アナザーストーリーズ「世紀の番狂わせ~そして彼らはヒーローになった~」グビー日本代表が強豪・南アフリカを撃破…



出典:『アナザーストーリーズ「世紀の番狂わせ~そして彼らはヒーローになった~」』の番組情報(EPGから引用)


アナザーストーリーズ「世紀の番狂わせ~そして彼らはヒーローになった~」[字]


2015年9月19日、ラグビー日本代表が強豪・南アフリカを撃破!世界的には弱小だった日本代表が生まれ変わるまでの地獄の4年間を、スタッフ&選手たちが明かす。


詳細情報

番組内容

2015年9月19日、ラグビー日本代表が強豪・南アフリカを撃破!それも土壇場のラストプレーで、引き分けを狙わず、スクラムから逆転を狙った勇気は、サムライたちの番狂わせとして世界を驚かせた。名将エディ・ジョーンズの下、万年弱小集団が生まれ変わるまでの地獄の4年間を、チームスタッフ&選手たちが明かす。大黒柱・五郎丸の心境、逆転プレーのキーマンとなった男、陰でチームを支えた者たち…。戦いの記録。

出演者

【司会】松嶋菜々子,【語り】濱田岳





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アナザーストーリーズ「世紀の番狂わせ~そして彼らはヒーローに
  1. 実況
  2. 日本
  3. 五郎丸
  4. 南アフリカ
  5. エディー
  6. トライ
  7. 立川
  8. 選手
  9. チーム
  10. 廣瀬
  11. 試合
  12. キック
  13. プレー
  14. ボール
  15. 歓声
  16. 相手
  17. スペース
  18. 勝利
  19. ホイッスル
  20. 反則


『アナザーストーリーズ「世紀の番狂わせ~そして彼らはヒーローになった~」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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それは 世界のスポーツ史上

まれに見る奇跡と呼ばれた。

(実況)まだトライはありませんが
日本 ボールキープ。

広いスペースにボールを運ぶ!

マフィ!
外 2人! 数的には余った!

いけ~! いけ~!
トライ! 日本 逆転!

ラグビーワールドカップ
万年 弱小だった日本が

世界トップ3の一角
南アフリカを破ったのだ。

激闘の陰には 大黒柱だった男と

逆境を乗り越えた男 そして

グラウンドの外で
チームを支えた男の

三者三様のドラマがあった。

♬~

今年9月に日本で開かれる
ラグビーワールドカップ。

4年前の大会での日本チームの活躍は
忘れられません。

世界の強豪 あの南アフリカを撃破。

その快挙を現地イギリスの新聞は
こう書き立てました。

必然と呼ぶにふさわしい何かを
彼らは どう積み上げたのか?

まず向き合ったのは 屈辱の歴史でした。

肉弾 相打つラグビー。

日本代表の歴史は
屈辱の歴史だった。

1987年に始まったワールドカップでは
連敗につぐ連敗。

文字どおり 世界の強豪に粉砕されてきた。

日本の場合はね もう ほんとに
ラグビーの歴史的にも

かなり差があったりするんでね。

もっともっと長期的な計画っていうものを
やっていかなきゃいけないと思う。

それが僕は10年であろうが20年だろうが
いいと思うんですよ。

(拍手)

2019年のワールドカップが
日本で開かれることが決まったものの

日本の成績は このありさま。

この晴れの舞台で
恥をさらすわけにはいかない。

チームディレクターの稲垣純一は
悲壮な危機感を抱いていた。

(取材者)たまたま?
たまたま。

そこで 日本代表ヘッドコーチに
就任したのが…

世界の頂点を知る男だ。

ここから 全てが変わっていく。

2015年9月19日。

あの南アフリカから 勝利を決定づける
逆転トライをあげた瞬間です。

万年 弱小だった日本チームは
なぜ歴史的な勝利をつかみ取れたのか?

第1の視点は
最後の砦となる15番を託された男

五郎丸 歩。

日本中で話題となった
あの独特のしぐさからのゴールキック。

しかし 彼は
当時 未完の大器とも言える存在でした。

日本ラグビーに 奇跡ではなく
必然の勝利を呼び込んだ男たちの

アナザーストーリーです。

あれから4年。

今も男は
その技に磨きをかけている。

狙うのは 30メートル先にある
幅 僅か10センチのゴールポスト。

あの大会 この儀式が始まる度
勝利が近づいた。

(実況)決まりました!

どうだ!? 決まった! 同点!

独特のポーズは大流行。

男は 一夜にして
お茶の間でも大人気になった。

フジカラーの写真年賀状は
断然キレイな仕上がりです。

私 あの人との写真で作ります。
いきますよ~!

撮れました。
五郎丸!

大事な写真はフジカラーの写真年賀状で。

五郎丸さゆりと申します。
違います!

あの大舞台 重圧のかかるキックを
どんな思いで蹴っていたのか?

五郎丸の答えは…。

この恐るべきメンタリティーを
エディーは存分に利用した。

名門 早稲田大学で
1年から不動のレギュラー。

日本ラグビー界で

五郎丸は規格外の存在だった。

闘争心むき出しの五郎丸の素顔を
チームメートは こう語る。

なんか ちょっと孤高…
孤高の存在でもないですけど

なんか こう あんまり
なれ合いとかを

好まないのかなっていうような。

ラグビーに関しては やっぱり
自分のプライドっていうか

自信っていうのは
すごく持ってる選手だったんで。

確かにミスしても謝んなかったりとか
ふてぶてしいところとか… そうですね。

なんか おうおうおう
みたいなとこ ありましたね やっぱり。

だが 強烈な自負を持つ男は
当時の日本代表に違和感を覚えていた。

外国人が多く選ばれ
彼らが主体のチームだと感じたからだ。

…っていうのが
まあ日本人としてですけどね あって。

以来 代表から外れていた
五郎丸を再び呼び

プライドをたきつけたのが
エディー・ジョーンズだった。

ただし エディーは 手厳しい男。

当時の五郎丸をこう評価していた。

その練習は恐るべきものだった。

普通であるはずがない。

早朝から
こんなトレーニングをするチームは

世界のどこにもない。

水が入った数十キロのバッグを持って
体幹を鍛え

持久力 瞬発力も徹底的に求められる。

その上で ようやく本格的な練習が始まる。

ちょっとでも強度が落ちると この雷。

年間100日以上に及ぶ合宿。

分かりやすく表にすると こうなる。

実に練習は1日4回。

チーム発足当時
キャプテンを務めていた廣瀬。

メニューは衝撃的だったという。

一番入り口を。

立川は大学を出たばかりで
初めての代表入りだった。

一方 五郎丸は
たけだけしい感想を抱いていた。

五郎丸は 日本代表で
キッカーの役割を任されていた。

チームがトライを奪ったあとや
相手が反則を犯した時に

キックは与えられる。

いわば 体を張った
チームメート全員の思いを

背負う役割だ。

だが チーム結成から半年後に行われた
テストマッチ。

五郎丸は立て続けにキックを失敗。

大事な試合を落とした。

この試合 五郎丸は

屈辱の途中交代を
命じられている。

このあと エディーは キックの技術を
徹底的に見直させている。

メンタルコーチを招いてアドバイス。

が 五郎丸は…。

しかし 一度聞いてみると
アドバイスは簡単なことだった。

キックに入る前の動作を
5つほどに分解して

その一つ一つができたかどうかを
チェック。

すると 調子の波が
はっきり つかめるようになった。

孤高の男がアドバイスを受け入れ始めた。

チームづくりが進む中で もう一つ
五郎丸の中で変わったことがある。

外国人選手たちへの思いだ。

まず初めに国歌の練習やります。

♬「千代に八千代に」

日本の心を知りたいと
一生懸命 学ぼうとする姿。

住んでいる街に敬意を払い

アイデンティティーの象徴である

自分の名前の読み順すら

日本式に変える仲間たち。

さまざまな国籍の人間が
日本のために団結するこのチームで

五郎丸は副キャプテンとしても
覚醒し始めていた。

ここに ワールドカップ前年までの
試合結果がある。

よく見ると 興味深い事実が読み取れる。

強豪相手に 勝利を収めた試合には

1つの共通点が…。

ここだ。 五郎丸が3本以上

ペナルティーゴールを決めている。

ここに日本の戦略が端的に表れている。

粘り強い当たりで接戦に持ち込み

相手が反則を犯したら

五郎丸のペナルティーゴール。

トライの5点には及ばないが
3点を確実に稼げる。

しかし 問題はここだ。

世界トップクラスになると
あらゆる点で まだ歯が立たない。

特に初戦の相手 南アフリカは
過去 世界王者2回。

平均身長190センチ 平均体重114キロと
世界随一の体格とパワーを誇る。

その強敵に立ち向かう日本。

4年がかりの地獄の特訓の集大成を

やがて 世界は
驚きとともに知ることになる。

ワールドカップ 開幕。

運命の舞台となったのは…

地元新聞によれば…

つまり 惨敗が予想されていた。

決戦を前に 五郎丸は…。

そして…。

(実況)一次リーグの初戦
日本のラグビー史上 初めて

南アフリカとの戦いです。

(ホイッスル)
(実況)前半の40分です。

試合が始まった。

日本の選手は
敵の強烈なタックルにも ひるまない。

(実況)すぐに拾って…。

さあ ここからです。 9番の選手に
何人かが絡んでくる攻撃です。

さあ 日本 五郎丸! 抜け出した!

五郎丸が相手の守備を切り裂いた。

(ホイッスル)

最初の反則は 南アフリカ。

五郎丸がキックを狙う。

磨き上げてきた ルーティーン。

(実況)決まりました! 日本 先制!

(歓声)

この大舞台にも 五郎丸は一切 動じない。

しかし 17分
今度は南アフリカのパワーがさく裂する。

(実況)押していく!
う~ん 南アフリカが押し込む!

試合は激しい肉弾戦になった。

(実況)ここも1人でよく止めます。

外にスペースがあるが
ナイスタックルだ 山田!

お気付きだろうか?

(実況)ここは2人で よく止める!

日本チームは
2人がかりでタックルを仕掛けている。

(実況)また… これはいいタックルだ!

更に攻撃でも
勝負どころで一気に人数をかけている。

(解説)また バックスの選手も
3人 入りましたね。

(実況)縦に長いモールになった。

日本を後押しするような手拍子!
うまく回った!

どうだ!? 入った! トラーイ!
日本 トライ!

前半29分
あの南アフリカを押し込んでトライ。

日本は前半を10対12で折り返す。

優勝候補相手に一歩も譲らない戦いに
会場は沸き始めていた。

あらゆる局面に人数をかけられた
秘密がこれだ。

倒れても 必ず3秒以内に起き上がり
次のプレーに加わり続けるリロード。

徹底的に鍛え抜いた…

(実況)後半の40分が始まりました。

迎えた後半
南アフリカがトライを奪うも…。

五郎丸のキックで 日本は食らいつく。

(実況)決まりました!

(実況)決まりました! 日本 同点!

この試合 南アフリカは 反則が多かった。

(ホイッスル)

実は その裏にも 周到な準備があった。

日本代表の合宿に
レフェリーとして参加していた…

あるミッションを受けていた。

この試合を裁く主審
ジェローム・ガルセスの

レフリングの傾向を徹底分析。

スクラムをどの位置から見るか?
どんな反則を厳しくとるのか?

更に 選手からのクレームに
厳しいことまで

平林は伝えていた。

(ホイッスル)

後半18分 またも
南アフリカが反則。

(実況)真ん中きた! 同点!

残り20分で 再び同点。

いよいよ始まる逆転劇
カギを握ることになるのは この男だった。

試合は おおかたの予想に反して
緊迫した接戦。

そして ここから日本は
世紀の番狂わせを決定づける

2つのビッグプレーに向けて
動きだします。

この2つのプレーのキーマンになった男が
第2の視点。

センターを任された立川理道。

控え選手だった彼は この日
急きょ 先発に抜擢されていました。

立川は 自らの意思で コーチの指示に
反するプレーを決断します。

土壇場で コーチの教えを超えて
動き始めた選手たち。

自立への勇気をひもとく
アナザーストーリーです。

あの試合
日本が最大のピンチに陥ったのは…

(実況)代わって入ったストラウス…。

南アフリカに
再びリードを奪われた場面だ。

(実況)南アフリカ 勝ち越し。

過去の日本は 体力の差が歴然とする
後半20分すぎ 突き放されてきた。

だが この試合は違った。

この7分後
会心のビッグプレーをやってのけるのだ。

これだ。

(実況)取った!

立川から 小野… うまく入った!
松島! はまった~!

日本 日本 今日 2つ目のトライ!

このプレーのキーマンが 立川理道。

挫折を乗り越え チャンスをつかんだ男。

立川は大学時代から
将来を嘱望された選手だ。

(実況)さあ 立川 抜けていった
外へ出して フリーだ!

この鋭いステップに

正確なロングパス。

そのセンスを買われ
すぐにエディー・ジャパンに抜擢される。

最初の2年はレギュラー。

だが3年目 どん底を味わうことになる。

理由は 素直で優しい性格。

それがエディーには
物足りないと映ったらしい。

もっとも それは立川だけではなく
チーム全体の課題でもあった。

もともと自己主張が苦手なタイプ。

更に あることが彼を混乱させた。

初戦の相手 南アフリカへの対策として

得意のロングパスを
エディーから禁じられたのだ。

(取材者)外されたんですか?
(立川)はい。

そして迎えた 南アフリカ戦。

レギュラーの クレイグ・ウィングの
ケガでの欠場が前日に決まる。

代役に起用されたのは 立川。

求められたのは 敵にひたすら
体当たりする ハードなプレー。

得意のパスを封印し 出るはずだった
クレイグのスタイルを忠実に再現した。

(実況)ここは…
フォワードと見せかけてバックス!

立川がうまく前に… ゲインをします。

だが この時 立っていたのは
かつての素直なだけの立川ではない。

廣瀬から こんな言葉をもらっていた。

この秘めた思いが
日本が最も苦しかった あの場面で

ビッグプレーを生む。

南アフリカにリードを許した 後半28分。

選手たちは
取って置きのサインプレーを決断する。

その名は…

エディーからは
通用しないと言われていたが

選手たちは いけると読んだ。

それが このプレー。

(実況)取った!

立川から 小野… うまく入った!
松島! はまった~!

日本 日本 今日 2つ目のトライ!

会心のトライ。

これで 同点。

(歓声)

カギとなったのは 立川だ。

この日 初めてのパス。

それが守備の混乱を生み
トライにつながった。

前半の 愚直なまでのチャージをエサに…。

立川本来のパス能力を利用した
見事なプレーだった。

(実況)小野… うまく入った!
松島! はまった~!

日本 日本 今日 2つ目のトライ!

(歓声)

この 府中12を考案した…

試合は いよいよ
大詰めを迎えようとしていた。

残り9分。

南アフリカがキックで3点をリード。

(実況)このペナルティーゴールは成功
さあ 3点差。

だが 日本の選手は
誰一人 諦めてはいなかった。

(実況)デュプレアのキック
五郎丸が反応しています。

残り5分。

相手の体力を削るように
ボールを回して攻め上がる。

(実況)立川が突破する…
サポート サポートだ!

時間は ジリジリ過ぎる。

(実況)ピーターセンが そのスペースに
ボールを渡させませんでした。

ドライブをしていく スペースありません。

(歓声)
(実況)ジャパンコールです。

観客は 大健闘する
日本代表へのジャパンコール。

(歓声)

(実況)さあ 入った ボールが入った。

残り 10秒。

(実況)ボールをキープして…。

(ホイッスル)
(実況)ペナルティーだ!

南アフリカが反則。

エディーからの指示はキックだったが
選手たちは…。

(ホイッスル)
(実況)あっ スクラムを選びました!

日本 あくまで勝利を目指します!

同点を狙うキックではなく
逆転を狙うスクラムを選んだ。

全員の思いは一致していた。

もし ボールを相手に奪われれば
その時点で 試合は終わる。

(実況)もう 手元の時計では
80分を回っています。

恐らく これが
ラストのプレーになるでしょう。

ロスタイム 日本 最後の攻撃。

(実況)日本 ボールキープです。
いいボールは出ませんでしたが

日本 ボールキープ。
狭いサイド 攻める! リーチ!

早く出したい日本。

(実況)ブロードハースト。

(実況)リーチに託す…
日本は まだボールをキープしています。

真壁です
足の筋断裂から戻ってきました 真壁。

スペースが少しあいたが 立川
サポートは… あります。

まだ あります さあ 外にスペースがある
勝負にいく!

まだトライはありませんが
日本 ボールキープ。

広いスペースにボールを運ぶ!
マフィ 外 2人!

数的には余った!
いけ~! いけ~!

トライ! トライ!
(歓声)

(実況)日本 日本逆転!
(歓声)

この最後のプレー 立川は
エディーから禁じられていた

ロングパスを放っている。

(実況)マフィ 外 2人 数的には余った!
いけ~! いけ~!

トライ! トライ!
(歓声)

それは 選手たちの自立が生んだ
逆転劇だった。

(ホイッスル)
(実況)そして ここでノーサイド!

日本 勝ちました!

南アフリカを撃破。

(実況)24年ぶりのワールドカップ勝利!
相手は…

相手はワールドカップチャンピオン
南アフリカです。

エディーは試合後 そのプレーを褒めた。

土壇場で自身の判断を信じた立川。

今も思い出すのは
どん底で気付いた思いを

初めてエディーに伝えた時のこと。

私なりに思うのは…

だが この物語 まだ終わりではない。

ワールドカップの激闘が終わった時

選手全員が熱い抱擁を交わしたのは
ジャージを着ていない この男だった。

その時 彼は何を見ていたのか。

歓喜にわく15人の後ろで
誰とも違う喜びを かみしめていたのは

ベンチで その時を迎えた
一人の選手でした。

それが 第3の視点。

エディー・ジャパン発足当初
その人間性を買われ

キャプテンを任された男。

彼は ワールドカップの前年
若手選手の台頭により

レギュラーを外されました。

しかしエディーは 廣瀬を
精神的支柱としてチームに残したのです。

日が当たらなくても 勝利までの4年間
ひたすらチームを思い

支え続けた男の アナザーストーリー。

男は 試合への出場は かなわなかった。

だが チームメートは
特別なジャージを彼に贈った。

エディー・ジャパンというチームが
抱えた危機を 誰よりも知る男。

そんな彼は 南アフリカ戦を前に
不思議な心境に至っていた。

気持ちいい?

廣瀬という男が どんな存在だったか

それが 端的に分かるエピソードがある。

チーム発足当初
エディーは さまざまな名将に

誰を最初に代表に選んだか尋ねている。

こんにちは。

元気だね いいね それがよかった。

その時…。

ソフトバンクのね。

高校 大学 トップリーグと いつも

キャプテンに推される人望の持ち主。

実は チームの変革は あの地獄の合宿で

廣瀬が全員に
伝えた言葉から始まっている。

同じアプローチでは
同じ結果しか生まれないと

徹底的な変革を迫ってくるエディー。

しかし エディーの完璧主義は
数々の摩擦も生んだ。

(エディー)稲垣!

容赦のない叱責に反発を覚える者もいる。

廣瀬は キャプテンとして
チームがバラバラにならないよう

話し合いに努めた。

だが 3年目。

その廣瀬を試練が襲う。

若手の台頭で
レギュラーでいられなくなったためだ。

ただし チームには残された。

この時 廣瀬は 副キャプテンの五郎丸に
電話をかけている。

自分は何をすべきか悩んだという廣瀬。

始めたのは こんなことだった。

誰よりも早くグラウンドに行き
ウォームアップをして練習に備える。

誰よりも貪欲に練習に取り組み
絶対に下を向かない。

(取材者)自分をそういうふうにさせたのは
何だったと思いますか?

エディーから連日 叱責を受け
悩んでいた立川。

廣瀬が声をかけたのは この時期のことだ。

不平を言わず チームを献身的に支える
廣瀬の姿を

チームの誰もが見ていた。

チーム内の衝突は
本番直前の時期まで続き

廣瀬の心労が絶えることはなかった。

あの 南アフリカ戦。

廣瀬はスタンドで 戦いを見届けた。

(実況)広いスペースにボールを運ぶ!
マフィ 外 2人!

数的には余った!
いけ~! いけ~!

トライ! トライ!
(歓声)

(実況)そして ここでノーサイド!

勝利の瞬間 目に焼き付いたという光景が
廣瀬らしい。

これが あのワールドカップを戦った
31人です。

日本人21人 外国人10人
国籍もさまざまです。

当時 これが日本代表かと
揶揄する声もありました。

しかし あの戦いを通して
人間として大きく成長した選手たちは

人種も国籍も超えて
一つにまとまることの意味を

今 かみしめています。

世紀の番狂わせは ラグビー日本代表を
ヒーローにした。

かつて 外国人には負けたくないと
荒ぶる気持ちを隠さなかった五郎丸は

試合後 こんな言葉を残した。

あの戦いの日々は 彼らに何を教えたのか。

あれから4年。

熱い魂を受け継いだ代表の戦いが
また始まる。

ドラマが待っている。


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