徹子の部屋 風間杜夫&大竹まこと~安アパートの一室で共に暮らした日々~ 20代の頃、演劇青年だった2人は…


出典:『徹子の部屋 風間杜夫&大竹まこと~安アパートの一室で共に暮らした日々~』の番組情報(EPGから引用)


徹子の部屋 風間杜夫&大竹まこと[解][字]


~安アパートの一室で共に暮らした日々~風間杜夫さん&大竹まことさんが今日のゲストです。


詳細情報

◇ゲスト

そろって70歳を迎えた風間杜夫さんと大竹まことさんが登場。

◇番組内容

20代の頃、演劇青年だった2人は、アパートの一室で共に暮らし貧しさを分かち合った。マヨネーズだけをかけたご飯で飢えをしのぎ、アルバイトで日銭を稼ぐ生活に明け暮れたという。そんな2人が30歳を迎える頃、関係に陰りが出始めた。映画『蒲田行進曲』などのヒットで知名度を上げる風間さんと、年収はわずか60万円と喘ぐ大竹さんの間に隙間風が…。一度は疎遠になってしまった2人が辿った“復縁”までの道のりとは?

◇おしらせ

☆『徹子の部屋』番組HP

 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/


『徹子の部屋 風間杜夫&大竹まこと~安アパートの一室で共に暮らした日々~』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

徹子の部屋 風間杜夫&大竹まこと~安アパートの一室で共に暮らし
  1. 大竹
  2. 風間
  3. バイト
  4. フフフフ
  5. 本当
  6. 大御所
  7. マージャン
  8. 男気
  9. 蒲田行進曲
  10. 斉木
  11. 部屋
  12. 劇団
  13. 出前
  14. お二人
  15. ラーメン屋
  16. 楽屋
  17. 芝居
  18. 主役
  19. ハハハハ
  20. マヨネーズ


『徹子の部屋 風間杜夫&大竹まこと~安アパートの一室で共に暮らした日々~』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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(黒柳)皆様 ご覧ください

この可愛いお坊ちゃん。

このお二人が成長あそばせまして

どんな事になったかといえば…。

このように すっかり70歳に
おなりだそうでございますよ。

どうぞ 風間杜夫さんと
大竹まことさん。

どうぞ こちらへ おいでください。

(拍手)

アパートの同じ部屋で
同居してらしたっていうお二人。

どうぞ お座りくださいませ。
(拍手)

どうも しばらくでございました。
どうも。

随分 お二人とも 今日
いいスーツを お召しになってね。

すごいですね。 フフフフ…。

さっき言ってたんですよ。
お互い こんなスーツ姿でね

並んでテレビに出るなんてね
立派になったなって。

フフフフ…。
お互いに褒め合って。

そう。 だって お二人で並んで
お出になる事って

めったになくない?
ないです。

ねえ。 あのね
「こんな大御所が」ってね

言うようにって

私 ディレクターから
言われてんの。

大御所が お二人で。
めったにない2ショット。

こっちは大御所ですけど

私は別に そんな大御所って
言われるほどの…。

でも 「2人とも大御所で」
っていうふうに言うように

って言われてるの 私。
なんか それ 嫌み…。

フフフフ… 全然 全然。

そんな事ないじゃありませんか。
大御所じゃないの。

誰が大御所ですか。
あなた 大御所。

で こちらも大御所。
そのお二人が貧しかった時代。

はい。
はい。 共同生活のお話は

後ほどという事で。

さっきのお写真…
冒頭のお写真があったんですけど

どちらが どちらか ちょっと…。

右の方が…。
はい 僕です。

風間さん。 いかにもね
風間さんだと思った 私。

左のニワトリ持ってる方が
大竹さんだけど…。

何してるの? まことは。
どうして こんなニワトリ…。

ニワトリが友達だったんだよ
俺は。

でも 共に
70歳におなりあそばせて

共に孫を…。

あなたは3人?
3人です。 はい。

あちら 2人?
ええ 2人ですけどね。

こちら シティボーイズを
結成なさいまして

40年。

まあ こんなですよ。

すごい。
すごいわね。 これ あれですよね。

斉木しげるさんと
きたろうさんと…

大竹さんなんですけど。

大竹さんって
あんなふうな頭だと

あんなふうなのね。 フフフフ…。

なんか トゲがあるな 今日。
いやいや…。

で 今の3人と

風間さんとは芝居仲間?

そう 養成所が同期で。
一度 劇団を結成して。

どこの劇団ですか?

表現劇場っていう劇団で。
あっ そうでした。

これは…。
おおっ!

フフフ。
これね よくね

こんな写真があったと
思いました 私。

風間さんが
一番手前に…。

顔出している…
後ろから。

これは 『真田風雲録』
っていう芝居ですよ。

まこと 覚えてるか?
ええー?

空間演技という劇団とね
合同公演で…。

あっ そういうの。

それで 大竹さんが
高い所に立っていて。

それで きたろうさんが
下にいらっしゃって。

それで 斉木しげるさんが
いらっしゃって。

で 風間さんが ちょっと
顔が見えているっていう感じの。

よく こういう写真がね
残ってたなって。

近い所にね 皆さん。

あっ これ すごい。

これ 右が もちろん…
「もちろん」って言っちゃった。

風間さんですよね。
どうして見たっても。

で 左は あの… ちょっと
芸術家風に見えますが…。

大竹さんなんですけど。

俺 一瞬 稲川淳二かと
思いましたけど。

ねえ
こんな格好してた事あるのね。

はい そうですね。
でも 年とともに

すてきになるって…。

ちょっと ごめんなさい。
これ 右が… 何? 風間さん?

僕ですね。
すごいね。

これはね…。
あっ こりゃ 『トンテントン』だな。

『トンテントン』だよ。

『倭人伝』で 僕は
かんしゃく玉の鉄っていうのを…。

すごい。
だから かんしゃく玉なんだね。

大竹君は悪の限りを尽くし三郎
っていう役ですよ。

フフフフ…。
なんでも覚えてるね 俺は。

すごく覚えてるね。
でも 悪の…。

限りを尽くし三郎っていう。
限りを尽くし三郎

っていう感じはしますよ。
頭の毛からね しても ちょっと。

君は さっきから
3回目の失敬じゃないか それは。

フフフフ…。
これ 俺は結構…。

これ 主役だったよね? 違った?
誰が? あなたが?

うん。
いや 違う。 俺が主役だった。

ハハハハ…。
常に主役は僕だった。

いやいや いやいや…。
もう1回見せて さっきの。

『倭人伝』…。

あっ 『倭人伝外伝』。
『倭人伝外伝』。

だから 悪の限りを尽くし三郎
っていうのは

俺 主役だったんじゃないの?
違うの?

その作品で? いえ 脇役ですよ。
ハハハハ…!

いや 違う違う違う。
俺 だって あれだもん。

だって マストから落ちて
足 骨折した事がある。

それは違う芝居。
この芝居じゃない。

俺 出てないもん。
ハハハハ… 大竹さん…。

大竹が主役だった時
あなたは骨折したの。

そういう宿命の人ですね。

フフ… 大竹さん どうします?
俺はね 昔の事は

あんまり気にしないタイプなんで。
まあね いいと思いますよ。

とにかく 22歳から
3人で共同生活で

マヨネーズご飯が
何しろ 一番おいしいという。

はい。
で それは風間さんが お米は…。

僕はね 家が近かったもんで

こっそりと米だけを…。
あっ 自宅に?

で まことが といでくれて。

といでくれて…
といでくれてって。

でも まあ ご飯炊いてくれて。
マヨネーズ…。

温かいご飯にマヨネーズと
それから おしょうゆを…。

おしょうゆ ちょっとかけて。
それで… おいしかったです。

でも 私 それ聞いた時ね…。

その時は
貧しかったかもしれないけど

すごい おいしそうと思って。
1回やってみようと思って。

本当に おいしかったの。
そうでしょ? おいしいと思う 私。

友達来た時に
振る舞ったぐらいだもんね。

で ちょっと贅沢にしたい時は

海苔の裁ちくずっていうのが
売ってるんですよ 100円ぐらいで。

それを振りかけて。
お海苔かけると おいしい?

マヨネーズの上に
海苔を振りかける。

めっちゃくちゃ
うまかったんだけど

横で斉木の飼ってたネコが
缶詰食ってて

あっちの方が
全然うらやましかったんだよ。

マグロのフレークの缶詰
食っててね。

どうして そんな事が…。
ネコの方が贅沢だった。

贅沢だった。
それで 長い事

風間さんと大竹さんは
なんか ケンカして…。

一緒に斉木しげると
3人で暮らしてて。

誰か1人呼んじゃあ
よくマージャンで遊んでたんです。

で マージャンやってる最中に

僕は
そんなつもりじゃないんだけど

まことが 「おい それは
チョンボだ」って言うから。

だから 「いや 俺は
チョンボしてない」って言って。

お互い譲らないから じゃあ
もう やめようって…。

ケンカになったんです。

同じ部屋に寝起きしててですよ
口を利かない

っていうのは つらいですよ。
そうね。

どっちかが
しゃべりゃあ いいんだけど。

ある日 大竹から
手紙が来たんです。

同じ部屋にいるのに?
1週間以上 口利かなかったかね?

そうだね。
手紙が来たの?

同じ家にいるのに?
いるのに 手紙が。

で 開けてみたら 便箋に

「やっぱり お前が悪い」って…。
ハハハハ…。

じゃあ 口で言えよ。

相当 面白いじゃん だけど それ。

ずっと もう 役者だって
名乗ってはいるんですけど

仕事なくて。
もうね 朝から夕方まで

マージャンしか
やる事なかったんです。

あと アルバイトでは
工事現場とか

あと 河岸で…。

築地の河岸でバイトしてたのは
僕ですね。

そう… あなたが。 それから
ヒモをやったのは 大竹…。

ヒモを… バイトで?
バイトでヒモ…。

バイトじゃないですけど
まあまあ そんなような事も…。

僕だって
でも バイト テレビ朝日…。

テレビ朝日でバイトして。
六本木の?

六本木の… バイトして
大道具で やって。

それで そこに余ってる弁当が
あるんですよ。

みんな食べないから。
それ持って帰って…。

部屋に持って帰って
こいつと あの斉木しげるが

なんか 子供みたいに口開けて
待ってるんです こいつら。

僕らね ヒナドリみたいにして
こうやって口開けて待ってると…。

可愛いね。
大竹が… 深夜のタク送ですよね?

タク送で送ってもらって。
それで 弁当を… 夜食を…。

いい弁当よね 結構。

あと2人分
持って帰ってきてくれたり

それを こう 僕ら待ってた
大竹の帰りを。

でも 持ってこなかったら 本当に
悲しかったわね その時はね。

だから やっぱりね
親分肌なんですよ まことは。

そうなの? いい人なのね。
男気があるというか。

そういうとこだけ
持ち上げられてもね。

大竹さんは おとき… おとこげ…。

言えなくて ごめんなさい。
言えてないじゃないですか。

男気がある。
男気がある。

でも そういう時に 本当に
そういうお弁当なんかも

友達のものも
持ってきてあげよう

って思うのは 優しいですよね。

優しいですよ。
本当。

今や大御所のお二人が
共同生活をしていて

銀座のラーメン屋さんで
出前のバイトをしてらしたって。

その あれが

近松麗江さんの…。
そうです。

新派だっけ?
近松麗江さん。

私 そこ行って
食べた事があるのよ。

ちょっと 銀座の こっちの方…
もっと 新橋に近い方…。

数寄屋通りっていって。
そうそう 帝国ホテルに近い方の。

行った事ありますよ 私。
おいしかったでしょ?

おいしかった。
俺たちが作ってたんですよ。

ハハハ… 作ってはいない。
出前してただけだ。

出前だけなんでしょう?
でもね 本当においしかった。

私ね 近松さんと よく
テレビ ご一緒になってたんで。

だから そこがね… 当時ですよ。

当時 日給5000円… ねっ。
日給?

日給。 1日働いたら5000円。

で 2食付いて。
うん。

2食 食べさせてもらって 帰りは
タクシーで送りなんですよ。

ええー。
僕ら 当時 こんなバイト…。

うちの斉木が
紹介してくれたんです。

そんなバイト お前
あるわけねえじゃねえかって。

そんな いいバイトって。
で 実際に…

実際に行ったら
本当に5000円くれて…。

あの方 いい方なんだね。
だから 多分

ここには 結構
役者の卵みたいな人が

たくさんいたんですけど。

多分
近松麗江さんなんかは

そういう事も
ある程度 わかってらして

で こういう働き方に

してくれたんじゃ
ないかなと。

多分 そうと思う。
この近松さんっていう方

やっぱり みんなの苦労を

よくわかってる方だったので。
ああ そうですか。

どうせ こういう所に来るのには

貧しい役者が来るに違いない
っていう事で

日当も高く… ねえ。
お世話になりました。

あなた方 そのお金 マージャンに
使っちゃったんだって?

そう。 マージャン… マージャン…
マージャンで。

悪いじゃないの。
バイトの人がね

みんな来ちゃって
多くなる時があるわけ。

劇団が3つぐらい
いっぱいいたから。

だからね 12人ぐらいね 玄関の…

狭い玄関に12人ぐらい…。
随分狭いそば屋…。

バイトが並んでも
「今日は来たら?」っていって

断らずに働かせてくれてたの。

だから バイトの人が12人ぐらい。
でも あそこ

すごい狭い所でしたよね?
そうそう そうそう。

出前先で ケーキを なんか…。
その話ですね。

それはですね えっと ラーメン
12個っていう注文があったの。

これ 1人で持っていけないんで

まことと2人で
岡持ちに6個ずつ入れて。

お店のママさんが

「これ お客さんから頂いた
ショートケーキ」。

銀座で?
ええ。 「お店に持ってって

バイトのみんなでお食べなさい」
って くれたんですよ。

親切。

「まこと どうする?」
って聞いたら

「あいつらに食わす事ねえ。
2人で食っちまおう」っていって。

で 1個は食べて 残りのやつは

上のイチゴと生クリームだけ食べて…
それで捨てたと。

僕の記憶は そうなんですけど

さっき 確かめたら
記憶が違うらしい…。

痛っ!
なんなの? 大竹さん。

俺は さっき 男気があるって
紹介されて…。

それで
「あいつらに食わす事はない」…。

そんな事は
言ってるわけないでしょ。

どうしたの?
あのね 正確に言うと

ケーキが5~6個だったんですよ。
そんなにあったの?

6個ぐらい
ショートケーキが入ってたの。

でも 帰ると バイト仲間って
10人近くいるわけです。

ショートケーキって1切れがね…。
大きいのじゃないのね。

大きいのじゃなくて…
ホールじゃなくて 1切れが。

それで 帰っても
分けられないわけよ。

わかります。
人数で。

だから 2人で食っちまおうと。

それで ジュンコっていう
お店の横の階段に2人で座って

食おうとしたんだけど
食えないわけね。

そんなにはね。
そんなには食えないわけね。

それで 適当に食って
ほかしたっていう…。

そこは合ってる。
合ってる。

フフフフ…。
「あいつらに食わせる事はねえ」

って言うわけねえ…。

言うわけない 男気の人がね。
言うわけがない。

どうして そうやって記憶…
人の記憶は もう…。

どっちにしてもさ
自分が食べないで

6個ぐらいを切って
みんなで食べようっていうよりは

とにかく食べちゃうっていう…。

あなたはね ラーメン屋さんの
その狭い事情を知らないからね

そんな事を おっしゃるけど。
ねっ。

洗い場も 出前の場所も

すごい狭い。
あそこ 狭い。

風間君に
答えてもらってもいいけど

ケーキを そんな
12等分にするような場所は

どこにもありませんから。

あっ そうなの?
ちゃんと言えよ。

そうです はい。
「そうです」?

ちゃんと言えよ お前は。
だから 仕方なく…。

何回も誤解されるんだ。
泣き泣き捨てたんだよな。

「泣き泣き」じゃねえよ。
捨てるっていうのが わからない。

それさ 捨てないで なんとか

持っていってあげれば
よかったのにね。

でもね そういうのあったけど
一緒に出前行ってね。

で ビルの6階に
ラーメンを運ぶわけよ 階段で。

エレベーターないの?
ないの。

あらー。
それは いいんだけど。

それをね 出前…
下げに行くわけよ。

で ビルの6階まで上がると
スープが山盛りになって

タバコの灰とか入ってんのが
6個ぐらい並んでんのよ。

うん。
それ 両手に持っても

3往復しないと
持って帰ってこれないでしょ。

その中で 奇麗に器を洗って

中にハイライトが1個
入ってる店とか

もう絶対に忘れないですよ。
優しいわね。

そうなの もう。
あっ そう。

今の話ですけど 奇麗に
お丼を洗ってくださって 拭いて。

で 中にタバコの一つも
入れてくださった所には

お金が入るようになったら
必ず行こうと思って。

グチャグチャの所には
行くまいと

そういうふうに思ってらした
っていう話ですよね。

いくら 店が大きくても

駄目な店は駄目です。
なるほどね。 わかります。

裏から見ればね
ちゃんとわかるっていう事ですね。

ところで
風間さんが主演なさいました

『蒲田行進曲』が
映画で大ヒットしました。

風間さん この作品で大人気者。
これですもん。

♬~『蒲田行進曲』

ねえ。 スター街道まっしぐら。

♬~

フフ…。

♬~

この時 大竹さん 28歳で

年収60万円ぐらい…。
そうですね。 フフフフ…。

でも 60万円っていうと
いいような気がするけども。

年収ですからね。
年収だから…。

月5万になるか
ならないかぐらいの金ですからね。

そうすると
家族で食べるのは ちょっと…。

家族は いませんでしたけど まだ。
いませんでしたか。

1人でしたけど それでも
食える金額じゃありませんね。

もう この映画
僕と きたろうと斉木と

銀座… じゃない。 新宿の丸物って
その屋上のビアガーデン

そこで コントをやって。

で コントの道具持ってるわけ。
色んな道具持って。

それで 3人で
風間のやってる

この『蒲田行進曲』…。
『蒲田行進曲』を?

見たわけよ。
うん。

もうね 誰も口利かずに
下向いて…。

この中には 荷物の中には
今日 使った野菜くずとか

まな板とかね
包丁とか入ってるわけ。

重たいの。 それ 肩にかけて
みんなで「じゃあね」って言って。

ああ こんなに
水 あいちゃったなと思って。

なるほどね。
そりゃあ そうですよね。

でも あの元の話は
『徹子の部屋』ですっていうのは

ご存じですよね?
ん?

あの『蒲田行進曲』… ご存じない?

『蒲田行進曲』って
階段落ちがあったでしょ?

ええ。
あの階段落ちした俳優さんが

『徹子の部屋』で
それを お話しくださったのを

つかこうへいさんが
ご覧になって

それで 『蒲田行進曲』を
お書きになったんですよ。

ええー?
えっ? ご存じなかったの?

知らない 知らない。
それは知ってます。

えっと
なんていう先輩でしたっけね。

私 ちょっと…。
東映の俳優さんでね。

その方は
本当に階段落ちをやったんです。

新撰組… 映画で。

で その俳優さんの…
それでヒントを得て…。

それを つかさんが…
『徹子の部屋』 見てたんですか?

そう その日 ご覧になったんです。

つかさんが
ここで おっしゃってます。

でも お二人が ちょっと
疎遠になったっていう話は

いつ頃の話なの?

あれはね もう シティボーイズも
世間で認知されてたし

で 僕は つかこうへい劇団
一度 解散して

長谷川康夫君っていうのが
芝居を作って…。

口立て芝居… つかさんと同じ。

それに平田君や石丸君やなんかが
出てたの。

それを まことが
見に来てくれてたんですよ。

楽屋に訪ねてきた時に
ちょっとね

悪意はないんですけどね
なんか 白々しく

「おおー まこと」とかね
素っ気なかったのね。

あなたが?
僕たちが。

で まこと 傷付いて 階段
下りていったんです 楽屋から。

俺は ああ まことに
つれないそぶりしたなって

僕も心の傷として
残ってたんですけど

この間 その話 したら
「俺も傷ついた」って。

でも 最近だったの?
その話 したのが。

やっぱり そういう事って
ちゃんと覚えてるのね。

そうなんです。
で 申し訳ないって思って。

僕はね ちょっとね まことに

なんで あんな
つれなくしちゃったんだろって

ずっと引きずってたんです。

その時 納得…
あなたは納得したの?

いや… なんだろうと思って。

いつもみたいに入っていったのに
楽屋に入っていったのに

みんな 態度がよそよそしいから
雰囲気違うなと思って。

それで ああー ここは

俺の来る所じゃないのかな
なんて思って。

で あいつら コメディアン
やってるらしいぜって…。

ほら 役者仲間では 俺たちが
コメディアンになった事を

なんか こう コメディアンで
食ってるらしいぜみたいな

うわさが立ってたらしいのね。

それと… だから
下世話な人たちとは

付き合うのはよくないよ
みたいな事を…。

それは誤解だと思う…。
いやいや これ 本人じゃなくて

向こうの 誰かの偉いさんも
言ってたらしい

っていう うわさが入ってきて。
まあ それは

しょうがないなと思って。

でも
そんなんじゃなかったんでしょ?

別に あなたは。
そういうのではないんですよ。

多分 私が思うのには
そういうもんじゃないんだけど

なんか
そういうふうになっちゃう日

っていうのがあったりするのよ
他の事で。

結構ね 会うまでにね
時間が空くとね

会った時 照れちゃうんですよね
男でも。

「おおー まこと」とか言ってね
「いやー 久しぶり」

とかっていうふうになれない。

どこかシャイだから…。
俺が あんなに明るく

楽屋に入っていったのに…。
そうだよね。

めったに 俺
明るく入っていかないぜ 楽屋。

「やあ!」って言ってたもんね。
それなのに?

「風間!」 「ああ 来たの」みたいな。

グッサリ刺さった。
フフフフ…。

じゃあ 改めて…。
死んじゃおうかと思ったもん

あの時。
大げさだ。

改めて 申し訳ない?
改めて 申し訳なかった。

申し訳なかったって。
ご無礼のほど 許してください。

なんだって許してやるよ。
許してやる?

男気があるから。
男気があるから。 フフフフ…。

でもね そんなんで
しばらく疎遠になってたんだけど

仲間内の…
それこそ さっき言った

ラーメン屋の出前持ち。
このグループが

いまだに年に1回…。
集まる。

正月にラーメン屋の
出前持ちだけの忘年会があるの。

面白いわね。
それに しばらく呼んでなかった

風間を呼ぼうっていう話になる…。
あなたもやってたの? それ。

こいつも
ラーメン屋の出前してた…。

呼ぼうって話になって。
それ なぜかって言ったら 風間は

なんか 紫綬褒章… 何?
何か賞…。

最初にね
芸術祭の賞もらった時に

みんなで
プレゼントくれたんですよ。

だから そこに呼んで。

で なんか賞取ったらしいから

プレゼントでもやろうよって
仲間内の…。

俺は 別に
どうだってよかったんだけど。

いやいや まことでしょう?
言い出したのは。

男気の人が…。
いやいや。 その前は20年ぐらい?

20年ぐらい空いてた。
会わなかったの?

会わなかった。
気 悪くして?

二度と会うまいと心に決めて…。

そんな…。
どうして そういう事言うの。

冷たい。
フフフフ…。

僕は大竹君が大好きなんです。
あっ 本当? うん。

大好きなんですって 大竹さん。
若い頃

まことに言った事があるらしい
電車に乗ってて。

「俺 お前みたいな顔に
なりたいんだよ」って。

まことの顔をね。
うん。 あっ そう。

なんか 立派な鼻してるしね。
それで 黙ってるとね

ものすごく哲学的な事を
考えてるように見えるんですよ。

本当は
何も考えてないんですけど。

なんか そのたたずまいがね
かっこよくてね

俺は大竹みたいな顔に
なりてえなと思ってたの。

俺も たまに
ドラマ出たりするんだけど

本当にセリフ少ないよ。
少ない…。

黙ってる方がいいみたいなね…。
しゃべらない方がいい。

しゃべらない方がいいと…
本当かよ?

まあ そんな若い時から
よくご存じだったんだけど

大竹さんが思うのには
風間さんには

貪欲さがあったって
思ってらっしゃるんですって?

ああー… まあ そうですね。

っていうか これは… 俺たちは
もう ねっ シティボーイズだから

3人でつるんで
ちんたらやってた…。

風間は だから 1人で道を
切り開いていったわけですからね。

そこは すごいなと思ってますよ。
でも いいわね。

そういう仲のいいお友達がね
いらっしゃって。

本当にいいと思います。
で あれですってね

ご本を お出しになったって。

あっ… すいません。
大竹さん?

私の方で。
なんですか?

『俺たちはどう生きるか』
っていう本をね

ちょっと 出版社の人に口説かれて
書いたので。

で 昔の事の なんか…

軟弱な自分の事を
書いたんですけど。

章に分かれてるんですけど

第1章が こいつの事書いてる。
風間杜夫の事をね。

あっ そうなの。
すごく良く書いてくれて。

でも 本が ものすごい面白いです。
いい本? じゃあ 私 買う。

いや 差し上げます。 そんな…。
いやいや 買いますよ。

それから あなた 一人芝居が
これから…。

落語なんかも
入ったやつでしょ?

落語家も役として入ってます。

3部作を一挙に
3時間でやってやろうと…。

すごいなあ。 3時間?
はい。

相当ですね。 1人で?
1人で。

どうです? 大竹さん。
セリフ全部 覚えてやるのよ。

すごいよね。

普段 酒飲んで
暴れてるだけですよ。

暴れてはいないでしょ。
酒は飲むけど。

マージャンやって 酒飲んで。
これで よく落語でも なんでも

なんで あれだけ
覚えられるんだろうと。

自分でも言ってるもんね。

セリフ 覚えられなくなったら
俺は もう 辞めるって。

そうですね。
だから もう近いんじゃない?

フフフフ…。
ねえ 同じぐらいの年なの?

(大竹・風間)同い年です。
随分 あなた 若く見えるね。

最後にきて 何…。
フフフフ…。

おかしいでしょ。 同い年でしょ
どこから見たって 僕たちは。

このまま終わってやろうかと…。

ああー おかしい。
フフフフ…。

お座りください。 フフフフ…。

どうも ありがとうございました。
ありがとうございました。

(根来公平)
〈戦争の雲行きが怪しくなり


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