NHKスペシャル「AIでよみがえる美空ひばり」昭和の歌姫・美空ひばりが“復活”。秋元康プロデュースの新曲を…



出典:『NHKスペシャル「AIでよみがえる美空ひばり」』の番組情報(EPGから引用)


NHKスペシャル「AIでよみがえる美空ひばり」[字]


昭和の歌姫・美空ひばりが“復活”。秋元康プロデュースの新曲をAIひばりが熱唱する。人工知能は人々の心を揺さぶる感動を生むのか?今夜、歌謡史の新たな扉が開く。


詳細情報

番組内容

美空ひばりさんがこの世を去って30年。NHKやレコード会社に残る音源や映像をもとに、人工知能・AIでひばりを現代によみがえらせるプロジェクト。国内最高レベルの技術者がAIを開発。新曲の作詞は秋元康、衣装デザインは森英恵、振り付けは天童よしみという強力布陣。令和の時代に現れる“AIひばり”が歌うのは、これまでにない曲調の新曲。歌声や表現力はどこまで再現できるのか。あなたの目と耳で確かめてください。

出演者

【出演】秋元康,天童よしみ,森英恵,【語り】三浦大知



『NHKスペシャル「AIでよみがえる美空ひばり」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

NHKスペシャル「AIでよみがえる美空ひばり」昭和の歌姫・美空
  1. AI
  2. 歌声
  3. 新曲
  4. 美空
  5. 再現
  6. 高次倍音
  7. 秋元
  8. 楽譜
  9. 開発
  10. 拍手
  11. 歌手
  12. 学習
  13. 頑張
  14. 今回
  15. NHK
  16. エンジニア
  17. お久しぶり
  18. タイミング
  19. 感動
  20. 時代


『NHKスペシャル「AIでよみがえる美空ひばり」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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人工知能・AIは
そんな願いをかなえようとしています。

昭和の唯一無二の国民的スター
美空ひばりさん。

没後30年にあたる今年。

NHKでは ひばりさんの残した
膨大な音源と映像を基に

その歌声 姿形を再現し

新曲を披露するという試みに
挑みました。

「神秘の声」「七色の声」と呼ばれた
ひばりさんの歌声を再現するのは

歌声合成技術で世界のトップをいく
ヤマハのエンジニアです。

音色の変化 タイミングの微妙なずらし

ひばりさんの超絶テクニックの再現に

1年近く取り組んできました。

♬「ありのままの 姿見せるのよ」

そして よみがえった ひばりさんが歌う
曲作り 振り付け 衣装作りのために

再会を願う かつての仲間たちが
立ち上がりました。

AIは
ゲーム 未来予測 金融などの分野では

既に人間を圧倒しています。

AIに残されたフロンティアは 芸術。

すなわち
人間の心の領域 感動です。

私 三浦大知も
美空ひばりさんの大ファンです。

今も多くの日本人の心を揺さぶる
ひばりさんの歌声を

AIは 本当に再現できるのでしょうか。

それでは お待たせいたしました。

AI美空ひばりコンサートの開演です。

果たして 人工知能・AIは どこまで
人の心を揺さぶることができたのか。

世界で初めての挑戦です。

(拍手)
お久しぶりです。

美空ひばりさん 30回目の命日。

大粒の雨の中 今年も供養が行われました。

おはようございます。
おはようございます。

生誕の地に建てられたお墓には

全国各地から300人を超えるファンが
訪れていました。

多くの人に惜しまれながら
52歳でこの世を去った 国民的スターを

現代によみがえらせる。

去年12月。

美空ひばり復活プロジェクトが
動きだしました。

NHKは よみがえったひばりさんが歌う
新曲の作詞とプロデュースを

秋元 康さんに依頼しました。

最後のシングル曲「川の流れのように」を
30年前に手がけた

希代のヒットメーカーです。

秋元さんは 広く作曲家に呼びかけ

ひばりさんの新曲のメロディーを
募集しました。

美空ひばりさんが
令和の時代によみがえったら

どんな曲を歌うのだろうか。

200曲以上が寄せられました。

演歌 バラード アップテンポ。

しかし これぞという曲は
なかなか見つかりません。

1か月余り続いた選考会。

若手の作曲家が作った ある一曲が
耳に留まりました。

♬「今 今」

これまで ひばりさんの曲にはなかった
現代的なポップス調です。

♬~

新曲作りと並行して 進んでいたのが

ひばりさんの歌声と姿形の再現です。

NHKの呼びかけで AIプログラマー

CGデザイナー
3D立体投影

各界の第一人者が
集結しました。

ひばりさんの歌声を担当するのは

歌声合成ソフト ボーカロイドを開発した
ヤマハのエンジニアです。

バーチャルアイドル 初音ミクを
生み出したボーカロイドは

楽譜と歌詞を与えると
コンピューターが歌にするシステムです。

今回の開発は
格段に難易度が増しています。

人工的な音声ではなく 実在した歌手
本人の声をそのまま再現し

新曲を歌わせる試み。

AIの進化が試されます。

美空ひばりさんは 生涯で
1, 500曲をレコーディングしています。

低音から高音。

演歌から ジャズ バラードまで
どんな歌でも自在にこなし

「七色の歌声」とも呼ばれてきました。

私も 美空ひばりさんを
心から敬愛しています。

祖母が大好きで 子どもの頃から

ひばりさんの曲に
慣れ親しんできました。

ことさらに歌い上げることなく
それでいて 人の心を揺さぶる。

そんなひばりさんの歌声を
AIという機械が

本当に再現できるのでしょうか。

ひばりさんの声をAIで再現し
新曲を歌わせるには

気の遠くなるような数の音を
準備する必要があります。

まず 50音を濁音なども含め

ひばりさんが出す音域
4オクターブ全てで再現するために

5, 000を超える音が必要です。

しかし これだけでは歌にはなりません。

それぞれの音に ビブラートがかかり

どのぐらい震えているか。

ファルセットなどによる裏声かどうか。

さまざまな表現方法を掛け合わせて

音を作らなければなりません。

歌声にするには
天文学的な数の音が必要となります。

こうした数の音を 人間が手作業で
用意することは不可能です。

そこで 今回の開発には
ディープラーニングと呼ばれる

AIが自ら学習を繰り返すシステムを
採用しました。

まず レコード会社が
今回 特別に提供してくれた

ボーカルのみの音源を AIは
教師データとして学習していきます。

♬「その日まで」

AIは ひばりさんの声を
1秒当たり100に分割します。

そして 音譜と歌詞を基に
ひばりさんが どう声に出したか

楽譜と歌声を照らし合わせながら
解析します。

そして 人間には 到底 見つけられない
楽譜と声の相関関係

つまり ひばりさんの歌い方のルールを
見つけだします。

開発から半年。

AIは 驚異的なスピードで
成長を遂げていました。

「アナと雪の女王」で有名な…。

AIに
大ヒット曲の楽譜を与えてみると…。

♬「ありのままの 姿見せるのよ」

♬「ありのままの」

♬「ありのままの 姿見せるのよ」

♬「ありのままの」

どこを切っても ひばりさんの声にしか
僕は聞こえないんですけど…。

進化したAIは
新曲の出来上がりを待っていました。

秋元 康さんは 別の仕事のために
ニューヨークを訪れていました。

秋元さんは
よみがえる ひばりさんのための詞を

ここで書こうと決めていました。

イーストリバー程近くにあるカフェ。

30年前 このカフェの この席で
美空ひばりさん最後の曲

「川の流れのように」の詞を
書き上げました。

♬「でこぼこ道や 曲がり…」

大スター ひばりさんのための詞を
初めて書いた30年前と同じ

震えるような気持ちで もう一度
ひばりさんのための詞を書きたい。

一つの言葉に たどりつきました。

当時 売れっ子の放送作家だった
秋元さんは

自らの仕事の行く末に疑問を感じ

ショービジネスの街 ニューヨークで
自分を見つめ直そうとしていました。

美空ひばりさんの新曲の依頼が届いたのは
その時でした。

ひばりさんが 令和の時代の今 現れたら
どんなメッセージを伝えるだろうか。

20回近く書き直した末 完成しました。

タイトルは 「あれから」。

デモの音源を聴かせてくれました。

♬~

「あれから どうしていましたか?

私も歳を取りました。

今でも 昔の歌を
気づくと 口ずさんでいます。

振り向けば幸せな時代でしたね」。

秋元さんには この曲の中で

どうしても やりたかった
試みがありました。

語りです。

「さぁ 私の分まで
まだまだ頑張って」。

こういう感じのものがいいかなと。

みんなが…

この秋元さんの新曲は 予想どおり

AIエンジニアを
苦しめることになりました。

早速 AIに新曲を歌わせてみると…。

♬「あれから どうしていましたか」

過去の楽曲を学習し ひばりさんの
歌唱のルールをマスターしたAI。

これまでなかった曲調に
そのルールが通用しません。

そして
開発チームを最も苦しめたのは

やはり 語りでした。

ひばりさんが歌った
1, 500曲の中に

語りは ほとんどありません。

学ぶべき教師データが
決定的に不足しています。

まあ そうですね。

こういうものがあるんですが。

「未練なのね あの人の面影

淋しさを忘れるために
飲んでいるのに」。

まずは AIに この「悲しい酒」を
学ばせてみることにしました。

「どうして
あの人を あきらめたらいいの」。

「お久しぶりです。
あなたのことを ずっと見ていましたよ。

頑張りましたね。
私の分まで まだまだ頑張って」。

語りを作るための音源探し。

貴重な音声が眠っていました。

よろしくお願いします。

美空ひばりさんの一人息子
加藤和也さん。

ひばりさんは
地方公演などで家を空ける時は

幼い和也さんを必ず連れていくほど
溺愛していました。

和也さんは 母親のひばりさんが
残してくれた カセットテープを

大切に保管していました。

一人 家に残した和也さんの寂しさを
紛らわそうと

ひばりさんは 童話を吹き込んでいました。

「カー君に
ママが お話をこれから読みます。

『裸の王様』 これを聞きながら
おとなしく いい子で寝るんですよ」。

息子を思う
母親の優しい気持ちがあふれた

2時間の音声データです。

データは 直ちに
開発チームに持ち込まれました。

それを学習した結果は歴然でした。

「お久しぶりです。
あなたのことを ずっと見ていましたよ」。

そして…。

「お久しぶりです。
あなたのことを ずっと見ていましたよ。

頑張りましたね。

さあ 私の分まで まだまだ頑張って」。

今後 AIが
自己学習を繰り返していけば

語りを実現できるめどが立ちました。

息子を思う
ひばりさんの愛情が時を越えて

AI開発を大きく前進させてくれました。

歌声開発と並行して
ひばりさんの姿形を再現する映像開発も

急ピッチで進んでいました。

残された膨大な映像から
ひばりさんの顔の動きの法則を

AIが学習しています。

口や歯 眉など 顔の50か所が

新曲の歌詞に連動して動くシステムを
開発しました。

しかし いくら技術を駆使しても
乗り越えられない課題がありました。

新曲を歌うAIに
どのような振り付けを行うかでした。

美空ひばりさんに
専属の振り付け師はいませんでした。

あらかじめ
決まった動きをするのではなく

心の赴くままに動いていました。

お客さんの反応を見ながら
自在に振り付けを変える

ひばりさんの動きを推測することは
AIをもってしても困難でした。

一人の歌手が力を貸してくれました。

こんにちは。
よろしくお願いします。

ひばりさんを師と仰ぐ
天童よしみさんです。

ひばりさんみたいに なりたいっていう

子どもの時から そういう夢を持って
歌手になったので。

賞を総なめにする天才少女と
大阪で名をはせていた天童さん。

8歳の時 ひばりさんの大阪公演に
出演したのがきっかけで

プロの道を志しました。

天童さんは ひばりさんの歌と動きを
自分のものにしようと

レコードを聴き込み
ビデオをすり切れるほど見てきました。

天童さんの体に
全身の動作を精密に記録する

モーションキャプチャーセンサーを
装着しました。

♬「夕陽が また」

ひばりさんになりきって
新曲「あれから」を歌ってもらい

無意識に出る動きを ひばりさんの
CG映像に落とし込むのです。

もっと こう…

30年ぶりにステージに立ったひばりさんが
お客さんとの再会に喜び

一人一人に語りかける
そんな姿をイメージしました。

ひばりさんが ゆっくりと観客の顔を
見回す動作を随所に入れました。

よみがえるひばりさんは どんな髪形で
どんな衣装を着て現れるのか。

生前 ひばりさんと
苦楽を共にした人たちも

このプロジェクトに
参加してくれました。

白石文江さんは
ひばりさんのヘアメークを

25年にわたり担当。

今回 ひばりさんと
背格好が同じモデルに向けて

新曲のイメージに合わせて髪形を作り

CGに起こしていきます。

はい お疲れさまです。

ちょっと向こう あれしてみて。

衣装を作るのは ファッションデザイナー
森 英恵さんです。

美空ひばりさんが 42歳の頃から
ステージ衣装の全てを手がけてきました。

お互いに妥協を嫌った2人。

時に ぶつかりながらも
深い信頼で結ばれていました。

今回 美空ひばりさんが天国から
華麗に舞い降りた様子をイメージし

衣装を作りました。

今 世界各地で
亡くなったアーティストを

テクノロジーを使って
復活させる試みが行われています。

台湾では 24年前に亡くなった歌手
テレサ・テンを3D映像で再現し

かつての名曲を披露しました。

ほかにも 1950年代のロックンローラー
バディ・ホリーや

20世紀最高のソプラノ歌手といわれた
マリア・カラスなどを

よみがえらせています。

こうした試みに
批判の声も上がっています。

亡くなった人をよみがえらせることが
許されていいのか。

私 三浦大知が それを望むかと聞かれたら
正直 まだ分かりません。

可能性は感じますが 抵抗もあります。

この技術の悪用も懸念されています。

これは 大学の研究室がAIで作った
オバマ元大統領のフェイク映像。

本物と見まがうような映像と音声で

ありもしない発言が
作られてしまったら…。

例えば こんなふうに。

ひばりさん復活のコンサートまで
1か月半を切った この日。

開発中の歌声を 美空ひばり後援会の
皆さんに聴いてもらうことにしました。

全国各地の公演にも足を運び

ひばりさんの晩年は裏方として支え
病室にも足しげく通っていました。

ひばりさんの全てを
知り尽くした人たちです。

♬~(歌声)

その反応は 予想以上に厳しいものでした。

えっと 私は…

更に ひばりさんの声が持つ
独特の力が感じられないと

声をそろえました。

更に 秋元 康さんにも
AIの歌声を聴いてもらいました。

♬~(歌声)

秋元さんも同じでした。

後援会の人たちが感じた物足りなさを
明確な言葉で指摘しました。

やっぱり 歌って もう…

それからすると やっぱり…

AIは ひばりさんの声で 正確に
歌えるようには なっているはずです。

しかし それだけでは
人を感動させることはできない。

開発チームは ひばりさんの歌の奥深さを
改めて思い知らされました。

気持ちとしては泣きそうになるんですけど
でも 何か その…

そこは やっぱ 本当に細かいところの…

「神秘の歌声」「七色の歌声」などと
評される ひばりさんの声。

♬「愛 燦々と この身に降って」

ひばりさんの歌声の何が
人の心を揺さぶるのか。

私たちは ひばりさんの声に潜む秘密を
解き明かすため

歌声解析の研究者に 分析を依頼しました。

すると ひばりさんの声に
「高次倍音」と呼ばれる

特殊な音が見つかりました。

♬~

この曲の
「か」の周波数です。

音の高さを示す周波数は

主に1, 000ヘルツから
5, 000ヘルツの間で

構成されています。

これは 一般の歌手も
ほぼ同じ分布です。

ところが ひばりさんの声には

7, 000ヘルツを超える高次倍音が
含まれていたのです。

高次倍音とは 元の音の周波数より
何倍も高い音

つまり 数オクターブ上の
もう一つの音です。

ひばりさんは
この複数の音を同時に出し

一人でハーモニーを
奏でていたと考えられます。

高次倍音が含まれる典型は

モンゴルに伝わる伝統的歌唱法
ホーミーです。

♬~(歌声)

舌を特殊な形に動かし 低いうなり音と
甲高い音を同時に出し

そのハーモニーが
幻想的な世界を作り出します。

ひばりさんは この高次倍音を
曲の必要な箇所だけに

ピンポイントで出しています。

この曲のサビの部分。

♬「ああ」

「あ」の周波数は 4, 500ヘルツ以下で
高次倍音は現れていません。

その 0.3秒後。

♬「かわのながれの」

この「か」の音だけに
高次倍音が現れます。

聞き手に それとは気付かせない
超絶テクニックで

奥行きのある歌声を
作り上げていたのです。

♬「ああ かわのながれのように」

エンジニアの大道さんは
もう一度 ひばりさんの歌声を

丹念に聴き直していました。

高次倍音のほかにも
際立った特徴が見つかりました。

ひばりさんの歌には 楽譜に対して
音程やタイミングのズレが

随所にあったのです。

♬「それもまた」

ひばりさんの曲を自己学習したAIは
本来なら

楽譜からのズレや高次倍音までも
再現できるはずでした。

しかし 新曲という未知の領域で
AIは 楽譜で指示された音を

忠実に表現することに とどまっていたと
考えられます。

大道さんは
思い切った改良を行いました。

開発したAIには
メインのAIをサポートする

4つのAIが配置されています。

音程 タイミング ビブラート

そして倍音など 音色に特化したAIです。

いずれも 歌に深みを与える要素です。

しかし 新曲では 楽譜に縛られ

十分に機能していませんでした。

そこで 大道さんは

音程とタイミングのズレを担う

2つのAIに
関与の度合いを強めることを

指示したのです。

そうすることで ひばりさんの歌世界に

近づこうとしました。

新しい設定で
新曲「あれから」を歌わせてみました。

♬~(歌声)

AIの歌声を
専門家に解析してもらったところ

あの高次倍音も出現していました。

開発から1年近く。

AIによる ひばりさんの歌声作りは
完成に近づいていました。

AIでよみがえった美空ひばりさんが
いよいよ 人々の前に姿を現します。

会場は 生前 ひばりさんが幾度となく
歌声を響かせた NHKの101スタジオ。

新曲を伴奏するオーケストラ

特設のスクリーンに
3DCGを映し出すエンジニアなど

総勢100人を超えるスタッフが
集結していました。

会場には 200人近い美空ひばりファンが
駆けつけていました。

秋元 康さん。
(拍手)

そして AI開発に関わった
全ての人たちも集まりました。

AIでよみがえる美空ひばりさん。
30年ぶりのステージです。

それでは お待たせいたしました。
AI美空ひばりコンサートの開演です。

(拍手)

♬~

♬~          (拍手)

♬~

♬~

♬~          (拍手)

ひばりちゃん!

(拍手)

ひばりさんが 確かに そこにいました。

会場の人たちは ひばりさんとの再会に
心から感動していました。

皆さんは どう感じたでしょうか。

私は この技術に疑問や不安よりも
音楽の新しい可能性を感じました。

ですから…

私は こう思うのです。

私たちに感動を与えてくれたのは
AIという機械だけではないと。

ひばりさんに もう一度 会いたい
歌ってほしいと願う人たちの情熱が

AIに命を吹き込んだのです。

亡くなった人をよみがえらせる試みは
許されるのか。

答えは 人々が本当に
それを望んでいるのかどうか

そこにあるような気がします。

♬「なぜだか 涙が止まらない」

未来は もう始まっています。

皆さん 心の準備は いいですか。

♬「あれから
どうしていましたか」

♬「私も歳をとりました」

♬「今でも 昔の歌を」

♬「気づくと
口ずさんでいます」

♬「振り向けば幸せな時代でしたね」


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