逆転人生「母は強し!連続雪崩から奇跡の生還」栃木県の山あいを走っていた車を連続雪崩が襲った…八方塞がりの状況から奇跡の生還。



出典:『逆転人生「母は強し!連続雪崩から奇跡の生還」』の番組情報(EPGから引用)


逆転人生「母は強し!連続雪崩から奇跡の生還」[字]


栃木県の山あいを走っていた車を連続雪崩が襲った。乗っていたのは母親と子供たち。天上の上2mまで雪に覆われ、酸欠や低体温の危険が。八方塞がりの状況から奇跡の生還。


詳細情報

番組内容

2014年冬。栃木県の山あいを走っていた車を大きな雪崩が襲った。乗っていたのは母親と子供たち。雪崩は連続しておし寄せ、天井の上2mまで雪に覆われる事態となった。低体温を防ぐため、エンジンをかけて暖房をつけると、排気ガス中毒の危険が。密閉されたため酸欠の恐れもあり、まさに八方ふさがりの状況に陥った。しかし母子は58時間後に、奇跡の生還を果たす。生死を分けたのは、母親が土壇場で固めた“決意”だった。

出演者

【司会】山里亮太,杉浦友紀,【ゲスト】旅館経営者…小松輝久,旅館女将…小松志保,【出演】北斗晶,松本伊代,危機管理アドバイザー…サニーカミヤ,【語り】吉川未来




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逆転人生「母は強し!連続雪崩から奇跡の生還」栃木県の山あいを走っていた車
  1. 志保
  2. 雪崩
  3. 状況
  4. 北斗
  5. 旅館
  6. 気持
  7. 山口
  8. 時間
  9. 車内
  10. 輝久
  11. 空気穴
  12. 自分
  13. 松本
  14. クラクション
  15. 状態
  16. 大丈夫
  17. 酸欠
  18. 排気ガス
  19. エンジン
  20. 伊代


『逆転人生「母は強し!連続雪崩から奇跡の生還」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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「逆転人生」。
本日の舞台は 栃木県 日光の山あい。

標高1, 400mにある 名物旅館です。

雪景色に溶け込む白濁の秘湯。

山の食材を使った料理の数々。

でも 一番の自慢は…

今回の主人公です。

この あどけない表情の裏側に
壮絶な逆転劇がありました。

それは5年前 子どもたちと
旅館に向かっていた時のこと。

(雪崩の音)
キャー!

大きな雪崩に遭い 58時間も
車に閉じ込められてしまったんです。

いや~ これすごい。 いや 夜でもほら
外には明かりがあるから

この真っ暗な車内っていうの 初めてかも。
これ パニックになっちゃうよ。

山里さ~ん 雪山の中の山里さん
大丈夫ですか?

体の熱が奪われると
低体温症になってしまいますし

空気の循環がないので
酸欠の危険もあったんです。

いや そんなの どうやったって
死んじゃうじゃない。

ところが 志保さんは この八方塞がりの
状況を 見事打開したんです。

今日は 絶体絶命から生還した
母親の逆転劇です。

小松志保さんにお越し頂きました。
どうぞ~。

(拍手)
どうも。 お願いいたします~。

おかけ下さい。
よろしくお願します。 おかけ頂きまして。

いやぁ もう おきれいな方でね。
お若いし。

女優さんみたいな感じですけれども。

ほんとに あの壮絶なサバイバルを
切り抜けたのかなって思っちゃう。

で 正直 こちらよりも…

うえ~い… 私かい!

車 すぐドーン!って壊しそうですよね。

いや もう パッと見た感じはね
か弱い感じですけれども。

周りから 「おい 大丈夫か」って
よく言われます。

お話されてると
この 穏やかな ぽわ~んとした感じが

ちょっと伊代さんと似てるかなぁ
みたいな。 ぽわ~んみたいな。

ああっ。
あっ 伊代さんが天然みたいじゃない!

(笑い)

天然の本家の方ですからね。

志保さんの その壮絶な逆転劇
見ていきたいんですけど。

今回の逆転劇には
志保さんのご家族が深く関わっています。

こちら
旅館経営者である夫の輝久さん。

なんと20歳差。

へ~え… 年の差ですね 結構な。

当時 輝久さんは
旅館に寝泊まりしていましたが

志保さんと子どもたちは
ここから通える学校がないので

平日は 群馬にある実家で
暮らしていたんですね。

で 週末になると
車で片道4時間かけて

旅館に通うという
生活をされていました。

(北斗)あ~ 大変だ。
はい。

これね 通い続けて
雪道の怖さも知っていたわけですよね。

なのに どうして
雪崩に巻き込まれてしまったんですか?

う~ん… あの日だけは

想像もつかないことが
いくつも重なっちゃったんですよね。

金曜の夕方。

私は 学校帰りの子どもたちと
旅館に向かっていました。

≪何したい?

仲良しの めいっ子2人も一緒で
子どもたちは 大はしゃぎ。

この日は 市街地でも雪が降り
いつもより時間がかかっていました。

夜8時に ようやく
山の麓の駐車場に到着。

この先は街灯もない山道を
8キロほど登らなければなりません。

私は
夫に迎えに来てもらうことにしました。

うん 今 着いたよ。
うん 分かった。 待ってるね。 は~い。

天候が悪くても
引き返そうとは思いませんでした。

夫と過ごす週末は 私にとって
ほっと息を抜ける貴重な時間。

それに子どもたちもパパが大好き。

この日はバレンタインで 長女の和加奈が
手作りのクッキーを用意していたんです。

駐車場で夫を待っていると…

いつも旅館までの道を除雪してくれる
山口さんと鈴木さんが やって来ました。

雪の山道は怖いけど
これ以上 遅くなるのも嫌だなぁ。

慣れている2人が一緒だし
きっと大丈夫でしょう。

除雪車の後ろから ゆっくりと
山道を登っていきました。

(北斗)ワイパーも追っつかないね。

もしもし。

途中 夫に電話して
出発したことを伝えました。

途中まで迎えに来るという夫。

いつもより雪の降り方を
警戒しているようでした。

やっぱり ちょっと
いつもと違うな というのは

何となくは思ってたんですね
ご主人。

実は この日の天候は その夫の想像をも
はるかに超えるものだったんです。

あったな~。
(松本)東京もか。  (北斗)2014年。

何食べる?
うどん。

そんなに深刻だとは知らず
旅館を目指していた私たち。

半分ほど進んだ その時。

(雪崩の音)
キャー!

何!?
怖いよ!

(窓をたたく音)

除雪車の山口さんが
雪をかき分け 助けてくれました。

ここにいたら
また雪崩が来るかもしれない。

前を走っていた鈴木さんの車に
逃げ込みました。

雪崩は 私たちの車だけでなく
先頭を走っていた除雪車も飲み込んで

道を塞いでいました。

鈴木さんは
雪崩に巻き込まれないよう

道の端に車を止めていました。

私たちは そこに避難したんです。

そこへ 夫が到着しました。

私たちは さっきの車に
上着を忘れてしまいました。

とても夫の車まで 子どもたちを
歩かせることはできません。

(せきこみ)

(志保)ありがとう。

埋まった除雪車を掘り起こし
道を開通させると言って

夫は 雪の中に消えていったんです。

せっかくの週末なのに
何でこんなことに…。

その時でした。

(雪崩の音)

(悲鳴)

車内は真っ暗。

今度は 車ごと
埋まっちゃったかもしれない。

すぐに夫に連絡を取ろうとしましたが…。

お母さん!

こんな時 どうすればいいんだろう?

もしかして 息ができなくなる?

幸い窓の横は雪が薄く
空気穴を開けることができました。

ひとまず落ち着いた私たち。

すると めいの藍が
ゲーム機で動画を撮り始めました。

これは その時の実際の映像です。

(笑い声)

時刻は 深夜0時を過ぎていました。

子どもたちが不安にならないうちに
とにかく寝かせてしまおう。

狭い。 もっとそっち行ってよ。
だって こっちも もう無理だよ。

(志保)早く寝なさい。

(北斗)あ~ でも お母さんとして
こうやって言うしかないね。

しかし そのころ。

うわ~! 山口さん!

ええっ!

夫たちの身に
とんでもないことが起きていたんです。

山口さ~ん! 山口さ~ん!

寝たら死ぬぞ! たたき起こせ。
はい。

山口さん! 山口さ~ん! 寝るな!

山口さ~ん!

俺 体を温めるもの
取りに行ってくるから。

うん 分かった。 気をつけろよ!
頼む。

山口さん。

(雪崩の音)

うわ~!

空気穴を開けたあと 私たちは暖房を
最強にして 体温の低下を防いでいました。

ところが…。

痛い…。

私は 締めつけるような頭痛を
感じ始めていたんです。

子どもたちは 大丈夫かな。

よかった。 ちゃんと息をしてる。

早く戻ってこないかな。

いつの間にか
私の意識は遠のいていきました。

ほんとに志保さん
助かってるんですよね?

そうね 俺にしか見えてない
状態じゃないですよね?

見えてますよね。

いや~。
(松本)いや びっくり。

ねえ。 ちょっと1個
気になったんですけど

あの~ 空気穴を開けたじゃないですか。
(志保)はい。

あの時 まだ空気穴 さくっさくっと
すぐ開いたじゃないですか。

だったら あの状態で
外 出ちゃって

逃げた方がよかった
とかじゃないんですか?

ただ 私はすぐに
助けが来るものだと思っていたので

助けが来るまで
待っていればいいものだと思っていて

周りの状況があんなに
大変なことになってるっていうのは

車内からは 分からないので。

あと ほら 子どもたちが
ジャケットを持ってないから

そんな ふぶいた中にね
どこまで歩くか分からない。

志保さん 車にいたわけだから 旦那さんの
車の位置とかも分からないんだもんね。

あの地域のことはよく知ってるはずなのに
雪崩は全く想像できなかった?

まさか あの~ 車がある
地形が変わってしまうほどの雪崩が

あそこで起きるものだとは
知らなかったんですよね。

(北斗)なるほど~。 そっか。

実際 志保さんが巻き込まれた
雪崩なんですが

地元の人でも予想するのが
非常に難しい状況だったんですね。

2日にわたる大雪で…

今日は 元レスキュー隊員で
危機管理アドバイザーの

サニーカミヤさんに
お越し頂いています。
お願いします。

当時の状況を再現して
詳しく解説して頂きたいと思うんですが。

松本さん
雪に埋まった この車に入って下さい。

えっ 今?
今ですか?

(松本)そこに?
はい。

お~。 あっ あ~。
あっ もうひんやりとした…。

お~。

なるほど。

あっ 空気がもう冷たい。 寒い。

乗って頂いたのは
この雪崩事故の時と同じ車種です。

で 更に当時の状況に近くなるように
真っ暗にして。

しかも 冷やして エアコンで
しっかりと冷やしてあります。

いや すごくひんやりして
今 ハンドル持ったけど

ハンドルも もう冷たくて
ちょっと なんか あの

音も全然しないから ちょっと怖いですね。
無音っていうか。

サニーさん これって
どういう状況だったんでしょう?

まあ もう開口部がないわけですから
酸素が限られてますよね 車内の。

ということで 子どもたちも一緒にいる
まあ 計5人でいるということは

どんどん酸素が
消費されていって

酸欠に陥ってしまう。

で 下手すれば
1時間ぐらいで

ひょっとしたら
みんなもう

危険な状態に
なってたかもしれないですね。

空気穴を志保さんが開けたっていうのは
とてもいい行動だった?

ベストな行動だと思いますよ それは。
は~!

ちゃんと そういうのを
学んでたんですか? 志保さん。

いやいやいや。
今 初めて知ってる感じです。

たまたま?
ほんとに そうなんですよ。

このあと 空気穴を開けて
酸欠は回避されたんですけれど

その穴から 冷たい風が
吹き込んできますよね。

で 暖房を最強にしていましたが
ここにも危険が潜んでいるんですよね?

やはりその~ エンジンをかけたまま
っていうことは 排気ガスが出ますので

で 排気ガスがこう たまりながらですね

吸気の取り入れ口の方から
入ってきてしまったり

中の人たちが その有毒物質が含まれる
排気ガスを吸ってしまうと。

整理しますと 大きなリスクとして

酸欠 低体温 そして排気ガスの中毒の
この3つがあるんですね。

で 1つを取り除こうとすると
別のリスクが伴う。

こう もう八方塞がりの状態ですよね。
まさに。

結構 僕ら しゃべってて
伊代さん ほったらかしになっちゃって。

ちょっと さみしい感じになってきて。
ですよね。

いや でも あの ほんとにそうなんです。
今 なんかすごく息苦しく

ちょっと心臓がバクバクする感じが
この状況でも ちょっとするから。

伊代さんは まあ これが演出であって
助かるって分かってる状態で入ってでも

もう どんどん怖くなってきてる。

なんか ちょっとやっぱり
ここで冷静でいられるっていうのは

ちょっと すごいかな。
そうですよね。

さあ そして志保さん
このあとは どうなったんですか?

このあとも どんどん どんどん
状況が悪くなっていっちゃうんです。

目を覚ましたのは 翌朝6時半。

私は 動揺していました。

夫と別れて もう7時間。

助けが来る気配はありません。

更に ガソリンも
底を尽きかけていたんです。

(エンジンを切る音)

やむなくエンジンを切ると
車内は一気に寒くなりました。

(寒そうな息)
大丈夫?

このままだと凍死しちゃうかも。
どうしよう…。

その時 あることを思い出しました。

別れ際に鈴木さんが言っていたひと言。

予備のガソリン!
確か 車の後ろを指していた。

あるよ!
せ~の!

外へ出て給油すれば
もう一度 暖房をつけられる。

(志保)ありがとう。
気をつけてね。     大丈夫?

(窓が開く音)

一晩たち かたく締まった雪。

素手で崩すと 冷たさで
指の感覚がなくなっていきました。

外へ出ても 腰まで雪に埋まり
なかなか前へ進めません。

雪をかき分けながら
必死に給油口を探しました。

あった!

(たたく音)

でも 蓋が凍りついていて開きません。

お願い 開いて!

気が付くと
指先が真っ赤に染まっていました。

いつの間にか爪が割れ
剥がれていたんです。

それでも夢中でたたき続けると
なんとか蓋が開きました。

ようやくガソリンが入ると
思わず涙があふれてきました。

車内に戻り 暖房を入れても
私の心は乱れたままでした。

誰か早くなんとかしてよ!

理不尽な現実から逃げたい気持ちで
いっぱいだったのです。

私は当時 自分に自信が持てず
母親としても まだ未熟だったと思います。

高校卒業後 芸能人になりたいと
上京しましたが

何一つ うまくいきませんでした。

その失敗を引きずり しばらくは
引きこもるように暮らしていたのです。

そんな時 父が紹介してくれたのが
この旅館のアルバイトでした。

そこで夫と出会い 結婚したあとも

どこか年上の彼に寄りかかって
生きてきたような気がします。

いつまで待てばいいの?

途方に暮れていた その時。

(雪崩の音)
キャー!

(子どもたち)何!? 何!? 何!?

(雪崩の音)

再び雪崩が。

これまでよりも大きな音です。

(志保)これは 全部埋まったと思って。

(北斗)全部埋まった…。    うわ~。

実はこの時 車の上2mの高さまで
雪が覆っていたんです。

もし夫が助けに来ても すぐには
見つけてもらえないかもしれない…。

状況は最悪でした。

その時 ようやく覚悟が決まったんです。

生き延びるために何が必要か?
頭をフル回転して考えました。

まず思いついたのは
エンジンを切ること。

雪崩で密閉されたため 排気ガスが
しみ込んでくると思ったのです。

次に考えたのは…

車内で見つけた毛布の下で
冷えた素足を重ね

温め合おうとしたんです。

そして 絶望的な状況に
子どもたちが気付かぬよう

無理にでも明るく振る舞いました。

せ~の!

♬「ドは ドーナツのド
レは レモンのレ」

なんとか この子たちを 生きて帰したい。

でも 状況はどんどん
厳しくなっていきました。

車内の温度は下がり続け
ついに 脱いだ服が凍りつきました。

更に私は 頭痛だけでなく
吐き気も感じるようになっていたんです。

酸欠 寒さ 疲労… いくつもの危険が
私たちを のみ込もうとしていました。

いやぁ~ 志保さん
これ VTR 見ていらっしゃる時にも

涙がスーッと こぼれてきましたけど
それは どういったお気持ちで?

その場に行っちゃった。

あ 気持ちが また あの時あの瞬間に
戻ってしまって。   (志保)そうだなって。

いや 厳しい状況の中
もう むちゃくちゃ頑張りましたね。

私の20代で あそこまで ああいうふうな
考えができたかなって思いますね。

すごい… 判断がすごいなと思いました。

心配させないように あえてこう
明るく振る舞うという

あのくだり ありましたよね。

親があれですよね 泣くと 子どもも…。

察しますもんね 子どもは お母さん…。
お母さんが明るくしてくれてたら

余計なんか「遊ぼう」とかっていう気持ちで
いられたんじゃないかなって。

じゃ あの現場にもし自分が居合わせたら
明るく振る舞えてます? できる?

できないか…。

「どうする?」って。

私 ちょっと1人の判断じゃ…
子どもにも頼ってしまう。

それでも ちょっと…。

いや でも すごいですよね
ああやって歌とか歌って盛り上げて。

これ どうなんですか サニーさん
あの行動というのは レスキュー的に見て。

ものすごい大切だと思いますね。
あ やっぱいいんですか。

パニックの状態ですと
もう心臓がドキドキして

結局 まあ 過呼吸になる人もいますし

そうすると 酸素の消費量が
どんどん早くなってしまう。

ハッハッハッという感じでですね。

自分自身もね ギリギリの状況だったのに
自分がやるしかないというのは

どうやって気持ちを切り替えたんですか?

う~ん 母親の観点から言うと…

どんな状況でも。

この過酷な状況の中で とりあえず
子どもたちが笑っていればいい

というところだけに
気持ちを持ってって

その結果が 自分が
バカになってじゃないですけれども

すごいテンションで
いろいろな歌を歌ったり

クイズ出したり ゲームしたり
という行動になって。

それは 子どもがいるからできたけど

もし 志保さん それ1人だったら
できてました?

楽しい人生だったと思って
寝てると思う。

もう そこで。
寝たら終わりだっていう あのやつね。

いや もう寝ちゃってると思います。
へえ~。

子どもたちを助けるために
覚悟を決めたんだ。  (志保)そうですね。

すごい状況で また これでも絶体絶命かと
思ったところに 更にもう1回。

3回目の雪崩が発生しますよね。
これで状況 更に悪くなってしまいます。

今度は 車の上 2m近くまで
雪に覆われてしまって…

え~? 志保さん… 無理でしょう 生還。

じゃあ これ誰だって話になるね。
(笑い)

いや 全く想像つかない。 あそこから
どうやって生還するんですか?

私の このあと とった…

車内が密閉されて 既に30分。

どうにかして 新鮮な空気を
確保しなければなりません。

穴を掘るために
使えそうなものはないか?

運良く トランクの隅に
鉄のスコップがありました。

かたく締まった雪を少しずつかきだし
足元に落とします。

しかし 掘っても掘っても雪の壁。

それでも 2mほど進んだ時。

光が…。

開いた!

ようやく直径15センチほどの穴を
開けることができたのです。

めいの藍は この時の様子も
撮影していました。

怖いです。 助けて下さい。

このころ 子どもたちにも
疲れが見え始めていました。

(志保)♬「ドは ドーナツのド」

歌やクイズ 知人の悪口大会まで。

なりふり構わず
子どもたちの不安をかき消しました。

更に時計を見た時
かすかな希望が芽生えました。

いつもなら
旅館から送迎バスがおりてくる時間。

誰かが近くを通るかもしれない。

(クラクション)

(クラクション)

(クラクション)

子どもたちにも交代でやらせて
気を紛らわせたんです。

(クラクション)

(クラクション)

(クラクション)

3時間鳴らし続けても
何の反応もありませんでした。

その時 ふと最悪の事態が
頭をよぎりました。

気を張ってきた私も
限界が近づいていました。

吐き気が ひどくなってきたのです。

もうろうとした意識の中で
ある考えが浮かびました。

子どもたちには悟られないように
遺書を書いておこう。

もし命が助からないなら
おわびの気持ちを伝えないと。

でも ノートは結露で びしょびしょで
遺書を書くことすらできませんでした。

このまま 終わっちゃうのかな…。

そう思い始めた時のことでした。

≪お~い! お~い!

≪お~い! お~い! いるか?

(志保)誰!? ここよ!

穴の先に見えたのは… 夫の顔。

ご主人も無事だったんだね。

夫は3度の雪崩に遭いながら

私たちを助けるために
夜通し歩き続けたといいます。

(北斗)頑張ってくれてたのね。

そして… 私が開けた小さな空気穴を
見つけてくれたんです。

これ なかったら
じゃあ 無理だったんだ。

志保!

(志保の泣き声)

夫の手を握ると
一気に気持ちがあふれました。

もう こんなでした。

穴には言ってないと思います。
多分 前に向かって 大声で叫んでいた。

その後 夫が消防に救助を要請し
レスキュー隊が現場に到着しました。

幅5mの道路を
完全に埋め尽くすほどの雪崩。

総勢20人ほどが駆けつけ 私たちは
58時間ぶりに救出されたのです。

麓の病院に運ばれ
食事をぺろりと平らげた子どもたち。

私は ほっと胸をなで下ろしました。

いや~ よかったぁ~。
(拍手)

見てて 見てる方も
もう ほんとに諦めかけましたもんね。

こっからどうやってって ほんとに思って。
北斗さんは いかがですか?

もし ね 遺書を書けてたら

もう そこから 気持ちが諦めに
入ってたかもしれないし。 ねえ。

あれはきっと もう神様が
遺書は書くなよっていう…。

助かるからと。
助かるからってね きっと。

どうですか 志保さん
今までね この…

志保さんがね 救出までふり返ってみて
いかがですか?

う~ん なんか当初は 自分がそんな

大変な状況になってると思わなかったので
また改めて じっくり見させて頂いて

1つの ちっちゃなドラマなんだなぁって。
他人事になっちゃうんですけど。

そうですね。
え~っと… 主人公ですよ。

(笑い)
そうなんですよね。 うんうん…。

そしてですね 今日はスタジオに
夫の輝久さんに お越し頂いているんです。

(拍手)
(松本)わ~ すご~い。

いやぁ~ 輝久さん。

よろしくお願いします。

や~っぱ もうね すごいですよね
輝久さんも すごい頑張られてましたけど。

まあ 皆さん聞きたいことあると思うんで
代表して聞きますけども。

どうやったら
こんな年下のかわいい奥さん…。

(北斗)そこか。
(笑い)

(北斗)でも お父さんみたい。
よく「娘ですか?」って言われます。

やっぱ言われます?
言われます 言われます。

いや でも もう… あの空気穴から
見えた時のね 輝久さんはもう

ヒーローに見えたんじゃないですか?
志保さんも。

いや そんな…

物理的には ちっちゃかったけどもさ…。
(笑い)

でもね 夜通し歩いて この雪崩現場に
着いた時 どんなお気持ちでした?

穴を発見するまでは
もうほんと 心臓が速くなって。

あっ やばい 埋まってるぞって
分かってから…。
(輝久)嗚咽がして。

穴が最初 角度が悪くて
見えなかったんですよ。

これはやばいぞ もう…。
足はつるし 気持ちは焦るし。

満身創痍でね。 もう自分も
ボロボロになりながら来ました。

で 見つけた 第一声が
「おせ~よ!」だった時 どうでした?

え~っと これでも
精いっぱいなんですけど

これでダメかぁ?
みたいな感じですよ。

(笑い)

軽い 軽い 軽い。

命救ってくれたヒーローに対してのね
感謝が 「超ゴメンね」。

VTR見て 最悪だな自分って 今思った。
超ゴメンね ほんとに。

あの事件を乗り越えて
何か変わったことありますか?

そうですねえ… ま もともと
まあ 人間力っていうんですか。

あの~ なりふり構わないところ
ありますから。

で あれのあと…

あの~ この件の前よりも
たくましくなった? かなり。

ええ 若干パワーアップしてますので。

(松本)全てにおいてパワーアップ?
そうですね。

身に覚えがないなぁ。
頼りにはしてますけど

おいおい 待ってくれ…
みたいなこともあります。

なるほど。 多分 あの~
北斗さん一家が泊まりに行ったら

健介さんと話が合うと思います。
(笑い)

是非 一緒に飲みたいと思います。

(北斗)行きますよ~。
はい ありがとうございます。

志保さんは どうですか?
雪崩に遭ったことを

まあ 5年たった今
どう受け止めてますか?

なんか私の考え的に 人生において
偶然ってないと思っていて。

多分 これは…

すごいなぁ~。
だから 今 生活していくうえで

いろいろ大変なことも ありますけれども
ふと こういう時間を思い出すと…

いや~ 輝久さん どうやら

どんどん強くなりますよ。
(笑い)

あの~ 今度 手加減っていうのを…。
(笑い)

♬~

私は今も 毎週末 子どもたちを連れて
旅館に通う生活を続けています。

(北斗)あら 大きくなった。
(松本)あらま。

あ~ すごい 全然大丈夫なんだ。

子どもたちが真っ先に向かうのは…。

どうしたんですか? えっ!?

(北斗)かわいいね 娘ねぇ。

あの事故のあとでも 子どもたちが旅館に
行くのを嫌がったことはありません。

忙しい週末は
子どもたちも進んでお手伝い。

中学1年の茉広は 将来
旅館を継ぎたいと話すようになりました。

♬~

反対側もやります。

私も旅館を必死で切り盛り。

どんな仕事にも率先して取り組み
従業員をまとめています。

♬~

お客さんの送迎のため
バスの運転免許も取りました。

♬~

あの雪崩事故を乗り越えた家族の絆が
私の原動力です。

昔は あんまり自信がなかったけど…

今は 夫と子どもたちを
私が守っていく覚悟です。

♬~


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