クローズアップ現代+ 住宅ローンが返せない 密着!残業代減が直撃どう家計再生?サラリーマンに忍び寄る危機を描く。


出典:『クローズアップ現代+ 住宅ローンが返せない 密着!残業代減が直撃どう家計再生?』の番組情報(EPGから引用)


クローズアップ現代+▽住宅ローンが返せない 密着!残業代減が直撃どう家計再生?[字]


残業代削減や転職・不動産投資の失敗によって住宅ローンが破綻、自宅を手放すことになった人が相次いでいる。カメラは相談現場に密着、サラリーマンに忍び寄る危機を描く。


詳細情報

番組内容

【出演】NewsPicks副編集長…佐藤留美,ファイナンシャルプランナー…深田晶恵,【キャスター】武田真一

出演者

【出演】NewsPicks副編集長…佐藤留美,ファイナンシャルプランナー…深田晶恵,【キャスター】武田真一



『クローズアップ現代+ 住宅ローンが返せない 密着!残業代減が直撃どう家計再生?』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

クローズアップ現代+ 住宅ローンが返せない 密着!残業代減が
  1. 万円
  2. ローン
  3. 返済
  4. 収入
  5. 転職
  6. サラリーマン
  7. 住宅ローン
  8. マンション
  9. 家計
  10. 家族
  11. 石井
  12. 貯蓄
  13. 年前
  14. 手取
  15. 会社
  16. 業種
  17. 金融機関
  18. 視点
  19. 相談
  20. 年収


『クローズアップ現代+ 住宅ローンが返せない 密着!残業代減が直撃どう家計再生?』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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>>住宅ローンが返せない。

サラリーマンの相談が殺到する
現場に、カメラが密着しました。

働き方改革による残業の減少で
年収が500万円も

下がったという40代後半の
男性です。

>>少しでも収入を増やしたいと
転職したものの

年収が100万円以上
減ってしまったという

50代の男性も。

>>相談者の告白から
見えてきたのは

サラリーマンの家計が、ピンチに
立たされている現実です。

>>サラリーマンを待ち受ける
落とし穴。

その防衛策を徹底的に探ります。

>>この日、横浜にある
不動産会社に相談に訪れたのは

映像制作会社で正社員として働く
石井孝さん、48歳。

>>残業代が減少したことで
住宅ローンを5か月滞納。

金融機関からローンの残額

2600万円を一括で支払うよう
督促が来ていました。

>>石井さんは20年前

都心に5000万円で
一戸建てを購入しました。

母と姉の3人暮らし。

月にすると21万円のローンを
3人で分担し、石井さんの負担は

6万円でした。

当時、石井さんの手取りは
月25万円前後。

そのうち残業代は
6万円程度でした。

ここからローンを返済しても

貯蓄などに
お金を回すことができました。

しかし、1年前。

働き方改革で
石井さんの会社では、残業時間を

規制するようになったのです。

それまで月40時間だった残業は
多くて月1時間ほどに。

収入は19万円にまで
落ち込みました。

さらに母親が
認知症と診断されます。

介護や医療の費用を
姉が負担することになり

住宅ローンはすべて

石井さんの負担に

なってしまったのです。

>>石井さんの相談を受け
不動産会社は

金融機関と協議して

家の差し押さえを
猶予してもらいました。

そして少しでも高く買ってくれる
買い主を探しました。

4か月後、2800万円での
売却がようやく決定。

ローンの残額を
すべて返済することはできました。

しかし、今月中に自宅から
退去しなければなりません。

母と姉はすでに引っ越し

石井さんは一人
家の片づけに追われています。

>>民間のシンクタンクの
試算では

残業時間の規制によって

給料は日本全体で
年間5.6兆円減少。

1人当たり月7万円程度
減るとされています。

残業代削減によって
高年収のサラリーマンも

住宅ローン破綻に陥っています。

金融機関で働く
40代後半の坂元淳一さん。

以前は
年収が1400万円ありました。

しかし…。

>>高校生の息子と中学生になる
娘の4人暮らしの坂元さん。

都心に近いマンションを
購入したのは4年前でした。

会社の家賃補助が
40代で打ち切られるため

賃貸に住み続けるよりは
持ち家にしたほうが

資産にもなると考えたからです。

新築の4LDKで8400万円。

金融機関から0.8%の低金利で
ローンを組むことを

勧められました。

当時の手取りは月70万円。

ローンを返済しても、十分余裕の
ある生活ができるはずでした。

>>さらに驚いたのは
金融機関から請求される

遅延損害金の額でした。

利率は年14%。

1か月滞納するごとに
80万円ずつ増えていきました。

しかも、マンションの売却は
思うようにいきませんでした。

都心に近く、高く売れると
考えていた坂元さんのマンション。

周囲には新たなマンションが
次々と作られていました。

>>結局

4年前に購入したときよりも
大幅に安い7000万円で売却。

残りの返済額1000万円は

親戚から
借金することになりました。

>>そもそも
サラリーマンの手取りは

この20年近く減り続けている
という指摘もあります。

年収700万円の場合
50万円減少。

社会保険料が上がったことや
子どもの扶養控除の縮小などが

原因と見られます。

こうした中で、家計の見直しを
どう進めればいいのか。

不安を感じる家族の
駆け込み寺になっている

ファイナンシャルプランナーの
事務所です。

ここでは、毎月の収入と支出を
事細かに聞き取り、むだを減らす

方法をアドバイスしています。

>>この家族は
携帯電話を格安に変更。

食費や日用品費も見直し、さらに

シャワーを節水型に変えることで
ガス代と水道代も節約。

こうして月に6万円ほど
支出を減らすことができました。

>>家計を守るには

子どもの教育費について
家族で考えることも必要です。

相談に訪れた40代の女性です。

>>35年ローンで買った
自宅のマンション。

夫婦共働きで
月14万円ずつ返済しています。

ことしの春から小学4年生の娘が
学習塾に通い始め

月々4万円かかることに
なりました。

>>獣医師を目指すという
子どもの夢をかなえるために

家族は
徹底的に話し合うことにしました。

>>まず決めたのは
レジャーの回数です。

>>さらに、こんなことも。

>>ガリガリ君…。

>>ガリガリ君はいいよ。

お店のアイスはだめだけど
ガリガリ君ならいいよ。

>>住宅ローンを返せないほど
追い込まれるサラリーマンの家計。

危機は、どこまで
広がっているのでしょうか。

>>こちら、

VTRでもご紹介しましたけれど
も、

サラリーマンの手取りが減少して
いるという試算がある中で、

こちら、ご覧ください。

基本給だけでは足りないという人
が、

6割にも上るという調査もあるん
ですね。

サラリーマンの実態を取材されて
いる佐藤さん、

働き方改革って、

確かに重要だと思うんですけれど
も、それによって、

残業代を前提にした生活が苦しく
なる、

家計が苦しくなるという実態も見
えてきました。

今、どんな変化が起きているんで
しょうか。

>>昔、社員の暮らしに合わせて、

お給料が設計されていたと思うん
ですね。

ですので、一番お金が教育費とか
でかかる50代とかに、

頂上が来るように設計されていた
と思うんですが、

今は何年働いたとか、

何時間働いたとかっていうことで、

お給料が決定しなくなったという
ことが、

前提が変わったっていうのが、働
き方改革の本質だと思います。

>>単に時間を切り詰めるという
ことではなくて、

給料の払い方そのものが変わった。
>>そのお給料は、

その仕事の難易度や希少性といっ
たことに呼応して払われるように

なったということなんです。
あるいはなるということだと思い

ます。
>>住宅ローンというのは長年払

い続けるわけですよね。
>>なので残業代を見込まないほ

うがいいということ。
>>そういう中での社会の変化、

何十年も払い続ける中で、やっぱ
り働く環境の変化っていうのも、

やっぱり大きく影響しているとい
うことですね。

そして、ファイナンシャルプラン
ナーの深田さんによりますと、こ

ちらご覧ください。
サラリーマンをさらに追い詰める

2つのポイントがあります。
1つ目が、教育費の上昇です。

子ども1人当たりの平均ですけれ
ども、年間37万円。

この20年で7万円程度増えてい
るんです。

でも深田さん、教育費を削る、親
としては忍びないんですけれども、

これ、検討するうえでどんなこと
が大事になるんでしょう。

>>先ほどのVTRのご家族はす
ばらしいですね。

話し合っています、しかもお子さ
んと。

塾代の4万円が毎月増えるという
ことは、何かほかの支出を見直さ

ないと、家計が苦しくなる一方な
んですけれども、この家族で話す、

子どもと話をするっていうことが
できていないうちが多数で、それ

ができてない人が、住宅ローンの
破綻に追い込まれるという一因に

もなると思います。
>>破綻の原因が話していないと

いうことにあるというのは、ちょ
っと単純すぎて驚きますけれども、

それが実態なんですか。

>>一つの要因ではあります。

>>そうなんですね。

>>ぎりぎりまで抱えてしまう、

ローンの返済をしている人。

>>ぎりぎりまで。
家族で共有せずに、自分一人で抱

え込んでしまっているということ
なんですね。

そしてもう1つ、追い詰めるポイ
ントがこちら、低金利の落とし穴。

深田さんによりますと、例えば6
000万円のローンを組む場合、

2006年、金利2.8%だと、

月々の返済は22万円。

それが2018年には、

金利1%だと、

月々17万円。

住宅ローンを組んで、家を買うこ
とに、

抵抗感が減っているということで
しょうか。

>>2006年の22万円の返済
額だと、

これはもう無理って思う方がほと
んどなんですが、金利が低くて、

17万円だと、返せそうと思う方
も中には多いです。

特に今は共働きが増えているので、

もともと借りていた家賃が多かっ
たら、

高い所に共働きの人で住んでいた
ら、17万円だったら、

なんか返せそうっていうふうに。

>>家賃と同じぐらいだからって
思っちゃいますけど。

>>その家賃と、

低金利を本当に返せそうって、い
いことばかりではないんです。

このようにちょっと無理しちゃい
がちなんですが、家賃並みの返済

額で借りると、貧乏になります。
>>え?

佐藤さん?
>>びっくりですね。

>>でも返済額って、大体皆さん、

そういうふうに決めてるんじゃな
いですか。

僕、

実はそうなんですけど。

>>マンションだったら管理費、

修繕積立金がほかにかかりますし、
持ち家になると固定資産税もかか

るわけですから、ローン以外の住
居費の分だけ、きちんと貯蓄がで

きていないと、貯蓄ができなくな
る、もしくは貯蓄額が減るという

ことになるので、家賃並みの返済
額は危険なんです。

>>手取りが増えにくくなる中で、
広がっているのが、転職や投資で

す。
ここにも落とし穴が潜んでいます。

>>この日、不動産会社が
訪れたのは、4か月にわたって

ローンの返済を滞納していた
藤田俊秀さん、54歳。

きっかけは、転職による
収入の大幅な減少でした。

>>藤田さんは20年前
3000万円で一戸建てを購入。

サービス業の会社で
課長として働きながら

妻と4人の子どもを

養ってきました。

転職する前の手取りは月32万円。

12万円のローンを支払っても
貯蓄は可能だったといいます。

しかし3年前。

突然、会社から役職定年を
宣告されます。

給料は月10万円減額すると
言われたのです。

転職を決断した藤田さん。

転職ブームの中、元の給料と
同じくらいの仕事は

見つかるだろうと考えました。

人手不足の中、転職者は
40万人以上増加しています。

>>退職して転職活動を始めた
藤田さん。

しかし
厳しい現実が待っていました。

ようやく見つかったのは
月21万円の清掃会社の仕事。

妻もパートを始めましたが
ローンの返済は

できなくなりました。

実は中高年の転職は
容易ではありません。

これは年代ごとに、転職で

収入が増えた人と減った人の差を
示したグラフです。

収入が増えるのは
20代から40代前半。

50代を超えると
下がる人が多くなります。

藤田さんの家は
売却が決まったものの

1000万円の借金が残りました。

引っ越しは今月。

高校生の娘から
私もアルバイトを始めると

言われました。

>>バイトとかで出すという
話になって

だからすごい助かるんです。

>>低金利が続く中

不動産投資に乗り出し、破綻を
招いたケースが相次いでいます。

関西で営業マンとして働く
横山佑一さん、45歳です。

4年前から不動産投資を
始めました。

>>妻と2人の子どもと暮らす
横山さん。

年収は600万円ありますが

老後の資金に
不安を感じていました。

そのとき、会社の先輩から
勧められて始めたのが不動産投資。

都心にある
ワンルームマンションを

妻にはないしょで3部屋
ローンを組んで買いました。

>>そのとき、不動産会社からは
家賃収入があるので、自己負担は

ほとんどなくマンションが
手に入ると説明されました。

実際に、月26万円近いローンの
ほとんどが、家賃収入で

支払うことができました。

さらに、ローンを返済し終わった
あとは、家賃収入が得られると

言われたのです。

しかし、買ってすぐに
1つのマンションが空き室に。

家賃収入が減り

毎月8万円近い赤字が
続くことになってしまったのです。

>>収入が増えにくい時代。
家計をどう守るのか。

住宅ローンを返せなくなった
4人の失敗談をもとに探ります。

>>この皆さん、どこで失敗した
のか、

まず残業代頼みの生活、

それから借りられる額と返せる額
は違う、さらには、

転職の見通しが甘かった、投資の
知識なく、

妻にもないしょにしていたという
ことなんですが、佐藤さん、

ローンを抱えて転職を試みる人、

多いと思うんですよね。
収入を維持するために、

どんなことを気をつけたらいいん
でしょう。

>>収入を維持するためには、伸
びる業種、

伸びる職種に移ることだと思うん
ですけれど、転職だと。

その場合、同一業種、同一職種に
こだわらないっていうことが、転

職のポイントだと思います。

>>自分のもといた業種にこだわ
らない、伸びる業種。

>>伸びる業種。
例えば呉服屋の営業だった方が、

介護施設の施設長として活躍なさ
っていらっしゃるとか。

>>それはなぜ?
>>やはりそれは、

お年寄りの方へのホスピタリティ
ーとか、共通しているという、

そういった伸びる業界で使えるス
キルって、

意外なところで使えるスキルとい
うのはあると。

>>ほかにもありますか?
>>例えば塾講師の方が、キャリ

アカウンセラーとして活躍されて
いるとか。

それは人のポテンシャルを引き出
すというところが共通なんですよ

ね。
そういった移動ができるっていう

ことも、希望だと思いますね。
>>そうすれば、収入も維持して、

ローンも。

希望を持てる。

>>業種にこだわらず、

広く視野を持つということが大事
だと思います。

>>そうしないと。
>>それが厳しいようだったら、

社内でまず副業してみるというの
も重要かと思いますね。

社内で例えば横断的なプロジェク
トとかに挑戦してみることによっ

て、自分の持っている能力って、
この別の職種のこんなところに生

きるんだとか、こんな仲間がいて、
こんなふうに支えてもらえるんだ

とか、人脈もできますし、

自分の意外な得意を発見すること
ができるのではないかと思います。

>>深田さん、借りられる額と返
せる額、違うということばも印象

的でしたけれども、ローンを組む
ときにどんなこと、気をつけたら

いいんでしょう。
>>短期の視点と長期の視点を持

ってチェックすることですね。
短期の視点は、ローンを返済しな

がら、貯蓄ができるかどうかって
いうのを考えてから、借りるとい

うことですね。
ローンを組みながら貯蓄ができる

と、不測の事態、例えば収入がダ
ウンするとか、

支出が増えるといった家計の変化
にも、

貯蓄額がバッファーになるわけな
んですね。

>>それはいくらぐらい貯金すれ
ばいいんですか、月々。

>>専業主婦かパートで妻が働い
ている場合でも、年間で50万円、

少なくとも50万円ぐらい。

>>50万円ぐらいを目安に貯蓄
をする。

それから長期の視点というのは。
>>長期の視点は、

自分のローンの返済期間は65歳
まで。

>>35年ローンで借りていて、
70とか80まで借りる人もいる。

>>年金生活になったら、10万
とか15万とか返せないじゃない

ですか。
なので、

どんなに長くても65歳まで。

65歳までの返済期間で、

試算をしてみたら、こんなに返せ
ないよということであったら、そ

もそも借り過ぎのシグナルになる
というのが、一つの目安になりま

す。
>>最後にひと言、本当に延滞し

そうになったら、どこに相談に行
けばいいんでしょう。

>>銀行に行ってください。
延滞はいけません。

>>銀行に行けばいいんですか?
>>銀行で返済計画の見直しをし

てもらえる体制は今、整っていま
すので、遠慮なく行ってください。

>>ありがとうございました。
途中で音楽が鳴ってしまいました。

失礼いたしました。


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