チョイス@病気になったとき「糖尿病と言われたら(1)基礎知識編」患者が1千万人にのぼる糖尿病。初期には症状は…



出典:『チョイス@病気になったとき「糖尿病と言われたら(1) 基礎知識編」』の番組情報(EPGから引用)


チョイス@病気になったとき「糖尿病と言われたら(1) 基礎知識編」[解][字]


患者が1千万人にのぼる糖尿病。初期には症状はないが放置は危険。診断と薬による治療、血糖値を下げるための食事と運動など、糖尿病対策のチョイスを詳しく紹介する。


詳細情報

番組内容

患者が全国で1千万人にのぼる糖尿病。すい臓から出るホルモン・インスリンの分泌量が減ったり働きが低下したりするために、血液中のブドウ糖の濃度が高くなり過ぎる病気だ。初期には症状がないが、悪化すると網膜症、腎症、神経障害などを引き起こす。肥満と関係が深いが、やせていても安心とは言えない人も。糖尿病の診断と薬による治療、血糖値を下げるための食事と運動など、糖尿病対策のチョイスを詳しく紹介する。

出演者

【司会】八嶋智人,大和田美帆,【講師】九州大学大学院教授…小川佳宏,武蔵野赤十字病院管理栄養士…原純也,【リポーター】吉田真人,【語り】佐藤真由美,江越彬紀



『チョイス@病気になったとき「糖尿病と言われたら(1) 基礎知識編」』のテキストマイニング結果(ワードクラウド&キーワード出現数ベスト20)

チョイス@病気になったとき「糖尿病と言われたら(1)基礎知識編
  1. 糖尿病
  2. 血糖値
  3. インスリン
  4. 低血糖
  5. 食事
  6. 状態
  7. 場合
  8. 結果的
  9. 治療
  10. 肥満
  11. 吉田
  12. 病気
  13. 野菜
  14. 血糖
  15. 検査
  16. 症状
  17. 食事療法
  18. 正常
  19. 運動
  20. 加藤


『チョイス@病気になったとき「糖尿病と言われたら(1) 基礎知識編」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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<今日のテーマは…>

<糖尿病患者は全国で およそ1, 000万人。

予備群も およそ1, 000万人いると
いわれています>

<病気が進むと 網膜症や腎不全といった
合併症を引き起こすだけではなく

心筋梗塞や脳卒中

認知症のリスクも高くなる

とても怖い病気なんです>

<糖尿病と関係が深いのが…>

<でも やせているからといって
安心はできません。

じゃあ どうしたらいいの?>

<チョイスは ありま~す!

早期発見のための検査から

正しい食事療法 最新治療まで

たっぷりと お伝えしま~す!>

健康への道のりは チョイスの連続!

ということで
今日の「チョイス」は こちら。

何か もう 患者の方が
全国で 大体1, 000万人。  1, 000万人!

予備群と合わせたら
2, 000万人ということですから

日本人の5人に1人は 糖尿病 もしくは
予備群ということになりますから。

意外と身近な病気なんですよね。
いますね。 いますよ。

います? 周りでも。
それで 糖尿病っていうのは

一体 どういうものなのかっていうのを
ちゃんと認識するっていうかね

知識として分かっておくことが
大事なのかなと思いますが。

そうですね。
この糖尿病という病気なんですけども

血液の中の糖が増えて
血糖値が上がってしまう病気なんですが

怖い病気といわれますが
なぜかというと

さまざまな合併症を
引き起こしてしまうからなんですね。

こちらに その 主な合併症を
まとめてみました。

「三大合併症」とありますが まず

目の奥の網膜に影響を来す「網膜症」。

そして 腎臓に障害が出る「腎症」。

そして 手足の末しょう神経に障害が出る
「神経障害」と。

こういった合併症が起きるんですね。

血糖値が高い状態になると 血管に…

血管が傷ついてしまうんですね。

目や その腎臓というのは

細かい
細い血管が たくさん集まっているから

まず やはり
細かい血管が集まる目や腎臓に

影響が及ぶということなんですね。
はい。

さあ そして
この三大合併症だけじゃないんですね。

その血糖値が高い状態が続くと

太い血管にも影響が出る。

ということは
動脈硬化が引き起こされて

脳梗塞や 心筋梗塞

さらには 認知症や
がんなどのリスクも

高くなるということなんですよね。

だいぶ怖い病気だなというふうに
思いますね。          恐ろしいですね。

ですから やはり 正しい知識を得て
しっかりと対策をしていくことが

大切だということですね。
はい。

ということで 今日は まずは
こちらのケースから ご覧ください。

<60歳で退職してからは
自宅で のんびりと暮らしていました。

加藤さんが
糖尿病だと分かったのは

ちょうど2年前のことでした>

17年の…

<心配になった加藤さんは
近くの病院へ行くことにしました。

血液検査をしたところ…>

<加藤さんの血糖値は
正常の2倍以上。

糖尿病が かなり
進行していたんです>

<糖尿病とは
どういう病気なのでしょうか。

私たちが ごはんやパンなどを食べると

胃や腸で分解され

ブドウ糖になって血液の中に現れます。

それが 私たちの細胞の
エネルギー源となります>

<この糖を
細胞に取り込んでくれるのが

すい臓で作られる
「インスリン」というホルモンです>

<しかし 何らかの原因で
このインスリンが うまく働かないと

血液の中の糖を使うことができず

行き場を失った糖が
血液中に どんどん増え

高血糖状態になります。

これが「糖尿病」です>

<では 加藤さんは…>

<それは 肥満が原因でした>

<肥満によって 内臓脂肪が増えると

細胞の性質が変わって

インスリンがあっても 糖を
うまく取り込めない状態になります。

その結果 血液中に糖が増加して

糖尿病を発症するのです>

生活習慣ですね。 例えば…

…というふうに考えられております。

<加藤さんは
10日間の教育入院となりました>

<この入院では インスリンによって
血糖値を下げる治療を受けるとともに

糖尿病に関する知識を教わります。

看護師や管理栄養士が
薬についての知識や

正しい食事療法を
指導するのです>

<さらに
年齢や状態に合わせた有酸素運動や

筋肉に負荷をかける
レジスタンス運動のやり方も教わります>

<この教育入院により

240あった血糖値も
110前後に戻った加藤さん>

<退院後 これまでの生活習慣を改める
チョイスをしました>

チョイス!

それも 少なめですね。

<退院して2年

体重は 95kgから85kgまで減少。

現在は
血糖値も110前後をキープしています>

う~ん…。
まあ そうですね 加藤さん 何か

知らない間に糖尿病になっちゃったって。

ただの疲れじゃないかなって
思いがちですよね。

痛いとかじゃなければ。
そうそうそう。

詳しく聞いていきましょう。
お願いします。

ここからは 九州大学教授で

内分泌代謝・糖尿病内科が ご専門の

小川佳宏さんです。 お願いします。

お願いいたします。
よろしくお願いいたします。

まあ よく耳にしますけど

やっぱり 糖尿病っていうのは
インスリンっていう その分泌が

大きく関係しているということで
いいですね?

そうですね。
まずは その糖尿病とインスリンの関係を

こちらのグラフで見ていきましょう。

インスリンには「基礎分泌」というのと

それから「追加分泌」というのが
あってですね

「基礎分泌」っていうのは そもそも
血糖値を一定に保つインスリンですね。

食事をとると血糖値が上がります。

それで
「追加分泌」というのは

食事のときに
追加して分泌される

インスリン分泌ですね。

正常の場合は 基礎分泌と
追加分泌というのが

両方とも
きちんとあるということで

最終的に 血糖が

一定の所に
戻るというふうになるわけです。

しかしですね 糖尿病の初期症状では
このようになります。

少し 糖尿病が進みますと

基礎分泌も少し下がるんですが

食事をしたあとの追加分泌
というのが少し遅れるんですね。

結果的に 血糖値が高くなって

それが なかなか下がってこない
というふうなことになるのが

糖尿病の
初期の段階であるということです。

ちょっとの差に感じますけどね。
この正常と比べると

ちょっと遅かっただけって
感じがするけど

やっぱり 影響はあるってことですね。
そうですね。

血糖が下がってこないので

インスリンも なかなか
下がってくることができなくて。

結果的に こういうときは すい臓ですね

インスリンを作るすい臓に対して
負担がかかって

それで 疲弊してくると。

そして その糖尿病が
かなり進行した状態が

このようになります。   あら 嫌だ!

ここまで糖尿病が進行して重症になると

まず この基礎分泌というのが

ほとんどなくなると。

結果的に
食事を食べる前のですね

おなかがすいてるときの
血糖値自体が

まず 高くなるわけですね。
本当だ。

しかも 追加分泌も
ほとんどないということですので

血糖が高くなって
高いまま ずっと維持されてしまうと。

ここまでいくと かなり 糖尿病が
重症化しているということになります。

じゃあ その糖尿病。 何で 糖尿病に
なっちゃうのかということですけど

加藤さんは 何となく 肥満が原因。

やっぱり 肥満っていうのは
糖尿病の原因の一つとしては

大きいですか?
そうですね。

糖尿病の 大体90%ぐらいは

食べ過ぎや
運動不足などの生活習慣の乱れで

起こるということが分かっています。

特に 肥満
あるいはメタボリック症候群ですね

「メタボ」と呼ばれますが
そういったものではですね

インスリンが 非常に効きにくくなって
感受性が悪くなってですね

結果的に 糖尿病になりやすいと。

とりわけ 肥満でも
内臓脂肪がたまる肥満ですね。

そういう場合には
インスリンが効きにくくなって

「インスリン抵抗性」という状態に
なるわけです。

この細胞に糖を取り込むということが
大事なんですね。

それを
エネルギーとして体が使うわけですが

インスリンが うまく効かなくなると。

内臓脂肪が たまるとですね
そうなるんですね。

結果的に 血管中の血糖値が
高くなると。

加藤さんが 体がだるくて
夏ばてみたいな感じで病院に行ったら

240って とっても高い…
血糖値が高かったですけども

自覚症状っていうのは
「だるい」以外にないものなんですか?

糖尿病はですね 初期の段階ですね

比較的 軽い段階では

ほとんど 自覚症状が出てきません。

進行してくると さまざまな症状が
出てくるということがあります。

糖尿病の主な自覚症状として

こういったものが挙げられます。

「たちつてと」とありますが
これは 頭文字ですね。

まず この「た」は…

減る?
そうなんです。 次が「ち」。

「近頃 のどが渇く」?

変化があったってことだ。
変化があったということです。

で 「つ」は…

なるほど。 だるいってね
おっしゃってましたもんね。

で 「て」が…

そして 「と」。

こういったことが挙げられるんですね。

「体重が減る」とありますがね

先ほど 肥満だとね
危ないという話がありましたけれども。

いいじゃないですか。 駄目なんですか?
何でですか?

糖尿病の場合はですね
インスリンですね

先ほどのインスリンが働かなくなると

エネルギーを… 糖分をですね

体に取り込むことが
できなくなるんですね。

エネルギーの利用ができなくなると。
理屈的にね。

結果的に それで
体重が減るというふうになりますね。

患者さんによっては
1か月ぐらいの間にですね

5kgぐらい減ったりとか
それぐらいの人がいますね。

さあ 続いて 「近頃 のどが渇く」。

血糖値が上がると ブドウ糖を

おしっこの中に… 尿に排泄すると。

結果的に
水分を欲しくなるということで

のどが渇くということに
まず なるわけですね。

そうか…。
尿中にブドウ糖がたくさん出るとですね

結果的に 体は脱水の状態になるんですね。

そのために のどが渇いて

ますます 水分を
とりたくなるというふうになります。

このときに注意が必要なのは
のどが渇くからといって

甘いジュースとかですね それから

炭酸飲料とかを飲むと まずいんですね。

結果的に それは 糖尿病を

さらに悪化させるような形になると。

<そのほか 脱水症状になるため
疲れやすくなる。

手足の毛細血管や神経が
高血糖によって傷ついて しびれる。

そして 血糖値が高くなると
結果的に 尿の量が増えるため

トイレが近くなります>

じゃあ その糖尿病 どういう検査をすれば
分かるのかってことなんですが。

これは 主に 血液の検査でですね
糖尿病っていうのは判定します。

<糖尿病の血液検査は

3つの検査が
基本になります。

まず1つが
「空腹時血糖」です。

食事によって
高くなる前の

血糖値を測ります。

110未満であれば正常。

126以上あると
糖尿病が疑われます>

<2つ目の検査は「随時血糖」です。

空腹かどうかを問わない検査です。

140未満であれば正常。

200以上あると 糖尿病が疑われます>

<3つ目の検査は「HbA1c」です。

6.5%以上あると 糖尿病が疑われます。

でも 「HbA1c」って何?>

酸素を運ぶ たんぱく質なんですね。

糖とくっつく性質があって。

血糖値が高くなると

やはり
このヘモグロビンにも くっつくと。

ですので 血糖値が高くなると
HbA1cというのが高くなって

結果的に 糖尿病の可能性が
高くなるということです。

HbA1cっていうのは

過去1か月ぐらいのですね
血糖値の平均を表すと。

血糖の平均値であるというふうに
考えていただければいいと思います。

ずいぶん前から
高かったんだなっていうことが

分かるみたいなことですね。
慢性的に ずっと

血糖値が高かったんだということを
意味するということで。

じゃあ 血液検査をするってなると
この3つ…?

必ずしも
3つというわけではないんですが

1つの
検査だけではですね

仮に 異常値が
あったとしても

「糖尿病」っていうふうには
診断できないんですね。

慢性的にですね
ずっと持続して血糖値が高いときに

糖尿病であるというふうになりますので

この3つの結果を総合して
最終的に患者さんの状態を把握して

糖尿病かどうかということを
診断するというふうになります。

<じゃあ 血糖値が

「正常」と「糖尿病」の間だったら

どうなるの?

それが「境界型」です>

この「境界型」というのはですね

「糖尿病」と「正常」の間にある
ということで

予備群のようなふうに考えていただいても
結構だと思いますね。

ですから 空腹時で 血糖値が110以上。

随時血糖が140以上あるようなときに

糖尿病の予備群であるという可能性が
ありますので

ある検査を… 試験を行っていただく
というふうになっています。

その試験というのが こちら。

「ブドウ糖負荷試験」
というものなんですね。

どんな試験ですか?

これはですね

ブドウ糖を 75g のんでいただいて

2時間後の血糖値を測るというふうな

検査になるわけです。

2時間っていうのは 何か
決まりがあるんですね?

はい。 これは 正常の方ですね 

健康の方は食後の血糖値の上昇のピークは
1時間ぐらいであると。

2時間ぐらいたつとですね

2時間後には 大体140くらいに下がる
ということが分かってるんですね。

そういう意味で 2時間後に

血糖値が どれぐらいになっているのか
ということを診て

そのときに高いということは

糖尿病の疑いがあるだろうというふうに
なるわけです。

下げられてないわけですからね。
そうですね。

ブドウ糖を のんでもらうことで

空腹時は正常であってもですね
実際は 糖尿病を発症してまもない人

あるいは
発症直前の隠れ糖尿病みたいなものを

見つけることができるというふうに
なるわけですね。

<「ブドウ糖負荷試験」では

140未満なら正常。

200以上あると 糖尿病が疑われます>

そして VTRの加藤さんの場合は
その治療が「教育入院」。

「糖尿病」って診断された患者さんは

みんな受けられるものなんですか?
はい そうですね。

糖尿病は
一生つきあっていく病気なんですね。

そのためには 正確な知識が必要であり

どのように生活していくのかということが
重要なわけですね。

費用っていうのは
どれぐらいになりますか?

保険の適用というのがですね
ちゃんと なされていてですね

通常の入院と教育入院は
それほど大きくは変わりません。

患者さんの症状や入院の期間によって

少し異なりますが おおむね 3割負担で

10万円から15万円程度じゃないか
というふうに思います。

やっぱり「食事」と「運動」っていうのは
糖尿病の治療では大切ですね?

はい。 何よりも「食事」と「運動」ですね。

これが基本です。

運動自体
体にいいのは分かってるんですけれども

糖尿病に運動がいいですよって
言えるのは なぜなんですか?

これは 運動すると まず

体の中に
ブドウ糖が取り込まれると

消費されて 血糖値が下がる
という効果がありますよね。

それから もう一つは
長く続けていると

筋肉のほうに
糖が入っていくということで

インスリンの効き具合もですね
良くなってくると。

先ほどのインスリン抵抗性というのが
改善するというふうになるわけです。

薬の治療っていうものは
どういった種類があるんですか?

糖尿病の薬には のみ薬と
先ほどのインスリンのような注射薬の

2つがあります。

<糖尿病の治療で使われる のみ薬です。

大きく3つのタイプに分けられます。

インスリンの分泌をよくする薬は

すい臓のインスリン分泌が
低下している人に使います。

インスリンの働きをよくする薬は

肥満などで インスリンの働きが
低下している人に使います。

「α‐グルコシダーゼ阻害薬」は
血糖値の急上昇を抑える薬です。

食後のインスリン分泌が低下していたり

遅れたりする人に使います。

「SGLT2阻害薬」は

食事療法 運動療法を行っても

血糖コントロールができない人や

肥満の人に使います。

これらの薬を
病気の状態に合わせて使い分け

場合によっては いくつか組み合わせます>

その薬は ずっと のみ続けるということに
なりますか? これから先。

はい。 ただ 食事や運動を
きちっとしてですね

正しい治療を受けていると

健康な方と同じような生活をすることが
できると。

合併症を起こさないようにですね
お薬を きちんと のみ続けて

食事療法 運動療法というのを
続けることが大事ですね。

ここまでは
肥満が原因の糖尿病を見てきましたが

別のタイプの糖尿病もあるんです。
こちらを ご覧ください。

<後藤さん 55歳の男性です>

<決して
太っているわけではありませんが…>

<ただの目の疲れだと思った後藤さん。

とりあえず
眼科で診てもらうことにしました。

ところが…>

<後藤さんは 肥満ではないのに

なぜ 糖尿病を発症したのでしょうか?>

<後藤さんの場合

何らかの理由で
すい臓の機能が低下し

インスリンの分泌が減少していました。

そのために 血液中に 糖が過剰に増えて

糖尿病を引き起こしていたのです>

<後藤さんは すぐに入院。

まず
カロリー制限の食事療法をしながら

血糖値を下げる治療を受けました>

<2週間の入院後
後藤さんは 無事退院>

<退院から5年。

現在は 週1回
血糖値を安定させる薬をのむことで

正常な状態をキープしています>

<後藤さんは 退院後
心がけていることがあります>

そういうことを
ちょっと… ひと工夫して やってます。

肥満じゃなくても なるんですね。
いや びっくりですね そこが。

そうですね 肥満じゃなくても

すい臓のインスリンっていうのが

出なくなるんですね。

分泌が落ちるということがあって。

結果的に 血糖値が上がって

それで 糖尿病に
なるというふうなことがあるんですね。

イラストで表すと
このような状態になるんですね。

こういう人の場合は…

やせてる人に多いというふうになります。

VTRの中で 父方の家系が糖尿病だから
気をつけなさいよって言われてたって。

糖尿病っていうのは やっぱり
遺伝っていうものも 大きな要素ですか?

そうですね。 遺伝的な影響で

インスリンが あまり作れない
というふうな体質の方がですね

糖尿病になるというケースが
あるんですね。

こういった方々が
あまり太ってない場合でもですね

食べ過ぎや運動不足などの生活習慣の

悪い生活習慣が加わってですね
結果的に発症することがあると。

これは
2型で見られる糖尿病ということです。

何か… 「2型」って
さっきも出てきてましたけど

「2型」とか「1型」っていうのは
どういうものなんですか?

「1型」は生活習慣というよりも

すい臓で
インスリンが作られるわけですけど

そのβ細胞が破壊されて

インスリンが
ほとんど出てなくなってしまってですね

結果的に
血糖値が高くなるというのが「1型」です。

VTRの後藤さんなんかはね
すごい 運動もされてて。

まず 最近 よく聞くけど…
野菜から食べるっていう。

順番にね。
やっぱり それは糖尿病にいいんですか?

そうですね 野菜から食べると
食後の血糖の上昇をですね

ゆるやかにすることが
できるということですね。

食べる… ねっ? コツっていうのをね

これで 全然
食べ方が違って 変わるんなら

コツみたいなものを
知りたいなと思いますが。

<あるんです!

武蔵野赤十字病院の栄養課課長で

日本糖尿病療養指導士の

原 純也さんに教えていただきます>

まず 食事療法なんですけど
よく 皆さんが勘違いされるのは

何か 糖尿病の食事療法っていうと

我慢したり
制限をしたりっていうことを

非常に思いがちなんですけども…。
今も そう思ってます。

食事療法の考え方っていうのは

一人一人 生活習慣…
いわゆる 生活活動量とかですね

体形が違いますので オーダーメード。

食べちゃいけないものは
一つもないんです。

それの質と量っていうのが
基本になります。

ポイントが いくつかありまして。
はい。

まず 一つは 適正なエネルギー量。

自分の摂取量っていうものが
ありますので

それを知っていただくっていうのが
非常に大事になります。

<適正なエネルギー摂取量の求め方です>

<標準体重とは 実際の体重ではなく…>

<例えば 八嶋さんの場合
立ち仕事と考えると

適正なエネルギー摂取量は…>

<それに合わせて
原さんが提案したメニューがこちら>

これ 私のメニューですね 例えばの。

そういうことになりますね。

<朝食は パンの上に
野菜や ハム チーズを載せた…>

<食物繊維を増やすため
全粒粉のパンを使用しています。

そして…>

チーズだとか…!

いっちゃっていいんですか?
え~!

このように オープンサンドにしてですね
ボリュームを 少し こう

野菜とか そのほかのおかずも
ちょっと載せていただくと

見た目 ボリュームが上がって…
という感じのものにしました。

オープンサンドイッチって
普通のサンドイッチに比べて

ボリューミーで 見た目も美しいし
いいですね。

やっぱり 野菜は
いっぱい とったほうがいいですか?

そうですね。 食物繊維を多くとると

血糖値の上昇を
抑えやすくなることが まず一つ。

あとは 野菜が やっぱりあると

カロリー自体
エネルギー量が少ないですので

ボリューム感も出して
かつ エネルギーを少なくということで

満足度につながるという部分もあります。
確かに。

<続いて 昼食。

メインは…>

<実は ごはん150gに対して

野菜と ひじきが
200gも入っているんです。

そして スープは もやしときのこを使った
食べるスープ>

チャーハンだって もう 糖と油ですよ。

そうですね。
いいんですね?

はい 大丈夫です。 糖と油の部分で…

食物繊維という意味で
海藻のひじきを入れたり

野菜を あんかけで
野菜も一緒に食べましょうという…。

だって 普通のチャーハンより

むしろ おいしそうになってるもん!
もう 見た目が鮮やか!

デザートを食べていいのかっていうのを
まず…。

何か やっぱり こう
甘いものは駄目なのかと思いますけど

フルーツ
いいんですね これぐらいのもの。

フルーツ自体は
確かに 糖分もありますが

いわゆる 食物繊維もありますし
ビタミン類もありますので

その分は ちゃんと しっかり
とっていただくという…。

なるほど。
十分ですよ。

<そして 夕食は…>

<こちらも 野菜が多めです。

さらに ご飯にも秘密が!>

ご飯も 夜 食べていいんですか?
はい。

この中にはですね 実は 麦…
もち麦も入れていただいております。

もち麦というのが 普通のお米よりも
食物繊維が豊富ですので

そういう意味で 先ほどの お野菜の代わり
というわけではないですけど

食物繊維を多くとるというところで…。

やっぱり野菜が多いですよね。
多い。

例えば お野菜を食べづらい…
大変で忙しいなっていう方であれば

例えば ミニトマトとかを ちょっと

5粒でも 6粒でも用意していただいて

それを 最初に食べていただくとか…。

それでも 全然違いますか?
そうですね。 そういう習慣を

すごく つけていただくのも
大事かなと思います。

あとは 朝食を抜かないだの

3食 規則正しく食べるっていうのも
非常に重要です。

抜いちゃうのは駄目なんですか?
そうですね。

3食 食べないっていうことにすると

必要なエネルギー量を
1食 2食に置き換えて

全部 そこで
とらなきゃいけなくなりますので

1回のまとめ食いっていう形で
多くなってしまうんですね。

そうすると どうしても
血糖値が上がりやすくなるっていう…。

そういうのも 全部ひっくるめて
あんまり 急激に上げないってことが

大事ってことですもんね。
そういうことです。

今 僕ってことで
やっていただきましたけど

これ 一人一人 オーダーメードみたいな
感じでやっていくと

かなり難しいかなと思いますが…。
そうですね。

食事療法は 先ほど言ったように
一人一人 それぞれ違いますので

私のような
管理栄養士という者がいますので

そういう方に相談されると
一番いいかなというふうに思います。

その人に合った いわゆる 生活習慣や

活動量に見合った部分という部分で
アドバイスをしてくれると思います。

そもそも 管理栄養士さんって
ふだん どこに いらっしゃるんですか?

そうだよね。 どうやって
相談すればいいんだっていう…。

私のように
病院に勤務している人たちが多いので

まず 病院に… 通院されている方は

主治医の先生に
よく ご相談をしていただいて

管理栄養士と
栄養指導ということができると思います。

予防の観点とかだと
例えば 保健所さんとかでも

そのような相談コーナーを設けている所が
あったりとかですね。

日本の中には 今

栄養ケア・ステーションというものが
ありますので

この栄養ケア・ステーションという所に
行くと

そのような対応をしていただける

栄養士さんたちがいる場合が
ありますので

それは 日本栄養士会という所の

ホームページを見ていただくと

いわゆる 栄養ケア・ステーションが
どこにあるかっていうのが

分かりますので
そちらを見ていただくといいのかなと。

糖尿病では
血糖値のコントロールが大切なんですが

そのときに 気をつけなければ
ならないことがあります。

こちらを ご覧ください。

2003年のときの5月ぐらいに 何か…

何か飲みたい。

<吉田さんは 当時

市販の炭酸飲料を
毎日欠かさず飲み続けていました。

そんな吉田さんの体に 突然 異変が…>

いつもの トイレに行く感じが…

<すぐに病院へ行って 検査をしたところ

血糖値が驚くほどの数値だったのです>

<血糖値が500を超えると

こん睡状態に陥る可能性があります。

吉田さんは とても危険な状態でした。

その場で入院となった吉田さん。

血糖値を大至急 下げるため

大量のインスリンを注射する治療が
行われました>

高血糖は…

(取材者)怖いですね。
いや 怖いですよ。

<吉田さんは…>

<しかし 吉田さんは すい臓が疲弊し

インスリンが
ほとんど分泌されていない状態でした。

そのため 自宅でも

インスリン注射による治療を
続けることになりました>

<さらに 吉田さんは こんなチョイスも…>

チョイス!

<毎朝 起きたら
食事の前に 必ず 血糖値を測ります>

<血糖値は
前の晩の食事の内容とともに記録して

どういう食事のときに
血糖値が上がりやすいのか

チェックしてきました。

その結果 揚げ物などを食べたとき
上がりやすいことが分かりました。

こうして 糖尿病対策に励んでいた
吉田さんでしたが

ある日 今までとは違う
症状が起きたのです>

<吉田さんは 今度は

「低血糖」という状態に
なっていたのです>

<血糖値は 食事をとると
上がっていきます。

食事の前に
インスリン注射を打つと

その上昇を
抑えることができます。

ところが
インスリンを打ったのに

食事を抜いたり
軽めに済ませてしまうと

インスリンが効いて
血糖値が

下がり過ぎてしまうことが
あるのです。

吉田さん
退院してから16年の間に

低血糖を 十数回 繰り返しました。

この低血糖
実は 高血糖よりも危険なんです>

それで…
自分自身に知らせると。

それが 例えば…

そういう症状… 多彩な症状があります。

高齢者になってくるとですね

気付かないうちに いつの間にか
意識を失って こん睡になって

自分ではですね
どうしようもできなくなる

っていうような状況になることもですね
ありますね。

僕は 自宅で 毎朝 血糖値を測るんで。

まあ 道具を持ってますんで…

吉田さんの場合
ずいぶん 血糖値 高かったですけども

それで重症だったから
こういうインスリン注射という治療を

選択されたっていうこと…。
そうですね。

決して
症状の「重い」「軽い」ということとは

関係がなくてですね

やはり
患者さんの病気の状態に合わせて

のみ薬にするのか
あるいは インスリン注射にするのか

あるいは
ほかの注射薬にするのかということの

判断をするわけです。
なるほど。

ですから
この重症の状態だけじゃなくて

場合によっては
進行の途中でも…。

比較的早い段階でも

インスリンを
使うことによってですね

すい臓が疲弊しないようにというふうに
するというふうなことも

最近 行われるようになってます。
なるほど。

低血糖が やっぱり怖いってことですか?
そうですね。

糖尿病の患者さんは
血糖を下げるお薬を使っているので

本当に 必要以上に血糖が下がる可能性が
あるわけですね。

知らない間に 血糖が…
特に下がるというのが怖いわけですね。

ですね。

そういう意味で 糖尿病は
高血糖だけにですね

気をつけていればいい
というわけではなくて。

やはり 低血糖ですね

治療によって 血糖が下がり過ぎる
ということに関しても

十分に注意する必要があります。

むしろ そっちのほうが怖いなんていうね
お話も出てましたけど。

どういうときに低血糖が起こるのか
っていうことですが。

一つ あの… 食事の前にですね

インスリン注射をしたのに

例えば 食事をしなかったりとか

何かの事情で ちょっと
食事の量が軽かったりしてですね

結果的に
血糖値が下がり過ぎる場合ですね。

それから 運動などでですね

体を激しく動かしたときに

予想以上にブドウ糖が消費されて

血糖が下がってしまうという
場合があります。

吉田さんはね 手が震えるっていう症状も
出てらっしゃいましたけど

低血糖だと ほかに何か症状は出ますか?

こちらに
低血糖の症状をまとめてみました。

<低血糖は 血糖値が下がれば下がるほど

重い症状があらわれます。

まず 自律神経の反応として

「冷や汗」や「動悸」「手足の震え」などが
起きます。

脳のエネルギーが不足すると

「眠気」や「強い脱力感」
「めまい」などの症状があらわれます。

さらに 血糖値が低下すると

「こん睡状態」になったり
「けいれん」が起きたりします>

あっ やばい… 低血糖かなって
思ったときに

じゃあ どういうふうに対応すればいい
っていうのはありますか?

常に 砂糖であるとかですね

市販のブドウ糖を携帯しておいて

低血糖かなっていうときには
すぐに口に入れるということですね。

もし 良くならない場合には

すぐに 病院に
やっぱり行くことが大事です。

特に
低血糖っていうのはですね 高齢者ですね。

低血糖に関して 少し 反応が
鈍くなっている場合がございますので

そういったときには

気が付かないで 低血糖になっている
ということがありますので

気をつけなきゃいけないですね。
そうですね。

低血糖自身が 逆に 寝たきりであるとか

認知症などにつながるということも
ありますので

低血糖 要注意ですね。

だって 吉田さんは 16年の中で

もう 十数回 低血糖に
なってしまったってことですけど

あんなに いろいろ記録されてる方でも

コントロールっていうのは
難しいんですか?

そうですね 患者さんの
そのときの体調であったりとかですね

ちょっとした食事の内容であったり
あるいは 薬の種類であったり

運動した状態とかですね
そういったことで

血糖の状態っていうのは
本当に 時々刻々と変わりますので

コントロールは難しいというふうに

考えていただいたほうが
いいと思いますね。

そういう意味で ご自身が
どのような薬をのんでいるのかと。

それから できるだけ 同じ時間にですね
食事を同じように食べて

そして お薬を しっかりとって… のんで。

運動するときは
万が一というためにですね

低血糖に備えるために

補食などの準備をするということが
大事な対策だと思いますね。

あらかじめ分かっていればね
運動するってことがね。

そうですね。
でも 低血糖に気付くためには

じゃあ どういう対策をしたらいいのか
っていうことなんですけどね。

何か ないんですかね?

<対策は あるんです!

糖尿病の治療は
今 どんどん進化しています>

<これは「CGM」というシステムです。

こちらの
針が付いたセンサーを腕に刺します。

すると 血糖値を計測して
データを この装置に送ります。

高血糖になったときには 自動的に

インスリンが 患者の体に
送り込まれるようになっています>

<血糖値のデータは
グラフでも見ることができます。

黄色い部分は
高血糖になったときを表しています。

四角い青は
インスリンを注入したことを示します。

赤い線より下が低血糖。

低血糖になりそうなときには

アラームが鳴って患者に知らせます>

お知らせしてくれて ちょっと…

<費用は…>

<ただし 取り扱っている
医療機関は限られているため

まずは 主治医に ご相談ください>

さあ では 最後に
今日お伝えした内容を踏まえまして

糖尿病のベストチョイスのための
アドバイスをお願いいたします。

はい。 糖尿病は 怖い病気ですね。

ですから
まずは 糖尿病にならないように

きちっとした生活習慣で

生活していただくということですね。

ただ 一旦 糖尿病になっても

しっかり 食事療法 運動療法を中心に

そして 正しい治療をですね
チョイスすることによって

健康に生活することができる
ということですので

糖尿病の方もですね
ぜひ きちっとした生活

あるいは 治療を受けていただく
というふうにしていただけたら

というふうに思います。
はい 分かりました。

先生 どうもありがとうございました。
(一同)ありがとうございました。

さあ ということで 今日は

「糖尿病」ということでしたけども
いかがでしたか?

いろんなことを
教えていただきましたけども

一番 驚いたのは 私は食事療法でした。
うん。

とっても 彩り豊かでしたし
味も おいしくって。

ああいうものを ふだんから気をつけて
やっぱり まだ…

私たちの年齢なんかでいうと
糖尿病にならないように

ふだんから気をつけられたらなと
思いますね。

そうですね。 真正面から
糖尿病を考えたのって…。   初めてです。

この番組 僕たちがやるようになってから
初めてのような気がするので。

確かに やっかいだし
危険な病気ではあるけれど

ちゃんと認識して
ちゃんとつきあっていくっていうことが

より良い人生を送る 一つの努力なのかな
というふうに思いました。

さあ 次回も 皆さんにお届けします。

健康へのベスト…。
(2人)チョイス!


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