ダークサイドミステリー「発見!?ナチス黄金列車の謎~奪われた財宝の闇伝説~」ヒトラー恐怖の略奪経済とは?財宝300トン!


出典:『ダークサイドミステリー「発見!?ナチス黄金列車の謎~奪われた財宝の闇伝説~」』の番組情報(EPGから引用)


ダークサイドミステリー「発見!?ナチス黄金列車の謎~奪われた財宝の闇伝説~」[字]


財宝300トン!伝説の黄金列車発見?ついに明らかになるナチス財宝の謎。ヒトラー恐怖の略奪経済とは?戦火の黄金列車を襲う略奪の嵐が現代に…?想像を絶する闇の実話。


詳細情報

番組内容

第2次世界大戦の都市伝説「黄金列車」!ナチスドイツの財宝300トンを満載した列車が、ヨーロッパのどこかに隠されている?ついにポーランドで発見?世界注目、空前の宝探しの結果は?実在した4000億円黄金列車!戦火を走る列車を襲う、敵味方入り乱れた略奪の嵐とは?財宝はどこから?ヒトラー恐怖の略奪経済とユダヤ人の悲劇。なぜ人々は最悪の差別と略奪を黙認したのか?あなたも危ない?人間の欲望の闇の実話に迫る。

出演者

【ナビゲーター】栗山千明,【出演】岡本浩一,武井彩佳,【語り】中田譲治,【アナウンサー】片山千恵子




『ダークサイドミステリー「発見!?ナチス黄金列車の謎~奪われた財宝の闇伝説~」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

ダークサイドミステリー「発見!?ナチス黄金列車の謎~奪われた財宝の闇伝説~」
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  7. ナチス
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  11. 戦争
  12. 次世界大戦
  13. 調査
  14. ハンガリー
  15. ヒトラー
  16. ポーランド
  17. 自分
  18. 人間
  19. 伝説
  20. 感覚


『ダークサイドミステリー「発見!?ナチス黄金列車の謎~奪われた財宝の闇伝説~」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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地下からよみがえった…

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秘密の闇に隠された お宝ロマン。

中でも 現代に残された巨大な謎

それが…

♬~

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この世に隠された 恐るべき謎に。

さあ 今宵もまいりましょう。
危険な驚きの世界 ダークサイドへ。

地下深く…

ヒトラーたちナチスドイツは…

実際に発見された莫大な財宝から

その真相が明らかに。

政府高官や科学者をも巻き込んだ
現代の宝探し!

世界が注目した調査の結果は 果たして?

4, 700億円分を積んで

実際に第2次世界大戦を駆け抜けた

ハンガリーの黄金列車。

財宝を奪おうと迫る人々!

「略奪の連鎖」の悲劇とは?

大切な財産を 合法的に奪う政府の手口。

大量虐殺
ホロコーストの知られざる一面に迫る!

これから1時間
闇の世界に光を当て

あなたと共に
謎を解き明かしていきます。

♬~

ポーランドから衝撃のニュースが
世界に発信された。

政府高官による
まるで夢物語のような発表だ。

ポーランドで
地下に埋められた列車といえば

思い当たるのは ただ一つ。

伝説の ナチスの黄金列車が
ついに見つかったのか!?

ナチス黄金列車伝説。

それは 第2次世界大戦末期

黄金など…

…を ナチスドイツがどこかに隠した
というもの。

その幻の列車の隠し場所が

戦後70年以上たって
ついに判明したというのだ。

「黄金列車 発見か?」という
ニュースの発信地は

ポーランドの首都 ワルシャワから
南西へ400kmの町 バウブジフ。

この町は 第2次世界大戦のさなか
ナチスドイツの支配下にあった。

そのころに生まれ 語り継がれているのが
黄金列車伝説だ。

ヒトラーの時代に
金や貴重品を運んでた列車ですよね。

伝説って言われてるけど

いつか本当のことだと分かる日が
来るんじゃないですか。

そりゃあ ここの住民なら
誰でも知ってますよ。

私も昔から 黄金列車の伝説には
興味があります。

この辺りのどこかに
きっと埋まっていると信じてます。

バウブジフを通る鉄道路線。

今回 列車が埋まっていると
推測された場所は

その線路脇の土手だ。

第2次世界大戦の終わりごろ この辺りで
列車を埋める作業に関わったと

ある老人が証言を残したという。

その証言をもとに
レーダーなどで調査したところ

地中に 列車と思われる反応を確認。

ここに 長さ100m級の
列車が埋まっていると発表されたのだ。

列車を発見したという宝探しの専門家
トレジャーハンターの一人を訪ねた。

建築関係の仕事のかたわら
宝探しを始めて10年になる。

列車が埋まっている根拠となった
レーダー画像を見せてもらった。

これが現場のレーダー画像です。

これまで いろんな場所で数十回…
いや 数百回も調査を行ってきましたが

このような結果は初めてです。

四角に近い形が連なっている。

…を 上から捉えた画像だという。

これを見て下さい。 この物体は…

(コペル)…であることを示しています。

この山型に膨らんでいる部分に
注目して下さい。

形から この写真の…

(コペル)…されていることが分かります。

ナチス時代の装甲列車は
こんな感じだったんですが

車両の大きさや連結部分が

レーダー画像と
一致して見えませんか?

(コペル)これに…

100mもの列車を丸ごと埋めるという
常識外れの工事。

その方法について
コペルさんは次のように推測している。

現在の線路脇の土手には
もともとトンネルが存在していた。

そこに列車を引き込んだ後

トンネルを爆破して 丸ごと埋めてしまう。

そんな大胆な隠蔽工作が
本当にありえるのだろうか?

実は ここから3kmほどのお城では
ある人物が

「列車を埋めるぐらい 十分ありえる」
と思わせるほどの

大工事を行っている。

自ら率いるナチ党を
ドイツ国家と一体化させ

独裁者として君臨。

ヨーロッパで強引な領土拡大を重ね

第2次世界大戦を引き起こした張本人だ。

ナチスドイツは このクションシュ城を
第2次世界大戦中に手に入れ

秘密基地として
驚くべき改修工事を行ったという。

城内のヒトラーの部屋から通じる
秘密の扉。

その向こうに作られていたのは…。

専用のエレベーターだ。

この2基の…

完成すれば…

50mもの地下には なんと…

現在 残っているトンネルの長さは
およそ1km。

一説には このようなトンネル建設を
さらに進め

ドイツの首都 ベルリンまで直通の

ヒトラー専用列車を通そうとしたとも
言われている。

これほどの大工事があったのなら

列車を丸ごと埋めたという
うわさが生まれても 不思議ではない。

しかも財宝を満載した黄金列車
という伝説を

裏付ける根拠が もう一つある。

ナチスドイツがヨーロッパに張り巡らせた
巨大な鉄道網だ。

ナチスドイツは 大量の物資を
一度に素早く運ぶ 鉄道の力に注目。

1937年 鉄道運営を国家直営とし

あらゆる重要物資の輸送を可能にした。

大勢の兵士や武器を
素早く前線に送り届ける時も

列車を使用した。

また ヒトラー自身も
専用の特別列車をつくらせて

「動く司令本部」として活用。

ヨーロッパ中を駆け巡った。

こうした中に
莫大な金銀など 財宝を運ぶ

いわゆる「黄金列車」が
存在したのだろうか?

そして 黄金列車だけではない。

ナチスの財宝は 今もヨーロッパ各地で
数多く隠されているという。

現代のポーランドで
闇の中から にわかに よみがえった…

その謎は この先さらに奥深くへと続く!

ナチスの黄金列車っていうと

日本ですと まだ知らない方も多いと
思うんですよね。

…とか
そういった感覚で いいんでしょうか?

豊臣秀吉の隠し金とかね。

「財宝」と聞くと なぜか こう
私たち人間は 心がワクワク

「あるのかな? ないのかな?」と
してしまうんですけども。

もともと金が好きですからね 人間はね。

そうなんですか。
そんな先生のネクタイも黄金ですね。

まあ そういえば…。
少し意識したんです。

それで その金っていうのは
一番安定していて…。

…心理学的な。

…だと思いますけどね。

あのVTRで非常に印象的だったのが

その黄金列車 今も地下にあるよと
信じている方ばかりでした。

ナチ時代は ヨーロッパの鉄道網が
連結されていますので

非常にたくさんの列車が出てるんですね。
例えば 前線に兵士を送るであるとか

時には ユダヤ人を収容所に輸送したり
する列車というのも出るんですけども

ナチの考え方としては
列車を出して 運搬して

そのあとですね…

そうすると…

…っていうことは十分にありまして

その中には
例えば フランスの美術館で略奪した

有名絵画であるとかが入っていても
全然おかしくないわけですよね。

ただ…

…になりますので
そういう観点からすると

目立ってしまって 逆に。 で…

…と思います。

あと また印象的だったのが

ヒトラーが秘密でつくっていたという
あのトンネルや地下の基地。

どうして あんな大規模な施設を
造ったんですか?

基本的には…

爆撃なんかを避ける
っていうのもありますし

う~ん そうですね
宝を隠すには最適だと思いますね。

で 場所もあるんですね 結構…

こういった所は もともと採掘のため
なんかで 穴が掘ってあるわけですから

それを使って 基地もつくる
っていうことが可能になります。

今の感覚だとやっぱり ああいう ちょっと
秘密にしてるところをかいま見ると

なぜか こう ワクワクしてしまうのは
何なんでしょうかね この心理。

いや 「ダークツーリズム」って
言うんですよ。

(岡本)そういう言葉があるんですね。
はい。 そういった史跡ですとか

怪しげな場所に好んで行く人間というのは
必ずいますから。

闇をちょっとかいま見たいっていう…
ワクワクしちゃいましたけどね。

ナチスが略奪した財宝 といえば
有名なのが…

部屋全体に 琥珀があしらわれ

現在の価値で数百億円とも言われる
財宝の中の 財宝。

…に置かれていたものを…

その後 空襲にあって
燃え尽きてしまったが

実は ひそかに運び出され
人知れず どこかに眠っている

という うわさは絶えない。

そして 今もヨーロッパ各地では

かつて隠されたナチスの財宝が
発見され続けている。

財宝 あなたも見つけたいでしょ?

ナチスの財宝は 第2次世界大戦終結から
およそ70年たったにもかかわらず

今も発見され続けている。

2014年 ドイツ北部 リューネブルク。

かつて 岩塩の採掘で栄えた
古い町並みの残る地方都市だ。

ナチスの財宝を発見したのは
金属探知機で文化財の調査を行っている…

地元の考古学者から 古い墓と思われる
場所の調査を依頼された時のこと。

ある木の根元付近で 金属探知機が反応。

しかし最初は 何も期待しなかったという。

(バウチュ)こういう場合 大抵は金属のゴミが
反応しているのがほとんどです。

でも 気になって調べてみたら
すぐに金貨が見つかったんです。

大きな木の近くで 一枚の見慣れぬ金貨。

すると立て続けに 金貨は9枚も。

これは まさか! と
翌日 役場の担当者や考古学者と共に

大きな木の下を
2mほど掘り進めたところ

大当たり!

ここにあった金貨を全て見つけるのに
10日ほどかかりました。

金貨は もともと袋に入れられ
木の根元に埋められていたようですが

木が風で倒れた時に 袋が破れ
バラバラに散らばっていたのです。

発掘されたのは
19世紀から20世紀初頭の…

現在の価値にして
およそ550万円にあたる。

さらに 金貨入りの袋を
とじていたと思われる

アルミ製の封印を発見。

そこに刻まれていたのは…

まさに ナチスの財宝だったのだ。

すさまじい価値を示す ナチスの財宝。

その多くは 1945年
第2次世界大戦のドイツ敗北の頃に

続々と発見された。

ドイツ中部 メルカース地方の
岩塩を採掘した穴には

金塊が8, 000個以上
全部で100トンも隠されていた。

現在の価格で なんと!

こちらは大量の指輪。

囚人たちから奪ったものと思われる。

国家予算に匹敵するほどの隠し財産。
これらの多くは

ナチスドイツが略奪によって
手に入れたものだと言われている。

ナチスの財宝を長年研究する
イアン・セイヤーさんは

こうした金銀財宝の略奪こそ
ナチスドイツの行動の本質だと語る。

しかも そうした略奪は
ドイツの利益のためというよりも…

それは ヨーロッパ制圧をもくろむ
ヒトラーの野望を実現するための

重要なキーワードである。

ドイツ軍は突如 隣国 ポーランドに侵攻。

第2次世界大戦が始まった。

周辺の国々を瞬く間に侵略する
圧倒的な軍事力。

それを支えたのが 戦争を始める前から
段階的に進めてきた…

戦争開始の1年半前

ドイツは 隣国 オーストリアを
外交圧力により併合。

この時…

…を出した上で

オーストリアが貯蓄していた
1, 800億円相当の金を略奪。

合法的にドイツの国家財産とした。

翌1939年には チェコを保護領とすると

国立銀行の取締役を 「金をドイツへ送る
許可を出さなければ処刑する」と脅迫。

800億円相当の金をドイツへ譲渡させた。

こうして 他国からの略奪を
財源とすることで

ドイツは第2次世界大戦を開始するや

占領したオランダ ルクセンブルク
ベルギーなどからも 金を略奪。

国家資産を1兆円以上も増やし
さらに戦線を拡大していく。

…という 恐るべき国家運営を
進めたのだった。

さらにナチスドイツは
戦争の費用を生み出すため

個人 それも特定の民族から
財産を略奪していた。

狙われたのは
憎しみの対象になっていた ユダヤ人。

1938年11月9日

ドイツ全土で ナチ党の党員や一般市民が
ユダヤ人に対し 暴動を起こした。

数百ものユダヤ教教会堂に火が放たれ

7, 500ものユダヤ人商店が
襲撃されるという

すさまじいものだった。

これをナチ党の指導者たちは悪用する。

代償として 10億マルクもの税金を

ユダヤ人社会全体に課したのだ。

その後…

…という法令まで発布。

合法的な略奪を可能にしていく。

新たな法律によって

宝石や美術品 貴金属 毛皮など

貴重な財産を
ユダヤ人から奪い続けたのだ。

ナチスドイツは
このような6か所の強制収容所に

財産をしぼり尽くした
ユダヤ人たちを送り込む。

ここでは 最後の略奪が行われた。

これは ユダヤ人の遺体から抜き取った
金歯の山。

こうした貴金属を
ナチスは金塊へと加工。

国家財産へと充てていった。

ヨーロッパ各地に隠され

伝説として 今も私たちを引きつける
ナチスの財宝とは

こうして生み出されたものなのだ。

…と聞くと 私たちは

「宝探し! それってロマン!」と
感じます。

でも その財宝はもともと

ナチスの徹底的な「略奪」によるものと
知ると

感じ方が全然違うものになりますよね。

この「略奪」という…

…は一体何なのか?

専門家のお話を伺ってみましょう。

システムっていうものは
どういうものだったんですか?

…に なされていますね。

もともと ドイツの考え方としては…

…っていう考えがありますので…。

…ということを自明視するんですよね。

これを当時は 「アーリア化」というふうに
呼んでいまして…

ちょっと今の感覚では なかなか ほんとに
想像もできないような状態ですよね…。

だから戦争っていうのは
もう経済ですから。 良くも悪くも。

だから 取れるものは
ほんとに何でも略奪するという。

つまり ユダヤ人に…

で そういうふうに考えますと…

…ってことが可能になるんですね。 例えば
財産税というのを かけるんですけども

持ってる財産の25%を全部 出せと。

25% ¼…。

そうなんですよ。
我々の生活を考えても分かりますけど

自分たちの財産の
¼を キャッシュで払えと言われたら

多分 払えないですよね。

無理ですよね。
(岡本)不動産も全部…。

株を売らないといけないとかですね。

で それに加えて また 例えば
出国するっていう時になると

ユダヤ人が逃げるっていう時になると
また 出国税って

25%かけたりするんですよね。

で もう基本的に全て吸い上げて…

…が できていたんですね。

注目しないといけないのは
普通の法律というのは

倫理的に正しい法律じゃないですか。
だけど ここの合法的っていうのは…

…っていうことなんですよね。

法は 人を守るためにあると
思いますけれども これは全く異なる。

少なくとも ドイツはそういう形で
戦争を遂行していたわけです。

だから アウシュビッツなんかで
人を死なせる時に…

で あんなひどいもんで積んでるのに
料金 取ってるんですよ。

えっ。

でね 団体割引とか
細かく決まってるわけ。

それ 自分が行きたくて
行ってるわけじゃないですよね。
料金 取ってるんです。

それがですね…

だから…

アウシュビッツのガス室に案内する役とか
そこから金歯を取る役とか

そういうので手伝わされるんですよ。
そうすると そういう人たちは それ…

…から それをやるわけですよ。

だから それは
ドイツだけの問題ではなくて 我々…

ほんとは抵抗したいけれども
やっぱり こう 従ってしまうっていう…

その人間の特性と
言ったら 変ですけれども。

「服従」っていうのは やらされてる時に

「自分はまだ不本意だ」
っていう感覚はあるんです。

だから やらされてるという
圧力がなくなると 服従は止まるわけ。

ちょっと進むと 「同調」になるわけ。

でも同調も やっぱりちょっと
不本意だって感覚は残ってるわけ。

ところがね
それを ずっと繰り返しているうちに

「同一視」っていって
それを美に感じるというかですね

内面化する
ということが起こるから…。

…と思ってるんだけど
それを繰り返しているうちに

だんだん まあ ユダヤ人… でもな
やっぱりユダヤ人は悪いしな みたいに

それを正当化するふうに ユダヤ人観
というものが心理的に変わっていくわけ。

はぁ~… そういうものなんですか?
そういうもの。

この先 あなたの心は さらにとらわれる。

黄金への欲望 ダークサイド。

略奪によって集められた
莫大な財宝を載せたまま

どこかに隠されているという
ナチス黄金列車の伝説。

実は 第2次世界大戦当時
実際に財宝を積んでヨーロッパを走り

「黄金列車」の名の由来となる
列車が存在した。

50両の貨車に 金塊や宝石類

高価なじゅうたんなどの財宝を積み込み

その総額は推定3億ドル!

なんと現在の…

…にあたるという。

しかし その輝きとは逆に
ハンガリー黄金列車には

「略奪の連鎖」という
人間の闇がつきまとい続けた。

ハンガリー黄金列車に何が起きたのか?

欲望と略奪の悲しい物語を
解き明かしていこう。

ハンガリーの首都
ブダペスト。

黄金列車の財宝の謎を知るために
まず この方の話を伺う。

94才。

ユダヤ人の両親のもと
二人姉妹の長女として育った彼女は

家族や親類およそ50人を

大量虐殺
ホロコーストにより亡くしている。

第2次世界大戦で…

また 首都ブダペストの全人口 1/5を超える
約16万7, 000人のユダヤ人は

国家の経済活動において
重要な役割を占めていた。

そのため…

ところが 1944年1月…

情勢は一変する。

ハンガリーは
ソビエトへの寝返りを疑われ

ドイツによって
軍事的に制圧されてしまうのだ。

エーバさんは
この非人道的な命令に対し

不思議なほど従順に従った
両親の姿を覚えている。

「あとで戻す」 この言葉にこそ…

…があると 研究者は語る。

ナチスドイツによる制圧から僅か4か月。

およそ44万人のハンガリー系ユダヤ人は…

…へ移送された。

今 理不尽な命令に従っておけば
あとで穏便に 元の状態に戻れる。

そう信じた人々に 「あと」は来なかった。

♬~

持ち主の失われた
莫大な量の宝石や貴金属。

これら…

…移されてしまう。

その積み込まれた先が…

…を開始し 首都ブダペストへと接近。

ソビエト軍の略奪を恐れた
ハンガリー政府は

国のあらゆる財産を
ドイツへ避難させ始める。

工業製品など
さまざまな国家資産を積んだ列車が

次々にドイツに向かって出発。

列車の便は1, 000本にも上った。

そうした中 ハンガリー政府が
秘密裏に用意した列車があった。

…を避難させるための 特別列車だった。

金塊や宝石類 高価なじゅうたんなどの

4, 700億円相当の財宝を積んだ
48両の列車は ブダペストを出発。

その後
国境の町 ブレンベルグバーニャで…

ところが この間に
戦争の状況は大きく進み

黄金列車は窮地に立たされる。

ソビエト軍はハンガリーの多くを占領し
黄金列車まで10kmに迫っていた。

一方 西からは
アメリカを中心とした連合国軍が

ドイツ本国へ侵攻。

当初はドイツに逃げ込むはずだった
黄金列車は

ヒトラーのアルプス要塞と
うわさされていた

オーストリア中北部の町
ザルツブルク方面へと行き先を変更する。

ところが…。

黄金列車で 最初の事件が起きる。

財宝のうち ダイヤモンドや金など

仕分けられた高級品が
多数 持ち去られたのだ。

持ち去ったのは 列車の指揮官で
財宝の管理を担当していた…

トルディ大佐は 自分が自動車で先行し

列車が進めるよう
段取りをつけてくると称し

なぜか40箱以上の財宝を積み込んだ
トラックとともに出発。

姿を消したのだ。

指揮官自らが
財宝を持ち逃げしたのを始まりに

黄金列車は 人々の欲望を
引き寄せるかのように

次々と
略奪の危機にさらされる。

まずは軍隊の襲撃。

しかも 味方であるはずの
ドイツ軍の兵士たちだった。

一体なぜ?

4月 ドイツの首都 ベルリンは
ソビエト軍に攻め込まれ ついに陥落。

略奪経済で人々を従え
ヨーロッパを戦火に巻き込んだ

アドルフ・ヒトラーも自ら命を絶つ。

国家の後ろ盾を失ったドイツ兵は
列車の扉へと群がったのだ。

さらに 国破れ
敗北者としてさまよう列車には

民間人や 路線を管理する鉄道員までもが
財宝に殺到。

ユダヤ人から略奪した財産を積んだ
黄金列車は

今度は徹底的に略奪される側へと転落。

その忌まわしい
略奪の連鎖は

数十年後の現代にまで
影響を及ぼし

予想外の事態へと発展していくのだ。

VTRで エーバさんという方
出てきましたけれども

ほんとに 両親への思い
いろんな思いがこもった品々を取られて

もう… ほんとに涙が出るようなお言葉
いっぱいありましたけれども

その略奪した財宝を
載せた黄金列車は

どこへ向かっていく
予定だったんですか?

…と言いますのも 赤軍が もう かなり
ブダペストに近づいてますので

ソ連軍っていうのは
常に略奪行為で有名ですから

ソ連の手に財宝が落ちるぐらいであれば

ドイツに預けた方がマシだろうという
考え方があったと思います。

つまり ハンガリーの
国有財産であるわけですよね。

それをまず 管理するトップ 責任者が
略奪して逃亡してますよね。

で そのあとに さらにドイツの兵士
で 民間人も取っていくっていう。

お金持っとこう 金めの物を持っておこう
っていうことじゃないですかね。

どっかで例えば
逃げ落ちる途中に 誰かに捕まった時

じゃあ これやるからって言って
助けてもらえるかも分かんないとか

何か物を持っていれば
使いみちはあるわけですよね。

保身ですよね。
保身。            究極の。

まあ あの 戦争の時は
人間のモラルって下がりますから…

…だと思います。

ただ…

私が思うに…

…が すごく強いんですけど…。

そういうふうに思うと そこで…

…っていうのが
あるんだと思うんです。

実際に自分が関わらなくても…

…と思うんです。

第2次世界大戦末期
ドイツ敗北の混乱の時代。

ユダヤ人から略奪した財宝を載せ
国外脱出しながらも…

窮地に立たされた
列車の指揮官たちがとった苦渋の選択。

それは…

連合国側 アメリカ軍への降伏。

ソビエト軍や敗残ドイツ兵らに
略奪されるよりも

アメリカ軍に
平和的に保護を申し出ることで

ルールに則った管理下におかれる
道を選んだのだ。

1945年5月11日…

財宝も連合国軍の管理下に入った。

ところが…

略奪の連鎖は止まらなかった。

黄金列車を接収する作業中…

「高官をはじめ多くの将校が

略奪された高級品を
私物化していることは承知している。

例えば 最近帰国した
極めて重要な立場にある将軍が

黄金列車の『私的財産』を
ごっそり持ち帰ったのは」…

最後まで略奪を免れた財宝は

アメリカ駐留軍の
おおよその推定によれば…

つまり 列車が出発した時の
半分以上の財宝が消えたのだ。

それから50年近く。

…で ユダヤ人が奪われた
財産の行方を調査する…

これにより ビル・クリントン大統領が
主導する大統領諮問委員会が

芸術や文化財 金融資産の分野で
調査を開始。

ハンガリーの黄金列車も調査対象となり

アメリカ兵による略奪について
報告がなされた。

「米軍の高官は
自分たちの個人的用途のために

黄金列車から財産を盗み

さらに その財産は
陸軍取引所を通して売られました。

黄金列車から財産が盗まれたことを示す
明らかな証拠も存在します」。

この後 アメリカに暮らすハンガリー系
ユダヤ人からの集団賠償請求を受け…

…ことで和解。

支払われたお金は ハンガリー
アメリカ イスラエルなどの

ユダヤ人社会の
福祉のための費用に充てられた。

しかし 「あとで戻す」という

国家の偽りの言葉によって略奪された

宝石 指輪 貴金属など 大切な宝物が

元の持ち主に返ることはなかったのだ。

保護を行う立場のアメリカ軍も

将校から下級の兵士まで
また奪っていくっていう。

戦場で…

…として 常に起こることですので

アメリカ兵が その黄金列車の物資を
ちょっと横領したとしてもですね

彼らにとっては…

だって それを…

亡くなってる公算も高いわけだから。

「ちょっと これ すてき。
持って帰っちゃおう」ぐらいの

ほんとに そういう軽い感覚…。
部分もあると思います。

戦争とかね 待ったなしでしょ。
いろんなことがね。

イマジネーションも小さくなるから

そうすると
これを持って帰ろうっていう時に…

現場からね。

…方が多いと思うんですけども。

…ということですよね。

あの 略奪品 返すってありましたけれども
結果的に持ち主には返っていない。

問題は…

…という問題ですよね。 で それは
基本的には返ってきていないですね。

返ってきていない。
個人に返しようがないですから。

そうすると 集団としての 例えば
ホロコースト難民に使うっていうことが

そこで制度ができたわけですよね。

改めて このナチスの黄金列車
というところから

人から物を奪う略奪 そして
その略奪された物が また略奪される

その連鎖していくっていうところを
見ていきましたけれども…。

私はね その 戦争はよくない
もちろんね。

でも ふだんのコミュニケーション
見てると 戦争はいけない

それは 人が人を殺すことだから いけない
ぐらいのことでしょ。 でも ほんとは

人が人を殺したり 人が物を奪ったりする
以上のことが 実はあってね

それは…

…だと思うんですよね。

600万人っていう人間が
死んでいるわけですけれども

まあ ユダヤ人が
死んでるわけですけれども

その背後では ものすごい額の財産が
奪われているんだけれども

我々 それについては
あまり話してこなかったんだと思います。

当然ですけどね。 命を失うことの方が
重いわけですから 物を失うより。

ただ…

…だと思うんですよね。 例えば…

で 付加価値っていうのは絶対…
対価がないわけですから

そうすると
やっぱり奪われた人っていうのは

ず~っと心の底で いくらお金を
返してもらってもですけれども

同じではないんですよね。
そういう意味では…

…と思います。

お二人の話を伺いながら
ほんとに この… 最初は黄金列車で

なんだか冒険心ワクワク
なんていうところから始まったのが

ほんとに まさにダークサイド 闇の部分…

その深い闇の部分が
かいま見えた気がしましたね。

自分の心の中にね。 ふだんは それが
出てこないで済んでるんだけど

みんなが持ってるから
出てくるわけだよね。

莫大な財宝を積み込んで
戦乱の世界を走った…

それは まるで闇夜の明かりのように

まぶしい輝きで
人々を引き寄せながら

欲望という影 ダークサイドを
浮かび上がらせる…。

…とは言うものの
やっぱり気になるのが

ポーランドでの「黄金列車 発見か?」の
ニュースですよね。

結局 見つかったんでしょうか?

2015年に世間をにぎわせた
ポーランドのナチスの黄金列車発見騒動。

地元大学の研究チームが
磁気探知器や熱感知カメラを使い

地中の状況を調査した結果…。

期待された
長さ100m級の列車のような物体は

存在しない という結果に。

…と指摘された。

…を発見!
しかし これは隣の線路の廃材らしい。

最終的にショベルカーで
6mの深さまで掘り進めたが

財宝を積んだ列車は発見されなかった。

再び 伝説の彼方に消えた黄金列車。

そのまばゆい輝きに
心が引きつけられる時

欲望の闇は
私たちを争いへと 引きずり込むのだ。

♬~


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