NHKスペシャル「“ふたり”ならもっと強くなれる~「絆」で目指す世界の頂点~」視覚障害者ランナーと伴走者の究極…


出典:『NHKスペシャル「“ふたり”ならもっと強くなれる~「絆」で目指す世界の頂点~」』の番組情報(EPGから引用)


NHKスペシャル「“ふたり”ならもっと強くなれる~「絆」で目指す世界の頂点~」[字]


あなたは想像できますか?真っ暗闇の中、100mを10秒台で疾走する世界、そして42.195kmを3時間も走り続ける世界。視覚障害者ランナーと伴走者の究極の絆物語


詳細情報

番組内容

視覚障害のある選手と伴走者をつなぐのは、長さ10cmほどのロープ、その名も「絆」。暗闇の中を走る命綱であり、究極の信頼関係が必要だと言われている。番組では、100mで驚異的なシンクロを成し遂げるアメリカペア、そしてマラソンで心と心をつなぎ合う日本ペア、日米2組の世界記録保持者に密着。東京パラリンピック1年前、一人では届かない世界に、二人でたどり着こうと格闘する姿に、ドキュメンタリーと最新科学で迫る

出演者

【語り】山里亮太,山崎静代


『NHKスペシャル「“ふたり”ならもっと強くなれる~「絆」で目指す世界の頂点~」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

NHKスペシャル「“ふたり”ならもっと強くなれる~「絆」で目指す世界の頂点
  1. 道下選手
  2. ジェローム
  3. 伴走者
  4. シンクロ
  5. スピード
  6. デイビッド選手
  7. 青山
  8. ロープ
  9. 選手
  10. 必要
  11. 記録
  12. 志田
  13. 自分
  14. 世界記録
  15. 日本
  16. スタート
  17. レース
  18. 場所
  19. 世界
  20. 世界選手権


『NHKスペシャル「“ふたり”ならもっと強くなれる~「絆」で目指す世界の頂点~」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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あなたは 想像できますか?

レディー ゴー! プッシュ プッシュ…。

真っ暗闇を駆け抜けるスピードは
驚異の10秒台。

世界最速の視覚障害者ランナー
デイビッド・ブラウン選手です。

視力を失いながら

なぜトップスピードで
走ることができるのでしょうか。

それを可能にするのが
隣に寄り添う一人の男。

伴走者です。

まるで 1人で走っているかのように
見事にシンクロする2人の走り。

今回 その秘密に
最新の映像解析で迫りました。

2人をつなぐ10cmほどのロープで

瞬く間に互いの動きを一致させる
驚きの技。

究極の二人三脚で目指すのは

東京でのパラリンピック連覇と
前人未到の記録です。

そして…。

こちら 日本にも

マラソンで2時間台の世界記録を持つ
最強のペアがいます。

1人では届かない場所も
2人なら たどりつけるはず。

そう信じている 選手と伴走者です。

目が ほとんど見えない道下美里選手。

そして その走りを支える
青山由佳さんです。

日本では「絆」と呼ばれる
このロープ。

安全確保や ガイドにとどまらない
互いの信頼の証しです。

頑張ったね。

支え 支えられる関係を超えて
共に成長を重ねます。

東京パラリンピックまで
今日で あと1年。

ふたりなら もっと強くなれる。

「絆」で世界の頂点を目指す。

アスリートたちの物語です。

3年前 パラリンピックの歴史が
塗り替えられました。

リオデジャネイロ大会 陸上男子100m。
視覚障害が最も重いクラス。

アイマスクをつけた 暗闇の中。

史上初めて 10秒台の記録が
打ち立てられました。

世界最速のパラアスリート
デイビッド・ブラウン選手 26歳です。

6歳の時 病気で左目を失明。

右目も ほとんど見えず
日常生活には つえが手放せません。

人間は 情報のおよそ9割を
視覚から得ているといわれています。

残された感覚だけで
陸上競技に挑むことは

想像を超える困難を伴います。

かつてはレース中に 何度も転倒を経験。

暗闇の中を 全力で走ることには

常に恐怖や不安が
つきまとってきたといいます。

デイビッド選手の恐怖を
取り除いてくれる存在がいます。

隣を走る伴走者
ジェローム・エイバリーさんです。

2人が握るのは 長さ10cmほどのロープ。

もともと 選手が
まっすぐ走ることができるように

ガイドするためのものです。

しかし…。

2人の動きは まるで

1人で走っているかのように
見事に一致しています。

2人が1人になるという 究極のシンクロ。

その秘密を
科学的に分析することにしました。

グッドモーニング!
グッドモーニング!

2人のシンクロが世界最速のスピードと
どう関係しているのか。

最新のハイスピードカメラで
さまざまな角度から撮影します。

比較のため 日本のトップペアにも
協力してもらいました。

まずは 日本ペア。

横のカメラで見てみると 2人の動きは
シンクロしているように見えます。

ところが スローの映像では

地面に足をつくタイミングや
場所に ずれが生じています。

そして ロープを持つ腕の動き。

選手が腕を前に振ろうとする
この瞬間 伴走者の腕は

まだ後ろに引こうとしています。

これでは綱引きのように
互いを引っ張り合い

スピードをロスしてしまいます。

更に 正面から見てみると

伴走者は 動きをシンクロさせるために
頻繁に選手の方を見ています。

これもロスにつながります。

一方のアメリカペア。

まるで 1人で走っているかのように
シンクロしています。

伴走者のジェロームさんは
まっすぐ前を向き

一度もデイビッド選手を
見ることはありません。

足をつくタイミングも場所も
きれいに一致しています。

そして 腕の動き。

シンクロすることで

2人で走る際のスピードのロスを
極限まで抑えていたのです。

では この究極とも言えるシンクロを

2人は
どのように実現しているのでしょうか?

調べたのは 地面を蹴った時に
跳ね返ってくる力のデータです。

通常 選手の体格や走り方によって
大きく異なるものです。

1歩目 2歩目の時
2人のデータには開きがあり

その一致度は 50%台。

しかし 3歩目 一致度は
94%に跳ね上がります。

走りだしから 僅か0.9秒で

2人が限りなくシンクロ
していることを意味します。

それ以降も
高いレベルを維持しました。

相手の姿を見ることなく

走りだしから 僅か3歩で
シンクロを可能にしているもの

それが伴走用ロープです。

映像とデータを基に CGで再現すると。

最初の一歩では
ジェロームさんの
右腕が先行。

すると 互いにロープで

ズレを調整しながら

3歩目 後ろに腕を引いた時

ピタリと動きをそろえました。

アメリカペアが練習の拠点にしている

カリフォルニア州の
トレーニングセンターです。

ペアを組んだのは 5年前。

14歳違いの
ジェロームさんとデイビッド選手は

まるで年の離れた兄弟のようです。

活発な男の子だったデイビッド選手。

6歳で視力を失ってからは

自由に外を遊び回ることも
できなくなりました。

陸上競技と出会ったのは 10代の頃。

しかし
自分より速い伴走者がいなかったため

全力で走る感覚を取り戻せずにいました。

そうした中 出会ったのが

10秒17の記録を持つ
ジェロームさんでした。

この日 伴走者のジェロームさんは
40歳の誕生日を迎えました。

ジェロームさんは かつて

100mのオリンピック代表になることを
夢みていました。

全米選手権の準決勝まで進出しましたが

憧れの舞台に立つことは
できませんでした。

伴走者として
もう一度 世界を目指してみたい。

再び夢を追う中で 巡り合ったのが

爆発的なスピードを秘めた
デイビッド選手でした。

東京で前人未到の記録を出すためには
何が必要なのか。

今回 2人の走りを解析した時に
その課題が浮き彫りになりました。

選手時代 10秒17の記録を持っていた
ジェロームさん。

1人で走る時は

体全体をダイナミックに動かし
スピードに乗ります。

しかし 2人でシンクロする時は
少し様子が違います。

自分より遅い
デイビッド選手に合わせるため

窮屈なフォームになっています。

その違いが
スピードのデータにも表れました。

1人の時 最高速度は 秒速10.53m。

それが 2人になると

15歩目で スピードが頭打ちとなり

秒速9.06mにとどまっていました。

シンクロするために ジェロームさんが

デイビッド選手に合わせている限りは

記録が これ以上伸びないのです。

デイビッド選手に突きつけられた
更なるスピードの必要性。

真骨頂とも言えるシンクロを磨くだけでは
限界があることが見えてきました。

0コンマ何秒の世界で 違いを生み出す
アメリカペアのロープ。

こちら マラソンの
日本ペアが
持つロープは

心と心をつなぐ信頼の証しです。

2時間56分14秒の世界記録を持つ

日本の道下美里選手 42歳です。

リオ大会では 銀メダルを獲得しました。

身長は1m44cm。

オリンピック金メダリストの
高橋尚子さんを上回る

1分間に240歩という
超高速ピッチで走ります。

(場内アナウンス)「道下美里さんです!」。

道下選手は パラリンピック界を
代表する存在として

大きな期待と注目を集めています。

今年 即位した天皇陛下とも
一緒に走りました。

福岡県に暮らす道下選手は

中学2年生の時
角膜の病気で右目を失明。

25歳で 左目も
光を僅かに感じられる程度になりました。

調理師の資格を取り

レストランを開く夢を
追いかけていましたが

諦めざるをえませんでした。

家に引きこもるようになり

かすかに見える左目で
本を読んで過ごす日々が続きました。

盲学校で陸上競技に出会った
道下選手。

マラソンに挑戦したのは 30歳の時でした。

努力すれば結果が出る。

道下選手は 走る度に
自信を取り戻していきました。

今や 東京パラリンピックで
金メダルを狙えるまでになった道下選手。

その走りを
ボランティアで支えているのが

10人余りの伴走者たちです。

一歩左寄ってきて。
はい OK。

マラソンの伴走は
短距離とは異なります。

道路の状態が見えない中
伴走者が声で誘導します。

伴走者は 道下選手の目となり

周囲の状況を
短い言葉で的確に伝えます。

2人が握るロープは まさに命綱です。

危険を察知すれば 安全を確保し
転倒や接触を防ぎます。

日本でのロープの呼び名は「絆」。

何時間にもわたって
「絆」を握り合うためには

強い信頼関係が必要です。

取材を始めた11月。

道下選手は 世界選手権を
5か月後に控えていました。

東京パラリンピック本番の行方を占う
重要なレースです。

本番では 2人の伴走者が

前半と後半に分かれて
「絆」をつなぎます。

伴走者の中で 最も走力があるのが

志田 淳さん 46歳です。

志田さんは 大学時代
箱根駅伝に3回出場。

伴走者としても
10年以上のキャリアがあります。

志田さんは 「絆」を持つ右腕を
ほとんど動かしません。

超高速ピッチの道下選手は
腕を振る回数も多いため

その邪魔にならないように
しているのです。

そして もう一人

本番の伴走を務める候補と
なっている人がいます。

青山由佳さん。

公務員として働く 33歳です。

中学から大学まで
陸上競技を続けましたが

目立った成績を残すことは
できませんでした。

大きな目標もなく
市民ランナーとして走っていた時

出会ったのが 道下選手でした。

強い刺激を受けたといいます。

道下選手も 走力があって
こまやかな気配りができる青山さんに

伴走者としての期待を
寄せていました。

しかし 青山さんは大きな課題に
直面することになります。

世界選手権に向けた
調整として臨んだ

2月のレースでのことでした。

およそ3, 000人のランナーが
一斉にスタートした直後…。

道下選手が まさかの転倒。

密集の中 後ろの選手と
接触してしまったのです。

何とか「絆」をつないだ青山さん。

しかし 周囲の状況を把握し

安全な位置に導く判断が
できませんでした。

(取材者)どうだったですか?

(取材者)ねえ~ 最初 転んじゃったね。

自分は 道下選手の「絆」を握る相手として
ふさわしくないのではないか…。

ところが レース後 道下選手から
かけられたのは 意外な言葉でした。

そう励まされたのです。

道下選手の信頼に応えられる
伴走者になりたい。

この日 足場の悪い山道で

状況判断を磨く練習に
取り組みました。

青山さんは ベテランの志田さんの
すぐ後ろを走り

伴走の技を学びます。

急なカーブに さしかかっても
志田さんは焦りません。

安全に関わる情報は
こまやかに伝えていきます。

不安を取り除くために
必要な情報だけを冷静に伝える。

その姿勢が
青山さんの印象に強く残りました。

お願いします。

道下選手が 最大限 力を発揮するためには
何が必要なのか。

青山さんの模索が続きました。

練習が終わったあと

道下選手は
一人で ある場所に向かいました。

ヨガ教室です。

いつも前向きで 自信に
満ちあふれているように見える道下選手。

人知れず悩みを抱えていました。

世界記録を持つ 道下選手ですが

実は世界一がかかった大会で
優勝したことがありません。

前回のパラリンピックでも
勝負に対して消極的になってしまい

金メダルに届きませんでした。

トレーニングに取り入れている倒立。

目の見えない状態で行うには
高い集中力と平常心が必要です。

勝利という結果が求められる
世界選手権が近づく中

一人 重圧と闘っていました。

世界選手権まで あと3週間。

これまでの成果を試す
日本代表の合宿がやって来ました。

総仕上げとして挑むのが
本番を想定した30km走。

レースと同じペースで
走ります。

本番まで 長距離走を
何本も走ることができないため

これが一度限りの最終テストです。

青山さんは 後半の伴走を担当します。

10人の代表選手が
一緒にスタートしました。

ところが 5km過ぎ。

突然 立ち止まってしまいました。

急に腹痛を起こしたのです。

道下選手が人知れず抱えていた重圧を
目の当たりにした青山さん。

大事な30km走を
中断してしまい 動揺する道下選手。

結局 宿舎に戻ってしまいました。

「気持ちを切り替え もう一度走ろう」。

そう 道下選手に伝え 背中を押したのが
青山さんでした。

誰もいなくなったコースで 30km走を
一からやり直すことにしました。

自分は 伴走者として
ふさわしくないのではないかと

悩んでいた青山さん。

自分の弱さを克服したいと
一人闘ってきた道下選手。

30kmを走り切りました。

はい OK! あ~ ナイス!

頑張ったね!
ありがとう!

あ~ よかった!

すごいな! いや~ よくやったね。

あ~ あ~ よかった。
いいよ ロープ離して。

できた できた!
みっちゃん ありがとうね。

あ~ よくできました。

100mで
世界記録の更新を掲げるアメリカペア。

予期せぬ事態が起きていました。

スピード強化に取り組む
デイビッド選手。

その隣にいたのは ジェロームさんでは
ありませんでした。

ジェロームさんは
傍らで見守っていました。

練習中に 左ひざをけがしたのです。

更に 大きな爆弾も抱えていました。

自らのスピードを抑え 窮屈なフォームで
走り続けてきたジェロームさん。

体に
大きな負荷がかかっていたのです。

その結果 股関節に疲労が蓄積し
違和感が生じていました。

更なる けがにつながりかねない
状態でした。

現在40歳。
肉体的にもピークは過ぎています。

ジェロームさんは 自らにむち打って

伴走に耐えられる肉体を
取り戻そうとしていました。

世界記録を更新するためにも

そして ジェロームさんに
無理をさせないためにも

デイビッド選手が スピードを
更に上げることが必要でした。

2か月のブランクのあと

ようやく ジェロームさんが
けがから復帰しました。

この日 今シーズン初の国際大会に
臨みました。

(スタートの合図の音)

タイムは想定を大きく下回る 11秒31。

このままでは 世界記録の更新は
難しいかもしれない…。

原因は明らかでした。

デイビッド選手のスピードが
いまだ上がらないのです。

ジェロームさんは デイビッド選手が
無意識に 自分の中に

限界を設けているのではないかと
感じていました。

デイビッド選手に
限界を超えさせるために

ジェロームさんはショック療法を
取り入れることにしました。

これまで追求してきたシンクロを
一旦 脇に置いて

挑発し始めたのです。

未知のスピードに到達するためには
心のリミッターを外す必要がある。

ジェロームさんは
そう考えていました。

♬~

そして…

2人は アメリカ国内で行われた
記録会に臨みました。

限界を突き破れるのか。

(スタートの合図の音)

今シーズンのベストタイムを更新。

2人は確かな手応えをつかみました。

日本のマラソンペアも
大事なレースを迎えていました。

東京パラリンピックの前哨戦
勝負をかけた世界選手権です。

いよいよ レーススタート。

(スタートの合図の音)

(拍手と歓声)

開始直後 道路には
20cmほどの段差が続きます。

青山さんは冷静に誘導。
積極的な走りで 先頭に立ちます。

そして 3km過ぎ。

最大のライバル ブラジルペアに
ピタリと後ろにつかれます。

接触を避けるため
青山さんは「絆」を巧みに使い

安全な場所に導きます。

この時 青山さんは
ある判断を行っていました。

道下選手の不安をかきたてないように

追走する選手の情報を
あえて伝えなかったのです。

道下選手は
後ろに選手が迫っていることを

気配で感じ取っていました。

それでも
あえて聞くことはしませんでした。

(拍手と歓声)

21kmの中間地点。

目標どおりのタイムで
「絆」を志田さんにつなぎました。

30km手前の上り坂でスパート。

ブラジルペアを
みるみる引き離します。

そして。

はい ゴール!
OK!

やった~!     やった~!
よっしゃ~!   やった~!

よっしゃ! よく頑張った!

勝負どころで冷静さを失わない
会心のレース。

1人ではなかったからこそ
つかむことができた

初めての世界一でした。

いよいよ1年後に迫った
東京パラリンピック。

アスリートたちが ここで追い求めるのは
スポーツを超えた人間の可能性です。

1人では届かない世界も
2人なら きっとたどりつける。

あなたは 誰と
どんな世界を目指しますか?


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