ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 室井滋×石原正康 女優、声優としての活はもちろん、ユーモアあふれる…



出典:『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 室井滋×石原正康』の番組情報(EPGから引用)


[字]ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 室井滋×石原正康


女優、声優としての活はもちろん、ユーモアあふれる観察力から繰り出されるエッセイ本、さらには絵本も出版するなど、感性豊かな室井滋独特の魅力と知られざる素顔に迫る!


詳細情報

番組内容

富山県生まれ。小学生の時に親が離婚し、父と祖母に育てられる。父は留守が多く、祖母は早くに寝てしまうため、さみしい夜には芝居や映画を鑑賞していた。おかげで芝居に詳しくなったという。その後、女優を目指して早稲田大学で演劇部に入ると、多くの自主映画に出演。“自主映画の女王”と呼ばれる室井に目をつけた映画監督・大森一樹が、映画「風の歌を聴け」に室井を起用し、女優デビューする。

番組内容2

また、100種類ものアルバイトを経験して出合ったのが“執筆”の仕事。生活の足しになると、執筆活動を始める。1991年発売の処女作エッセイ「むかつくぜ!」が100万部を超えるベストセラーに。自身の名前にまつわるエピソードを絵本にした「しげちゃん」や、今年出版された「ヤットコスットコ女旅」についても語る。色々な表情を持つ室井滋とインタビュアー石原とのなんとも不思議な掛け合いから目が離せなくなる1時間。

出演者

【ゲスト】室井滋(女優)

【インタビュアー】石原正康(編集者)

次回放送予定

次回11月16日(土)は、俳優の柳生博に、タレントでエッセイストの小島慶子が迫る!お楽しみに!

番組概要

様々なジャンルで時代を切り開いてきたトップランナーたち。彼らはどのようにして“新たな時代の扉”を開いてきたのか?人間洞察のプロのインタビュアーによって、知られざる「裸の履歴書」が明かされる!!

番組ホームページ

<番組ホームページはこちら!>

www.bs-asahi.co.jp/interview/

制作

BS朝日、テレビ朝日映像



『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 室井滋×石原正康』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 室井滋×石原正康 女優、
  1. 自分
  2. 本当
  3. 室井
  4. パンチパーマ
  5. 女優
  6. 長谷川
  7. 名前
  8. 一緒
  9. 全然
  10. 面白
  11. ハハハハ
  12. マガジンハウス
  13. 一同
  14. 子供
  15. 自主映画
  16. 年間
  17. お願い
  18. 映画
  19. 仕事
  20. 平尾


『ザ・インタビュー~トップランナーの肖像~ 室井滋×石原正康』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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〈私学の雄・早稲田大学〉

〈7年間
ここに通っていたのが

室井滋だ〉

こんにちは。
あっ どうも。

どうも 石原です。
室井です。

今日は よろしくお願いします。
よろしくお願いします。

大隈講堂。
大隈講堂。

どうぞ ご案内します。
よろしくお願いします。

どうぞ よろしくお願いします。

7年間 通ったそうで。

文学部演劇…?

いえ あの…
社会科学部の社会学…。

大学って感じだな。
そうでしょう。

私…
私 大学って すごい好きで…。

フフフ 今でも?
ハハハ…。

なんか 気分は
割と まだ学生なんで。

こちらが演劇博物館です。

僕 初めてなんですよね。
初めてですか?

坪内逍遥さんを記念して
造られた…。

そうです。 そちらに
銅像なんかもあったりして。

今日は 坪内先生の

お部屋をお借りして…。
ええっ。

今回 ご無理言って

お借りできませんか? と言ったら
どうぞと言ってくださった…。

じゃあ 室井さんにとって
すごい大切なとこなんですね。

はい。 ここは いいですよね。

♬~

ああ ごめんごめん!
おいおい 杉田。

最後まで遅刻か?
ちょっちね うちでトラブル。

何か あったんすか?
出際に娘と もめちゃってさ。

何やっても勝手だけどね
本番に持ち込まないでよな。

あたぼうよ! 誰だと思ってるの?

マユミちゃん
一応 これ 今日の台本。

いつもどおりだけど
このとおりには いかないからね。

皆様 こんにちは~。

日曜日の午後のひととき
いかがお過ごしですか?

〈女優 室井滋〉

〈個性派と呼ばれて
もう久しい〉

今度は 腹いっぱい
食わせてもらえ。

じゃあな。
(鳴き声)

どうも ありがとうございました。

〈その演技は 声だけでも
存在感を光らせる〉

忘れた…。 そうなの?

違う違う。 だから 今…。

〈アニメでは
『ファインディング・ニモ』の

ドリーが はまり役〉

これ な~んだ? 当てて。
あっ なんか見た事ある!

待って待って…。
メカジキだよ。

黙ってろ。
彼女に答えさせろ。

バター付けると うまいよ~。
ああ あのね

ここまで出てるんだけど…。
ロブスター!

〈ライフワークともいえる
執筆活動は

今や 誰もが知るところだろう〉

〈エッセーや絵本など
50冊以上を発表している〉

〈中でも デビュー作は

100万部突破の
ベストセラーとなった〉

〈愉快な話が詰まった
頭の中をのぞいてみたい〉

♬~

♬~

♬~

3年生を送る会か
なんかの時に…。

そしたら もう…。

泣かせた?
泣かせちゃった。

演出して
自分で主役をやって。

そしたら 調子に乗って

じゃあ 女優になろうって
思ったんです その時。

♬~

それで お金 何に使っていいか
わからないから…。

ええ~!
アハハハ!

写真撮ってもらって。 アハハ。

なんか嬉しそうな顔してますね。
だって…。

♬~

僕も 昔から 怖いなっていう

印象があるので…。
怖くないですよ 全然。

みんな ほら 怖いとか
酒飲んでるとかって…。

でも

そうですよね。
家では違いますから それ。

〈日本における近代文学の先駆者

坪内逍遥を迎えた貴賓室に

室井は自著を携えてきた〉

すごいですね この数。
あっ そうなんですよ。

あの 本当に 調子に乗って…。
いやいやいや。

書いちゃって なんか。

一応 文庫… 今日 文庫とかね

あと 人と一緒に
あれしてるようなものは

持ってこなかったんですけど。

合わせて もう
軽く50冊は超えてる。

まあ ここにあるだけで
42冊ほどあるので。

はい。 これは
マガジンハウスで出した

3冊目の本なんですけども。

『東京バカッ花』の時は
すごく思い入れが強くって。

このカバーを
編集の人に頼む時に…。

…って言って
持ってってくれって。

その場で脱いでですか?
その場で脱いで

これ 持ってって! って言って。
(一同 笑い)

なんか 割と そんな感じ。
はい。

で 例えば 一番右側の これは

マガジンハウスから
『室井滋のクロアン』…

昔の本なんですけど。

『クロワッサン』でもない
『an・an』でもない

あなたに捧げます
というつもりで書いてて。

だから おばさんなりたてみたいな
人たちに向ける

おばさん本なんですよ。

あと 絵とかも
自分で描きたくって

これなんかは 自分で
描いてるんですよ 実は この絵も。

あの… 絵を

自分で描かせてもらえないか
って言ったら

描いてみてくれって言われて。

この… 中のね 挿絵も全部

自分で描いてるんですよ
こういう絵とか。

おお~。
これ ほら。

私ね 絵はね
一番好きなんですよ 実は。

でも 一番下手なの。
(スタッフの笑い)

まあ でも 中の絵は
こういうんでいいやって言われて

表紙は どうしますか?
って言ったら

表紙も自分で描いてみたいって
言って 描いたら

初めて色を付けたら

すんごく下手くそな絵に
なったんですよ この…。

でも チャーミングですよね これ。
いやいやいや。

これをおっきく描いたんですよ。

で これ持ってったら
「う~ん…」って言って

「なんとかします」って言われて。
ハハハハ…。

持ち帰られたら
こんな ちっちゃくなってた…。

イメージとしては こう…
裁ち落としみたいな。

そう これ 全部…。

シャガールっぽいんですけど
とかって言ったら

「シャガールねえ…」とか言われて。

「シャガールですか?」みたいな感じで?
そう。

でも 全体的に やっぱり
室井さんのカラーが出てますよね。

そうですね なんか…。

今は でもね

この『ヤットコスットコ』の…。
そう。

これ 一番新しい?
新しい本なんですけど

それは 自分で描いてるんです
イラスト。

いや でも これ 僕 読んで

面白くて面白くて…。

本当ですか?
それ ヨイショでしょ?

いや ヨイショじゃないです。
そうですか?

この 旅の話も面白いですし

旅にまつわる 新幹線の中でとか
タクシーとか…。

ヨイショだよね?
いやいやいや…。

だって 汗かいてるし。
いやいや 暑いんですもん!

(一同 笑い)

〈最新エッセーは

旅行での体験談をまとめた

『ヤットコスットコ女旅』〉

〈室井ならではの
ユニークな視点で

旅のちょっとしたハプニングに
光を当てた〉

それで タイトルは
どういう意味なんですか?

これはですね なんとか…
ヤットコスットコって

なんとか まあ かろうじてとか

北海道の元々…
ヤットコスットコってのは

方言みたいなんですけど。

あっぷあっぷ状態な感じで…。

私の日々の生活が
本当にそうなので。

スレスレに生きてます。

いや~ そのスレスレ感が
たまんなくて。

『むかつくぜ!』なんかも
前から読んでますし。

で 比べると なんていうかな
うまさがさえ渡ってるっていうか。

そうですかね?

僕 これ… 『ふぐママ』
大好きなんですけど これ。

本当ですか?
はい。

これは うちのおばさん社長に

本当は
出てもらいたかったんだけど

「やーよ!」とかって…
マネジャーなんか

顔が知れたら やばいでしょ!
とかって言って。

これ 着てるのは
ふぐママの服です。

あっ そうなんですね。
顔はちょっと変えて…。

顔は変えて…
これ 私なんですけど。

ふぐママの洋服を
全部一式 借りてきて

それで写真撮ったの。

〈ふぐママとは

所属事務所の女社長の
ニックネームだ〉

〈強烈なキャラクターで

彼女にまつわる
エピソードだけで

本が1冊できたという〉

昔 1回 ふぐママに
お会いした事があって。

本当?
ええ。

現れたら すごい
風邪を ゲホゲホひいてて。

でも すごく…。

そこ たたくと
マイク バタバタしますよ。

(一同 笑い)
フフフ 素人なので。

あの… エレガントな感じの
方でしたね。

エレガントですよ。 ただ

ちょっと やっぱり すごく…。

私も いろんな方に
お目にかかるじゃない

こういう仕事してると。

でも いろんな人に会っても
やっぱり…。

そうでしょうね。
うん。

やっぱり 最初

一緒に仕事し始めた時
とても強烈で…。

いろんなドラマとか
なんかあっても。

で 私 「やめて」って
言った事があって。

私 まだ そんなに たくさん

ギャラをもらうような
あれじゃないし。

そんなにおっきい役が まだ
やれるかどうかも あれだから

そんなに お金いらないんで
高く言わないでって言ったら

「室井さん」って言われて…。

アハハハハ…。
…って言われて。

すご~い。

それで 文句言っちゃダメなんだ
と思って。

「黙ってついて来なさい!」
って言われて。

(一同 笑い)

見事ですね。
じゃあ 5万円になろうと思って。

5万円の大根になろうと思って
頑張ってます。

フフッ。
ハハッ。

そっか。

すんごく暑いんじゃない?
眼鏡が曇ってきて…。

いやいや 靴下…。
多分 靴下…。

上着脱いだら?
上着 上着… 脱いでいいですか?

すいません。
だって暑いでしょ?

私も靴下脱ごう。

靴下脱ぐと 随分違いますよ。
そうですよね。

靴下脱いで ここに
足をペッタンってすると…。

ハハッ こうやってやると ほら。

こうやると 涼しい…
冷たくて気持ちがいい。

もう しゃべってる間にね
眼鏡が真っ白に…。

大丈夫?
毎回の事なんで。

ジャケットだけ…。
じゃあ すいません。

〈生まれは 富山県〉

〈9代続く名家
室井家の一人娘だった〉

〈高校教師の父は

教鞭を執る傍ら
家業を手伝っていた〉

〈のちに
室井が文筆に親しんだのは

父親の影響によるところが
大きい〉

父が やっぱり早稲田なんです。
それで…。

仏文科だった?
仏文で。

富島健夫さんと同級生で。
おお~。

あと 野坂さんの
1級下なんだけど

野坂さんが 1回 ダブって

同じ学年に
なられたらしいんですね。

だから 父は本当に
小説を書きたかったって言って

『早稲田文学』にも随分書いてて。
結構

「これからは
室井幸雄の華々しい世界に

なるに違いない」みたいな事を

そういうのがあったりとかして。

でも 長男だったし

帰ってこいって言われて
田舎に帰って。

父が9代目で 私が10代目で。
そうなんですよね。

帰らされたら そっからは

まあ あの~
お酒もひどかったし

高校の教師をしてたんですけど
ダメで。

まあ あんまり
いい人生ではなく

お酒にも溺れ…。

だけど 最終的に
ずーっと書いてましたから。

父は やっぱり
お酒飲むと ひどいんですけど

飲まないと
なんにも しゃべらないで

一日中 本読んでるような
人だったので。

家の中も こう 本の中で
暮らしてるみたいな感じだったり。

〈父に愛想を尽かし

母親が家を出ていった〉

〈小説を書くため

教師を辞めた父は

取材旅行のため 頻繁に

家を空けるようになる〉

〈祖母と2人の生活〉

〈図らずも その時間が

女優や作家に必要な
感性を育んだ〉

夜 すごく暇で。

父がいない時とか。

祖母は
すごく早く寝ちゃうから

独りぼっちに
なっちゃうんですよ。

それで 友達の家に
行っちゃうんですよ。

友達のお母さんとかも そんな
離婚してる家の子は少ないから

かわいそうにって言って

7人ぐらいの友達の家に
自分のお茶わんとお箸が。

セットで置いてあった?
セットで置いてあって。

まあ 1回 帰ってから
そこ行くんですよ。

それでも
やっぱり時間が余ったり

しょっちゅうは行けないから

それで…。

…するようになるんです。

そしたら父が その事 知ってて

「夜 お前 出歩いてるらしい
じゃないか」って。

それで
「何してんだ?」って言われて

いや 映画見たり お芝居見たり
してるって言ったら

「本当か?」って言われて
「本当だ」って言ったら

「じゃあ」…。

あっ 本についても?
うん 本とかね。

その代わり ノート作って
それに 感想文とあらすじ書いて

本も 感想文を書いて。

要は…。

おお~。

でも たまに
昔の古い映画で

『哀しみのトリスターナ』とか
そういう ちょっと

「えっ?」っていうような
エッチなものも来たりとか…。

してた頃ですもんね。
そうなんですよ。

そういうのとか
ちょっと貼りづらい…。

だから 私が
何を志向してるかって事が

父にバレるんじゃないかとか
っていうんで

やっぱり 三島由紀夫の
『禁色』とか読んでたりとかして

「なんで 『禁色』なんか
読んでんだ」とかって

思われると…。
感想も書いて?

感想も書けませんよね
『禁色』 もう…。

だから… でも ほら
だんだん そういうふうに

ちょっと そういうものを
見たくなる年頃じゃないですか。

だから… でも

父は やっぱ その辺は
さすがだなっていうか

遠くから こう なんか
灯台の火をともすようにして

なんか うまい事やってるなと
思いましたね。

〈芸術性の高い作品に触れ

やがて芝居に興味を持ったのは

当然の成り行きと言っていい〉

まず 女優になったきっかけは

どこにあったんですか?

えっと 中学の時は軟式テニスで

高校が陸上部だったんです。

だから 演劇部でも
なんでもなかったんだけど。

結構 アスリートっぽい
感じだったんですか?

うん。 だけど 一生懸命…
なんだろう

夜 暇で
お芝居 見に行くようになって

なんかね 3年生を送る会か
なんかの時に

室井が なんか
お芝居の事 詳しいから

室井にやってもらえばいいじゃん
って言われて。

それで…。

そしたら すっごい
もう みんな泣いちゃって。

泣かせた?
泣かせちゃった。

そしたら 「演劇部の先生が
“すごい才能だ"とか

言ってるよ」とかって言われたら
調子に乗って

じゃあ 女優になろうって
思ったんです その時。

だって もう全然…。

泣かせられるんですもんね
最初からね。

そっか じゃあ 女優にでもなるか

別になりたいもんないしとかって
思って。

それで 早稲田に入って
それこそ すぐに演劇部に入って

それで お芝居やってたら

それをシネ研の人たちが見に来て

自分の映画に出てくれないか
って言われて。

それで 自主映画に出るように…
シネ研にも入って。

やり始めたと?
うん そうなんです。

で 今度は 私たち ちょうど…

私たちの時代って
ぴあのPFFっていう

自主映画を応募して
それで グランプリ取ったら

少し大きい映画
撮らせてもらえるとか

そういうのに
シネ研のみんなも応募してて。

それで
それの審査員をやってたのが

それこそ 大森一樹さんとか
大林さんとか

大島渚監督とか
まあ うちの父ちゃんとか。

長谷川監督。

うん
そういう人たちだったんですよ。

それで 大森さんが
『風の歌を聴け』っていうのを…。

村上春樹さんのね。
それを撮る時に

「この姉ちゃん すんごい

あっちにも こっちにも
いっぱい出てくるから

この子が 三番目の女の子が
いいんじゃないか」

っていう事で
『風の歌を聴け』の。

それで まあ それに
お声掛けて頂いたので

それで 一応
本格デビューというか。

うまくいきました。
いってますね。

アハハハ…。
はい。

〈1981年 『風の歌を聴け』で

スクリーンデビュー〉

〈当時は 自主制作映画にも
数多く出演し

取った異名が

〈1982年の『闇打つ心臓』も
その一つだ〉

〈ブレークする前の内藤剛志が
相手役だった〉

〈自分たちの子供を殺した
カップルが

重い十字架を背負い

底知れぬ苦しみと向き合う物語〉

苦しいね きっと。

かわいそう…。

忘れろよ。

やだ! やだ!

バカ! いや!

やだ! もう!

やだ!

〈仲間と楽しく作る自主映画〉

〈これが仕事になったら
どんなに幸せか〉

〈それが夢だった〉

自主映画で
自分たちで やっぱり

どこかから出資してもらって
どんどん こう みんなで…

まあ ある種 劇団のような感じで
やっていくって

なんか思ってたんですよ 私。

だけど 私たちの同世代で

みんな 自主映画の監督が
やっぱり

今 有名になってる 実際ね。

だけど そういう人たちが

本当に その頃の仲間と

ずっと一緒にやれるか
っていったら

やっぱり
それは 子供の考える事で。

やっぱり
そこには大きな資本とか

お金が絡んでくるって事が
やっぱり

学生だったり
まだ学校出た ほやほやでは

やっぱり わからなかったので。

ああ なんか でも 結局
そうこうしてる間に

あっ 別に いつも

この人の映画に出るとは
自分は限らないし

いつまでも一緒にやれる
っていう事じゃないんだって

劇団ではないんだっていう事を

だんだん
自分でわかるようになって。

だとしたら
また ゼロからだなという事で

まあ それこそ

看護婦A B Cみたいな
役とかって。

それ 20代半ば?
半ばぐらいですよね。

でも なんか それこそ

事務所に入って でも そこには

もっとかわいい女の子
いっぱいいるじゃないですか。

で そこの事務所の人たちが
売り出したい子がいて

私みたいな ちょっと
訳のわからない へんてこな…

へんてこな顔した 変な人…。

なんか なんだろうな? みたいな
感じだったと思うんですけど。

私 やっぱり悲しいなと
思ったのが

松竹かなんかに
オーディションに行く…

そこの事務所が一番推してる
女優さん 行くから

お前も来るか? って言われて
お願いしますって言って

それで 一緒に行ったんだけど
時間早く着いちゃったから…。

で 男のマネジャーだったので

パチンコで時間潰してから行こう
って言って。

そのかわいい女の子には

パチンコなんか
やった事ないだろう? とかって

いろいろ
手取り足取り教えてあげて。

室井くん そこでやってなさい
って言われたら

バカみたいに出ちゃって。
(一同 笑い)

それで… それで
アホみたいに出たら もう

あっ 君 今日 もう
オーディションいいから

行かなくていいよって
これ やってなよって言われて。

ずーっとパチンコやってた…。
勝ち続けてたんですか?

勝ち続けてて。
「クソー!」と思えば思うほど

ジャラジャラジャラジャラ…。
ジャラジャラジャラジャラ…。

私 昔ギャングだったの。

でも 今は もう
ギャングじゃないわ。

もうギャングじゃ。

だから 私の名前は

「さよなら ギャングたち」なの。

じゃあ これから あんたの事

「さよなら ギャングたちちゃん」
って呼ばなきゃなんないのか!?

みゆきちゃんでいいわ。

不良!

〈デビューから程なく
仕事は軌道に乗る〉

〈当たり役との出会いは 1988年〉

〈コメディードラマ
『やっぱり猫が好き』〉

〈恩田三姉妹の次女・レイ子役だ〉

〈もたいまさこ 小林聡美との

軽妙な掛け合いが人気を博した〉

〈実は この作品

出演者3人の意見が

ストーリーに
反映されていたという〉

自主映画をやってたし。

で もたいさんなんかも
劇団とかでやられてたし。

聡ちゃんも
とってもお芝居上手だから…。

シナリオが
最初は アバウトなもので

あってないようなところから

自分たちで埋めてくみたいな
事とかしたりして。

ワンシチュエーションで
ずっと撮るってのは

当時は なかったので
それが やっぱり ちょっと…。

いやもう みんな見てましたもん。
本当。

で 途中から
三谷さんが入られたり

他の劇作家の方も来られたりして。

なんせ 似たような話に
なっちゃうと

やっぱり こう…
シチュエーションドラマだから あれなので。

で まあ 面白い時は
その本のまんま やりましたし

ちょっと 前 こういう似た話が
あったねっていう時は

話し合って 後半
3人で作り替えたりとか。

そういうのは 本当に まあ
それまで自分が

自主映画みたいな事を
やってきたり

もたいさんも お芝居されてたり。

やっぱ そういう事が
ちょっと役に立ったかな

というふうに思いましたけど。

それが すごく…
やっぱり今 見ても

私 いろんな所に行くから

みんな 今でも 私の手を握って

「レイちゃん!」って言って
泣くんですよ なんか。

だから…
そんな事ってないですよね。

だから
ありがたいなと思ってますけど。

あれは唯一無二のね
番組だったと思いますもんね。

そうですね。

〈室井滋が
文筆家の片鱗をのぞかせたのは

大学時代〉

〈父親が亡くなり

仕送りが途絶えたのが
きっかけだった〉

アルバイトもすごく
100個ぐらいやってて

単発のやつをやってて。

そしたら ある時
「書いてみない?」って言われて

マガジンハウスに行ってる
先輩から。

それで 書いたの ロケ弁の話を。

そしたら

「すごい上手だから
書けばいいのに」とかって言って

それで なんか2万円かなんか
もらっちゃって。

それは なんの雑誌に?
なんの雑誌だったか覚えてない…。

マガジンハウス?
マガジンハウスの。 それで

こんな ちっちゃいあれですよ。
本当に 多分 800字とか…。

うん。 だから すごいと思って

これは いいじゃんと思って
これ いいと思って。

これだったら なんか
こんなに交通量整理とか

パチンコ屋のサクラとか
そんなのばっかりやってたから

そんなの もう
やらなくていいんだと思って

それで 探したんです いろいろ。

そしたら マガジンハウスの
『銀座3丁目から』って

これも ある種

業界冊子みたいなね
ものですけども

それに書いて
それで それがたまってきたので

この『むかつくぜ!』を出したら

これが まあ

最初 1万部刷ったら

それが1週間で
なくなったんですね。

すごいですね。
それで ちょっとマガジンハウスって

あんまり書籍
その頃 強くなくって

そしたら
これがバカみたいに売れたんで

すぐに増刷になって もう

あっという間に
すごい事になっちゃったんですよ。

それで アホみたいに売れて

もう なんか…。

そんな事 初めて…

自分 だって 女優としては
全然ダメなんですよ

地道にやってても。

〈1991年 初の単行本を出版〉

〈雑誌に連載していたエッセー集
『むかつくぜ!』は

デビュー作にして 100万部超えの
ベストセラーとなった〉

それで お金 何に使っていいか
わからないから…。

ええ~!
アハハハ! これ見せたかったの。

写真撮ってもらって。 アハハ。
なんか嬉しそうな顔してますね。

だって…。
すごいですね。

ここ カレンダーまで
作っちゃったの

何していいか わかんないから。
カレンダーだったんですね

なんか 点々とあると思ったら。

カレンダー作っちゃったんです。
フフッ。

これ 高かったでしょうね。
えっ?

でか…。

だって まだね
家もないんですよ。

でも なんか…
船でも買ってみるかと思って

小型船舶の1級の免許
取っちゃったんですよ。

すごい それもすごいですね。
うん だから。

それで これ
買っちゃったんですよ。

じゃあ 結構
乗り回してたんですか?

これ もう 十何年 乗ってました。

こんなのね 買わなかったら
今頃 すごい…

ものすごい家が
もっと建ってたと思うんですよ。

これ お金かかりましたね
だって…。

ああ 重油。
これ。

重い油ですね。
重く のしかかってくる油。

軽油じゃないですから。

〈執筆の下書きには

ジャポニカ学習帳を使っている〉

〈ふるさと 富山の文具メーカー

ショウワノートの商品だ〉

これに1回 こうやって書いて

それで こうやって
ちゃんと清書して…。

原稿用紙に清書するわけですね。
清書して。

それでファクスで送るっていう
長年 その方式だから

このノートが1冊あれば

これ 見開きで
一応400字になるので。

大体 原稿用紙1枚分。
そうなんですよ。

これさえあれば なんか…。

じゃあ ここでは
自由な気持ちで書いて…。

うん それで…。
仕上げていく。

うん それは原稿用紙に。
原稿用紙に。

だから あんまり…
書き始めたら止まらない。

だから 早いんですよ 書くの。
早いんですね。

うん だから 構成を考えるとか
そういうの あんまりないんです。

それで 字数を
ぴったしに書けるんですよ。

ああ… 三島由紀夫みたいですね。
本当?

三島由紀夫も 1000字でぴったし。
そうなんですよ。

私 でも なんか やっぱり その

なんで 一つ…

ずっと続けられたかなって
思うかというと

やっぱり 一つは…。

女優の仕事って やっぱり

トータルで 集団で作業だから

やっぱり いくらワガママな
俳優でも女優でも

自分の思うようには
やっぱり できないし

その… なんだろう。

監督のものだし 結局はね。

だから なんか

本当は こうしたかったなっていう
何かが

必ず ちょっとずつ残って
帰ってきたりとか

これでよかったのかな
みたいなのがあるんですけど

別に これ 続けてる必要は

なかったのかも
しれないんですけど

やっぱり…。

…ようになってて いつの間にか。

これは やっぱり
私だけの世界だし。

そうですよね。
で これを 届けて…

とりあえず これを読みたいって
言ってくださる人が

少しでも いてくださる間は

続けられるかなと思って

それで まあ
続けてたんですけどね。

〈1996年 『週刊文春』から
オファーが舞い込んだ〉

〈エッセーを
毎週 連載してほしい〉

いやあ それは無理だなと思って
断ろうかなと思って

それで 平尾さんっていう
お辞めになった…。

もう 平尾さん大好きです。

平尾さんが
そう言ってくださって

で 平尾さんとか
みんなと なんか

食事しないか
って言われたから

ごちそうになっちゃったら
書かざるを得なくなるから

困ったなと思って。

それで 「麻雀もやりませんか?」
とかって

すごい接待なんだと思って
麻雀やったんですよ。

で 麻雀で負ければいいや
って思ったら

もう みんな下手くそで
すごい遅いんですよ

もう ノロノロで。
「なんだっけ これ」みたいな?

すごい遅いの。
で 私 すごい早いから…。

それ 平尾さんたちの
接待麻雀だったんですよ。

わざとゆっくりやってたって
そうかな?

それで勝たせて
書かせようとしたんですよ。

あの人たち そういう事します。

ハハハハ…。
(スタッフの笑い)

それで なんか 明日
ここ3日間で書くネタが

それこそ 20とか30とか
パッと あったら

やらせてもらいますって。

でも それ なかったら
きっと無理だからって言ったら

考えてみたら
50個ぐらいネタがあって

書けるわと思って

「50個は大丈夫です」って
それで始まったんです。

で 12年間。
12年間ってすごいですよね。

〈エッセーには 素朴で味わい深い
挿絵が添えられた〉

〈室井が絵を見て決めた
イラストレーター

長谷川義史が描いている〉

〈連載が終わったあと

長谷川と 今度は
絵本でタッグを組んだ〉

〈2011年に発表した
『しげちゃん』〉

それで 今度
絵本にも いったわけですもんね。

その 『しげちゃん』。
そうなんです。 そんな時に…。

12年間…。
12年間やった ある日

平尾さんから
「話がある」って言われて

それでもって この長谷川さん
挿絵を描いてもらってたから。

そうですよね。
長谷川さんに

ごあいさつに行こうと思って
東京 来られた時に…。

あんま 会った事
なかったんですか? それまで。

3回だけですよ。 それで
個展の なんかされてたんで

青山の個展場に
ごあいさつ行ったら

その時 初めて長谷川さんが

その12年の間に
ものすごく日本でも有名な

絵本作家になってる事を
知るんですよ。

知らなかったの。

それで たくさんの編集者の
人が来てて みんなから

「室井さんは なんで
ここにいるんですか?」

って言われて ガーンッてなって。

それで そうこうしてたら
金の星社さんが声掛けてくれて

「絵本書いてみません?」
って言われて

ええ~って言ったんだけど

名刺くださって それで

『じいちゃんのしーびんびん』
っていう

子供は下ネタが好きだから

尿瓶の話を書いていったら

そしたら 「すごく面白いけど

デビュー作で
尿瓶でいいんですか?」って…。

ちょっとな~
って感じだったんですか?

それで じゃあ 子供に向ける
エッセーだって思って

そうだ 無理して 絵本をなんて
思わなくていいんだってわかって

それで…。
『しげちゃん』ですね。

名前… 自分の話を
書けばいいやと思って。

しげるちゃんって女の子が

自分の名前が
いかに大切なものかって

だんだん
わかっていく話ですもんね。

うん そうです。
男の子みたいな名前で

大嫌いなんだけど

お母さんから
なんでこの名前にしたかっていう

秘密を打ち明けられて

それで 名前をもっと
大事にしようって思うっていう話。

親は一生懸命考えて
つけた名前なんだから。

〈主人公は 「しげる」という少女〉

〈名前が男の子みたいだと
からかわれ

嫌な思いをしていた〉

〈濁点を取ったり
カタカナにしてみたり

かわいらしくしようとするが
うまくゆかない〉

〈すると 母親が言った〉

〈「あなたが
生まれる前に亡くなった

兄のぶんまで生きてほしい

そんな願いを
名前に込めたのだ」と〉

〈さらに 漢字は滋養の滋〉

〈よい事も悪い事も勉強になり

栄養がいっぱいという
意味がある〉

〈秘密を打ち明けられた少女は

ちょっぴり
しげるが嫌でなくなった〉

これが ちょうど2011年の
5月か なんかなんですよ。

で 震災のあとだった。
ああ そっか。

そしたら 震災のあとに
ミュージシャンの人とかは

皆さん 東北に歌をね
行かれたりとかされてて

で 私も なんかしたいけど

女優って悲しいかな
そういう時って

何もできない 本当に。

誰かのシナリオで
演技をしてるわけだから

自分で行っても

何も 慰めて差し上げる事も
できない時に

この本を
被災地で読んでくれないかって

仙台か どこかから言われて

それで
これ読めばいいんだって思って

名前の話で 要は

お母さんと別れた子供
残っちゃった子供さんがいたり

あるいは 子供と別れた
お母さんが残ったりとか

そういう中で やっぱり

名前しか…
もう 何もかも失っちゃって

それこそ…。

そんな事思って書いたわけじゃ
なかったんですけど

やっぱり そういうふうに
取ってくださる方も大勢いらして

これをあちこちで
読むようになったんですね。

〈室井は イラストレーターの
長谷川らと

ユニットを組んでいる〉

〈その名も しげちゃん一座〉

〈メンバーには
ミュージシャンもいて

そのステージは
絵本の朗読から

歌に演奏と なんでもありだ〉

今は しげちゃん一座で公演も…。
はい。

なさってますもんね。
はい そうなんですよ。

これがきっかけで

長谷川さんと 最初2人でね
どこかでやったんです。

そしたら それが好評で

これ 音楽入るといいね
っていう事になって

もう 2011年の暮れには
大阪のほうで

おっきいホールで
1回やってみたの。

すごいですね。
そしたら

お客さん喜んじゃって
帰らなかったの なんか。

で 警備員さんから
出てくださいって言われるぐらい

みんな残ってくれて。

これ いいねって思ってたら

やっぱり
それ 見てくださった方から

うちの町でも
やってほしいっていう

割と自然発生的に声が掛かって。

全然 だから 4人ともバラバラ

サックス奏者 ピアニスト
長谷川さん 私で

事務所が一緒でも
なんでもないから

スケジュール合わせとか
誰かが売り込むとかもないので…。

…っていうふうにして

それをやり始めて
今 年間 30ステージぐらい。

結構ね やられてますよね。

うん。 それで コロムビアから
CDも出したりとかして。

『パンチパーマちりちり』。

(一同 笑い)

『パンチパーマちりちり』って
すごいなと思って。

♬~「パンチパーマ
パンチパーマ」

♬~「パンチパーマ
パンチパーマ」

♬~「パンチパーマ パンチパーマ
パンチパーマ」

ちりちりちり。

♬~「パンチパーマ
パンチパーマ」

♬~「パンチパーマ
パンチパーマ」

♬~「パンチパーマ パンチパーマ
パンチパーマ」

(一同)ちりちりちり!

♬~

やっぱりね
すごい楽しいんですよ。

で 調子に乗って やっぱり ほら…
調子に乗るんですよ。

また こんなに絵本出しちゃって。

で これがね
バカみたいに売れちゃって また。

すごいですよね。
ビギナーズラック…。

いや そんな事ないでしょ。
なんか 本当に…。

〈室井には 長年
共に暮らすパートナーがいる〉

えっ?
ハッハッハッハ。

そうですね。 ハハハハ。
アハハハ。

長谷川監督です。
はい。

僕も 昔から 怖いなっていう

印象があるので…。
怖くないですよ 全然。

みんな ほら 怖いとか
酒飲んでるとかって…

でも 怖くて 酒飲まれてる人と
ずっとなんか いられませんよ。

そうですよね。
家では違いますから それ。

うちでは
なんて呼んでるんですか?

父ちゃん。
父ちゃん。

それは 本当に
お父さんの面影があるとか?

父の面影はないですね。
うちの父は もうちょっと

シュッとして ちょっと
三島由紀夫な雰囲気でした。

細い感じなんですね。
ほっそりして。

全然 似てないんですけど。

う~ん
でも やっぱり なんだろうなあ。

なかなか いろんなシナリオとか
映画とかプロデュースもしてきて

今は 本当に
なかなか撮れないし

撮れない人をずっと
横で見てきたんですけども

私たち あんまり自分の仕事の話
全然しない なんか。

で 私も 付き合い始めた頃は

「こういう映画が面白いね」とか

「この本 面白かったよ」
とかっていう事も

言ったりもしてた時期も
あったんですけど

やっぱり なんだろうな

とても そういうエネルギーの
人じゃないんだっていう事が

あの… 途中から わかって

この人は この人でやればいいし

私は私でやるからいいやって
思ってからは

あんまり お互いの事は全然。

『文春』の『すっぴん魂』を
書いてる時に

挿絵が
長谷川さんだったじゃないですか。

長谷川って書いてるから

寿司屋とか行くと

監督… あれ

「監督が文章書いてるの?
本当は」とかって なんか

言われたりしてたんですよ。

そしたら
「お前 それは滋にも失礼だけど

俺にも失礼だ」って。
ハハハハ。

「あんな下手くそなわけ
ないだろう」って言って。

ハハハ。

長谷川で…。
ハハハハ。

ちょっと
長谷川と縁があるんですかね?

でも なんか 映画監督と女優が
一緒に暮らすって

ひょっとしたら
編集者と女流小説家が

一緒に暮らすとか
そういう事なのかなとか。

そういうのってあるんですか?

やっぱり 編集者と結ばれる

っていうパターンは
割と多いんですか?

漫画家さんは多いよね。
漫画家は多いんですよ。

でも 女流作家は多くないですね。

でも ない事 ないですね。
ふ~ん。

いや すごいワガママですよ。
そうでしょ? アハハ!

私ね 何が楽しいって

そういう話が聞けたんで

『文春』とかに
結構 長い事いたんだけども。

(スタッフの笑い)

いや~ ワガママっていうか

一番大事なのは
やっぱ 小説なんで

あと それ以下
…になってくるんで。

なんか いろいろ つらい事もね。

ちょっと
マゾッ気の強い人じゃないと

一緒にいられませんね。
そうですね。

結婚するとしたらね。

強く強く言われるのが
嫌いじゃないっていう

男の人のほうが
いいと思いますね。

〈女優として 忙しい日々を
送っていても

室井は決して筆を休めない〉

今 最新作が…。
はい そうです。

これですけど
読んでてもそうですけど

今 生きてる人間にとって
自分が…。

そこ たたくとダメです。
あっ そうそう。

ハハハハ!
(スタッフの笑い)

また なんか こう
出ばなをくじかれた…。

ごめん お願いしますよ。

ここ… ここをこうやったら
ガサガサガサッてなる。

なんか ちゃんと
自分の視点を持って生きよう

っていう感じがするんですよ
これを読むと。

で 室井さんって 目力
ものすごい強いじゃないですか。

私 でも 目が あんまり
おっきいわけじゃないんですよ。

でも 力が。
そうですね そうかもしれない。

そうすると
怖いかな? と思うんですけど

いや 本当は そういう人
優しいかもしれないって思って

甘えてくる人も
いるんでしょうから。

私 怖くないですよ 全然。

ハハハ。 怖そうだった。

怖くないです。
怖くないですよ 全然。

でも なんかさ やっぱり だんだん
年取ってきたせいかさ

顔読み…
本読み 顔合わせっていう

みんなで
ドラマで集まったりする時に

みんな なんか
競うように私のところに

「よろしくお願いします」って
若い子があいさつに来られると

怖いのかなと思って
なんか すごいショック…。

〈執筆への意欲は

年を重ね
ますます旺盛になってきた〉

もっと 複雑な事。

原稿用紙 10ページぐらいで
書けないような…。

10枚ぐらいで書けないような。

そういうものを

やっぱり何本かは
せめて書いてみたいなとは。

それは小説という事で?
それは だから どういう形

どういう形態を取ったら
それが伝わるのかなという。

だから 思いは
とても中にあるんだけど

それを表現するしかたを
自分が果たして持てるのかとか

書けるのかとかっていう

でも 自分が思ってる事のようには
できなかったらどうしようとか

そういうので考えてる事は
いくつかあるんですけども。

そういうのを ぜひ

そのうち書いてみたいな
というふうには思いますね。

目の力が やっぱり強いんで

すごく緊張して
汗だくになりましたけど

すごい面白い話が聞けました。

1回 100万部を超える
本を出した人は

もう一回 出せるっていうのを

ある大大ベストセラー作家から
聞いたんですが

室井さんも もう一冊 なんか

大化けするものを
書きそうな気がしました。

〈室井滋が
今 大切にしている言葉〉

「口の虎は身を破る

場所 人を見極めて

口は閉じておけ
目は開けておけ」

いや このとおりですよ。
ハハハハ。

ちょっと 怖いかな?

〈胸に秘めた感情が
文字となり

心に響く言葉に
昇華する〉


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