歴史秘話ヒストリア「最強交渉人、世界に挑む カミソリ大臣 陸奥宗光」不平等条約改正に挑んだ明治の外務大臣…


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出典:『歴史秘話ヒストリア「最強交渉人、世界に挑む カミソリ大臣 陸奥宗光」』の番組情報(EPGから引用)


歴史秘話ヒストリア「最強交渉人、世界に挑む カミソリ大臣 陸奥宗光」[解][字]


カミソリのような頭脳で、不平等条約改正に挑んだ明治の外務大臣・陸奥宗光。龍馬に学び、美しき妻に支えられ、世界の強国と渡り合った最強交渉人。波乱万丈のドラマに迫る


詳細情報

番組内容

カミソリのような頭脳で、不平等条約改正に挑んだ明治の外務大臣・陸奥宗光。幕末のヒーロー・龍馬と出会い、型破りな交渉術を学んだ青春時代。だが、その運命は龍馬暗殺で急転し、ついには反乱の罪で投獄。危機を救ったのは、才色兼備の妻・亮子。外交の世界に飛び込んだ夫婦は、世界の強国と渡り合う。華やかな社交の裏で繰り広げられる情報戦。極限状態での駆け引きと緊迫のドラマ。不可能を可能にした最強交渉術の神髄に迫る!

出演者

【キャスター】渡邊佐和子




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歴史秘話ヒストリア「最強交渉人、世界に挑む カミソリ大臣 陸奥宗光
  1. 陸奥
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  3. 日本
  4. 世界
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  7. 海援隊
  8. 紀州藩
  9. 交渉
  10. 陸奥宗光
  11. 亮子
  12. 外務大臣
  13. 条約
  14. 政府
  15. 相手
  16. 明治
  17. 欧米
  18. 外交官
  19. イギリス人
  20. メキシコ


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6月28日 大阪で開かれる…

世界各国の首脳が 互いの国益を懸け

熾烈な駆け引きを繰り広げます。

今から 130年ほど前の明治日本。

外交の世界で 欧米諸国と渡り合った

「最強交渉人」がいました。

鋭い頭の切れ味から
付いた あだ名は…

世界に挑んだ男 陸奥宗光の物語です。

♬~

伝説の外務大臣 陸奥宗光。

日本外交で 最大の課題だった
不平等条約改正を成し遂げました。

しかし 若き日の陸奥は
ひ弱で 頭でっかちの優等生。

そんな陸奥に
交渉のイロハを たたき込んだのが

幕末のヒーロー
坂本龍馬でした。

力のないもんには…

ないもんなりの戦い方があるろう。

時に 体を張って
相手の懐に飛び込み

時に 意表をついて 優位に立つ。

龍馬の教えによって研ぎ澄まされた
カミソリ交渉術です。

明治維新を経て
外交官となった陸奥は

巨大プロジェクトを任されます。

不平等条約改正です。

世界と対峙する
過酷な日々を支えたのが

妻の亮子でした。

持ち前の
美貌と知性で

欧米人の心を
つかみ

夫を
見事にアシスト。

空前の難事業に挑んだ夫婦の
愛の奮闘記です。

順調に進んでいたはずの
条約改正交渉。

しかし…。

突然 相手国が態度を急変。

最大の危機に直面しました。

この時 陸奥は
一か八かの大勝負に出ます。

互いに尊敬できる関係を
築かなければならないのです!

演説に込められた

起死回生の秘策とは…。

カミソリ大臣・陸奥宗光。

歴史を変えた外交交渉に迫ります。

♬~

陸奥宗光は 今の和歌山県 紀州藩の
裕福な武士の家に生まれました。

陸奥が 9歳の時のこと。

父親が 藩の権力争いに巻き込まれ 敗北。

地位も富も失い
一家は追放されてしまいます。

身を寄せたのは
和歌山県北部の九度山でした。

この地で代々暮らす…

庄屋だった玉置家は
陸奥の世話をしたといいます。

当時の 苦しい暮らしぶりを伝えるものが
残されていました。

(玉置)陸奥宗光が うちにいる時に
使っていた茶碗と言われています。

どん底の青春時代。

はい上がるため励んだのが
勉学でした。

二十歳の時

幕府の軍艦奉行・勝 海舟が開いた
海軍塾に入塾。

そこに集まっていたのは
はみ出し者の脱藩浪士。

腕っぷしが強く 血気盛んな
若者たちでした。

寡黙で 優等生タイプの陸奥は

塾の雰囲気になじめず
孤立してしまいます。

(塾生)また お前は
勉強しちょるのか。

刀の稽古も ろくにせんと
お前は それでも武士か。

そこに 運命の出会いが訪れます。

これからの武士に必要なんは 頭じゃ!

(塾生)なんだと!?

(塾生)うぁっ!

おまんら… もう こんくらいに
しとかんかや。

陸奥の人生を変えた
幕末のヒーローです。

(龍馬)ん? 何じゃ 算術か。

これ 全部 解いてしもうたがかえ?

はい。

おまん やるのう。

龍馬は 陸奥の優れた頭脳や
理路整然と話す才能を

瞬時に見抜きました。

見込みがある

周囲と協調できなくても
将来 伸びる人材だと…

…というふうに想像しますね。

後に 「カミソリ」と評される陸奥の

底知れない可能性を
感じ取った龍馬。

世界に挑む
壮大な計画がありました。

わしは 世界を相手に
商いをしたいと思うちゅうがぜよ。

世界?

こじゃんと蒸気船を使うて
世界を相手に 商売をするがじゃ。

自分も お供させて下さい!

ハハハッ!

龍馬と陸奥が目指したのは
世界を股にかけた 貿易ビジネス。

その舞台となったのが 長崎でした。

ここで 日本初の商社と言われる
亀山社中

のちの 海援隊を設立します。

活動拠点となった建物が
当時のままの姿で 再現されています。

こちらがですね
亀山社中で 一番広い部屋ですね。

こういうふうな座敷になってます。

こちらに 柱がありますが

これに 龍馬が
いつも 寄りかかっていたので

まあ いつからともなく

「龍馬柱」というふうに
呼ばれています。

龍馬のもとに集まったのは

「世界進出」という
高い志を持った仲間たち。

ここで 陸奥は
龍馬の右腕として活躍しながら

交渉術を
学ぶことになります。

頭脳明晰ながら
世間の常識に疎かったという 陸奥。

龍馬先生の指導は
かなり手荒なものだったとか。

(龍馬)おう。
龍馬さん。

陸奥… 困ったことになっちゅうがじゃ。

困ったこと?
うん…。

金が ないがじゃ。

陸奥。
ちっくと こっちへ来てみいや。

おまんにしか できん話が
あるがじゃき。

一緒に来てくれ。

龍馬は ある日
陸奥を 長崎の町に連れ出します。

一体 どんな たくらみを
秘めていたのか。

ここじゃ。

一体 何を…。

(ふすまを開ける音)

(陸奥)うわ!

≪えらい男前やないの。

そこにいたのは 大浦 慶。
地元有数の大富豪でした。

この男に免じて
金の件 よしなに頼んだぜよ。

えっ 龍馬さん…。

活動資金を工面するため

龍馬は 若くハンサムな陸奥に
白羽の矢を立てたのです。

相手の懐に飛び込み
信頼を得ることが 第一歩。

陸奥は 交渉のイロハを
学んでいきました。

慶応3年。
亀山社中は 海援隊と名を変え

本格的な海運業に乗り出します。

意気揚々と船出した直後
大事件が発生します。

(衝突音)

海援隊の蒸気船「いろは丸」が
別の船と衝突事故を起こし

そのまま 沈没してしまったのです。

海の藻屑と消えた いろは丸。

近年の海底調査で

沈没現場からは さまざまな積み荷が
引き揚げられています。

これが 積み荷の一部です。

古伊万里の茶碗や絵皿。

そして 石炭。

大量の銃が積まれていたとも。

これらの積み荷の代金は

海援隊が
支払わなければなりませんでした。

更に 借り物の船だった

いろは丸の賠償金も莫大でした。

実に 3万5千両。

海援隊は 危機に直面します。

(隊士)どうしたらええんや…。

そんな金 どこにあるがじゃ。

この難局を切り抜けるには

事故の相手に 損害を弁償させる以外
手はありません。

しかし 相手が問題でした。

徳川御三家の
紀州藩だったのです。

どう あがいても無理や。
力の強いもんには勝てん。

陸奥 頭を使うがじゃ。

力のないもんには…

ないもんなりの戦い方があるろう。

紀州藩との賠償金交渉が
始まりました。

紀州藩は 長崎奉行所による裁定を
強力に進めようとします。

長崎奉行所は
徳川幕府の役所のため

紀州藩の優位は覆りません。

海援隊
絶体絶命のピンチ。

その時です。

まあ 待ちや。

これを裁けるがは…

万国公法だけですき。

龍馬が持ち出したのは

国際的な航海のルールを定めた
「万国公法」でした。

幕末の開国から間もない時期
初めて起こった 蒸気船同士の衝突事故。

今こそ 世界共通のルールにのっとって

解決すべしと主張したのです。

この予想外の提案に 紀州藩は大慌て。

国際法や航海のルールに
疎かったため

満足に 反論することすらできません。

こうして龍馬は

見事 紀州藩から
賠償金を受け取ることに成功します。

たとえ 強大な相手であっても
知恵を使えば 勝つことができる。

龍馬は 陸奥に
交渉の極意を示したのです。

それから半年後。

陸奥を どん底に たたき落とす事件が
起こります。

陸奥さん!
どうした。

龍馬さんが…。

龍馬さんが 斬られたがです!

なんじゃと!

うああっ!
あああっ!

死の8日前 龍馬は陸奥に
手紙を送っていました。

そこには 大海原の向こうに
見果てぬ夢を追い求めた

龍馬の思いが
つづられています。

師と仰いだ龍馬の暗殺事件。

それは 陸奥の人生に
大きな影を落とすことになります。

「歴史秘話ヒストリア」。
今夜も どうぞ おつきあい下さい。

今日の主人公は

「カミソリ」と呼ばれた
明治時代の外務大臣 陸奥宗光です。

若き日の陸奥は

海援隊の一員として
坂本龍馬と共に世界を目指し 奮闘。

海運業を より安全なビジネスとして
発展させるため

陸奥は 取って置きのアイデアを
温めていました。

こちらが
そのアイデアをまとめた意見書です。

海運業には付きものの…

それに備えるのが
「引負所」という仕組みでした。

まず 船主みんなで資金を出し合い 貯蓄。

事故があった場合
そのお金を使い

積み荷の賠償を行います。

こうして海運業者は
経営危機を回避できるのです。

欧米の制度を参考にした
このアイデアは

今の海上保険の原点とも
言えるものでした。

誰よりも先駆けて

世界レベルのビジネスを意識していた
陸奥。

しかし 敬愛する龍馬が暗殺され
運命の歯車が 大きく狂い始めます。

文字がつづられた着物。

これは 囚人服。

牢獄に入れられた陸奥が
着ていたものです。

「涙」や「恨」。

悲しみと後悔の念が
びっしりと書き連ねられています。

陸奥が犯した とんでもない過ち。

どん底からの復活劇です。

龍馬の死を知らされた陸奥は
すぐ 海援隊の仲間を集めました。

企てたのは…

陸奥は いろは丸事件で
龍馬に してやられた紀州藩が

暗殺の黒幕だと
主張します。

確かな証拠もなく

無謀な企てだと
いさめる声もあがりますが

陸奥は 耳を貸そうと
しませんでした。

陸奥 お前
刀なんぞ握ったことないやろ。

(陸奥)そんなもん関係あるか!

この手で 龍馬さんの敵を討つんじゃ…。

しかし…。

かかれ~!

待ち受けていたのは 剣の達人

新選組の隊士たちでした。

計画をつかんだ紀州藩は
新選組に 護衛を依頼。

この事件を境に
海援隊は ちりぢりに。

陸奥は 龍馬だけでなく
海援隊まで失うことになったのです。

時代が明治になっても
陸奥は もがき続けます。

新政府に入り 外交官として
世界に羽ばたく夢を膨らませます。

うん 問題なさそうだ。
これで進めてくれ。

しかし 政府を牛耳っていたのは

薩摩や長州の出身者たち。

陸奥が表舞台に出る道は

閉ざされていたのです。

[ 心の声 ] 今の政府のままでは…。
これで 日本を変えてやる。

ここで陸奥は
無謀な賭けに 打って出ます。

なんと 政府の転覆を企て
ひそかに 仲間と連絡を取っていました。

折しも 政府に不満を持つ不平士族が
全国で蜂起。

西郷隆盛が起こした西南戦争も
その一つです。

陸奥は こうした勢力と手を結び

武力で 政府を打倒しようと
もくろんでいました。

しかし…。

ありえないミスから
陸奥の企ては露見します。

政府の電信網を使って
仲間と連絡したため

簡単に 足が
ついてしまったのです。

そういう癖というのは

最後まで あったというふうには
思いますけれども。

陸奥に言い渡されたのは…

牢獄の中で 身にまとっていたのが
あの囚人服です。

びっしりと書かれているのは
悲しみと後悔の念。

獄中の生活で
陸奥は これまでの自分を顧みます。

自らの殻を破り
世界と渡り合うためには

確固たる知識を
身につけなければならない。

陸奥は 新たな決意を固めます。

牢獄に 大量の専門書を取り寄せ

欧米の政治制度や法律などを
一心不乱に学びます。

鍛え抜いた語学力は

イギリスの法律書を
丸ごと翻訳するレベルに。

後に カミソリと称される鋭い頭脳は
獄中で磨かれたのです。

逮捕から 4年7か月後。

(錠が開く音)

突如 陸奥に恩赦が下りました。

その裏にあったのが
明治政府の重鎮 伊藤博文の口添えです。

実力のある陸奥を
政府に招き入れようとしたのです。

出獄後 陸奥は
伊藤の援助で 欧米留学に出発。

およそ2年かけて
アメリカから ヨーロッパ各地を訪問。

国際法や 議会運営のノウハウを
身につけていきます。

(ノック)
(陸奥)失礼いたします。

帰国後 伊藤から陸奥に
新たな使命が課せられます。

陸奥 すまんが
アメリカへ行ってくれんか。

君に条約改正を任せたい。

条約改正…。

幕末 徳川幕府は
欧米諸国の力に押され

不平等条約を結ばされていました。

この条約は 明治になっても
次々と問題を引き起こします。

明治19年 和歌山沖で
嵐に遭遇した イギリスの客船が沈没。

イギリス人の乗客や乗組員は
全員 避難しましたが

日本人の乗客は
船に置き去りになり

25人全員が
犠牲となります。

裁判で イギリス人の船長を裁いたのは
日本人ではなく イギリス人。

…ことが 取り決められていたためです。

判決は 禁固3か月という甘いもの。

こうした事態を受け

不平等条約改正の機運が
高まっていたのです。

日本外交の威信を懸けた
プロジェクト。

陸奥は アメリカに向かいます。

大国アメリカを どう動かすか。

陸奥には 強力な味方がいました。

Good evening
Mr.Romero,  Mr.Stevenson.

妻の亮子です。

その美貌は
アメリカの社交界でも

注目を
集めるほどでした。

亮子の武器は 外見の美しさだけでは
ありませんでした。

Oh,  Genji.
Genji.

優れた語学力と教養で

日本の魅力を
アピールしたのです。

これは 亮子が取り上げられた
アメリカの新聞記事。

アメリカ人から 一目置かれ

「ワシントン社交界の華」と
たたえられた亮子。

もともとは 花街で人気を集めた
芸者でした。

結婚後 陸奥の力になりたいと猛勉強。

夫を支える
頼もしいパートナーとなったのです。

必ずしも…

2人の たゆまぬ努力は
ついに実を結びます。

陸奥夫婦に好意を持った
メキシコの大使が

新たな条約の締結に
前向きな姿勢を示していたのです。

メキシコは アメリカの隣国。

もし 対等な条約を
結ぶことができれば

アメリカを刺激する
格好の材料になります。

陸奥は この絶好の機会を
逃しませんでした。

Thank you so much.

こうして 日本とメキシコは
修好通商条約を結びます。

日本が外国と
初めて交わした

対等な条約です。

次のねらいは
いよいよ アメリカです。

陸奥が 条約改正に
乗り出そうとしたやさき…。

とんでもない事件が起こります。

(ノック)
失礼します。

日本から
至急の電文が届いております。

条約改正の推進派だった
外務大臣・大隈重信が 爆弾テロに遭遇。

重傷を負い
外務大臣を辞任しました。

妻の支えで
ようやく 突破口を開いた陸奥。

しかし 突然のテロで情勢は一変。

アメリカとの交渉は
中断を余儀なくされ

全てが 振り出しに
戻ってしまったのです。

不平等条約の改正に
夫婦で挑んだ 陸奥宗光と亮子。

2人の「愛の記録」が
今に残されています。

それは 陸奥が亮子に送った手紙。

なんと 90通余り。

その中には 監獄の中で書いた
手紙もあります。

監獄につながれた自分より

一人 残された亮子を気遣う優しさ。

手紙には こんなロマンチックな言葉も
出てきます。

離れていても
2人は いつも一緒。

通い合う深い愛情が
伝わってきますね。

さて 一度は挫折した
不平等条約の改正ですが

陸奥に 起死回生のチャンスが訪れます。

カミソリ交渉人は

日本の命運を懸けた この難事業に
どう 立ち向かったのでしょうか。

(汽笛)

アメリカから日本に帰国した
2年後の 明治25年。

陸奥は 外務大臣に就任します。

抜擢したのは
総理大臣の伊藤博文でした。

信頼する陸奥に もう一度
不平等条約改正を託そうとしたのです。

しかし その道のりは険しく
歴代の外務大臣は ことごとく失敗。

華やかな社交場や舞踏会で
ヨーロッパ流をアピールするも

「猿まね」と あざけられる始末。

国内外から 総スカンを食らいます。

そして 外務大臣を襲った爆弾テロ事件。

背景にあったのは…

目の前に立ち塞がる最大の課題は
国内の反発である。

そのことを悟った陸奥は
大胆な手段に打ってでます。

マスメディアを使った
情報操作です。

新聞の一面に

「外国との妥協は 一切行わない。

対等な条約を目指す」という記事を掲載。

メキシコと結んだ条約を

これまでの成果として
挙げました。

実績のある陸奥なら

国民が望む
対等な条約を結ぶことができる。

そう 猛然とアピールしたのです。

このように言うことで

あれが足りない
これが足りないというような…

明治26年 陸奥は ついに
条約改正交渉に乗り出します。

大臣の職務で
日本を離れられない自分に代わり

腕利きの外交官を派遣。

最初の交渉相手は
ヨーロッパの強国 イギリスです。

歴史に残る 緊迫の外交交渉。
第1ラウンドが幕を開けます。

(ゴング)

先制パンチを繰り出したのは
日本でした。

この案であれば

あなたの国民も 女王陛下も
きっと満足して頂けるかと。

百戦錬磨の外交官から
好意的な反応を引き出した日本側。

その裏には…

日英の条約改正交渉で
解決すべき課題は 2つ。

領事裁判権の撤廃と

関税自主権の回復です。

そのうち
陸奥が優先したのは 領事裁判権。

罪を犯した外国人を
日本人裁判官が裁けるようになります。

一方 貿易国であるイギリスが
こだわっていた

関税を自主的に決める
権利については 棚上げを決定。

ねらいを 領事裁判権一本に絞ることで…

交渉の第2ラウンド。

全てが 陸奥の思惑どおりに進むと
思われた中

予想もしていなかった事態が起こります。

(ゴング)

なんですと!?

突然 態度を硬化してしまったイギリス。

きっかけは 交渉のさなか
日本で起きた事件でした。

欧米に反感を募らせた暴徒が

イギリス人の宣教師夫婦を襲撃。

2人が助けを求めた警察官は
見て見ぬふりを決め込みます。

こんな国に裁判権を与えたら
とんでもないことになる。

日本への反感が高まり

交渉は
暗礁に乗り上げてしまったのです。

イギリスにいる
日本の代表団からは

陸奥のもとに
SOSの電報が送られてきました。

「事態が急変しております。

早急に打開策を講じて

イギリスを納得させる必要があります」。

どうすれば イギリスの信頼を
取り戻すことができるのか。

交渉の最終ラウンド。

陸奥が 起死回生の一手を放ちます。

向かったのは イギリスではなく
日本の国会でした。

諸君 お聞きなさい。

日本は 世界に通用する国家に
ならなくてはいけない。

外国人を受け入れる必要があると
訴えたのです。

一見 日本国民に向けたかのような
この演説。

本当のねらいは
国際的な世論を動かすことでした。

当時 日本で始まったばかりの議会制度。

その動向に 欧米のメディアは注目し
記者を送り込んでいました。

欧米の新聞は
陸奥の演説を大きく取り上げます。

つまり それだけ 議会で
自分自身が発言するということは

目の前の議会に対してとか…

陸奥の演説の効果は 抜群。

イギリスを
再び 交渉の席に戻すことに成功します。

(ノック)

ロンドンの青木公使より
電文が。
来たか。

領事裁判権の撤廃を定めた…

最強の交渉人 陸奥宗光。

幕末以来 誰も成し遂げられなかった
悲願を達成した瞬間でした。

♬~

今年 設立から
150年の節目を迎える外務省。

中庭には
歴代の外務大臣で ただ一人

陸奥の銅像が建てられています。

空前の難事業だった 不平等条約の改正。

その志は 次世代の外交官たちに
受け継がれました。

日本は アメリカと新たな条約を締結。

関税自主権の回復を成し遂げました。

陸奥は 外交をテーマとした
雑誌を発行します。

その名も…

国民に 外交の知識を広める
啓発活動に力を入れます。

明治29年。

政界を引退した陸奥は
神奈川県 大磯にある別荘に移ります。

その傍らには

陸奥を 生涯 支え続けた
妻の亮子がいました。

ようやく訪れた 夫婦水入らずの時間。

その僅か1年後
陸奥は 54歳で この世を去ります。

最強の交渉術で
政治や外交の世界に飛び込み

危機を乗り越えてきた 陸奥。

彼が言い続けた言葉があります。

カミソリ大臣・陸奥宗光。

その鋭く 深いメッセージには

激動の世界を生き抜く英知が
込められています。


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