもしれないですけど

面白いこと考えますよね。
でも 誰が 得意なのは何かなとか

考えてると グルグル悩んじゃって。
そうか~。

難しいな チーム作りって。
何か いい方法ないですかね?

チーム作りですよね。
まあ スポーツもそうだし

企業のプロジェクトチームなんていうのも
ありますからね。

あっ そうだ。
いいお酒 入ってるんですよ。

これなんか いいかもしれない。   あっ。
銘酒 井深 大。

存じております。
ソニーの創業者のお方ですね。

そうなんですよね。
まさに 開発チームを盛り上げて

数々の世界的ヒット商品を生み出してきた
プロフェッショナルですよね。

勉強になりそう。
は~い。

巨大電機メーカー
ソニーの創業者です。

井深が掲げたのは…

常識に縛られない自由な発想で
トランジスタラジオや

ウォークマンなど
世界的な大ヒットを連発します。

その原動力になったのが
井深のもとに結集した開発チームです。

仕事はできるが 一癖も二癖もある…

扱いにくい彼らを どうまとめるのか。

鍵になったのは
部下のやる気を引き出す

コミュニケーション力でした。

いいじゃないか。

世界一の製品を目指し

難題にぶち当たった技術者たち。

井深が出した解決策は…。

なんと…

メガヒットを次々と生み出した井深。

そこには
知られざるチーム運営術があったのです。

今回 知恵を読み解くのは

アート集団 チームラボ代表
猪子寿之さん。

デジタルテクノロジーを駆使した
アート作品で 世界を席巻。

若者たちを中心に支持を集めています。

チームラボのメンバーは
プログラマーや数学者 建築家など

その道のエキスパートたち。

そんな個性豊かなチームを 猪子さんは
どのようにまとめているのでしょうか。

今夜は
未来を切り開く最強チームの作り方。

時代を超え 2人の革命児が夢の共演です。

もう こう商品の写真を見ただけで
ああ あのころ いっぱい使ってたなとか。

時代に心がタイムスリップできて
いつの時代も未来を作ってくれたのが

こういったソニーさんの商品だったんだな
と思うと

何か ちょっと
最初のプレステとかを見ると

泣けちゃいますね。
お~ そうですか。      はい。

いろんな人のね いろんな時代に
心に残っているものがありますよね。

こんばんは。        あ~。
こんばんは。 いらっしゃいませ。  すごい。

お待ちしておりました。
お会いできるなんて。

猪子さんだ~。
チームラボ代表 猪子寿之さん。

お待ちしておりました。

実在してるんですね。
いや そうですよ。    すごい。

チームラボ 大ファンで。
本当ですか?

豊洲の方 何度も遊びに行っていて
外国の友人を連れていったら もう

「オー アメージング! ナイス ジャパン!
グレート!」って すごい喜んでました。

すごい! それを作っておられる。
そうですよ。

今 外国の友達とおっしゃってましたけど
今や もう国内外で作品を発表されてて

大変な人気ということですけれどもね。
そんな猪子さんは 井深 大 ご存じ…?

もちろん。
ですよね。

特に チームラボを設立する直前

井深さんが書かれた
ソニーの前身を起業される時に作られた

設立の趣意書というのを
結構 読んだんですね。

特に 一番初めに書かれている…

…みたいなところがね。

自分も 何か そういうものを作りたいなと
思って。

まあ 時代的に工場じゃないので

それで 実験場とか研究所という意味の
ラボを付けたし

チームで 何か
一緒に楽しく 本当に面白がって

何か実験し続けるような場所を
作りたいと思って…

だから ラボだったんですね。
そうです。

やっぱ 時代を切り開く
未来をつかむ人にしか分からない世界が

ありそうですね。
ねえ 楽しみですね。

さあ 今夜はね 井深 大の知恵を
読み解いていくわけなんですけれども

こんなコースを ご用意いたしました。

井深は 人のやらないことをやるという
チャレンジ精神と好奇心で

常に時代を見つめて 商品開発を
してきたわけなんですけれどもね

一体 どんなふうに
そのチームを作っていったのか

ご覧頂きましょうか。

明治41年 井深 大は
現在の栃木県日光市の山里に生まれます。

少年時代 友達と
あまり一緒に遊ぶこともなかった井深。

興味を持ったのは
機械いじりだったといいます。

親戚の家に遊びに行った時
目覚まし時計を発見。

中は どんな仕組みになっているんだろう。
よ~し!

すぐさま分解するも…。

あ… あれ? おかしいな…。

元に戻せません。

付いたあだ名が 壊し屋 大ちゃん。

井深を見るや
みんな 時計を隠したのだとか。

伝説の少年時代。

好奇心豊かな技術者の片鱗は
このころから 既に現れていたようです。

技術者の道を歩み
新製品の開発に 一人没頭します。

やがて迎えた戦後。

焼け野原の中で目指したのは 技術の力で
人々の暮らしを変えることでした。

そんな井深の思いが詰まった製品とは?

こちらが電気炊飯器になります。

簡単に手に入る材料を
駆使して作りました。

しかし…。

開発は 暗礁に乗り上げました。

自分一人では
世の中を変えることは難しい…。

井深は 昭和21年 会社を立ち上げます。

東京通信工業。 後のソニーです。

創業メンバーは 二十数人。
井深が最初に作ったチームでした。

挑んだのは テープレコーダーの開発です。

戦後
アメリカの占領下に置かれていた日本。

学校では アメリカ流の視聴覚教育が
広まろうとしていました。

井深は
録音できるテープレコーダーがあれば

教育の現場に売り込めると考えたのです。

おっ! 君たち頑張ってるな。
(一同)お疲れさまです。

木原君 君に話があるんだ。
はい。

新製品の開発をやってみないか?
えっ 私がですか?

はい 頑張ります!

開発を任されたのは
井深が初めて新卒で採用した…

木原たちは なんとか
テープレコーダーの1号機を完成。

しかし 大きすぎて
持ち運びには不便なものでした。

学校などで使ってもらうためには もっと
コンパクトにしなければなりません。

難題に挑む技術者たちでしたが…。


ひっきりなしに かかってくる電話。

はい 東京通信工業です。

真空管電圧計ですね。 すいません
明日までに お持ちします。

う~ん 請求書がたまって
処理が間に合わん。

社員の数が少なかったため
電話の応対から経理処理まで

技術者自らが
やらなければならなかったのです。

これでは 開発どころではない。

ピンチを乗り越えようとした
井深の秘策とは…。

ある夜 悩めるリーダー 木原のもとを
井深が訪ねます。

井深さん。

木原君 一回 頭を切り替えてみろ!
…はい。

そうだ! あそこ。 あそこに行ってみろ!

あそこ?

井深の言う あそことは…

リラックスしながら
開発に集中できる環境を

作り出そうとしたのです。

どうやったら 小型化になるんだ?

ここを変えてみたら どうですか?
うん… そうだな。

よっ! やってるね。
お~ 井深さん。

君たちに差し入れを持ってきたぞ。
(一同)ありがとうございます。

がぜん やる気が出てきた~!
よし! 頑張ってくれ!

(一同)はい。

誰にも邪魔されない環境で進められた
7日間の温泉缶詰めプロジェクト。

技術者からは 製品のパーツを
小型化するためのアイデアが

次々と飛び出します。

井深たちは
ブレークスルーを成し遂げたのです。

どうです?
やったな。         はい 大成功です。

みんなの努力が報われたな。
(一同)はい。

こうして出来上がった
最新型のテープレコーダー。

大きさは 旧型のおよそ⅓。
値段も大幅に抑えることができました。

このテープレコーダーは
学校から家庭まで 売れに売れ

会社の名は 全国に知れ渡ります。

成果を生み出す秘けつを
井深は こう語っています。

チームに最高の環境を提供することこそが
リーダーの役目。

それが 井深の信念だったのです。

う~ん まさかの行動でしたね。

温泉に みんなで行こうなんて
煮詰まってきた時こそ

集中しないとヤバイって
焦っちゃうっていうところを

ちゃんと俯瞰で見て ちゃんと みんなに
リラックスさせてあげるからこそ

柔軟な発想が生まれるなんて
いや~ すごい!

もうリーダーになる人って
考え方が違うんですね。

ねえ 切り替えることも
大切なのかもしれないですね。

こんばんは。
こんばんは。 お待ちしておりました。

いらっしゃいませ。 経済ジャーナリストの
片山 修さんでいらっしゃいます。

どうぞ どうぞ おかけ下さい。

片山さんは ソニーの…
実際に 経営陣から若手社員まで

直接お話を聞いて 多くの本やコラムを
書かれているということなんですよね。

あの 熱海の温泉に行ってっていう…。
やっぱり よかったんですかね?

あれ 山ごもりって言うんですよ。

山ごもりって…

こういう動きで…

昭和25年前後に
井深さんが そんな新しいことをね…。

これは もう本当に 井深さんの天才的な
人を使う うまさっていうか

自分で考えられたと思うんですが
すごいと思います。

今でも いろんな そういう開発の…

それは いい効果があるんですか?
やっぱり 日常から離れて

何か 一気に集中するっていうのが
いいみたいですよ。

猪子さん その辺りって どうなんですか?
環境作りというのは?

オフィスは
創業した時から 結構気にしていて

できるだけ メンバーが…

結構こだわって作ってました。

例えば…

プロジェクトのメンバー代わると
席替えをして

もう とにかく
1か所に集まって開発をする。

柔軟にやってらっしゃるんですね。
はい。

そうすると
アイデアも いろいろ出てきますよね?

そうですね。

でも やっぱり それこそ温泉ですからね

何というか
ちょっとリラックスしすぎちゃってね

一歩間違ったら 仕事になんないなんて
いうこともあるかもしれないけれども…。

さっきも ビデオで
浴衣を着た姿が映ってたでしょう。

一緒になってて。 6人ぐらいでしたかね
浴衣でいらっしゃるの。

そしたらね…

さりげなく 井深さんが 差し入れ
持ってきたよみたいな こういうのって

すごいうれしいし…。
やっぱり 私も舞台とかライブの時に

直前に
いつもナーバスになっちゃったり

何を言ったらいいんだろうって
分かんなくなっちゃったりする時に

「今日 声出てたから いいよ」って
声かけてもらえるだけで

「よし いける!」って思ったりとか。

本当に ささやかなひと言で
全然変わったりするって思うと

やっぱり 上の人が優しいっていいですね。

猪子さんはね どうなんでしょう?
マネージメントする上で

心がけてることとか…。
いや マネージメントとかは

ちょっと苦手なんです。
だから 今日は勉強しに来ました。

(笑い声)

まあ でも 井深さんもエンジニアなので

一緒に同じエンジニアの視点で
作ってたんじゃないですかね。

だから いわゆる そんなにマネージメント
マネージメントとかでは

なかったんではないですかね。 そっか。
1人で単独で走っていくんじゃなくて

同じ目線 同じ歩幅で
っていうことですか?

一緒に作ってたんじゃないですかね。

さあ 井深なんですけれども 次はですね

世界に通用する新商品の開発に
挑むことになるわけなんです。

どうやって チームを 今度は
まとめ上げたのか 見てみましょう。

テープレコーダーの開発に成功した井深。

社員数は急増
150人を超えるまでに成長しました。

大きくなったチームを率いて
井深は 次の目標に挑みます。

戦後の復興が進み
娯楽へのニーズが高まる中

持ち運びができる小型ラジオへの需要が
高まり続けていました。

しかし 当時は
真空管を使った大型のラジオが主流。

電力を使い過ぎて すぐに電池切れになり
携帯にも適さないものでした。

新しいポータブルラジオを開発すれば

世界を変える
ヒット商品になるに違いない。

開発の可能性を模索していた
ある日のこと。


はい もしもし。

お~ 久しぶりだな。

うん…。

何? 本当か!

アメリカの企業が トランジスタの特許を
公開してもよいというのです。

これを使えば 真空管に比べ

電力の消費量を
大幅に抑えることができます。

井深は 世界初の商品となる
トランジスタラジオの開発を決断します。

アメリカに送り込まれたのは
チームのリーダー 岩間和夫。

岩間は 特許を公開した企業で

トランジスタの製造方法を
教えてもらおうとします。

しかし アメリカ側は
工場見学こそ認めたものの

写真やメモをとることは 拒否しました。

特許は公開したが 作り方まで伝える
義務はないと主張したのです。

確か あの部品の形は…。

岩間は 宿泊先のホテルで
記憶を頼りに製造方法をまとめます。

こうして書き上げたのが 岩間レポート。

このレポートは すぐさま
井深たちのもとに届けられました。

みんな アメリカの岩間君から
トランジスタの情報が送られてきたぞ!

お~!
おいおい…。 おい ちょっと…。

これは すごい!
これで研究が一気に進みますね。

よし やるぞ!
頑張りましょう!

ようやく 開発のめどが見えたやさき…。

衝撃的なニュースが飛び込んできました。

アメリカの企業が
トランジスタラジオを発売したのです。

何だって!?
はい。

世界初の栄冠を逃した井深たち。

しかし ここでくじけるわけには
いきませんでした。

意気消沈した開発チームに
井深は語りかけます。

何だ 何だ その顔は?

井深さん…。

世界初が駄目なら
世界一の商品を作るんだ!

アメリカの企業が販売した
トランジスタラジオ。

実は欠点を抱えていました。

そこで井深は 音質でアメリカを上回る

世界一のラジオの開発を命じます。

世界一…。

よし! もう一度やりましょう!
はい!

チームの新たな挑戦が始まります。

電子回路を改良し 音質は改善。

しかし 別のトラブルが発生します。

スピーカーの前面に取り付けられた
プラスチックのキャビネットが

熱で変形してしまったのです。

失敗する度
井深は 何度も作り直しを命じます。

トライアンドエラーを繰り返しながら
品質は少しずつ改善していきました。

よし 出来たぞ! ほら。

お~。

ついに製品が完成。

キャビネットにアルミを採用することで
熱による変形も防ぎました。

開発から3年。

ライバルをしのぐ性能を備えた
トランジスタラジオは

瞬く間に世界を席巻する
ヒット商品になります。

ビッグプロジェクトを成し遂げた
技術者たち。

井深が 彼らにかけ続けた言葉があります。

う~ん。

失敗って
多分 作っていく上で すごい大事で。

失敗を積み重ねながら
物事って進んでいくので。

多分 雰囲気だったり
…が すごい重要だと思うんですね。

チームラボも
試行錯誤 いろいろあるんですか?

そうですね。

何か モノを作る時に
工場が必要なわけではないので…

世界中が もう今となっては
なってるんですね。           へえ~。

お台場のチームラボが
オープンするまでって

構想から どれぐらいかかったんですか?

何となく
作ろうって言いだしたのが

オープンの3年ぐらい前で。
3年?

はい。 それで まあ2年ぐらい前に
場所が何となく えっと…

場所とか 広さだとか
そういうのが決まって

まあ 2年ぐらいかけて
作ったんですかね。

やっぱり長くかかってるね。

とにかく境界のない
連続する一つの世界を

作るっていうのは
何となく決まってたんですけど

僕自身も全然細かく… 細かくっていうか
大枠も見えてないし

メンバー全員 誰も見えてないみたいな形。

それでも進んでいくんですね…。
そうですね。 大枠だけ 方向性だけ。

それに対して必要な
基本的な技術みたいなのを開発しながら

ゴールを作っていくっていうか。
だから 出来上がったあとも

まあ 去年の夏から
オープンしてるんですけど

日々ね また変えていってるんですね。
へえ~。

じゃあ 一体どこが完成なんだって
いうことになってくると思うんですけど

最終的に どこで こう
マルをつけるというか…。

その… まあ だから
完成はないですよね。

完成はないから
今も 日々 変えていってるんですね。

改良していってるっていうか。
やり続けるんだ。

はい。 自分たちが体験して初めて
もっと どうしようとか

これは全然 案外 感動しないだとか

案外 思ったとおり
新しい感覚 体験になるとか

そういうのを…

ちょっとでも 何か…

え~っ。 体験してみないと分からない。
そうですね。

あのね 井深さんが面白くって

10年でも5年でも 一つのことをやる。
例えば…

それをやり続け やらせるわけですよね。
その時に こう言われる。

なぜ続けてやりなさいっていうと
5年 10年すると

例えば モノを作る時に
工作機械とか測定器とか

いわゆる開発インフラが
必ず精密になったりして上がってくると。

そうして 今できないことも
できるようになるじゃないかと。

5年 10年たてば。 だから その間…

それを みんなに楽しいって
思わせ続けるための試行錯誤も

10年の間に
いっぱいされてるんでしょうし

発想の転換をバンバンやろうっていう。
押さえるところは ちゃんと押さえて

ブレないんですね。

さあ ではですね 最後の知恵に
まいりたいと思いますが

ここまでも数々のヒット商品を
生み出してきた井深なんですけれども

チームの力をですね 更に引き出す技を
持っていたということなんですね。

創業者 井深 大の理念のもと
発展を遂げてきたソニー。

二十数人でスタートした会社は
12万人の大企業に発展。

その後も 数々のヒット商品を
世界に送り出し続けました。

その原動力は 一癖も二癖もある…

よ~し 就業時間は過ぎたから
あとは飲みながらやるぞ!

こんな型破りの人材も受け入れていたのが
当時のソニーでした。

それにしても いいお酒じゃないですか。
上等だよ。

どっから持ってきたんですか これ。
ないしょ。

ロボット犬 AIBOを開発した
土井利忠さん。

仕事はできるが

型にはまることを好まない技術者たちも
受容する空気が

社内にあったといいます。

そういうのが いっぱいいた。

クセの強い はみ出し社員たち。

井深は どのように
手綱をさばいていったのでしょうか。

井深は 暇を見つけては
技術者に声をかけることを

日課にしていました。

あっ 社長!

いいから いいから。
お疲れさまです。

君は今 何の研究をしてるんだ?

はい。 あの… アンテナの件なんですけど。

当時の室内アンテナは

建物が密集した都市部で
受信がうまくできない欠点がありました。

欠点を克服した新型アンテナの開発を
目指す 土井さん。

その話に 井深は熱心に耳を傾けました。

このあと土井さんは 井深から突如
東北大学への留学を命じられます。

東北大学は 通信工学の分野で
最先端を走っていました。

井深は 土井さんのやる気が
途切れないよう

気配りも欠かしませんでした。

1年の期限こそ守れなかったものの
アンテナの開発は成功。

井深の期待に応えます。

土井さんのアンテナは
小型で取り付けも簡単。

15年販売が続く
ロングセラーになりました。

ソニーの商品開発の要となった
はみ出し社員たち。

彼らの力を引き出した原動力は
井深が掲げた高い理想でした。

創業時に 井深が記した設立趣意書には
こう つづられています。

伸び伸びと自由に

チームみんなで楽しく仕事ができる職場。

井深が目指したのは
技術者たちの楽園でした。

革新的な商品を
世界に送り出し続けた井深。

89歳で この世を去ります。

晩年 チームについて語った言葉です。

いかがですか?
はみ出し者っていうと やっぱり

なかなか
この人と関わると大変だなとか

そういう懸念ばっかり
浮かんでしまうんじゃなくて

むしろ面白そうだなって思う柔軟な心
優しい人ですね 井深さんって。

ソニーはね
そのあとも独創的なアイデアで

世界を驚かせる商品を 次々と
開発していくわけなんですけれども

ちょっと懐かしいもの見てみましょうか。
こちらですね。

はい 並んでますけれども

AIBOですよね。              99年なんだ。
並んでると かわいいですね。

今の はみ出し者の話なんですけどね
今出た土井さん

初代のAIBOを作られた方ですね。

だから 役に立たないものを作るって
言って…

そうすると社内でも いろいろ

役に立たないものをやるのかってことで
確執があったらしいんですけど

AIBOの初代発表の時ね
もうすごかったですよ。

こうやって持って
発表されるんですよ。

斬新でしたね。 「未来 来た」って
感じしましたよね 発表の時。

AIBOは。

そして ソニーといえば
これじゃないでしょうかね。

ウォークマンですよね。

これは 家にありましたね。

すご~い。

音楽 クラシックが大好きで
海外 出張行く度に

飛行機に乗ったら
音楽を聴きたいというので

そのウォークマンの前身のようなやつを
ちょっと作ってくれと。

えっ 井深さんのわがままで
始まったってことですか?

もともと はみ出しですよね。
本人が。

それを商品にしちゃうって
いうんですから。
面白~い。

結局 ソニーは…

日本人っていうか 学校とかでも社会でも
結構 右へならえというか

ちゃんと同じことできなきゃ
いけない感って

いつもあるのかなと思ってたけど

むしろ はみ出した人が評価されるって
とてもいいですね。

何か 1個の価値観がある
っていうこと自体が おかしいですよね。

本来は…

その上で 仕事を進める上で
どこだけは理解し合えないといけない…。

猪子さんからね
そういう考えの方がいいよって

ちょっとアドバイスしたりするのかなと
思ったんですけど

そういうのは あんまりないんですか?
う~ん。

気にしないですね お互いにね。

じゃあ 個人の力を結集していけば
いいわけですか?

もちろん 制作っていうのは
チームで作るので。

でも それは 必要なことはね
作ることに必要な部分だけなので

それ以外の生き方っていうのだったりね
個人個人の価値観というのはね…。

ソニーも結局 組織より個人だと。
個人も評価しますよね。

いろんな共通点が見えてきましたね。

今の日本の産業 まあ 停滞しているとも
いわれますけれども

どうなんでしょうかね こう
イノベーションを起こすような新商品が

なかなか出てこないともいわれる中で
それって何でなんですかね?

猪子さんは どうですかね?
未来に向けて

イノベーションを起こし続けるためには
何が必要だと?

さあ 今日はですね
「最強チームで未来を切り開け」

テーマに
お伝えしてきたわけなんですけれども

中川さん 全体通して いかがでした?

人の話を聞いたり
不思議な人がいたら面白がったり

あと 自分の好奇心を失わなかったり
全てにおいて

すごく楽しんでらっしゃった方なのかな
って 井深さんのこと思うと

モノ作りの職業じゃないけど
私も 何をするにも楽しまなきゃって。

ナーバスになっちゃったりしても
あっ そしたら切り替えなきゃって

何か すごく いろんなヒント
頂いた気がします。

そして 最後に猪子さん どうですかね?
多様な人たちが集まるチームの力。

どういうふうに引き出していったらいいと
思いますか?

やっぱり その…

自分も作る時に そういうのを読んで

そういう場所を作りたいなと思ったし
これからも そうしたいなと思いますね。

ちょっと猪子さん うちの猫たちで
野球チーム作りたいんですけど

誰が どのポジションがベストか
考えてもらっていいですか?

監督? 監督?
猫も野球も分かりません。

(笑い声)


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