グレーテルのかまど「ココ・シャネルのモンブラン」老舗サロンでひとり、モンブランを楽しんだ彼女が、生涯大切にしていたものとは?



出典:『グレーテルのかまど「ココ・シャネルのモンブラン」』の番組情報(EPGから引用)


グレーテルのかまど「ココ・シャネルのモンブラン」[字]


20世紀ファッションの革命的デザイナー、ココ・シャネル。パリの老舗サロンでひとり、モンブランを楽しんだ彼女が、生涯大切にしていたものとは?


詳細情報

番組内容

かつて女性らしいとされていた、きついコルセットにふんわりとしたスカートなど、華美で窮屈なファッションをことごとく過去のものとしたココ・シャネル。「時代が私を待っていた…」というその作品、そして言葉や生き方はいまも人々を魅了しています。番組では彼女の晩年を良く知る友人に取材。困難な人生を歩んでいたシャネルが、モンブランに見つけたものとは…ヘンゼルは彼女が愛したパリのモンブランに挑戦!

出演者

【出演】瀬戸康史,【声】キムラ緑子




『グレーテルのかまど「ココ・シャネルのモンブラン」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

グレーテルのかまど「ココ・シャネルのモンブラン」老舗サロンでひとり、
  1. シャネル
  2. モンブラン
  3. クリーム
  4. メレンゲ
  5. お菓子
  6. マロンクリーム
  7. ココ
  8. ショートヘア
  9. 女性
  10. パリ
  11. 髪形
  12. 彼女
  13. イメージ
  14. スイーツ
  15. ドレ
  16. ファッション
  17. 本当
  18. オキテ
  19. お願い
  20. ザックザク


『グレーテルのかまど「ココ・シャネルのモンブラン」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


解析用ソースを読めば、番組内容の簡易チェックくらいはできるかもしれませんが…、やはり番組の面白さは映像や音声がなければ味わえません。ためしに、人気のVOD(ビデオオンデマンド)サービスで、見逃し番組を探してみてはいかがでしょうか?

☆無料で民放各局の動画視聴ができるTVer(ティーバー)!まずはココから!

他にも、無料お試し期間のあるVODサービスが増えてますので、各社のラインナップを調べてみるといいかもしれませんね。

↓NHK関連商品

ファッション界に
革命を起こし

今も世界を魅了し続ける
デザイナー。

伝統的なファッションを
次々と過去のものとし

付いた呼び名は 皆殺しの天使。

シャネルが愛してやまなかったスイーツ
モンブラン。

一人 カフェで楽しむ時間を
生涯 大切にしていました。

ココ・シャネルの人生を

栗のお菓子 モンブランから
ひもときましょう。

光る石をたどれば行き着く
不思議な家に

あのお菓子の家のヘンゼルとグレーテルの
末裔が暮らしています。

彼らが振る舞う
おいしいお菓子の物語を

ご賞味あれ。

え~っと 春のはやりっていうと
やっぱり…。

おっ いよ いよ。 よっ よっ。

何か
鏡 見つめちゃって。

髪形を気にしてるんだろうか
眉毛を気にしてるんだろうか。

髪形 髪形。
髪形? ごめん ごめん。

いや 何かね 姉ちゃんがね
俺の髪形に対してね

注文があるみたいでね。
ちょっと これ 見て。

「すてきなショートヘア」。

そうなんですよ。
いや そうなんだけどさ。

あの… すてきなショートヘア…
なるほど! ピンと来た!

どういうこと?
…っていうスイーツでしょ。

いやいや
春だし 気分変えたいだけじゃないの?

いやいやいやいや。
だって お菓子でショートヘアって

意味が分かんない。
いや もう これね よく知ってるんだけど。

えっ? 俺が知ってる?
このスイーツ。

あ~ 何か わくわくしてきちゃったな。
え~っ?

いきましょう いきましょう。
どんどん いきましょう。

えっと… ああ~。

ということで 今宵 ひもとくのは
ココ・シャネルのモンブラン。

スイーツの都 パリ。

さまざまなお菓子が この街で生まれ
世界の人々を魅了してきました。

その一つが 日本でも なじみ深い

栗のお菓子
モンブラン。

パリでも大人気。

とりわけ このモンブランを好んだのが

世界に名だたる
一大ブランドを築いた

ファッションデザイナー
ココ・シャネル。

20世紀初頭

常識を打ち破るファッションを
次々と生み出し

女性たちの熱狂的な支持を
集めます。

絶対の自信と強い言葉の数々で知られる
ココ・シャネル。

そんな彼女が 30代の頃から
一人 静かに時を過ごしていたという

老舗サロンです。

当時 上流階級の社交場だった
このサロン。

シャネルは 時間を見つけては
ここを訪れていました。

大きな鏡の前が シャネルお気に入りの席。

向かいのフレスコ画を眺めながら
食べていたのが…。

この店の名物 モンブラン。

当時の味や形も そのままに
今も このお店を代表する一品です。

サクサクのメレンゲの上に
ほんのり甘い生クリームをのせ

マロンクリームを細く絞って飾ります。

アルプス山脈の最高峰 モンブランから
着想を得たというお菓子です。

このモンブランが誕生したのは 1920年代。

パリは 空前の焼き栗ブームでした。

これに目をつけたサロンの創業者が
栗のお菓子を作ろうと考えます。

女性客の心をつかむため

マロンクリームの飾り方に
一工夫 加えます。

シャネルは このモンブランに

なみなみならぬ こだわりが
あったようです。

モンブランのとりこになったシャネル。

愛するお菓子と過ごすひとときを求めて
この店に通い続けました。

へえ~!
あのモンブランの栗のクリームは

ショートヘアをイメージしてたんだね。
いや びっくり。

知らなかった。
知らなかったし…。

かまども知らなかった?
知らない人 多いんじゃない? これ。

びっくりしちゃった。
ショートヘアってね

その当時 すんごい パリで 大ばやり。
大ばやり。

ココ・シャネルさんが髪 切ったから
みんな はやっちゃって。

そういうことなんだ。
大きな山に 強い女のイメージの

ショートヘア のせちゃえ みたいな。
ねっ。

でもさ モンブランっていうと
スポンジ生地とかさ タルトの上に

クリーム のってますみたいな
印象も あるんだけど。

でもね フランス菓子の伝統としては
メレンゲと生クリーム マロンクリーム

この3つの組み合わせが基本なんですよ。
なるほど。

これにチャレンジできるなんて最高よ。

味わいのキメテ お願いします!
はい!

3つの層が織り成す
濃厚なモンブランを目指します。

よし。

はい では モンブランの土台となります
メレンゲを作ります。

メレンゲはね 任して下さい。
得意だね。

まず 卵の白身。

そして もう これで。

はい 簡単でございます。

便利だな~。
ねっ。

ちょっと見てみる?

これ ピンと角が立つくらいに…
いいんじゃないですか?

完璧。
そこに?

えっ?
グラニュー糖 入れようかな。

グラニュー糖ね。
少ない方ね 少ない方。

2~3回に分けて。
はい。

これね 最初ね 混ざりにくいから。

少しずつ入れるってことなんで。
分かりました。

どうですか?
いいんじゃない?

いいと思いま~す。 はい OKですよ。
残りのも入れたいんだけど…。

これ 入れようか。
その前に! オキテ どうぞ!

どういう意味? かまど。
「ザックザクでサックサク」ね。

ゴムべらでザックザクと混ぜて。
ゴムべらに切り替えて。

砂糖の粒子を調整しようと思って。

ポポンポン!
ポンと入れて。

そして 混ぜ過ぎないがポイントだよ。
「ザックザクのサックサク」だから。

混ざってると思うんだけど。
いいんじゃないですか?

それ すぐに絞り袋に移して下さい。

えっと 今回 直径5.5cmのメレンゲを
作りたいわけですよ。

はいはい。
…で そこに ほら。

あれ? ちょっと待って。
描いてあんのよ。

これ かまどの優しさじゃん。
そうよ。

もう 至る所に 優しさあふれてっか…。

ありがとう。
「てっか…」 何言ってるか分かんなく…。

口金の高さを ちゃんと変えないように
平行にして…。

こんぐらいか。
グ~ッと押さえる。

円までいく。 円の印までいく。

はい 力抜いてあげたら…。
これ 完璧だったんじゃない?

ちょっと ずれてるね。
あっ 本当だ!

ハハハハ もうちょい。
本当もう一絞りすれば ちょうどよかった。

まあまあまあ。
すごい きれい。 それ。

それ オーブンに入れてくれれば。
120度で2時間焼きます。

完璧!

シャネルが活躍を始めた20世紀初頭。

コルセットで体を締めつけた上に
ふんわりとしたドレス。

それに 大きな帽子を身につけるのが
女性の正しい装いでした。

そんな華美なスタイルが

女性の生き方を縛りつけていると考えた
シャネル。

自分が自由でいられる衣服を
次々と発表すると

女性たちの圧倒的な支持を集めます。

これまでの常識を葬り去った
皆殺しの天使。

今も ファッション界の伝説です。

シャネルは 1883年

フランス西部の田舎町
ソミュールに生まれます。

行商人の父親 母や きょうだいと
つつましく暮らしていました。

シャネルから幼少時代の話を
聞いていたという人物がいます。

ボンジュール。 アンシャンテ。

シャネルの伝記を手がけた
作家のクロード・ドレさんです。

晩年のシャネルは
年の離れた親友のドレさんにだけ

幼少期の思い出を打ち明けていました。

シャネルの故郷では

野山で豊富に採れる栗が
貧しい家では パンの代わり。

栗は 家族で囲んだ
楽しい食卓の味だったのです。

ところが シャネルが12歳の時 母が病死。

父親は 子どもたちを修道院に預けて
姿を消します。

心の傷を埋めてくれたもの。

それが 懐かしい栗のモンブランと
それを楽しむカフェだったと

ドレさんは 考えています。

強く華やかな女の代名詞となった
シャネル。

モンブランは そんな彼女に

ささやかな救いの時間をくれた
お菓子だったんですね。

なるほどね。
栗が好きだったっていうけどさ

そこには
すごくいろんな思いが詰まってたんだね。

いや~ だから 子どもの頃に食べてた
味だったってことだもんね。

そうだね。 何かね 子どもの頃 食べてた
味とか においとかさ

そういうのって
結構 強烈に残ってるじゃん。

だから 何か しみじみするね。 何かね。

じゃあ
その栗を使ったクリームを作ります。

分かりました。 いきましょう!
はい。

はいはいはいはい。
さあ モンブランの顔ですよ。

このクリームは。
モンブランの顔!

イメージは 髪だけど。
髪だけど。 はい。

これ 大きな方に…
そこにね 入ってるのが マロンペースト。

これは 渋皮ごと潰したもので
割と かたいですよ。

そこにね マロンクリームを
ちょっとずつ入れてくのね。

クリームをちょっとずつ入れると
やわらかくなってくるから。

分かりました。

ペースト かたい方に比べて

このクリームの方は
香りや甘さが強いですからね。

この2種類を混ぜて コクを出すっていう
イメージでございます。

なるほど。

そして バター。

ちょっと なじんだら
ハンドミキサーで

全体が ふんわりするくらいに
混ぜて下さい。

おお~!

空気を入れる感じで
やってくれればいいんです。

そしたらね オキテをお願いします。

えっ だって これで完成でしょ?
駄目ですよ。

えっ?
だから オキテをお願いしますって…。

分かりました!

いやいや もういいって。
駄目 駄目。

更に美しくっていうのが
ココ・シャネルのモットーですからね。

ダマが残ってたりすると
絞った時に途中で切れちゃいます。

これ 結構しんどいですよ。

クリームが そんなに かたくないからさ。

シャネルのモンブラン。
いや~ 作ることになろうとはなあ。

いいんじゃな~い? 見てみる?

あら? マジック? これ。
(かまどの笑い声)

こしたはずなのに 何にもないんだけど。

見てみよう。 ペロンと めくってみよう。

全部 ここに詰まってるんだから。
はい。

おかしくない? ちょっと。

まあ きれいよ でも。
めちゃくちゃ きれい。

ばっちり こして
美しいクリームと相成りましたよ。 ねっ。

ちょっと一息 Tea Break!

パリで大人気
変わったモンブランをご紹介。

まずは こちら カテルさんのモンブラン。

芸術的と評判なの~。

マロンクリームを細長~く絞って~。

…って あれあれ~?
これは 斬新な飾り方。

雪の結晶をまとった宝石みた~い!

パッションフルーツのジュレが
味のアクセントになっていて

おしゃれ~!

お次は 国家最優秀職人章を受章している
ロイさんのモンブラン。

マロンクリームを細~く絞り

仕上げに
板状にしたメレンゲを飾っていきま~す。

…で 食べちゃうの? お味は?

自家製のスモークマロンを混ぜ込んだ
栗のアイスが土台。

中には 栗のピュレ
更に バニラアイス!

ひんやり おいしそう!

最後は… あれ~?
マロンクリームを忘れてない?

実は カシスジャムやメレンゲと一緒に
中に閉じ込めてあるの。

周りを
生クリームのジュレでコーティング!

個性豊かなモンブラン
あなたなら どれを選ぶ~?

はい では いよいよ大詰めでございます。
来たね。

見て下さい きれいに焼き上がった。
もう~ かまど。

もう かわいい。
これだけで かわいいね。

この すてきなメレンゲの上に

ホイップクリームとマロンクリームを
飾っていきます。 分かりました。

じゃあ 次なのよ これ。
栗のクリームね マロンクリーム。

それを縦と横
2回に分けて 絞っていきます。

こうでいいんだよね?
そうそうそう。

まあ いっぺん やってみたら?

あっ…。
はい いいですよ。 垂らして 垂らして。

垂らして戻ってくるんだよ。
垂らして戻ってくる!

はい 戻ってきた! 戻って… 遅いな。

うわっ 難しい これ。
戻ってきて 戻ってきて! 早く…。

はい いいですよ。 うまいじゃないですか。
それです それです。

難しい。
それです。

それが モンブランなんです。

(かまどの笑い声)
何?

ごめん ごめん 笑っちゃった。

(かまどの笑い声)
ちょっと…。

ごめん ごめん ごめん。
ごめん 悪かった 悪かった。

集中 集中。
(かまどの笑い声)

ちょっと…。 マジで難しい これ。

(かまどの笑い声)
かまど…。

髪 多い人だ。
だいぶ 髪 多い。

ショートヘアじゃないじゃん これは。
毛 濃い人だわ。

ちょっとベートーベンチックな。
本当に難しい これ。

(チャイム)
あっ! 姉ちゃん 帰ってきたし!

お姉ちゃん。
姉ちゃん お帰り!

いいのかな? これ。
いい? いいんだね? いいよね?

神様 教えて。

シャネルが大好きなモンブラン
あと少しで出来上がるよ。

ココ・シャネルが愛したモンブラン。

サクサクのメレンゲ ふわふわのクリーム。

そして 記憶をくすぐる
濃厚なマロンのクリーム。

シャネルの人生に思いをはせながら
楽しんで。

56歳でファッション界から
一旦 身を引いたシャネル。

しかし 71歳でカムバック。

第2次世界大戦が終わり
平和が訪れた頃

男性デザイナーたちが提案したのは

絞ったウエストに
ふんわり広がるスカート。

昔ながらの女らしい服が
再び流行し始めたのです。

これに対し シャネルが打ち出したのは

シャネルの代名詞とも言える
シンプルで実用的なスーツでした。

自分の美学を貫き通したシャネル。

87歳で亡くなるまで
生涯をファッションにささげました。

亡くなる2時間前まで
一緒に過ごしていたというドレさん。

シャネルが通っていたサロンを
訪れました。

座るのは もちろん
大鏡の前のシャネルの指定席。

彼女の愛したモンブランを味わいます。

世間の常識や過酷な運命に
あらがうように生きたシャネル。

モンブランは そんな彼女が
一人 静かに愛し続けた宝物でした。

今日の「グレーテルのかまど」
いかがでしたか?

ココ・シャネル。

つらい過去を背負いながら

自らの手で人生を切り開いていった
女性でした。

そんな彼女が大切にしていた
モンブランとのデート。

大好きなお菓子と 一体 どんなことを
語り合っていたんでしょうか。

それでは また このキッチンで
お目にかかりましょう。

では ちょっと失礼して。

いただきます。
どうぞ~。

かまどさん。
はい。

ちょっと隙間があったり
うねってしてたり。

かわいいじゃないですか。
いいですよ 個性的で。

(モンブランが切れる音)

なかなかの
サクッとした感じの音しなかった?

うわっ。 見て見て見て見て。

ほら!
おお~。

ちゃんと 3層になってるじゃない。
きれい。

うん。
フフッ どうですか?

めちゃくちゃ うまいんですけど。
本当?

もうね この3層 最初は味わえんのよ。
この 食感の違いとか。

でも 後から このメレンゲとか
全てのものが溶けてくんですよ。

何かさ シャネルさんはさ

自分で道を… ファッションを通して
切り開いていったでしょ?

やっぱ そうやって… 何て言うの?
働く女性っていうものは

僕 ものすごくかっこいいと思うんです。

お姉ちゃんだって そうよ。
バリバリ働いて

随分 ヘンゼルにお世話になってるわよ。

いや 何かね モンブラン イコール
やっぱ 支えでしょ?

やっぱ 姉ちゃんには 姉ちゃんの
モンブラン見つけてほしいね。

支え?
うん。 僕じゃなくてね。


関連記事