クローズアップ現代+「令和マネーどう動く?密着!投資家の10連休 あの大物は」世界経済が抱えるリスクを専門家と…



出典:『クローズアップ現代+「令和マネーどう動く?密着!投資家の10連休▽あの大物は」』の番組情報(EPGから引用)


クローズアップ現代+「令和マネーどう動く?密着!投資家の10連休▽あの大物は」[字]


皇位継承に伴って10連休となる東京証券取引所。連休明けの市場の動きに、警戒感が高まっている。世界経済が抱えるリスクを専門家と点検し、マネーの行方を展望する。


詳細情報

番組内容

【ゲスト】大和総研チーフエコノミスト…熊谷亮丸,マネックス証券チーフ・アナリスト…大槻奈那,【キャスター】武田真一,【リポーター】栗原望

出演者

【ゲスト】大和総研チーフエコノミスト…熊谷亮丸,マネックス証券チーフ・アナリスト…大槻奈那,【キャスター】武田真一,【リポーター】栗原望




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クローズアップ現代+「令和マネーどう動く?密着!投資家の
  1. リスク
  2. 株価
  3. アメリカ
  4. 世界
  5. 日本
  6. 連休
  7. CLO
  8. インフレ
  9. 借金
  10. 状況
  11. 中央銀行
  12. 熊谷
  13. 投資家
  14. MMT
  15. マネー
  16. 金融商品
  17. 大槻
  18. 注目
  19. 兆円
  20. 日本株


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>>10連休明け
大きくを値を下げた

令和最初の株式市場。

新時代のマネーは
どこへ向かうのでしょうか。

>>平成から令和へ。

私たちは投資家たちの動きに
密着してきました。

世界中で大規模な金融緩和が
進んだ平成。

ここ数年、世界の中央銀行が
大量のマネーを供給することで

株式や不動産などは
安定した状態が続いてきました。

その結果、主要国が供給する
マネーの総量は

5000兆円を超え

GDPなどの
実体経済の伸びからは

大きくかけ離れています。

こうした異例の事態に
拍車をかけるような

新たな理論まで登場。
現代貨幣理論・MMTです。

にわかには信じ難い説が
今、世界で注目されています。

>>世界経済に今
何が起きているのか。

リスクはどこにあるのか。
令和マネーの行方を読み解きます。

>>都内に住む
会社員の阿部美里さんです。

>>こんにちは。
よろしくお願いします。

>>半年前
株でもうかったという

両親の話を聞いて
日本株への投資を始めました。

>>これまで独学で
勉強してきましたが

前例のない10連休を前に
どう動けばいいのか

悩んでいました。

>>去年は好調が続いていた
日本の株価。

10月にはバブル後最高値を
更新しました。

その後、年末に急落したものの
再び上り調子となり

そのまま10連休を
迎えようとしていました。

株高は続くのか、それとも…。

阿部さんは10連休を前に
決断しました。

>>大阪に来ました。

今回の10連休
リスクを回避するのではなく

チャンスと捉えている
投資家もいるんです。

よろしくお願いします。

>>個人投資家の
村上直樹さんです。

日本株を
短期で取り引きすることで

この13年間で

2億5000万円の利益を
上げてきました。

この日は、平成最後の取り引き日。

終了まで残り30分余りで
村上さんが動きます。

>>打ち込んだ数字は10万株。

>>トータルで
3300万円余りの株を

持ったまま、10連休を
迎えることになりました。

10連休の3日目となった
先月29日。

世界最大規模の
国際経済会議が開かれました。

集まった巨大企業のトップや
機関投資家らは

ことしの世界経済は明るいと
口をそろえました。

>>楽観視する最大の要因は
世界の中央銀行の金融政策です。

今月1日に行われた
アメリカのFRBの議長会見。

ここでも
景気の減速につながるような

利上げは行わないと
発表されました。

>>FRBの元幹部
ジェフ・ラッカーさんは

経済を下支えするために

今の金利が
維持されると見ています。

>>連休7日目の今月3日

アメリカで、ある重要な
経済指標の発表が

予定されていました。

この日、トレーダーの村上さんは

投資家仲間と一緒に
発表を待つことにしました。

>>令和元年、投資家会に乾杯!
>>イエーイ!

>>集まったのは
20代から50代までの

個人投資家40人です。

>>このあと発表されるのは

連休明けの日本の株価を左右する
アメリカの雇用統計。

アメリカのチャートを見ながら
その瞬間を待ちます。

>>これどうなんやろ?

ああ、ああっー!

後半の飲み会も…。

>>ところが、その直後。

>>一度は大きく跳ね上がった
チャートが瞬く間に

下がっていきます。

そしてこの3日後
あの人のツイートによって

世界の株式以上に再び
激震が走りました。

連休の最終日だったきのうの早朝

アメリカのトランプ大統領が
中国に高い関税を課すと表明。

中国・上海市場の株価が
急落するなど

各地で株安が進んだのです。

そして10連休が明けたきょう。

>>さあ、9時になりました。

>>3300万円の株を
持ったまま

10連休に入った村上さん。

平成最後の取り引きで買った
テーマパーク関連株が

僅かに値を上げ、50万円の
利益を出すことができました。

>>一方、連休前に手元の株の
ほとんどを手放した阿部さん。

売却した株はこの日。

>>きょうの日経平均株価は
300円以上下落し

2万2000円を割り込みました。

令和時代のマネー
今後はどう動くのでしょうか。

>>トランプ大統領のツイッター
での発言を受けまして、

きのうのニューヨークダウ平均株
価、いったん大きく値下がりした

ものの、日本時間のけさには値を
戻しました。

一方、日本ではといいますと、

連休明けの日経平均株価、

取り引き終了にかけて300円を
超える値下がりになりました。

株価がどちらに動くのかはっきり
しない中で、きょうはずばり、

その株価の行方、

そして今後のリスクに注目します。

まず、株価の行方ですけれども、

ゲストお2人の見立てはこうです。

熊谷さんが晴れ時々曇り。
そして大槻さんは、

薄晴れのち曇り。
さあ、どういうことなんでしょう

か。
熊谷さん、リスクを抱えつつも上

昇傾向ということなんですね。
>>まず晴れの理由は、

世界的に金融緩和の状況が続いて
いるということ。

加えて中国経済が大型の経済対策、
これ、

大体2兆元、

33兆円ぐらいの大型の対策によ
って今、

底入れをしているということ。

これらを受けて、日本経済も拡大
をして、また日本株は相当割安で

あるということ。
他方で曇りが入っている理由は、

時々やっぱりリスクが顔を出して
くる。

例えばトランプ大統領の政策だと
か、

ブリグジット・イギリスのEUか
らの離脱だとか、こういうリスク

が山積している状況だと。
結論として、

恐らくのこぎりの歯のような形、
上がるときはじりじり株は上がる

んだけれども、落ちるときですね、
リスクがあると、

垂直に急落する。

ちょうどこののこぎりのような形
ですね、全体の流れは株価、

上がってくるんじゃないかと考え
ています。

>>そして大槻さんが、もう少し
だけ上昇余地と書いてありますけ

れども。

>>熊谷さんもおっしゃったとお
り、まだやっぱり割安感はありま

して、

去年の最高値まで日本株はいって
いないということも考えるし、

あと今週は決算の集中週なんです
けれども、もうすでに悪いほうが

織り込まれているだけに、

上昇値があると思っています。
ただ、先ほど熊谷さんがおっしゃ

ったのこぎりなんですが、下がっ
たあと上がってくればいいんです

が、時としてショックが起こると
いうときには、このまますとんと

下がってしまうんですよね。
そういったところのリスクも、ち

ょっと気にしているところです。
>>そこがやや、曇りという意味

ですね。
>>曇りの意味です。

>>アメリカのナスダック、10
連休中の5月3日には最高値をつ

けるなど、上がり基調に見えます
ね。

熊谷さんはVTRにもあった経済
会議にも出席されたそうなんです

が、本当に株価って安定して上が
っていくのかなという思いも禁じ

得ないんですよ。
なぜ投資家の皆さん、そんなに楽

観的なんでしょう?
>>最大の理由は、世界的に物価

が安定している、つまりインフレ
が抑制されていて、それを受けて、

世界中の中央銀行が、

非常に緩和的な政策を続けるとい
うこと。

市場では、中央銀行には逆らうな
ということばがあって、これ、

昨年までは中央銀行、

世界中、金融を引き締めていたの
で、

株価は弱かった。

ところが年末年始ぐらいから、

その中央銀行がスタンスを変えて、

例えばFRB、アメリカの中央銀
行は、引き締めを一旦停止して、

様子見に入っていると。
こういうことを受けて、かなり強

気論が広がっているという状況で
す。

>>つまりお2人とも、市場の豊
富な資金によって、株価は当面支

えられるという楽観論が支配的だ
ということなんですね。

>>そうした中で、注目してほし
いデータがあるんです。

それがこちら。
世界の債務のグラフです。

低金利でお金を借りやすくなった
ことで、どんどんと積み上がって

いるわけなんですね。
世界の国と民間の債務は、リーマ

ンショック以降も増え続けて、去
年は178兆ドル、日本円で2京

円に上ったと。
すごい単位になっているというこ

となんですね。
そうした中で世界的な投資家、ジ

ム・ロジャースさんは、借金の額
は天文学的な数字だ、このままい

けば、これまで経験したこと

のない金融危機が起きると、

警鐘を鳴らしているんです。
ところが、

それでも問題はないという考えも
あるんですね。

>>問題はない?
>>それがこちら、

MMT・モダンマネタリーセオリ
ーという考え方、

日本語でいうと現代貨幣理論とい
うんですが、この考え方が世界で

注目されているんです。

>>MMTを提唱する
ニューヨーク州立大学の

ステファニー・ケルトン教授です。

>>MMTとは、国が借金を
しながら支出を続けることで

経済を活性化していく
理論だといいます。

>>国がいくら借金をしても
大丈夫だというMMTの考え方。

1000兆円を超す借金を抱える
日本をその成功例だとしています。

>>なぜ国はいくら借金をしても
いいというのでしょうか。

>>どういうことなんでしょうか。

>>この理論は経済学の主流の考
え方とは大きく異なっているんで

すね。
一般的に、

借金が膨らみすぎますと、返済が
できなくなって、

国は破綻する、

あるいはインフレが起きるリスク
があるとされているんです。

ところがこのケルトン教授は違う
と言うんですね。

MMTでは、自国で通貨を発行す
る国は、

際限なく借金の返済に充てるお金
を自国で発行できるために、

破綻することはないと言うんです
ね。

なので、

行き過ぎたインフレにならなけれ
ば、

政府は赤字を気にせずに、積極的
に財政出動をして、

公共事業などによって雇用を創出
するべきだとしているんですね。

日本などの例を見ますと、

実際にインフレは起きていないの
で、

この理論は正しいと主張している
んですね。

>>これ、熊谷さん、どうなんで
しょうか。

>>これはやっぱり、非常に危険
な考え方だと思いますね。

インフレというのは、予測不能で
あって、

一度起きると制御不能なところが
あるということ。

例えばこのMMTを唱える人は、
インフレが起きたら増税だとか、

歳出カットすればいいと言うけれ
ども、現実の政治状況を考えると、

この平時であってすら、財政再建
ができないのに、その危機的な状

況の中で、そういう財政再建を期
待するということは、非常に難し

い。
だからこそ、

中央銀行の独立性が保証されて、
それが近代国家の成り立ちであっ

たという、それはやはり肝に銘じ
る必要があると。

このインフレというのは、いって
みればライオンのようなものなん

ですね。
平時は寝ているんだけれども、寝

てるからといってどこまでも近づ
いていいか、柵を作らなくていい

かといえばそうではなくて、やは
りあるときインフレが起きると、

いきなりかみついてきて、命を落
とすということですから、その意

味では非常に危険な考え方だと思
います。

>>一方、大槻さん、

なぜこういった理論がアメリカの
一部で支持されるという状況にな

っているんでしょうか。
>>これはやはり、

目的先にありきなところはあると
思うんですね。

今、もうすでにアメリカの債務と
いうのは2400兆円ということ

で、世界一なんですが、ここから
トランプのメキシコの壁、その他、

どうしてもこれからの財政出動と
いうのは免れないと思うんですね。

それを正当化するために出てきた
一つの考え方ということだと思い

ます。

>>財政状況というものが先にあ
って。

>>それを正当化するための一つ
の考え方が提示されたということ

だと思います。
>>というふうにお2人はお考え

だということですね。
さあ、では株価下落のリスクは一

体どうなんでしょうか。
リスクを想定して、

すでに動き始めた投資家がいまし
た。

>>イギリス・ロンドン。

1000億円を運用する
ヘッジファンドのマネージャー

シャノン・マコナキーさんです。

>>日本が10連休に入る前

マコナキーさんは、日本株は今後
大きく下落すると見て

空売りを仕掛けました。

空売りとは証券会社などから
借りた株を売り

値下がりしたあとに
買い戻すことで

その差額分が利益になる
取り引きです。

>>マコナキーさんが
株価の下落を予想するのは

世界経済が大きな爆弾を
抱えていると見ているからです。

CLOと呼ばれる金融商品です。

>>CLOは今、緩和マネーが
向かっている金融商品です。

CLOのもととなるのは

金融機関が企業に資金を
貸し出したときの債権の中で

主に経営状態に課題があり
格付けが低いものです。

CLOを発行する会社は
こうした債権を買い集めます。

そして破綻するリスクに応じて
新たな金融商品を作ります。

例えば破綻しやすいが
高い金利を得られるCグループ

破綻しにくいが金利も低い
Aグループなどの商品にします。

もともとが格付けの低い
債権のため、Aグループでも

ほかの金融商品に比べれば
高い金利を得ることができます。

そのため金融緩和でだぶついた
マネーが流入しているのです。

実際、低金利で
資金の運用先に困る

世界の銀行などが大量に購入し

アメリカのCLOの残高は
この7年で2倍以上に急増。

アメリカだけでおよそ70兆円に
上ると推定されています。

実は、リーマンショックで
問題となったのも

CLOとよく似た格付けが低い
住宅ローンの債権をもとにした

金融商品でした。

専門家は、CLOも今は安全と
見られていますが、いったん

経済が変調すれば
損失が世界中に広がる

可能性があると指摘します。

>>ファンドマネージャーの
マコナキーさんは、定期的に

日本を訪れ、専門家に
聞き取りをしています。

実は、日本の金融機関が
CLOを購入している

主要な投資家だからです。

日本は多くのリスクを抱えており

その動向から目が離せないと
いいます。

>>連休が明けたきょう。

日本の株価は、マコナキーさんが
期待したほど下落しませんでした。

>>しかし、近い将来
大きな下落が来ると見込んで

空売りを仕掛けていくつもりです。

>>株価が大きく下がる…。
本当でしょうか。

>>その前に、

CLOについてなんですが、大槻
さん、

リーマンショックを引き起こした
商品とよく似ていると聞くと、

すごく不安になるんですけれども、
どうリスクを評価されますか?

>>あそこまで思ってらっしゃる
方というのは、さすがに限定的だ

と思うんですね。
というのも、

あのサブプライム、

リーマンショックのころの商品に
比べると、相当仕組み上、

安全性を確保されているものに、
今回、なっているんですよね。

ただ、むしろ不確実性、

不透明性というところが心配なと
ころだと思いまして。

>>不透明性?
>>先ほどの図にもありましたよ

うに、さまざまな債券が入ってい
るんですが、

大体1案件に200社以上の債券
が含まれています。

そうすると、投資家の一人一人は、
その一件一件をなかなか細かく見

ることができないという意味での
不透明性というのはあると思いま

す。
>>さあ、お2人が株価下落のリ

スクとして挙げたのがこちらです。
まずトランプ政権の迷走やイギリ

スのEU離脱、それからこちらに
いきまして、

世界の自国優先主義といった国際
情勢挙げていらっしゃいますが、

大槻さんはそのほかに、先ほどの
CLOのような高リスク債、

それから世界の不動産価格、

これはどういうことでしょう?
>>2つとも共通しているのは、

緩和マネーがとにかくいろいろな
リスクを取ってしまっていると。

CLOを含むような新興国の債券
ですとか、

アメリカの高リスクの社債などが
それです。

それから世界の不動産価格って相
当行き過ぎてまして。

>>日本にいるとあんまり感じま
せん。

>>アメリカですと、

ことし最高の金額のマンションの
一軒当たりの価格が260億円と

も言われています。
>>マンションが?

>>マンション一軒です。
ということで、ちょっと行き過ぎ

ていることの寄り戻しというのが
怖いなと思っています。

>>それがもしかしたら先ほどお
っしゃったように、すとんと落ち

る要因になるかもしれないという
ことなんですね。

熊谷さんはこの2つ以外では、中
国経済の減速を挙げていらっしゃ

いますが。
>>中国は過剰債務問題というの

があって、今、借金漬けの状況で
ある。

例えば企業と家計の借金を全部足
し合わせると、国内総生産・GD

Pの2倍ぐらいまできている。
この水準は、日本のバブルの一番

悪いときと同じぐらいなんですね。
ですから、これはやっぱり相当、

深刻な問題を抱えている。
全体を通していえることは、その

市場でブラックスワン・黒い白鳥
ということばがあって、想定外の

最悪の事態が何かというと、イン
フレが起きることなんですね。

なぜこういう状況が成り立ってい
るかといえば、非常に物価が落ち

着いている、それを受けて、中央
銀行が緩和的な政策を打っていま

すから、それによって、こういう
高リスク債なども支えられている

わけですが、最大の問題は、もし
世界でインフレが起きて、

中央銀行がどんどん利上げをする
ような状況になる、そうすると、

すべてのことが逆回転をしていく。
例えば、

中国の過剰債務問題なども深刻化

をするわけですから、それらの含
めて、最も本質的に注目しなくて

はいけないリスクは、世界でイン
フレが起きるリスクであると考え

ます。
>>今はなんとなく株価、緩やか

に上昇基調だけども、どこにそう
いった黒い白鳥が来るか分からな

い、そういう微妙な状況だという
ことですね。

ありがとうございました。


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