クローズアップ現代+ 【香港】デモ異変?マスク禁止の影響・選挙で新たな動き・共産党系メディア編集長が語る今後…



出典:『クローズアップ現代+「【香港】デモ異変?マスク禁止の影響が 選挙で新たな動き」』の番組情報(EPGから引用)


クローズアップ現代+「【香港】デモ異変?マスク禁止の影響が 選挙で新たな動き」[字]


経済成長率10年ぶりマイナスか▽5か月近い抗議活動で様々な影響▽デモ参加をやめる市民・不安な心の内を吐露▽共産党系メディア編集長が語る今後の予測


詳細情報

番組内容

【キャスター】武田真一,【リポーター】合原明子,【ゲスト】神田外語大学教授…興梠一郎

出演者

【キャスター】武田真一,【リポーター】合原明子,【ゲスト】神田外語大学教授…興梠一郎



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クローズアップ現代+ 【香港】デモ異変?マスク禁止の影響・選挙で新たな
  1. 香港
  2. デモ
  3. 武田
  4. 民主派
  5. 抗議活動
  6. 自由
  7. 市民
  8. 選挙
  9. 候補者
  10. 香港政府
  11. 参加
  12. 興梠
  13. 親中派
  14. 今後
  15. 立候補
  16. 影響
  17. 今回
  18. 選挙戦
  19. 合原
  20. 自分


『クローズアップ現代+「【香港】デモ異変?マスク禁止の影響が 選挙で新たな動き」』の解析用ソース(見逃した方はネタバレ注意)


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武田≫香港の抗議活動が
本格化して、5か月。

今、異変が起きています。

黒服にマスク姿の集団が
防犯カメラや地下鉄の駅を

次々とたたき壊していきます。

警察の取り締まりをかいくぐる

ゲリラ的な破壊行為が
相次いでいるのです。

武田≫いまや経済にまで
深刻な影響が出始めた香港。

市民の間には
海外に脱出する人も現れています。

武田≫そして
追い詰められた市民が

民意を反映できる場として
期待を寄せる

今月の区議会議員選挙。

武田≫民主派の候補者が
逮捕されるなど

市民への圧力は
より一層、強まっています。

事態の収拾を

香港政府に求めてきた
習近平指導部。

きのう、一連の抗議活動が
始まって以来、初めて

習主席が香港のトップと会談。

その対応を評価しました。

武田≫一国二制度のもと
高度な自治が認められてきた香港。

果たして、どこへ向かうのか。
現場からの最新報告です。

合原≫きのうのデモで
大きな被害を受けた駅ですね。

閉鎖されています。

≫過激な破壊活動で市民生活にも
影響が出ている香港。

地下鉄の駅では
壁や窓が次々に壊されています。

合原≫このお店も
被害に遭ってますね。

一面、落書きがされてまして
シャッターも閉められた状態です。

≫中国系企業や
親中派とみなされた店舗も

攻撃の対象となっています。

こうした過激な抗議活動とは
一線を画してきたデモ行進にも

異変が起きています。

≫デモを主催してきた

民主派団体の代表
岑子杰(しんしけつ)さんが

先月、4~5人の男に
突然、襲撃されたのです。

私たちが岑さんを
8月に取材したときには

親中派の厳しい批判に
さらされながら

活動を続けていました。

≫岑さんのけがは

頭部数か所を縫い
歩行にも困難になるほどの重傷。

犯人は今も捕まっていません。

退院後
電話インタビューに応じた

岑さんは、今の不安な心境を
打ち明けました。

≫先週、中国政府は

香港への圧力をより一層
強化する構えを見せました。

共産党の重要会議で、香港への
統制を強める方針を示したのです。

香港政府も
締めつけを強め続けてきました。

先月には議会の同意なしに
行政長官の権限で

あらゆる規則を作れる
緊急状況規則条例を発動。

≫マスクを着けて抗議活動に
参加することを違法とする

覆面禁止規則を制定したのです。

中国共産党系メディアの編集長は

こうした対策が、着実に
効果をあげているとみています。

≫徐々に追い詰められる市民たち。
デモから遠のく人も現れています。

香港の自由を守りたいとして

毎週のようにデモに参加していた
この男性。

今では、自分や家族の安全を考え
デモへの参加を

ちゅうちょするようになった
といいます。

≫さらに、住み慣れた香港を
離れようという人も増えています。

石(せき)あいせいさん。

小学生になる
2人の子どもを育てています。

香港で生まれ育った石さん。

一定の自由が認められた社会に
可能性を感じてきました。

しかし、中国本土の
影響力が増す香港で

子どもを育てるのは不安だと
マレーシアへの移住を決めました。

≫長引く抗議活動は

香港の経済にも
深刻な影響を与えています。

先週、香港政府は
ことしの経済状況が

極めて厳しいという見通しを
公表しました。

≫1997年の返還後
マイナス成長となったのは

アジア金融危機と
リーマンショックのときの

2回だけ。

今回、マイナス成長となれば
10年ぶりの事態です。

デモが本格化したあと
旅行客も激減。

株価指数が
一時、大幅に下落しました。

これを機に、中国系の資本が
香港の株や不動産を買い入れる

動きが加速するとの見方が
専門家の間で広がっています。

≫長期化するデモは
世界中の投資家や

経営者にとっても
懸念材料となっています。

先月下旬
ロンドンで開かれた経済会議。

世界中から3000人以上の
中国系の経済人が集まりました。

≫日本の経団連にあたる

香港中華総商会の会長
蔡冠深(さいかんしん)さんです。

会議の冒頭でアピールしたのは

「香港の自由主義経済は
今後も安泰である」

ということでした。

≫しかし、会場では

香港経済の先行きを
不安視する声が相次ぎました。

≫強気な発言をしていた蔡さんも
このままでは

アジアの金融センターとしての
香港の地位が

失われるのではないかと
危機感を募らせていました。

≫こうした中、一部の若者の間で
あることばが

急速に広まっています。

このまま自分たちの自由が
侵されていくのならば

香港の社会も
一緒に壊してしまおうという

過激な考えです。

≫混迷を深める香港。
果たして出口はあるのでしょうか。

武田≫大規模な抗議活動が
始まって、5か月近く

自由を求める香港市民にとって
得たものもあれば、失ったものも

あるように思います。

抗議活動のきっかけとなった
容疑者の身柄を中国本土にも

引き渡すことができる
条例の改正案は

撤回されましたが
デモは収まる気配がなく

一部は過激化。
それに対して香港政府も

緊急状況規則条例を発動。

覆面を禁止するなど
締めつけを強めてきています。

中国・香港政治に詳しい
興梠さんはここに至る状況

どういうふうに総括されますか?

興梠≫まず8月
大規模デモ集会。

その辺りまでは撤回まで民衆が
自由と民主を求める

民衆パワーといいますか
そういうのを

存分に見せつけた段階で
そのあとは、やはり香港が

民主化の震源地となって
中国にまで波及してしまう。

そうすると一党支配体制が
脅威になるということで

そのあとは
中国政府は非常に

強い危機感を持って
締めつけをしてきたと。

最初はデモをしてきたのが
集会も難しくなってくると。

それに対して
警察も今度は、いわゆる

締めつけも
非常に厳しくなってくる。

民衆は、それに対して
また対応して

ゲリラ的に暴力行為を行われると
悪循環に入ってきてる

感じがします。

武田≫民衆にとっては
厳しい状況になってきている

ということなんですか。
こうした中で香港の経済も

打撃を受けています。

経済成長率ですが、返還以来
3度目となるマイナス成長になる

見通しになっています。

このことは今後の情勢に
どう影響するんでしょう?

興梠≫アジア金融危機
リーマンショックという

政治的な運動ではなく
今回は、民主化運動を

中国政府が封じ込めようという
非常に性質の違う危機なんですね。

この混乱が続きますと
ますます、この締めつけが

強化されていく。

そうすると、政治的な自由が
失われた中で

経済的な自由だけが残る。

それが香港の

金融センターとしての
価値を残せるかどうか。

エリート層とか中間層とか
そういった人たちが

海外に移民したり
人材が流出していきますと

香港の屋台骨というものが
ぐらつくと。

活力が失われていくという
おそれがあります。

武田≫そして、合原さんは
今回で3回目の現地取材と

なったわけですけれども
今の状況、どういうふうに

感じてますか?

合原≫市民の多くが香港の自由を
諦めてはいないんですが

中には、追い詰められている
というふうに

感じる人もいました。

そうした状況を表すことばが
先ほどVTRでも紹介をしました

「ラムチャオ」
死なばもろともです。

これは香港の自由が
奪われるぐらいなら

香港の社会も
一緒に壊してしまおうという

考え方です。

ねらいは香港の価値を
下げることによって香港政府や

中国政府に、一矢を報いたい
というものなんですね。

「ラムチャオ」本当は
したくないという声も

ありました。
暴力的な違法行為というのは

許されないと思うんですけども
それだけ

彼らが追い詰められている
その悲壮感の表れだと感じました。

武田≫この抗議活動が
持久戦となる中

今月24日には
最も身近な地域の議会

区議会の議員の選挙が行われます。
この選挙戦、5か月に及ぶ

混乱を受けて
異例の展開となっています。

≫4年に一度行われる
香港の区議会議員選挙。

452の議席をめぐって

これまでで最も多い
1000人以上が立候補しました。

そのうち、民主派の候補者は
半数の500人あまり。

改選前は親中派が
3分の2近くを占めていた議会に

新たな風を
吹き込もうとしています。

18ある香港の区の代表を選ぶ
区議会議員選挙。

ほぼすべての議員が
市民の直接選挙で選ばれます。

一方、香港全体の政策を決める
立法会の議員については

直接選挙で選ばれるのは
定数の半分だけ。

行政長官にいたっては
直接選挙で選ぶことはできません。

このため区議会は

最も民意を反映できる場として
位置づけられているのです。

民主派の候補

蕭浩然(しょうこうぜん)さん
25歳。

これまで政治活動に
関わったことはありませんでした。

≫6月からデモに参加してきた
蕭さん。

市民の声を聞こうとしない
香港政府に怒りを感じ

立候補を決意しました。

≫こうした民主派の候補者を
支援するのもデモの参加者たちで

す。

≫私たちが、この26歳の男性を
最初に取材したのは6月。

このときはデモに参加し
抗議の意志を

明確に示していました。

≫ところが8月には
当局の取り締まりを恐れ

表立ってデモに参加することを
控えていました。

≫この5か月間
心が揺れ動いてきた男性。

今こそ、積極的に
民主派を支援しなければ

後戻りできなくなると
考えるようになりました。

≫一方、政府寄りの立場をとる
親中派の候補者は

かつてない厳しい戦いを
強いられています。

≫3期目を目指す、現職の

張国鈞(ちょうこくきん)さん
です。

張さんは選挙活動を昼間に限って
行うようにしています。

≫身の危険を
感じるようになったのは

自分も抗議活動の
対象となってしまったからです。

事務所は破壊され
演説中に暴言を

浴びせられたこともあるという
張さん。

選挙の行方に不安を感じています。

≫こうした中

先週、この選挙を象徴するような
ニュースが飛び込んできました。

民主派の著名な候補者が
立候補を却下されたのです。

立候補を取り消されたのは
黄之鋒(こうしほう)さん。

5年前、民主的な選挙を
求め行われた

雨傘運動のリーダーです。

立候補が取り消される直前

私たちの取材に応じた
黄さんは

香港の民主主義を守り抜く決意を
語っていました。

≫ところが先週、選挙管理当局は

黄さんの立候補を認めないという
決定を下したのです。

≫さらに先週末。

民主派の候補者が開いた集会でも
混乱が広がりました。

≫開始してまもなく
警察が催涙弾を発射しました。

このとき参加していた
民主派の候補者3人が

違法な集会に参加した疑いで
逮捕されました。

≫こうした中、習近平国家主席と
林鄭(りんてい)行政長官が

一連の抗議活動が始まって以来
初めて会談しました。

習主席は
これまでの香港政府の対応を評価。

そのうえで、事態の収拾に向けて
対策を続けるよう求めました。

市民と政府の対立のゆくえは
どこに向かうのでしょうか?

武田≫香港支局の若槻さん。

許可されていない集会とはいえ
候補者3人が逮捕される。

また、襲撃事件も起きる。

異例の選挙になっているように
見えるんですけど

現地では、どう
受け止められているでしょうか?

若槻≫政府側が選挙戦の行方に
神経をとがらせていることが

うかがえます。

本格的な選挙戦に入って
この2週間ほどは

抗議活動に関連した逮捕者が
急激に増えていまして

強硬な姿勢が目立ちます。

その背景にあるのが
民主派の勢いです。

民主派は今回の選挙を平和的に
自分たちの主張を政治に

反映できる最後の手段と
位置づけています。

選挙に向けて
これまでで最も多い

およそ43万人が
新たに有権者登録を行いました。

抗議活動をきっかけに
選挙に関心が高まっていることを

示していまして
民主派の勢いにつながっています。

こうした中で政府寄りの
親中派との間で

これまでにない激しい選挙戦が
展開されています。

武田≫今後の選挙戦の見通し

そして、香港の政治に
どう影響していくんでしょうか?

若槻≫民主派には
勢いがありますけれども

選挙区で取材してみますと
地元に根ざして活動してきた

親中派の候補も多く
政治経験のない

若者たちが勢いだけで勝てるほど
甘くはないとも感じます。

民主派のベテラン候補も
現在の3対7の勢力割合を

五分五分までにもっていければ
勝利だと話していました。

一方で親中派の劣勢を
警戒する政府が

選挙を延期したり
取りやめたりするのではないか

という疑念が
今、市民の間で広がっています。

まずは市民による直接投票という
民主主義の根幹ともいえる

今回の選挙を
無事に行えるのかどうか。

それこそが
今後の香港の行方を占う

試金石となります。

武田≫その今後の香港を占う
試金石として、興梠さんが

注目されている
2つの動きがあります。

まず1つが先週行われた

「4中全会」。

ここで示されたのが
国家安全の法制度の整備。

興梠さんはこれができれば
中国本土と

実質的に同じになるというふうに
おっしゃっているんですが

何を指す制度なんでしょうか。

興梠≫もともと香港では
国家安全に関する法律を

通したかったんですね。

2003年にも通そうとして
大デモが起きて撤回したと。

国家安全というのは
どういう意味があるのかというと

共産党政権にとっての
安全ということ。

実は国家安全法のトップに
きているんです。

民主化運動というのは
文字どおり一党支配体制に対する

脅威ですから
それを封じ込めるための

法制度をしっかりやっていくと。

言論の自由とか
政治活動の自由とか

そういったものが中国本土と
同じように

制限されていくということです。

武田≫その構えを見せた
というふうに

見えるということなんですね。
そして、もう一つが

習主席と林鄭長官の
会談。このようなことが

話し合われたわけですけど
これについては

さらに締めつけを強める意志が
うかがえるということなんです。

これは、どういうことでしょう。

興梠≫支持したというのは
長官がやめるのではないかとか

やめさせられるんじゃないか
といううわさが

メディアでも流れていますね。

それを否定して
ある意味で

しっかりと処理しなさい
ということでもあるんですね。

それは、警察力による
デモの鎮圧っていうのが

やっぱり、根底にあって
実は退職した

警察官を1000人
再雇用しようという

流れもあるくらいで
今後は、ですから

こうやって、警察力で
封じ込めているというのが流れで

あとは、香港政府の人事。

こういったものにも介入する
動きを見せたんですね。

ですから
そういったことが進めば

一国二制度で保障されてる
高度な自治というものが

だんだん形骸化する
可能性があって

あとはこういった締めつけを
一転してしまうと

なかなかそれを元に戻すのは
難しい、常態化したいと。

その女性は いつもふらりと
撮影現場に現れる。


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