ザ・プロファイラー「本当は怖いピーターラビットの世界 絵本作家ポター」作者は絵のイメージとは裏腹の“奇人”とも言える少女…


出典:『ザ・プロファイラー「本当は怖いピーターラビットの世界 絵本作家ポター」』の番組情報(EPGから引用)


ザ・プロファイラー「本当は怖いピーターラビットの世界 絵本作家ポター」[字]


「ピーターラビット」の作者ポターは動物オタク?絵本作家になるため彼女が戦った相手は親!恋人を失う不幸を乗り越え、自然保護にも力を注いだ人生に迫る。MC岡田准一


詳細情報

番組内容

世界110か国で愛読される「ピーターラビット」。作者のポターは、絵のイメージとは裏腹の“奇人”とも言える少女。イギリスの裕福な家庭に生まれたポターはカエルやキノコを愛し、異性には奥手。両親の厳しい干渉から逃れようと奮闘して、ピーターラビットを作り上げた。絵本作家として自立しようと頑張るポターに最愛の人が現れるが、突然の死で不幸のどん底に。自然保護にも力を入れたポターの人生に迫る。MC岡田准一

出演者

【司会】岡田准一,【ゲスト】美村里江,森泉,矢部太郎




『ザ・プロファイラー「本当は怖いピーターラビットの世界 絵本作家ポター」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

ザ・プロファイラー「本当は怖いピーターラビットの世界 絵本作家ポター」
  1. ポター
  2. 自分
  3. 絵本
  4. ノーマン
  5. ピーターラビット
  6. 二人
  7. ロンドン
  8. 湖水地方
  9. 動物
  10. ウサギ
  11. 結婚
  12. 多分
  13. 矢部
  14. 当時
  15. キノコ
  16. 生活
  17. 田舎
  18. 農場
  19. 彼女
  20. テーマ


『ザ・プロファイラー「本当は怖いピーターラビットの世界 絵本作家ポター」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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青いジャケットを着た
かわいらしいウサギ。

国や世代を超えて愛されている…

「ピーターラビット」の絵本は
世界110か国以上で読まれ

シリーズ全体で
2億5千万部が出版されています。

絵本の生みの親…

蛇やカエルを愛する
ちょっと変わった

動物マニアのお嬢様です。

ウサギのピーターラビット。

アヒルやリス ネズミに 猫に カエル

更には ハリネズミまで。

絵本の中で
生き生きと動き回る動物たち。

この愛らしい絵本を生み出したのが…

実はこの人 絵本のイメージとは裏腹に…

子どもの頃は ウサギに蛇や
トカゲまで部屋で飼い

死んだペットは
大鍋で煮て 骨格標本にした。

大人になると キノコの研究と
精密なスケッチに明け暮れた。

今でいう…

そして
「ピーターラビット」を よく読むと…。

お父さんは 人間に食べられていた!

かわいいだけじゃない
本当は ちょっと怖いお話だ。

自然保護運動にも力を入れたポター。

「ピーターラビット」を生み出した
波乱の人生をプロファイル!

♬~

今や世界中で愛読されている
「ピーターラビット」の絵本。

この本が 世界で初めて翻訳されたのが
日本だ。

イギリスで初版が出てから 僅か4年後。

「悪戯な小兎」というタイトルで
雑誌に載った。

ピーターは「ペター」
マグレガーさんは「杢平爺」。

経緯は不明だが
ピーターは昔から

日本人の心を捉えていたようだ。

ロンドンで産声を上げたポター。

当時のイギリスは
世界中に植民地を持つ大帝国。

富も文化も絶頂期を迎えていた。

父・ルパートは弁護士。 巨万の富を築いた
商人の家に生まれている。

新興の富裕層であるポター家は

貴族や名家の仲間入りをしようと
人脈作りに忙しかった。

特に 母親のヘレンは上昇志向が強く

ポター家のルーツである商人さえ
見下したという。

当時の金持ちの常として
娘・ビアトリクスの…

学校には通わせず
家庭教師をつけて勉強させた。

母は 娘を上流階級の一員にしようと
徹底的に しつけたのだ。

そんなポターの楽しみは…

ロンドンを離れ ポター家の故郷

スコットランドの田舎で
3か月を過ごすのだ。

19世紀のイギリスで描かれた 妖精の絵。

スコットランドには
古くから妖精伝説があり

ポターは乳母から
神秘的な話を聞いて育った。

周りの森や草原に
妖精を探しに行ったという。

ポターが書いた日記が残っている。

誰にも読まれないよう 自分だけの
暗号でつづった「秘密の日記」だ。

ポターは いつしか絵筆をとり
虫や野の花を描くようになった。

更に 田舎で捕まえたネズミやトカゲを
ロンドンに連れ帰り

部屋で飼うようになった。
それは いわば自分だけの動物園だ。

トカゲの「ジュディ」
蛇の「サリー」

コウモリにハリネズミ。

そして ピーターラビットのモデル
ウサギ。

愛し方も 一風変わっていた。

飼っていた動物が死ぬと 大鍋で煮て
骨格を取り出して スケッチ。

それぞれの骨に番号をつけて保管した。

そんなポターにとって 親の期待は
苦痛以外の何物でもなかった。

上流階級の男性と結婚し ポター家の
地位が上がることを夢みていた両親。

年頃になると 父親は社交界の
パーティーに ポターを連れていった。

しかし 19歳の時
彼女の運命は 大きく変わることになる。

現在ではリウマチ熱と推定されている
重い病にかかり

自慢だった髪の毛が抜けてしまったのだ。

髪の毛を失ったショックは大きかった。
しかし ポターは こうも考えた。

病気のため
結婚には不向きとされたポター。

成長した彼女が情熱を注いだ相手は…。

16歳の頃から
バカンスで訪れていた湖水地方で

キノコのスケッチを
するようになったのだ。

イギリス北西部に広がる
湖水地方では

ローマ時代から 羊の牧畜が行われてきた。

人と自然が 理想的な形で共存する
この地域は

ロンドンの富裕層に人気の保養地だった。

ポターは野山でキノコを採り
細かい ひだの一つ一つを正確にスケッチ。

キノコの不思議な形や生態を観察した。

ポターは キノコ研究に のめり込み

素人ながら…

誰も なしえなかった
この研究を発表したい!

ポターは ロンドンにある植物研究の殿堂
キュー王立植物園を訪ねた。

ところが…。

見知らぬ素人の しかも女性の研究など
まともに話を聞いてもくれなかった。

それならばと
ポターは研究を論文にして

博物学の権威・リンネ協会で
発表したいと願い出た。

しかし当時 女性は
学会の出席すら許されていなかった。

そればかりか ポターの論文は

研究に全く関わらなかった男性から
発表され 学者への夢を絶たれてしまう。

あまりに むごい仕打ちだった。

(ポター)キノコの研究以外に 何を楽しみに
生きてゆけばいいっていうの?

私の好きなもの… そうね 動物…
それと 絵だわ!

絵描きとして生きられたら すてき!

キノコの その論文が
認められなかったということで

実は 彼女は その前ぐらいから
自分の描いた水彩画が

絵本の挿絵に採用されたり

挿絵画家としても
自信が出始めた頃でした。

この時 子どもの頃に
勉強を教えてくれた

元・家庭教師のアニーが
ポターに こんなアドバイスをする。

ポターは 親しいアニーの子どもたちに
多くの絵手紙を書いていた。

中でも 息子のノエルが

病気で長く伏せっていた時に送った
物語の手紙を思い出した。

主人公は 当時 彼女が実際に飼っていた
ウサギ…

これは ポター直筆の絵本の原稿。

ピーターラビットは
3匹の妹のお兄ちゃん。

お母さんに止められていたにもかかわらず
いたずらっ子のピーターは

お父さんが肉のパイにされてしまった
マグレガーさんの畑へ出かけました。

野菜を食べていると 案の定
マグレガーさんに見つかってしまいます!

必死に逃げるピーター。

走る途中で靴は脱げ

ジャケットも網に引っ掛かり
脱げてしまいました。

何とか逃げ帰ったピーター。

畑に置き去りにしたジャケットと靴は

マグレガーさんの畑のカカシとして
つるされることになりました。

自分を食べる人間から必死に逃げる
「怖いお話」。

精神科医の香山リカさんによると

脱げた靴や服から
ポターの心理が見えてくるという。

ポターの家では
もう 親が絶対的に偉い。

何とか…

でも もしかしたら
脱いだら寒いかもしれないし

新しい靴は手に入らないかもしれない。

それでもいいから…

親の敷いたレールには乗りたくないし
恋愛にも向いてない。

でも ピーターの絵本を描けば
すてきなことが起きるかも。

そう信じる 35歳のポターだった。

(一同)う~ん…。

何か あんまり知られていないけど
可憐で かわいらしいポターの

素朴なキノコ女子っていうのがね
ちょっと見えてきた感じがしますけど

美村さん ポターに どういう印象を?

中学校の英語の教科書に
ポターの生涯のことが載っていて

その時は でも 自然保護活動のことが
主に載ってたんですね。

だから そのイメージと あと 自宅の
他の絵本が入ってる本棚じゃない

ティーカップが置いてある所に
「ピーターラビット」の本が置いてあって

ちょっと大人の絵本っていう
イメージだったんですよ。

だから 早く読みたい!
おしゃれな外国の本! って思っていて

読めるようになって読んだら
あれ? 何か ちょっと違う。

じゃあ ちょっと残酷な?
イメージでしたね。

だから ちょっと あれ?

衝撃が2度の出会いでした。 はい。

森さん どんなイメージですか?
私は ほんとに まさに

「ピーターラビット」で
育ったっていうぐらい

いっつも お母さんが読んでくれて

もう 寝る前に
いっつも読んでくれたのを覚えてて。

しかも 多分…

小さい頃に。

ちょっと 何か似てるんじゃないですか?
(笑い声)

ポターさんと。
確かに。

矢部さんは どうですか?
お父さんが絵本作家ということで。

家に 絵本が いっぱい あったので

「ピーターラビット」も
あったんですけど

何となく 女子向けの
絵本なんじゃないかなっていう

絵柄とか ウサギが主人公ということで
手に取ることはなくて

だから すごい今日 楽しみで

ポターっていう人も全然知らないので
すごい楽しみです。

最初のテーマは
「なぜピーターラビットを描いたのか?」。

こちらに テーマをひもとく
リストがありますが

美村さん どれが気になりますか?

う~ん… 「自分だけの動物園」ですかね。
自分だけの動物園。

私も 動物大好きで 虫 捕まえてきて
スケッチしたりとかしてたんですけど

さすがに かわいがってたのを鍋で煮て

骨をっていうとこまでは
考えなかったので

どれだけ好きだったのかしらって
いうのが。

でも ほんと緻密ですよね。
何か かわいい格好もしてるし

服も着てるんだけど
リアルじゃないですか。

やっぱ その根源が
ここにあるんだなって思いました。

どうですか? 森さん
この「自分だけの動物園」。

多分 分かりますよね?
ここは やっぱり分かる気がして

うちも きょうだいが すごい多くて

すごい にぎやかな
おうちだったんだけど

お兄ちゃんが高校から
どんどん海外に留学してっちゃったから

何かね 気づいたらポツンと一人で
ちょっと寂しい家になってから

ちょいちょい
家に連れて帰るようになって。

うん。

絶対そうだと思う。
やっぱり そばに ちょっと何か…

常に連れて帰ってきてね。

標本にしたっていうのは
愛情だと思いますか?

髄まで。
ねえ。 髄まで。 かな?

図鑑の絵みたいな…

(矢部)それが すごい印象的で

学校に通ってなかったっていうから

友達がいなかったと思うんですよね。

だから人間のお話が書けないっていうのは
あるかもしれないですよね。

動物の方が友達だから
動物が主人公の話が

自分にとって
自然だったんじゃないかなって。

森さんは リストの中で気になるものは?

え~と… 私は 「病気の男の子への手紙」。

これが 結構大きかったんじゃないかって
思ってるんですけど

やっぱり物語を読むと
シンプルなね ストーリーで

絵も 結構シンプルで

やっぱり こう 5歳の男の子でしたっけ?
に宛てた こう

分かりやすく書きたかったっていうのが

ここからね
始まってんじゃないかなと思って。

病気の男の子へ送ったっていうことで
何かこう ウサギがピンチに陥るけど

そこから 何か頑張って
脱出することができるよっていう

何か すごい前向きな…

…があるような気がして それはポターの
人柄というか それを感じますね。

岡田さんは なぜ「ピーターラビット」が
描かれたと思われますか?

ほんとに つまらなかったのかなと。
普通の生活が。

親の思いが きつい家庭に育って
あまり うまくいっていなくて

でも これをしなきゃいけない
ああしなきゃいけない。

自分が道具のように
結婚しなきゃいけないって

何か道具のように思った瞬間に
絵を描くことだったり

森に行くことだったりっていうのが

違う世界を作れる
扉だったから

きっと 何か
絵とか物語を書くことが

新しい世界を自分で作れる感じが
すごい あったのかな~っていう。

「ピーターラビットのおはなし」を描き
絵本作家の夢を追い始めたポター。

最大の障害は 母・ヘレンだった。

上流階級らしい振る舞いを求める母は

どこに行くにも使用人を同行させ
ポターの生活を…

そんな中 ポターは…

この頃 イギリスでは
絵本も富の象徴と言わんばかりに

大型で豪華な高い本が流行していた。

ところが ポターが
出版社に持ち込んだ見本は

子どもが自分で読むための…

こんな本は売れないと
取り合ってくれなかった。

こうなったら 自費で出すしかない。

本の挿絵やクリスマスカードの絵などの
仕事で作った貯金をはたき

250部が完成。
予算がないので 絵本は白黒だった。

するとこれが 目の肥えた文化人に受けた。

絵本を買った一人には
シャーロック・ホームズの生みの親

コナン・ドイルもいたという。

その人気に目をつけた出版社が
ポターの絵本を出したいと申し出た。

担当の編集者は ノーマン・ウォーン。

ポターの2歳年下で
背の高い 爽やかな好青年だ。

だが 出版に関しては 意見が対立した。

ノーマンは 白黒の絵本は地味で売れない。

しかし ポターは…。

だが ノーマンは引き下がらなかった。

(ノーマン)ベストセラーにするには
カラーでなくてはなりません。

ポターは結局 3つの条件と引き換えに
ノーマンの意見に従うことにした。

子どもが読みやすいように…

ノーマンは ポターの条件を忠実に守った。

挿絵の色を細かく指定しても
一つ一つ誠実に対応した。

ポターは 自分の意見を尊重してくれる
男性に初めて出会った。

絵本が完成に近づくにつれて
ポターとノーマンの間にも

信頼の絆が結ばれるようになった。

ポターは 使用人の同行つきではあったが
ノーマンの家を 度々訪れている。

自分の家とは違う…

ポターは ノーマンに
ますます惹かれていった。

こうして世に出た
「ピーターラビットのおはなし」は

たちまち大人気を博す。

初版の8, 000部は なんと予約だけで完売。

1年後には5万部を突破した。

当時の絵本は非常にデフォルメして
擬人化した時にですね

動物たちをデフォルメして描きました。

その時 ビアトリクスは
非常に自分でもですね

骨格なんかを意識してですね

こういう動きしか この動物は
しないような そういう描き方。

表情なんかもデフォルメすることなく

仕草で そういった 悲しいとか

うれしいとか
そういったようなものを描きました。

こういう…

病気の男の子を励まそうと描いた
一匹のウサギ。

それが ポター自身に
生きる勇気をくれたのだ。

「ピーターラビットのおはなし」の
大成功を受けて

ポターは次々と絵本を出す。

更には 「ピーターラビット」の続編…

どの本も大人気だった。

世間知らずのポターを
ノーマンは公私にわたり支えた。

こんな話が残っている。

ネズミが主人公の

「2ひきのわるいねずみのおはなし」を
書いている時のこと。

ポターは 自分の絵の参考にしようと

ノーマンが姪っ子のために作った…

ところが 二人の関係を快く思わない
母・ヘレンは…

そこでノーマンは ドールハウスの
写真を撮ってポターに送り

絵本の完成を助けたのだ。

ポターは意外にも…

絵本に出てくる動物のぬいぐるみを
自ら作り 特許を取っている。

そこでも ノーマンが力を尽くしたという。

更に ピーターラビットのボードゲームや
ティーセットも販売。

今でいう…

二人は 毎日のように
手紙のやりとりを続けた。

最初は「マダム」「サー」と書いていたが

やがて 「ミス・ポター」
「ミスター・ウォーン」と

親しみを込めた呼び名に変わっている。

いつしかポターは
ノーマンと恋に落ちていた。

(拍手)

ポターが恋したぞ~!
(森 矢部)よかった~!

恋したぞ~!
(矢部)よかった~。

よかったですね。
(美村)よかったですね。 ホッとした。

(笑い声)

いい人。
いい人じゃない。

やっぱり 一緒に何かを
作っていくっていううえで

多分 普通だったらね 当時だと
特に 男性は 上から目線で

駄目だ! とか
いろいろ言ってたのを

一緒になって相談も乗りながら
ちょっと話してたら 多分 こうね

それだけでも結構 「あ この人は
普通の男と違う」って多分思って。

どんどん どんどん こうね。

男の方が みたいな時代に 意見をちゃんと
言いながら 全部受け入れてくれて。

やっぱり
おっきな魅力だったんじゃないですかね。

恋人とか できないんじゃないかなって
ちょっと心配してたんでホッとしました。

(美村)確かに。
よかったです。 うれしい。

VTRで印象的だったのが

自分の絵を ウサギは茶色だし
土とか緑で地味だって言って

自分の絵をあんまり良くないものみたいな
言い方をしてるポターがいるところを

そんなことはないって言って
背中を押してくれる感じが すてきで。

すごく よかっただろうなと思います。

さあ 続いて テーマいきたいと思います。

テーマをひもとくリストの中で
矢部さん 気になること ありますか?

僕はこの やっぱり
「手のひらサイズの本」っていうのが。

当時は 大型本が はやってたところに

自分の
こういう本が欲しいなっていうのを

きっと作ったと思うんですけど

子どもが手にしやすい
大きさ・値段・色使いっていう

その こだわりが きっと
ポターが手にしたい本っていうのが

みんなが手にしたい本だった
っていうことだと思うんですよね。

自分が欲しかった。
幼い頃に欲しかった本。

これが売れるんじゃないかっていう
発想じゃなくて

欲しいものを作ったら みんなにもそれが
受け入れて頂けたっていう感じが。

一番いいやつですね。
(矢部)そう。 一番いいやつ。

一番いいやつです。
物を売るのに一番いいやつですよね。

自分が欲しいものを作ったら
たくさん売れたっていう。

小さい方が売れるやろ みたいな

そろばん はじいてないと
思うんですけどね。 ポター 多分。

今回はですね 特別に ポターとノーマンの
二人で作り上げた

「ピーターラビットのおはなし」の
初版本を お借りしてきました。

すごい!
当時のものですから。

うわ~ 予約で売り切れてしまったやつ。
8, 000部の。 これ 触れないんで。

(矢部)だから台に載せてるんですね。
そうなんです。 これは本物ですので。

色みが やっぱ100年以上たってる。
(美村)でも劣化してないですよね。

すごい大事にされてきたんですね。
子どもが読みやすいように

手のひらサイズになってるのが
分かるんですけども。

(矢部)ちっちゃい。
まあ これが現代版。

(矢部)これは触っていいやつ。
触っていいやつです。

ポターのこだわりの
この大きさっていうのは

現在も このまま売られている。
(矢部)すばらしいですね。

ねえ いいですよね。
やっぱり手に持ちやすいですよね。

こうなった時にね。

私も子どもができて 最近ちょっと
よく本を見せるんだけど

やっぱり色あると見るから。
やっぱりね 色があって。

そのあたりは
ノーマンさんの才能ですよね。

うん。 いいコンビで。
(美村)すごい人ですよね。

今 何で これが売れたのかって
考えていても

ポターさんだけではなくて…

ここまで初めての本を売ることが
できたんじゃないかなっていうのと

あと 手紙をたくさん やりとりしてたのも
でも 仕事の内容でって言ってますけど

恋心があったから
用がなくても やりとりしてただろうし

逆にそれで 緊密なやりとりをしてたから
より良くなってったっていうことも。

二人の…

…とこも あるんじゃないかなって
いう気がしますね。

森さん リストの中で?

私は 「動物のリアリティ」。

そう。
何といってもねえ ピーターラビットは

これが やっぱり すごく
おっきいんじゃないかなと思って。

やっぱり すごいリアリティだし
ちょっとグロテスクな部分も

何かね 他のストーリーもそうだけど

キノコを見たら分かったんだけど
すごい細かく模様とか描いて。

普通だったら 子どもの絵本って
すごい かわいく描くと思うの。

ちょっとこう かわいらしさを優先して。

でも そこは ちょっとポターらしく…

言葉悪いかもしれないけど
こびてないというか。

全て ぶつけて…

ノーマンに対しても こびないし
絶対こうやりたいっていうことを貫くし。

人気作家となったポターと
最大の理解者ノーマン。

恋に落ちた二人は結ばれるのでしょうか?

絵本作家として大成功を収めたポター。

しかし 47歳の時 彼女はロンドンを離れ
湖水地方に移り住む。

「ピーターラビット」の初出版から3年後の
1905年。

38歳のポターは ついにノーマンから
手紙で結婚を申し込まれた。

これは ポターがその時
ノーマンに送った絵。

ウサギたちが引く かぼちゃの馬車で

まるでシンデレラのように
王子様の待つお城へ。

二人で作り上げた「ピーターラビット」が
ポターに幸せの魔法をかけてくれた。

しかし 両親は この結婚に猛反対した。

上流階級の男性と結婚させたい
二人にとって

一介の編集者との結婚など
とても許せるものではなかったのだ。

それまで 反発はしても しぶしぶ
親の言うことを聞いていたポター。

しかし この時ばかりは
「断固結婚する」と宣言した。

激しく抵抗する娘を見て
両親は一計を案じる。

…という条件で 二人の婚約を認めた。

その上で ポターをバカンスに連れ出し

ノーマンから引き離して
頭を冷やさせようと考えたのだ。

ポターも これには従うしかなかった。

ところが 婚約から ちょうど1か月後。

ノーマンが 急性白血病に襲われたのだ。

ポターが見舞いに訪れる間もなく
突然この世を去った。

ノーマンの形見となった婚約指輪を
ポターは ずっと身につけていた。

しかし ポターは

亡き恋人を思い続けるだけの人生は
送りたくなかった。

1905年の11月 ポターは 絵本の印税と
叔母の遺産をつぎ込んで

湖水地方にあるヒルトップ農場を買い取り
主に そこで暮らそうと決心した。

両親は案の定 田舎暮らしなんて
とんでもない! と大反対。

しかし ロンドンから定期的に
湖水地方に通うことを約束し

何とか計画を認めさせた。

ポターはここで 新作も手がけた。

湖水地方の美しい風景が
ふんだんに描かれた絵本は

更にファンを増やしていった。

絵本の印税が入る度に

ポターは周囲の農場を買い取って
敷地を増やした。

そんな時 頼りにしたのが
5歳年下の地元の弁護士

ウィリアム・ヒーリスだった。

二人は不動産の売買を通じて知り合い
気の合う友人となった。

二人で湖水地方を飽きることなく散歩し
愛を育んだ。

時には ヒーリスに連れられ

地元開催の
レスリング大会に行くこともあった。

農場に来て6年後 ポターはヒーリスから
プロポーズされた。 46歳だった。

ところが またもや両親が大反対。

編集者の次は
田舎の弁護士なんて!

私たちの面倒は誰が見るんだ?

80歳の父と 73歳の母。
ロンドンを離れたくない二人は…

結局 両親の反対を押し切り 二人は結婚。

このころ作った絵本。
豚のカップルを描いたお話だ。

農場から市場に向かう 子豚の…

途中で人間に捕まり その家で

黒豚の女の子 ピグウィグと
知り合います。

2匹は ベーコンに
されようとしていました。

その時…。

ほんとに 二人だけで
もしかしたら周りからは

言葉も通じないような所で

一から関係を作っていかなければ
いけないっていう

すごく大変なところだと
思うんですよね。

それでも…

結婚を機に 本格的に湖水地方へ
生活の拠点を移したポター。

47歳にして 新たな人生の始まりだった。

よかったですね。
また好きになる人ができて。

よかった。 本当によかった。

ということで
ポターをプロファイルする

続いてのテーマに いきたいと思います。

こちらに テーマをひもとく
リストがありますが

森さん 気になるものはありますか?

やっぱり 「婚約者ノーマンの死」が大きい。

(森)やっぱり絶望的だったと思うし

ましてやね お見舞いにも
行けなかったっていうぐらい

あっという間の
出来事だったから。

まあ 引きずってしまうじゃないですか。

それをこう 「前に進みます」という手紙を
送ってますけど。

(森)やっぱりこう ポターが悲しんでね

おうちで ずっと引きこもってるよりは

田舎に行って いろいろ忙しくしたり
それこそ またもっと書いて

絵本を もっと作ってる姿を
多分 そっちの方が

ノーマンも うれしいんだろうなって
いうふうに思って やってたんだと思う。

いつも挫折とか壁にぶつかると

それを前向きに
乗り越えてる気がして。

ロンドンにいたら
きっと もう風景見たりとか いるだけで

ノーマンのことを
思い出しちゃうと思うんですよね。

だから環境を変えて
新しく やり直してみようかなっていう

こういう気持ちになれるのが
すごいなと思いますね。

自分を変えていける
自立した人だなっていう感じがして…

これ 日本だったら。
物語 すごい いっぱいありますね。

全部あるんじゃないかなっていうね。

挫折もあれば 幸せもあるし。
恋愛もあって。

今の現代で考えると 親御さんの
介護とかが出てきて戻るような年齢。

四十路も過ぎて
何だったら ちょっと

ひとしきり自分の仕事とか
子育ても終わってから

戻ってくるような年齢で

新たなスタートだって言って
親離れをしようっていうのが

ずっと戦ってたんだと思うんですよね。
何か 言いなりになってるのは

表面上 ここまでは譲る。
でも ここは私のっていうのを

頑張って線引きをしてきて
でも 次こそは

私は私のために生きようっていう
決意を感じますよね。

やっぱり強い人だなっていう感じが
根本にあるなと思いますね。

現代の我々の感覚からしたら
あれですけど…

このお母さんお父さんの
感覚っていうのが

普通だったっていう
可能性もありますよね。

そうですね。
娘のことを思って言ってるっていう。

私のお父さんも結構 厳しくて。
いろいろね 言われて。

でも 何で そんなに言うんだろう
うるさくって思ってたんだけど…

今 やっと理解できる。
できてきた気がして。

これからもっと 多分 私のために

そういうふうに言ってくれたんだろうな
っていうふうには

感じれるようになるのかなと思って。
何となく分かる気もする。 ほんとに。

多分 いい生活をしてほしいっていう
気持ちが先走っちゃったのかな 親も。

やっぱり 最初に描いていた…

きっと その湖水地方で
自分の世界っていうものを

家でもない
期待に応えなきゃいけないものでもない

何か自分の理想郷って言ったら変ですけど
自分の手で何とかできるものっていう

リアルの場所を やっと手に入れたんだ
とは思いますけどね。

自分らしく保てる場所だったのかなぁ
きっと何か。

自分が自分でいれる場所というか
場所だった気がしますけどね。

ヒルトップ農場のそばで
ヒーリスとの新婚生活を始めたポター。

ところが…。

1年後に父が亡くなると 母・ヘレンは

なんと ポターの農場の近くに
移り住んできた。

にもかかわらず ロンドンを恋しがり
農場の生活になじめなかった母。

年を取ると
ますます いこじな性格になった。

ポターが母のために雇った使用人を

1日でクビにしたこともあった。

母と違い ロンドンに
全く未練はなかったポター。

52歳の時に

「まちねずみジョニーのおはなし」を
書いている。

田舎育ちのネズミ
チミーは

町で都会のネズミ
ジョニーと友達になる。

チミーは 田舎では食べられないような
ごちそうで もてなされた。

しかし チミーは故郷が恋しくなり
田舎へ戻ってしまう。

すると今度は ジョニーが
チミーを訪ねて やって来た。

しかし ジョニーは田舎暮らしに退屈して
都会へ戻ってしまう。

物語の最後を ポターは
こう締めくくっている。

この本を出して以降 ポターは
あまり絵本を描かなくなっていった。

代わりに増えたのが 土にまみれ
羊やガチョウたちと暮らす時間だ。

ポターが特に力を入れたのが 羊の飼育。

湖水地方原産の
頭が白いハードウィック種という羊で

かつて この地の羊毛産業を支えていた。

しかし 羊毛に代わって
化学繊維が主流となり

ハードウィック種の羊は激減した。

ポターは ローマ時代から
湖水地方の風土を作り上げてきた

この羊を
絶やしてはならないと考えたのだ。

これは 羊の品評会の写真。

粗末な服を着て
満面の笑みを浮かべているのが ポター。

何度も賞を取るほどの常連だった。

実は このころ
ポターが愛する湖水地方全体に

開発の危機が忍び寄っていた。

ポターが湖水地方に移り住む前
45歳の時のことだ。

ある日 湖に大きな音が響き渡った。

ロンドンの金持ちが乗ってくる
水上飛行機の音だ。

飛行機は ひっきりなしに やって来た。

それどころか ここに飛行機工場を建てる
計画があるという。

ポターは 計画中止の嘆願書を作成。

地元で 大々的に署名活動を展開する。

そのかいあって 工場の建設は中止された。

ポターは 農場や土地を買い足すために
絵本の印税を どんどん つぎ込んだ。

ポターが66歳の時 彼女の人生を
縛り続けた母・ヘレンが亡くなった。

93歳の最後まで
ヘレンはポターと仲たがいしていた。

70歳の声を聞く頃には 体力が衰え

冬になると
ひどい風邪をひくようになったポター。

遺骨は ポターの愛した…

散骨を行った羊飼いが 場所を明かさずに
死んだため その場所は…

東京ドーム370個分に相当する
4, 300エーカーの広大な土地と

16の農場は ポターの遺言により

自然保護団体ナショナル・トラストに
寄贈された。

ポターが亡くなって 75年。

湖水地方は
今も昔のままの美しい自然を保っている。

後半 笑顔がたくさん見える写真があって
よかったですね。

最後まで 娘のそばを離れなかった
お母さん いましたけど

どうですか? ポターにとって
どんな人だったと思いますか?

何か 最近になってこそ 親子でも
うまくいくわけないよねっていうので

まあ ちょっと凝縮した言い方ですけど

「毒親」っていう言い方が出たりとか

親子関係でも うまくいかなくても
しょうがないよっていうの出ましたけど

お母さん 最後まで多分 上へ上へって

まだ何か いい人と結婚しなさいって
もしかしたら言ってたかもしれないし。

それに反して ポターさんは
足るを知る みたいな。

亡くなる時もね 立つ鳥跡を濁さず
みたいな亡くなり方で

ほんとにお母さんとは真逆だったんだな
っていうのを感じますね。

ポターさんの創作の源は

お母さんだったんじゃないかなと思って。

お母さんに読んでほしいっていう。

私は こういうことを思ってて

私をもっと理解してほしいっていうことが
何か 作品全編にわたって

ちょっと そういうものを
何か感じてしまうところがあって。

伝えられないけど 伝えたい思い
だったのかもしれないですよね。

ポターが最後に求めたものっていうのは
何だったと思いますか?

もう何か 自分の生きたい生活が
できてるし もう満足。

もう やりたいこと縛る人もいない。
満足になっちゃったから

多分 もう…

何か分からないけど 人って
つらい時とかの方が いい本が書けたり

歌が書けたりとかっていうから。

そういう意味では
何か それも なくなっちゃったし

どちらかというと
子どもの時から救ってくれた動物に

恩返しをしたいなっていう気持ちで。

何か 私は
すごく憧れる生活だなぁと思って。

どうですか? 皆さん
今日 ポター見てきて いかがですか?

僕は ちょっと やっぱり
ポターさんの本を読んで…

(笑い声)
男だから見てないっていうのが。

そうなんです。
すごく反省してます。

こんなにメッセージもあるし
すごい進歩的な方というか早いですよね。

これは読んどくべきだったなと。
もう今からでも。

今からでも遅くないですからね。
そうですよね。 はい。

どうですか?

いろんな挫折と困難があったのに
よ~く考えてみると…

もちろん悲しい気持ちとかはあったけど

それを
秘めていたのかもしれないですけど

前を向いて
ちょっとずつでも歩き続けたから

やっぱり最終的に
いいパートナーも見つかって

自分の思うような人生の終幕を
迎えることができたんだなと思うと

結局 何か 自分で本当に…

…っていうのは すごい何か
人として憧れるなぁって。

こんなふうになれたら すてきだなって
いうふうに思いました。 はい。

とにかく…

後悔しない生き方をしてるし

ほんとに私も全部ストーリー知ってるって
言ってもいいぐらい読んでたんだけど

ポターさんのことを
全然 知らなかったから。

私も何か ほんとに 小さい頃から動物に
すごい助けられてたことがあるから

そういう意味では 何かこう

恩返しができたらいいなと
思ってるんだけど。 うん。

分かんないよ。 将来 田舎に引っ越して
何か やりたいなっていう夢はあるけど。

すごく苦しい時とか
人生いっぱいあると思うんですよ。

彼女の場合は それを すごく練り上げて
自分を強くしていってるじゃないですか。

苦しいことも大事に抱えれる強さって
ある意味 何か

それを練れば練るほど
美しいものに変わる時が

ひっくり返る時が
来るのかもなっていうのを。

誰もが抱える 何だろう 苦しいこととか
過去の思いとかって

どっかで消化することも
あるんだろうなっていうのを

何か すごく感じさしてもらった
回でしたかね。

ということで
今日は ありがとうございました。

(一同)ありがとうございました。

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