NHKスペシャル「イチロー 最後の闘い」3月21日、東京ドームでのMLB開幕シリーズを最後に、現役引退決めたイチロー。



出典:『NHKスペシャル「イチロー 最後の闘い」』の番組情報(EPGから引用)


NHKスペシャル「イチロー 最後の闘い」[字]


3月21日、東京ドームでのMLB開幕シリーズを最後に、現役引退を決めたイチロー。その決断までの半年間、NHKだけに独占密着取材を許し、胸に秘めた思いを語った。


詳細情報

番組内容

3月21日、東京ドームでのMLB開幕シリーズを最後に、現役引退を決めたイチロー。NHKではその決断までの半年間、独占取材を行った。今回カメラは、神戸の自主トレ、アリゾナキャンプ、東京での開幕戦まで密着。シアトルの自宅で語った、イチローの胸に秘めた覚悟とは…。理想を追求し、努力を積み重ねることで、数々の前人未到の偉業を成し遂げてきたイチロー。稀代(きだい)のアスリートの最後の挑戦の日々を描く。




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  18. 引退
  19. 結果
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孤高の天才バッターが
引退を決めた。

実はその半年前、イチローは

最後の闘いにかける決意を
私たちに語っていた。

僕がどんな状態であっても

じゃあ、そこでもう

マリナーズではないよって
言われたら

これはもう、そこで終わりですよ。

私たちが、初めてイチローを
取材したのは12年前。

イチロー≫一弓、おやつ!

弓子≫はい、一弓。
はい、ヒット。シット。

家族との絆。
毎日のルーティン。

知られざる素顔を記録してきた。

イチロー≫カレー以外って
あったかな。

7年間、同じ昼飯食っている
やつっていないのかな?

日本で、そしてアメリカで
積み重ねてきたヒットは

4367本。

実況≫まるで
レーザービームのようだ!

稲妻のごとき送球
レーザービーム。

広大な守備範囲、エリア51。

スタジアムを熱狂の渦に
巻き込んできた。

華やかな活躍の陰には
孤独な格闘があった。

今回、最後の闘いに挑む
イチローは

再び私たちに密着取材を許した。

弓子≫こんにちは。

そして、最後の試合を終えた
4日後

イチローが語った
あのラストゲームの舞台裏。

みんな残ってくれてるよって
チームメートが

教えてくれたんですよ。

で、それで驚いて出てみたら
あんなことになってたんで。

もう映画かと思ったんですよ。

どうして、あんなこと
してくれたんだろうって。

今も考えてますかね。

♪~

2018年のシーズンオフ。

私たちはシアトルにある

イチローの自宅を訪れた。

イチロー専用の
特殊なトレーニングマシンが

居間を埋め尽くしていた。

オフにもかかわらず、イチローは
体作りに余念がなかった。

(ため息)

昨シーズン序盤に選手登録を外れ

長期戦線離脱を
余儀なくされたイチロー。

その後
チームには帯同するものの

試合には出場できないまま
シーズンを終えていた。

私たちは、イチローが
みずからの去就について

どう考えているのか尋ねた。

僕の中では、日本には
戻る場所がないんですよね。

もし、神戸にそのまま

オリックスが存在するなら

ブルーウェーブは
もう存在していないですけど。

日本でプレーする可能性が
あったとするなら

神戸でしかないんですよね。

神戸にそのまま
もしチームがあれば

考えたと思います。
そういう理由ですね。

気持ちがないわけでは
ないんですよ。

じゃあ、そこで

もうマリナーズではないよって
言われたら

これはもうそこで終わりですよ。

それでもなんとかしがみついて
どこかのユニフォームを着る。

そんなことはするべきではないと
思ってますけどね、僕は。

(笑い声)

イチロー≫一弓、おはよう。

17歳になった愛犬・一弓。

人間の年齢でいえば
もう90歳近くになる。

イチローが
メジャーに挑戦した年から

栄光の日々も

不振にあえいでいたときも

ともに歩んできた。

イチロー≫お前さ、一弓って
呼んでも来ないくせにな。

年間200本安打の連続記録に
挑んでいた12年前。

ダウンして、ダウン。

ほい、一弓。

変化を求めて飛び込んだ
ニューヨーク。

一弓は
いつもイチローのそばにいた。

一弓、はい。

(笑い声)

一弓、おやつ。

そして、現役最終盤を迎えた今

イチローは、一弓の姿に
力をもらっていると語った。

本当懸命に生きてるのが
分かるんですね。

それを見ていて
すごくうれしいし。

でも、あの姿見たら

僕にとって
現役でなくなるということは

1つの死を迎えることと
同じですよね。

プロのアスリートにとっては。

そうすると、それは確実に
近づいてきてるわけですよ。

そう思ったときに…

プロ28年目。

現役選手としては

メジャー最高齢となる
45歳での戦線復帰。

過去に例がない困難な挑戦は
去年10月、日本で始まった。

かつて

オリックス・ブルーウェーブの
本拠地だったスタジアム。

イチローは
原点ともいえるこの場所で

毎年、自主トレを行っている。

寒さを迎えるこの時期

多くのプロ野球選手は
体を休めるが、イチローは違う。

オフの間もずっと

アスリートとしての体を
維持し続けてきた。

突然、かつてのチームメート
川崎宗則が姿を見せた。

イチローとともに練習がしたいと
サプライズでやってきた。

この半年
実戦から離れていたイチロー。

体の状態は
例年よりもよいという。

守備や走塁では
年齢を感じさせないイチロー。

復帰に向けた鍵となる
打撃練習が始まった。

そのバッティングで

メジャーの歴史を塗り替えてきた
イチローだが

いまだ、打撃フォームを
見直し続けている。

バッティングいきます!

(打球音)

(打球音)

(打球音)

打球は次々と
スタンドに打ち込まれていく。

切れない、切れない。

(打球音)

(ため息)

(打球音)

練習初日から
フリーバッティングは

240球以上に及んだ。

イチローは今
何を変えようとしているのか。

しかし、一切語らなかった。

そこで私たちは
ある人物に尋ねることにした。

かつてイチローとともに
マリナーズ黄金期を築き

去年、打撃コーチを務めた
エドガー・マルティネス。

イチローの
新たな打撃フォームから

その狙いがうかがえるという。

エドガー≫重心を下げているね。

エドガーが最も注目したのは

重心の位置。

重心を下げるのは

足の力を生かそうと
しているのかもしれないね。

その力でバッティングに
さらなるパワーを生みだそうと

しているんじゃないかな。

40代になるとスピード、視力

あらゆる身体能力が
衰えてくるからね。

それを乗り越える鍵となるのは

準備、厳しいトレーニング
そして、自分を律することさ。

イチローの、みずからを
鍛錬する姿は驚異的だよ。

希代のスーパースター、イチロー。

頂点を極めてなお

過去の自分を捨て

変化し続ける野球人生を
送ってきた。

1992年
高校を卒業した鈴木一朗は

ドラフト4位でオリックスに入団。

仰木監督にその才能を見いだされ
登録名をイチローに変えた。

独自に磨き上げた振り子打法で
大躍進が始まる。

阪神・淡路大震災の
傷痕が残る神戸で

次々と記録を塗り替え
チームを日本一にも導いた。

実況≫レフトへライナーが飛んだ。
つかんだ!

(歓声)

実況≫イチロー・スズキ!

そして2001年、イチローは

野手として日本人初となる
メジャーデビュー。

メジャーの豪速球
多彩な変化球を攻略するため

日本で磨き上げたバッティングを
大きく変えた。

この年、新人王、首位打者
MVPとタイトルを総なめに。

その後も毎年
200本安打、ゴールドグラブ

そして、オールスター出場を
達成した。

その真骨頂は
甘い球を待つのではなく

相手ピッチャーの決め球を
打ち崩すことにあった。

メジャーの名だたる選手たちが
語り継ぐ打席がある。

歴代最多セーブを記録した
ヤンキース

マリアノ・リベラ投手との対戦。

バッターの手元で鋭く曲がる
カットボールは

くると分かっていても
攻略できない魔球だ。

だが、この打席。

イチローは
ボールの軌道を完璧に見極め

体の重心を僅かに傾けて
フルスイング。

(歓声)

バットの真芯でとらえ
スタンドにたたき込んだ。

芸術的な
イチローのバッティングを

目の当たりにし

ヤンキースベンチは
衝撃を受けたという。

僕は思わず叫んだよ。
なんてすごいんだってね。

イチローは
直感的に体を倒したんだ。

リベラのカットボールを
打つためには

そうするしかないと
感じたんだろうね。

そして、打球は
スタンドに飛び込んだ。

イチローは
あのサヨナラ逆転ホームランで

試合をひっくり返したんだ。

ヤンキースベンチは
皆、打ちのめされてしまったよ。

しかし、イチローは

どれだけ輝かしい記録を
打ち立てても

みずからの打撃を
変えることをやめなかった。

打席の立ち位置や腕の振り

僅かな重心の変化など

理想の打撃を追求してきた。

言えることは
最終的な形はない

ということなんですよね。

これがまた
残酷なところなんですよ

打つということの。

打撃の技術として
最終形がないということが。

だから前に進もうとする意欲も

生まれてくるとも
いえるんですけど。

もちろん、あります。

必要かどうかは…。

本当はしたくないですよ。
本当はしたくない。

そのままずっと
上がっていきたいです。

前に進みたいですけど
なかなかそうはいかない。

はっきりしているのは
近道はないということですよね。

遠回り、あとで考えると
これ、遠回りだったな

省けたらよかったなって思うこと
確かにあります。

でも、それは一番近いです。

ある自分の
ぼんやりとした理想に近づく

一番の方法は遠回りをすることだ
というふうには

今は、はっきりと言えますね。

数々の記録を打ち立ててきた
イチロー。

その最大の転機が

2012年の
ニューヨーク・ヤンキースへの

移籍だった。

僕自身も環境を変えて
刺激を求めたいという

強い思いが芽生えてきました。

その前年、37歳のイチローは

極度の不振に陥り

10年続けてきた
200本安打、ゴールドグラブ

オールスター出場
すべてを失った。

実況≫イチロー
大きく体勢を崩された。

環境を変えることで
新たな可能性をつかみたい。

イチローは、あえて第二の故郷
シアトルに別れを告げた。

シアトル最後の夜。

イチローは何度も、栄光の舞台

マリナーズのホーム球場を
振り返った。

ニューヨークで始まった

メジャーリーガーとしての
第2章は

苦難に満ちたものだった。

レギュラーが
約束されないにもかかわらず

コンディション調整を
強いられる日々。

度重なるけがにも苦しむ中

結果を求められる重圧に
向き合い続けた。

もがきながらたどり着いた
日米通算4000本安打。

そして
メジャー通算3000本安打。

それでもイチローは
次のヒット1本を打とうと

新たなバッティングを
求め続けた。

イチローは野球を続ける先に
何を求めているのか。

ヤンキースに在籍していた
この時期

私たちに、こう語っていた。

野球選手としての死が

着実に近づいていく

時間になっていく。

それをどれぐらい…。

元気な状態で
いられるのかっていうものと

闘っていくことになると
思うんですけど。

笑って
それを迎えたいなっていうか。

そんな思いですかね。

そういう時間にしたいな
というふうに思いますね。

野球選手として
笑って死にたい。

そう考え続けてきたイチローが

再起をかけて挑む
神戸での自主トレが続いていた。

厳しい闘いの中で
意外な光景を目にした。

おはようございます。

神戸の一般市民が
練習に参加していたのだ。

サラリーマンに、自営業。

プライベートで知り合って

イチローの練習を
手伝うようになった。

多くは野球経験が
全くないという。

イチローと一緒に体を動かし
練習のサポートをする。

イチロー≫
ありがとうございました。

こうした関係は
もう10年以上前から

続いているという。

この練習仲間たちとは

行きつけの
この店で知り合った。

イチロー≫お疲れさまです。

オリックス時代から通い続ける
なじみの店だ。

これまで
野球に対する厳しさゆえに

イチローには近寄りがたい
イメージがあった。

しかし、今回の取材で
見えてきたのは

仲間とのつながりを
大切にしようとする姿だった。

それは、ヤンキースに
移籍したころから

少しずつ生まれてきた変化だと
イチローは語った。

それを仲間たちが
緩和してくれるので。

まあ、本当は
そんな人の力を借りなくても

できなきゃいけないんだけど。

21のときは、94年の
デビューしたときですね。

あのときは、1人でだって
できると思ったし

まあ、できなきゃいけないと

思ってたんだけど

今、1人じゃ無理だね。

だから、人に迷惑をかけて
生きちゃいけないって

思いがちなんだけど、人って。

でも、迷惑もかけます、僕は。

かけなきゃ生きていけないし。

人に迷惑をかけないで
生きていくなんて無理。

だから
思いっきり迷惑もかけるし。

だけど、僕ができることで

思いっきり返したいという
そんな感じですよね。

この日、練習場に
高校生の一団がやってきた。

生徒≫おはようございます。

和歌山の高校野球の応援団。

イチローが以前、この学校を
訪問したことをきっかけに

今回、球場で
応援することになったという。

生徒≫ありがとうございます。
イチロー≫お願いします。

♪~

生徒≫かっ飛ばせー!
イチロー!イチロー!イチロー!

うー、イチロー!

生徒≫かっ飛ばせー!
イチロー!イチロー!イチロー!

うー、イチロー!

生徒≫イチロー!

突然、生徒たちの前に

ユニフォームを着た
イチローが現れた。

生徒≫ありがとうございました。

イチロー≫ええ子やな。

イチロー≫ありがとう。

生徒≫ずっと応援してます。

イチロー≫かぜひかないでね。

ありがとう、寒いよね。

ありがとう。

ありがとう。

2月、イチローは
いよいよ勝負の舞台となる

アリゾナへと乗り込んだ。

ここでのオープン戦で
結果が出なければ

みずから引退を決断する。

イチローは
そう覚悟を決めていた。

観客≫イチロー!イチロー!

イチローの周りに
大勢のファンが詰め掛けた。

子ども≫イチロー!イチロー!

296日ぶりとなる実戦。

真ん中高めの球を
ライト前に飛ばすタイムリー。

復帰に向けて順調なスタートを
切ったように見えた。

しかし…。

2試合目以降
三振が目立ち始めた。

(打球音)

(打球音)

(打球音)

(打球音)

試合後
誰もいなくなった室内練習場。

1人バットを振り続ける
イチローの姿があった。

(打球音)

(打球音)

(打球音)

(打球音)

(打球音)

観客≫イチロー!イチロー!

しかし、結果が出ない。

(打球音)

(打球音)

(打球音)

イチローは
ひたすらバットを振り続けた。

(打球音)

(打球音)

(打球音)

(打球音)

(打球音)

しかし、ヒットは出なかった。

オープン戦最終盤の3月

イチローは、引退の意思を
家族に伝えた。

それは、難しいな。

弓子もずっと、そういう覚悟で
いてくれたと思うので

それはもう、受け入れてましたね。

実際に球場に行って
闘ってないのに闘ってる。

闘ってた人ですから。

毎年シーズンが終わると

ぐったりしてましたもんね。
弓子のほうが。

これはもう、そうしないと
チームに悪いなと思ったし。

まあ、結果が出なければ

もう、そうするっていうふうに
決めていたし。

当然の決断でしたけどね。

ただ、まあ
そのことは分かっていても

だからといって諦められない。

諦められないというのは
メジャーに

残るということではなくて
自分の技術

1本のヒットを打つために
そこに心血を注ぐということを

諦めることができないんですよね。

だから、それは最後まで
引退を決断しても

なんら変わりのないことでしたよ。

そして、東京ドーム
ラストゲーム。

迎えた最後の打席。

実況≫イチロー・スズキ!

試合終了後

夜11時を過ぎても
大勢のファンが客席に残っていた。

観客≫イチロー!イチロー!

イチローコールは
20分以上にわたって鳴り響いた。

(大歓声)

闘いきった最後にあったのは
笑顔だった。

引退表明から4日後

私たちはイチローの自宅を
再び訪ねた。

弓子≫こんにちは、どうも。

イチロー≫こんにちは。
日課でやってるんだよな。

プロ生活を離れても

体を動かしたくなる性分は
変わらないという。

28年重ねた日々の中で

たどり着いたものは
なんだったのか。

私たちは
イチローがかつて語っていた

言葉について尋ねた。

理想はそうだったんですよ。

それはもう夢に近い理想。

笑って死ぬというのは。

でも、現実はなかなか
そうはいかなくて

寂しく終わっていく。

でも結果的には

日本のファンの人たちがそれを

その夢をかなえてくれた。

僕が笑って死ねる状態を
作ってくれた。

実際に笑って死ねた
ということですね。

自分なりに…。

頑張ること。

これを人は見てくれたんだなって
思ってます。

やっぱり日々、懸命に生きたい。

で、それを重ねていく。

で、懸命に生きられる何かを

モチベーションを
見つけていくというのが

生きていく意味だと思うので。

それを重ねていきたいなと
思いますね。

新たに見つけるのか
見つかるのか分からないですけど

そのために一歩を
踏み出すということですよ。

(笑い声)

(笑い声)

(口笛)


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