徹子の部屋 柳生博~八ヶ岳に移住して40年…認知症の妻と共に~ 「やすらぎの刻~道」でおよそ20年ぶりに…



出典:『徹子の部屋 柳生博~八ヶ岳に移住して40年…認知症の妻と共に~』の番組情報(EPGから引用)


徹子の部屋 柳生博[字]


~八ヶ岳に移住して40年…認知症の妻と共に~柳生博さんが今日のゲストです。


詳細情報

◇ゲスト

帯ドラマ劇場『やすらぎの刻~道』でおよそ20年ぶりに連ドラ出演!俳優・柳生博さんがゲスト。

◇番組内容

現在82歳の柳生さんは、40年前に家族で八ヶ岳に移住。荒地を家族で開墾し、今では「八ヶ岳倶楽部」という雑木林を作り上げた。妻の加津子さんは俳優座養成所時代の同期で、「二階堂有希子」という名前の売れっ子女優だった。一方、柳生さんは売れない時期が続き“ヒモ状態”だったという。仲のいい夫婦だったが、加津子さんは6年前に認知症を発症、現在は施設で暮らしていると語る。

◇おしらせ

☆『徹子の部屋』番組HP

 http://www.tv-asahi.co.jp/tetsuko/



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徹子の部屋 柳生博~八ヶ岳に移住して40年…認知症の妻と共に
  1. 柳生君
  2. 真吾
  3. 本当
  4. ママ
  5. 柳生
  6. 奥様
  7. 大好
  8. 八千草
  9. 奇麗
  10. 今日
  11. 子供
  12. 随分
  13. 東京
  14. 一緒
  15. 可愛
  16. 全部
  17. 八ヶ岳
  18. ピョンピョコ
  19. フフフフ
  20. ミミズ


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(黒柳)うわー! 奇麗。

こちらが 今日のお客様が
住んでらっしゃる

八ヶ岳から撮影した
富士山の写真です。

では おいで頂きましょう。
というわけで 柳生博さんです。

どうぞ。
どうも。

最近 20年ぶりに俳優として
カムバックなさいましたけれども

現在 奥様…
あっ 落ちたんですか? そこに。

ウソでしょ? フフ…。

奥様が認知症になったりなんか
なさって

大変なとこで おいで頂いて。
ああ いや…。

お久しぶりです。
しばらく。 お元気そうで。

でも その割に
日焼けしてらっしゃいませんね。

今 化粧されてきたから…。

本当は すごい色?

本当に奇麗ですよ 今。

山?
山。

すごかったです。 今 私
「うわー!」って言っちゃったけど。

あんなに奇麗なんですか?
あなたは 「来る 来る」って…

「行く 行く」って
番組の中でも言ってて

1回も来ない人
あなただけですよ。

行った? みんな 行ったの?
みんな 来てますよ。

どのぐらい東京からかかります?
2時間です。

2時間ですか。
今日 行きましょう 終わったら。

行きたいな 私。
本当 行きたいぐらい。

それで 『やすらぎの刻~道』に

ご出演に
なってらっしゃるんですね。

出演を決意なすったのは
どうして?

20年 俳優…
出てらっしゃらなくて。

倉本聰さんも… あの辺が
今度 舞台になるんですよね。

山梨県の八ヶ岳の
ふもとの辺りの山あいの村がね。

農家が。
農家が うん。

で それでね

シナリオハンティング
っていうんですか?

書くのを… 見に来たんですよ
ロケハンみたいな。

そうそう… ドタドタ来たから
怖いと思ったんですって?

その 来た人たちが。
いや もう…。

あっ このね…
あんな眼鏡じゃないんですよ。

もっと真っ黒い眼鏡かけてね
黒い帽子かぶってね。

倉本さんが?
で 黒い車に乗ってね

こういう人が5~6人…
4~5人かな? 来て。

で 車 バッと開けて… 窓開けて。
「おい 柳生!」って。

僕は飲んでたんです。
その時 野良仕事終わって。

怖かったですね。

「おい 柳生!」。
「柳生」って言うの?

出てきて 「お前だ 柳生!」って。
で みんなも出てきて。

ちょっと 反社会的なグループが
来たと思って。

そうですよね。
「どちらさまでしょう?」って

「俺だよ! 倉本だよ」
「うわー 倉本さん!」って…。

うれしかったでしょ?
昔から大好きで。

大好きですからね。
一緒に色んな事…。

そしたら
みんな 上がってきてね。

「まず 飲もう!」って飲んで。
すごいな。

その時 僕は言ったのかな?
なんか あまりにも飲みすぎて…。

ベテランたちが あまりにも
楽しい芝居をやってるんで。

「なんで 僕の事
使ってくれないんでしょうか?」

って聞いたらね
「えっ お前 やるの?」みたいなね。

「芝居やるの?」って。
ちょっとVTRで見ててください。

あっ あるんですか。
うん。

(荒木)「鉄兵…」

「鉄兵 生きとったっての
本当か?」

(根来公平)「本当じゃ」

(荒木)「今 どこに?」
「今 風呂入っとる」

(荒木)「ああ ああ…」

「元気か?」
「元気じゃ」

「はあー」

「どこで どうやって
暮らしとったんじゃ?」

「わからん」
「しかし お前

これ 大ニュースだよ?」

「あの ほら 横井さんや
小野田少尉が

ジャングルから発見されて
出てきて もう20年近くなるよ」

フフフフ…。

そんな見とれて…。
見とれてた。

初めて ご覧になったんですか?
初めて見ました。

ねえ そりゃそうですよ。
そりゃそうですよ。

役者は見られないですから。
そうですよね。

なんか 私にお願いがある
っていうのは なんですか?

あのね…。
なあに?

あのね… いいのかな?
なんでしょう?

「柳生君」って言ってください。
フフ…。

昔 言ったじゃない 僕に。
「柳生君」。

柳生君なんて言ってた? 私。
言ってましたよ。

柳生君って?
うん。

でも 言わないもんでもないね。
でも… 柳生君?

はい。
なんで 柳生君って言ってほしい?

今日 番組中 ずっと
柳生君って言ってほしい。

どうして?

みんな だって
あれだけのベテランが出てて

誰も… 監督も何もかも
誰も 俺より年下なんだ。

みんながね。
みんな 年下なんだ。

じゃあ みんな 柳生さんって?
柳生さんって。

場合によっちゃ
「先生」なんて言われたりしてね。

あっ そうよね。
もう言ってくださるのは

あなただけです。
本当?

柳生君。
はい。

フフフフ…。
今日は来て頂いて うれしかった。

はい。
よかった。

でも あなたは日本野鳥の会の
名誉会長かなんか…。

今… 今月 先月から名誉会長に。
すごいよね あんな有名な。

もう あれも
15年ぐらいやってましてね。

そうですよね。
あれもあって

ドラマやれない
っていうのもあるんです。

でも 昔から野鳥とか
そういう自然とか

そういうのは
大好きでいらしたんですって?

大好きです。
柳生君

八ヶ岳の暮らしぶりを
ちょっとコマーシャル挟んで…。

柳生さん… あっ
「さん」って言っちゃいけない。

柳生君は…
柳生君は 39歳の時か。

家族を連れて移住なさいました。
はい。

八ヶ岳。
そして 2人の子供と4人で開墾。

すごいな ご自分で開墾なさった。

あっ これが
その時の写真ですか。

これがね 兄弟
男2人なんですけど

上のお兄ちゃんの真吾。
真吾の時も

徹子さんの部屋へ出ました。
下が弟の宗助。

奥様と。
うん。

弟… 弟は ちっちゃかった…。
そうか こういう大きい…。

随分 大きな木ですね。

でね 一番上の方にね
丸太を通して

そこに小屋を作ったんです。
あっ そう。

ツリーハウス。
うん いいじゃない。

その上で遊んでたりね。
あっ そう。 そんな事できる。

こんな事ばっかやってて。
へえー。

ちょっと 担当の者がですね
八ヶ岳倶楽部 あなたの。

あなたの所へ行って ちょっと
ロケーションしてきたそうなんで

ちょっと ご覧ください。
はい。

えっ?
今 これより もっと赤いです。

今 これは森へ入っていく道。

今 ずっと… これ ほとんど
ここに映っているのは

8割から9割
僕と息子たちで植えた木です。

あっ 本当?
これ 全部 全部 全部。

前よりも増えましたね 木が随分。

(柳生)「色とりどりの紅葉があって
そして これが全部落ちると

今度は鳥。 小鳥が集まってくる」

「それを見ながら
マイナス10度ぐらいの所でも

赤ワイン飲みながら
バードウォッチングやって」

(スタッフ)「いいですね」

「贅沢の極みだね」

「それと これからの楽しみは
これです」

「富士山です。 すげえだろ?」

「今年の夏は あんまり出なくてね
暑かったから」

「すっきり見えて…。
雪が降ったばかりなんで」

「頭の方だけ白い」

「4月の… そうね

ゴールデンウィークの
ちょっと前ぐらいかな

もこもこ もこもこ もこもこ
もこもこって地面が動き出す」

「本当によ。 すると そこから

ピョンピョコ ピョンピョコ
ピョンピョコ ピョンピョコ

カタクリが芽を出す」

「それが
カタクリのじゅうたんです」

ずっと一面。
あっ そうなの。

(柳生)「駄目だな いい年して」

「なんか
泣きそうになっちゃうよ もう

秋なのに春の話してるとね」

へえー。 でも 随分
向こう 人が歩いてましたね。

あれ みんな 見物の人?
そうです そうです。

みんな 散歩に来て 山歩いて。

それと 今年の夏はね
暑かったでしょ? ものすごく。

するとね 犬が散歩できないわけ。

道がね。
都会を。 裸足だからね あいつら。

すると みんな うちへ連れてきて
犬を散歩させて。

土の所で。
僕も犬と子供と遊んで。

あっ そう。 犬は喜ぶ?
もう喜びます。

犬も子供も走り回ってます。
そう。 東京 かわいそうね。

犬は走れないもんね。
コンクリート…。

コンクリート… なんていうの?
アスファルトだからね。

ところで 秋は あれが
全部 紅葉するんですって?

だから みんなが
撮影に来てくれた時って

まだ… そうね
紅葉が始まったばかり。

今は もう 本当に…。

一番 最初に私が写真で
お見せしたぐらいの。

そうそう そうそう…。 そうです。
でも 多い日は

1日 1000人ぐらい あの辺
みんな 見にくるんですって?

そうですね。 だから
結構 広い森のつもりでいるけど

結構 みんなが…。
でも うれしいですけどね。

ねえ。 でも よく…。
何年ぐらい前でしたっけね?

あそこに住む事にするぞと。
だから まさに40年…。

40年 そう 前。
40年ちょっと前です。

前よね。 30…。

だって さっき言ってた真吾が
まだ4年生の時だから。

そうですもんね。
だから あそこで

育ったような
ものです。

だから… すごいですよ
うちの真吾。

チェーンソー 電気…
エンジンのね やるし。

ユンボも… こいつ こいつ。

ユンボも
でっかいの運転するんだから。

で 買ってくれ 買ってくれ
って言うから ユンボ2台。

ユンボって この重機ね。
うん。 掘る機械。

外国からも取材来たのよ。
あっ そうなの?

役者でね 個人的に
重機2台持ってる役者って

あんまり いないんだそうです。
そう。 すごいわね。

で それ おまけに あんな
まだ若い息子が こうやって…

僕が下に入って
色んな石を動かしたりね。

あっ そう。
もう… だから うちは

今 孫が…。

長男の真吾が4人で 次男が3人。
7人いる。

孫 7人?
みんな こういうの好きでね。

その辺に みんな 住んでるのね?
住んでる。 みんな 住んでる。

東京の学校
みんな 転校しちゃって。

ただ すごく残念なんですけど

ご長男の真吾さんが
お亡くなりになったって。

あの時も呼んで頂きました。
そうでした。

4年半前ですね。
あっ これ。 これ。

大好きだったんでしょ?
こういう事が。

大好きで 大好きで 大好きで。

園芸家でもあるし
テレビタレントでも。

告別式? 彼の告別式の時に

そんな山奥なのに 1000人も
告別式にいらしたんですって?

大勢の方がね 森の中で…。

そういうホールとか
なんかじゃなくて

森の中で真吾のお別れ会って
やった時はね

もう なんで こんなに
って思うぐらい

来てくださいましたね。
そうですか。

で ヤツは
例えば 東日本大震災とか

ああいう時にも
誰よりも早く駆けつけて。

あいつは
あいつの知恵があるから。

この津波に洗われた

塩っ気のある土に根付く植物は
なんだろう?

あっ スイセンだ。 で スイセンを
全国の色んな所へ…。

ネットワークがありますから
頼んで 十何万球集めて。

あっ そんなに?
それで そこの

色んな学校の子供たちとか

そういう色んな人たちと一緒に…。

海沿いの。 だから あとで電車が
通った時に見えるんですよね。

奇麗な。
僕も何度も見に行ってますけど。

あっ そうなの。 もう咲いてるの?

あれは大体
3月から4月ぐらいですからね。

ちょうど あの震災の時の…

ちょっと
あの時か あとぐらいになると

ポロポロと黄色いの咲き出して。
あっ そうなの。

すると みんなが電車で走ると
「うわー」って言ってね。

見えるのね。 奇麗。

そういう事を
一生懸命やってたヤツですんでね。

だから そういう 遠くから
みんな 寄ってきてくれて。

そのお葬式の時に… お別れ会?

それに八千草薫さんが
いらしたんですって?

八千草さんも
すぐに駆けつけてくれて

お花と 本当に 八千草…。
あっ これです。

あっ このお花。
このお花を

八千草さんが
持ってきてくだすって。

とても仲が良かったんです。

八千草さんが 「真吾君
真吾君」って言ってね。

八千草さんも僕の事
「柳生君」って言ったのよ。

そうなのね。
柳生君って言ってたの…。

柳生君って言ったのは
八千草さんと

今日のあなただけです。
前にも言ってくれた。

そうか。 八千草さんも
いなくなっちゃったから

本当に 「君」って呼ぶ人が…。

必ず 僕が… いいよね?

ちょっと 手引かれるような感じで
おいでみたいな感じで

山の中 入っていって。

すると なんと
あの白い奇麗なお洋服で

膝をついてね 両手をついてね

おまけに
こうやって地面を掘ってね

色んな虫取って「わあ 可愛い。
これ 何? これ これ」。

「ダンゴムシですよ」って…。
「そう すごいね」。

「これは?」
「ミミズでしょ」みたいなね。

あっ そう。
そういう すばらしい人です。

だから 岩に生えてるコケ。
コケとかね

そういうのも詳しくてね。
すごい。

だから 僕 随分 八千草さんに…
随分 教えてもらいました。

あっ そうですか。
教えてもらいました。

最後の最後まで
「柳生君」って言って。

柳生君って言ってね これから。

柳生君の奥様は
現在 認知症におなりに…。

そうですね。
ちょっとコマーシャルのあとで。

今 みんなの問題に
なってる事でもあるので。

ちょっとコマーシャルです。

奥様 加津子さんとおっしゃって。

芸名 二階堂有希子さんと
おっしゃって。

俳優座の養成所で同級生…。
同級生。

年は違うんですけど。

彼女は優等生。 僕は補欠。
あっ そうなの。

随分 違うね。

可愛い。 可愛かったね
女優さんの時。

お互い 親から
勘当されてたっていう…。

そうです。
僕は もちろん勘当されて。

彼女も
大きな建築屋の娘だったから。

二階堂建設。
二階堂建設。

で たかが役者の…

それも 売れても
なんにもないヤツと

なんて言われてね。

でも 僕は 怒鳴り込みに
行ったんですよ。

そのお家に?
何 言ってんだよみたいなね。

差別じゃないか それ
みたいな話で 偉そうに。

若い時って そうだよね。

そしたら 「それも そうだな」。
あっ そう。

「で どうしたいんだ?」
「一緒に住みたいんですよ」。

「その前に結婚式 挙げなきゃ
駄目だろ」って言われて。

「いや 今は 一時も早く
住みたいんです」。

「じゃあ うちの離れ あれ使え」
って言って。

優しい人だったんだよ。
あっ そうなの。

で その離れに… いわゆる
昔でいうと同棲ですよね。

『同棲時代』とか
あったじゃないですか。

で そこで…。
同棲した。

もちろん 仕事がないから

その親父さんの
車の運転手やってやったり。

あと 外に まき割り行ったり。

そういう… いくらでも
力仕事ありましたからね

建設屋だから。
へえー。

で ずっと 長い付き合いで。

でもね 真吾が生まれる時に

この母体を取るか
赤ちゃんを取るかっていうぐらい

大きな病気をしたんですよ。
あっ そうなの。

ママがね。
うん。

で 僕も行って

2人で頭 地面付けて

「両方 取ってください!」
って言って。

やっと生まれた
すごいドラマチックな…。

よくぞ生まれてくれた
みたいな事があっただけにね

真吾が病気になってからって…
駄目なんだよ 閉じちゃってね。

奥様が?
うん。

で 真吾の話すると嫌な顔して。

で だんだん 死ぬ直前になって…。
死んだ時なんて もう…。

「パパ 帰ろう パパ 帰ろう」 来て。
そこにいるのにね。

だから 完全に閉じて。

そういう方って多いですよ
僕の周りにも。

あっ そう。
だから いまだに 真吾…

自分の最初の子っていうのは

全くないんですよ 体に。
あっ そうなの。

だから そういうものを閉じる
忘れるっていう。

ああいうものって
強いものですよね。

すごいですよね。
もちろん 次男の方の事は

「宗ちゃん」みたいな
わかるんですけど。

でも 人間って うんと ほら
悲しいと忘れちゃうし。

子供の時なんかでも
忘れるじゃないですか

ねえ そういう事って。

だから やっぱり それが
自分も病気で

子供もっていう時を経てると

特に お母さんって みんな
あるのかもしれないですよね

そういう事は。
でも 奥様は

柳生さんがいないと
パニックになっちゃう時もある…。

そうなんです。
それで しょうがないから

面倒 見てもらうようになったの。

あのね
真吾が亡くなってから すぐに

僕が 例えば トイレ行くでしょ。
すると 結構 素早いんです。

走る… バーッて走って
階段下りて 落っこったりね。

あっ そう。
おまけに外へ出て 車…

道路にも出ちゃうし。
追っかけ。 追いかけ。

そうそう そうそうそう。
追っかけてくるように…。

東京も両方。
だから 家の中から外へ出る

ドアの一番上に手で鍵を付けて
全部の…。

まあ それも
なかなか できなくて。

色々あって。 で 面倒
見てもらっているんですけどね。

それは 鍵付けとくと
出られないように?

出られない。
だって 背が低いから。

あっ そうか そうか。
これだけじゃ出られない。

それも やっぱり
色んな手を尽くしたんだけど。

それよりも
自分が本当に信頼している友人

お医者さんたちがいますんでね
僕らは 八ヶ岳には。

でも 奥様という方は
元来 聡明で快活で

本当に 昔から 「ママ」って
みんなに慕われてた。

みんなに慕われ…。

でも そういう方でも

そういう
認知症なんかになる…。

そうでしょうね。

何人か そういう友達
いますけども

これは もう
しょうがないんじゃないですか。

まあね そういう… でしょ。

でも 週に2回は お見舞いに
いらっしゃるんですって?

そう。 東京へ来る時。
だから ここへ来る時も寄って

ここへ来るし。 ここから…
これから山へ帰るんですけど

そこは 寄って帰るし。

だから みんなが そうやって
もう孫も運転できるし。

あっ そう。
みんなが しょっちゅう行って

にぎやかですよ だから
うちのママの部屋っていうのは。

あなたの事は どうですか?
時々 忘れてるんですよ。

いつも 僕が行くと
「ママ」って言うと…。

大体 こう立ってるんじゃなくて
こうやっていって

「ママ」って言うと
「ああー」って 手 こうやる。

で 「お前 好きなバナナと…」。
ゼリーが好きなんだよね。

「ゼリーあるよ」って言うと
ペロペロ ツルツルって。

でもね 「ママ」って こう行くとね

フッと怒った顔する時
あるんですよ この頃。

あら。 あっ そう。

これはね
しょうがないんだけど…。

まあ それは 病気だからね。
帰りの車の中で

涙が出て しょうがない。
これ 単純にね

ママに嫌われたっていうか
ああー 覚えてなかったって…。

要するに 機嫌のいい時と悪い時と
はっきりしてますからね。

みんな そうです。
でも 会いに行く時は

祈るような気持ちで?
祈るような。

機嫌がよく
やっててくれみたいなね。

あっ そうなの。
これなら ママ 食べるだろうとか

持っていくわけよ。
で 僕らの仲間たちが

そういう色んなお店を
出してたりして。

プリンなんか あるんです。
フタバさんっていうんだけど。

そのフタバさんのプリンを
こう もらって。

で 行くと 俺の事を
「フン」って言ってながら

「フタバさんのプリンです」
って こう いくと

おおーって食べてくれる。

食べるの? ふーん。 それ わかる。

そういうのがね…。

でも 最初は 僕の事
忘れちゃったっていうのは

悲しかったけどね。
そりゃそうですよね。

考えてみたら さっき…。
ごめんね うちの事ばかり話して。

さっき 真吾の話 出たけど…。
長男ね。

みんなにね 僕が
いつも涙流しているだろうと

思われているわけですよね。
僕が涙流したのは

真吾が死んだ あの時
30秒か50秒ですね。

ママに 「帰ろう。
パパ 帰ろう」って言われて

それから 夜 急いで森に入って
懐中電灯を持って森を見てると

至る所に真吾がいるわけで。
つまり 一緒に寝たり

一緒に屋根の上に…。
いつも だから

僕とか真吾とか宗助は
上にいるわけです 木の上に。

で ママは下にいて。

だから 変な話だけど

真吾の亡くなった喪失感…

寂しいというのは
あんまりないですね。

今 現在 82歳におなりで
柳生君は。

いやー ありがとうございます。
フフフフ…。

残りの人生は どうです?
今のまんま?

まんまでしょうね
やっぱり ずっと。

一番下の孫が…。
いくつ?

今 中学1年生。
東京の学校から転校して。

これが ちっちゃい時ね いつも

「じいじ カサコソしよう」
っていうのが好きでね。

カサコソ。 じいじと手つないで
森を歩くと ほら…。

カサコソ?
必ず こう わあーっとなって

こう掘り出して 色んな虫が…。

ある時ね ジーッと黙ってるから
なんだろうと思って

そっと見に行ったら
「こっち 来ないで」。

で こうやって…。
こんな長いミミズ。

ええー?
30センチぐらいある。

そんな長いミミズ?
それだけ ミミズっていうのは

そこの環境が
どれだけいいかって話だから。

そうですよ。 土がいいと。
こうやってやってね こう…。

口と手で結んで。

「見ちゃ駄目よ。 可愛いでしょ。
可愛いでしょ」なんて言って。

女の子だよ?
女の子なの!?

フフフフ…。 驚いた。
うちの孫は みんな そう。

彼らと色んな事をやって…。
じゃあ 大丈夫でしょう

女の子が そんな事
やってたっていったらさ。

八ヶ岳倶楽部は
継いでいってくれますよ みんな。

争いになるんじゃないですか?
誰が継ぐか。

そうだわね。
そうなると うれしいですね。

孫が7人いらっしゃるんだからね。
はい。

最後に もう一回 言ってください
柳生君って。

柳生君。
はい。

今日は 来てくださって
本当に うれしかった。

ありがとうございました。

行く行くって言ってね
いつも行かないで ごめんなさい。

でも あれ見ますからね ドラマ。
あっ これ終わったら…。

これが終わったら出るんだから。
なんか すごいな。

(根来しの)どなた…?


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