チョイス@病気になったとき「めまい治療の新常識」半規管の中のリンパ液の流れ…、小脳の脳梗塞によって起こる…


出典:『チョイス@病気になったとき「めまい治療の新常識」』の番組情報(EPGから引用)


チョイス@病気になったとき「めまい治療の新常識」[解][字]


めまいには、さまざまな原因がある。三半規管の中のリンパ液の流れが乱れる良性発作性頭位めまい症、小脳の脳梗塞によって起こるめまいなど、原因別の対策を詳しく紹介。


詳細情報

番組内容

めまいには、さまざまな原因があるが、平衡感覚をつかさどる三半規管に異常が起こっている場合が多い。三半規管のそばにある耳石器と呼ばれる器官から耳石が剥がれて三半規管に入り込み、中を満たしているリンパ液の流れに影響を与えるためにめまいが起こるのが「良性発作性頭位めまい症」。運動に関わる小脳に脳梗塞が起こってめまいの原因となる場合も。さまざまなめまいの対策のチョイスを原因別に詳しく紹介する。

出演者

【司会】八嶋智人,大和田美帆,【講師】新潟大学大学院教授…堀井新,【リポーター】吉田真人,【語り】佐藤真由美,江越彬紀


『チョイス@病気になったとき「めまい治療の新常識」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

チョイス@病気になったとき「めまい治療の新常識」半規管の中の
  1. 症状
  2. 三半規管
  3. 患者
  4. チョイス
  5. 治療
  6. 耳石
  7. 診断
  8. 非常
  9. PPPD
  10. 原因
  11. 病気
  12. 良性発作性頭位
  13. 実際
  14. 鈴木
  15. 関係
  16. 眼振
  17. 検査
  18. 場合
  19. 情報
  20. 内耳


『チョイス@病気になったとき「めまい治療の新常識」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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<今日のテーマは…>

<ベッドから起きようとすると…>

<歩いているとき 足元が…>

<ふらふらして…>

<「めまい」は
さまざまな場面で突如 襲ってきます。

「たかが めまい」と侮っていると

命に関わる危険なめまいも
あるんです>

<3年前 めまいを起こして入院した
こちらの男性。

原因は なんと「脳梗塞」>

<さらに こちらの女性が経験したのは

ある状況になると必ず起きる
特殊な めまい>

<でも チョイスはあります!>

(2人)チョイス!

<これまで
原因が分からなかったタイプのめまいも

治療できるようになってきました。

今日は「めまい」の最新情報と
治療のチョイスを

たっぷり ご紹介しま~す!>

健康への道のりはチョイスの連続!

ということで
今回の「チョイス」は こちらです。

以前にもね 少しやりましたけれども。

僕は「めまい」って
明確な経験はないんですけれど

何か VTR見てると 命にも関わる
っていうようなことがあると

ちょっと怖いなと
そうですね。
思いますが いかがですか?

たまに 熱いお風呂にずっと入ってて
バッて出ると

立ちくらみ みたいなのはあるので
それは めまいと違うのか? とか。

何となく「まあまあ… すぐ治ったんなら
いいか」みたいなね

そういうのはあるかもしれないから。
流してしまいますよね。

今日は 気になるところですが。

いろいろ分からないことが多い
この「めまい」ですけれども

ところで この「めまい」
漢字で どう書くか 分かりますか?

目でしょ?
「目」の「まい」でしょ だから…。

「まい」?
目が もう… 舞う…。

舞うっていうんじゃないですか? こう。
いや 何か すごく難しい…

「めまい」以外で見たことないような
漢字だった気がします…。

そうなんですよ。
こちら このような漢字を

当てることが多いんですけれど。

こちらの「眩」というのは
訓読みで「くらむ」と読みまして

「目がかすんで目の前が暗くなること」。

そして こちらは

「うん」と読みますけれども

訓読みでね 「ぼかす」と読みます。

ぐるぐる ものが回って見えたり

ものが揺れ動いて
見えたりすることなんですよね。

一般的には 「自分自身 または周囲が

動いていないのに 動いているという

違和感のある
誤った運動感覚のこと」でして

症状自体も つらいんですけれども

転倒などでリスクを生むケースも…。
そうですね。 場所によってね

危ないですよね。
そうですね。

では まず 最も多いタイプのめまい。
こちらの方のケースから ご覧ください。

<新潟県にお住まいの…>

<3人きょうだいの末っ子として
育てられた鈴木さん>

<頑張り屋の性格で
現在は 販売員として働いています>

<鈴木さんが
突如 めまいに襲われたのは

8年前の朝のこと。

目覚めた瞬間から目が回り

ベッドから起き上がることが
できなかったのです>

<実は 前日から
社内の研修に参加していた鈴木さん。

めまいが起きた朝も
無理を押して研修に向かったといいます>

タクシーで。 ちょっと…

<しかし その日 一日中
体が ふわふわした感じが続きました>

例えて言うと…

<そこで 鈴木さんのチョイスは…>

チョイス!

<近くの病院を受診し
検査を受けたのです>

<その結果 診断は…>

<「良性発作性頭位めまい症」って 一体…>

<人間の体のバランスは

耳の中にある
センサーの働きで保たれています。

それが
内耳にある「三半規管」と

「耳石器」です。

どちらも
リンパ液で満たされており

三半規管は 中を通る液体の流れ方を
感知します。

耳石器は「耳石」という石の動きを
感知します。

これらによって
現在の頭と体の動きや傾きの状態を

常に脳に伝えています。

ところが この耳石が
ちょっとした衝撃などで剥がれて

三半規管に
入り込むことがあるんです。

すると
リンパ液は いつもより強く流れて

頭や体が止まっていても
動き続けてしまいます。

その結果 三半規管からは

「まだ動いている」という情報が送られ

脳が混乱することで
めまいを感じるのです。

ところで 耳石が
三半規管に入っているかどうかは

どうやって分かるの?>

<内耳が関係する めまいには

「眼振」という
特徴的な症状があります。

「眼振」とは 眼球が
無意識に細かく横に揺れたり

回転したりすることです。

そのために
実際は動いていない景色が

揺れたり回ったりして
見えるのです。

良性発作性頭位めまい症が疑われた場合
医師が頭を揺らし

耳石が 三半規管の どの管に
入ってしまったのかを探ります。

では 三半規管に
入ってしまった…>

内耳の中で 本当に 石が
こう動いて こう動いて こう動くと…

<実際の頭位治療の様子です。

医師は モニターで眼振を確認しながら

患者の頭を
さまざまな角度に

傾けていきます。

目の動きで 耳石が三半規管の

どの管に入っているのか分かるので

それによって
頭の動かし方も変えていきます>

<これを一回行っただけで治る患者さんも
いるそうです>

<しかし 鈴木さんは
この頭位治療を受けなくても

安静を心がけただけで

ひどかっためまいの症状が
なくなったといいます。

それって 一体 どういうこと?>

寝たり起きたりも当然しますので…

チョイス!

う~ん…。 朝起きて目を開けると

ぐるぐる回っているっていうのは…。
いやあ…。

人に伝えづらいっていうのもね

例え話を たくさんね
おっしゃってましたけど。

とても 何か 難しいのかな 共有するのが
っていうふうに思ったりもしますが。

詳しく伺っていきましょう。

新潟大学大学院
医歯学総合研究科教授で

めまいが ご専門の堀井 新さんに
お越しいただいています。

(一同)よろしくお願いいたします。

まあ その原因っていうのは…

めまいの原因が耳に関係してるのは
何%ぐらいって考えたらいいですか?

実はですね 8割から9割ぐらいは

内耳 耳からきてる
めまいということになってますね。

その中でも「良性発作性頭位めまい症」
っていう病気なんですけども

それが半分は占めるんじゃないか
っていうふうにいわれてます。

そうですか!
その どうやら 耳石ってものが…

耳の石ですね 関係しているって…。

そもそも耳石って どういうものなのか
っていうことなんですが。

耳石っていうのは やはり…
カルシウムの塊なんです。 一種なんです。

ちょっと こちらを 先に ご覧ください。
耳石の画像です。

この六角形の白いのが耳石ですね。
こういったもの…。    ああ そうですか。

これが どういう働きをしているか
ということなんですけれども

この石がですね
耳の中にあるわけなんですけども

その… 体の傾きを感じるような

こういう毛のような細胞が
あるんですけれどもね

そこの上に 今の石が こう のってて。

少し こう おもしみたいな感じで…。

そうするとですね 頭が傾いたときに

毛だけだと
あんまり傾かないんですけども

おもしが…。
上から かかってるから。

そう。
傾きが 増幅されて 分かりやすい…。

この毛の傾きが脳にいって

体の平衡感覚ですね。

バランス… どちらへ傾いてるとか
そういうのを分かるような役割を

ふだんは
果たしてるわけなんですけれども

三半規管の中に入り込んでしまうと

これが まあ めまいの原因になって
悪さをしてしまう。

先生 耳石っていうのは
毛の上に のっかってるというか

くっついてるのが
剥がれちゃうっていうことですか?

そうです。 ふだんは ここの部分ですね。

ここに2つあるわけなんですけれども。
大きくはですね。

ここの所に耳石っていうのはあって

先ほどの おもしのような役割を
してるわけなんですけれども

これが ここにいてくれてる間は
いいんですけれども これが…。

剥がれちゃって…。

こちらのほうに 三半規管 1個…

2つ 3つ ありますけれども

こういう所に入るとですね
今度は 頭を動かしたときに

この三半規管の中で
これが こう

ぐるぐる
動いてしまうわけですね。

そうすると これが めまいの原因になる
っていうことになりますね。

その めまいの続く時間っていうのは
大体 どれぐらい…?

短いめまいですね。 数秒から
長くても2~3分ぐらいの めまい。

そうですか。
そもそも その耳石が

なぜ 剥がれてしまうんですか?

この石もですね ずっと 同じ石がですね

生まれてから死ぬまで
ここにあるわけじゃなくて。

「代謝」っていいますけれどもね

消えたり新しいのが出来てということを
繰り返してるわけなんですけども

そのときに剥がれるっていうことと

それと もう一つは スポーツとかですね。

例えば サッカーで
ヘディングするとかですね

そういう強い衝撃を受けた場合にですね

やはり ここの石が ごそっと こう
落ちることもあるわけなんですね。

代謝でということは 剥がれてもいいもの
ということですか? もともとは。

すごく微量であればいいんですけど

わりと大きな塊で ごそっと剥がれると
やっぱり 非常に悪いですね。

なりやすい方の特徴とかあるんですか?

カルシウムが 体から抜けやすい方ですね。

例えば お年寄りとかですね

骨粗しょう症。
骨が もろくなる方とかですね。

あと 女性ですと 閉経がありますと

非常に
カルシウムが体から抜けていきます。

そういうようなことが… この病気に
なりやすいっていうことがいわれてます。

あとは 寝てる時間が長い方ですね。

寝たきりの方とかですと

普通に運動してる方と比べるとですね

そこの三半規管の中に
入りっぱなしになるわけで

動かなくなる…。 そうすると やはり

非常に
治りにくいっていうことにもなります。

ただ お年寄りでもないですし
閉経後の女性でもないですし

別に 頭を打ったとかいうことも
何にもない人でもですね

起こりますので。
それから 原因として

すべてが分かってるっていうわけではない
っていう病気ですね。   そうなんですか。

良性発作性頭位めまい症かどうか
というのは

どうやったら分かるっていうのは
あるんですか?

良性発作性頭位めまい症に 非常に
典型的な症状っていうのがあります。

それと あとは検査ですね。

ちょっと見ていきますけれども 症状は…。

回転性っていうと 本当に その…
この景色が

ぐるぐる回っている
っていうことですか?

いすを回転させて
パッと止めたときにですね

バ~ッと景色が流れることがあると
思うんですけれども

ああいう症状に近いですね。

そして 検査は…。
検査ですか はい。

そうですね。 「眼振」っていう
非常に難しい言葉ですけれども。

先ほど
ビデオでも出てましたが

ああいう眼振っていうのが
実際に観察されるかどうかですね。

頭を 実際に…
例えば 寝返りのように動かすとか

寝てて 起き上がるとかですね
そういう頭の動きを加えて

耳石を動かすような
体の動きをしたときに

ああいう目の動きが出るかっていうのを

少し特殊なゴーグルをかけてですね
診察していく…。

めまいが起きたときに
そういうふうになるってことで

普通に じゃあ 受診したときに まだ

今 めまいがないっていうときには
揺れてないんですか?

患者さんが 基本的に
症状がないときには揺れてないですね。

けれども そういう患者さんはですね

頭を動かすとか
寝たり起きたりさせるとか

そういう負荷をかけると
やはり 眼振が出ますので

それで診断することになってますね。

めまいがある人の頭を こう…
動かしちゃっても大丈夫なんですか?

診断のためには
どうしても やっぱり 必要で

そこは 実際 僕らも

「今から 少し めまいが
起こるかもしれませんよ」ということを

十分に説明してですね。
患者さん 不安になってますので

そういうことを前もって言ったうえで
診断してますね。    なるほど。

もう一つ
聴力検査っていうのがありますが

これは 何のために?
これはですね

この良性発作性頭位めまい症で…
難聴ですね。

聞こえが悪くなるということは
ないんですけれども

ほかにですね 耳からくる病気で

メニエール病っていうような
病気ですとかですと

難聴とか耳鳴りとかですね
耳の症状を訴えることが多いですので

そういうのと めまいと
見分けるためにですね 聴力検査をして

実際 聞こえが落ちていないか
っていうのを診るために

この検査をするっていうことです。

例えば MRIとかCT検査みたいなのは
あまりやらない?

この良性発作性頭位めまい症を
診断するためには

CTとかMRIでも映らないぐらいの
病変になりますので。

実際の診断に関しては

目の動きから診るっていうのが
僕らの仕事ですね。

それは はっきりしてるってことですね。

ここに
1番目の管に入ったら この動き。

2番目 3番目って…。
はい。

それは面白いですね。
すごいですね。

だから やっぱり 治療法っていうのは
頭を こう 動かしてっていう…。

頭を動かすだけで大丈夫…?

治療ですか? はい そうです。
なるほど。

こちらに ちょっと
内耳の模型を出しましたので。

この赤いのが 石を…。
ああ…! 入ってる 入ってる。

頭を動かすとですね この石も
この水の中で動くわけですね。

リンパ液が入ってるからね 水の中で…。

ちょっとずつ動いてます 動いてます。
下がっていってる。

ああ! 一人 後れて…
後れを取った子が 今 追いつきました。

シンプルですね 中の動きとしては。

ここに… あっちゃうものを
こっちに持ってくれば

治るっていうことですもんね。

今は ここの三半規管に入って

石が動いたわけなんですけれども

このときに出てくる
目の動きと

これがですね 別の…

こちらの三半規管に
入ったときとは

また少し 目の動きが
違うわけですね。

それで診断できる
っていうことになります。

例えば これ
薬とかでは治らないものなんですか?

めまいの感覚ですね。
それを和らげたりとかですね

あるいは めまいに伴って起きる

むかつきとか吐き気とかが
あるんですけれども

そういうのを抑えるためのお薬を
出すこともありますが

基本的には この石を
元の位置に動かすっていうのが

根本治療っていうことになります。
VTRにもありましたが

安静にしてたら
自然に治るっていうこともあるんですか?

そうですね。
代謝っていうこともありますので

小さな 少しの粒であれば それは
やはり 消えていくこともあって

自然に治ることもありますし。

特殊なですね 体操…
頭位治療っていいますけれども

そういうことをしなくても

普通の日常生活を
送っておられる方であれば

自然と石が戻って
治ることもありますけれども。

そういう自然に任せてるとですね

やはり
1か月ぐらいかかるっていうことが

データとして はっきり出てますので。

この治療をやると うまくいけばですね

本当に 手品みたいにですね
一回で治ることもありますので

患者さんに びっくりされる
っていうこともありますね。

そうか そうか。
本当にあるべき所に戻しさえすれば

そこに… 三半規管になければいい
っていうことですもんね。

そうですね。
そうか。

その良性発作性頭位めまい症
予防する方法っていうのはあるんですか?

これはですね 石がですね
一つの所に とどまってしまうのが

非常に よろしくないですので

例えば 寝るときにですね いつも こう

右を下にして寝るとか
左を下にして寝るとかですね

そういう癖のある方ですね。
それは あんまり よろしくないので

寝てるときには
ちょっと お行儀が悪いですけど

右向いたり 左向いたりとかですね

ゴロゴロされてる方のほうが
いいでしょうし。

あるいは 少し 頭を上げてですね

完全に 水平で下げるよりも
少し上げてるほうが

石が下のほうにたまりにくいですので

そういう
寝るときの頭の位置の工夫ですね。

そういうことをやったりとか
運動ですね やはり。

一つの所にたまらないように

少し 右へ向いたり
左へ向いたりとかですね

そういうのを 寝るとき
あるいは起きたときにですね

やるとかっていうのが
予防法になりますね。

その良性発作性頭位めまい症が

一番メインだっていうふうに
聞きましたけど

それ以外で 例えば
耳に関係する めまいっていうのは

何か いくつかあるんでしょうか?
はい。

<耳に原因がある めまいは

良性発作性頭位めまい症以外にも
あります。

例えば 「前庭神経炎」。

三半規管からの信号を
脳へと伝える神経「前庭神経」が

ウイルス感染などにより傷つくことで
回転性のめまいが起こります。

めまいは数日間動けないほど
激しいときもあります。

また「メニエール病」は

内耳に
リンパ液が過剰にたまることにより

回転性のめまいと難聴を
引き起こします。

1回のめまいが
20分ほど続くこともあります。

さらに ある日突然
難聴や耳鳴りが起きる

「突発性難聴」でも

回転性のめまいが
起きることがあります>

さあ では 耳以外では どのような原因で
めまいは起こるんでしょうか?

実は とても危険なケースがあるんです。
こちらをご覧ください。

<神奈川県にお住まいの…>

<体力自慢の中村さんは
これまで 登山をしたり

100キロマラソンに
挑戦したりしてきました>

<中村さんに異変が起きたのは
今から3年前のこと>

<日課の散歩中 突然

体が揺れるような感覚に見舞われ

その場に うずくまってしまったのです>

<その後 トイレで おう吐し

ふらふらになりながら
なんとか自宅へと戻った中村さん>

<しばらく横になり休みましたが
めまいは治まりません。

耐えられなくなり
病院へと向かいました。

症状が起きてから
およそ4時間が経過していました。

それでも まだ めまいは続き
医師が診察すると

「眼振」が認められたのです。

さらに
安定して立っていられないことから

疑われた原因は 脳でした。

早速 MRI検査が行われました。

すると

小脳の血管が
詰まっているのが見つかりました。

中村さんは
「小脳梗塞」を起こしていたのです>

<中村さんは…>

<実は 中村さん
15年ほど前に

「糖尿病」と
診断されていました>

<さらに 3年前

脳梗塞を
引き起こすおそれのある

「不整脈」も
見つかったのです>

<そんな中村さんのチョイスは?>

チョイス!

<薬による治療です。

血液をサラサラにする薬を
朝晩 欠かさず のんでいます>

<実は 定年まで

消防署に勤務していた
中村さん。

めまいを起こしたときに
すぐ救急車を呼ばなかったことを

今でも反省しています>

まあ 恥ずかしい話ですけども…

チョイス!

本当に 違う種類の また
めまいがあるんだなということで。

脳梗塞が関係する
めまいということですけれども。

耳からくるめまいと
見分ける方法というのは

どうしたらいいんでしょうか?
これはですね

めまいだけでは
なかなか区別が分かりませんので

めまいとともに
一緒に出てくる別の症状ですね。

それで診断することになります。
はい。

それが どんな症状かといいますと…。

ろれつが回らない。

しびれる。 また…。

このうちのどれかが
当てはまったらということですよね。

そうですね。 いくつも当てはまる場合も
ありますけれども

こういう症状のうち
一つでもありますと

脳の異常によるめまいっていう可能性が
考えられます。

脳のどこが めまいと関係するのか
ということですけれど。

ここですね 脳の…
頭の後ろのほうにあるんですけれども

「小脳」っていう部分と
「脳幹」っていわれる部分が関係します。

そこで脳梗塞が起こりますと

この2か所はですね 平衡感覚を
コントロールしてる脳の部位ですので

めまいが起こるということになります。
なるほど。

じゃあ めまいが起きたっていうときに
お医者さんに行こうって思ったときに

何科を受診すればいいのかなっていう…。
そうですね 本当ですね。

いろんな種類があるっていうふうに
聞いちゃうと。

おっしゃるとおりです。 今 出てました
脳卒中のような方の場合ですね

ああいう方は 本当に危険なめまいで
命にも関わりますし

後遺症が残ることもありますので

できるだけ早い時間から治療が必要で。

神経内科とかですね 必要に応じて

もし 手術がいるっていうことであれば

脳外科に
受診してもらうということになります。

もし 強いめまいだったり
立っていられなくなった場合は

救急車を呼んでもいいっていう…。
そうです。

ものが二重に見えるとか そういう

めまい以外の症状の
強いのがあるときはですね

患者さん自身が判断するのは
難しいと思いますので

とりあえず 救急車 呼んでいただいても
全く問題ないと。

結果的に違って
よかったっていうことでも

僕らとしても 全然 それは
非常にうれしいことなので

ためらわずに呼んでいただいて
結構だと思います。

耳のめまいの場合は
耳鼻咽喉科になりますね。

本当に 脳が
関係するような めまいというのは

怖いですけれども
実は非常に 頻度的には少ないんですね。

耳からきてる めまいのほうが
圧倒的に多いですので

先ほど言ったような
怖い症状がない場合はですね

耳鼻科で
耳のめまいであるかどうかっていうのを

検査してもらうのが
一番 診断の早道になります。

それで 特に こういうめまいを

専門にしてる先生っていうのが
おられますので

めまいの相談医っていう先生方ですね。

日本めまい平衡医学会っていう学会が
あるんですけども

そこが認定してる
先生方がおられますので

ホームページからですね
そういうリストを当たっていただけると

そういう先生が
見つかるっていうことになります。

まあ 簡単に… 忘れちゃいそうだったら

「めまい 相談医」っていうふうに
もし 入れたら…。

出てきます。 出てくるっていうことですね
分かりました。

いや~ でも こうやって聞いてると
めまいにも いろんな種類があるなと。

何種類ぐらいあるんですか?

一応 めまいを引き起こす病気
っていうのがですね

我々の学会では 16あるというふうに。
へえ~!

実は その16の疾患のどれにも
当てはまらないっていうめまいが

あるんですね。 これが非常に問題で。

2割ぐらい そういうふうになって
診断がつかないっていうことで

診断名が付かずにですね

「めまい症」っていうんですけども

「めまいの症状」っていう
書き方なんですけども。

そういうふうにして
ひとくくりにされてしまう

疾患とか患者さんが…。

よく分からない部分が
あるということですね。

ですが 実はですね
最近 めまい症の一部は

治療できる可能性があることが
分かってきたんです。

こちらを ご覧ください。

<8年前
良性発作性頭位めまい症を克服した…>

<その後 めまいの症状が出ることもなく
平穏な日々を送っていました>

<しかし 3年たったころから
ある症状が出始めます>

いらっしゃいませ。

<店頭で立っているとき
お客さんが近づいてくると

体が
後ろに引っ張られるようになったのです>

<この不思議な症状は
次第に頻度を増していきましたが

病院に行くほどではないと
思っているうちに2年が過ぎました>

お客様が帰るときに立ち上がって 私も…

<ようやく 病院を受診すると

内耳が関係するめまいではないかと
言われました。

めまいの症状を和らげる薬が
処方されましたが

鈴木さんは 一向に良くなりませんでした>

結構 絶望的でしたね。

<そこで 鈴木さんは さらに2年後
あるチョイスをしたのです>

チョイス!

<去年2月 大学病院を受診しました。

眼振だけでなく

バランス機能を調べる検査や
聴力検査など

さまざまな検査を行った結果

異常は見つかりませんでした>

<そこで 医師が下した診断は…>

<うん? 「PPPD」って
一体 どんな病気?>

<人は
体のバランスを保つために

主に3つの情報を
利用しています。

三半規管や
耳石器からの情報

目からの情報

そして 筋肉の収縮による
体の傾きなどの情報。

それらが脳に送られ
適切に処理されて

平衡感覚が保たれるのです。

しかし ある刺激によって
これが かく乱されると

脳が過剰な反応をすることで
ふらつきが起きます。

それが「PPPD」です。

ところで
ある刺激って どんな刺激?>

悪化させる誘因が 一応
3つぐらいありまして。

…ときに起こりやすいとかですね
それが まず1つと。

あとは まあ 急に振り向くとか
急に立ち上がるとか

急な動きをしたときに
悪化しやすいっていうことと

それと この3つ目のが
かなり特徴的なんですけども

動くものを見るとか
動画を見るとかですね

ちょっと 上下に揺れるような
少し不安定な感じの動画ですね。

この3つが まあ 誘因になる…。

<鈴木さんは この過剰な反応を抑える薬を
毎朝 のむことで

めまいの頻度が減り
症状も軽くなってきました。

しかし 現在でも

めまいが誘発されやすい場所へは
なるべく出かけないように心がけ

家で過ごしています>

やっぱり 皆さんに知ってほしいですし…

う~ん…!

何で 何年間も 鈴木さんの場合は

めまいの原因が分からなかった
っていうのはあるんでしょうか?

これはですね この 新しい

PPPDっていう病気ですけれども

我々 医師側のほうの責任でも
あるんですけれども

そういう疾患がありますっていうことが

実際に きっちりとした定義がなかった
っていうところが問題です。

2017年になってですね 初めて
めまいの大きな国際学会で

このPPPD
っていう病気の診断基準ですね

それが
定められたっていうことになります。

で めまい症ですね。

これまで 16疾患に当てはまらない場合に
付けられてた病名になりますけれども

このめまい症のうちの…
新潟大学での統計になりますけれども

3分の2ぐらいは このPPPDだった
っていうことが分かって

患者さんにとっては
非常に朗報だと思います。

だから それを…
そういうことがあるんだって

そうじゃない人にも ちゃんと
理解が広まるっていうことは

たぶん 患者さんにとっては
とても安心材料っていうかね

そういうのもあるんじゃないかなと
思いますけれどもね。

このPPPDは どういう場面で
起こりやすいとかはあるんですか?

はい ありますね。

<PPPDの症状が出やすいのは

例えば こんな場面です>

<「急に振り向く 急に立ち上がるなどの
急な動き」>

<「スーパーやホームセンターなどの
陳列棚を見る」>

<「テレビや映画などで
激しい動きの画像を見る」>

<「背もたれや ひじ掛けのない
丸いすなどに座った状態を保つ」>

<「パソコンやスマートフォンの
スクロール画面を見る」>

<「エレベーターやエスカレーターに乗る」
などです>

普通の方にとっては

どうってことないことだと
思うんですけれども

こういう条件で この患者さん…

PPPDの患者さんは
めまいを訴えますので

こちらからですね 医師のほうから

「こういうときに
めまいは起こらないですか?

こういうときに
起こるんじゃないですか?」

っていうようなことを積極的にですね
問診する必要があるということと

それと 眼振ですね。
目の動きを診るような検査ですとか

あるいは聴力検査などで

そういうところに異常があるかどうか
っていうことですね。

ほかの病気を持っていないかどうか
っていうことも

診断していく必要がありますね。

何となく 消去法みたいなことで

「あれ? どれも当てはまらないぞ」って
なったときに これ…

「こういう感じですか?」ってなる…。
そうですね。 そういう方が多いです。

先生 これ 発症の原因みたいなのも
分かってないんですか?

これはですね
体のバランスっていうのは 内耳ですね。

耳からの情報と 目からの情報と
それと 筋肉の収縮の具合ですね。

体が傾くと… 右に傾くと
右足の筋肉が収縮するとか

そういう情報が脳に入って

バランスっていうのは
保たれてるわけなんですけれども

それが 例えば
動くものを見るとかですね

そういうので
かく乱されたりとかしてですね

耳と目と筋肉の収縮っていうのの
バランスが崩れてですね

どれかに 非常に こう…
頼るようなことに変わっていくと

こういう病気が発症するっていうふうに
考えられてますね。

ほかになりやすい方っていうのは
どういう方が…?

この病気になる前にですね…
鈴木さんも そうだったんですけれども

良性発作性頭位めまい症があったと
思うんですけれども

それに限らずなんですけれども
非常に大きなですね めまいですね。

急に起こるようなめまい そういうのが

先行してですね… 先にあって

そのあと
多くの方は「一過性」っていいますけど

一度起こって
それで治っていくんですけれども

それが治らずに

慢性化していく
移行していくってことが多いです。

めまいに関しても

良性発作性頭位めまい症とか
メニエール病なんかは

ぐるぐる回るような
めまいなんですけども

このPPPDになると
ふわふわするとか。

ご自身の症状も ご本人に聞くと
全く違うというふうに…。

変わっていくってことですか?
そうですね。

そしたら それは どういった治療が
あるんだろうということですけれど。

現時点で 効果が期待されている治療
っていうのは 3つあります。

1つが…

このPPPDに 特別に開発された
っていう治療ではないですけれども

めまい一般に行われてる治療の一つで

PPPDにも効果があるというふうに
いわれております。

内耳と脳をつないでる前庭神経を

働きを高めるっていったら
おかしいかもしれませんけど

バランスを取るトレーニングですね。

そういうのをやったりとか

動きながら何か作業をするとかですね

そういうリハビリテーション

めまいの体操 そういうことが

一応 治療法としていわれてます。

例えばですね
自分の親指を

自分の正面に
持っていってですね

それで この親指の爪を見ながらですね
頭を動かす。

というか 頭を動かしながら
爪を見るっていうことですね。

これがですね
ゆっくりから 中ぐらいとかですね

相当速くとか いろいろ スピードを変えて
やるんですけれども。

これをすることによってですね

めまいに慣らしていくトレーニングをする
っていうような治療になりますね。

一回に
どれぐらいやればいいっていうか

あと 一日に何回やったらいいとか
目安みたいなの ありますか?

そうですね
めまいのない方がね やられても

全然 簡単にできるんですけど

実際 めまいを訴えてる方は
これ 結構 疲れるんです。

それで まあ… 大体 お勧めするのは
1回5分ぐらいですね。

それを一日に3回ぐらい。

ですので 15分とか
頑張っても20分ぐらいですかね。

スピードを少し変えて
やるっていうことと

横の動きだけじゃなくて縦の動きですね。

人間 体… 頭は 横に動くことのほうが
多いんですけども

縦も両方やるっていう
そういうのを組み合わせて

一日で15分から20分ぐらいが適当かなと
思いますね。

そして 2つ目は何でしょうか?

これはですね 不安症とか
うつの患者さんに使うお薬の治療ですね。

PPPDの患者さんは不安症とかですね

あるいは うつを合併している方も
非常に多くてですね

難しい言葉ですけども

「SSRI」っていうタイプのお薬が
あるんですけれども。

これは 脳がですね 過剰に

目からの刺激とか 体の動きの刺激で

反応してしまうわけなんですけど

それを抑える働きがあるっていうふうに
いわれてまして。

海外での報告が多いんですけれども

PPPDの患者さんに
非常に有効であるということが

いわれてますね。

日本では 不安症 あるいは うつですね

そういうのを合併してるときに
処方されております。

そして もう一つが…。
もう一つはですね

「認知行動療法」という治療法があります。

これを
めまいに応用しようっていうことで

海外では こういうのが
有効っていうことがいわれてますので

我々も そういうのを目指していこうかな
と思ってるところです。

多角的にアプローチできるふうに
なっていくと 何か こう

回復のスピードも速くなっていくのかな
というような感じもいたしましたが。

はい。 では 堀井さん
今日 お伝えした内容を踏まえまして

めまい治療のベストチョイスのための
アドバイスをお願いいたします。

めまいは
本当に ここ10年ぐらいの間にですね

原因も すごく分かってきましたし

治療法もですね 体操するとかですね

リハビリテーションで
石を戻すとかですね

いろんな治療法が
進歩してきておりますので

「たかが めまい」と言わずにですね

困って 苦しんでおられる
患者さんに関してはですね

一度 やはり 専門の…

めまいの専門の先生の所に
行っていただいて

実際 診断していただくっていうのが
一番かなと思います。

そうですね。 最初に 何か…

ちょっと めまいがあるなと思ったら
まず診てもらって

今 どういう状態なのかを把握するのが
一番 何か 精神的にも安心するし

いい方法なのかもしれないなというふうに
思いました。

先生 今日は
どうもありがとうございました。

(一同)ありがとうございました。

さあ ということで
今日は「めまい」ということでしたけども

いかがでしたか?
なってしまうと

生活に だいぶ支障があって
苦しんでらっしゃる方

たくさん いるんだろうなっていうのが
分かりましたね。

あと いろんな種類があるので。
そうですよ。

やっぱり めまいって
ひとくくりにできない… ねえ?

どこの部分からきてるのかによって
緊急性みたいなのも全然違ってくるし。

治療法もね。
あと 治療法も違ってくるし。

…ということを今日 学んだっていうのが
一番のポイントかなと思います。

だから いろんな情報を共有して
理解し合うっていうのが

きっと 一番

病気を治していくスピードの速さに
つながっていくんじゃないかなと

今日は 改めて思ったというふうに
思いますが。

さあ 次回も皆さんにお届けします。

健康へのベスト…。
(2人)チョイス!


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