あしたも晴れ!人生レシピ「負けても前を向いて!~加藤一二三(79)~」最多敗の歴代一位の記録を持つ加藤さん…


出典:『あしたも晴れ!人生レシピ「負けても前を向いて!~加藤一二三(79)~」』の番組情報(EPGから引用)


あしたも晴れ!人生レシピ「負けても前を向いて!~加藤一二三(79)~」[解][字]


“ひふみん”こと、棋士の加藤一二三さん(79)は2年前に引退した後も、精力的な毎日を送っている。最多敗の歴代一位の記録を持つ加藤さんに、負けから学ぶ人生論を聞く


詳細情報

番組内容

棋士の加藤一二三さん(79)は、天才中学生棋士として14歳でデビューしてから、62年間、第一線で活躍し続けてきた。その中で身につけた“負け”の美学とは?スランプのときに出会ったのがキリスト教。信仰講座や結婚講座の講師など、教会の活動にも力を注ぐ。客員教授として、また、子どもたちに将棋の魅力を教えて過ごす、第二の人生。人生を豊かにするために何が必要か、スタジオで熱く語る。

出演者

【ゲスト】棋士…加藤一二三,【司会】賀来千香子,小澤康喬,【語り】堀内賢雄



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あしたも晴れ!人生レシピ「負けても前を向いて!~加藤一二三(79)
  1. 将棋
  2. 加藤
  3. 人生
  4. キリスト教
  5. 意味
  6. 引退
  7. 自分
  8. 対局
  9. 本当
  10. 名人
  11. 研究
  12. ネクタイ
  13. 家族
  14. 活動
  15. A級
  16. 感動
  17. 記録
  18. 結婚生活
  19. 時間
  20. 週間


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2年前 将棋の第一線から退いた
棋士の加藤一二三さん。

今 話題の藤井聡太さんとの対局の場面

当時 76歳と14歳の戦いとして
注目を集めました。

対局中 よく食べるのは好物のチーズ。

そうした ふるまいや
ユニークなキャラクターで大人気でした。

加藤さんは 14歳でプロデビュー。

「神武以来の天才」と呼ばれるほどの実力で
瞬く間に昇級。

そのスピードは史上最速。
今も破られていません。

悲願だった名人のタイトルも
獲得しました。

加藤さんは さまざまな記録を
打ちたててきたレジェンド。

現役勤続年数 62年という年数は歴代1位。

勝った対局数は1, 324 歴代3位。

しかし負けの数も多く
1, 180で歴代1位でした。

棋士人生において
知られざる苦悩や挫折もありました。

それを支えたのは 30歳の時に出会った
キリスト教の信仰でした。

そして いつも見守ってくれた家族の存在。

妻の紀代さんは 対局の前には
いつも ビーフステーキを作り

夫を支えてきました。

引退会見では 熱い思いを語りました。

今 若い世代に将棋の魅力を伝える活動に
力を注いでいます。

引退しても 将棋への情熱は
衰えることはありません。

第2の人生を生き生きと過ごす加藤さん。
その秘けつは 何なのでしょうか。

負けても前を向く。
将棋で培われた人生論をお伝えします。

♬~

「あしたも晴れ!人生レシピ」。

今回は現在 79歳の棋士
加藤一二三さんの登場です。

賀来さんは どんなイメージを
持ってらっしゃいますか?

もう数々の大偉業を
成し遂げていらっしゃる

将棋界のレジェンドでいらっしゃると
同時にですね

最近では「ひふみん」の愛称で 私たちに
親近感を持たせて下さってるので

本当に今日は楽しみです。
それでは ご紹介しましょう。

加藤一二三さんです。
よろしくお願いします。

よろしくお願いします。

将棋の公式戦から引退されたあともね
本当に お忙しくていらっしゃいますよね。

はっきり言って 忙しいのは現在です。
引退してからの方が忙しい。

例えば テレビの出演とか
それから将棋を教えることとか

将棋の本を書いたり
時々は講演に行ったりですね。

それから いろいろとあります。

活躍の場が どんどん広がってらっしゃる
というね 加藤さんですけれども。

加藤さんの 将棋で築かれた
人生観ってのは

このあと たっぷりと伺っていきたいと
思います。

まずは さまざまな記録を生みました
その将棋人生を振り返りましょう。

1940年 福岡県生まれの加藤一二三さん。

14歳7か月で プロ棋士デビュー。

これは62年間 破られていない大記録です。

その才能は当時の将棋界で 天才棋士と
呼ばれた升田幸三さんから

こう評されるほどでした。

プロ棋士の世界は 成績によって

A級からC級に分けられる
ピラミッド構造になっています。

A級に入ることができるのは
プロの中でも 10名のみ。

ここで トップの成績を収めることで
頂点の名人に挑戦することができます。

加藤さんは そのA級に 18歳3か月の
若さで入るという快挙を成し遂げます。

「神武以来の天才」といわれ
この記録は いまだ破られていません。

戦い方は
いつも強気に攻めるスタイルでした。

「棒銀」といわれる
銀を使って攻める作戦が得意技。

「棒銀の加藤」と呼ばれ 研究されやすい
作戦でありながら 負けませんでした。

わかってくるんだけれども…

私は どっちかというと…

ところが強気で勝ち続けてきた加藤さんに
試練が訪れます。

20歳で名人に挑戦するも敗北。

その後は低空飛行を続け
B級に落ちる年もありました。

将棋の観戦記に「加藤の将棋はつまらない」
と書かれるほどになったのです。

私のことを はっきり言って…

「つまらない」って書かれた。

私は行き詰まった。

そんな時 出会ったのが
キリスト教でした。

将棋の世界で大事なのは「確かな手」。

人生においても 確かなものが
あるのかもしれない

…と模索するようになったのです。

聖書に出てくる言葉に
加藤さんは勇気づけられていきます。

そして 42歳の時 念願の
「名人」のタイトルに挑みます。

最初の挑戦から22年。

相手は 20連敗したこともある
中原 誠さん。

しかも名人の座を9年間
守り抜いています。

多くの人が 加藤さんの負けを
予想していました。

始まってみれば互角の戦い。

最終決戦の対局は およそ20時間にわたる
激戦でした。

そして劣勢だった加藤さんが
起死回生の手を打ち 逆転勝利を遂げます。

しかし 名人になったとはいえ
将棋の世界は 厳しい勝負の連続。

加藤さんは一手を考え出すのに
7時間を費やすこともありました。

20秒 1 2 3。

持ち時間がなくなると
1分以内に指さなくてはならず

精神面での強さも求められました。

心を落ち着かせるため
加藤さんは対局中

休憩時間に教会で
ミサにあずかることもありました。

私たちを誘惑に陥らせず
悪から お救い下さい。

長い時では3時間
祈ることもあったという加藤さん。

祈ることには
どんな効果があったのでしょうか。

「勝たせて下さい」って祈りますと…

家族も加藤さんを支えてきました。

妻・紀代さんが やっていたこと。

それは対局の前日の夕食に作る
ビーフステーキ。

勝ち負けにかかわらず
いつも同じ態度で接していました。

家族と信仰を支えに 70歳を超えても
第一線で戦い続けた加藤さん。

名人という頂点から陥落 さらに
A級からB級に落ちることもありました。

それでも再びA級へ上がることを
何度も成し遂げました。

対局を重ねる中で 負けの数は
1, 000を超えていきました。

しかし そんな中で「負けの美学」を
身につけていったのです。

最多勝利の記録を持つ羽生善治さんは

加藤さんの最多敗という記録について
こう感じています。

2016年 世代交代を象徴する
大局を迎えます。

天才中学生棋士と呼ばれてから60年

同じく天才中学生棋士の
藤井聡太四段と対局。

破竹の29連勝の最初の相手となりました。

対局中に チーズを食べるなど
いつもどおりの加藤さん。

しかし藤井四段の
ただならぬ素質を感じたといいます。

バトンは受け渡されました。

その半年後 公式戦の場から引退。

そこには 棋士として生きてきた誇りが
にじみ出ていました。

すばらしいですね。

何か 本当に一つのものを
将棋を愛してらっしゃって

もちろん本当に大好きでいらっしゃる
その熱量が

本当に大きなお体から
こう にじみ出て

何か 勝負を超えた
何か すごいオーラというか。

勝負と言いながら 勝ち負けでない
深みというものを感じますよね。

あの引退会見で「心安んじて悔いなし」と。

もう すごい名言で
感動したんですけれども。

あのね 引退がかかった対局ですね。
はい。

初めて 試合の前に研究しますけども。
初めて2週間。

2週間 没頭して
研究に研究を重ねたんです。

2週間も研究して それで負けたのですよ。
そうすると 心の中で神様に申しました。

2週間も研究して負けたんですから
もう これで引退という状況は

静かに受け入れますというふうに
神様に心の中で申しました。

引退というのが決まって
家に帰ってきたらですね

妻が「お疲れさま」といって ネクタイを
プレゼントしてくれたんですね。

ネクタイを渡された そのネクタイ
というのは 奥様どんな意味を込めた?

素朴に「お疲れさま」といって

長年の現役の生活に対して慰めてくれたと
思ってたんですけども

あとで妻から1週間ぐらい後に
聞きますとですね

妻は その日 負けて帰ってくるんでは
なくて 勝って帰ってきて

勝って帰ってきた時に
ネクタイをプレゼントして

このネクタイをつけてですね これからも
度々 勝ってほしいという願いを込めて

ネクタイを用意してたと言ってます。

なかなか妻もね 楽観的なんですよね。

妻に深く感謝してるところなんですね。

すばらしいご家族なのがね
分かりましたよね。

VTRのお話の中でですね

「熱心に戦って負けたのであれば
人生そういうこともあるでしょう」

というふうに おっしゃっていました。
この「負け」というのを加藤さんは

どういうふうに
捉えてらっしゃるんですか?

僕も実際 言われたことが
あるんだけども

さすがに 1, 108回 負けたけども
それは負けすぎだろうという人もいて

それは それで100% そうだと思います。

頑張って負けたんですから
…という感じで

そんなに何だろう…
自分としては 恥ずかしいこと

負ける 負けたこと自体が恥ずかしいと
思ったことは1回もありません。

実を言うと 僕の経験から言ったら

負けた直後というのは
ある意味 チャンスなんですよね。

だから負けそのものが
完全に負けそのものが

どんな場合の負けにしても
ゼロじゃないと 私は思ってます。

負けの中には やっぱり
いろんな評価していいことがある。

負けてこそ 何か つかめるものがある
ということなんですか?

それは やっぱりね 負けても負けても
いつも変わらずですね

元気いっぱい挑戦していく姿というのは

それ ある意味
ものすごく評価できますよね。

その時は どんなような
お気持ちなんですか?

私 基本的にはですね 人が とにかく皆
頑張って努力するのは尊いですよ。

イエス様が おっしゃった中で
いろいろあるんだけど

一つは どんな時も人は やっぱり
喜んで生きていきましょう。

喜んで明るく生きていきましょうという
メッセージがあるんですよね。

私は いつも将棋の戦いの時は ほとんど
いつも喜んで指してました。

私 今まで将棋いっぱい
指してきたけども

指す時は必ず 明るい気持ちで指すことを
心がけていましたね。

信仰と家族が支えだったという加藤さん
今 こんな活動もしています。

加藤さんは教会での活動に
積極的に参加しています。

キリスト教を知ってもらうための
入門講座では 案内係を務めています。

キリスト教の教えは 日常生活を送る上で
ヒントになっているといいます。

人生の節目節目で 大切なことを
教えられてきたという聖書。

今も学び続ける日々です。

そして こんな活動も。

これから結婚するという
若いカップルに向けての結婚講座。

加藤さんは 30年前から
この講座で講師を務めているのです。

聖書で結婚について書かれている箇所を
学び その意味をひもといていきます。

非常に これは難しい
また ポイントではありますよね。

加藤さんも 60年間の結婚生活の体験から
具体的なアドバイスを送ります。

さらに感情的な議論を避けることが
大切だと伝えました。

若いカップルを見守り
その幸せに貢献することは

加藤さんの活力にもなっています。

活動が幅広いですよね。
そうですね。

でも やっぱり お互いを思いやって
というね 結婚の…っていうか。

何か でも
将棋でも何か 加藤さんのやっぱり

相手に対しての本当に リスペクトやら
尊重するというのが

何か かいま見れるような気が
するんですけれども。

キリスト教というのは とても結婚生活を
大事にするんですね。

いろいろとね 大切なことは教えて
話していくんですけども。

加藤さんからして 夫婦 そして家族が
支え合うために大事なことって

何だと思われますか?

一つは 私が好きなのは やっぱり気持ちを
何はともあれ 気持ちを一つにする。

それと やっぱり お互いが尊敬すること。

いい加減な 投げやりな仕事は
控えましょう。

やっぱり やる以上は気持ちを込めて。

特に妻の結婚生活といえば
例えば買い物に行って 料理を作って

お洗濯をして 掃除をして

どちらかというと
繰り返しが多いんですよ。

でも繰り返しが多い中に 心を込めて
誠意を持って なんとか やっぱり熱心に

やっぱり 事に当たりましょう
ということを勧めるし

私たち夫婦も
それは目指してきてるところです。

妻が結婚講座で言ってたのが 例えば
洗濯物ね 洗濯物を一つ干すにしても

日の当たるところに洗濯物を干してですね
洗濯物が きれいに乾くことなんか

やっぱり うれしいと言ってますからね。

ある意味 ささやかなね 喜びというものを
結婚生活の中で やっぱり感じてるとね

結婚生活も割合 比較的 楽に送れるかな
という感じではいます。

ちょっと お考えと
違うかもしれませんけど

忍耐も必要ですか?
それはね つまりね 忍耐はね

つまりキリスト教では 忍耐が最高の徳と
言われてます。

忍耐というのはですね 一口で言うと

どんな状況になっても 自分の
すべきことをするというのが忍耐。

これができたらね 人間ね 立派ですよね。

ここまで伺ってきますと 人生の途中で
出てきた 何かの結果ですとか

あるいは その出来事の価値というのを
ご自身の主観で判断してるんではなくて

何か 神の視点といいますか どこか こう
客観的に捉えてらっしゃる

というふうに感じるんですけれども。

将棋が スランプの時に キリスト教に
出会われたということですけれども

その後の人生にも生きてますか?

そうですね。 以来ですね 生きてますよ。

たとえ目前で こんなことがあって

成功しなかったというようなことが
あったとしても 後にですね

不成功だったことは 神から見れば
もう先の先 分かっていらっしゃるから

神からすれば あなたが願ってたことが
失敗に終わったのは

それが良かったんだよ
というふうなことがある

というふうな
受け止め方ができるんですよね。

神様は当然ながら
人が やっぱり不幸だったり

重荷を負っていること 全部
百も承知でいらっしゃるから

どんな時でもですね
そういった どんな時でもですね

たくましく希望を持って
生き抜くということが

聖書には教えられてると思うんです。

自分は どうして不幸なのと思う時も
神に信頼してる。

人のことが信じれないという時もですね
神 信頼してる。

そういうふうなのを割合
ふだん思ってますと 結構これ

楽に人生 歩んでいけるというふうに
思います。

そんな加藤さんなんですけれども
引退から2年です。

今 将棋を広めるための活動も
力を注いでいらっしゃいます。

全国各地で開かれる将棋のイベントに
引っ張りだこの加藤さん。

子どもたちには 実際に将棋盤を挟んでの
指導も行っています。

この日 加藤さんが向かったのは
仙台の大学。

2年前 客員教授に就任しました。

長きにわたり 将棋界の第一線で
活躍してきたノウハウを

若い世代に伝えてほしいと
要請されました。

将棋 そして キリスト教から学んだ
人生論を学生に語ります。

負けについての考え方も 熱く語りました。

いいと思うことはですね…

加藤さんの熱意 学生の皆さんには
どう伝わったのでしょうか?

将棋の普及にも力を注いでいます。

将棋の魅力を より知ってもらおうと

女性や子どもなど 初心者向けの講座で
講師を務めています。

打つ手を自ら教えるのではなく 受講生に
考えてもらうことを心がけています。

はい じゃあ 君 ちょっと答えて下さい。

はい 正解です。

自ら受講生1人1人と対局し
実戦を通した指導も行います。

相手が悩む局面を作り出しながら
ヒントを与えていきます。

例えば こうやって これも狙いです。
これも いい手。

こうやって こう跳ねるのも
いい狙いです。

普通 ここで考えるのは…。

ちょっと考えといて下さいね。

相手が いい手を指してきた時は
その才能を伸ばすよう褒めます。

そうそうそう…。

(取材者)楽しい?
楽しいし面白い。

(取材者)それは先生に教わったから?

将棋は 加藤さんの人生そのもの。

それを伝えることは 第2の人生の
生きがいとなっています。

何か 本当に魂を打ち込んでらっしゃる
将棋を通じて 何か

勝ちにも意味もあるんでしょうけど
全てに何か 意味もあり 学びもあって。

とかく 子どもを成長させる時に
なるべく

成功体験を積ませようというようなことを
考えてしまいがちですけれども

そうじゃなくて加藤さんは 負けることも
当たり前だっていうふうなことを

おっしゃっていましたけれども。
そうなんですよね。

将棋から子どもたちが何を
くみ取れるということなんでしょうか?

そうですよね。 確かに そうそう
教え方 二とおりあるよね。

つまり将棋を指す子どもに
皆さんたちは「勝つ経験をしましょう。

勝ったら楽しいから もっと勉強しようと
思って さらに進んでいきますから」。

私は違う。

将棋というものは 非常にね
いい手があります。

いい手があるので いい手を指す喜びが
あるから 私は将棋というものが

いい手があるから それが面白くて
楽しいから励んでいきましょうという。

僕は将棋というものが 勝つことが非常に
勝つことが うれしいというのは

あんまり評価しないの。 だから将棋は
勝つことが最大の喜びという感覚は

ある意味 どっちかというと
ちょっと危険ですからね。

どうしてですか?

だって ちょっと広い話になってくると
人生って勝つことが全てという考え方は

かなり どっちかというと未熟ですからね。

だから人生というのは思わぬ
自分にとっては何か

思わぬ展開になったとしても
この世の中 幸せを目指して

頑張っていこうというのが
いいと思うのね。

加藤さんみたいな方が じかに
お子さんに教えられるって

そういう機会って 子どもたちにとっては
すごい大きな 本当にチャンスだったり

夢のような体験だと思うんですけど。
まったくね。

加藤さんにとって将棋の魅力というのは
ひと言でいうと…。

やっぱり将棋というものの
一つの魅力はですね

やっぱり いわゆる美しい手順とか
美しい指し方とかあって

将棋そのものの中は
とても美しい戦いの世界です。

そこで 100年 何年たっても 例えば
バッハとか モーツァルトの音楽が

200年 300年たっても 色あせないと
同じように 私の指した将棋はですね

将棋の分かる人にはですね
感動を呼ぶものであって。

色あせないんですね。

例えば うれしいことにですね
私の将棋ね

結構 多くの後輩の天才たちがね
よく研究してくれると言っております。

一番 僕がうれしかったのは 森内さんが

森内さんとは 永世名人になった名人
達人ですね。

名人戦の歴史の中で 最高に感動したのが
中原さんと私の決戦。

つまり それで感動したと
言ってるわけですよね。

手応えのあることが
どの仕事にもあると思うので

自分が感じられると それは それで
成功といっていいんじゃないでしょうか。

最後に 79歳になる加藤さんの人生訓を
書いて頂きました。

それでは加藤さん 見せて下さい。

これは旧約聖書にある言葉
なんですけどもね。

私の好きな言葉で
なかなか 実るというのは

何か 達成したことがあるとか

何か 生きがいがある
ということなんでしょうね。

高齢の方々も これから人生 長い時代
ですけども

100年時代といってますけどもね。

100年時代だといっても できたらですね
やっぱり自分の人生

どうして生まれてきたのか
自分の人生 何だったのか。

これから先 自分の人生に
やることが 何をすればいいか。

70歳 80歳になっても喜んで生きていく
ということで。

じゃあ何で どうして具体的に
喜んで生きていけるのか。

「白髪になっても実ることができるのか」
ということを私も含めてですね

我々 高齢の人たちは
ちょっと やっぱり

何か 思索を深めていってほしいなと
思ってるところです。

ですから これから先ですね
なんとかですね

何か達成すべきことが あるような人生を
歩んでいきたいと思ってるんですね。

今ですね
「これから先」とおっしゃいましたが

この先 ご自身 どう実っていきたいな
ということを

想像していらっしゃいますか?

私もね 今まで戦った中で
自ら感動したことが度々あります。

夢は できたら時間があったら
私の指した将棋というものを

本に書いて残しておきたいと思います。

はっきり言って することは
はっきり言って 山とあるんです。

もう尽きぬ この将棋への情熱。

そして この将棋を広く伝えていこう
という愛情も感じますよね。

加藤さん どうもありがとうございました。
どうも。 はい どうも。


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