SWITCHインタビュー 達人達(たち)「沢則行×宮城聰」 チェコ・プラハを拠点に世界的に活躍する人形劇師の…



出典:『SWITCHインタビュー 達人達(たち)「沢則行×宮城聰」』の番組情報(EPGから引用)


SWITCHインタビュー 達人達(たち)「沢則行×宮城聰」[字]


チェコ・プラハを拠点に世界的に活躍する人形劇師の沢則行と、静岡県舞台芸術センターSPACの芸術総監督として海外と積極的に交流する演出家・宮城聰。初対面で熱く語る


詳細情報

番組内容

チェコの国立芸術アカデミーで、人間と人形が同等に舞台に立つ演出「フィギュア・シアター」を学んだ沢。日本にもメソッドを紹介し国内外で活動している。前半は、現在長野県で巨大な人形を製作中の沢を宮城が訪ね、その世界観を聞く。後半は、静岡から世界に演劇を発信し、海外でも高く評価されている宮城を沢が訪問。演劇の普遍性や、私たちの生き方のヒントなど、日本を相対的に見てきた二人ならではの息のあったトークが弾む。

出演者

【出演】人形劇師…沢則行,演出家…宮城聰,【語り】六角精児,平岩紙




『SWITCHインタビュー 達人達(たち)「沢則行×宮城聰」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

SWITCHインタビュー 達人達(たち)「沢則行×宮城聰」 チェコ・
  1. 宮城
  2. 人形
  3. 自分
  4. 芝居
  5. 人形劇
  6. 世界
  7. 日本
  8. 本当
  9. 演劇
  10. 舞台
  11. ハハハハ
  12. 人間
  13. 東京
  14. 静岡
  15. 俳優
  16. 不思議
  17. チェコ
  18. 空気
  19. 時間
  20. お客さん


『SWITCHインタビュー 達人達(たち)「沢則行×宮城聰」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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♬~

目を閉じて踊る少女。

その前に立ち現れたのは 馬。

北海道で行われた壮大な人形劇だ。

30人もの操り手が
人形に命を吹き込んでいく。

手がけたのは
チェコを拠点に世界で活躍する…

沢は 人形を操りながら
みずからも演技するという

独特なスタイルで舞台に立つ。

これまで 20か国以上で上演してきた。

人形のデザインや制作もみずからで行う。

その妖艶な美しさは
行くさきざきで人々を魅了している。

そんな沢のもとを この日
一人の男が訪ねてきた。

沢が ここで
あるプロジェクトのための人形を

制作していると聞き やって来た。

へえ~!

沢は 公民館の一角を借りて
工房にしているというのだが…。

あっ! 早速…。

宮城先生! こんにちは~!
ハハハ…! こんにちは。

どん引きですか~?
どん引きはしてない…! ハハハ…!

引いてません! ハハハハ…!

伸びるんだ。 スパンデックス。
ええ ええ。

レオタードみたいな生地ですね。

踊ったりするんで…。 いらっしゃいませ。

お邪魔します 今日は。

思わぬ出迎えを受けた宮城。

彼もまた
世界的に活躍する演劇人だ。

およそ30年間
舞台の第一線を走り続ける宮城。

海外でも18か国で作品を上演。
高く評価されている。

ギリシャ女の誰一人…!

「ギリシャ悲劇」などの古典を
日本の美意識を通して表す宮城の作品は

称賛の的だ。

♬~

2017年には
世界最高峰の演劇の祭典

「アビニョン演劇祭」で

アジア圏の演出家として初めて
オープニングを飾った。

そして 今年4月には

フランスの権威ある芸術文化勲章
シュバリエを受章。

宮城は 人形劇の世界について
沢に聞いてみたいという。

世界を股にかけて活躍する舞台人同士が
初対面!

人形と人間 そして 舞台芸術の可能性を
探求する旅が始まる。

ヨーロッパ…

また 美しいっていうのも不思議ですよね。

何でね あれだけ文化が違う…。

それは不思議だと思いましたね。
人間に共通する…。

アフリカで見てもらったこともあるし。

そうなんですよね。 あれは不思議ですね。

演劇で ずっと ほっとできたのは…

例えば
ツイッターとかの書き込みだったら…

♬~

≪モッコ!
(拍手)

沢が 今 取り組んでいるのは

東京2020大会の
公式文化プログラムの一つ。

これは 実際の
10分の1サイズの模型だ。

計画では モッコは 身長10メートル。

東北を回り 出会った人々からの
メッセージを東京に運ぶ。

東北復興の思いを届ける
メッセンジャーなのだ。

人形制作の総指揮を任された沢。

その工房へと宮城を案内した。

あの センターの…
キャットウォークっていうか

梁の辺りまでの身長。

現在は モッコの手が
ようやく完成に近づいてきたところだ。

超重いんですよ。
えっ?

無理しないでくださいね。

あれ? 本当だ!
これ 全部 スチールなんですか?

全部じゃないんですけど 重い…。

こういうのとか…
パイプなんですよね 実は。

ここは樹脂なんだ。
うん。 ただ…

本当だ! 竹だ。
そうなんですよ。

相当 頑丈に作らないと
いけないってことなんですね。

前に でっかい人形 作ったときに
分かったんですけど

一回 上演すると
何か所か壊れるんですよ やっぱり。

これは…

待ったなしだからね。

はい はい。

モッコは 来年5月から東北各地を巡り

7月にオリンピックの開かれる東京に
姿を現す予定だ。

顔の造形とか 何ていうんだろう…
悩まれたかと思うんですけど。

今回 僕らの直属のボスにあたるのは

箭内道彦さんっていう
アートディレクターの方で

福島出身の方。

東北人の骨格として…

「混ぜる」っていうのは
どういうふうにして混ぜられた…?

頭蓋骨… 西田敏行さんの頭蓋骨
見たことないですけど

顔を見れば 大体…。
大体 分かる?

美術やってた者なら分かるんですね。

そうすると こう モンタージュというか。
そうです そうです。

実際 どうやって この…。

これ ワイヤーで
たぶん つられてるんだと思うんですけど。

何か こう…
人間と 人間を超えたものっていうのが

いっぺんに
力を合わせてるみたいな感じで。

ありがとうございます。
何か それが欲しくて

僕が… 選んでいただけたみたいです。

っていうのは…

確かに。
日本の機械工学をもってすれば…

沢は チェコ在住。

世界一 人形劇が盛んな国だ。

プラハの国立芸術アカデミーで
人形劇の授業を持つ。

沢が人形に興味を抱いたのは
幼稚園のころ。

すでに そのときから
自分で作るようになったという。

これ 小学校のときだね。

うわっ 動いてるじゃん… かろうじて。

以来50年以上 人形劇に魅せられてきた沢。

これまでに作った人形は1, 500体を超える。

沢さん まずね 何で 人形劇家に…
人形劇師というのかな。

そうですよね。 あの…

たぶん
宮城さんと同じ世代なんですけど…

あのとき まあ 民放でいうと…

要するに 人形とか
アーティフィシャルなものが出てくる

テレビが始まったころで すごい好きで。

何か 小生意気なガキだったんで…

舞台で…

…ぐらいに思って見てて。
そうなんだ!
小学校低学年から。

それに比べて…

…だよなとか思ってる
ひねくれた子どもで。

幼稚園のときから
人形劇を始めたんですよね。

最初は 母親が和裁を…

内職で ずっと着物を縫ってる人で…

操りっていうのは 糸操り?

糸操りもやりましたし
棒で刺さってんのも。

それで 劇っていうか 何か
せりふを言ったりしてた…?

やってました やってました。

近くのガキどもが…

どんなお話だったんですか?
その… 窓でやってる窓劇場は。

窓劇場はね…

それ…! それは小学生?

ええ ええ 何か…。
ませてますね それ。

そのころから もう 将来 何となく
この世界に行こうって…。

ああ そうなんですよ。
あっ 本当に?

ええ。 えっとね そのころの…。

そのころの自分の学校のノートを見ると
寒気がするんですけど…

…って書いてあって。
ハハハハ…!

ちょっと待ってください。
えっ 100メートル?

「100メートルの人形劇ビルを建てる
っていうのが夢だ」って書いてあって。

ぞっとするんですけど。

札幌の大学で美術を学びながら
人形劇の道を模索していた沢。

あるとき 転機が訪れる。

フランスの大学院が行う
人形劇のワークショップに参加したのだ。

日本人は 沢一人。

世界の人々との出会いは

沢の価値観を大きく揺さぶった。

何か国ぐらいの生徒さん
集まってました?

30人15か国とか 20か国とか。 で まあ…。

本当に世界から。
はい。

何か 笑い話みたいな
本当の話なんですけど…

…っつったら決まらないんですよ。

フランス人は「フランスは

1時から3時って
レストランが決まってるし

俺らが好きなレストラン
その時間に行くしかないから

1時から3時 昼休みにしてくれ」
って言ったら

ドイツ人が すぐ
「我々は仕事に来たんであって

飯を食いに来たんじゃない」と。

「12時から12時45分」って
言うんですよ。

すると イギリス人が

「飯は何時でもいいけど
3時は お茶」って言うんですよね。

で スペイン人が
「昼寝はしたい」とか言いだして…。

チェコ人の監督が「お前ら うるさい!」。

「1時から2時。 これで決まり」って言って
「え~!」みたいな。

何ていうか
ライバルって言うと おかしいけど

刺激があったんじゃないですか?

うまいことやるんですよ 僕ら。

分かったような顔して。

ハハハハ…!

飽きてるんですね。
「そのアイデアは もういいや」みたいな。

ハハハハ…! それ よく分かる。

彼らは 本当 そうですからね。

その繰り返しで 1か月ちょっと
芝居を作っていくので

だいぶ鍛えられましたね。

それから1年後

沢は 人形劇の本格的な修業のために
チェコへ渡る。

街は人形劇場が軒を連ね

国内合わせて300以上の劇団が
しのぎを削る。

チェコのマリオネットは

世界文化遺産にも登録されるほど
人形劇大国だ。

沢は 国立芸術アカデミーの教授
ヨセフ・クロフタに師事する。

クロフタは
人形だけでなく 人間も一緒に演技する

「フィギュアシアター」と呼ばれる手法を
追求していた。

それは 沢の中の人形劇のイメージを
根底から覆すものだった。

フランスから帰って1年ぐらいしてから
チェコへ…?

いましたね ちょっと。

予想してなかったショックを
全身で受けるんですけど

どういうことかっていうと

世話になったクロフタっていう監督が
実践しているメソッドは

要するに…

だから 駄目なんだって言うんですよ。
人形劇は。

で 言われて 僕らは衝撃的で。

その 人形でなければいけない必然性
っていうのは

どうやって発見していくんですか?

クロフタ監督
見つけるの うまいんですけど

「ロミオとジュリエット」を

日本の役者とチェコの役者で
共同制作するんです。

この「ロミオとジュリエット」って

家の都合で結ばれない
恋の話じゃないですか。

最後 親たちから
逃げるんですけど。

まあ 死んじゃいますよね
2人ともね。

で このクロフタの…

…っていう話なんですね。

でも… 要するに…

これは…

…っていうテーマなんですね。

そういうふうに ドラマツルグとして
見つけていくんですよね。

その共通してるテーマとして…

…っていうのがあるんですよね。

でも それは…

嫌々。 つまり 操られる者…

…みたいなものはあったと思います。
彼らの中にね。

その… 離れて
ご自身で作品を作るときの

産みの苦しみみたいなものは

それは もう それ以後 ずっと
いまだに続いてるってことですか?

続いてます。

「いいじゃん」みたいな。

不安になるんですよね 途中で。
なるほどね。

「必然性 あるのかな。
人形じゃなくちゃいけないのかな」って。

トラウマですよね。
ハハハハ…! 天才すぎちゃってね。

やつらが またね 嫌なこと言ったんです。

そのワークショップとか大学の終わりに

「君らは このあと
いろんな芝居を作る中で

いったん 僕らが教えたことを
忘れるだろう」って。

「でも 必ず思い出す」って。

ハハハハ…。
言ったんです。

予言というより。
「一回 これを経験したら

忘れられないんだ」って。
なるほど。

沢は 2年の修業の後

プロの人形劇師として
活動するようになる。

チェコで演じた「マクベス」。

人殺しの王を演じる沢と
殺人を唆す王妃の人形が絡み合う。

沢の人形劇は

「まるで人形が魂を持っているようだ」と
絶賛を浴びた。

人形デザインも注目された。

これは アンデルセンの童話
「人魚姫」の舞台。

人形には 日本の着物のはぎれが
使われている。

♬~

さらに 沢の人形には

姿を変えるトランスフォームの仕掛けが
多く取り入れられている。

♬~

うわあ… ああ~!

うわ~!

舞台の途中で こう 僕が捕まえて

尻尾が取れちゃう。

怒った魚がですね こう

僕に食らいつくんですね。

食らいつくとですね
僕が 食らいつかれた仕返しに

切り身… あっ 開きにしてしまう。
≪あっ 本当だ…。

≪傘ですよね。 こうもり傘。
でも これを開いていくとですね

こういう…。

沢は やがて
ヨーロッパからアメリカ

アジアへと活動を広げていく。

独り芝居でも20か国以上を巡業。

世界のどこでも観客を惹きつける

沢の人形劇の魅力とは?

♬~

沢さんの作品が
求められる 招かれるってことは

つまり 何がしか共通したもの
あるいは 普遍的なものが

感じられるからですよね。

すごく その… 具体的なことで言うと

自分の生い立ちに関わって…

それは 全然 自然なんです。

なぜなら 自分が物心ついたときに
もう 母親がいじって

家中にあったものなので。

あと もともと美術とか
「ひょっこりひょうたん島」の時代から

アーティフィシャルな
作られたものが好きなので…

ヨーロッパ…

必ず 人形を触りに 本番後

似たような 僕と同じような種族の…

アーティフィシャルオタク?
ハハハハ…。

また 美しいっていうのも
不思議ですよね。

何でね あれだけ文化が違う
テーストも違う中で

でも フィンランドの人と
イタリアの人が両方

「これ きれいだよね」って思うか
不思議ですよね。

不思議ですね。
それは 不思議だと思いましたね。

人間に共通する…。

アフリカで見てもらったこともあるし

中南米で…
もう それ 一緒なんですよね。

いろんな美の基準がありますけど…

そうなんですよね。 あれは不思議ですね。

確かに あるんですよね。

(馬のいななき)

人形劇の可能性に
挑み続ける沢。

近年は 巨大な作品にも
取り組んでいる。

「岩見沢人」。

市民も創作に参加し
文明化の歴史を壮大に描いたものだ。

沢のもとには 演出の依頼が絶えない。

これは 札幌の雪まつりのイベント。

♬~

こうした
地域の人々を巻き込んだ活動を

沢は世界中で行っている。

人形劇が 子ども向けだという

先入観がある
理由の一つだと思うんですが

ちいちゃなうちは ものに
簡単に感情移入してるじゃないですか。

まあ アニミズム的っていうか
すべてのものが生きて

自分と同じようなものだって
思ってますよね。

それが 消えないとは思うんですよ。
だから

小さい子が人形を好きで よく…
ぬいぐるみとか…

…っていうか
つながってるものなので

大人になっても…
どこかに隠れてるけど消えなくて

こういう芝居を見たときに

大人って
あんまり人形劇 見ないんですけど。

一時的に。 だから…

…は あると思います。

つまり
人間にとって より深いところにある

共感能力みたいな
もんなんでしょうかね?

確かに 確かに…。

何か 今 お話を伺ってて

人間以外の哺乳類って
どうしてるかなって考えてみたんだけど

やっぱり こう ものに対して…

生物じゃないものに対して
自分と同じように

気持ちを持ってると思って
対するっていうのは

人間の赤ん坊特有の
現象のような気もして。

そうですね。
やっぱり…

もしかすると。

いじったりすることはあると
思いますけど

崩したりすることはあると
思うんですけど

それを…

…っていうのは ちょっと
動物学者に聞いてみたいですね。

でも ないような気がしますね やっぱり。

だから それが
まあ 本当は大人になっても

その共感能力は残っていて…
でも ふだんは使わない 社会生活では。

何か 沢さんの手法は もしかすると
そういう

人が… 何ていうんだろうな?

大切だってことは知りながらも
むしろ 面倒くさいから

思い出さないようにしておこう
っていうような部分をね

ちょっと こう 出してくる
引き出してくるような。

それで 今 いろいろなところで
求められているのかなと。

なるほど… 勉強になります。

今 急速に進化する
CGや人工知能の技術。

表現の場も
大きく変わろうとしている。

♬「隣にいさせてね」

現実と仮想現実の境目が
あいまいになる。

沢と宮城にとっても ひと事ではない。

AI時代の舞台を
2人は どう考えるのか。

例えば その… 僕は苦手なんですけど
オンラインゲームとか

今のeスポーツもありますけど。

「アーティフィシャルなフィールドに
世界中から いろいろな人が

ネットでつながって 会話をしたり
競い合ったりする 集う場。

これが演劇が
変形してしまったものなんだよ」って

言われたら「ああ… そうか」って
思っちゃう自分がいるんですよね。

しかも 「人形劇よりも よく動くぜ」
みたいなことを言われると…。
ハハハ…。

じゃあ 僕らは終わりです!
っていうような…。

ただ そうでもないだろうと。

やっぱりね 肉体…。
ですよね。

でも その… 肉体神話というか。

僕らが思ってる。

「生」神話というかっていうのは

何か こう…

なるほど! なるほど。
そういう不安はあるんですね。

「生の芝居の良さ」なんて言ってるけど
「いやいや もういいよ」みたいな。

でもね 本当 今はね むしろ
話が簡単っていうか 分かりやすくて。

つまり…

YouTubeで
感じられないものって何? って。

肉声って… やっぱり
ネットで聞こえてくる音とは

何か違うんじゃないかと。
そうですね。

目の前で見ているっていう…
生って言っちゃえば生なんですけど。

…と思いながら。

来年に向けて
沢が制作に取り組んでいる

巨大操り人形「モッコ」。

重さ1トンにもなるモッコを
人の力で動かす場面を

直接 観客に見てもらいたいと
沢は考えている。

実際に その 東北のファミリーの方にも

見てもらう前とか 見てもらったあとに
引っ張ってもらおうと思っているんです。

ここで…

…が 直接つながって感じられるんで。

たぶん もう ものすごく科学が進めば

確かに 不可能じゃないのかなっていう
言い方はできるかもしれないけど。

つまり 受け手の人間っていうのは

目とか耳とか鼻とか口だけで

受け止めてるわけじゃなくて…

本当に 計測できないぐらいのことを

感じるようなことができていて

結局 それらは みんな切り捨てられて
記録されちゃうから

記録しうるものしか 今
ネットには載りえないじゃないですか。

そうですね。
データ化できないものってことですね。

今のところはデータ化できない。

だから そうすると まだ…
何ていうんだろうな。

人は 何で動かされてるか。

人は どういうふうに行動してる…

行動する…
ジャッジをしてるかってことで考えると

肉声とか
あるいは肉体っていうものの影響。

それに動かされてるっていう部分が

何のかんの 無自覚ながら
結構あるんじゃないかと。

一応 今 そんなことを
かすかな希望にして…。

なるほど。
ちょっとずつ こうやって…

そうかな? そうかな? って思いながら。

それは でも すばらしいですね。

後半は 舞台をスイッチ。

宮城の本拠地は 静岡県だ。

沢が向かうのは 県が持つ この施設。

この中に 宮城の劇団がある。

あのね…

一般のお客様って 芸術…

ギリシャ悲劇っていうと
たぶん引くんですよ ある程度は。

うう~って… 分かんない…! っていう。

でも たぶん 宮城さんって

そういう一般のお客様に
別な形でアプローチしようとされてる。

そういうお客さんを劇場に呼ぼうと
努めてらっしゃる方だと思うんで。

そういうのを聞きたいんですよね。

あっ 宮城さんだ。

お待たせして すみません。
いえいえ…! こんにちは。

よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

ようこそ お越しくださいました。
わざわざ静岡まで。

1992年に劇団を立ち上げ

演劇シーンの第一線で活躍してきた
宮城。

しかし 2007年
あえて 文化の中心地 東京を離れ

活動拠点を静岡に移した。

日本だと 東京へ東京へっていうふうに
なっちゃうんですけど

そうじゃないところって
ちょっと お聞かせくださいますか。

僕ね まず
東京のシステムに巻き込まれて

サーキュレーションっていうのかな?

何か こう ハツカネズミが輪っかの中で

走ってるみたいな感じになっちゃうのが
嫌でね。

売れないと駄目っていう世界ですよね。

この「売れる」「売れない」も
また微妙なんですよね。

アンケートを取ってみると 大体…

へえ~!

ああ すごいですね。

だから…

すごいまれな網をかけても
3, 000人 来ちゃうっていう…。

食べていけそうですね。
そうそう そうそう。 そうなんですよ。

確実に来るから。          なるほど。

でも 僕は 自分が演劇をやる前から

芸術っていうものが好きだったわけですね
子どものころからね。

芸術っていうのは 時間も超えてるけど…。

つまり 1, 000年前のものが
僕を魅了したりもするけど

地球の裏側のものが
僕を魅了したりもする。

そこが 何か 子ども心にね
すばらしいと思ってたんだけど。

演劇のプロになってみると 何か こう

日本語っていうとこに
まず 閉ざされたりして。

はい はい…。
世界のうちの1億何千万ぐらいに

まず 世界がちっちゃくなって。

しかも…

ああ 分かります。
ですよね。

「グルメなメニュー」っていいな。
そんな感じもしちゃうわけですよね。

なるほど。
でも 僕が子どものころに

芸術に魅了されたのは
そういうことじゃなかったはずだって。

あと 別の言い方をすれば

自分が世界から疎外されてる…

生きていくために必要な
松葉づえみたいな。

ないと歩きづらい
っていうようなこととかですかね。

そうですね。 その松葉づえがないと
自分と世界がつながらない。

つながらないっていうことですね。
うん うん。

「セチュアンの善人」の稽古を
していますので

ちょっと よかったら
少しご覧いただいて…。

「セチュアンの善人」やってらっしゃる…。
そうなんです ブレヒトの…。

宮城が芸術総監督を務める…

日本初の演劇専門の公立劇場だ。

まあ 400弱の客席なんです。 ええ。

これ いいですね。

ちょっと こう
ヨーロッパ式の劇場の雰囲気で。

こんにちは。
あんた 誰?

SPACのもとで劇団が運営され

東京や静岡のプロの舞台俳優が参加。

海外からゲストを呼ぶこともあり

ギリシャ悲劇からグリム童話まで

ラインアップは幅広い。

だから…

うん うん なるほどね。

そうそう そうそう。

宮城の奮闘によって
観客の年齢層も幅広くなったという。

ほかに何ができるっていうんだ!
私は ただの…。

俳優よ!

最初に 例えば ギリシャ悲劇…
芸術ってなると

静岡のお客様って
引いちゃわなかったですか?

あの… 僕もね 一番最初のころは
よく分かってなかったですけど

確かに引いてたと思います。

引いてたっていうよりね
それこそ 僕にとって

当然 分かっているっていう
僕の思い込みが…。

何て言ったらいいんだろうな…。

とある瞬間に崩壊したというか。
ああ~!

つまり 「あれ…?」

でも それって驚き…
ショックですよね ちょっとね。
そうそう。

…っていう感じがこみ上げてきて。

でもね 結局 僕がやってる芝居の
普遍性が確認したくて

世界のいろんな所で 芝居やってきて

そういう いわゆる 現代演劇なんて
初めてっていうお客さんと出会って

僕は やっと…
自分たちのやってることに

普遍性っていうのが 少しはあるんだって
確認して

それで また 東京で公演したり
海外行ったりっていうことを

してたつもりなんだけど…。

少なくとも 日本のお客さんのこと
分かってなかったんだ。

そこから 本当に…

ああ なるほど。

でもね これもね 時間も空間も超えて

何か 自分が世界と
つながっていくっていう…。 あれが

静岡にいて
静岡のお客さんたちを想像しながら

その人たちが何を思いながら
今 芝居見てるかなっていうことを

考えながら稽古してるうちに…

…気がしていて。

これはね…

つまり パリでも アビニョンでも

そこに…
劇場に来てるお客さんっていうのは

やっぱり すごい上澄みで。
まあ そうですね。 ある層ですね。

例えばの話が…

「アンティゴネ」のあらすじ…。
それは かなりのインテリですね。

ああ なるほど。

「ああ そうだった!」って…。

あと また あれですね
「アンティゴネ」って そうだ

こういう話だったんだっていうふうにも

たぶん 思えるんでしょうね 新鮮に。

かもしれない。

宮城が静岡に来た年に始まった
県内の子どもたち向けのワークショップ。

演劇体験の場を作り
将来の人材育成につなげる。

小学生から高校生
これまで 延べ500人以上が参加している。

世界各地で
子どもたちを教えることがある沢も

興味津々だ。

何か…

このシアタースクールに
来させてもらって…

すっげえ いい答えだな~。

(笑い声)

そんなことない?

(笑い声)

そうだよね。

いや 驚きますよね。 本当 どんどん…。

僕らの小学校とか中学校のころよりも
どんどん こう 成熟…?

成熟してるっていうか…
成熟してますね。
うん。
老成してますね。

1959年 東京で生まれた宮城。

初めて人前で演劇を行ったのは
小学2年生のときだという。

宮城さんが
子どものころっていうか 若いころ

具体的に どんなものに…

芸術っていいなって思われたのは
どういうものなんですか?

う~ん…
どっちかっていうと芝居よりも

むしろ 絵とか音楽とかのほうが

先だったかもしれないです。

でも 芝居も…
学校で それこそ人形劇とか

自分で勝手にやってはいましたね。
ハハハハ…! そうですか。

友達が喜んでくれるのが
はい はい…。
うれしかったんですよね。

たぶんね 小学校2年生で…

ストーリーも何にも考えてなくてね
いきなり…。

ただ まねをする こざるが
出てくるんですか?

そうそう。 全くの即興でしたね。

だけど 何か…

(笑い声)

それ 子どもの本質をついてますけどね。

やつら 何やっても喜ぶからね。
ハハハハ…!

好きな絵っていうのは
どんなものだった…?

何が好きだったかな?
僕 でも 結構 何でも…。

美しいものであれば

何にでも興味があった…?
それもあった。 あと それから

高度成長期の日本の
空気っていうのもあって

例えばですけどね

カラヤンが
日本に来るとかいうと

その…
クラシックなんか

全然分かってそうもないような
街の人たちが

「何か カラヤンが
来るらしいね」とか

言ってたりするっていう…。

そういう空気はあったんですよ 当時。
分かります 分かります。

背伸びしてるっていうか。
ほぼ同じ世代ですから。

釧路のおばちゃんが
「『シャイニング』見た」とか

言ってましたから。
すげえ時代だなって…。

「どうやって見たの?」
って言ったら

「ビデオ屋よ」って
言ってたから

すごい時代だなと僕も思いました。
キューブリックね。 何かね…。

だから…

だから 子どもながらに
別に 分かるわけじゃないけど

何か こう かっこいいなと思うと
惹かれるっていう…。     ありましたね。

宮城は 大学生のころから
本格的に演劇活動を始める。

演出 そして 俳優としても舞台に立ち

自分の表現を模索し続けた。

そして 宮城は
独自の演出方法を編み出した。

例えば この俳優たちは
せりふを話していない。

≪都の者。

せりふを語るのは別の俳優だ。

語り役 スピーカーの俳優は

せりふに集中することで
言葉に重みが増す。

思い回せば…。

動き役 ムーバーの俳優は

せりふを語らないことで
役そのものになれるという。

≪どうぞ 良い男の子を…。

この「2人1役」は
国内外の演劇界で高く評価され

宮城の舞台のトレードマークになった。

「ムーバー」と「スピーカー」って

宮城さんが設立されたメソッドが
あるじゃないですか。

それっていうのは
どうやって思いつかれたんですか?

まずね 客として
自分が劇場の椅子に座ってるときにね

演劇の場合
面白いな この芝居と思ってても

1時間ぐらい見てると

ちょっと たんま… って感じが
してくるんですよ。

あっ 分かります!

もう ちょっと… もう いいや
もういいっていった感じが…。

…って思います。 そのぐらいで。
ここで終わってくれたら

気持ち良く帰れるっていうやつですね。
思っちゃうんですよね。

でも あるとき 一方で
例えば ダンスを見てると

そんなにすごくないなと思ってても

でも 別にね 1時間 超えても
楽に見てられるんですよ。

で 今度 音楽になると
さらに聴いてる分には楽じゃないですか。

いけますね。
そんなにね… 1時間でも

この交響曲 早く終わってほしいなとかは
あんま思ってないですよね。

思ってない…。
これ どうしてなんだろうと

考えるようになってきて

それで…

だから「言葉」と「肉体」。
で 「音楽」っていう媒介者みたいな。

これが 右 行ったり 左 行ったりしてる。

でも よく…

…ってことも だんだん分かりましたけど。

台本からして うまい配分になっていて。

勉強すると。

ここは ちゃんと聞かせなあかんねんって。

そんなに動かないとかっていうふうに
おっしゃってましたね。

そうそう…。 でもね
聞かせなくちゃいけないときの

文楽人形の動かなさっていうのは
すごいですね。    ハハハ… そうそう…。

つまり 自分が人形を遣ってても…

両方の関係性を見せたいのかっていう…

それは もう 止まることなんだっていう。

そうか。 人形劇だと人形と遣い手の間で

観客の視線を どう動かすかっていう…
計算というか

するんだ… と思って。 僕らの芝居だと

ムーバーというか
動きだけやってる役者が

何 計算しなくちゃいけないか
っていうと

自分のせりふで… 自分の役のね
自分の役のせりふならば

お客さんは 私を見るかっていうと

これ 僕が しゃべっていれば
「お前 さっきから何やってんだ!」って

しゃべっていれば
お客さんは 僕を見るでしょうね。

だけど 僕がしゃべらなくて 別の役者が

「お前 さっきから何やってんだ!」
って言ってるとすると

お客さんは
じゃあ 本当は どっちを見るんだろう?

どっちを見るほうが面白いんだろう?
っていうことを

考えなくちゃ
いけなくなるじゃないですか。

これは 僕は 俳優が
うまくなるために 上達するために

すごくいい訓練になると思ってて。
難しそうですね。

これね だから 一度
普通の芝居じゃなくて

言動一致じゃなくて
分けた芝居を計算すると

そのあと もう一度
言動一致の芝居 やっても

ちょっと… 何ていうんだろう
位相が変わるっていうかね

自分の演技…。
楽になるかもしれないですね。

もっと複雑なことをやったあとですよね。

そう。 一種の客観性がね
自分の体に対して

出てくるんじゃないかなと
思ってるんですけど。    ああ なるほど。

フランス アビニョンで毎年開かれる
世界最高峰の演劇祭。

各国の舞台芸術家が集まる。

ここは 14世紀に
法王庁として使われていた世界遺産。

この中庭で
その年一番の目玉作品が上演される。

2017年 選ばれたのが宮城の作品。

アジア人初の快挙だ。

宮城は ギリシャ悲劇に
日本の死生観を取り入れた。

舞台を覆う水は 死者の世界を表す。

敵も味方もない 「死ねば 皆 仏」という
日本古来の考え方が込められている。

この動きは
死者を迎える盆の習慣から着想を得た。

♬~

メディアは…

…と絶賛。

(拍手)

宮城は
世界で最も重要な演劇人の一人となった。

これが日本の芝居の強みなんだとか

日本の芝居作りは
ここが優れてるんだっていうのでも…。

かつての蓄積という意味で言うと…

書き込まれてるっていうか
盛り込まれてる。

まあ そうだな…
例えば 季語とかもそうだけど

日本の文化が持っていた美点の
一つですよね。          なるほど。

だから 季節感っていうのを 例えば…

戯曲の中にね。
あんまりないですね。

でも せっかく 我々…

何百年とか もしかすると1, 000年以上とか
蓄積してきたものを

今 世界に向けて表現するときに
使えるんだとしたら

季節 つまり 外ですね。
外と 俳優なり あるいは演出家なりが

交流する中で
何かしら出ていくっていう感じ。

そうだな 例えば えっと…

アビニョンの石切り場っていう
空間があって

劇場じゃない所で芝居をやろうっていう。

でも ヨーロッパの演出家が

アビニョンの石切り場でやってる芝居を
見ると

やっぱり 「自然 対 人間」の
対決みたいになってるんですね。

そうですね。 ソリッドですね。
そう。

この… 何か 圧倒的な自然に対して
どう ねじ伏せるか

どう コントロールするかっていう感じで
やっちゃう。

でも…

むしろ…

…に どうやったら
持っていけるかなとか考えるんですよね。

よく言われるんですけど…

日本人の君はリキッドだって
言われるんですよね。

日本人は 体を触れ合うことは
多くないんだけど

空気ごと溶け合うっていう感じは…。

もう 羽田空港とか成田空港へ
着いた瞬間から感じます。 毎回 感じます。

ヨーロッパ人のソリッドな気質と

日本人のリキッドな気質。

2人は その よしあしを実感している。

僕ね それも もしかすると
どっちが先か分かんないんだけど

日本語に
主語が ほとんど出てこないことと

関係があるかもしれないと…。
あると思います。

…って 僕が言うと そこにいるみんなが

「水が飲みたい」って
僕が言っちゃっただけで

みんなが 「水が飲みたい」って空気を

共有しなきゃいけない同調圧力が
発生してる。        あ~ 面白いですね。

だって 「水」が主語なんだもんって。

「『僕』が水を飲みたい」じゃなくて

「水が飲みたい」ですからね。
分かります。

まあ いわゆる「空気を読む」っていうか

みんな 同じ空気を吸ってんだから
同じ欲望 持ってるはずだよねっていう。

でも 外部と人間っていう関係を
きちんと やったら

そういう種類の
空気を読む的な同調圧力から

むしろ自由になれるって
僕は思いますけどね。

そうですか?
うん。 だってね

それは外部が乏しいから。
つまり外部っていうのが

クラスメイトとかしかいないから
こう…

外部… この人たちと合わせなきゃ…。

浮いちゃいけない 浮いちゃいけないって
なっちゃうじゃないですか。

でも…

…になってくるから。

日本の学校って 朝から晩まで
同じクラスメイトと一緒に

いなくちゃいけないじゃないですか。
…いけない感じになってますね。

あれが苦しいんですよね やっぱり。
会社もそうだと思うんですけど…。

ちょっと 話が それちゃうんですけど
僕 プラハで暮らして

娘が 一人 プラハで生まれて。

子どもの学校生活。

沢が家族と暮らすチェコでは
ちょっと違うようだ。

午前中…

先生が連れてってくれて…。
午後に?

午後は。 で バイオリンやったり
ピアノやったり 演劇やったり

人形劇やったり… 陶芸やったりする。

芸術小学校っていうのが
同じ公立のステータスであるんですよ。

その間に お昼の時間は
やはり同じ地区に

レストランがあって
メンザって… う~ん 学生食堂。

子どもたちが 一日中。 するとね…

つまり 世界が… チャンネルが変わる。

同じような友達がいるんだけど
場面と先生が変わると

ず~っと ここの小さな社会に

合わせなきゃいけないっていう感覚は
子どもにない。

「スクールカースト」って
恐ろしい言葉があるじゃないですか。

恐ろしい言葉がある…。
恐ろしい言葉があるじゃないですか。

発生する隙がないっていうか。

もう 単純に…

台本 替えちゃえばいいってことですね。
そうなんです。

それを…

なんとか合わせられるって思うから…。
努力をする。

ある意味 傲慢ではあるんですけど

「うちの子が悪いわけはない」って
言うんですよ。

いや どう見ても
お前は不良だよっていう子がいても

「いや いや いや
うちの子はいい子だよ」って言う…。

宮城が手がける静岡の劇団SPACは

流動的なメンバーで舞台を作る。

東京のベテラン俳優もいれば

ワークショップで演劇に目覚めた
地元の若者も。

フレキシブルな現場ほど
いい舞台が生まれると宮城は信じている。

僕 最初に聞きたかったのを
ず~っと今まで我慢してたんですけど。

演劇 舞台っていうのをずっとやってて

よかったなと思うことは?

僕…

…みたいなやつ。 あれがね…。

まさに同調圧力みたいな みんなが

「そうだ! そうだ!」ってみんなが言う
あれがね 何か ぞっとするというかね。

まだね 僕の子どものころとかだと

僕が大人になったころには もう一度
兵隊にとられるんじゃないかとか

そんなことも
リアルに思ってたりしたから

やっぱり この 全体主義っていうのがね

どうしても避けたい。

でも 最近の日本はね…
いや 世界全体がそうなんですけど

それこそ その… 反日とかいう言い方で

非国民呼ばわりみたいなのも

はびこってきたし。

僕なんかは
本当に 日本社会が安定したり

強じんになったりするためには

むしろ その異物を排除しないほうが

強じんな社会になる
安定した社会になるって

僕なんかは思うんだけど…。

そういう中で 僕が 演劇やってきて

何ていうんだろうな…
よかったっていうより

演劇で ずっと ほっとできたのは…

つまり 今だったらば

例えば
ツイッターとかの書き込みだったら…

ハハハハ…!

もうちょっと「いいね!」きてほしいような
シチュエーションの中で…

…っていう経験ができたことが

何か こう…
演劇やってて よかったというか

楽じゃなくても
面白くはできるんだなっていう。

こんなに長くしゃべったの
何年ぶりだって…。

ハハハハ…!

俺 おしゃべりだけど
大体くだらないことしか…。

でも
勉強になったな。

宮城さんって… 嫌な意味じゃなくて

人に説明して教えるのが うまいですね。
そうですか? ありがとうございます。

うまいわあ…。

人形にしかできないかもしれないけど
逆に言えば

この手法を 僕らの芝居に
うまいこと取り入れられないかって

ちょっと… 何か まあ ヒントというか

テーマをもらいましたね。 うん。

チャンスがあれば ぜひ一緒に芝居を

作らせていただければ うれしいと。

失礼ながら 宮城さんの芝居で

俺 こういうことできないかな
できるんじゃないかな

やったら面白がってくれないかななんて
思いながら 話をお聞きしてました。

はい。 あの… この辺で。

♬~


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