プロフェッショナル 仕事の流儀「内科医・天野惠子」原因不明の病「慢性疲労症候群」に挑み続ける天野の覚悟とは…


出典:『プロフェッショナル 仕事の流儀「内科医・天野惠子」』の番組情報(EPGから引用)


プロフェッショナル 仕事の流儀「内科医・天野惠子」[解][字]


「女性外来」のパイオニア、内科医・天野惠子。女性特有の病気に向き合い続ける不屈の医師に密着。原因不明の病「慢性疲労症候群」に挑み続ける天野の覚悟とは。


詳細情報

番組内容

女性を専門に診療する「女性外来」のパイオニア、内科医・天野惠子(76)。更年期障害、微小血管狭心症…女性特有の病気に向き合い続ける不屈の医師▼「性差医療」男性と女性でかかりやすい病気に差がある!同じ病気でも治療法や薬の効き方が違う場合も▼「異常が見つからず、治療法がわからない」絶望の中にある女性たち救う「患者を識(し)る」流儀とは▼原因不明の病「慢性疲労症候群」に挑む医師の覚悟とは

出演者

【出演】循環器内科医…天野惠子,【語り】橋本さとし,貫地谷しほり


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皆さんは ご存じだろうか。

さまざまな病気がある中で

特に女性がかかりやすい病がある
ということを。

中には 原因不明の病気もある。

例えば…

全身の激しい けん怠感や
微熱などが続く。

ひどくなると全く動けなくなり
日常生活も ままならなくなる。

こうした病によって 絶望のふちに
立たされる女性は 数知れない。

だが。

ある医師との出会いが…。

患者たちに…。

希望を与える。

その医師の名は 天野惠子。

女性を専門に診療する
「女性外来」のパイオニアだ。

今夜は 女性特有の病に向き合う
医師の物語。

この日は 千葉にある病院への出張だった。

天野は依頼を受け
週一回ここで診察を行っている。

(スタッフ)おはようございます。
おはようございます。

あ~ なんかやっぱり風は冷たいね。

朝8時。 足早に病院に向かう。

天野の診察を求め 患者は北海道から
九州まで 全国各地からやって来る。

患者は皆 女性だ。

手渡したのは 携帯型の心電計。

落合さんは14年前 胸に痛みを感じ
自宅近くの病院で見てもらったが

異常は見つからなかった。

ところが そのあとも胸の痛みは続いた。

いくつかの病院を転々としたが
いずれも異常なしと診断された。

そして3年前
天野にたどりついた落合さん。

ようやく原因が分かった。

この病気は 心電図などの検査でも
発見できない

細かい血管がけいれんすることで
引き起こされる。

閉経間近の更年期の女性に
多く見られる病気で

女性ホルモンの減少が
関係しているという。

天野は 細かいの血管を広げる薬剤を
投与することで 症状を改善させた。

病院を転々としてきた患者たちが
最後に救いを求めるのが

天野の「女性外来」だ。

天野が日本で初めて 女性外来の重要性を
訴えたのは 今から20年前。

当時 アメリカでは既に
性別の差を重視する医療

いわゆる「性差医療」が行われていた。

男性と女性でかかりやすい
病気に差があり

更に同じ病気でも

治療法や薬の効き方が
違う場合があるのだ。

他の病院では異常が見つからず 治療法が
分からないと言われてきた女性たち。

(笑い声)

天野は 女性外来の第一人者として
この20年

4, 000人を超える女性たちに
向き合い続けてきた。

それにしても 他の病院では
判断がつかなかった病気の原因を

天野は なぜ見つけることができるのか。

そこに 天野の天野たる流儀がある。

「患者から識る」とは どういうことか。

天野が勤める病院で
診察の様子を見せてもらった。

気付いたことがあった。

患者の話を聞く時
とにかくメモを取りまくる。

相手の顔を見ることは まずない。

一見すると
やや冷たい印象を受けるのだが。

この日もまた
助けを求める女性がやって来た。

初診の50代の主婦。

症状は 胸や胃 関節の痛み
手足の冷え 不眠など。

病院で診察を受けたが
原因は分からないと言われたという。

天野の診察は
患者が病院に来る前から始まる。

実は 予約の段階で
現在の症状だけではなく

病歴 通院歴 治療内容などを

できるだけ詳しく
自分で書いて送ってもらう。

天野は それを十分読み込んだ上で
一から確認していく。

送られてきた文書は
あえて手紙のような形式を取っている。

ただ単に 患者の情報だけが
その目的ではない。

(天野)私たち 患者さんに
成り代われないわけですよ。

患者は 順序立てて
これまでの経過を語り続ける。

初診の場合 最低でも40分は
話を聞くという天野。

天野は 4, 000件の症例と照らし合わせ
不調の原因は何か 見極める。

女性は 誰にも理解してもらえない
苦しみから

おかしいのは自分ではないのかとさえ
考えるようになっていた。

話を聞き続けること1時間。

天野は はっきりと言った。

不調の原因は 精神疾患ではなく

更年期に入った体の変化が
引き金になっていると診断した。

天野は更に30分かけ 更年期障害の症状や
今後の治療について丁寧に説明した。

自分は なんかちょっと
変な言い方したら ちょっと

気が違ってきてるのかなぁぐらいに
思っていたので…

40歳を過ぎた女性の10人に1人が
発症すると言われる病気がある。

突然 ギューッと心臓をつかまれるような
痛みに襲われるが

しばらくすると何もなかったかのように
痛みが消える。

女性ホルモンの減少で
引き起こされる この病気。

心電図や心臓カテーテルの検査をしても
異常が見つからないという。

そこで天野さんに
微小血管狭心症かどうかの

チェックポイントを教えてもらった。

1つは 更年期前後の女性に多い。

40代の中頃から60代より前。

放散痛というものがあって…

特に安静時に
こうした症状が見られる場合は

女性外来を受診した方がいいと
天野さんは勧める。

今 天野が人生を懸けて向き合う病がある。

4年前 仕事帰りに
突然 歩行が困難となり

翌日には 起き上がれないほどの
疲労感に見舞われた。

その後 天野によって
1つの診断が下された。

その患者数は 30万人とも言われる。

慢性疲労症候群は

全身の激しい けん怠感や
関節痛 微熱が続く。

重症になると 寝たきりになる。

天野がこの病気を知ったのは 10年ほど前。

いまだに発症のメカニズムも
効果的な治療法も見つかっていない。

そして この病気の苦痛は
それだけではない。

原因不明の病に
患者の悲痛な叫びは 後を絶たない。

今回 取材する中で
1通の手紙が番組に寄せられた。

「症状を伝えると
『疲れただけで寝込むものなのか』

『誰だって体は痛い』
いろんな意見が飛び交いました」。

「高校は どうしても病気をする前のように
学校に通いたくて

週2日通って卒業しました」。

手紙を送ってくれたのは…

1年前から天野のもとに通院している。

慢性疲労症候群を発症したのは 9歳の時。

症状は 一進一退を繰り返している。

宮良さんは 体調の変化を見るため
1日の生活の様子を記録し続けている。

卒業後の生活のリズムが乱れていた。

今 この病気に対する特効薬はない。

せめて ふさぎ込みがちになる生活に

何か楽しみを見つけられればと
天野は思った。

そう声をかけることが 精いっぱいだった。

原因不明の病に立ち向かうのは
容易なことではない。

自分が無力なことは 分かっている。

だからこそ
自分ができることは たった一つ。

あ 分かりました。
(笑い声)

2週間後。 宮良さんは天野の勧めを受け
週1回 施設に通い始めた。

1日4時間 大好きな切り絵をして過ごす。

プレゼント用のものには 決まって
カンパニュラの花の絵を入れる。

花言葉が気に入っているそうだ。

♬~

ストレス発散…

基本的に やっぱりね…

100歳まで現役でいたいという天野さん。

2年前から始めたことがある。

加圧式トレーニングだ。

今年 77歳になる天野さん。

毎週1回 1時間半。
腕と脚の筋肉 そして体幹を鍛え上げる。

開きま~す。

原因不明の病に苦しむ患者に
どこまでも向き合い続けたい。

そう考えている。

天野さんが 医者を目指そうと思ったのは
7歳の時。

きっかけは 友達のおばあちゃんが
亡くなったことだった。

自分のことのように悲しんでいた
天野さんに 母親が言った。

医師になろう。 本気でそう思った。

1967年 東京大学医学部を卒業。

その後 アメリカに留学し
最先端の医療を学んだ。

帰国後 東大医学部附属病院で
循環器の専門医となった。

1つの野望があった。

しかし 男性医師が幅を利かせる時代。

天野さんは
活躍する機会に恵まれなかった。

そんな天野さんが 40歳の時
ある症例に出会った。

女性特有の病気の存在を知り この時から
性差医療の重要性を感じるようになった。

性差医療を極める。
そう決意し 研究を始めた。

ところが 50歳の時。

重度の更年期障害を発症した。

ひどいしびれに けん怠感。

いくつもの産婦人科を訪ね
さまざまな治療を試したが 改善しない。

少しでも楽になる方法はないか。

専門外だったが 自分で自分を検査した。

体温を測るサーモグラフィー
血流や神経系の検査や MRI。

勤めていた大学病院で
あらゆる医療機器を使って原因を探った。

だが 効果的な治療法は見つからなかった。

それから10年。
年齢と共に症状は次第に治まっていった。

当事者となったことで
ある思いが わき上がってきた。

天野さんは 東大病院を辞めた。

その後 県立の病院で 女性を専門に
診察する女性外来を開設した。

すると 数か月先まで予約が埋まった。

自分と同じように苦しみ続けてきた
女性たちを前に 天野さんは奮い立った。

天野の 慢性疲労症候群との闘い。

4月 一歩前進を予感させる
出来事があった。

宮本さんは 17歳の時
慢性疲労症候群を発症。

極度の疲労感から5~6年もの間
家から出られないほど

病状がひどくなった。

ところが…。

発症から12年がたった今
回復の兆しが見えた。

これまで およそ10キロだった握力も
20キロまで上がっていた。

完治には至っていないが
明らかに症状は緩和している。

発症のメカニズムも 効果的な治療法も
見つかっていない慢性疲労症候群。

だが この10年の研究で 天野が一つ
確信していることがある。

それは 病気の発見が早ければ早いほど
治る可能性が高まるということ。

だが 大きな課題があった。

今 天野が注目しているのが
脳の血流と病気の関係性だ。

血流が良くなると 一時的ではあるが
症状が改善することまでは分かっている。

慢性疲労症候群の患者に行っているのは…

和温療法とは その名のとおり
「温もりで痛みを和らげる」治療だ。

60度の乾式サウナで 全身を15分温める。

その後 毛布などで体を包み 30分間保温。

治療を終えると つえなしでも
歩行ができるようになる。

だが 和温治療による回復は
一時的なものでしかない。

患者のために 何ができるか。

天野は 考え続ける。

朗報は いつも突然やってくる。

更年期障害で入院していた高岩さん。

言語聴覚士の高岩さんは 脳と身体機能を
見極めるエキスパートだ。

その高岩さんが 慢性疲労症候群の患者が
検査結果について話している時

脳血流の画像を見た。

すると その画像から
患者が抱える症状を言い当てたのだ。

つまり 脳血流と慢性疲労症候群には
関係性がある

その可能性を示す出来事だった。

天野は 早速 高岩さんと他の患者から
聞き取りを行った。

中には 天野も知らなかった症状を
訴える患者もいた。

僅かだが 光が見えた。

発症した患者の脳血流と
症状の関連性が認められれば

客観的な診断ができるのではないか。

そうなれば 病気が早く見つかり
回復の可能性も高まる。

天野は 高岩さんを誘い 会議に出席した。

慢性疲労症候群の研究会。

集まったのは
免疫学の研究者や 神経内科の医師。

天野は メンバーたちに
今回の気付きを発表した。

客観的に診断できる可能性を 説く。

天野の発言に
ネガティブな意見は挙がらなかった。

いずれにしても…

患者がいる限り 闘い続ける。

天野は 決意を新たにした。

♬~(主題歌)

今日もまた 一人の女性が
天野を頼りにやって来た。

診断の結果は 慢性疲労症候群。

だが天野は はっきりと言った。

自分自身は 知られざるものへの挑戦。

やっぱりそこに困ってる患者さんがいて

自分で疑問に思ったらやりたくなっちゃう
やりたくなっちゃって

もう いろいろと あちこち
調べに行っちゃうわけよね。

♬~


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